JP2004167952A - 自立袋及び平袋兼用製袋包装機 - Google Patents

自立袋及び平袋兼用製袋包装機 Download PDF

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Abstract

【課題】チャック付自立袋や平袋等の多種類の袋を効率よく製作することができる製袋部を備えていて、包装の高速化に適応可能な自立袋及び平袋兼用製袋包装機を提供すること。
【解決手段】繰出されるフィルムfを二つに折り重ねて、所定の袋幅ごとに縦方向にヒートシールを施した連続状袋体を間欠的に送り出すようにし、その袋体を切断して一枚ずつの袋とし、その袋についてはチャック付自立袋、自立袋(チャックなし)、チャック付平袋、平袋の何れをも製作可能に設けた製袋部Aと、その製袋部Aから間欠的に送り込まれる袋をグリップ対91により吊り下げ状に支持させ、各グリップ対で支持された袋に被包装物を充填してから袋口のシールを施し、その施封された袋を機外に排出するように設けた包装機本体部Bとからなり、多種類の袋に対応可能に構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャック付自立袋、チャックなしの自立袋、チャック付平袋、三方又は四方シール袋という多種類の袋と袋サイズの変更に対応可能な自立袋及び平袋兼用製袋包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
チャック付自立袋、チャックなしの自立袋を用いる自動包装については、別途独立した製袋装置により予め製作された袋をロータリー方式や直線移動方式の給袋式包装機を利用して行なわれている。一般的な給袋式包装機は、給袋装置のストッカー部に収められる多数のチャック付自立袋、平袋等の袋から一枚ずつ分離される袋を移動体に設けられたグリップ対に供給し、各グリップ対により吊り下げ状に掴まれた袋を開口ステーション、充填ステーション、袋口シールステーション等の各ステーションに間欠移動させつつ所定量の被包装物を充填し、袋口を施封した袋を機外に排出するという構成とされている。なお、チャック付袋等の先端部分に厚みのある袋に用いられる給袋装置の一例として、本件出願人にかかるものが特開平10−194238号公報により開示されている。
【0003】
また、ロール状に巻かれたフィルムから連続的に製作される1枚ずつの袋に被包装物を充填して袋口のシールを施すように構成された製袋包装機に関し、本件出願人にかかる製袋装置が包装機も含めた形態にて特許第2838508号公報により開示されている。ただし、そこで対象とされる袋については、底部に折り込み部分を設けた自立袋ではなく、一般的に使用されている平袋である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の製袋装置でチャック付自立袋を製作する場合には、袋とされるときの底部や側縁に相当する箇所がヒートシール処理により加熱されること、さらに、包装用フィルムが下流側に設けられたフィルム送り機構によって間欠移送されるときに引張力が作用することにより、当該フィルムに延びを生ずる。しかして、フィルムの送り速度が遅い場合にはフィルムの延びが少なくなるので、自立袋の生産にさほど影響を与えないと言えるところ、送り速度が早い場合には延びや変形量が増すことから装置を高速化して生産能力を高めることは困難であった。
【0005】
他方、従来のチャック付自立袋を用いる包装機では、別途独立した製袋装置により制作されたチャック付自立袋を給袋装置のコンベアー上に倒し重ねて供給し、繰出しベルトにより1枚ずつ繰出される袋を揺動レバーに設けた吸盤で吸着し、その吸着された袋をグリップ対に送り込むための挟着片対に受け渡すように構成されている。ところが、チャック部分の膨らみのために2枚の袋が重なって繰出されてしまったり、グリップ対に受け渡したときに袋の高さが揃わなかったりするなどの不具合を生じることがあり、それらを完全に解決することは技術的に難しい。加えて、チャック付自立袋を製袋メーカーから購入して包装機に使用すれば、袋の単価が高いために包装コストが高くつくことになる。
【0006】
したがって、従来の製袋装置と包装機とを単に組み合わせるだけでは、上述した製袋や給袋における不具合のない、包装能力の高い製袋包装機を得ることはできないと言えよう。また、今まで、チャック付自立袋、チャックなしの自立袋、チャック付平袋、三方又は四方シール袋という多種類の袋を効率よく製袋することができて、それらの中の特定した袋をそのまま用いて自動包装を行うようにした製袋包装機は開発されていなかった。そこで、本件出願人は上記不具合・問題点を鑑みて研究開発を行なった結果、従来の製袋装置における不具合を解決すると共に包装能力の高い製袋包装機を発明するに至った。
【0007】
この発明の目的は、チャック付自立袋や平袋等の多種類の袋を効率よく製作することができる製袋部を備えていて、包装の高速化に適応可能な自立袋及び平袋兼用製袋包装機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、ロール状に巻かれた包装用フィルムを間欠的に繰出すフィルム繰出し機構と、繰出されたフィルムの自立袋とされるときの底部を形成する折込部分の縦縁に相当する箇所に少なくとも一対の穴を夫々形成する穴あけ手段と、前記フィルムを長手方向で側縁を上方にして二つに折り重ねる成形・重ね合わせ手段と、自立袋とされるときの前記穴同士を合致させて山折りにした前記折込部分を形成する折込手段と、チャックリールから繰出されるリボン状の合成樹脂製チャックを必要に応じて前記フィルムの二つに折り重ねられる内方の適宜位置に挟み込むチャック供給手段と、前記フィルムに該チャックを固定するチャックシール手段と、前記フィルムの折込部分又は底部分に必要に応じてヒートシールを施す底シール手段と、チャック付自立袋とされるときの縦縁に相当する箇所のチャック部分にヒートシールを施すことにより当該部分の膨らみをなくす処理を行なうポイントシール手段と、所定の袋幅にてフィルムの縦方向にヒートシールを施す縦シール手段と、その縦シール手段によりヒートシールが施されて連続状とされた袋体を間欠的に下流側へ送り出すフィルム送り機構と、そのフィルム送り機構の送り停止時にその連続状の袋体を所定の袋幅毎に切断するカッター手段とを備えていて、チャック付自立袋、自立袋(チャックなし)、チャック付平袋、三方又は四方シール袋の何れをも製作可能に設けられた製袋部と、
多数のグリップ対を複数のステーション毎に間欠停止して移動させつつ、前記製袋部から袋受け渡し手段により間欠的に送り込まれる袋を該グリップ対により袋口を上にして夫々吊り下げ状に支持するように設け、各グリップ対で支持された袋に被包装物を充填してから袋口のシールを施し、その施封された袋を排出ステーションから機外に排出するように設けられた包装機本体部とからなり、
前記多種類の袋と袋のサイズ変更に対応可能に構成したことを特徴とする。
【0009】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機において、前記製袋部にて、ヒートシールが施された縦縁の上端及び下端を切り欠いて袋とされるときの面取りを行うことを特徴とする。
【0010】
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機において、前記製袋部にて、ヒートシールが施された縦縁の上端寄りに、袋とされるときの切り口を設ける加工を施すことを特徴とする。
【0011】
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れかに記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機において、前記包装機本体部にて、袋口のシール部分に、吊り下げ用の穴を設ける穴あけ加工を施すことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
ここでは、製袋部においてチャック付自立袋を製作し、この袋を包装機本体部に供給して自動包装を行う場合を例として発明の作用を述べる。
【0013】
製袋部において、フィルム供給機構によりロール状に巻かれた包装用フィルムが繰出され、繰出されたフィルムの自立袋とされるときの底部を形成する折込部分の縦縁に相当する箇所に、少なくとも一対の穴が夫々形成される。ついで、成形・重ね合わせ手段によりフィルムが長手方向で側縁を上方にして二つに折り重ねられると共に、前記穴同士を合致させて山折りにした折込部分が形成される。これと同時に、チャック供給手段のチャックリールから繰出されるリボン状のチャックが、フィルムの二つに折り重ねられる側縁内方に挟み込まれ、チャックシール手段によりチャックがフィルムに溶着固定される。
【0014】
ついで、底シール手段により前記折込部分にヒートシールが施されると共に、ポイントシール手段により自立袋とされるときの縦縁に相当する箇所のチャック部分にヒートシールが施されて当該チャック部分の膨らみをなくす。縦シール手段により所定の袋幅毎にフィルムの縦方向にヒートシールを施されて連続状とされた袋体は、フィルム送り機構により間欠的に下流側へ送り出され、その送り停止時に、カッター手段によって縦シール部分の中央箇所が切断されることにより一枚ずつのチャック付自立袋とされる。
【0015】
上記製袋部により製作されるチャック付自立袋は、袋受け渡し手段により当該製袋部と同期制御される包装機本体部側へ次々と送り込まれ、グリップ対により袋口を上にして夫々吊り下げ状に支持され、チャック開きステーション、開口ステーション、充填ステーション、袋口シールステーション、シール冷却・製品排出ステーション等の各ステーション毎に間欠移動する。
【0016】
チャック付自立袋は、チャックを開かれて圧縮空気を吹き込まれることにより底部を展開した状態とされ、充填手段により所定量の被包装物が充填される。そして、袋口に挿入されたノズルから圧縮空気を噴射させることにより袋口付近の清掃を施して袋口シール手段により袋口のシールを施され、施封された袋はシール冷却・製品排出ステーションから機外に排出される。
【0017】
この自立袋及び平袋兼用製袋包装機の製袋部では、チャック付自立袋、自立袋(チャックなし)、チャック付平袋、三方又は四方シール袋の何れをも製作可能である。しかして、チャックなしの自立袋又は平袋の製袋についてはチャック供給手段によるチャックの供給作業を停止し、平袋の製袋については穴あけ手段による穴あけ加工と、折り込み手段による山折りの折込部分を形成する加工を行なわない。
【0018】
(請求項2の発明)
製袋部において、フィルムのヒートシールが施された縦縁の上端及び下端を切り欠き加工を施すことにより、面取りされた袋が製作される。
【0019】
(請求項3の発明)
製袋部において、フィルムのヒートシールが施された縦縁の上端寄りに水平な直線若しくは菱形等の切り込み又は穴加工を施すことにより、切り口を設けた袋が製作される。
【0020】
(請求項4の発明)
包装機本体部において、被包装物を充填した袋の袋口のシール部分に穴あけ加工を施すことにより、商品陳列時の吊り下げ用穴を設けた袋が製作される。
【0021】
この平袋兼用製袋包装機は、チャック付自立袋や平袋等の多種類の袋を効率よく製作することが可能な製袋部を備えていて、所定の袋を包装機本体部側に安定して円滑に給袋することができ、包装の高速化、設備コストの低減化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は自立袋及び平袋兼用製袋包装機の正面図、図2は同、平面図、図3〜図6は同製袋包装機において、チャック付自立袋による自動包装作業を(1)〜(27)の工程に分けて示した説明図、図7はフィルムの折込部分の説明図、図8はチャック付自立袋の説明図、図9は平袋製作時において、成形・重ね合わせ手段の三角板によりフィルムを二つに折り重ねる作業を示す説明図である。
【0023】
図1、図2に示す本発明の自立袋及び平袋兼用製袋包装機Pは、製袋部Aとロータリー方式の包装機本体部Bとからなり、製袋から包装までの一連の作業を自動的に行うように構成されており、毎分当たり15〜60袋という包装能力を有する。また、この製袋包装機Pでは、製袋部Aにてチャック付自立袋、自立袋(チャックなし)、チャック付平袋、三方又は四方シール袋の何れをも製作可能であるところ、ここでは図8に示すチャック付自立袋aを製袋して包装を行う場合を例にして工程順に説明する。
【0024】
その製袋部Aについては、フィルム供給機構30、成形・重ね合わせ手段40、チャック供給手段45、チャックシール手段50、底シール手段55、ポイントシール手段60、縦シール手段65、フィルム送り機構70及びカッター手段75とからなる。
【0025】
フィルム供給機構30では、図3の(1)〜(3)に示すように、セット台31の支持部31aに回転自由に装着された包装用フィルムfが、ガイドローラ32、ダンシングローラ33、ガイドローラ群34を経て、サーボモータ装置(図示せず)により駆動制御される供給ローラ35によって後方のダンシングローラ36、案内ローラ37側に繰出されるように設けられている。そのフィルムfについては、袋とされるときの内面側のみを熱接着可能なフィルム材料が使用されている。
【0026】
繰出されたフィルムfの自立袋とされるときの底部を形成する折込部分cの縦縁iに相当する箇所には、図3の(2)に示すように、少なくとも一対の穴d,dがパンチ38にて打ち抜き加工により夫々形成される。
【0027】
繰出されたフィルムfは、機台39上に設置された成形・重ね合わせ手段40の三角形状の成形板41により長手方向で両側縁を上方にして二つに折られつつ、その成形板41の頂点位置に設けられた折込手段たるヘラ42により上記穴d,d同士を合致させて山折にした折込部分cを形成され(図7)、その頂点位置に接近して立設された2組の合わせローラ43,44により重ねられる。
【0028】
なお、平袋を製作する場合には、図9に示すように、上記折込部分cを形成する必要はない。
【0029】
フィルムfが二つ折りにされる際には、チャック供給手段45の回転自由に支持されたチャックリール46から繰出されるリボン状の合成樹脂製チャックjが、フィルムfの側縁内方に挟み込まれる。
【0030】
チャックシール手段50は、図3の(6)に示すように、前記チャックjをフィルムfに固定するためにフィルムfの間欠停止時にヒートシールを施すものである。ヒートシールを施された箇所については、図3の(7)に示すように、冷却バー51の圧接動作により直ちに冷却を施される。
【0031】
そのチャックjは、長手方向部分のヒートシール処理後で後工程の間欠停止時に、図4の(9)に示すように、袋aとされるときの縦縁iに相当する箇所のチャック部分k,kをポイントシール手段60によってシールを施して当該部分k,kの膨らみをなくす処理が行われる。
【0032】
底シール手段55は、図4の(9)に示すように、フィルムfの間欠停止時に同フィルムの袋aとされるときの底部eにヒートシールを施すものである。この底シール手段55の溶封バー56は、側面から見て上部を湾曲状に窪むように形成されており、製作する袋の長さ寸法に合わせてシール位置の高さを調整可能に設けられている。ヒートシールを施された箇所については、図4の(10)に示すように、冷却バー62の圧接動作により直ちに冷却を施される。
【0033】
なお、四方シール袋の製作に際しては、溶封バーを直線状形状のものと交換しなければならない。また、底シールを施さない三方シール袋の場合には、溶封バー56を開放したままの状態に保持するように制御を行う。
【0034】
縦シール手段65は、縦シール本体を2組並列に設けており、製造する袋サイズに応じて一定の袋幅毎に側縁i,iとなる部位を2回の加熱処理で完全なシールを施すように設けられている。この縦シール手段65の溶封バー66は、製造する袋の幅寸法に合わせてシール位置の調整をすることができるように設けられている。ヒートシールを施された箇所については、図4の(12)に示すように、冷却バー67の圧接動作により直ちに冷却を施される。
【0035】
図4の(13)に示すように、フィルムfのヒートシールを施した縦縁iの上端及び下端部分については、工具68により切り欠き加工mを施す。これにより、面取りされた袋が製作される。
【0036】
図4の(14)に示すように、フィルムfのヒートシールを施した縦縁iの上端寄りには、工具69により水平な直線状切り込み又は菱形等の穴加工nを施す。これにより、切り口を設けた袋が製作される。
【0037】
フィルム送り機構70は、フィルムfに袋幅に合わせて一定間隔に付されるマークをマークセンサー71により検出し、サーボモータ装置(図示せず)により一対の送りローラ72を駆動回転及び停止作動させることにより、図5の(16)に示す未切断の連続した袋体とされたフィルムfを間欠的に送り出すように設けられている。
【0038】
フィルムfについては、フィルムの進行方向から見て上流側の前記フィルム供給機構30と、下流側の上記フィルム送り機構70に夫々備えられたサーボモータ装置によって延びや変形量を抑制するように搬送制御が行われるようにされている。
【0039】
カッター手段75は、未切断の連続した袋体の縦シールの中央部分をカッター76により切断して一枚ずつ分離するものである。図5の(17)に示すように、上記フィルム送り機構70により繰出されるフィルムfの先頭部分が、後方の袋を排出する位置に設けられたクランプ(図示せず)により挟持されて停止している間に、カッター76を作動させて所定の袋幅毎に連続した袋体を切断分離して一枚ずつのチャック付自立袋aとするように設けられている。
【0040】
なお、このカッター手段75については、本件出願人にかかる特開平9−175516号公報に開示されているカッター装置に準じた構造のものであれば本発明の目的に適うので、詳細な構造の提示を省略する。
【0041】
しかして、上記製袋部Aにより製造されたチャック付自立袋aは、図5の(18)に示すように、袋受け渡し装置80によってフィルムfの移送方向の下流側に配置された包装機本体部Bに受け渡される。
【0042】
なお、この袋受け渡し装置80については、本件出願人にかかる特開平9−165013号公報に開示されているカッター装置に準じた構造のものであれば本発明の目的に適うので、詳細な構造の提示を省略する。
【0043】
包装機本体部Bは、チャック付自立袋aを吊り下げ状に支持する多数のグリップ対91を回転体(図示せず)の放射方向に突設し、各グリップ対91を受け渡しステーション(イ)、チャック開きステーション(ロ)、袋底展開ステーション(ハ)、開口ステーション(ニ)、充填ステーション(ホ)、振動ステーション(ヘ)、吹き飛ばしステーション(ト)、吊り下げ用穴加工ステーション(チ)、袋口シールステーション(リ)、シール冷却・製品排出ステーション(ヌ)の10個の各々のステーション毎に間欠回転移動させて、包装を自動的に行う一般的構造とされている。
【0044】
具体的には、受け渡しステーション(イ)において上記製袋部Aから供給されるチャック付自立袋aが、各グリップ対91により順次吊り下げ状に掴まれて間欠移動しつつ、チャック開きステーション(ロ)にてチャックを開かれ、袋底展開ステーション(ハ)にてノズル92から圧縮空気が吹き込まれることにより底部を展開した状態とされ、開口ステーション(ニ)にて吸盤93による吸着動作により袋口bを開放され、充填ステーション(ホ)にて所定量の粉末調味料、砂糖、食塩、種苗等の被包装物を充填漏斗95から投入・充填され、振動ステーション(ヘ)にて袋aの底部を振動片96により揺さぶって被包装物が均され、吹き飛ばしステーション(ト)にて袋口に挿入されたノズル97から圧縮空気を噴射させることにより袋口付近の清掃を施され、吊り下げ用穴加工ステーション(チ)にて工具98により吊り下げ用の穴加工を施し、袋口シールステーション(リ)にて袋口bのシールが施され、シール冷却・製品排出ステーション(ヌ)にてそのシール箇所を冷却処理してから製品として機外に排出される。
【0045】
以上により、本発明の自立袋及び平袋兼用製袋包装機Pが構成される。この製袋包装機Pの作動及び使用方法については、前述した発明の作用の項の説明に準ずるので、説明を省略する。
【0046】
上述した通り、この自立袋及び平袋兼用製袋包装機によれば、チャック付自立袋や平袋等の多種類の袋を効率よく製作することが可能な製袋部を備えていて、所定の袋を包装機本体部側に安定して円滑に給袋することができ、包装の高速化、設備コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自立袋及び平袋兼用製袋包装機の正面図
【図2】同、平面図
【図3】同製袋包装機において、チャック付自立袋による自動包装作業を(1)〜(7)の工程に分けて示した説明図
【図4】同製袋包装機において、チャック付自立袋による自動包装作業を(8)〜(15)の工程に分けて示した説明図
【図5】同製袋包装機において、チャック付自立袋による自動包装作業を(16)〜(22)の工程に分けて示した説明図
【図6】同製袋包装機において、チャック付自立袋による自動包装作業を(23)〜(27)の工程に分けて示した説明図
【図7】フィルムの折込部分の説明図
【図8】チャック付自立袋の説明図
【図9】平袋製作時において、成形・重ね合わせ手段の三角板によりフィルムを二つに折り重ねる作業(4)、(5)を示す説明図
【符号の説明】
P・・・自立袋及び平袋兼用製袋包装機
f・・・フィルム(包装用フィルム)
a・・・チャック付自立袋
b・・・袋口 c・・・折込部分
d・・・穴 e・・・底部
i・・・縦縁
j・・・チャック
k・・・チャック部分
A・・・製袋部
30・・・フィルム供給機構
40・・・成形・重ね合わせ手段
41・・・成形板
45・・・チャック供給手段
46・・・チャックリール
50・・・チャックシール手段
55・・・底シール手段
65・・・縦シール手段
60・・・ポイントシール手段
70・・・フィルム送り機構
72・・・送りローラ
75・・・カッター手段
80・・・袋受け渡し装置
B・・・包装機本体部
91・・・グリップ対
95・・・充填漏斗

Claims (4)

  1. ロール状に巻かれた包装用フィルムを間欠的に繰出すフィルム繰出し機構と、繰出されたフィルムの自立袋とされるときの底部を形成する折込部分の縦縁に相当する箇所に少なくとも一対の穴を夫々形成する穴あけ手段と、前記フィルムを長手方向で側縁を上方にして二つに折り重ねる成形・重ね合わせ手段と、自立袋とされるときの前記穴同士を合致させて山折りにした前記折込部分を形成する折込手段と、チャックリールから繰出されるリボン状の合成樹脂製チャックを必要に応じて前記フィルムの二つに折り重ねられる内方の適宜位置に挟み込むチャック供給手段と、前記フィルムに該チャックを固定するチャックシール手段と、前記フィルムの折込部分又は底部分に必要に応じてヒートシールを施す底シール手段と、チャック付自立袋とされるときの縦縁に相当する箇所のチャック部分にヒートシールを施すことにより当該部分の膨らみをなくす処理を行なうポイントシール手段と、所定の袋幅にてフィルムの縦方向にヒートシールを施す縦シール手段と、その縦シール手段によりヒートシールが施されて連続状とされた袋体を間欠的に下流側へ送り出すフィルム送り機構と、そのフィルム送り機構の送り停止時にその連続状の袋体を所定の袋幅毎に切断するカッター手段とを備えていて、チャック付自立袋、自立袋(チャックなし)、チャック付平袋、三方又は四方シール袋の何れをも製作可能に設けられた製袋部と、
    多数のグリップ対を複数のステーション毎に間欠停止して移動させつつ、前記製袋部から袋受け渡し手段により間欠的に送り込まれる袋を該グリップ対により袋口を上にして夫々吊り下げ状に支持するように設け、各グリップ対で支持された袋に被包装物を充填してから袋口のシールを施し、その施封された袋を排出ステーションから機外に排出するように設けられた包装機本体部とからなり、
    前記多種類の袋と袋のサイズ変更に対応可能に構成したことを特徴とする自立袋及び平袋兼用製袋包装機。
  2. 前記製袋部にて、ヒートシールが施された縦縁の上端及び下端を切り欠いて袋とされるときの面取りを行うことを特徴とする請求項1に記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機。
  3. 前記製袋部にて、ヒートシールが施された縦縁の上端寄りに、袋とされるときの切り口を設ける加工を施すことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機。
  4. 前記包装機本体部にて、袋口のシール部分に、吊り下げ用の穴を設ける穴あけ加工を施すことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の自立袋及び平袋兼用製袋包装機。
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