JP2003072704A - 袋詰装置、及び袋詰方法 - Google Patents

袋詰装置、及び袋詰方法

Info

Publication number
JP2003072704A
JP2003072704A JP2001265043A JP2001265043A JP2003072704A JP 2003072704 A JP2003072704 A JP 2003072704A JP 2001265043 A JP2001265043 A JP 2001265043A JP 2001265043 A JP2001265043 A JP 2001265043A JP 2003072704 A JP2003072704 A JP 2003072704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
suction
opening
tubular
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001265043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3374286B1 (ja
Inventor
Kazuo Okamoto
和夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001265043A priority Critical patent/JP3374286B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374286B1 publication Critical patent/JP3374286B1/ja
Publication of JP2003072704A publication Critical patent/JP2003072704A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブ状の包材を用いて効率よく連続的に
袋詰めを行うことができる手段を提供する。 【解決手段】 本袋詰装置100は、チューブ状の包材
が連続的に巻回された包材ロールを回転自在に支持する
包材ロール支持部材101と、該包材ロールからチュー
ブ状の包材を送り出す送りローラ102と、包材を吸着
保持するとともに穿孔及び空気供給を行うための包材吸
引部材103と、該包材吸引部材103に挿通自在に設
けられた穿孔部材104及び空気供給部材105と、前
記包材吸引部材103に対して進退自在に設けられた穿
孔補助部材106と、包材に切込みを形成するための開
口形成部材107と、包材の切込み周縁を吸引する開口
保持部材108と、袋詰めすべき物品を包材内に導入す
るためのシュート109と、包材を融着して封止する包
材封止部材110とを具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ状の包材
を用いて所望の物品を袋詰めをする袋詰装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、食品等の包材の一つとし
てポリエチレン等の合成樹脂フィルムが用いられている
が、該合成樹脂フィルムを用いた袋詰めには、シート状
の合成樹脂フィルムを用いる方法と、チューブ状の合成
樹脂フィルムを用いる方法とがある。
【0003】シート状の合成樹脂フィルムを用いる方法
では、図22に示すように、シート状の包材を巻回した
ものを、筒状の型1に沿って袋状に折り畳んで両側端を
シーラー2で熱融着し、更に先端側もシーラー3で融着
して袋底部を形成した後、前記型1の上端開口から食品
等の袋詰めされる物品を袋内部に投入し、包材原料を所
定分だけ送出した後に、袋上部をシーラー3で融着して
袋詰めを完了する。
【0004】一方、チューブ状の合成樹脂フィルムを用
いる方法では、図23に示すように、まず、チューブ状
の包材を蛇腹状に折り畳みながら筒状の中子4に所定量
だけ装着しておき、該包材を挟持して引き下げるチャッ
ク機構5で所定分だけ引き出すとともに、先端側をシー
ラー6で熱融着して袋底部を形成した後、中子4から食
品等の物品を袋内部に投入し、再度チャック機構5で所
定分だけ引き下げた後に袋上部をシーラー6で熱融着し
て袋詰めを完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シート状の合
成樹脂フィルムを用いる方法により袋詰装置を構成する
とすれば、包材の幅が少なくとも袋幅の2倍を必要とな
るため、装置が大型となり、また、袋の上下部の他に側
部も熱融着する必要があるので、包材を送出しながら袋
状に折り畳み、更に熱融着する機構が複雑なものとな
る。
【0006】一方、チューブ状の合成樹脂フィルムを用
いれば、包材原料と袋幅が同等であるので装置を小型化
することができ、また、袋の側部を熱融着する必要はな
いので装置の構造も比較的簡易なものとなるが、従来の
方法では、包材を所定量毎に中子4に装着する必要があ
り、ロール状の包材原料をそのまま用いて連続的に袋詰
めをすることができず、効率が悪いという問題があっ
た。また、中子4に装着された包材をチャック機構5で
引き出す際に、包材を損傷するおそれもあった。
【0007】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、チューブ状の包材を用いて効率よく連続的に
袋詰めを行うことができる手段を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に係る袋詰装置は、チュー
ブ状の包材を用いて所望の物品を袋詰めする装置であっ
て、チューブ状の包材を所定の位置に送り出す送出手段
と、包材の一部に穴を穿つとともに該穴から包材の内部
空間に空気を供給する包材膨出手段と、前記包材膨出手
段の上流に設けられ、所定部分を残して包材に径方向の
切込みを入れる開口形成手段と、前記包材膨出手段の直
下流に設けられ、包材が内挿されるとともに、包材の切
込み周縁を吸引して該切込みを開口状態に保持する環状
の開口保持手段と、袋詰めすべき物品を前記包材の開口
に導く物品導入手段と、包材に穿たれた穴の上流側及び
下流側において包材を封止する包材封止手段と、を具備
するものである
【0009】また、本発明(請求項2)は、請求項1に
記載の袋詰装置において、前記包材膨出手段は、包材の
外周面を吸引するための吸引口と、穿孔及び空気供給の
ための出入口とが形成された包材吸引部材と、該吸引口
と連通された吸引ポンプと、該出入口に出没自在に設け
られた棒状の穿孔部材及び管状の空気供給部材と、包材
の外周面を吸引し、前記包材吸引部材に対して進退自在
に設けられた穿孔補助部材と、を具備したものである。
【0010】また、本発明(請求項3)は、請求項1に
記載の袋詰装置において、前記開口保持手段は、環状部
材の内周縁に沿って吸引溝が延設され、該吸引溝と吸引
ポンプとが連通されたものである。
【0011】また、本発明(請求項4)は、請求項3に
記載の袋詰装置において、前記包材吸引部材は、包材の
外周面と接する面に前記出入口が形成され、該出入口を
挟むようにして前記吸引口が少なくとも2以上形成され
たものである。
【0012】また、本発明(請求項5)は、請求項3に
記載の袋詰装置において、前記包材吸引部材は、包材の
外周面と接する面に前記出入口が形成され、該出入口の
外周に沿って前記吸引口が環状に形成されたものであ
る。
【0013】また、本発明(請求項6)は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の袋詰装置において、前記物品導
入手段は、前記開口保持手段と嵌合自在に設けられ筒状
の部材であって、開口保持手段と嵌合することにより、
開口状態に保持された包材の切込み周縁を嵌合部位で挟
持するものである。
【0014】また、本発明の請求項7に係る袋詰方法
は、チューブ状の包材を環状部材に挿通し、該包材の所
定位置を封止して袋の一端を形成した後、該包材の一部
に穴を穿ち、該穴から包材の内部空間に空気を供給する
ことにより、包材を膨出させて環状部材に内接させるス
テップと、前記環状部材の直下流において、所定部分を
残して包材に切込みを入れて開口した後、該開口周縁を
前記環状部材に吸着させるステップと、該包材の開口に
袋詰すべき物品を投入するステップと、前記環状部材に
よる包材の吸着を開放して包材を所定量だけ引き出し、
包材の開口周縁包材に投入された物品より下流側且つ前
記穴より上流側において包材を封止して袋の他端を形成
するステップとを含むものである。
【0015】また、本発明(請求項8)は、請求項7に
記載の袋詰方法において、包材の開口周縁を環状部材に
吸着させた後、該環状部材に筒状部材を嵌合して、該開
口周縁を嵌合部位で挟持させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。図1乃至図3は、本発明の
実施の形態に係る袋詰装置の概略構成を示す正面図、左
側面図、及び右側面図であり、本袋詰装置100は、チ
ューブ状の包材が連続的に巻回された包材ロールを回転
自在に支持する包材ロール支持部材101と、該包材ロ
ールからチューブ状の包材を送り出す送りローラ(送出
手段)102と、包材を吸着保持するとともに穿孔及び
空気供給を行うための包材吸引部材103と、該包材吸
引部材103に挿通自在に設けられた穿孔部材104及
び空気供給部材105と、前記包材吸引部材103に対
して進退自在に設けられた穿孔補助部材106と、包材
に切込みを形成するための開口形成部材107と、包材
の切込み周縁を吸引する開口保持部材108と、袋詰め
すべき物品を包材内に導入するためのシュート(物品導
入手段)109と、包材を融着して封止する包材封止部
材110とを具備するものである。
【0017】なお、各図では説明の便宜上、フレーム1
0の詳細な構成は省略している。また、シーケンサーや
リレー回路等の動作制御手段、駆動用電源、エア供給
源、吸引ポンプ、制御弁等も省略しているが、これらは
周知且つ任意の動作制御手段等をフレーム10内又は外
部の所要位置に夫々配設して、前記各構成部材と接続す
ればよい。
【0018】包材ロール支持部材101は、各図に示す
ように、合成樹脂製のチューブ状の包材が平面状に畳ま
れて巻回された包材ロールの巻回中心に丸棒状の軸11
が挿通され、該軸11が、その両端において支柱12に
より水平方向に支持されたものであり、袋詰装置100
の上面後側のフレーム10に固定されている。これによ
り、包材ロールから包材を連続的に引き出せるようにな
っている。なお、本実施の形態においては、チューブ状
の包材は巻回された包材ロールとしているが、連続的に
包材を供給することができる形態であればロール状以外
のものであってもよいことは当然である。
【0019】送りローラ102は、各図に示すように、
袋詰装置100の上面前側に設けられており、2本の弾
性ローラ20、21が、各々の周方向の弾性面が接触す
るようにして上下2段に設けられたものであって、下方
の弾性ローラ21は、一端側においてモータ(図示せ
ず)の回転軸と連結されたプーリ22とベルト23によ
り連動され、他端側において弾性ローラ20と歯車24
で係合している。従って、前記モータの回転が下方の弾
性ローラ21に伝達されて弾性ローラ21が一定方向に
回転し、更に弾性ローラ21から上方の弾性ローラ20
に伝達されて弾性ローラ20が前記弾性ローラ21と逆
方向に回転する。よって、2本の弾性ローラ20、21
間に包材を挟入させて、弾性ローラ20、21の接触面
が袋詰装置100の前方に向かって前記モータを所定回
転させることにより、挟入された包材が前方へ所定量送
り出される。
【0020】なお、各弾性ローラ20、21の弾性面
は、包材を損傷することなく確実に挟持するためのもの
であり、例えばシリコン等の周知の素材を用いることが
できる。また、送りローラ102の下流側にはガイド棒
25が設けられているが、該ガイド棒25は、袋詰装置
100の後方から前方、更に下方へと送り出される包材
ロールがフレーム10等と接触すること防止するための
ものであり、包材が滑動し易い、例えばステンレス製の
丸棒等であり、前記送りローラ102の取付位置等によ
り省略することも可能である。
【0021】包材吸引部材103は、各図に示すよう
に、袋詰装置100前面の中央より若干上側のフレーム
10に固定されたものであり、包材の外周面を吸引する
ための吸引口と、穿孔及び空気供給のための出入口とが
形成されている。図4は、包材吸引部材103の詳細な
構成を示す正面図及び断面図であるが、図に示すよう
に、包材吸引部材103は円柱状の部材であって、その
正面側に吸引口30及び出入口31が形成されている。
吸引口30は、包材吸引部材103の左右対称位置に2
つ形成されており、更に、各吸引口30から軸方向に一
定深さだけ穿たれて外側へ略直角に曲折し周側面へと貫
通する吸引路30aが夫々形成されて、各吸引口30は
図示しない吸引ポンプと連通されるものとなっている。
一方、出入口31は、包材吸引部材103の中央(軸)
に形成されており、裏面側へ向かってテーパー状に拡径
された貫通孔となっている。
【0022】穿孔部材104及び空気供給部材105
は、図5に示すように、前記包材吸引部材103と略同
平面上のフレーム10内に夫々配設されている。穿孔部
材104は、図2及び図5に示すように、フレーム10
内右側(図5では左側)から包材吸引部材103に向け
られたガイドレール40に沿ってスライド移動するスラ
イドテーブル41の先端側に、通電により発熱する熱棒
42が固定され、スライドテーブル41の基端側に、モ
ータ43の回転軸43aをクランク軸として、クランク
アーム44、クランクロッド45からなるクランク機構
が連結されてなるものである。図5は最後退位置(実
線)にある穿孔部材104を示しているが、熱棒42
は、モータ43の回転により包材吸引部材103の出入
口31に向かって前進し(1点鎖線)、最前進位置で先
端部が出入口31から突出し、再び後退するものとなっ
ている。
【0023】一方、空気供給部材105は、図3及び図
5に示すように、フレーム10内左側(図5では右側)
から包材吸引部材103に向けられたガイドレール50
に沿ってスライド移動するスライドテーブル51の先端
側に、エア供給源(図示せず)と連通されたエアノズル
52が固定された点を除いては、前記穿孔部材104と
概略同様の構成であり、スライドテーブル51の基端側
に、モータ53の回転軸53aをクランク軸として、ク
ランクアーム54、クランクロッド55からなるクラン
ク機構が連結されてなるものである。従って、図5に示
すように、空気供給部材105も同様に、モータ53の
回転により包材吸引部材103の出入口31に向かって
進退するものとなっている。
【0024】また、穿孔補助部材106は、図1、図
2、及び図6に示すように、前記包材吸引部材103と
略同高さ位置のフレーム10前面右側(図6では左側)
に設けられており、支軸60に回動自在に設けられたア
ーム61の先端に吸盤62が固定されたものである。ア
ーム61には吸盤62と吸引ポンプとを連通する吸引通
路(図示せず)が設けられており、吸盤62の内側を引
圧にできるものとなっている。また、アーム61の中央
付近には、エアシリンダ63のシリンダロッドが連結さ
れており、該シリンダロッドの進退により支軸60を軸
としてアーム61が回動するようになっている。アーム
61の長さは、前記支軸60から包材吸引部材103ま
での距離と略同一であり、従って、図6に示すように、
アーム61が回動することにより、その先端に固定され
た吸盤62が包材吸引部材103と近接する位置に進退
する。
【0025】これら包材吸引部材103、穿孔部材10
4、空気供給部材105、及び穿孔補助部材106によ
り本発明の包材膨出手段が構成され、包材吸引部材10
3の各吸引口30により、包材が吸引されて出入口31
に付着した状態に保持されるとともに、穿孔補助部材1
06により、吸引保持された対面側の包材を吸引した吸
盤62が回動して平面状に畳まれた包材を広げ、該状態
で穿孔部材104及び空気供給部材105が出入口31
に順次出入されることにより、包材の一箇所にのみ穴が
穿たれ、該穴からチューブ状の包材の内部空間に空気が
流入されて包材が膨出するものとなっている。なお、本
実施の形態では、穿孔部材104の熱棒42により包材
に穴を穿つものとしたが、例えば刃体や桐状のもの等、
その他の部材で穴を穿つものとしてもよい。また、該穴
は、空気供給部材105が挿入できれば十分であり、必
ずしも完全な穴である必要はなく、例えば包材をU字状
に切り裂いて、包材が舌状に残ったような穴であっても
よい。
【0026】図7は、本発明に係る包材吸引部材の他の
形態を示すものであるが、本包材吸引部材111は、円
柱体32と筒体33とからなるものである。詳細に説明
するに、円柱体32の正面中央には、軸方向に貫通する
貫通孔32aが穿たれており、該貫通孔32aは円柱体
32の内部で拡径されたものとなっている。更に、該貫
通孔32aの所定位置から周側面に向かって貫通孔32
bが左右対称に穿たれている。一方、筒体33はテーパ
状のものであり、径小側の外径は、前記貫通孔32aの
正面側の外径より小さく、径大側開口の外径は、前記貫
通孔32aの背面側の外径より大きいものである。該筒
体33が、円柱体32の貫通孔32aに径小側が正面と
なるように挿入され、背面側において溶着固定されてお
り、径小側開口は、円柱体32の正面と略同平面となっ
ている。これにより、筒体33の径小側開口が出入口3
4を構成し、円柱体32の貫通孔32aと筒体33の径
小側開口との間隙が環状の吸引口35を形成するものと
なる。
【0027】包材吸引部材111の吸引口35によれ
ば、包材が吸引されて出入口34に付着された状態に保
持される点は前記包材吸引部材103と同様であるが、
前記穿孔部材104により包材に穿たれた穴の周縁は、
図7(b)に1点鎖線で示したように、貫通孔32aの内
側に吸引されて内周面に付着するものとなるので、吸引
口35が包材により完全に密封されることはない。従っ
て、吸引を停止すれば、吸引口35より貫通孔32a内
に速やかに外気が流入し、該吸引口35に吸引されてい
る包材が速やかに開放されるものとなる。
【0028】開口形成部材107は、図1乃至図3、及
び図8に示すように、包材吸引部材103の上方、即ち
包材の送り方向に対して下流側に設けられたものであっ
て、フレーム10に固定されたガイドレール70に沿っ
てスライド移動するスライドフレーム71の先端側、即
ちフレーム10より前方に突出した先端近傍に、ニクロ
ム線72が張架され、該スライドフレーム71の基端側
に、モータ73の回転軸73aをクランク軸として、ク
ランクアーム74、クランクロッド75からなるクラン
ク機構が連結されてなるものである。また、スライドフ
レーム71の先端に夫々設けられてニクロム線72を固
定する固定部材76の一方には、コイルバネ77が装着
されており、これによりニクロム線72に張力を与え
て、ニクロム線72を常時緊張された状態で張架してい
る。図8は最大突出位置(実線)にあるニクロム線72
を示しているが、該ニクロム線72は、モータ73の回
転によりフレーム10に向かってスライド移動し(1点
鎖線)、通電により発熱したニクロム線72が包材に切
込みを形成するものとなっている。なお、ニクロム線7
2に代えて刃体等、その他の部材を用いてもよりことは
勿論である。
【0029】開口保持部材108は、図1乃至図3、及
び図9に示すように、フレーム10前面の開口形成部材
107直下、即ち包材の送り方向に対して直上流側に設
けられており、外形が8角形、且つ内形が円形の環状の
ものであり、内周縁に沿って上端近傍から斜め下方に向
かって吸引溝80が穿たれており、更に、該吸引溝80
の奥部から側面に向かって、8角形の一辺当たり2つの
吸引通路81が貫通されている。また各吸引通路81
は、図示しない吸引ポンプと接続されている。これによ
り、開口保持部材108に挿通され切込みが形成された
包材の切込み周縁が前記吸引溝80に吸引されて、該切
込みが開口状態に保持するものとなっている。なお、開
口保持部材108の外形は8角形等の多角形に制限され
るものではなく、円形等のその他の形状であってもよ
く、また、吸引溝80の吸引力の強さや均一性等を考慮
して吸引通路81を増減等できることも勿論である。
【0030】シュート109は、図1乃至図3、及び図
10に示すように、フレーム10前面の開口保持部材1
08の直上、即ち法材の送り方向に対して直下流側に設
けられたものであって、支軸90に回動自在に設けられ
たアーム91の先端に、前記開口保持部材108と略同
径、且つ上端付近が拡径された筒体92が固定されたも
のである。また、アーム91の中央付近には、エアシリ
ンダ93のシリンダロッドが連結されており、該シリン
ダロッドの進退により支軸90を軸としてアーム91が
回動し、図10に示すように、その先端に固定された筒
体92が前記開口保持部材108と重合する位置に進退
する。これにより、筒体92が、開口保持部材108に
より開口状態に保持された包材の内部空間へ物品を導入
するための導入路となる。
【0031】なお、シュート109を上下方向にも昇降
できるようにして、開口保持部材108と嵌合するよう
にしてもよい。図11は、開口保持部材108及びシュ
ート109の筒体92の断面構成を示すものであるが、
図に示すように、筒体92の下端側内周縁に、開口保持
部材108の内径より若干小さい外径の突出部92aを
形成し、該突出部92aに、開口保持部材108の吸引
溝80と接合可能な環状の弾性体94を外嵌する。この
ように構成された筒体92を、例えばエアシリンダ等
(図示せず)により支軸90を上下方向に昇降自在とす
ることにより、該支軸90に枢設されたアーム91とと
もに筒体92が昇降するものとなり、筒体92を降下さ
せれば、突出部92a及び弾性体94が開口保持部材1
08の内空に挿入されて、筒体92と開口保持部材10
8が嵌合されるとともに、弾性体94が吸引溝80と密
着して、吸引溝80に開口状態に保持された包材を挟持
するものとなる。これにより、吸引溝80の吸引力に弾
性体94との挟持力が加わり、より強力に、包材を開口
状態に保持することができる。また、図に示すように、
開口保持部材108の下方に、開口保持部材108の内
形と略同形状に湾曲されたガイド部材82を設けること
により、包材内への物品の導入路を補助するものとな
る。
【0032】包材封止部材110は、図1乃至図3、及
び図12に示すように、開口保持部材108の下方、即
ち包材の送り方向に対して上流側に設けられたものであ
って、2つのシーラー13、14が一定間隔を離間して
上下2段に設けられている。図12は上段側のシーラー
13を示したものであるが、該シーラー13は、一対の
熱溶着部材15の一方がフレーム10に固定され、他方
がフレーム10から水平方向に出没自在に設けられたス
ライドロッド16の先端側に固定され、該スライドロッ
ド16の基端側がエアシリンダ17のシリンダロッドと
連結されてなるものである。
【0033】図12は前記シーラー13が最大突出位置
(実線)にある場合を示しているが、エアシリンダ17
が縮退することにより、スライドロッド16の先端側に
固定された熱溶着部材15がフレーム10に向かってス
ライド移動し(1点鎖線)、これにより、一対の熱溶着
部材15間に挟入された包材が圧熱溶着されるものとな
っている。下段側のシーラー14も同様の構成であるの
で詳細な説明は省略するが、該シーラー14も前記エア
シリンダ17により駆動するものであり、2つのシーラ
ー13、14は同じタイミングで動作する。
【0034】なお、図には示していないが、上段のシー
ラー13の熱溶着部材15下側、及び下段のシーラー1
4の熱溶着部材15の上側には、夫々カッター刃が設け
られており、これにより、シーラー13、14が包材を
上下2箇所で圧熱溶着するとともに、圧熱溶着されたシ
ール部間の包材を切断するものとなっている。
【0035】また、包材封止部材110は、フレーム1
0下端近傍に設けられた感圧スイッチ18が包材を検知
することにより動作するように制御されており、2つの
シーラー13、14間から感圧スイッチ18までの距離
が、前記包材吸引部材103から上段側のシーラー13
までの距離と略同等となるように、包材封止部材110
及び感圧スイッチ18がフレーム10に夫々配設されて
いる。これにより、穿孔部材104により穴が穿たれた
包材が送りローラ102により送り出され、その下端が
感圧スイッチ18に達した場合に、該穴は包材封止部材
110の2つのシーラー13、14間に位置し、前述し
たように、シーラー13、14が包材を上下2箇所で圧
熱溶着するとともに、圧熱溶着されたシール部間の包材
を切断することにより、該穴が穿たれた部分の包材が切
除されるものとなる。
【0036】更に、図1乃至図3、及び図13に示すよ
うに、包材封止部材110の下方であって前記感圧スイ
ッチ18の上方には、押出部材112が設けられてい
る。該押出部材112は、フレーム10から水平方向に
出没自在に設けられたスライドロッド26の先端側に平
板27が固定され、該スライドロッド26の基端側がエ
アシリンダ28のシリンダロッドと連結されてなるもの
である。
【0037】図13は前記押出部材112が最大縮退位
置(実線)にある場合を示しているが、前記包材封止部
材110の動作に若干遅れてエアシリンダ28が伸長す
ることにより、スライドロッド26の先端側に固定され
た平板27がフレーム10から突出し(1点鎖線)、包
材封止部材110により封止、切断された包材が前方へ
押し出されるものとなっている。
【0038】以下、本袋詰装置100の動作について図
14乃至図21を用いて説明する。なお、説明の便宜
上、各図においてはエアシリンダ、クランク機構等を適
宜省略している。まず、図14に示すように、包材ロー
ルから平面状に畳まれた包材を引き出して、送りローラ
102に挟入させ、更にガイド棒25を介して開口保持
部材108の内空に挿通し、包材の先端が包材封止部材
110に至るまで送り出す。その状態で、包材封止部材
110を作動させ、包材の先端側を封止するとともに、
該封止部より先端側を切断する。これにより、物品を包
装する最初の袋の一端が形成される。なお、本動作は包
材ロールを初めて使用する場合等に、包材の先端側を封
止するために必要なものであり、連続的に袋詰を行う場
合等、既に包材の先端側が封止されていれば行う必要は
ない。
【0039】次に、図15に示すように、包材吸引部材
103に包材を吸引させて、平面状に畳まれた包材の外
面を吸引口30に吸着させるとともに、穿孔補助部材1
06を回動させて吸盤62を包材吸引部材103に近接
させ、吸引口30に付着した反対側の包材の外面を吸盤
62に吸着させる。その後、該吸盤62を包材吸引部材
103から離反させることにより、平面状に畳まれた包
材が立体的に開かれた状態となる。該状態で、穿孔部材
104(図示せず)を進退させて熱棒42を包材吸引部
材103の出入口31から突出させることにより、発熱
した熱棒42が包材吸引部材103に付着した包材に接
触して穴を穿つ。更に、空気供給部材105を進出させ
てエアノズル52を包材吸引部材103の出入口31か
ら突出させ、前記穴から包材の内部空間に空気を流入す
る。これにより、包材の内部空間に空気が充填されて包
材がチューブ状に膨出され、前記開口保持部材108に
内接する。包材が膨出すれば、空気供給部材105を退
避させる。また、包材膨出後においては、包材吸引部材
103及び穿孔補助部材106の包材の吸着を維持する
必要はない。
【0040】次に、図16に示すように、開口形成部材
107をスライド移動させて、開口保持部材108の直
上、即ち包材の送り方向に対して直下流側で、包材に所
定部分を残して切込みを形成する。図17は、切込みが
形成された包材の外観を示す部分拡大斜視図であるが、
図に示すように、開口形成部材107のニクロム線72
を位置Pまでスライド移動させることにより、フレーム
10側に所定部分を残してチューブ状の包材を横断する
切込みが形成される。位置Pは、チューブ状の包材の径
や素材、袋詰すべき物品の大きさ等を考慮して設定する
ものであるが、包材の直径に対して切込み位置が小さけ
れば開口も小さくなるので、包材の内部空間へ導入され
る物品の大きさが制限され、切込み位置を大きくすれば
開口は大きくなるが、フレーム10側に残る部分が小さ
くなるので、その後の動作時における重力への耐性が弱
くなる。従って、例えばチューブ状の包材の直径に対し
て2/3乃至3/4となるように、位置Pを設定するこ
とが好ましい。
【0041】切込みが形成された包材の開口周縁は、開
口保持部材108の吸引溝80に吸引される。図18
は、包材の開口周縁が吸引する開口保持部108を示す
部分拡大断面図であるが、図に示すように、包材の開口
周縁は吸引溝80に吸い込まれて吸引溝80に沿って折
れ曲がり、その内壁に吸着する。これにより、包材の切
込みが開口状態に保持されるとともに、吸引溝80によ
る吸引力と、吸引溝80の内壁に密着する包材の開口周
縁の摩擦力とにより、包材が開口保持部材108に支持
される。
【0042】次に、図19に示すように、筒体92を開
口保持部材108と重合する位置、即ち、筒体92と開
口保持部材108とが略同軸上となり、筒体92の下端
開口と包材の開口とがほぼ重なる位置となるようにシュ
ート109を回動する。これにより、包材の切込みより
上側部分、即ち包材の下流部分がフレーム10側へ押し
寄せられる。この状態で、袋詰すべき物品を筒体92の
上端開口から投入することにより、該物品は筒体92に
より包材の開口に導かれて包材の内部空間に投入され、
該内部空間を先端の封止部まで落下する。包材は、送り
ローラ102による挟持力、及び開口保持部材108に
よる吸着力により支持されているので、内部空間に物品
が投入されても同じ位置に維持される。
【0043】また、前述したように、開口保持部材10
8を上下方向にも昇降自在なものとした場合には、図1
8に1点鎖線で示すように、筒体92を降下させること
により筒体92と開口保持部材108とが嵌合されて、
吸引溝80に開口状態に保持された包材を挟持する。こ
れにより、包材の開口周縁には更に筒体92との挟持力
が加わり、より強力に包材が支持される。
【0044】所要量の物品が投入された後、シュート1
09を回動して筒体92を開口保持部材108上から外
し、開口保持部材108による開口周縁の吸着を開放し
て、送りローラ102を回転させ、物品が投入された包
材を送り出す。これにより、図20に示すように、物品
の重力に依って包材が下降する。
【0045】包材の先端が感圧スイッチ18に達すれ
ば、検知信号を受けて包材封止部材110が作動し、シ
ーラー13、14が包材を上下2箇所で圧熱溶着する。
即ち、シーラー14が、包材に投入された物品より下流
側であって穿孔部材104により穿たれた穴より上流側
で包材を圧熱溶着及び切断するとともに、シーラー14
が、該穴より下流側で包材を圧熱溶着及び切断する。こ
れにより、物品の袋詰が完了し、包材の穴が穿たれた部
分、及び切込みが形成された部分が切除される。
【0046】最後に、押出部材112が突出して袋詰さ
れた物品を前方へ押しやり、次の袋詰動作に入る。即
ち、包材の先端側が封止された状態となり、図15乃至
図21に示すステップを繰り返す。これにより、包材ロ
ールを用いて連続的に物品が袋詰される。
【0047】このように、本袋詰装置100によれば、
チューブ状の包材を用いて所望の物品を連続的に袋詰す
ることができるが、本実施の形態に係る袋詰装置100
の各構成部材の配置は、袋詰すべき物品により適宜変更
してもよいことは勿論である。例えば、物干竿等の長尺
の物品を袋詰する場合には、該物品の長さに合わせて開
口保持部材108から包材封止部材110までの距離等
を変更し、また、包材の送り方向を縦方向から横方向に
変更してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る袋詰
装置によれば、チューブ状の包材を所定の位置に送り出
す送出手段と、包材の一部に穴を穿つとともに該穴から
包材の内部空間に空気を供給する包材膨出手段と、前記
包材膨出手段の上流に設けられ、所定部分を残して包材
に径方向の切込みを入れる開口形成手段と、前記包材膨
出手段の直下流に設けられ、包材が内挿されるととも
に、包材の切込み周縁を吸引して該切込みを開口状態に
保持する環状の開口保持手段と、袋詰めすべき物品を前
記包材の開口に導く物品導入手段と、包材に穿たれた穴
の上流側及び下流側において包材を封止する包材封止手
段と、を具備し、チューブ状の包材の所定箇所に切込み
を形成して開口し、該開口から袋詰すべき物品を包材内
部に投入するようにしたので、チューブ状の包材を用い
て効率よく連続的に物品の袋詰めを行うことができる。
【0049】また、本発明によれば、前記包材膨出手段
は、包材の外周面を吸引するための吸引口と、穿孔及び
空気供給のための出入口とが形成された包材吸引部材
と、該吸引口と連通された吸引ポンプと、該出入口に出
没自在に設けられた棒状の穿孔部材及び管状の空気供給
部材と、包材の外周面を吸引し、前記包材吸引部材に対
して進退自在に設けられた穿孔補助部材と、を具備する
ので、平面状に畳まれた包材を立体的なチューブ状に膨
出することができる。これにより、包材の開口形成、及
び包材内への物品投入を容易ならしめることができる。
【0050】また、本発明によれば、前記開口保持手段
は、環状部材の内周縁に沿って吸引溝が延設され、該吸
引溝と吸引ポンプとが連通されたものとしてので、簡易
な構造で包材の開口を吸着保持することができる。
【0051】また、本発明によれば、前記包材吸引部材
は、包材の外周面と接する面に前記出入口が形成され、
該出入口を挟むようにして前記吸引口が少なくとも2以
上形成されたものとしたので、包材の穿孔及び膨出を容
易に行うことができる。
【0052】また、本発明によれば、前記包材吸引部材
は、包材の外周面と接する面に前記出入口が形成され、
該出入口の外周に沿って前記吸引口が環状に形成された
ものとし、穴が穿たれた包材が吸引口の内側に吸引され
て内周面に付着し、吸引口が包材により完全に密封され
ないようにしたので、吸引を停止することにより包材が
速やかに開放され、袋詰装置の動作をより一層円滑なら
しめることができる。
【0053】また、本発明によれば、前記物品導入手段
は、前記開口保持手段と嵌合自在に設けられ筒状の部材
であって、開口保持手段と嵌合することにより、開口状
態に保持された包材の切込み周縁を嵌合部位で挟持する
ものとしたので、開口保持手段の吸引力に物品導入手段
との挟持力が加わり、より強力に、包材を開口状態に保
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る袋詰装置100の概
略構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る袋詰装置100の概
略構成を示す右側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る袋詰装置100の概
略構成を示す左側面図である。
【図4】図4(a)は包材吸引部材103の構成を示す正
面図であり、図4(b)は包材吸引部材103のA−A断
面図である。
【図5】穿孔部材104及び空気供給部材105の詳細
な構成を示す平面図である。
【図6】穿孔補助部材106の詳細な構成を示す平面図
である。
【図7】図7(a)は包材吸引部材111の構成を示す正
面図であり、図7(b)は包材吸引部材111のB−B断
面図である。
【図8】開口形成部材107の詳細な構成を示す平面図
である。
【図9】図9(a)は開口保持部材108の構成を示す平
面図であり、図9(b)は開口保持部材108のC−C断
面図である。
【図10】シュート109の詳細な構成を示す平面図で
ある。
【図11】開口保持部材108と嵌合する筒体92の構
成を示す断面図である。
【図12】シーラー13の詳細な構成を示す平面図であ
る。
【図13】押出部材112の詳細な構成を示す平面図で
ある。
【図14】包材の先端側を封止する袋詰装置100の動
作を説明するための模式図である。
【図15】包材を膨出する袋詰装置100の動作を説明
するための模式図である。
【図16】包材に切込みを形成する袋詰装置100の動
作を説明するための模式図である。
【図17】切込みが形成された包材を開口状態に保持す
る開口保持部材108を説明するための部分拡大斜視図
である。
【図18】図17のD−D断面図である。
【図19】物品が投入される袋詰装置100を説明する
ための模式図である。
【図20】包材を封止する袋詰装置100の動作を説明
するための模式図である。
【図21】袋を押し出す袋詰装置100の動作を説明す
るための模式図である。
【図22】シート状の包材を用いた従来の袋詰方法を説
明するための模式図である。
【図23】チューブ状の包材を用いた従来の袋詰方法を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
100 袋詰装置 101 包材ロール支持部材 102 送りローラ(送出手段) 103 包材吸引部材 104 穿孔部材 105 空気供給部材 106 穿孔補助部材 107 開口形成部材 108 開口保持部材 109 シュート(物品導入手段) 110 包材封止部材 111 包材吸引部材 30 吸引口 31 出入口 80 吸引溝 92 筒体(筒状の部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状の包材を用いて所望の物品を
    袋詰めする装置であって、 チューブ状の包材を所定の位置に送り出す送出手段と、 包材の一部に穴を穿つとともに該穴から包材の内部空間
    に空気を供給する包材膨出手段と、 前記包材膨出手段の上流に設けられ、所定部分を残して
    包材に径方向の切込みを入れる開口形成手段と、 前記包材膨出手段の直下流に設けられ、包材が内挿され
    るとともに、包材の切込み周縁を吸引して該切込みを開
    口状態に保持する環状の開口保持手段と、 袋詰めすべき物品を前記包材の開口に導く物品導入手段
    と、 包材に穿たれた穴の上流側及び下流側において包材を封
    止する包材封止手段と、を具備するものであることを特
    徴とする袋詰装置。
  2. 【請求項2】 前記包材膨出手段は、包材の外周面を吸
    引するための吸引口と、穿孔及び空気供給のための出入
    口とが形成された包材吸引部材と、該吸引口と連通され
    た吸引ポンプと、該出入口に出没自在に設けられた棒状
    の穿孔部材及び管状の空気供給部材と、包材の外周面を
    吸引し、前記包材吸引部材に対して進退自在に設けられ
    た穿孔補助部材と、を具備したものであることを特徴と
    する請求項1に記載の袋詰装置。
  3. 【請求項3】 前記開口保持手段は、環状部材の内周縁
    に沿って吸引溝が延設され、該吸引溝と吸引ポンプとが
    連通されたものであることを特徴とする請求項1に記載
    の袋詰装置。
  4. 【請求項4】 前記包材吸引部材は、包材の外周面と接
    する面に前記出入口が形成され、該出入口を挟むように
    して前記吸引口が少なくとも2以上形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の袋詰装置。
  5. 【請求項5】 前記包材吸引部材は、包材の外周面と接
    する面に前記出入口が形成され、該出入口の外周に沿っ
    て前記吸引口が環状に形成されたものであることを特徴
    とする請求項3に記載の袋詰装置。
  6. 【請求項6】 前記物品導入手段は、前記開口保持手段
    と嵌合自在に設けられ筒状の部材であって、開口保持手
    段と嵌合することにより、開口状態に保持された包材の
    切込み周縁を嵌合部位で挟持するものであることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の袋詰装置。
  7. 【請求項7】 チューブ状の包材を環状部材に挿通し、
    該包材の所定位置を封止して袋の一端を形成した後、該
    包材の一部に穴を穿ち、該穴から包材の内部空間に空気
    を供給することにより、包材を膨出させて環状部材に内
    接させるステップと、 前記環状部材の直下流において、所定部分を残して包材
    に切込みを入れて開口した後、該開口周縁を前記環状部
    材に吸着させるステップと、 該包材の開口に袋詰すべき物品を投入するステップと、 前記環状部材による包材の吸着を開放して包材を所定量
    だけ引き出し、包材の開口周縁包材に投入された物品よ
    り下流側且つ前記穴より上流側において包材を封止して
    袋の他端を形成するステップとを含むことを特徴とする
    袋詰方法。
  8. 【請求項8】 包材の開口周縁を環状部材に吸着させた
    後、該環状部材に筒状部材を嵌合して、該開口周縁を嵌
    合部位で挟持させることを特徴とする請求項7に記載の
    袋詰方法。
JP2001265043A 2001-08-31 2001-08-31 袋詰装置、及び袋詰方法 Expired - Fee Related JP3374286B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265043A JP3374286B1 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 袋詰装置、及び袋詰方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265043A JP3374286B1 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 袋詰装置、及び袋詰方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3374286B1 JP3374286B1 (ja) 2003-02-04
JP2003072704A true JP2003072704A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19091562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001265043A Expired - Fee Related JP3374286B1 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 袋詰装置、及び袋詰方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374286B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145766A (zh) * 2010-02-08 2011-08-10 湘潭五盛包装机械有限公司 一种给袋式自动包装机
JP2017194277A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 三菱マテリアルテクノ株式会社 トンネルの計測方法
CN112027211A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 湖州佳辰包装有限公司 一种液体的全自动封装检测装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145766A (zh) * 2010-02-08 2011-08-10 湘潭五盛包装机械有限公司 一种给袋式自动包装机
CN102145766B (zh) * 2010-02-08 2013-07-10 湖南工程学院 一种给袋式自动包装机
JP2017194277A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 三菱マテリアルテクノ株式会社 トンネルの計測方法
CN112027211A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 湖州佳辰包装有限公司 一种液体的全自动封装检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3374286B1 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4899520A (en) Packaging apparatus and method
US6793613B2 (en) Bag blocks
EP2944577A1 (en) Method and device for sealing gas in a gas compartment-equipped bag
KR100441873B1 (ko) 티백(teabag)제조장치및제조방법과티백
JP2006069630A (ja) 内袋機
JP4152159B2 (ja) ティーバッグ製造装置
JP3374286B1 (ja) 袋詰装置、及び袋詰方法
JP2011116375A (ja) フィルムフィード装置及び該装置を備えた包装装置
JP2004167952A (ja) 自立袋及び平袋兼用製袋包装機
JP2001206307A (ja) 自立袋の製袋充填包装方法及びその装置
JP6145383B2 (ja) チューブ状フィルムの繋ぎ装置および繋ぎ方法
JP2834714B2 (ja) 製袋充填包装機と同包装機に使用する平底包装体の形成方法
JP6860593B2 (ja) 四面体形状のフィルタバッグを生産するための装置および機械
JP5166998B2 (ja) 縦形製袋充填包装機
TWM558228U (zh) 連續式自動製袋包裝機
JP7511840B2 (ja) 連包状製袋充填包装機における袋張り装置およびそれを備えた連包状製袋充填包装機
US11407535B2 (en) Packaging system
JP2000118514A (ja) 縦型製袋充填機における縦シール装置
JP4488594B2 (ja) 粉剤の分包充填包装方法とその包装方法に用いる包装機
JP3677087B2 (ja) 包材の加工装置
JPH0872813A (ja) 人参等の包装装置
JP3782517B2 (ja) 包装機における包材の送り装置
JP3045279B2 (ja) 包装装置
JP3537178B2 (ja) 包装装置
JPH07237615A (ja) ストレッチ包装方法及び包装機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees