JP2003074900A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP2003074900A
JP2003074900A JP2001260564A JP2001260564A JP2003074900A JP 2003074900 A JP2003074900 A JP 2003074900A JP 2001260564 A JP2001260564 A JP 2001260564A JP 2001260564 A JP2001260564 A JP 2001260564A JP 2003074900 A JP2003074900 A JP 2003074900A
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bell mouth
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box
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JP2001260564A
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English (en)
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Katsuaki Nagahashi
克章 長橋
Ryoji Sato
良次 佐藤
Hiroyasu Yoneyama
裕康 米山
Hideji Ohara
秀司 尾原
Reiko Ohara
礼子 尾原
Naoki Shikazono
直毅 鹿園
Shinichi Kosugi
真一 小杉
Tetsuya Kozai
哲矢 小材
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低騒音化および通風抵抗の低減を図ることの
でき、かつ電気品箱の収納容積を十分確保できる空気調
和機の室内機を提供する。 【解決手段】 電気品箱10を、L字形状、コの字形
状、あるいは、ロの字形状に配置され、電気品箱10の
吸込口側側面13は平面でかつ直交する2辺以上で構成
した。これにより、電気品箱の吸込口側側面13とベル
マウス20の吸込口30との近接個所13aを1個所に
局所化し、乱流騒音の増加を最小限に抑制できるので、
室内機の低騒音化と電気品箱の収納容積の確保の両立が
可能となった。電気品箱の収納容積を確保しつつ、電気
品箱の吸込口側側面とベルマウスの吸込口近傍で発生す
る乱流音低減と、エアフィルタとの距離に起因する通風
抵抗を低減でき、低騒音化と電気品箱の収納容積確保を
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の室内機
に係り、特に、電気品箱を収納した天井埋込型室内機に
おいて、電気品箱およびベルマウス周辺の通風抵抗低減
と低騒音化に好適な電気品箱の格納技術に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の天井埋込型室内機は、天井
面から室内空気を吸込むベルマウスと、このベルマウス
の上方に設置され、ベルマウスから吸込まれた空気を横
方向に吹出す送吸ファンおよびファンモータからなる送
吸装置と、この送吸装置の側面に配置され、横方向に吹
出された空気を熱交換する熱交換器と、この熱交換器の
下方に設置されたドレンパンなどが、天井内に埋め込ま
れる筐体内に配置されている。
【0003】そして、回路盤などの電気用品を収納した
電気品箱が、ベルマウスの周囲に配置される。この電気
品箱を配置する位置は、製品施工後のサービス、メンテ
ナンス性の面から、筐体最下面の吸込口周囲に配置され
るのが望ましいが、送吸装置の一構成部品であるファン
に近接した空間であることから、ベルマウス吸込口への
電気品箱の近接配置は、吸込み流れの乱流音増加と通風
抵抗の増加を招く原因となっている。
【0004】このような乱流音を低減する方法として
は、製品サイズを大型化し、両者間の距離を大きくする
ことで互いの近接を防ぐか、電気品箱を小型化するのが
有効であるが、製品サイズの大型化は、近年の製品のコ
ンパクト化のニーズに反するし、また、電気品箱の小型
化は電気品の収納容積の確保の面から限界がある。
【0005】そこで、ベルマウス吸込口のほぼ半周を取
り囲むような電気品箱を、ベルマウスの一側方に格納さ
せ、かつ吸込口の非対称性による不安定な流れをできる
だけ整流化させるために、吸込口上流から下流にかけて
滑らかに漸次縮小する円形の吸込口と、この円形の吸込
口に沿った円弧状の側面をもつ電気品箱を具備した形態
とすることが多い。
【0006】このような電気品箱や、これを収容するベ
ルマウスの低騒音化については、特開平10−1937
0号公報に開示された技術を挙げることができる。この
例には、ベルマウス周囲のうちの一側方の下面側に、ベ
ルマウスと一体的に形成された平面凹字状に屈曲形成さ
れる収納スペース部と、この収納スペース部に配置さ
れ、平面凹字状をなす電気品箱を具備することで、通風
抵抗の低減と電気品箱の電気品収納容積の確保を図った
例が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
0−19370号公報に開示されたベルマウスの形態で
は、後述するように、ベルマウス吸込口と天井面のエア
フィルタとの距離が確保できず、そのため通風抵抗の増
加を招く結果となっている。
【0008】また、ベルマウスの円形吸込口に沿うよう
な、円弧状の側面を持つ電気品箱は、後述するように、
ベルマウス吸込口と電気品箱との距離が全領域で一様に
小さく、かえって騒音の増加を招くという問題を持って
いる。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めになされたもので、電気品箱を天井埋込型筐体内のベ
ルマウス周囲に格納した室内機において、電気品箱が原
因となる騒音および通風抵抗の低減を図るとともに、電
気品箱の格納容積を確保することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、天井に埋め込まれる筐体内に、天井面側
の吸込口から室内空気を吸い込むベルマウスを設置し、
該ベルマウスの直上に吸込空気を横方向に吹き出す送給
ファンを備え、該送給ファンから吹き出された空気の熱
交換を行なう熱交換器およびドレンパンを前記筐体内の
側面部に有するとともに、該筐体内の前記ベルマウスの
吸込口周辺に電気品箱を配置した空気調和機の室内機で
あって、前記電気品箱の平面配置形状を、前記ベルマウ
スに対向する電気品箱の側面を平面とし、該平面が直交
するL字形状、コの字形状、もしくは、ロの字形状のい
ずれかの形状で配置したことを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、電気品箱のベルマウス対
向面を平面とすることにより、電気品箱とベルマウスと
の間隔が近接する個所を1個所に局所化でき、この部分
で発生する乱流音を最小限に抑えることができる。その
ため、電気品箱を小型化せずに、低騒音化と電気品箱の
収納容積確保を両立させることができる。
【0012】また、上記電気品箱を、L字形状、コの字
形状、もしくは、ロの字形状に一体化することにより、
部品点数が減少し取り扱いが容易となる。また、角部を
曲面もしくは斜面で形成することにより、電気品箱の収
納容積が増え、角部における回路基板等の電気品の連結
も容易となる。また、電気品箱を2個以上の独立した電
気品箱とすることにより、電気品箱の構造を単純化で
き、製作コストを低減できる。さらに、電気品箱を配置
しない部分では、ベルマウスの吸込口前縁部を上方に後
退させ、ドレンパンの内周に沿って該前縁部を天井面か
ら任意の高さに設定することにより、通風抵抗が低減さ
れ、それだけファン回転数を低く維持できるので騒音低
減の効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。本実施形態の概略は、天井埋込型室内機に
おいて、ベルマウス吸込口30の周辺に電気品箱10を
配置するにあたり、図1〜図2に示すように、ベルマウ
ス吸込口30に対向する電気箱10の側面(吸込口側側
面ともいう)13を平面にすることにより、電気品箱と
ベルマウスとの距離11dが最も近接する個所13aを
1箇所に局所化するとともに、ベルマウス周辺における
電気品箱10の平面配置形状を、図5に示すように、L
字形状、コの字形状、もしくはロの字形状に配置したも
のである。
【0014】本発明者らは実験を重ねた結果、電気品箱
のベルマウス吸込側側面を平面にすることによって、電
気品箱とベルマウスとの近接個所が局所化され、それに
よって両者間で発生する乱流音が最小限に抑えられるこ
とを見い出した。そして電気品箱の平面配置形状をL字
形状、コの字形状、もしくはロの字形状とすることによ
り、電気品箱を小型化せずに、低騒音化と収納容積確保
を両立させることができた。
【0015】以下、本発明のいくつかの実施形態を説明
する。図1に、本発明になる室内機の第1の実施形態の
縦断面図を示す。図1において、筐体40は天井埋込型
室内機の外形を形成し、筐体40の下端には、天井44
の開口に位置するパネル41が設けられている。
【0016】筐体40の天板40aには送吸装置である
ファン31と、ファン31の駆動用のモータ32、およ
びそれらの周辺に配置される熱交換器33が設置されて
いる。熱交換器33の下部にはドレンパン24が設けら
れ、ドレンパン24の内周側に電気品箱10とベルマウ
ス20が配置されている。
【0017】電気品箱10の下面には電気品箱蓋12が
適宜な方法で固定されている。室内機の下面にはベルマ
ウス20によって形成される吸込口30が設けられ、さ
らに吸込口30の上流側となる室内側には、パネル41
に取付けられた集塵のためのエアフィルタ35を装備し
ている。
【0018】このような構成により、室内空気はファン
31によってエアフィルタ35から吸気され、ベルマウ
ス20の吸込口30を経て、送吸ファン31によって横
方向に吹出され、熱交換器33を通り、最終的にはパネ
ル41の吹出口34から室内に戻される。
【0019】次に、本発明の要点である電気品箱10と
ベルマウス吸込口30の詳細な構成について説明する。
図2は図1の下方から見た底面図である。距離11d
は、電気品箱の吸込口側側面13が、ベルマウス20に
最も近接している個所13aとベルマウス吸込口30と
の間の距離を示す。
【0020】図3は図2におけるA−A断面であり、図
中の矢印はファン31によって作り出される空気の流れ
であり、31aはファン31とベルマウス20の吸込口
30との隙間を流れる漏れ流れを示すものである。
【0021】吸込口30より吸気された空気の流れは、
ファン31を通り、熱交換器33へ向かって吹き出され
るが、その一部は、ファン31のシュラウド31bの周
囲を流れ、さらにその一部はベルマウス吸込口30との
隙間を流れる漏れ流れ31aを形成する。
【0022】この漏れ流れ31aに乱れが生じると、フ
ァン31へ吸込まれる全体の流れに悪影響を与え、騒音
が増加する。したがって、この周囲に流れを乱す要因と
なる部品、例えば電気品箱などを配置すると、漏れ流れ
31aを乱し、騒音増加を招くことになる。
【0023】図4に、電気品箱の吸込口側側面13から
ベルマウス吸込口30までの距離11dと騒音との関係
を示す。このように、距離11dを大きくする程、騒音
を低減できることがわかる。
【0024】このような観点から、距離11dが小さく
なる領域を最小化させる方法として、図5に示すよう
に、ベルマウス吸込口30に対面する電気品箱の吸込口
側側面13を平面とし、かつ、各辺の吸込口側側面13
が直交するような、L字形状90、あるいはコの字形状
91、もしくはロの字形状92に配置することで、両者
の近接する領域を局所化(各辺で側面の1個所13aの
み)させ、騒音増加を最小限に防ぐと同時に、電気品箱
の収納容積を確保させている。
【0025】図6は、本実施形態の効果を示すもので、
吸込口30に沿った円弧形の電気品箱10xに対し、本
発明のL字形状の電気品箱90では大幅に騒音を低減で
きている。なお、電気品箱10の縦断面は、図7に示す
ような、直角形80、ラウンド形81、面取り形82、
テーパ形83、三角形84のいずれでもよいし、各々の
電気品箱の大きさや形状は、必ずしも同じでなくてもよ
い。
【0026】図8は、本発明の室内機の第1の実施形態
の他の例を示すもので、図1と同一部分には同符号を付
してある。ドレンパン24の内周に沿った位置から吸込
口30へ向かう方向を電気品箱10の短辺とし、必要に
応じて筐体天板40aへ向かって容積が大きくなるよう
な縦置形にすると、ベルマウス吸込口30と電気品箱の
吸込口側側面13との距離が離れ、騒音低減を図ること
ができる。
【0027】すなわち、図1に示した電気品箱に比べ
て、図8に示す縦長の電気品箱は、ベルマウス吸込口3
0までの距離11dが大きくなり、高さを大きくしても
騒音を増加させないため、電気品箱の収納容積が大きく
したい場合に都合がよい。
【0028】なお、電気品箱10の縦断面は、図7に示
すような、直角形80、ラウンド形81、面取り形8
2、テーパ形83、三角形84のいずれでもよいし、各
々の電気品箱の大きさや形状は、必ずしも同じでなくて
もよい。また、電気品箱10の配置は、L字形状90、
あるいはコの字形状91、もしくはロの字形状92のい
ずれでもよい。
【0029】図9は、本発明の室内機の第2の実施形態
を示すもので、第1の実施形態で示す電気品箱10の各
々の連結部14に、斜辺部14aもしくはラウンド14
bを施したものである。この図において、図2と同一部
分には同符号を付す。
【0030】各々の連結部14に斜辺部14aもしくは
ラウンド14bを施すことにより、この部位のくびれが
無くなり、2辺以上の電気品箱を一体化させるのに都合
がよい。また、同様の理由で、電気品箱10の内部に収
納される基板その他の電気部品は、連結部14をまたが
って配置できるので、収納効率がよい。
【0031】このような構成においても、ベルマウス吸
込口30と電気品箱の吸込口側側面13との近接を最小
化でき、騒音低減と電気品箱の収納容積確保を図ること
ができ、同時に、電気品箱の収納容積を確保できる。
【0032】なお、電気品箱10の縦断面は、図7に示
すように、直角形80、ラウンド形81、面取り形8
2、テーパ形83、三角形84のいずれでもよいし、横
置き形あるいは縦置き形のどちらでもよい。また、各々
の電気品箱の大きさや形状は、必ずしも同じでなくても
よいし、L字形状90あるいはコの字形状91もしくは
ロの字形状92のいずれの配置でもよい。
【0033】図10は、本発明の室内機の第3の実施形
態を示すもので、少なくとも2つ以上の独立した電気品
箱10を、ベルマウス吸込口30の周辺にそれぞれ直角
に配置した例である。電気品箱の吸込口側側面13は、
第1および第2の実施形態と同様に平面とすることによ
って、ベルマウス20との距離が近接する個所を1個所
13aに限定している。
【0034】各電気品箱の平面配置状況は、L字形状9
0あるいはコの字形状91もしくはロの字形状92に分
割配置されている。この図において、図2と同一部分に
は同符号を付してある。この実施形態では、各電気品箱
10を独立させた分割配置とすることで、電気品箱10
の構造を単純化させ、1つ当たりの製作コストを低減で
きる。
【0035】このような構成においても、ベルマウス吸
込口30と電気品箱の吸込口側側面13との近接を防
ぎ、騒音低減を図ることができると同時に、電気品箱の
収納容積も確保できる。なお、電気品箱10の縦断面
は、図7に示すように、直角形80、ラウンド形81、
面取り形82、テーパ形83、三角形84のいずれでも
よいし、横置き形あるいは縦置き形のどちらでもよい。
また、各々の電気品箱10の大きさや形状は、必ずしも
同じでなくてもよいし、L字形状90あるいはコの字形
状91もしくはロの字形状92のいずれの配置でもよ
い。
【0036】図11および図12は、本発明の室内機の
第4の実施形態を示すもので、図12は、図11におけ
るベルマウス20の斜視図である。これらの図におい
て、図1と同一部分には同一符号を付してある。
【0037】第1〜第3の実施形態で示した電気品箱1
0を収納するため、ベルマウス20に電気品箱10の形
状に沿った凹凸部を形成し、この凹凸部に電気品箱10
を格納している。一方、ベルマウス20の電気品箱10
を格納しない側では、ドレンパン24の内周に沿った側
面で形成される段差部23と、これに概ね直交する平坦
面22と、吸込口30の中心に向かって漸次縮小する吸
込口によって構成されたベルマウス20を具備したこと
を特徴とする。
【0038】図13は、第4の実施形態の作用を示す図
で、エアフィルタ35とベルマウス平坦面22との距離
20dと通風抵抗との関係を示したものである。このよ
うに、両者の距離20dが近づくにつれて通風抵抗が増
加し、ひいては風量の低下を招く。
【0039】この問題を解決するために本実施形態によ
れば、筐体40の下面に配置されたドレンパン24の内
周に沿った側面で形成される段差部23と、これに直交
する平坦面22を設けることで、距離20dが広い領域
で大きくなり、通風抵抗を低減させている。さらに、フ
ァン31の回転数を低くできるので、騒音低減を図るこ
とができる。
【0040】図14は、本実施形態の効果を示す図で、
本発明者らの実験によれば、滑らかなテーパをもつベル
マウス20xや段差部23をもたない平坦部22のみの
ベルマウス20yに対し、本実施形態の平坦部22と段
差部23をもつベルマウス20とでは、同一風量におい
て回転数が低くでき、騒音が低減できる。
【0041】なお、電気品箱10の高さ11hとベルマ
ウスの段差部23の高さ20hとの位置関係は、図11
に示すように、両者の高さは必ずしも同じでなくてもよ
いし、エアフィルタ35からベルマウス平坦面22まで
の高さ20dは、任意に定めることができる。また、電
気品箱10の形態は、第1〜第3の実施形態のいずれか
に記載のものであればよい。
【0042】以上説明したように、これらの実施形態に
よれば、電気品箱をL字形状あるいはコの字形状もしく
はロの字形状に配置し、電気品箱の吸込口側側面を平面
でかつ直交する2辺以上で構成された一体品とすること
により、ベルマウス吸込口と電気品箱の吸込口側側面と
の近接を局所化させ、乱流騒音増加を最小限に押さえる
ことができる。そのため、電気品箱を小型化しなくて
も、室内機の低騒音化と電気品箱の収納容積確保を両立
できる。
【0043】また、電気品箱をL字形状あるいはコの字
形状もしくはロの字形状に配置し、電気品箱の吸込口側
側面が平面でかつ直角に配置された2つ以上の独立した
電気品箱とすることによっても、ベルマウス吸込口と電
気品箱の吸込口側側面との近接を局所化させることがで
き、乱流騒音増加を最小限に押さえることができる。そ
のため、電気品箱を小型化しなくても、室内機の低騒音
化と電気品箱の収納容積確保を両立できる。
【0044】また、これらの電気品箱を収納するために
ベルマウスに凹凸部を形成し、この凹凸部に電気品箱を
格納し、かつ、電気品箱を格納しない側のベルマウスで
は、ドレンパンの内周に沿った側面と、これに概ね直交
する平坦面と、吸込口中央に向かって漸次縮小する吸込
口によって構成する形態とすることで、エアフィルタと
の距離を大きく確保できる。そのため、通風抵抗低減
と、ベルマウス吸込口と電気品箱の吸込口側側面との近
接を最小化したことによる乱流音低減を可能とし、かつ
電気品箱の収納容積も十分確保できる。
【0045】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、電気品箱
を天井埋込型筐体内のベルマウス周辺に格納した室内機
において、電気品箱とベルマウスとの近接個所を局所化
することによって、電気品箱が原因となる騒音および通
風抵抗の低減を図ることができるとともに、電気品箱の
格納容積を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の室内機の第1の実施形態の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示す室内機を下面から見た底面図であ
る。
【図3】図2に示す室内機のA−A断面拡大図である。
【図4】本発明における電気品箱の吸込口側側面と吸込
口との距離と騒音との関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第1の実施形態とその変形例を示す底
面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における電気品箱の効
果を示す特性図である。
【図7】本発明における電気品箱の断面形状を示す縦断
面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の他の例を示す縦断面
図である。
【図9】本発明の室内機の第2の実施形態を示す底面図
である。
【図10】本発明の室内機の第3の実施形態を示す底面
図である。
【図11】本発明の室内機の第4の実施形態を示す縦断
面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態におけるベルマウス
の斜視図である。
【図13】本発明におけるベルマウス平坦面からエアフ
ィルタ間の距離と通風抵抗との関係を示す特性図であ
る。
【図14】本発明の第4の実施形態のベルマウスの効果
を示す特性図である。
【符号の説明】
10 電気品箱 10x 円弧形の電気品箱 11w 電気品箱の幅 11h 電気品の高さ 11d 電気品箱の吸込口側側面からベルマウスまでの
距離 13 電気品箱の吸込口側側面 14 電気品箱の連結部 14a 斜辺で連結した電気品箱 14b ラウンドで連結した電気品箱 20 ベルマウス 20d ベルマウス平坦部とエアフィルタとの距離 20h ベルマウスの段差部の高さ 20x テーパ形のベルマウス 21 ベルマウスの凹凸部 22 ベルマウスの平坦面 23 ベルマウスの段差部 24 ドレンパン 30 吸込口 31 ファン 31a 漏れ流れ 32 ファンモータ 33 熱交換器 34 吹出口 35 エアフィルタ 40 筐体 41 パネル 44 天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 裕康 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 尾原 秀司 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 尾原 礼子 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 鹿園 直毅 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小杉 真一 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 小材 哲矢 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 Fターム(参考) 3L051 BG05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に埋め込まれる筐体内に、天井面側
    の吸込口から室内空気を吸い込むベルマウスを設置し、
    該ベルマウスの直上に吸込空気を横方向に吹き出す送給
    ファンを備え、該送給ファンから吹き出された空気の熱
    交換を行なう熱交換器およびドレンパンを前記筐体内の
    側面部に有するとともに、該筐体内の前記ベルマウスの
    吸込口周辺に電気品箱を配置した空気調和機の室内機で
    あって、前記電気品箱の平面配置形状を、前記ベルマウ
    スに対向する電気品箱の側面を平面とし、該平面が直交
    するL字形状、コの字形状、もしくは、ロの字形状のい
    ずれかの形状で配置したことを特徴とする空気調和機の
    室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の室内機において、前記
    電気品箱は、前記L字形状、コの字形状、もしくは、ロ
    の字形状のいずれかの形状に一体形成されていることを
    特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の室内機において、前記
    電気品箱は、前記L字形状、コの字形状、もしくは、ロ
    の字形状のいずれかの形状に一体形成され、かつ、前記
    ベルマウスに対向する平面どうしの交差部が、曲面もし
    くは斜面で形成されていることを特徴とする空気調和機
    の室内機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の室内機において、前記
    ベルマウスの周辺に配置される電気品箱は、前記L字形
    状、コの字形状、もしくは、ロの字形状の角部が分離し
    た、2個以上の独立した電気品箱であることを特徴とす
    る空気調和機の室内機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載
    の室内機において、前記ベルマウス周辺の電気品箱が配
    置されない部分は、該ベルマウスの吸込口前縁部を上方
    に後退させ、前記ドレンパンの内周に沿って該前縁部を
    天井面から任意の高さに設定したことを特徴とする空気
    調和機の室内機。
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