JP2003072577A - 電動式パワーステアリング制御装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング制御装置

Info

Publication number
JP2003072577A
JP2003072577A JP2001267333A JP2001267333A JP2003072577A JP 2003072577 A JP2003072577 A JP 2003072577A JP 2001267333 A JP2001267333 A JP 2001267333A JP 2001267333 A JP2001267333 A JP 2001267333A JP 2003072577 A JP2003072577 A JP 2003072577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
steering
motor
gain
damping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001267333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4322450B2 (ja
Inventor
Hideyuki Tanaka
英之 田中
Masahiko Kurishige
正彦 栗重
Tomoyuki Inoue
知之 井上
Kazumichi Tsutsumi
和道 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001267333A priority Critical patent/JP4322450B2/ja
Priority to EP02019749A priority patent/EP1291262B1/en
Priority to DE60233023T priority patent/DE60233023D1/de
Priority to KR10-2002-0053081A priority patent/KR100467253B1/ko
Priority to US10/233,775 priority patent/US6768283B2/en
Publication of JP2003072577A publication Critical patent/JP2003072577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4322450B2 publication Critical patent/JP4322450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/002Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels
    • B62D6/006Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels using a measured or estimated road friction coefficient
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0466Controlling the motor for returning the steering wheel to neutral position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 早く操舵した場合においてもハンドルが必要
以上に重くなることを防止し、ダンピング補償量を変更
した場合においてもアシストマップの変更が不要であ
る。 【解決手段】 車速検出器21と、操舵トルク検出器2
2と、ステアリング軸反力トルク測定器23と、モータ
速度検出器24と、モータ加速度検出器25と、基本目
標電流を演算する操舵トルク制御器26と、ステアリン
グ軸反力トルクに基づいてダンピングトルクのゲインを
求め、ダンピングトルクのゲイン及びモータ速度に基づ
いて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償器2
7と、ステアリング軸反力トルクに基づいて、慣性補償
トルクのゲインを求め、慣性補償トルクのゲイン及びモ
ータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算する慣性補償
器28と、ダンピング補償量及び慣性補償量により基本
目標電流を補償して目標電流を演算する加算器29とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動式パワース
テアリング制御装置に関し、特に、自動車等に搭載され
た電動式パワーステアリングを制御するための電動式パ
ワーステアリング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動式パワーステアリングは、手放し時
の安定性向上やハンドルの操作時の軽さの確保等の利点
から、近年においては広く用いられている。電動式パワ
ーステアリングは、図20にその一例を示すように、操
舵トルクを検出し、アシストマップ制御でドライバの操
舵トルクを所定の目標アシストトルクに従って電動のモ
ータにより補助する装置である。アシストマップ制御と
は、入力にドライバの操舵トルクを用いてトルクの大き
さによって必要なトルクを補助する制御方式のことであ
る。従来の電動式パワーステアリングとして、手放し時
の安定性確保を主な目的とするダンピング補償器と、急
操舵時において慣性の影響でハンドルが重くなるのを防
止してハンドルの軽さを確保することを主な目的とする
慣性補償器とから構成されているものがある。ダンピン
グ補償器は、入力にモータの速度を用い、モータ速度の
大きさによって操舵者の操舵トルクを補助する制御であ
り、車両を安定化させる効果がある。また、慣性補償器
は、入力にモータの加速度を用い、モータの加速度の大
きさによって、ハンドルの切り始めおよびハンドルの切
り返しの際に操舵者が負担する慣性分のトルクを補助す
る制御であり、急操舵時においてもハンドルが重くなる
のを補償し、常にハンドルの軽さを確保する効果があ
る。
【0003】この種の電動式パワーステアリングを制御
するための従来の制御装置が、例えば、特開平11−1
39339号公報に提案されている。この従来の制御装
置においては、車速信号値と、測定または推定されたモ
ータ速度値及びモータ加速度値に基づいて、操舵者の操
舵トルクを補助している。
【0004】従来の制御装置においては、モータ速度及
びモータ加速度に基づいた制御の量を一定としているた
めに、操舵者が早い操舵を行った場合に必要以上にハン
ドルが重くなることがある。また、ダンピングゲイン及
び慣性補償ゲインが一定なため、ダンピング補償量を大
きくするためには、操舵者が早い操舵を行う際の抵抗
(ステアリング軸反力)となってしまうため、アシスト
マップを変更する必要がある。
【0005】アシストマップ変更について説明する。従
来、電動式パワーステアリングのアシストは、図21の
破線100で示されるように、操舵トルクに応じたアシ
ストマップを作成しているが、ダンピング補償量を変更
した場合には、図21の実線101で示されるように、
アシストマップの変更を行って、ハンドルトルクの必要
以上の上昇を防止する必要がある。
【0006】次に、操舵速度とステアリング軸反力との
関係について説明する。ステアリング軸反力トルクは、
主に、タイヤが発生させる路面反力トルクとステアリン
グ機構内の摩擦トルクの和で成り立っている。この内、
路面反力トルクは直進時が最も小さく、所定の角度まで
はハンドル角の増大に比例して大きくなるとともに、所
定の角度を越えると、ハンドル角の増大につれて徐々に
小さくなる。なお、通常走行時において、ドライアスフ
ァルト(高μ路)では、図22(a)に示すように、ハ
ンドル角と路面反力トルクは比例関係にある。また、通
常走行時において、滑りやすい路面(低μ路)では、図
22(b)に示すように、ハンドルが所定の角度を越え
ると、ハンドル角の増大につれて徐々に小さくなる特性
をもつ。一方、摩擦トルクは大きさが一定で、ハンドル
を切る方向によってその符号が変わる性質を有してい
る。従って、ハンドルを切った際のステアリング軸反力
トルクは、同じハンドル角でも切り込む時には大きくな
り、戻し時には小さくなる。
【0007】図23に示すように、従来の制御では、ダ
ンピング制御を強くした場合、ハンドルを早く操舵する
とダンピング制御の影響でステアリング軸反力が大きく
なり、ハンドルトルクが必要以上に大きくなる。また、
ゆっくり操舵した場合にはダンピング制御があまり機能
しないためステアリング軸反力は適度なハンドルトルク
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の制御装置においては、モータ速度及びモータ加速度に
基づいた制御の量を一定としているために、操舵者が早
い操舵を行った場合に必要以上にハンドルが重くなるこ
とがあるという問題点があった。
【0009】また、上述したように、従来の制御装置に
おいては、ダンピングゲイン及び慣性補償ゲインが一定
なため、ダンピング補償量を大きくするためには、操舵
者が早い操舵を行う際の抵抗となってしまうため、アシ
ストマップを変更して補償しなければならないという問
題点があった。
【0010】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、早く操舵した場合においてもハ
ンドルが必要以上に重くなることを防止し、かつ、アシ
ストマップの変更を不要にした電動式パワーステアリン
グ制御装置を得る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、電動式パワ
ーステアリングを制御するための電動式パワーステアリ
ング制御装置であって、車速を検出する車速検出手段
と、ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手
段と、ステアリング軸反力トルクを求めて出力するステ
アリング軸反力トルク出力手段と、モータ速度を検出す
るモータ速度検出手段と、上記車速及び上記操舵トルク
に基づいて、モータを駆動させるための基本目標電流を
演算する基本目標電流演算手段と、上記ステアリング軸
反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲインを求
めるダンピングゲイン演算手段と、上記ダンピングトル
クのゲイン及び上記モータ速度に基づいて、ダンピング
補償量を演算するダンピング補償量演算手段と、上記ダ
ンピング補償量により上記基本目標電流を補償して目標
電流を演算する補償手段とを備えた電動式パワーステア
リング制御装置である。
【0012】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステア
リング軸反力トルクを求めて出力するステアリング軸反
力トルク出力手段と、モータ速度を検出するモータ速度
検出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度
を用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記ステアリング軸反力トルクに基
づいて、慣性補償トルクのゲインを求める慣性補償ゲイ
ン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モ
ータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算する慣性補償
量演算手段と、上記慣性補償量により上記基本目標電流
を補償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動
式パワーステアリング制御装置である。
【0013】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステア
リング軸反力トルクを求めて出力するステアリング軸反
力トルク出力手段と、モータ速度を検出するモータ速度
検出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度
を用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記ステアリング軸反力トルクに基
づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダンピング
ゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲイン及び
上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量を演算す
るダンピング補償量演算手段と、上記ステアリング軸反
力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲインを求める
慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイ
ン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算
する慣性補償量演算手段と、上記ダンピング補償量及び
上記慣性補償量により上記基本目標電流を補償して目標
電流を演算する補償手段とを備えた電動式パワーステア
リング制御装置である。
【0014】また、上記ステアリング軸反力トルク出力
手段が、上記ステアリング軸反力トルクを測定により得
る。
【0015】また、上記モータのモータ電流を測定する
モータ電流測定手段をさらに備え、上記ステアリング軸
反力トルク出力手段が、上記モータ電流、上記操舵トル
ク及び上記モータ加速度に基づいて、上記ステアリング
軸反力トルクを演算することにより得る。
【0016】また、上記ダンピングトルクのゲインは、
上記ステアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを
大きく、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときに
ゲインを小さくする。
【0017】また、上記慣性補償トルクのゲインは、上
記ステアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを大
きく、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときにゲ
インを小さくする。
【0018】また、上記ダンピングトルクのゲインは、
上記ステアリング軸反力トルクに応じたダンピング係数
から決定する。
【0019】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、上記車速
及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるた
めの基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、
上記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲ
インを求めるダンピングゲイン演算手段と、上記ダンピ
ングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基づいて、ダ
ンピング補償量を演算するダンピング補償量演算手段
と、上記ダンピング補償量により上記基本目標電流を補
償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動式パ
ワーステアリング制御装置である。
【0020】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、モータ速
度検出手段からの上記モータ速度を用いてモータ加速度
を演算し出力するモータ加速度検出手段と、上記車速及
び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるため
の基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、上
記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイン
を求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トル
クのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補償
量を演算する慣性補償量演算手段と、上記慣性補償量に
より上記基本目標電流を補償して目標電流を演算する補
償手段とを備えた電動式パワーステアリング制御装置で
ある。
【0021】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、モータ速
度検出手段からの上記モータ速度を用いてモータ加速度
を演算し出力するモータ加速度検出手段と、上記車速及
び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるため
の基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、上
記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲイ
ンを求めるダンピングゲイン演算手段と、上記ダンピン
グトルクのゲイン及び上記モータ速度に基づいて、ダン
ピング補償量を演算するダンピング補償量演算手段と、
上記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイ
ンを求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償ト
ルクのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補
償量を演算する慣性補償量演算手段と、上記ダンピング
補償量及び上記慣性補償量により上記基本目標電流を補
償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動式パ
ワーステアリング制御装置である。
【0022】また、上記路面反力トルク出力手段が、上
記路面反力トルクを測定により得る。
【0023】また、ステアリング軸反力トルクを測定す
るステアリング軸反力トルク測定手段をさらに備え、上
記路面反力トルク出力手段が、上記ステアリング軸反力
トルクに基づいて、上記路面反力トルクを演算すること
により得る。
【0024】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力ト
ルクに基づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダ
ンピングゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲ
イン及び上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量
を演算するダンピング補償量演算手段と、上記ダンピン
グ補償量により上記基本目標電流を補償して目標電流を
演算する補償手段とを備えた電動式パワーステアリング
制御装置である。
【0025】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度を
用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検出
手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モー
タを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目標
電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力トル
クに基づいて、慣性補償トルクのゲインを求める慣性補
償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイン及び
上記モータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算する慣
性補償量演算手段と、上記慣性補償量により上記基本目
標電流を補償して目標電流を演算する補償手段とを備え
た電動式パワーステアリング制御装置である。
【0026】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度を
用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検出
手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モー
タを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目標
電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力トル
クに基づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダン
ピングゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲイ
ン及び上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量を
演算するダンピング補償量演算手段と、上記コーナーリ
ングフォース反力トルクに基づいて、慣性補償トルクの
ゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補
償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣
性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、上記ダンピ
ング補償量及び上記慣性補償量により上記基本目標電流
を補償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動
式パワーステアリング制御装置である。
【0027】また、路面反力トルクを出力する路面反力
出力手段をさらに備え、上記ダンピングトルクのゲイン
は、上記路面反力トルク及び上記コーナーリングフォー
スの少なくともいずれか一方により決定される。
【0028】また、路面反力トルクを出力する路面反力
出力手段をさらに備え、上記慣性補償トルクのゲイン
は、上記路面反力トルク及び上記コーナーリングフォー
スの少なくともいずれか一方により決定される。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本願の電
動式パワーステアリング制御装置の制御対象となる電動
式パワーステアリングおよびその周辺機器を図式した説
明図である。図において、1は車体に設けられたハンド
ル、2はハンドル1とシャフトを介して係合されている
タイヤ、3は制御装置(ECU)、4はハンドル角を検
出するハンドル角センサ、5はハンドル角センサ4によ
り検出されるハンドル角、6はハンドル角センサ4から
出力されるハンドル検出信号θsens、7はトルクを検出
するトルクセンサ、8はトルクセンサ7から出力される
操舵トルク検出信号Tsens、9はトルクセンサ7により
検出される操舵トルクThdl、10はステアリング軸反
力トルクTtran、11は摩擦トルクTfrp、12はアシ
ストトルクTassist、13はモータ、14は制御装置3
によりモータ13に印加される印加電圧Vsupply、15
はモータ13から出力される電流検出信号Imtr-sens、
16はモータ13から出力される電圧検出信号Vt-sen
s、17は路面反力トルクTalignである。
【0030】電動パワーステアリング装置は、ドライバ
がハンドル1を切った時の操舵トルク9をトルクセンサ
7で測定し、その操舵トルク9に応じてアシストトルク
12を発生させることを主な機能とするものである。ま
た、より良い操舵フィーリングや操縦安定性を実現する
ため、ハンドル角5、モータ角、或いは、モータ角速度
(微分してモータ角加速度を得る場合も有り)を測定す
るセンサを有するものもある。また、モータ13に流れ
る電流と、モータ端子間にかかる電圧も取り込む。力学
的には、操舵トルクThdlとアシストトルクTassistの和
が、ステアリング軸反力トルクTtranに抗してステアリ
ングを回転させる。また、ハンドル1を回転させる時に
はモータ13の慣性項も作用し結局次式の関係が成立す
る。 Ttran = Thdl + Tassist − J・d/dt (1) モータ13によるアシストトルク12は、次式の関係が
成立する。 Tassist = Ggear・Kt・Imtr (2) また、ステアリング軸反力トルクTtranは、路面反力ト
ルクTalignとステアリング機構内の摩擦トルクTfricの
和である。 Ttran = Talign + Tfric (3) 電動パワーステアリング装置の制御装置(ECU)3で
は、上述のセンサ信号から電流の目標値を演算し、これ
に対して、モータ13の実電流が一致するように電流制
御がなされて、モータ13は電流値にトルク定数とギア
比(モータからステアリング軸間)を乗じた所定のトル
クを発生しドライバが操舵する時のトルクをアシストす
る構成となっている。
【0031】図2は、本実施の形態を示すブロック図で
ある。一点鎖線で囲まれた部分が、モータ13に印加す
る電流の目標値を演算するブロックである。図2におい
て、21は車速を検出する車速検出器、22は操舵トル
クを検出する操舵トルク検出器、23はステアリング軸
反力を測定するステアリング軸反力トルク測定器、24
はモータ速度を検出するモータ速度検出器、25はモー
タ速度検出器24により検出されたモータ速度を用いて
モータ加速度を演算により求めるモータ加速度検出器、
26は車速検出器21により検出された車速と操舵トル
ク検出器22により検出された操舵トルクに基づいて操
舵トルクの制御を行う操舵トルク制御器、27は車速検
出器21により検出された車速とステアリング軸反力ト
ルクトルク測定器23により検出されたステアリング軸
反力トルクとモータ速度検出器24により検出されたモ
ータ速度に基づいてダンピング補償電流を求めるダンピ
ング補償器、28は車速検出器21により検出された車
速とステアリング軸反力トルクトルク測定器23により
検出されたステアリング軸反力トルクとモータ加速度検
出器25により検出されたモータ加速度に基づいて慣性
補償電流を求める慣性補償器、29は操舵トルク制御器
26から出力される基本目標電流とダンピング補償電流
と慣性補償電流とを加算する加算器、30は加算器29
の出力から後述するモータ電流検出器33により検出さ
れるモータ電流を減算する減算器、31はモータ駆動
機、32はモータ駆動機31により駆動されるモータ、
33はモータ32のモータ電流を検出するモータ電流検
出器である。
【0032】本実施の形態は、図2に示すように、操舵
トルク制御器26と、ダンピング補償器27と、慣性補
償器28とから成り立っている。それぞれの制御器/補
償器26〜28には、車速検出器21から出力される車
速検出信号が入力され、入力された車速検出信号に基づ
いて制御パラメータが変更される。ここで、本発明にお
いて新規の要素を含むのは、ダンピング補償器27並び
に慣性補償器28に関する部分であるので、ダンピング
補償器27及び慣性補償器28についてのみ示す。な
お、ダンピング補償器27のゲインは下記の方法に従っ
て決定してもよい。以降の実施の形態においてダンピン
グ補償器27のゲインの決定方法は当該手法を含んだも
のとする。
【0033】ダンピング補償トルクは、下記の式の関係
で、(a)慣性トルク、(b)ダンピング補償トルク、
(c)タイヤから受ける路面反力トルクとつりあう。
【0034】
【数1】 但し、sはラプラス演算子、uは入力である。
【0035】上式(1)のダンピング係数ζを求める
と、
【0036】
【数2】
【0037】一般に、慣性補償ゲインとダンピング補償
ゲインは、独立して考えられている。ステアリング軸反
力が大きいときはダンピング係数ζを小さく設定し、ス
テアリング軸反力が小さいときはダンピング係数ζを大
きく設定すれば、大きく操舵したときにハンドルが重く
ならず、かつ、ハンドルの中立点付近でのハンドルの収
まりもよい。前記となるようにζを設定し、(6)式よ
りKtireを設定すれば実現できKdampを一意に定めること
が可能となる。これによりKdampのマップが不要とな
る。本実施の形態は、ステアリング軸をステアリング軸
コラムにロードセルなどの検出器を取り付けることでそ
の状態量を測定し実現可能となる。
【0038】次に動作について図3の流れ図を用いて説
明する。まず、操舵トルク検出器22により操舵トルク
Thdlを検出し、メモリに記憶する(ステップS1)。次
に、モータ速度検出器24によりモータ速度を検出し、
メモリに記憶する(ステップS2)。次に、ステアリン
グ軸反力トルク測定器23によりステアリング軸反力ト
ルクを検出し、メモリに記憶する(ステップS3)。次
に、モータ速度検出器24から出力されるモータ速度信
号を微分演算してモータ加速度を求める(ステップS
4)。次に、操舵トルク制御器26により、車速検出器
21からの車速と上記操舵トルクとから基本目標電流Ib
aseを定める(ステップS5)。次に、ダンピング補償
器27により、ステアリング軸反力トルクから、図4に
示すようなマップ図に従い、ダンピングF/Bゲインを
決定する(ステップS6)。また、慣性補償器28によ
り、同様にマップ図(図示省略)に従って、ステアリン
グ軸反力トルクから、慣性補償F/Bゲインを決定する
(ステップS7)。次に、ダンピング補償器27によ
り、ステップS6で求めたダンピングF/Bゲインをモ
ータ速度に乗じてダンピング補償電流Idampを求める
(ステップS8)。また、慣性補償器28により、ステ
ップS7で求めた慣性補償F/Bゲインをモータ加速度
に乗じて慣性補償電流Iinerを求める(ステップS
9)。加算器29により、基本目標電流Ibaseにダンピ
ング補償電流Idamp及び慣性補償電流Iinerを加えて目標
電流Irefを計算する(ステップS10)。以上のように
して得られた目標電流から実際のモータ電流を差し引い
た電流値がモータ駆動機31に入力され、それに基づい
てモータ32は駆動される。このように、ステアリング
軸反力に応じてダンピング補償器および慣性補償器のゲ
インを決定するようにしたので、ゲインを変更した際の
アシストマップ変更の必要がなくなり、また、ハンドル
を切り込む時にはダンピングを小さくすることでステア
リングが重くならず、戻す時はダンピングを大きくする
ことで車両の安定性が向上する。
【0039】なお、上述の説明においては、ダンピング
補償器及び慣性補償器へはモータ速度及び加速度を検出
して入力する例について説明した。この時用いる信号が
モータ速度検出器の出力を用いていたが、モータ電流の
出力を用い、次式(7)に従い、モータ速度を求めても
全く同様である。以降の実施の形態においてモータ速度
検出器は測定及び演算のどちらでも可能とする。図5
に、モータ制御よりモータ速度信号を求めるための構成
の一例を示す。
【0040】
【数3】
【0041】本実施の形態の場合、ステアリング軸反力
に応じてダンピング補償器及び慣性補償器のゲインを決
定することで、ダンピング補償器及び慣性補償器のゲイ
ンを変更した際のアシストマップ変更の必要がなくな
り、より簡易な形式での制御性能向上が可能となる。ま
た、図6のように、ハンドルを切り込む時はダンピング
を小さくすることでステアリングが重くならず、戻り時
にはダンピングを大きくすることで車両の安定性が向上
するので、ハンドルトルクの不必要な上昇の防止と車両
の安定性を向上できる。
【0042】実施の形態2.図7は、本実施の形態の構
成を示したブロック図である。図において、34は、モ
ータ電流検出器3により検出されたモータ電流と、操舵
トルク検出器22により検出された操舵トルクと、モー
タ加速度検出器25により得られたモータ加速度とか
ら、ステアリング軸反力トルクを推定するステアリング
軸反力トルク推定器である。他の構成については、上述
の実施の形態1と同様である。
【0043】実施の形態1において上述したように、本
実施の形態においても、ダンピング補償器27及び慣性
補償器28へはモータ速度及びモータ加速度を検出しゲ
インを乗じて補償量を決定するが、この時のゲインを、
実施の形態1では、ステアリング軸反力トルクを検出し
て、その検出器23の出力に応じて変更したが、本実施
の形態では、(1)〜(3)式に従って推定したステア
リング軸反力トルクの出力を用いる。これ以外は、実施
の形態1と全く同様である。以降の実施の形態では、ス
テアリング軸反力検出器は検出器及び推定器のどちらで
もよいものとする。
【0044】この動作を図8の流れ図を用いて説明す
る。ステップS1〜S2,ステップS4〜S10は、上
述の実施の形態1と同じであるため、ここでは説明を省
略する。従って、ここでは、図3の9ステップS3の代
わりに設けられたステップS20及びS21の動作だけ
を説明する。まず、図8に示すように、ステップS20
において、ステアリング軸反力トルク推定器34によ
り、モータ電流検出器33から出力されたモータ電流信
号を読み込み、メモリに記憶する。次に、ステップS2
1において、操舵トルク、モータ電流及びモータ加速度
から、ステアリング軸反力を演算する。
【0045】以上のように、本実施の形態においては、
ステアリング軸反力が測定できない場合においても、ス
テアリング軸反力を推定することで、上記の実施の形態
1と同様の効果が得られる。
【0046】実施の形態3.図9は、本実施の形態の構
成を示したブロック図である。図において、36は、路
面反力トルクを測定する路面反力測定器である。他の構
成については、上述の実施の形態1と同様である。
【0047】ダンピング補償器27及び慣性補償器28
へはモータ速度及びモータ加速度を検出しゲインを乗じ
て補償量を決定したが、この時のゲインが、実施の形態
1ではステアリング軸反力トルク測定器23の出力に応
じて変更したが、実施の形態3では、路面反力検出器3
6の出力に基づいて変更される。これ以外は、実施の形
態1と全く同様である。なお、本実施の形態は、タイヤ
に車軸6分力計など路面反力トルクを検出するセンサを
取り付けることにより実現可能となる。
【0048】この動作を図10の流れ図を用いて説明す
る。ステップS1〜S2,ステップS4〜S5,S10
は、上述の実施の形態1と同じであるため、ここでは説
明を省略する。従って、ここでは、図10のステップS
30〜S34の動作だけを説明する。まず、図10に示
すように、ステップS30において、路面反力測定器3
6により、路面反力トルクを測定し、メモリに記憶す
る。次に、ステップS31において、路面反力トルクに
基づいてダンピングF/Bゲインをマップ(図省略、図
4参照)から求める。また、同様に、ステップS32に
おいて、路面反力トルクに基づいて慣性補償F/Bゲイ
ンをマップ(図省略、図4参照)から求める。次に、ス
テップS33において、ダンピング補償器27により、
ステップS31で求めたダンピングF/Bゲインをモー
タ速度に乗じてダンピング補償電流Idampを求める。ま
た、ステップS34において、慣性補償器28により、
ステップS32で求めた慣性補償F/Bゲインをモータ
加速度に乗じて慣性補償電流Iinerを求める。
【0049】以上のように、本実施の形態においては、
路面反力信号を用いるようにしたので、ダンピングゲイ
ンを大きく設定してもハンドルトルクの最大値は大きく
ならないので、アシスト特性をアシストマップを変更し
なくても可能にすることができる。また、操舵者の急な
操舵などで切り込む際に操舵トルクが補助される。例え
ば、運転中において障害物などを急に回避する場合など
の操縦がダンピング補償による不必要なハンドルトルク
が発生しない分やり易くなる。
【0050】実施の形態4.図11は、本実施の形態の
構成を示したブロック図である。図において、40は、
ステアリング軸反力トルク測定器23により測定された
ステアリング軸反力を用いて、路面反力トルクを推定す
るための路面反力トルク推定器である。他の構成につい
ては、上述の実施の形態1と同様である。
【0051】ダンピング補償器27及び慣性補償器28
へはモータ速度及びモータ加速度を検出しゲインを乗じ
て補償量を決定するが、この時のゲインが、上述の実施
の形態3では路面反力トルク検出器の出力に基づいて変
更されたが、実施の形態4では(3)式に従い、ステア
リング軸反力より推定された路面反力トルク信号を用い
る。これ以外は、実施の形態3と全く同様である。図1
2は、ステアリング軸反力トルクから路面反力推定値を
求めるための構成を示したブロック図であり、当該フィ
ルタにより摩擦項の除去を行っている。
【0052】この動作を図13の流れ図を用いて説明す
る。ステップS1〜S5,ステップS10は上述の実施
の形態1と同じであり、ステップS31〜S34は上述
の実施の形態3と同じであるため、ここでは説明を省略
する。従って、ここでは、ステップS41の動作だけを
説明する。ステップS41において、路面反力トルク推
定器40により、ステアリング軸反力を図12に示すよ
うなフィルタを通して摩擦項を除去することにより、路
面反力を演算する。
【0053】以上のように、本実施の形態においては、
ステアリング軸反力トルクから路面反力を推定するよう
にしたので、路面反力が検出できない場合においても、
路面反力を推定することで実施の形態3と同様の効果が
得られる。
【0054】実施の形態5.図14は、本実施の形態の
構成を示したブロック図である。図において、42は、
タイヤのコーナーリングフォースを測定するコーナーリ
ングフォース測定器である。他の構成については、上述
の実施の形態1と同様である。
【0055】ダンピング補償器27及び慣性補償器28
へはモータ速度及びモータ加速度を検出しゲインを乗じ
て補償量を決定するが、この時のゲインが、実施の形態
1ではステアリング軸反力トルク測定器23の出力に応
じて変更したが、本実施の形態では、タイヤのコーナー
リングフォース検出器42の出力に基づいて変更され
る。これ以外は、実施の形態1と全く同様である。本実
施の形態は、タイヤのサイドフォースを車体に伝えるサ
スペンションのリンク機構内にロードセルを取り付ける
方法等によりタイヤのコーナーリングフォースを検出す
ることで実現可能となる。
【0056】この動作を図15の流れ図を用いて説明す
る。ステップS1〜S2,ステップS4〜S5,S10
は、上述の実施の形態1と同じであるため、ここでは説
明を省略する。従って、ここでは、ステップS51〜S
55の動作だけを説明する。まず、ステップS51にお
いて、コーナーリングフォース測定器42により、コー
ナーフォースリングを測定し、メモリに記憶する。次
に、ステップS52において、コーナーフォースリング
に基づいてダンピングF/Bゲインをマップ(図省略、
図4参照)から求める。また、同様に、ステップS53
において、コーナーリングフォースに基づいて慣性補償
F/Bゲインをマップ(図省略、図4参照)から求め
る。次に、ステップS54において、ダンピング補償器
27により、ステップS52で求めたダンピングF/B
ゲインをモータ速度に乗じてダンピング補償電流Idamp
を求める。また、ステップS53において、慣性補償器
28により、ステップS55で求めた慣性補償F/Bゲ
インをモータ加速度に乗じて慣性補償電流Iinerを求め
る。
【0057】図16は、コーナーリングフォース及び路
面反力の操舵角とトルクの関係を示したグラフである。
図16に示すように、ダンピング補償トルクを演算する
ゲインに関して、コーナーリングフォースをフィードバ
ックゲインとすることで、ハンドル角を大きくきって路
面反力が下がる場合においても制御を有効にすることが
できる。
【0058】以上のように、本実施の形態においては、
コーナーリングフォースを測定して、その値を用いるよ
うにしたので、ステアリング軸反力検出器が備えられて
いなくても、それに代替する信号を用いることで、実施
の形態1と同様の効果が得られる。また、本実施の形態
のように、コーナーリングフォースによりダンピング補
償量・慣性補償量を決定するように構成することによ
り、路面μの状態をよりダイレクトに制御に適用できる
ようになる。
【0059】実施の形態6.図17は、本実施の形態の
構成を示したブロック図である。図において、全ての構
成要素は、上述の実施の形態3または実施の形態5と同
様であるため、ここでは説明を省略するが、本実施の形
態においては、コーナーリングフォース測定器42と路
面反力測定器36との両方が設けられている。
【0060】ダンピング補償器27及び慣性補償器28
へはモータ速度及びモータ加速度を検出しゲインを乗じ
て補償量を決定するが、この時のゲインが、実施の形態
3及び5では、それぞれ、路面反力トルク検出器出力及
びコーナーリングフォース測定器出力に応じて変更した
が、本実施の形態では、条件によって路面反力測定器と
コーナーリングフォース測定器の出力のいずれか一方ま
たは両方に基づいて変更される。これ以外は、実施の形
態1と全く同様である。
【0061】この動作を図18の流れ図を用いて説明す
る。ステップS1〜S2,ステップS4〜S5,S1
0,S51は、上述の実施の形態3及び5と同じである
ため、ここでは説明を省略する。従って、ここでは、ス
テップS61〜S65の動作だけを説明する。まず、図
18に示すように、ステップS61において、路面反力
検出器36により、路面反力トルクを測定し、メモリに
記憶する。次に、ステップS51において、コーナーリ
ングフォース測定器42により、コーナーフォースリン
グを測定し、メモリに記憶する。次に、ステップS62
において、路面反力及び/またはコーナーフォースリン
グに基づいてダンピングF/Bゲインをマップ(図省
略、図4参照)から求める。また、同様に、ステップS
63において、路面反力及び/またはコーナーリングフ
ォースに基づいて慣性補償F/Bゲインをマップ(図省
略、図4参照)から求める。次に、ステップS64にお
いて、ダンピング補償器27により、ステップS62で
求めたダンピングF/Bゲインをモータ速度に乗じてダ
ンピング補償電流Idampを求める。また、ステップS6
5において、慣性補償器28により、ステップS63で
求めた慣性補償F/Bゲインをモータ加速度に乗じて慣
性補償電流Iinerを求める。
【0062】図19は、ハンドル角に対するコーナーリ
ングフォース及び路面反力を示したグラフである。本実
施の形態では、はじめは路面反力を基本としたダンピン
グ制御を行い、路面反力が低下してくる時点で、コーナ
ーリングフォースを基本にしたダンピング制御に切り替
える。本実施の形態のように、実施の形態3と実施の形
態5を組み合わせることで、実施の形態1と同様の効果
が得られる。また、本実施の形態と同様に、ダンピング
補償量の指標となるF/Bゲインを決定する検出量はス
テアリング軸反力・路面反力・コーナーリングフォース
のいずれの組み合わせでもよく、いずれにおいても実施
の形態1と同様の効果が期待できる。
【0063】このように、本実施の形態においては、ス
テアリング軸反力検出器が備えられていなくても、それ
に代替する信号を用いることで、実施の形態1と同様の
効果が得られる。また、本実施の形態で示したように、
代替する信号として、路面反力及びコーナーリングフォ
ースの両方を組み合わせることも可能であり、例えば、
ダンピング補償トルクを演算するゲインを操舵角が小さ
いときは路面反力、操舵角が路面反力が下がるポイント
より大きくなった場合にはコーナーリングフォースをフ
ィードバックゲインとすることで、低μ路のような路面
反力が小さいハンドル角で下がる場合においても制御を
有効にすることができる。
【0064】なお、上記の実施の形態1〜6において
は、ダンピング補償器と慣性補償器の両方を備えた例に
ついて述べたが、その場合に限らず、いずれか一方のみ
を備えて、ダンピング補償量または慣性補償量のいずれ
かにより基本目標電流を補償して電動パワーステアリン
グの制御を行うようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】この発明は、電動式パワーステアリング
を制御するための電動式パワーステアリング制御装置で
あって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドルの操
舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステアリン
グ軸反力トルクを求めて出力するステアリング軸反力ト
ルク出力手段と、モータ速度を検出するモータ速度検出
手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モー
タを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目標
電流演算手段と、上記ステアリング軸反力トルクに基づ
いて、ダンピングトルクのゲインを求めるダンピングゲ
イン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲイン及び上
記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量を演算する
ダンピング補償量演算手段と、上記ダンピング補償量に
より上記基本目標電流を補償して目標電流を演算する補
償手段とを備えた電動式パワーステアリング制御装置で
あるので、早く操舵した場合においてもハンドルが必要
以上に重くなることを防止し、かつ、アシストマップの
変更が不要となる。
【0066】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステア
リング軸反力トルクを求めて出力するステアリング軸反
力トルク出力手段と、モータ速度を検出するモータ速度
検出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度
を用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記ステアリング軸反力トルクに基
づいて、慣性補償トルクのゲインを求める慣性補償ゲイ
ン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モ
ータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算する慣性補償
量演算手段と、上記慣性補償量により上記基本目標電流
を補償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動
式パワーステアリング制御装置であるので、早く操舵し
た場合においてもハンドルが必要以上に重くなることを
防止し、かつ、アシストマップの変更が不要となる。
【0067】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステア
リング軸反力トルクを求めて出力するステアリング軸反
力トルク出力手段と、モータ速度を検出するモータ速度
検出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度
を用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記ステアリング軸反力トルクに基
づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダンピング
ゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲイン及び
上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量を演算す
るダンピング補償量演算手段と、上記ステアリング軸反
力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲインを求める
慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイ
ン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算
する慣性補償量演算手段と、上記ダンピング補償量及び
上記慣性補償量により上記基本目標電流を補償して目標
電流を演算する補償手段とを備えた電動式パワーステア
リング制御装置であるので、早く操舵した場合において
もハンドルが必要以上に重くなることを防止し、かつ、
アシストマップの変更が不要となる。
【0068】また、上記ステアリング軸反力トルク出力
手段が、上記ステアリング軸反力トルクを測定により得
るようにしたので、正確なステアリング軸反力トルクの
値を容易に得ることができる。
【0069】また、上記モータのモータ電流を測定する
モータ電流測定手段をさらに備え、上記ステアリング軸
反力トルク出力手段が、上記モータ電流、上記操舵トル
ク及び上記モータ加速度に基づいて、上記ステアリング
軸反力トルクを演算することにより得るようにしたの
で、ステアリング軸反力が測定できない場合において
も、ステアリング軸反力を推定することで、ステアリン
グ軸反力が測定できる場合と同様の制御を行うことがで
きる。
【0070】また、上記ダンピングトルクのゲインは、
上記ステアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを
大きく、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときに
ゲインを小さくするようにしたので、操舵状態や路面状
態のそれぞれに応じた最適なダンピング補償量を設定す
ることができる。
【0071】また、上記慣性補償トルクのゲインは、上
記ステアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを大
きく、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときにゲ
インを小さくするようにしたので、操舵状態や路面状態
のそれぞれに応じた最適な慣性補償量を設定することが
できる。
【0072】また、上記ダンピングトルクのゲインは、
上記ステアリング軸反力トルクに応じたダンピング係数
から決定するようにしたので、ダンピング補償量のアシ
ストマップの変更が不要となる。
【0073】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、上記車速
及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるた
めの基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、
上記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲ
インを求めるダンピングゲイン演算手段と、上記ダンピ
ングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基づいて、ダ
ンピング補償量を演算するダンピング補償量演算手段
と、上記ダンピング補償量により上記基本目標電流を補
償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動式パ
ワーステアリング制御装置であるので、早く操舵した場
合においてもハンドルが必要以上に重くなることを防止
し、かつ、アシストマップの変更が不要となる。
【0074】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、モータ速
度検出手段からの上記モータ速度を用いてモータ加速度
を演算し出力するモータ加速度検出手段と、上記車速及
び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるため
の基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、上
記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイン
を求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トル
クのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補償
量を演算する慣性補償量演算手段と、上記慣性補償量に
より上記基本目標電流を補償して目標電流を演算する補
償手段とを備えた電動式パワーステアリング制御装置で
あるので、早く操舵した場合においてもハンドルが必要
以上に重くなることを防止し、かつ、アシストマップの
変更が不要となる。
【0075】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、路面反
力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手段と、
モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、モータ速
度検出手段からの上記モータ速度を用いてモータ加速度
を演算し出力するモータ加速度検出手段と、上記車速及
び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるため
の基本目標電流を演算する基本目標電流演算手段と、上
記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲイ
ンを求めるダンピングゲイン演算手段と、上記ダンピン
グトルクのゲイン及び上記モータ速度に基づいて、ダン
ピング補償量を演算するダンピング補償量演算手段と、
上記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイ
ンを求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補償ト
ルクのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣性補
償量を演算する慣性補償量演算手段と、上記ダンピング
補償量及び上記慣性補償量により上記基本目標電流を補
償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動式パ
ワーステアリング制御装置であるので、早く操舵した場
合においてもハンドルが必要以上に重くなることを防止
し、かつ、アシストマップの変更が不要となる。
【0076】また、上記路面反力トルク出力手段が、上
記路面反力トルクを測定により得るようにしたので、正
確な路面反力トルクを容易に得ることができる。
【0077】また、ステアリング軸反力トルクを測定す
るステアリング軸反力トルク測定手段をさらに備え、上
記路面反力トルク出力手段が、上記ステアリング軸反力
トルクに基づいて、上記路面反力トルクを演算すること
により得るようにしたので、路面反力が測定できない場
合においても、路面反力を推定することで、路面反力を
測定できる場合と同様に制御を行うことができる。
【0078】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モ
ータを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目
標電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力ト
ルクに基づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダ
ンピングゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲ
イン及び上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量
を演算するダンピング補償量演算手段と、上記ダンピン
グ補償量により上記基本目標電流を補償して目標電流を
演算する補償手段とを備えた電動式パワーステアリング
制御装置であるので、早く操舵した場合においてもハン
ドルが必要以上に重くなることを防止し、かつ、アシス
トマップの変更が不要となる。
【0079】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度を
用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検出
手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モー
タを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目標
電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力トル
クに基づいて、慣性補償トルクのゲインを求める慣性補
償ゲイン演算手段と、上記慣性補償トルクのゲイン及び
上記モータ加速度に基づいて、慣性補償量を演算する慣
性補償量演算手段と、上記慣性補償量により上記基本目
標電流を補償して目標電流を演算する補償手段とを備え
た電動式パワーステアリング制御装置であるので、早く
操舵した場合においてもハンドルが必要以上に重くなる
ことを防止し、かつ、アシストマップの変更が不要とな
る。
【0080】また、この発明は、電動式パワーステアリ
ングを制御するための電動式パワーステアリング制御装
置であって、車速を検出する車速検出手段と、ハンドル
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、タイヤ
のコーナーリングフォースを検出するコーナーリングフ
ォース検出手段と、モータ速度を検出するモータ速度検
出手段と、モータ速度検出手段からの上記モータ速度を
用いてモータ加速度を演算し出力するモータ加速度検出
手段と、上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モー
タを駆動させるための基本目標電流を演算する基本目標
電流演算手段と、上記コーナーリングフォース反力トル
クに基づいて、ダンピングトルクのゲインを求めるダン
ピングゲイン演算手段と、上記ダンピングトルクのゲイ
ン及び上記モータ速度に基づいて、ダンピング補償量を
演算するダンピング補償量演算手段と、上記コーナーリ
ングフォース反力トルクに基づいて、慣性補償トルクの
ゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段と、上記慣性補
償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基づいて、慣
性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、上記ダンピ
ング補償量及び上記慣性補償量により上記基本目標電流
を補償して目標電流を演算する補償手段とを備えた電動
式パワーステアリング制御装置であるので、早く操舵し
た場合においてもハンドルが必要以上に重くなることを
防止し、かつ、アシストマップの変更が不要となる。
【0081】また、路面反力トルクを出力する路面反力
出力手段をさらに備え、上記ダンピングトルクのゲイン
は、上記路面反力トルク及び上記コーナーリングフォー
スの少なくともいずれか一方により決定されるようにし
たので、路面反力及びコーナーリングフォースを組み合
わせることにより、路面反力や操舵角等のそれぞれに応
じた適切な制御を行うことができる。
【0082】また、路面反力トルクを出力する路面反力
出力手段をさらに備え、上記慣性補償トルクのゲイン
は、上記路面反力トルク及び上記コーナーリングフォー
スの少なくともいずれか一方により決定されるようにし
たので、路面反力及びコーナーリングフォースを組み合
わせることにより、路面反力や操舵角等のそれぞれに応
じた適切な制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する電動式パワーステアリング
周辺の構成の一例を示した説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による電動式パワース
テアリング制御装置の構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による電動式パワース
テアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による電動式パワース
テアリング制御装置におけるステアリング軸反力とダン
ピングゲインの関係を示した説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による電動式パワース
テアリング制御装置におけるモータ制御よりモータ速度
信号を求めるブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による電動式パワース
テアリング制御装置におけるステアリング軸反力とゲイ
ンの関係を示した説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態2による電動式パワース
テアリング制御装置の構成を示したブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態2による電動式パワース
テアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図9】 本発明の実施の形態3による電動式パワース
テアリング制御装置の構成を示したブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態3による電動式パワー
ステアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図11】 本発明の実施の形態4による電動式パワー
ステアリング制御装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態4による電動式パワー
ステアリング制御装置における路面反力トルク推定器の
構成を示したブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態4による電動式パワー
ステアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図14】 本発明の実施の形態5による電動式パワー
ステアリング制御装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態5による電動式パワー
ステアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図16】 本発明の実施の形態5による電動式パワー
ステアリング制御装置におけるハンドル角に対する路面
反力とコーナーリングフォースを示した説明図である。
【図17】 本発明の実施の形態6による電動式パワー
ステアリング制御装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図18】 本発明の実施の形態6による電動式パワー
ステアリング制御装置の動作を示した流れ図である。
【図19】 本発明の実施の形態6による電動式パワー
ステアリング制御装置におけるハンドル角に対する路面
反力とコーナーリングフォースを示した説明図である。
【図20】 電動式パワーステアリングの構成の一例を
示したブロック図である。
【図21】 操舵トルクとアシストトルクとの関係を示
した説明図である。
【図22】 従来のステアリング軸反力とゲインの関係
を示した説明図である。
【図23】 従来の操舵角と操舵トルクの関係を示した
説明図である。
【符号の説明】
1 ハンドル、2 タイヤ、3 制御装置(ECU)、
4 ハンドル角センサ、5 ハンドル角、6 ハンドル
検出信号(θsens)、7 トルクセンサ、8操舵トルク
検出信号(Tsens)、9 操舵トルク(Thdl)、10
ステアリング軸反力トルク(Ttran)、11 摩擦ト
ルク(Tfrp)、12 アシストトルク(Tassist)、
13 モータ、14 印加電圧(Vsupply)、15 電
流検出信号(Imtr-sens)、16 電圧検出信号(Vt-
sens)、17 路面反力トルク(Talign)、21 車
速検出器、22 操舵トルク検出器、23 ステアリン
グ軸反力トルク測定器、24 モータ速度検出器、25
モータ加速度検出器、26 操舵トルク制御器、27
ダンピング補償器、28 慣性補償器、29加算器、
30 減算器、31 モータ駆動機、32 モータ、3
3 モータ電流検出器、34 ステアリング軸反力トル
ク推定器、36 路面反力測定器、40路面反力トルク
推定器、42 コーナーリングフォース測定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 知之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 堤 和道 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC02 CC24 DA15 DA23 DA63 DA64 DA82 DC08 DD02 EC23 GG01 3D033 CA03 CA13 CA14 CA16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式パワーステアリングを制御するた
    めの電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 ステアリング軸反力トルクを求めて出力するステアリン
    グ軸反力トルク出力手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記ステアリング軸反力トルクに基づいて、ダンピング
    トルクのゲインを求めるダンピングゲイン演算手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記ダンピング補償量により上記基本目標電流を補償し
    て目標電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴と
    する電動式パワーステアリング制御装置。
  2. 【請求項2】 電動式パワーステアリングを制御するた
    めの電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 ステアリング軸反力トルクを求めて出力するステアリン
    グ軸反力トルク出力手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記ステアリング軸反力トルクに基づいて、慣性補償ト
    ルクのゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記慣性補償量により上記基本目標電流を補償して目標
    電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴とする電
    動式パワーステアリング制御装置。
  3. 【請求項3】 電動式パワーステアリングを制御するた
    めの電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 ステアリング軸反力トルクを求めて出力するステアリン
    グ軸反力トルク出力手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記ステアリング軸反力トルクに基づいて、ダンピング
    トルクのゲインを求めるダンピングゲイン演算手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記ステアリング軸反力トルクに基づいて、慣性補償ト
    ルクのゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記ダンピング補償量及び上記慣性補償量により上記基
    本目標電流を補償して目標電流を演算する補償手段とを
    備えたことを特徴とする電動式パワーステアリング制御
    装置。
  4. 【請求項4】 上記ステアリング軸反力トルク出力手段
    が、上記ステアリング軸反力トルクを測定により得るこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電
    動式パワーステアリング制御装置。
  5. 【請求項5】 上記モータのモータ電流を測定するモー
    タ電流測定手段をさらに備え、 上記ステアリング軸反力トルク出力手段が、上記モータ
    電流、上記操舵トルク及び上記モータ加速度に基づい
    て、上記ステアリング軸反力トルクを演算することによ
    り得ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  6. 【請求項6】 上記ダンピングトルクのゲインは、上記
    ステアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを大き
    く、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときにゲイ
    ンを小さくすることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  7. 【請求項7】 上記慣性補償トルクのゲインは、上記ス
    テアリング軸反力トルクが小さいときにゲインを大き
    く、上記ステアリング軸反力トルクが大きいときにゲイ
    ンを小さくすることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  8. 【請求項8】 上記ダンピングトルクのゲインは、上記
    ステアリング軸反力トルクに応じたダンピング係数から
    決定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  9. 【請求項9】 電動式パワーステアリングを制御するた
    めの電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 路面反力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手
    段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲ
    インを求めるダンピングゲイン演算手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記ダンピング補償量により上記基本目標電流を補償し
    て目標電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴と
    する電動式パワーステアリング制御装置。
  10. 【請求項10】 電動式パワーステアリングを制御する
    ための電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 路面反力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手
    段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイ
    ンを求める慣性補償ゲイン演算手段と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記慣性補償量により上記基本目標電流を補償して目標
    電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴とする電
    動式パワーステアリング制御装置。
  11. 【請求項11】 電動式パワーステアリングを制御する
    ための電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 路面反力トルクを求めて出力する路面反力トルク出力手
    段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記路面反力トルクに基づいて、ダンピングトルクのゲ
    インを求めるダンピングゲイン演算手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記路面反力トルクに基づいて、慣性補償トルクのゲイ
    ンを求める慣性補償ゲイン演算手段と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記ダンピング補償量及び上記慣性補償量により上記基
    本目標電流を補償して目標電流を演算する補償手段とを
    備えたことを特徴とする電動式パワーステアリング制御
    装置。
  12. 【請求項12】 上記路面反力トルク出力手段が、上記
    路面反力トルクを測定により得ることを特徴とする請求
    項9ないし11のいずれかに記載の電動式パワーステア
    リング制御装置。
  13. 【請求項13】 ステアリング軸反力トルクを測定する
    ステアリング軸反力トルク測定手段をさらに備え、 上記路面反力トルク出力手段が、上記ステアリング軸反
    力トルクに基づいて、上記路面反力トルクを演算するこ
    とにより得ることを特徴とする請求項9ないし12のい
    ずれかに記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  14. 【請求項14】 電動式パワーステアリングを制御する
    ための電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 タイヤのコーナーリングフォースを検出するコーナーリ
    ングフォース検出手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記コーナーリングフォース反力トルクに基づいて、ダ
    ンピングトルクのゲインを求めるダンピングゲイン演算
    手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記ダンピング補償量により上記基本目標電流を補償し
    て目標電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴と
    する電動式パワーステアリング制御装置。
  15. 【請求項15】 電動式パワーステアリングを制御する
    ための電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 タイヤのコーナーリングフォースを検出するコーナーリ
    ングフォース検出手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記コーナーリングフォース反力トルクに基づいて、慣
    性補償トルクのゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段
    と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記慣性補償量により上記基本目標電流を補償して目標
    電流を演算する補償手段とを備えたことを特徴とする電
    動式パワーステアリング制御装置。
  16. 【請求項16】 電動式パワーステアリングを制御する
    ための電動式パワーステアリング制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段
    と、 タイヤのコーナーリングフォースを検出するコーナーリ
    ングフォース検出手段と、 モータ速度を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段からの上記モータ速度を用いてモー
    タ加速度を演算し出力するモータ加速度検出手段と、 上記車速及び上記操舵トルクに基づいて、モータを駆動
    させるための基本目標電流を演算する基本目標電流演算
    手段と、 上記コーナーリングフォース反力トルクに基づいて、ダ
    ンピングトルクのゲインを求めるダンピングゲイン演算
    手段と、 上記ダンピングトルクのゲイン及び上記モータ速度に基
    づいて、ダンピング補償量を演算するダンピング補償量
    演算手段と、 上記コーナーリングフォース反力トルクに基づいて、慣
    性補償トルクのゲインを求める慣性補償ゲイン演算手段
    と、 上記慣性補償トルクのゲイン及び上記モータ加速度に基
    づいて、慣性補償量を演算する慣性補償量演算手段と、 上記ダンピング補償量及び上記慣性補償量により上記基
    本目標電流を補償して目標電流を演算する補償手段とを
    備えたことを特徴とする電動式パワーステアリング制御
    装置。
  17. 【請求項17】 路面反力トルクを出力する路面反力出
    力手段をさらに備え、 上記ダンピングトルクのゲインは、上記路面反力トルク
    及び上記コーナーリングフォースの少なくともいずれか
    一方により決定されることを特徴とする請求項14ない
    しは16のいずれかに記載の電動式パワーステアリング
    制御装置。
  18. 【請求項18】 路面反力トルクを出力する路面反力出
    力手段をさらに備え、 上記慣性補償トルクのゲインは、上記路面反力トルク及
    び上記コーナーリングフォースの少なくともいずれか一
    方により決定されることを特徴とする請求項14ないし
    は17のいずれかに記載の電動式パワーステアリング制
    御装置。
JP2001267333A 2001-09-04 2001-09-04 電動式パワーステアリング制御装置 Expired - Fee Related JP4322450B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001267333A JP4322450B2 (ja) 2001-09-04 2001-09-04 電動式パワーステアリング制御装置
EP02019749A EP1291262B1 (en) 2001-09-04 2002-09-03 Electric power steering control device
DE60233023T DE60233023D1 (de) 2001-09-04 2002-09-03 Steuersystem für eine elektrische Servolenkeinrichtung
KR10-2002-0053081A KR100467253B1 (ko) 2001-09-04 2002-09-04 전동식 파워 스티어링 제어 장치
US10/233,775 US6768283B2 (en) 2001-09-04 2002-09-04 Electric power steering control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001267333A JP4322450B2 (ja) 2001-09-04 2001-09-04 電動式パワーステアリング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003072577A true JP2003072577A (ja) 2003-03-12
JP4322450B2 JP4322450B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=19093473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001267333A Expired - Fee Related JP4322450B2 (ja) 2001-09-04 2001-09-04 電動式パワーステアリング制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6768283B2 (ja)
EP (1) EP1291262B1 (ja)
JP (1) JP4322450B2 (ja)
KR (1) KR100467253B1 (ja)
DE (1) DE60233023D1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467253B1 (ko) * 2001-09-04 2005-01-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전동식 파워 스티어링 제어 장치
JP2007125944A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2008024166A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nissan Motor Co Ltd 操舵機構制御装置、自動車及び操舵機構制御方法
JP2008273523A (ja) * 2008-08-21 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP2009143370A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2009166832A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2010264913A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Denso Corp 電動パワーステアリング制御装置
US8046131B2 (en) 2005-11-02 2011-10-25 Mitsubishi Electric Corporation Vehicular steering apparatus
CN109689478A (zh) * 2016-09-16 2019-04-26 日本精工株式会社 电动助力转向装置

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7219761B2 (en) * 2000-07-21 2007-05-22 Nsk Ltd. Motor-operated power steering apparatus
JP4293734B2 (ja) * 2001-01-17 2009-07-08 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置
DE10115018A1 (de) * 2001-03-27 2002-11-28 Mercedes Benz Lenkungen Gmbh Fahrzeuglenkung zum Steuern eines Lenk-oder Einschlagwinkels mindestens eines Fahrzeugrads eines Fahrzeugs
JP4019825B2 (ja) * 2002-07-09 2007-12-12 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4089367B2 (ja) * 2002-09-17 2008-05-28 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4419840B2 (ja) * 2002-09-19 2010-02-24 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2004203366A (ja) * 2002-10-31 2004-07-22 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
KR100764217B1 (ko) 2002-12-24 2007-10-05 주식회사 만도 전자제어 파워 스티어링 시스템에서의 모터 출력 제어장치
JP4193113B2 (ja) * 2003-02-27 2008-12-10 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
CN100357146C (zh) * 2003-05-16 2007-12-26 三菱电机株式会社 转向控制装置
JP3966256B2 (ja) * 2003-08-25 2007-08-29 トヨタ自動車株式会社 電動式パワーステアリング装置用制御装置
US6863150B1 (en) * 2003-09-25 2005-03-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electric power steering control apparatus
JP4304604B2 (ja) * 2004-02-16 2009-07-29 株式会社デンソー 車両の電動パワーステアリング装置
FR2878220B1 (fr) * 2004-11-24 2007-01-19 Renault Sas Systeme et procede de commande de l'angle de braquage des roues directrices d'un vehicule automobile
US7546191B2 (en) * 2004-12-20 2009-06-09 General Motors Corporation Handwheel damping control of active steering system
JP2006232243A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Showa Corp 電動舵取補助装置
JP4367383B2 (ja) * 2005-07-08 2009-11-18 トヨタ自動車株式会社 車両の操舵アシスト装置
FR2890931B1 (fr) * 2005-09-20 2007-12-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de commande d'un moteur electrique d'un dispositif d'assistance de direction de vehicule, et dispositif d'assistance associe.
JP4984110B2 (ja) * 2006-01-12 2012-07-25 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4997472B2 (ja) * 2007-01-09 2012-08-08 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
US7832523B2 (en) * 2007-03-29 2010-11-16 Ford Global Technologies Power assist steering system
JP4561806B2 (ja) 2007-10-15 2010-10-13 株式会社デンソー 電動パワーステアリング装置
US9090285B2 (en) * 2008-12-05 2015-07-28 Volkswagen Group Of America, Inc. Method for providing a lanekeeping assistance based on modifying mechanical sources of steering torques
GB2467761B (en) * 2009-02-13 2013-04-10 Gm Global Tech Operations Inc Learning controller for the compensation of torque pulsations in a steering assembly
US20120203430A1 (en) * 2009-10-20 2012-08-09 Honda Motor Co., Ltd. Electric power steering system
WO2012105042A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 スズキ株式会社 ハイブリッド車両
CN103415429B (zh) * 2011-02-25 2016-04-06 铃木株式会社 混合动力车辆的发动机启动控制装置
CN104340262B (zh) * 2013-08-08 2017-10-27 现代摩比斯株式会社 电动式转向装置的驱动装置及方法
KR102049922B1 (ko) * 2013-08-08 2019-11-28 현대모비스 주식회사 전동식 조향장치의 구동 장치 및 방법
US9415798B2 (en) * 2014-02-26 2016-08-16 Steering Solutions Ip Holding Corporation Inertia compensation to remove or reduce effects of torque compensation in electric power steering
JP6222063B2 (ja) * 2014-12-03 2017-11-01 株式会社デンソー 制御装置
JP6044649B2 (ja) * 2015-01-19 2016-12-14 株式会社明電舎 ダイナモメータシステムの制御装置
KR101661065B1 (ko) * 2015-05-15 2016-09-28 주식회사 만도 응답성을 개선한 전자 제어 유닛 및 이를 포함하는 전동식 파워 스티어링 시스템
US10882551B2 (en) * 2015-12-17 2021-01-05 Mando Corporation Apparatus and method for reducing vibrations of electronic power steering apparatus
KR102228161B1 (ko) * 2017-01-02 2021-03-17 현대모비스 주식회사 전동식 동력 조향장치의 댐핑 제어 장치 및 그 방법
KR102440693B1 (ko) 2017-12-08 2022-09-05 현대자동차주식회사 전동식 조향 시스템의 캐치업 저감을 위한 제어 장치 및 방법
KR102020752B1 (ko) * 2017-12-22 2019-09-11 현대모비스 주식회사 전동식 파워 스티어링 시스템의 토크 보상 장치 및 방법
JP7202930B2 (ja) * 2018-03-20 2023-01-12 Ntn株式会社 ステアリングシステムおよびそれを備えた車両
JP7135380B2 (ja) * 2018-03-29 2022-09-13 マツダ株式会社 車両用制御装置
JP2020083059A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
CN112550431B (zh) * 2019-09-26 2022-05-24 上海汽车集团股份有限公司 力矩阻尼补偿控制方法、控制器和转向控制方法
CN113734275B (zh) * 2020-05-28 2022-12-09 上海汽车集团股份有限公司 力矩补偿方法、助力转向系统及汽车
DE102021202482B4 (de) * 2021-03-15 2023-06-29 Continental Automotive Technologies GmbH Regelungseinrichtung und Verfahren zur Lenkwinkelregelung eines Fahrzeugs

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US45019A (en) * 1864-11-15 Improvement in cultivators
US604289A (en) * 1898-05-17 Henry d
US781552A (en) * 1903-06-18 1905-01-31 Rudolph A Riek Tree rack or holder.
EP0398238B1 (en) * 1989-05-17 1994-03-09 Koyo Seiko Co., Ltd. Motor-driven power steering apparatus
JP3028012B2 (ja) * 1992-10-19 2000-04-04 トヨタ自動車株式会社 車速感応型電動式パワーステアリング装置
US5623409A (en) * 1994-10-31 1997-04-22 Trw Inc. Method and apparatus for non-linear damping of an electric assist steering system for vehicle yaw rate control
JP3493806B2 (ja) * 1995-04-21 2004-02-03 日本精工株式会社 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH10203393A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Koyo Seiko Co Ltd 車両用操舵装置
JP3825885B2 (ja) * 1997-06-04 2006-09-27 カヤバ工業株式会社 電動パワーステアリング制御装置
JP3847443B2 (ja) * 1997-09-05 2006-11-22 三菱電機株式会社 電動式ステアリング制御装置
US6246197B1 (en) * 1997-09-05 2001-06-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electric power steering controller
US6046560A (en) * 1998-03-20 2000-04-04 Trw Inc. Electric assist steering system having an improved motor current controller with gain scheduler
KR100305001B1 (ko) * 1999-02-27 2001-10-29 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 자동차용 제어 장치
JP3968401B2 (ja) * 1999-07-28 2007-08-29 カヤバ工業株式会社 電動式パワーステアリング装置
JP3353770B2 (ja) * 1999-08-19 2002-12-03 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置
JP3412579B2 (ja) * 1999-10-19 2003-06-03 トヨタ自動車株式会社 車両の電動パワーステアリング装置
JP2001130433A (ja) * 1999-11-09 2001-05-15 Honda Motor Co Ltd 車両用操舵装置
JP4152556B2 (ja) * 2000-02-25 2008-09-17 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置及びその制御方法
JP4128719B2 (ja) * 2000-02-25 2008-07-30 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置及びその制御方法
JP2001341658A (ja) * 2000-03-29 2001-12-11 Toyoda Mach Works Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4019813B2 (ja) * 2001-07-12 2007-12-12 株式会社豊田中央研究所 物理量推定装置、路面摩擦状態推定装置、操舵角中立点推定装置、及び空気圧低下推定装置
JP4322450B2 (ja) * 2001-09-04 2009-09-02 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467253B1 (ko) * 2001-09-04 2005-01-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전동식 파워 스티어링 제어 장치
JP2007125944A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
US8046131B2 (en) 2005-11-02 2011-10-25 Mitsubishi Electric Corporation Vehicular steering apparatus
JP2008024166A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nissan Motor Co Ltd 操舵機構制御装置、自動車及び操舵機構制御方法
US8321090B2 (en) 2006-07-21 2012-11-27 Nissan Motor Co., Ltd. Steering mechanism control system
JP2009143370A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2009166832A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2008273523A (ja) * 2008-08-21 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP4624451B2 (ja) * 2008-08-21 2011-02-02 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2010264913A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Denso Corp 電動パワーステアリング制御装置
US8265828B2 (en) 2009-05-15 2012-09-11 Denso Corporation Control apparatus for electric power steering system
CN109689478A (zh) * 2016-09-16 2019-04-26 日本精工株式会社 电动助力转向装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6768283B2 (en) 2004-07-27
KR100467253B1 (ko) 2005-01-24
JP4322450B2 (ja) 2009-09-02
KR20030021135A (ko) 2003-03-12
EP1291262A3 (en) 2005-10-05
US20030052639A1 (en) 2003-03-20
EP1291262A2 (en) 2003-03-12
DE60233023D1 (de) 2009-09-03
EP1291262B1 (en) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003072577A (ja) 電動式パワーステアリング制御装置
EP1837266B1 (en) Electric power steering device controller
JP4293734B2 (ja) 電動式パワーステアリング制御装置
JP5109342B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2002369565A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPWO2004101346A1 (ja) 操舵制御装置
JP4227133B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP5140158B2 (ja) 電動式パワーステアリング制御装置
US20080208411A1 (en) Method for Controlling an Electric Steering Assistance System
JP2009062036A (ja) 車両用舵角推定装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP4347871B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP3895635B2 (ja) 電動式パワーステアリング制御装置
JP4071529B2 (ja) セルフアライニングトルク推定装置及び横グリップ度推定装置
JP2001080536A (ja) 電動式パワーステアリング装置とその制御方法
JP2002249063A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005255081A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP4129021B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP3891575B2 (ja) ドライバ操舵状態推定器およびこれを用いた電動操舵装置
JP2006076484A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4583413B2 (ja) 車両用操舵装置
KR101893629B1 (ko) 조향 보조 전류를 제어하는 전자 제어 장치, 이를 포함하는 전동식 파워 스티어링 시스템 및 조향 보조 전류 제어 방법
JP2008018743A (ja) 車両の操舵制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4322450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees