JPH05112365A - 手提用底ガゼツト袋の製造方法及びその装置 - Google Patents

手提用底ガゼツト袋の製造方法及びその装置

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JPH05112365A
JPH05112365A JP3291946A JP29194691A JPH05112365A JP H05112365 A JPH05112365 A JP H05112365A JP 3291946 A JP3291946 A JP 3291946A JP 29194691 A JP29194691 A JP 29194691A JP H05112365 A JPH05112365 A JP H05112365A
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bag
edge
bag material
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JP3291946A
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English (en)
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Masakiyo Kabayama
正清 樺山
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Taiyo Shokai Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】口縁補強紙板を、袋の製造中に袋の口縁の内側
に正確に挿入し、この補強紙板と袋フイルムに穿孔され
たハンドル取付孔が、位置づれを起こさないもので、か
つハンドネル取付後は口縁全幅に分布荷重のかかる袋を
製造する方法及び装置を市場に提供する。 【構成】袋Bの口縁を内側に折り返す前に、袋Bのピッ
チでもって、口縁補強紙板10a,10bを袋素材帯の
口縁となる部分の内側に順次溶着した後、これを内側に
折り返して、サイドシールたる溶着溶断及び前記口縁補
強紙板部10a,10bにハンドル取付孔を穿孔する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は底ガゼット両側シール
型の手提用袋の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の製造方法としては、サイド
シール型の角底袋を製造するには合成樹脂製のフイルム
帯よりなる袋素材帯を半折りして細幅とし、その一方の
折り曲げ縁に更にガゼット部を形成し他縁が開放縁とな
っているものを袋素材帯として、一対挾持型の搬送手段
例えば搬送ローラによって一袋幅ピッチ間歇的に搬送
し、この搬送手段の上流側において、ガゼット部の谷面
に非熱溶着性の処理を施した特殊な袋素材帯を用い、ガ
ゼット部を搬送中の袋素材帯が停止するごとに90°V
字型に溶着溶断して二等辺三角形状に切除し、更にこの
切除された際のV字型シール部を襞毎に独立してシール
し、最後に前記間歇搬送手段の下流側位置において、前
記V字型シールの谷の位置において、溶断して製袋して
いる(実公昭57−133231号公報参照)。また前
記90°V字型溶着溶断前に、前記開放縁を内側に折り
曲げる装置を有するものも一部市場で見受けられる。更
に、前記V字型に溶断溶着するとき、ガゼット部の4枚
のフイルムを溶着し、後この溶着部を機枠に固定した針
金部分を通過するときに、前記V字型シール部を襞毎に
分離する装置も知られている。
【0003】而して、手提ハンドルを取り付けるときに
は、例えば市販の合成樹脂成形品よりなる手提ハンドル
の両端部にそれぞれ設けてある雄ホックと雌ホック部と
によって、個々の袋の口縁折り返し部分を挾むようにし
て、前記雄ホックの鋭利な尖端によって、袋の口縁のフ
イルムを付き破るように穿孔して取り付けている。また
前記手提ハンドルを取り付けた角底の袋としては特開平
3−29753号公報第6図、第7図に示されている。
【0004】前述の袋の口縁の折り返し部分に口縁補強
用の紙板を挿入するときには、製袋完了後に前記紙板に
予め手提ハンドル取付用の孔を設けておき、この紙板を
袋の口縁の折り返し部分に手作業で挿入し、紙板を用い
ないときと同様に、手提ハンドルの雄ホックによって、
紙板の孔位置に対応する袋の口縁のフイルムを突き破
り、これに穿孔して手提ハンドルを袋に取り付けること
によって、前記紙板を袋の口縁に固定している。ところ
が袋のフイルム自体が透明なときには、紙板の孔が外部
から透視できるが、不透明乃至着色フイルムの場合は紙
板の孔の位置が外部から正確に判断できないため、手提
ハンドルの取付作業が非能率となる。
【0005】また袋と前記口縁補強紙板との結合部分が
雄ホックによる部分のみとなるため、袋の中に入れた品
物の荷重はこの孔の部分への集中荷重となり、この部分
から袋が破断し易いものであった。また袋のフイルムの
生地が厚手のものは前述のような鋭利な雄ホックの尖端
による突き破り作業は殆ど不可能である。そこで、袋の
口縁部にも口縁補強紙板の孔に符合させたところに穿孔
しておく方法も考えられるが袋素材帯は若干弾性を有
し、温度変化によっても伸縮するため、両者の孔を予め
正確に一致させることは至難の技であり、少しでも両者
の孔間隔に差があると、袋の口縁が幅方向に弛緩した
り、過緊張を生じた袋となってしまう。また、このよう
にして手提ハンドルを取付易くしたとしても、やはり雄
ホック部分でのみ袋が支持されるため、前述の集中荷重
の問題は依然として解消されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は底
ガゼット袋の製造中に口縁補強紙板が正確かつ確実に取
り付けられ、製造された袋の口縁においては袋のフイル
ムと補強紙板には完全に一致した位置に手提ハンドル取
付用の孔が穿設され、手提ハンドルの取付が容易で、手
提ハンドル取付後の袋は袋の口縁部全幅に分布荷重がか
かる袋を製造する方法及びその装置を市場に提供するこ
とを目的とする。また前述の袋が製造できる方法であっ
て、製造工程中特に袋素材帯が搬送ロールのところを通
過するとき、この左右の厚み差を少なくして、袋素材帯
が搬送中に側方に偏向しないようにすることと、製造後
の袋が偏厚みにならないようにする製袋方法を市場に提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めに、この考案は半折され、かつ折曲縁に更にガゼット
部が形成してあり、他縁が開放縁としてある熱可塑性フ
イルムよりなる袋素材帯を一袋づつ間歇搬送し、前記袋
素材帯の前記開放縁の一対のフイルムを内側に折り曲げ
る第1工程と、前記間歇搬送の停止時毎に所定のステー
ションにおいて、前記折曲縁のガゼット部を頂角90°
のV字型形状に溶着溶断し、ガゼット部にV字型シール
部を形成する第2工程と、これよりも下流側のステーシ
ョンにおいて前記V字型シール部を各襞毎に二分する第
3工程と、更に下流側のステーションにおいて、前記V
字型のシール部の谷位置において、前記袋素材帯をその
幅方向に全幅溶着溶断する第4工程、以上第1工程乃至
第4工程を含む底ガゼット袋の製造方法において、前記
第1工程より上流側のステーションにおいて、外側にそ
れぞれ前記袋素材帯と熱溶着可能な処理が施してある二
枚合わせの口縁補強紙板を二枚重ねたまま前記開放縁の
内側に挿入し、前記袋素材帯の上下外側より、ヒートシ
ーラを押圧して、前記袋素材帯のフイルムと口縁補強紙
板とをその口縁補強紙板の長さのほゞ全長において熱シ
ールして一体化する工程と、前記第4工程のステーショ
ンを含むこの近傍の前後の任意ステーションにおいて、
前記口縁補強紙板部分において、袋Bの側面フイルム、
折り返し片及び前記口縁補強紙板の全部にこれらを重ね
あわせたまま一括ハンドル取付用孔を穿設する工程とよ
りなることを特徴とする底ガゼット袋の製造方法とす
る。
【0008】また前述の課題を達成するために、この考
案の手提用袋の製造方法において前記口縁折り返しの第
1工程と、ガゼット部を頂角90°のV字型の溶着溶断
する第2工程の間の任意のステーションにおいて底補強
板一枚を半折りし、前記袋素材帯の前記開放縁側より、
前記底ガゼットの部分にまで各片がガゼット部に袴架す
るように挿入することを特徴とすることもある。また前
述の課題を達成するために、この考案の手提用袋の製造
方法において前記底補強紙板は半折りするときに熱溶着
可能な加工を施した面を内側として半折りし、底ガゼッ
トに袴架後、この底補強紙板の一片を前記ガゼット部の
内側フイルムに流れ方向に溶着することを特徴とするこ
ともある。
【0009】前述の課題を達成するために半折りされ折
曲げ縁にガゼット部が形成され、他側が開放縁としてあ
る袋素材帯を間歇搬送する搬送手段と、この搬送手段の
上流側には上流側より口縁折り返し装置、ガゼット部V
字型に溶着するV字型溶着部、V字型溶着部を襞毎に二
分する二分装置が順次装備してあり、前記搬送手段の直
ぐ下流側には袋素材帯を横断方向に溶着溶断する横断溶
着溶断装置を備えた装置において、前記口縁折り返し装
置の上流側のステーションには前記搬送手段の停止時毎
に二枚の口縁補強紙板を前記袋素材帯の開放縁の内側に
挿入し、これを各開放縁に一枚づつ溶着する口縁補強紙
板取付装置が設けてあり、この口縁補強紙板取付装置は
二枚一組で外面が熱溶着可能な処理の施してある口縁補
強紙板を一組づつ前記開放縁内側に供給する口縁紙板供
給装置と、これら口縁補強紙板を前記袋素材帯の上下外
側より一時的に挾持し、搬送方向に長い一対の溶着顎を
備えた口縁紙板溶着装置よりなり、更に、前記折り返し
装置より下流側の任意のステーションには前記口縁補強
紙板取付位置に、搬送装置の停止時毎にハンドル取付用
孔を一括穿孔するハンドル取付用孔穿孔装置が設けてあ
ることを特徴とする底ガゼット袋の製造装置とする。
【0010】
【作用】前述の発明のうち請求項4記載の装置発明の作
用と共に請求項1及び請求項2の方法発明を説明する。
【0011】先ず半折りされ折曲縁にガゼット部が設け
てある袋素材帯を用意し、これを一対挾持型の間歇搬送
手段に導き、これによって一袋の幅寸法づつ前記袋素材
帯を間歇搬送する。而して、前記搬送手段の上流側の所
定のステーションにおいて、袋素材帯の開口縁側より、
袋素材帯の開放縁の内側に前記二枚合わせの口縁補強紙
板が、搬送手段の停止中、つまり袋素材帯の停止中に挿
入される。
【0012】次に、前記口縁補強紙板が挿入される前記
ステーションにおいて、口縁補強紙板が挿入された深さ
方向の中段位置において袋素材帯の上下のフイルムの更
に外側上下より、一対のヒートシーラが圧接され、各ヒ
ートシーラの熱はフイルムを貫通して、フイルムと熱溶
着可能な処理が施してある前記口縁補強紙板とを熱溶着
する。前述の口縁補強紙板の長さは通常手提ハンドルが
取り付けられるに充分な長さのものが用いられる。口縁
補強紙板が溶着された袋素材帯は前述の搬送手段によっ
て順次牽引され搬送され、この搬送の途中において、口
縁折り返し装置を通過するときに、前述の口縁補強紙板
及びこれが溶着されている開口縁のフイルムは内側にそ
れぞれ折り返される第1工程が行われる。この結果、各
口縁補強紙板はそれぞれ口縁部のフイルムによって、抱
持された状態となる。
【0013】次に、この下流側のステーションのV字型
溶着溶断装置の位置において、前記第2工程の方法が行
われる。つまり頂角90°のV字型のヒートシーラによ
って、前記ガゼット部の四枚重なり合っているフイルム
を丁度口縁補強紙板間の中間位置で頂角90°のV字状
に溶着溶断し、二等辺三角形の溶断屑を除去する。この
V字状の溶着溶断の谷とガゼットの谷とは頂点一致させ
てある。更に袋素材帯は搬送手段によって、これよりも
下流側のステーションまで搬送したところで、ガゼット
部のフイルム4枚が一括V字型に溶着されているところ
を二分装置によって各襞毎に溶着部を分離する。
【0014】次の前記袋素材帯の前記V字型溶着部は順
次搬送手段の位置を通過し、この搬送手段の下流側の最
初のステーションにおいて、袋素材帯は前提手段の第4
工程たる横断方向の溶着溶断が施され、頂度V字型溶着
部の谷位置を通って、袋素材帯折り返しフイルムと共に
溶着溶断される。前述のV字型溶着溶断のステーション
及びこの近傍のステーションから、搬送手段の下流側の
横断方向溶着溶断ステーションまでのうちの任意のステ
ーションにおいて、口縁補強紙板取付位置に、手提ハン
ドル取付用孔を一括それぞれ穿孔装置によって穿孔し、
完成した袋の左右二ケ所づつ計四ケ所に二個づつ穿孔
し、完成した袋となる。請求項2記載の発明において
は、前記の第1工程と、V字型の溶着溶断工程間の任意
のステーシヨンにおいて、底補強紙板を半折りし、袋素
材帯の開放縁よりこれを挿入し、ガゼット部に袴架させ
る。請求項3記載の発明においては、前記底補強板とし
て、口縁補強紙板と同一の素材を用い、熱溶着可能な処
理を施した面を内側にして半折りし、前述の通りガゼッ
ト部に袴架後、底補強板の一本の内側とガゼット部のフ
イルムとを熱溶着する。
【0015】
【実施例】次にこの装置発明の代表的な実施例を説明す
る。図1において、最も上流側にロール状に巻いた合成
樹脂フイルム帯よりなる袋素材帯Fを支える原反支持供
給装置Aとこれより引き出された袋素材帯Fを半折する
半折りする半折装置Cが設けてあり、半折された袋素材
帯Fを水平方向に間歇搬送する搬送手段の一種たる一対
挾持型の搬送ロールLがこの半折装置Cよりかなり離れ
た下流側に設けてある。前述の半折装置Cと搬送ローラ
Lの間には上流側よりガゼット部折込装置D、口縁補強
紙板供給溶着装置(以下口縁紙板取付装置)E、口縁折
り返し装置G、底補強紙板供給装置H、底板溶着装置
I、V字型溶着溶断装置J、V字型溶着部を襞毎に二分
する二分装置Kが順次設けてあり、前記搬送ローラLの
直ぐ下流側には袋素材帯Fを横断方向に溶着溶断する横
断方向溶着溶断装置Mが設けてある。
【0016】また前記二分装置Kのステーションには手
提ハンドル取付用孔を穿設する穿孔装置Nが設けてあ
る。前述の各装置のうち、原反支持供給装置A、半折装
置C、ガゼット折込装置D、V字型溶着溶断装置J、搬
送ローラLは特に限定はなく従来公知の装置を用いる。
【0017】この発明の最も特徴適な装置である前記の
口縁紙板取付装置Eは次のように構成されている(図
2、図3参照)。前記口縁紙板取付装置Eは袋素材帯F
の搬送路の開放縁側F2の側部に設けてあって、この装
置Eは口縁紙板供給装置E1、とこれを溶着する口縁補
強紙板溶着装置E2とよりなり、その口縁紙板供給装置
E1は次のように構成してある。即ち口縁補強板10
a、10bとなる二条の口縁紙板素材帯11a、11b
がそれぞれロール上に巻かれて、この口縁紙板取付装置
Eの機枠たる第1機枠12に、袋素材帯Fの搬送方向と
平行な回転軸13a、13bに支持されている。この口
縁紙板素材帯11a、11bの片面には前記袋素材帯F
と熱溶着可能な処理が施してあり、袋素材帯Fがポリエ
チレン樹脂の場合にはフルート紙の片面にポリエチレン
樹脂を例えばコーテイングしたものを用いる。
【0018】前記二条の口縁紙板素材帯11a、11b
は相互に外側が前記コーテイング面になるように第1機
枠12に装備してある一対挾持型の送り込みロール14
によって合わせられるようにしてある。この送り込みロ
ール14の送り出し面は前記袋素材帯Fの搬送面と同一
レベルにしてあり、袋素材隊の搬送方向と直角な方向の
上下に案内板15、16を有する紙板案内路17に間歇
的に送り込まれる。案内路17の搬出端は前記袋素材帯
Fの開放縁F2に達している。前記送り込みロール14
の停止時毎に一サイクル作動して、前記二枚重ねの口縁
紙板素材帯11a、11bを横断方向に切断する切断装
置18が口縁紙板供給装置E1の第1、機枠12に設け
てある。以上符号10乃至18で説明したところが口縁
紙板供給装置E1の構成である。
【0019】次に口縁紙板溶着装置E2は前記案内路1
7の搬出端外であって、前記袋素材帯Fの開放縁F2の
上下に設けた一対のヒートシーラ顎19a、19bより
なるものであり、前記切断装置18と同時に作動して、
前記開放縁内に送り込まれた二枚重ねの口縁補強紙板1
0a、10bを袋素材帯Fの上下外側から挾持し、離反
するように設けてある。一対のヒートシーラ顎19a、
19bの挾持離反の駆動機構としては、第1機枠12に
装備してある第1エアシリンダ装置20a、20bを用
いる。
【0020】次に口縁折り返し装置Gを説明する(図
4、図5参照)。この装置Gは上下一対の内部案内板2
5a、25bと外部案内部26a、26bよりなりこれ
らの基部は袋素材帯Fの開放縁F2よりも外側位置にお
いて、この実施例の製袋装置の機枠にねじ27によって
固定し構成してある。前述の上下一対の内部案内板25
a、25bはそれぞれ折り返し縁を案内する内側起立案
内部28a、28bとこれらより鋭角に曲がって、自由
端側が袋素材帯Fの内面に沿い折曲縁F1側に達した平
坦部よりなり、これら内部案内板25a、25bの、各
自由端29a、29bがガゼット部の各襞の中に独立し
て挿入されており、かつ、これら自由端29a、29b
は上下に相接近した状態にしてある。また前記上下一対
の外部案内板26a、26bは基部は前記ねじ27によ
って、内部案内板25a、25bの基部と共に前記機枠
に固定してある。
【0021】前記外部案内板26a、26bの外側起立
案内部30a、30bは前記内側起立案内部28a、2
8bと平行な形状としてあり、これら内側と外側の起立
案内部の間が口縁補強紙板10a、10bを結合してい
る袋素材帯Fの折り返し縁が通過する口縁案内路31を
形成している(図4参照)。前述の内部案内板25a、
25bの内側起立案内部28a、28bと外部起立案内
板26a、26bの外部起立案内部30a、30bとは
平行でその上流側縁は、基部寄りが、自由端寄りより袋
素材帯の幅の外側に位置し、下流側端においては逆に基
部寄りが自由端寄りより、袋素材帯Fの中心寄りに位置
して傾斜しており、前記口縁案内路31を通過する袋素
材帯Fの口縁が次第に内側に折り返しされるようにして
ある(図5参照)。
【0022】次に底板供給装置Hを説明する(図6、図
7参照)。この装置Hは袋素材帯Fの開放縁F2側の側
方に設けてあり、袋Bの角底に符合する大きさの底補強
紙板35が多数重ねて、底板供給装置付の機枠たる第2
の機枠49に固定してある角筒状のストック筒36に貯
蔵されその底部より、摩擦車37又は吸着よりなる搬送
手段によって二つ折り装置38に送り込む。この二つ折
り装置38は回転搬送体1と往復動する折り込み板とよ
りなる。前記回転搬送体は、袋素材帯Fの流れ方向に平
行で水平な回転軸39に一対の円盤40a、40bが一
体に固着して構成してあって、一対の円盤40a、40
bには底補強紙板35を二つ折りとしては支持する支持
溝41a、41bが外周面から半径方向に45°間隔に
8個づつ設けてあり、かつ、この回転軸39は1サイク
ル毎に溝41a、41bの間隔角づつ間歇回転するよう
に設けて構成してある。この回転軸39の駆動手段に特
に限定はないが例えば一回に45°づつ回動するステッ
ピングモータ、ゼネバ歯車機構など(図示してない)に
よって行う。
【0023】更に前記一対の溝41a、41bが真上に
向いている位置が底補強紙板35を受け入れる位置であ
り、この上に前記折り込み板43が垂直に設けてあっ
て、底板供給装置の機枠に、上下動自在に装備してあ
り、この機枠に備えた第2エアシリンダ装置44によっ
て上下動し、その範囲で前記折り込み板43が上方の待
機位置から、前記支持溝41a、41b内の殆ど奥まで
達するように設けてある。この溝41a、41bに支持
された底補強紙板35は前記回転軸34及び一対の円盤
40a、40bの回転により90°回転して水平になっ
たところが、搬出位置となっており、このレベルが丁度
袋素材帯Fの搬送レベルと符合させて、袋素材帯Fの開
放縁F2と対峙させてある。この溝41a、41bの水
平な位置において支持されている二つ折りの底補強紙板
35を二つ折りのまま袋素材帯Fのガゼット部の内側ま
で袋素材帯Fのガゼット部の内側まで供給する先端にU
字型の支持部45を有する支持棒46が回転軸39が停
止する毎に待機位置から前記ガゼット部の内側位置まで
この底板供給装置Hの機枠に設けてある第3のエアシリ
ンダ装置46によって一往復するように設けてある。
【0024】この支持部45がガゼット部に到達したと
き、これに支持されている前記補強板35はガゼット部
の谷つまり内側に凸の折り込み部を上下に跨架した状態
になる。前記底補強支持板35を袋素材帯Fの外側上下
より挾持する一対の挾持部材が製袋装置の機枠に設けて
あり、第4エアシリンダ装置48によって作動する一対
の挾持部材47に開閉するように設けてあり、この挾持
されている間に前記支持部45は元の位置に復帰する。
その後一対の挾持部材47は上下に離反する。
【0025】この底補強紙板35も、前記口縁補強補強
板10a、10bと全く同一の材質のものを用いるとき
は、ストック筒36に収納されているとき上面が熱溶着
処理が施された状態となっている。つまり二枚折りに折
り曲げたときは内側が熱溶着可能な処理面となる。前記
底板供給装置Hは、搬送ロールLが停止するごとに一枚
の底板が送り込む作動をする。
【0026】次に底板溶着装置Iを説明する(図8参
照)。図8に示すものであって、図1においては前記底
板供給装置Hより一つ下流側のステーションに設けてあ
り、袋素材帯Fのガゼット部の上側の襞を垂直に起立さ
せるガイド50と、製袋装置の機枠に固定してある受台
51及び下側の襞の上側のフイルムを前記底補強紙板3
5の上方の待機位置より下降して押圧し、袋素材帯Fを
底補強紙板35を溶着し、上昇する底ヒートシール顎5
2が設けてある。この底ヒートシール顎52も第5のエ
アシリンダ装置53によって上下動する。前述の底板溶
着装置Iは、底板供給装置Hと同一のステーションに設
けておき、袋素材帯Fのガゼット部に挿入する薄いガイ
ド板54の表裏何れか一方の面にインパルス型ヒートシ
ーラ55を設けておき、前記挾持部材47で挾持すると
きにヒートシーラ55が加熱されるようにする場合もあ
る(図9参照)。
【0027】底補強紙板として、熱溶着可能な加工が施
してないものを用いるときは、前述の底板溶着装置Iが
不要となることは謂うまでもない。
【0028】次にV字型溶着溶断装置Jは、公知の装置
を用いれば良くその構造の概略は前記ガゼット部の上面
を一括V字型切込みのある挾持板で挾持し、V字型の加
熱板を前記V字型の切込みに沿って上方の待機位置から
下降させて、ガゼット部を溶着溶断し、上方に復帰する
ものである。次に更に下流側にある二分装置Kを説明す
る。図10に示すものであり、袋素材帯Fの折り曲げ縁
側に位置して設けてあり、前工程によって形成されたV
字型の溶着部の片側を同時に2ヵ所ガゼット部の襞を二
分するものである。
【0029】図示の例においては、製袋装置の機枠若し
くは、これに搭載した部材に設けた一対の垂直回転軸6
0a、60bの周りに対称的に反対方向に約90°往復
回動するように剥離爪61a、61bがそれぞれ設けて
あり、この剥離爪61a、61bの高さが前記ガゼット
部の高さと一致させてあり、搬送ローラLが停止して袋
素材帯Fが停止する毎に袋素材帯Fの側方よりガゼット
部の谷の中に一対の剥離爪61a、61bが挿入され
て、ガゼット谷の部分でV字型シール部を剥離し剥離爪
61a、61bは反転して元に戻る。前記剥離爪61
a、61bの往復回動機構の一例としては、それぞれ機
枠に装備した垂直支点軸にそれぞれ支持されたベルクラ
ンク62a、62bに前記剥離爪61a、61bをロッ
ド63a、63bで連結し、これらベルクランク62
a、62bは共通ロッド64に連結されて第6エアリン
グ装置65によって、往復回転運動するように設けてあ
る。もっとも双方の垂直回転軸60a、60bに剥離爪
61a、61bを固定しておき、この垂直回転軸60
a、60bをそれぞれパルスモータなどで或いはこれら
を機械的に歯車などでインターロックしておいて、共通
のパルスモータなどの可逆回転モータで往復回動させて
もよい。
【0030】横断方向溶着溶断装置Mは受台上に袋素材
帯の横断方向に溶着溶断稜を有するヒートシーラ顎に接
近するように設けてある。この装置も公知のものより適
宜選択して用いる。穿孔装置Nは図1の実施例において
は前記二分装置Kと同一のステーションに設けてあり、
図11に示すように口縁補強紙板10a、10bが固着
された部分を穿孔するものであり、袋素材帯Fの位置下
側にダイ70がまた上側にパンチ71が装備してあり、
一袋分に対して二組計4個の孔を穿設する。この穿孔装
置Nの位置は前記V字型溶着溶断装置Jのあるステーシ
ョンから搬送ローラLの下流側のステーション位置であ
っても、この発明の実施例に含まれる。また穿孔装置N
は製袋装置と独立した装置とし、袋の大きさや、加工ピ
ッチに合わせて、袋素材帯Fの搬送方向に移動固定でき
るものが望ましいが、製袋装置の一部に組み込んであっ
てもこの発明の実施例に含まれる。前述の実施例におい
て、往復駆動機構としては、第1乃至第6エアシリンダ
装置を示した、これらの作動タイミングは予め定められ
たプログラムに従って行う。前述の各エアシリンダ装置
の全部又は一部を機械的なカムによって往復運動するよ
うに設けてもこの発明の実施例に含まれる。
【0031】実施例の作用 原反支持供給装置Aにフラットな袋素材帯Fをロール上
に巻いてあるものを支持し、これより連なる袋素材帯F
を半折り装置Cを通し、次にガゼット折り込み装置Dを
通して、袋素材帯Fの開放縁を口縁折り返し装置Gの口
縁案内部31に導いて内側に折り曲げた状態とし、その
まま水平に導いて一対のロールよりなる搬送ロールLに
挾持させる。また口縁紙板取付装置Eの水平な支持軸1
3a13bにはそれぞれロール状に巻いた口縁紙板素材
帯11a、11bをセットし、これより連なる前記口縁
紙板素材帯11a、11bの先端を切断装置18部に達
するようにしておく。また底板供給装置Hのストック筒
36に底補強紙板35を多数枚重ねてセットする。ま
た、各溶着装置のヒートシール顎19a、19b、52
及びV字型溶着溶断装置のヒートシール顎及び横断溶着
溶断に必要な温度にまで加熱しておき、前記装置を運転
する。
【0032】この装置の運転開始後の作用つまり、請求
項1及び2の実施例を説明する。即ち、搬送ロールLが
一挙動する毎に袋素材帯Fは一袋の幅相当寸法搬送さ
れ、フラットな袋素材帯Fは半折り装置Cによって半分
な折り畳まれ、その折り曲げ縁F1はガゼット折り込み
装置Dによりさらにガゼット部が形成され、他の縁は開
放縁F2となって、口縁紙板取付装置Eに達する。搬送
ロールLの回動中乃至各停止期間の初期に挾持ロール1
4は、口縁紙板素材帯11a、11bを所定寸法だけ切
断装置18を通過して、案内路17中に送り込む、次に
搬送ロールLの停止時毎に切断装置18が一回作動して
口縁紙板素材帯11a、11bは所定寸法に切断され
て、口縁補強紙板10a、10bとなって案内路17中
に供給される。この動作は搬送ロールLのサイクルに合
わせて、1サイクル行われ、数サイクルが経過すると案
内路17の搬出端より最先の2枚合わせの口縁補強紙板
10a、10bは袋素材帯Fの開放縁F2の内側に挿入
された状態となる。
【0033】前記の搬送ロールLが停止し、切断装置1
8と同期して同時に一対のヒートシール顎19a、19
bが上下の離反した待機位置より相接近して袋素材帯F
のフイルムの外側より二枚の口縁補強紙板10a、10
bと共に挾持し、外側のフイルムと口縁補強紙板10
a、10bの外側とを搬送方向に長く溶着する。このヒ
ートシーラ顎19a、19bで溶着する位置は口縁補強
紙板10a、10bの幅の中間位置に予め合わせてお
く。このように袋素材帯Fの開放縁F2の内側に一袋ピ
ッチでもって順次口縁補強紙板10a、10bが溶着さ
れ、この口縁部は口縁折返装置Gの口縁案内部31に順
次導かれて、口縁補強紙板10a、10bをそれぞれ巻
き込み袋素材帯Fの開放縁F2の部分のフイルムで抱持
したような状態となり、折り返され、次の底板供給装置
Hのステーションに導かれる。底板供給装置Hにおい
て、ストック筒36より摩擦車37などよりなる搬送手
段及び一対の円盤40a、40bの一挙動は、前記搬送
ロールLの作動時に行われる。
【0034】搬送ロールLの停止時毎に第2エアシリン
ダ装置44が作動し、ストック筒36の下端より二つ折
り装置38に送り込まれた底補強紙板35を二つ折りに
して、溝41a、41bに折り曲げながら挿入すると共
に既に折り曲げられて搬出位置になっている二枚折りの
底補強紙板35を袋素材帯Fの開放縁F2から挿入して
ガゼット部の内側まで送り込む。この送り込み後、直に
上下一対の挾持部材47は第4エアシリンダ装置48に
より相接近して、挿入された底補強紙板35を挾持し、
支持部材45のみの第3エアシリンダ装置46によって
復帰する。これと同時に第1エアシリンダ装置44によ
って折り込み板43も上位に復帰する。
【0035】前記底補強板35が挿入されるとき、袋素
材帯Fの折曲縁F1のガゼット部に挿入してあるガイド
板54にインパルス型のヒートシーラ55が設けてある
ときは、前記一対の挾持部材47で挾持しているとき
に、このヒートシーラ55を加熱して、ガゼット部の一
方のフイルムと底補強紙板35とが溶着される。前述の
インパルス型のヒートシーラ55のないものにおいて
は、次のステーションに設けてある底溶着装置Iによっ
て溶着する。その作用は既に前記の構成の説明のところ
で説明したので再度の説明を省略する。
【0036】このようにして袋素材帯Fには口縁と底の
双方の補強紙板10a、10b、35が同一ピッチで溶
着されて、次のV字型溶着溶断装置Jの位置まで搬送さ
れる。V字型溶着溶断を行う位置は丁度底補強紙板35
間のガゼット部である。この装置は公知のものと同じで
あるので、作用の説明も省略する。この装置Jによっ
て、ガゼット部がV字型に溶着溶断されて、二等辺三角
形の切屑が除去され、ガゼット部に成形されたV字型の
溶着溶断縁は四枚のフイルムが全部溶着した型となり、
次のステーションたる二分装置Kに送り込まれる。この
二分装置Kにおいては、一対の回動する剥離爪61a、
61bは袋素材帯Fが搬送されるとき、その搬送路外に
位置しており、搬送ローラLが停止するごとに、前記剥
離爪61a、61bは相互に反対方向に回転して、一袋
となる部分のガゼット部の谷に前記一対の剥離爪61
a、61bは挿入され、更にV字型の溶着部を内側から
押し開き溶着部を襞毎に二分し、一対の剥離爪61a、
61bは復帰する。この往復回動運動は図示の例では第
6エアシリンダ装置65によって行う。この剥離爪61
a、61bが挿入されるガゼット部は内部に前記半折り
された底補強紙板が挿入されており、この折り曲げ部の
復元力によりガゼット部は上下の襞間が多少離反状態と
なって、剥離爪61a、61bの挿入を確実かつ容易に
している。
【0037】この二分装置Kと同一のステーションで袋
素材帯Fの反体側に設けてある穿孔装置Nは袋素材帯F
の停止時毎にパンチ71が作動して口縁補強紙板10
a、10bが固着してある部分のフイルムを一括穿孔
し、手提ハンドル取付用の孔とする。このようにして、
袋素材帯Fは一対挾持型の搬送ロールLを通過する。こ
のとき袋素材帯Fの一方の折り曲げ縁F1側には底補強
紙板35がまた開放縁F2には2枚の口縁補強紙板10
a、19bが固着されて両側部ともほゞ厚みを一にして
いるため、搬送手段による口縁及び底補強紙板を付着し
た袋素素材体を挾持する圧力が左右ほぼ等しくなり、袋
素材帯Fは左又は右に搬送が曲がることなく、真直に送
り出され、横断方向溶着装置によって、前記V字型溶着
部の谷のところは、横断方向に溶着溶断され、袋素材帯
Fは折り返し片と共に溶着される。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の方法においては、袋素材
帯の開放縁を折り曲げる前に、二枚重ねの口縁補強紙板
を開放縁の内側に挿入して、二枚の口縁補強紙板を一枚
づつ開放縁の両側のフイルムにそれぞれ一時に溶着する
方法であるから口縁補強紙板の取付作業を容易化でき
る。かつ、前記開放縁を内側に折り曲げるときにはこの
口縁補強紙板がそれぞれ芯になって正確に容易にこの開
放縁を折り返しでき、各口縁補強紙板を袋素材帯のフイ
ルムに抱持された状態にできる。
【0039】またガゼット部を頂角90°のV字型形状
に溶着溶断されたV字型の谷の位置を袋素材帯の全幅、
開放縁の折り返し片と共に一括溶着溶断されるため、こ
のとき、袋の側縁溶着部が形成されるときに折り返し片
も同時に側縁溶着部に溶着される効果を奏する。また、
手提ハンドル取付用孔は口縁補強紙板が袋素材帯に固着
され、これら口縁が折り返された後に一括穿孔されるか
ら、重なり合っているすべてのフイルム及び口縁補強紙
板の孔が同一場所となり、製袋後の袋に手提ハンドルを
取り付けるとき、手作業にしろ、機械化するにしろ手提
ハンドルが容易に取り付けられ、袋を構成しているフイ
ルムの一部が弛緩したり過緊張を起こさない体裁のよい
底ガゼット折込みの角底の袋が製造できる。またこの方
法により、製造された袋に手提用のハンドルを取り付け
ると袋の中に入れた品物の荷重は前記一対の口縁補強紙
板全長に分布荷重となって作用し、袋の形態が崩れず体
裁のよい袋となる。
【0040】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果の外、底補強紙板も半折りして開放縁
よりガゼット部の内側にまで挿入して、半折りされた底
補強紙板が挿入される方法を採用しているから、袋素材
帯を長さ方向に搬送するときに左右の厚みがほゞ同一と
なり、袋素材帯を真直に搬送できる。また製造された袋
も、口縁部の厚みと底部ガゼット部の厚みがほゞ同一と
なり、多数重ねても、荷崩れを起し難い。請求項3記載
の発明においては、底補強紙板はガゼット部に溶着され
る方法であるから、その後の工程で底補強紙板が袋素材
帯又は袋に対して移動せず分離することがない。
【0041】請求項4記載の装置発明においては、請求
項1の方法発明の実施が袋素材帯及び口縁補強紙板素材
帯の供給以外は全く人手を要さず、自動的に行うことが
でき、特に口縁の折り返し片の内側に口縁補強紙板が挿
入されて、この口縁補強紙板と折り返し片が袋の幅方向
の全長にわたって、前記口縁補強板紙板の中段位置で溶
着されている袋を製造することができる。その他製造さ
れた袋は口縁補強紙板を抱持している折り返し片の両側
は袋の両側溶着部と一体に溶着され、前述の前記折返し
片と口縁補強紙板との溶着と相まってみだりに折り返し
片と口縁補強紙板とは個々独立して移動せず、袋として
の形態が崩れず、丈夫な袋を製造し得る効果を有する。
更に、手提ハンドル取付用の孔が袋の口縁部及び口縁補
強紙板の同一場所に設けられるから、袋となった後手提
ハンドル取付ハンドル取付作業を手作業で行う場合に
も、機械化するのも容易な角底の手提ハンドル取付用の
袋が製造できる。
【0042】実施例の装置の固有の効果 前記請求項3記載の発明の効果は勿論のこと、底板供給
装置H同溶着装置Iが設けてあるから、請求項2記載の
方法発明を実施できる。また、口縁補強紙板10a、1
0bは、口縁紙板素材帯11a、11bより、順次所定
寸法に順次切断装置18で切断しては、順次紙板案内路
17に送り込んで供給するものであるから、口縁紙板素
材帯11a、11bは全く同一のものでよく、供給する
ときに、外側が溶着可能な処理を施した面とするだけで
よく、口縁紙板素材帯11a、11bの管理が容易であ
る。また口縁折返装置Gも、上下一対の内部案内板25
a、25bと、外部案内板26a、26bによって、袋
素材帯Fは正確に案内され、特に開放縁F2はこれに固
着された口縁補強紙板10a、10bと共に前記内外案
内板25a、26bの間の口縁案内路31によって正確
に案内されて折り返される。
【0043】更に底補強紙板35はストック筒36の中
では扁平なまま重ねてあるから、場所取らず供給に際し
て、順次二枚折りにそれて、その開放縁が先頭になって
供給されるから、袋素材帯Fのガゼット部の内側に丁度
上下に跨架するように挿入できる。
【0044】また挿入直後に底板溶着装置Iによって容
易に袋素材帯Fに固着できる。この底溶着装置Iは、前
記底板供給装置Hと同一ステーションに相向い合うよう
に設け、ガゼット中にガイド板54を設け、この片面に
インパルス型のヒートシーラ55が設けて、この部分を
上下一対の挾持部剤47によって底補強板35が供給さ
れる毎に挾持部材47で押えて、支持部の後退に伴われ
て、底補強紙板35が移動するのを阻止すると同時に底
補強紙板35を袋素材帯Fのガゼット部に溶着する効果
を有する。
【0045】更に挿入直後に底板溶着装置Iによって容
易に袋素材帯Fに固着できる。この底板溶着装置Iは、
前記底板供給装置Hと同一ステーションに相向い合うよ
うに設け、ガゼット中にガイド板54を設け、この片面
にインパルス型のヒートシーラ55が設けて、この部分
を上下一対の挾持部材47によって底補強板35が供給
される枚に挾持部材47で押えて、支持部の後退に伴わ
れて、底補強紙板35が移動するのを阻止すると同時に
底補強紙板35を袋素材帯Fのガゼット部に溶着する効
果を有する。
【0046】更に、二分装置Kは前述の構成及び作用で
あるから一対の剥離爪61a、61bは底補強紙板の復
元力によってガゼット谷部が離反加減のところに容易に
挿入できるし、この一対の剥離爪61a、61bはガゼ
ット部内において相互に離反する方向に回動するから、
袋素材帯Fのガゼット部はこの二分装置ステーション内
において、搬送方向の前後に引張力として作用し、この
袋素材帯Fを弛緩させることなく、緊張させて、更にこ
れら剥離爪61a、61bが外側に開くとき、4枚一緒
に溶着されているそれぞれV字型溶着部の片側の傾斜し
た部分を上下の襞毎に二分する。この実施例の装置によ
り、図12に示す袋Bが製造できる。即ち、袋Bの口縁
80は折り返し片81を有し、その中段部分で、折り返
し片81の内部に抱持された口縁補強紙板10a、10
bと袋折り返し片81とは、この口縁補強紙板10a、
10bの袋の幅方向の全長さで溶着された溶着部82が
形成され、また袋Bの両側においては、倒立Y字型の溶
着部83が形成され、この部分に前記折り返し片81の
両側も一括シールされている。また口縁補強紙板10
a、10bのあるところには、この口縁補強紙板10
a、10bと、この両側のフイルムに全く同一位置にハ
ンドル取付用孔84が穿設されまた袋Bの底85底補強
紙板35が溶着部86によって溶着された袋が製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造方法の工程の実施例及び装置発明の実施例
の概略平面図である。
【図2】口縁紙板供給装置部の要部側面図である。
【図3】図2の一部平面図である。
【図4】口縁折返装置の側面図である。
【図5】上側のみの内外案内部材の分解斜視図である。
【図6】底板供給装置の側面図である。
【図7】図6の一部平面図である。
【図8】底板溶着装置の実施例の側面図である。
【図9】底板溶着装置の他の実施例の側面図である。
【図10】2分装置の平面図である。
【図11】穿孔装置の縦断側面図である。
【図12】実施例の装置で製造された袋を角底状に拡げ
たところの一部省略斜視図である。
【符号の説明】
10a、10b 口縁補強紙板 11a、11b 口縁紙板素材帯 12 第1機枠 13a、13b 回転軸 15、16 案内板 17 紙板案内路 18 切断装置 19a、19b ヒートシール顎 25a、25b 内部案内板 26a、26b 外部案内板 27 ねじ 28a、28b 内径起立案内部 29a、29b 自由端 31 口縁案内路 35 底補強紙板 36 ストック筒 37 摩擦車 38 二つ折り装置 39 水平な回転軸 40a、40b 円盤 41a、41b 溝 42 ストッパ 43 折り込み板 44 第2エアシリンダ装置 45 支持部 46 第3エアシリンダ 47 挾持部材 48 第4エアシリンダ装置 50 ガイド 51 受台 52 ヒートシール顎 53 第5エアシリンダ装置 54 ガイド板 55 ヒートシーラ 60a、60b 垂直回転軸 61a、61b 剥離部材 A 原反支持供給装置 B 袋 C 半折装置 D ガゼット折込装置 E 口縁紙板取付装置 G 口縁折返装置 H 底板供給装置 I 底板溶着装置 J V字型溶着溶断装置 K 二分装置 L 搬送ローラ M 横断方向溶着溶断装置 N 穿孔装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半折され、かつ折曲縁に更にガゼット部が
    形成してあり、他縁が開放縁としてある熱可塑性フイル
    ムよりなる袋素材帯を一袋づつ間歇搬送し、前記袋素材
    帯の前記開放縁の一対のフイルムを内側に折り曲げる第
    1工程と、 前記間歇搬送の停止時毎に所定のステーションにおい
    て、前記折曲縁のガゼット部を頂角90°のV字型形状
    に溶着溶断し、ガゼット部にV字型シール部を形成する
    第2工程と、 これよりも下流側のステーションにおいて前記V字型シ
    ール部を各襞毎に二分する第3工程と、 更に下流側のステーションにおいて、前記V字型のシー
    ル部の谷位置において、前記袋素材帯をその幅方向に全
    幅溶着溶断する第4工程、 以上第1工程乃至第4工程を含む底ガゼット袋の製造方
    法において、 前記第1工程より上流側のステーションにおいて、外側
    にそれぞれ前記袋素材帯と熱溶着可能な処理が施してあ
    る二枚合わせの口縁補強紙板を二枚重ねたまま前記開放
    縁の内側に挿入し、前記袋素材帯の上下外側より、ヒー
    トシーラを押圧して、前記袋素材帯のフイルムと口縁補
    強紙板とをその口縁補強紙板の長さのほゞ全長において
    熱シールして一体化する工程と、 前記第4工程のステーションを含むこの近傍の前後の任
    意ステーションにおいて、前記口縁補強紙板部分におい
    て、袋Bの側面フイルム、折り返し片及び前記口縁補強
    紙板の全部にこれらを重ね合わせたまま一括ハンドル取
    付用孔を穿設する工程とよりなることを特徴とする底ガ
    ゼット手提用袋の製造方法。
  2. 【請求項2】前記口縁折り返しの第1工程と、ガゼット
    部を頂角90°のV字型の溶着溶断する第2工程の間の
    任意のステーションにおいて底補強板一枚を半折りし、
    前記袋素材帯の前記開放縁側より、前記底ガゼットの部
    分にまで各片がガゼット部に袴架するように挿入するこ
    とを特徴とする請求項1記載の手提用底ガゼット袋の製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記底補強紙板は半折りするときに熱溶着
    可能な加工を施した面を内側として半折りし、底ガゼッ
    トに袴架後、この底補強紙板の一片を前記ガゼット部の
    内側フイルムに流れ方向に溶着することを特徴とする請
    求項2記載の手提用底ガゼット袋の製造方法。
  4. 【請求項4】半折りされ折曲げ縁にガゼット部が形成さ
    れ、他側が開放縁としてある袋素材帯を間歇搬送する搬
    送手段と、この搬送手段の上流側には上流側より口縁折
    り返し装置、ガゼット部をV字型に溶着溶断するV字型
    溶着部溶断装置、V字型溶着部を襞毎に二分する二分装
    置が順次装備してあり、前記搬送手段の直ぐ下流側には
    袋素材帯を横断方向に溶着溶断する横断溶着溶断装置を
    備えた装置において、 前記口縁折り返し装置の上流側のステーションには前記
    搬送手段の停止時毎に二枚の口縁補強紙板を前記袋素材
    帯の開放縁の内側に挿入し、これを各開放縁に一枚づつ
    溶着する口縁補強紙板取付装置が設けてあり、この口縁
    補強紙板取付装置は二枚一組で外面が熱溶着可能な処理
    が施してある口縁補強紙板を一組づつ前記開放縁内側に
    供給する口縁紙板供給装置と、これら口縁補強紙板を前
    記袋素材帯の上下外側より一時的に挾持し、搬送方向に
    長い一対の溶着顎を備えた口縁紙板溶着装置よりなり、
    更に前記折り返し装置より下流側の任意のステーション
    には前記口縁補強紙板取付位置に、搬送装置の停止時毎
    にハンドル取付用の孔を一括穿孔するハンドル取付用孔
    穿孔装置が設けてあることを特徴とする手提用底ガゼッ
    ト袋の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110127129A (zh) * 2019-05-29 2019-08-16 温州大学瓯江学院 塑料袋封装系统
CN113387044A (zh) * 2021-06-29 2021-09-14 陈柏良 编织袋及其制备工艺

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