JP2003074202A - ルームユニットの壁パネルと床部材との取付構造 - Google Patents

ルームユニットの壁パネルと床部材との取付構造

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JP2003074202A
JP2003074202A JP2001270497A JP2001270497A JP2003074202A JP 2003074202 A JP2003074202 A JP 2003074202A JP 2001270497 A JP2001270497 A JP 2001270497A JP 2001270497 A JP2001270497 A JP 2001270497A JP 2003074202 A JP2003074202 A JP 2003074202A
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Motoharu Ataka
元晴 安宅
Susumu Yashiro
進 屋代
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネルを取り外すことなく防水パンを交換
でき、防水性能が優れたルームユニットの壁パネルと床
部材との取付構造を提供する。 【解決手段】 建物躯体内に設置されるルームユニット
1において、床部材20と壁パネル10,11は、建物
躯体の床面に固定されたフレーム材8の上面に載置して
建物躯体に固定され、床部材20は壁パネル10,11
の内側に位置し、壁パネルと床部材とをガードパネル3
5で連結する。床部材20は、防水パン21を備え、防
水パン21は外周部に立ち上がり縁21aを備え、該立
ち上がり縁と壁パネル10,11とを防水状態に連結
し、立ち上がり縁21aをガードパネル35で防水状態
に覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニット、サ
ニタリユニット等のルームユニットに係り、特に、建物
躯体内に設置されるルームユニットの壁パネルと床部材
との取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴室ユニットとしては、
特開2001−173247号公報に記載の床パンへの
壁パネルの取付構造がある。この公報に記載の技術は、
床パンの外端部に壁パネル載置用横片部を設け、この壁
パネル載置用横片部の外端部に上方に向けて立ち上がり
片部を突出し、枠体に面板を取着して構成した壁パネル
の枠体の下枠に略逆L状をした固定金具の上横片を固着
するとともに固定金具の縦片と下枠の外面との間に嵌め
込み用の隙間を形成し、縦片の下端部から上横片と同じ
側の斜め下方に向けて引っ掛け部を連出し、壁パネル載
置用横片部に壁パネルを載置するとともに嵌め込み用の
隙間に立ち上がり片部を嵌め込み、縦片の下端部の引っ
掛け部を壁パネル載置用横片部と立ち上がり片部とのな
すコーナ部分の出隅部に係止して成るようにしている。
そして、簡単に表裏方向及び上下方向に動かないように
壁パネルを建て込むとともに壁パネルの取り外しも簡単
に行うことができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記構造の
壁パネルの取付構造は、防水パンの上に壁パネルを立設
する構造であり、防水パンに交換の必要が生じた際に、
壁パネルも撤去しなくてはならず、交換作業が極めて煩
雑となる問題点があった。また、壁パネルを防水パンの
上に載置しない構造にすると、壁パネルと防水パンとの
防水処理が困難であり、防水性能が低下するという問題
点があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、防水パンに
例えば亀裂等が発生して交換する必要が生じたとき、壁
パネルを取り外すことなく防水パンの交換ができるた
め、防水パンの交換作業が大幅に軽減できて容易に組み
立てられ、リフォーム等が容易に行える壁パネルと床部
材との取付構造を提供することにある。また、防水性能
が安定して確保できる壁パネルと床部材との取付構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係るルームユニットの壁パネルと床部材との取
付構造は、建物躯体内に設置され、床部材と壁パネルを
備えるルームユニットにおいて、床部材は、壁パネルの
内側に位置してパネル勝ちとなるように設置され、壁パ
ネルと床部材とをガードパネルで連結することを特徴と
する。この構成によれば、防水パン等の床部材を交換す
るとき、壁パネルの内側に床部材が位置しているため、
壁パネルを取り外すことなく容易に交換することができ
る。ガードパネル部分を水返し構造とし、壁パネルと床
部材とを防水状態に連結すると好ましい。
【0006】また、本発明に係るルームユニットの壁パ
ネルと床部材との取付構造の好ましい具体的な態様とし
ては、壁パネル及び床部材は、建物躯体の床面に固定さ
れたフレーム材の上面に載置して建物躯体に固定される
ことを特徴としている。この構成によれば、壁パネルと
床部材は、建物躯体である床材の床面から所定の距離だ
け離れて水平に設置したフレーム材上に載置した状態で
建物躯体に固定されるため、壁パネルと床部材とが同じ
位置関係に固定されるので、ルームユニットを歪むこと
なく安定した状態で設置できる。
【0007】さらに、本発明に係るルームユニットの壁
パネルの取付構造の好ましい具体的な他の態様として
は、床部材は、防水パンを備えており、該防水パンは外
周部に立ち上がり縁を備え、該立ち上がり縁と壁パネル
とを防水状態に連結し、立ち上がり縁をガードパネルで
防水状態に覆うことを特徴としている。この構成によれ
ば、防水パンの立ち上がり縁と壁パネルは防水状態に連
結され、また立ち上がり縁をガードパネルで防水状態に
覆うため二重に防水され、床部材が壁パネルの内側に位
置するパネル勝ちの状態であっても、安定した防水性能
を確保できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るルームユニッ
トの壁パネルの取付構造の一実施形態を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、本実施形態に係るルームユニッ
トの壁パネルの取付構造を示す一部を破断した斜視図、
図2は、図1の建物躯体と壁パネルの取付構造を示す水
平方向断面図、図3は、図2のA部拡大図、図4は図2
のB部拡大図、図5(a)は面ファスナーの雄材と雌材
とを分離した状態の要部断面図、(b)は面ファスナー
の他の例を示す雄材と雌材とを分離した状態の要部断面
図、図6は壁パネルと床部材との取付構造を示す垂直方
向断面図、図7は、図2のA部における壁パネルを固定
する動作状態説明図である。
【0009】図1〜6において、浴室ユニット1は、建
物躯体を構成するALC床、スラブ床等の床材5と、床
材5に固定された基準チャンネル6に位置決め固定され
た複数の躯体柱7から形成される空間内に設置され、複
数の躯体柱7の内側に立設された複数の壁パネル10,
11と、壁パネル10,11の内側に位置する防水パン
等から構成される床部材20と、壁パネル10,11の
上部開口を閉塞する天井パネル30とを備えており、壁
パネル10,11の一部が開口部となっており、開口部
には3枚引戸の浴室ドア40が固定されている。壁パネ
ル10,11と床部材20とは、床部材20が内側に位
置する、いわゆるパネル勝ちの構成となっており、床部
材の上に壁パネルが位置する一般的な構成とは異なって
いる。
【0010】床材5上には、アジャスト脚8aを介して
フレーム材8が水平状態に設置され、フレーム材8上に
壁パネル10,11が載置され固定されている。フレー
ム材8は角材を長方形に横棒を入れた「日」字状に組み
合わせて形成され、アジャスト脚8aはボルト等で形成
され、回転させることにより上下方向に伸縮可能であ
る。複数のアジャスト脚8aを調整することにより、フ
レーム材8を床材5に対して所定の高さに水平に設置で
きる。フレーム材8は、図6に示すように面ファスナー
15の下半分により躯体柱7に固定される。
【0011】床材5に固定された基準チャンネル6には
複数本の躯体柱7が立設され、各躯体柱は水平方向の補
強材7aによって連結される。複数の壁パネル10,1
1は躯体柱7の内側に位置し、フレーム材8上に載置さ
れた状態で躯体柱7に固定される。本実施の形態では、
開口部に隣接する壁面は壁パネル10が2枚連結されて
構成され、同様に浴室ドアの奥側の壁面は壁パネル11
が2枚連結されて構成され、合計6枚の壁パネル10,
11が用いられている。1枚の壁パネル10,11は壁
面材10a,11aの外周辺に沿って壁基材10b,1
1bが固定されて構成されるが、壁面材の左右の辺に沿
って上下方向に壁基材を固定して構成するものでもよ
い。
【0012】つぎに、浴室ユニット1の壁パネル10,
11の取付構造について説明する。浴室ドア40に隣接
して側面側に位置する基準側の壁パネル10は、躯体柱
7に面ファスナー15で直接、固定されている。また、
浴室ドア40と対向する奥側に位置し、壁パネル10と
直交して固定される直交側の壁パネル11は、基準側の
壁パネル10の内側に位置し、基準側の壁パネル10の
表面側端部に固着した受け部材であるL字型の金具18
に面ファスナー15で固定されている。また、図6に示
すように、壁パネル10,11の下端部は、フレーム材
8を固定する面ファスナー15の上半分により固定され
る。
【0013】ここで、面ファスナー15について図5を
参照して詳細に説明する。図5(a)において、面ファ
スナー15は、例えばマジックテープ(登録商標)と呼
ばれているものが使用される。面ファスナー15は、シ
ート部材から突出する多数のループ16aが形成された
雌材16と、シート部材からフック17aが突出する雄
材17とから構成され、雌材16と雄材17とを面接触
させて合わせることによりフック17aを雌材のループ
16aに係合させて固定するものである。雌材16と雄
材17のシート部材はブチルゴムテープ等の強力な粘着
力を有する両面テープ16b,17bが付着されてい
る。なお、図5(b)に示される面ファスナー15Aの
ように、繊維状のループ16cを形成した雌材16A
と、ループに係合する雄係合素子17cを形成した雄材
17Aとから構成したもの等、適宜の形状のものでもよ
い。
【0014】複数の壁パネル10,11は、面ファスナ
ー15により躯体柱7に固定されたあと、目地部分にコ
ーキング材19を注入して防水状態に固定される。すな
わち、天井パネル30と壁パネル10,11との対向部
分、及び各壁パネル間の隙間にコーキング材19が注入
され、各壁パネルは上辺及び左右の対辺がコーキング材
19により確実に固定され、コーキング材19が軟質の
場合は壁パネル10,11の僅かな変位を許容した状態
で連結される。
【0015】本発明は、壁パネルと床部材との取付構
造、及び位置関係に特徴がある。床部材20を構成する
防水パン21は繊維強化プラスチック等から形成され、
傾斜面により中央部が排水溝22となっており、排水溝
の中央にはドレイン22aが形成されている。防水パン
21上には水平状態に多数の梁材23が固定され、梁材
23の下面は傾斜面に対接するように傾斜辺で形成さ
れ、梁材23の中央は排水溝22に対応して切欠き部が
形成されている。床部材20の防水パン21はフレーム
材8の上に載置されており、フレーム材8の上に壁パネ
ル10,11と床部材20とがパネル勝ちの状態で設置
される。
【0016】防水パン21は、本実施の形態では2個が
並設してフレーム材8上に載置され、中央の接合部はパ
ン固定防水チャンネル24により防水状態に連結されて
いる。2個の防水パン21の梁材23上に床面材25が
敷設される。床面材25は多数のスリットが形成され、
水を通過できるものが使用される。床部材20は、この
ように防水パン21、梁材23、パン固定防水チャンネ
ル24及び床面材25から構成され、入浴時に使用され
た水は、床面材25を通過して防水パン21上に集めら
れ、防水パンのドレイン22aから排出される構成とな
っている。浴槽26は床面材25上に載置固定される。
【0017】壁パネル10,11の上部の開口を覆うよ
うに天井パネル30が塞いでいる。天井パネル30は、
PVC加工天井材や石膏ボード等から形成される複数の
板材31を連結して構成される。複数の板材31は、長
手方向に沿って補強材32が固着され、長手方向の変形
が防止されている。天井パネル30は壁パネル10,1
1の上部に載置され、例えば壁パネル10,11の上部
に固定されたフレーム材(図示せず)にビス止め、ある
いは他の手段により架け渡した状態で固定される。
【0018】床部材20と壁パネル10,11との連結
部分は、図6に示すようにガードパネル35が防水状態
に連結され、水返し構造として連結部分への浸水および
連結部分からの漏水を防止している。すなわち、防水パ
ン21の外周端部には垂直方向に立ち上がり縁21aが
一体的に立設され、この立ち上がり縁21aに幅広のブ
チルゴムテープからなる防水材21bが逆U字状に巻か
れた状態で貼着され、立ち上がり縁の上部内周側に、ガ
ードパネル35が防水状態に固定されている。
【0019】ガードパネル35は、例えば塩ビ鋼板等の
薄板材を長手方向に折り曲げ形成した幅木36と、その
内側中央部に補強板37を固着して形成したものであ
り、補強板37を幅狭のブチルゴムテープからなる防水
材38で壁パネル10,11に貼着すると共に、ガード
パネル35の下端の薄板材は逆U字状の防水材21bに
固定されている。そして、ガードパネル35の上端部は
壁パネル10,11に対接してコーキング材39等によ
り防水され、ガードパネル35の下端部は床部材20の
面材載置用フレームである梁材23に対接してコーキン
グ材39等により防水されている。なお、ガードパネル
35はアルミニウムの押出し材から形成し、補強板37
を省略したものでもよい。
【0020】前記の如く構成された本実施形態に係るル
ームユニット1の壁パネルの取付構造の組立動作につい
て以下に説明する。床材5上に基準チャンネル材6を固
定し、この基準チャンネル材6に複数の躯体柱7を固定
する。本実施の形態では躯体柱7は7本が垂直状態に固
定され、躯体柱7同士は補強材7aで連結される。これ
により浴室ユニット1を設置する空間が規定される。躯
体柱7の内側にフレーム材8を水平状態に、所定の高さ
になるようにアジャスト脚8aを調整して設置する。
【0021】図7(a)に示すように、基準側の壁パネ
ル10を固定する躯体柱7の面に、面ファスナー15の
一方の面材である例えば雌材16を裏面の両面テープで
固定する。つぎに、壁パネル10の外周の壁基材10b
に面ファスナー15の他方の面材である雄材17を裏面
の両面テープで固定する。面ファスナー15は壁パネル
10の全高にわたって固定してもよく、あるいは上部、
中間部、下部というように分割して固定してもよい。そ
して、面ファスナー15の雌材16と雄材17とを面接
触させると、フック17aがループ16aに係合して躯
体柱7に壁パネル10を固定することができる。
【0022】壁パネル10を固定する際に、図6に示す
ように、壁パネル10の下端の面に両面テープ12を貼
付しておくと、壁パネル10をフレーム材8に位置決め
でき、壁パネル10を所定の位置に正確に固定できる。
このようにして、浴室ドアの両側の基準側壁パネル1
0,10を平行状態に、極めて容易な操作で躯体柱7に
固定することができる。なお、面ファスナー15は自由
に何度でも着脱できるので、壁パネル10の位置がずれ
た場合等は外して所望の位置に固定し直すことが容易に
できる。
【0023】つぎに、図7(b)に示すように、平行状
態に固定された基準側の壁パネル10,10の間に、直
交側の壁パネル11を固定する。直交側壁パネル11は
躯体柱7に直接固定することができないため、基準側の
壁パネル10の端部に金具18を介して固定する。すな
わち、壁パネル10の表面側端部に上下方向にL型の金
具18をビス止め等により固着し、金具18の立ち上が
り面に面ファスナー15の雌材16を固定する。そし
て、直交側の壁パネル11の端部に面ファスナー15の
雄材17を固定して、雌材16と雄材17を係合させて
基準側の壁パネル10の内側に、直交側の壁パネル11
を固定する。このようにして、開口部に隣接する2面の
壁パネル10が先に固定され、開口部の奥側の壁パネル
11が後に固定され、開口部には浴室ドア40が取付け
られる。
【0024】壁パネル10,11と浴室ドア40とによ
り壁面が形成され、上部開口に天井パネル30が装着さ
れる。天井パネル30は上部開口を塞ぐものであり、複
数の板材31を連結して図示していないフレーム等を介
してビス止め等により固定される。そして、6枚の壁パ
ネル10,11と浴室ドア40との接合部を、コーキン
グ材を使用して防水状態に連結すると共に、壁パネル1
0,11と天井パネル30との接合部、及び浴室ドア4
0と天井パネル30との接合部をコーキング材で防水状
態に連結する。
【0025】つぎに、床部材20を壁パネル10,11
及び浴室ドア40の内側に設置固定する。先ず、壁パネ
ル10,11の内側のフレーム材8上面に、2個の防水
パン21を載置する。フレーム材8の上に壁パネル1
0,11と2個の防水パン21が載置されるため、壁パ
ネルと2個の防水パンの位置関係が同じとなり、ルーム
ユニット1は歪むことなく安定した状態で設置できる。
このとき、フレーム材8の上面に両面テープ13(図6
参照)を貼付しておくと、防水パン21の仮の位置決め
ができ、次のガードパネル35の取付作業が容易に行え
る。防水パン21の外周端部から立設された立ち上がり
縁21aに防水材21bを逆U字状に巻いて、防水パン
21と壁パネル10,11との防水を行う。
【0026】ガードパネル35の補強板37の壁パネル
と対向する面に防水材38を貼付し、幅木36の下端が
梁材23に対接するように幅木36を防水材21bに貼
着する。これにより、防水材38は壁パネル10,11
に貼着され、幅木36の上端は壁パネル10,11に対
接し、ガードパネル35は立ち上がり縁21aを覆う。
そして、幅木36の下端と梁材23との接合部、及び幅
木36の上端と壁パネル10,11との接合部にコーキ
ング材39を注入して幅木36の内部に水が浸入しない
ように防水すると、ガードパネル35を用いた水返し構
造は、壁パネル10,11と床部材20とを二重に防水
するため防水性能が安定する。
【0027】複数の壁パネル10,11は、建物躯体の
一部である躯体柱7に貼着されたマジックテープ等の面
ファスナー15によって固定され、結果的に壁パネル1
0,11は躯体柱7に面ファスナー15の両面テープを
用いて固定されるが、各壁パネルはその後、目地部分を
コーキング材19,39で防水状態に固定されるため、
両面テープが経時的に変質しても、また面ファスナー1
5の係合状態が不安定になってもコーキング材19,3
9で確実に固定されているため、浴室ユニット1の壁パ
ネル10,11が変形等を起こすことはない。
【0028】完成した浴室ユニットにおいて、例えば防
水パン21に不具合が生じて交換する場合、ガードパネ
ル35の周囲のコーキング材39をカッター等で切断
し、防水材21bと防水材38を剥がすとガードパネル
35を取り外すことができる。このようにして、ガード
パネル35を外すと床部材20が露出し、壁パネル1
0,11を外すことなく床部材20全体をフレーム材8
から外すことができるので、防水パン21の交換が容易
に行える。交換後は、前記の同じ動作により床部材20
を壁パネル10,11の内側のフレーム材8上に載置
し、ガードパネル35により壁パネル10,11と床部
材20とを連結し、コーキング材39により防水状態に
固定する。
【0029】浴室ユニット1を解体するときは、前記し
た防水パン21の交換時のようにガードパネル35を外
したあと、壁パネル10,11や浴室ドア40を連結し
ているコーキング材19をカッター等で切断し、壁パネ
ル10,11を1枚ごとに分割する。そして、直交側の
1枚の壁パネル11を浴室ユニットの内側に引っ張る
と、面ファスナー15が外れて1枚の壁パネル11を外
すことができる。このあと、同様にして基準側の壁パネ
ル10を内側に引っ張り、面ファスナー15を外して壁
パネル10を外すことができる。このように、解体作業
も極めて容易に行うことができる。
【0030】なお、前記した実施形態では、浴室ユニッ
トについて説明したが、本発明はトイレユニットや、洗
面ユニット等の他のルームユニットにも適用できること
は勿論である。また、浴室ドアを幅の狭い1枚ヒンジド
アや、折り戸のタイプを採用し、浴室ドアの横に袖壁タ
イプの壁パネルを備えるように構成した場合も、同様な
壁パネルの取付構造を採用することができる。この場合
は、袖壁タイプの壁パネルは、基準側の壁パネルに直交
して固定される直交側の壁パネルとして、基準側の壁パ
ネルに後付けされることが好ましい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明のルームユニットの壁パネルと床部材との取付構造
は、床部材を交換するとき、壁パネルを取り外すことな
く容易に交換することができる。また、壁パネルと床部
材とをフレーム材上に載置した状態で建物躯体に固定す
ると、ルームユニットを歪むことなく安定した状態で設
置できる。さらに、床部材が壁パネルの内側に位置する
パネル勝ちの場合でも、安定した防水性能を有するルー
ムユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルームユニットの壁パネルの取付
構造を示す一実施形態の一部を破断した斜視図。
【図2】図1の建物躯体と壁パネルの取付構造を示す水
平方向断面図。
【図3】図2のA部拡大図。
【図4】図2のB部拡大図。
【図5】(a)は面ファスナーの雄材と雌材とを分離し
た状態の要部断面図、(b)は面ファスナーの他の例を
示す雄材と雌材とを分離した状態の要部断面図。
【図6】図1の壁パネルと床部材との取付構造を示す垂
直方向断面図。
【図7】図2のA部における壁パネルを固定する動作状
態説明図。
【符号の説明】
1 浴室ユニット(ルームユニット)、5 床材(建物
躯体)、7 躯体柱(建物躯体)、8 フレーム材、
10,11 壁パネル、15,15A 面ファス
ナー、16,16A 雌材、 17,17A 雄材、
18 金具(受け部材)、19,39 コーキング材、
20 床部材、 21 防水パン、21a 立
ち上がり縁、 21b 防水材、30 天井パネル、
35 ガードパネル、40 浴室ドア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体内に設置され、床部材と壁パネ
    ルを備えるルームユニットの壁パネルと床部材との取付
    構造であって、 前記床部材は、前記壁パネルの内側に位置し、前記壁パ
    ネルと前記床部材とをガードパネルで連結することを特
    徴とするルームユニットの壁パネルと床部材との取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記壁パネル及び床部材は、前記建物躯
    体の床面に固定されたフレーム材の上面に載置して前記
    建物躯体に固定されることを特徴とする請求項1記載の
    ルームユニットの壁パネルと床部材との取付構造。
  3. 【請求項3】 前記床部材は、防水パンを備えており、
    該防水パンは外周部に立ち上がり縁を備え、該立ち上が
    り縁と前記壁パネルとを防水状態に連結し、前記立ち上
    がり縁をガードパネルで防水状態に覆うことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のルームユニットの壁パネルと床
    部材との取付構造。
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JP2001270497A Pending JP2003074202A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 ルームユニットの壁パネルと床部材との取付構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213983A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Panahome Corp 天井パネルの取り付け構造および天井パネルの取り付け方法
JP2013053501A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Serving Co Ltd 屋内でペットを飼うためのフローリング加工技術

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