JP2003072053A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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- JP2003072053A JP2003072053A JP2001266339A JP2001266339A JP2003072053A JP 2003072053 A JP2003072053 A JP 2003072053A JP 2001266339 A JP2001266339 A JP 2001266339A JP 2001266339 A JP2001266339 A JP 2001266339A JP 2003072053 A JP2003072053 A JP 2003072053A
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- Japan
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- ink
- head
- recording apparatus
- jet recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フレキシブルケーブルやヘッド基板にインクが
付着するのを防止しうるインクジェット式記録装置を提
供する。 【解決手段】インクカートリッジ２のインクをインク滴
として吐出することにより記録を行なう記録ヘッド１が
用いられたインクジェット式記録装置であって、インク
滴を吐出するヘッド本体１１と、上記ヘッド本体１１が
取り付けられるヘッドホルダ１２と、上記ヘッドホルダ
１２に形成されてインクカートリッジ２が装着される装
着部２２とを備え、上記装着部２２のいずれかの箇所
に、装着部２２に存在するインクを装着部２２の外部に
逃がすインク溝２１を形成したことにより、輸送等の際
に横転や反転等が起こっても、装着部２２に残ったイン
クは、上記インク溝２１を伝って装着部２２の外部に誘
導され、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付着して
障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
付着するのを防止しうるインクジェット式記録装置を提
供する。 【解決手段】インクカートリッジ２のインクをインク滴
として吐出することにより記録を行なう記録ヘッド１が
用いられたインクジェット式記録装置であって、インク
滴を吐出するヘッド本体１１と、上記ヘッド本体１１が
取り付けられるヘッドホルダ１２と、上記ヘッドホルダ
１２に形成されてインクカートリッジ２が装着される装
着部２２とを備え、上記装着部２２のいずれかの箇所
に、装着部２２に存在するインクを装着部２２の外部に
逃がすインク溝２１を形成したことにより、輸送等の際
に横転や反転等が起こっても、装着部２２に残ったイン
クは、上記インク溝２１を伝って装着部２２の外部に誘
導され、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付着して
障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出させて画像や文字を記録用紙に記録する記
録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置に関するも
のである。
ンク滴を吐出させて画像や文字を記録用紙に記録する記
録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッド（以下「記
録ヘッド」という）は、一般に、インク滴を吐出するヘ
ッド本体と、上記ヘッド本体が取り付けられるヘッドホ
ルダとを備えている。上記ヘッドホルダには、インクカ
ートリッジが装着される２つのカートリッジ収容室を有
している。上記両カートリッジ収容室には、それぞれ、
インクカートリッジからインクの供給を受けるインク供
給針が立設されている。
録ヘッド」という）は、一般に、インク滴を吐出するヘ
ッド本体と、上記ヘッド本体が取り付けられるヘッドホ
ルダとを備えている。上記ヘッドホルダには、インクカ
ートリッジが装着される２つのカートリッジ収容室を有
している。上記両カートリッジ収容室には、それぞれ、
インクカートリッジからインクの供給を受けるインク供
給針が立設されている。
【０００３】一方のカートリッジ収容室には、ブラック
インク用の１本のインク供給針が設けられ、ブラックイ
ンク用のインクカートリッジが収容されるようになって
いる。他方のカートリッジ収容室には、シアン，マゼン
タ，イエロー用の３本のインク供給針が設けられ、カラ
ーインク用のインクカートリッジが収容されるようにな
っている。
インク用の１本のインク供給針が設けられ、ブラックイ
ンク用のインクカートリッジが収容されるようになって
いる。他方のカートリッジ収容室には、シアン，マゼン
タ，イエロー用の３本のインク供給針が設けられ、カラ
ーインク用のインクカートリッジが収容されるようにな
っている。
【０００４】上記記録ヘッドでは、ブラックインク用の
インクカートリッジを収容するカートリッジ収容室と、
カラーインク用のインクカートリッジを収容するカート
リッジ収容室とが分離壁で分離されているため、インク
カートリッジ抜挿し等により漏れたインクがインク収容
室毎に区画されて１箇所に集まることがなく、インクの
流出が防止されていた。
インクカートリッジを収容するカートリッジ収容室と、
カラーインク用のインクカートリッジを収容するカート
リッジ収容室とが分離壁で分離されているため、インク
カートリッジ抜挿し等により漏れたインクがインク収容
室毎に区画されて１箇所に集まることがなく、インクの
流出が防止されていた。
【０００５】また、記録ヘッドと記録装置を電気的に接
続するフレキシブルケーブルの導出口が、立壁の上部に
設けられているため、インク供給針と導出口との間にあ
る立壁等の存在によりインクの流出が遮られ、フレキシ
ブルケーブルへのインクの付着が防止されていた。
続するフレキシブルケーブルの導出口が、立壁の上部に
設けられているため、インク供給針と導出口との間にあ
る立壁等の存在によりインクの流出が遮られ、フレキシ
ブルケーブルへのインクの付着が防止されていた。
【０００６】最近では、インクカートリッジを全色別体
とすることにより、色によって消費量にばらつきがあっ
ても、無駄なく最後までインクを使えるようにした記録
ヘッドが提案されている。
とすることにより、色によって消費量にばらつきがあっ
ても、無駄なく最後までインクを使えるようにした記録
ヘッドが提案されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このような記録ヘッド
では、分離壁が形成されていないため、インク供給針に
残ったインクが一箇所に集まりやすいうえ、フレキシブ
ルケーブルがインク供給針より下に位置している。この
ため、輸送等の際に生じうる横転や反転等の際に、イン
ク供給針に残ったインクが１箇所に集まって流れ、フレ
キシブルケーブルに付着してしまうという問題があっ
た。
では、分離壁が形成されていないため、インク供給針に
残ったインクが一箇所に集まりやすいうえ、フレキシブ
ルケーブルがインク供給針より下に位置している。この
ため、輸送等の際に生じうる横転や反転等の際に、イン
ク供給針に残ったインクが１箇所に集まって流れ、フレ
キシブルケーブルに付着してしまうという問題があっ
た。
【０００８】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、フレキシブルケーブルやヘッド基板にインクが
付着するのを防止しうるインクジェット式記録装置の提
供をその目的とする。
もので、フレキシブルケーブルやヘッド基板にインクが
付着するのを防止しうるインクジェット式記録装置の提
供をその目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェット式記録装置は、インクカー
トリッジのインクをインク滴として吐出することにより
記録を行なう記録ヘッドが用いられたインクジェット式
記録装置であって、インク滴を吐出するヘッド本体と、
上記ヘッド本体が取り付けられるヘッドホルダと、上記
ヘッドホルダに形成されてインクカートリッジが装着さ
れる装着部とを備え、上記ヘッドホルダの装着部と連通
するいずれかの箇所に、装着部に存在するインクを外部
に逃がすインク溝が形成されたことを要旨とする。
め、本発明のインクジェット式記録装置は、インクカー
トリッジのインクをインク滴として吐出することにより
記録を行なう記録ヘッドが用いられたインクジェット式
記録装置であって、インク滴を吐出するヘッド本体と、
上記ヘッド本体が取り付けられるヘッドホルダと、上記
ヘッドホルダに形成されてインクカートリッジが装着さ
れる装着部とを備え、上記ヘッドホルダの装着部と連通
するいずれかの箇所に、装着部に存在するインクを外部
に逃がすインク溝が形成されたことを要旨とする。
【００１０】すなわち、本発明のインクジェット式記録
装置は、ヘッドホルダに形成されてインクカートリッジ
が装着される装着部を備え、上記ヘッドホルダの装着部
と連通するいずれかの箇所に、装着部に存在するインク
を外部に逃がすインク溝が形成されている。このため、
輸送等の際に装置が横転したり反転したりしても、装着
部に残ったインクは、上記インク溝を伝って装着部の外
部に逃げ、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付着し
て障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
装置は、ヘッドホルダに形成されてインクカートリッジ
が装着される装着部を備え、上記ヘッドホルダの装着部
と連通するいずれかの箇所に、装着部に存在するインク
を外部に逃がすインク溝が形成されている。このため、
輸送等の際に装置が横転したり反転したりしても、装着
部に残ったインクは、上記インク溝を伝って装着部の外
部に逃げ、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付着し
て障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
【００１１】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記装着部にインクカートリッジからインクの供給
を受けるインク供給針が立設されている場合には、イン
ク供給針に残ったインクがインク溝を伝って装着部の外
部に排出され、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付
着して障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
て、上記装着部にインクカートリッジからインクの供給
を受けるインク供給針が立設されている場合には、イン
ク供給針に残ったインクがインク溝を伝って装着部の外
部に排出され、フレキシブルケーブルやヘッド基板に付
着して障害を発生させるおそれがほとんどなくなる。
【００１２】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記ヘッドホルダに複数のインク供給針が立設さ
れ、各インク供給針に対応する装着部が実質的に連続し
ている場合には、連続した装着部ではインクが１箇所に
集まって溢れ、フレキシブルケーブル等に付着しやすい
が、本発明によれば集まったインクがインク溝を伝って
装着部の外部に排出されて、フレキシブルケーブル等へ
の付着が有効に防止される。
て、上記ヘッドホルダに複数のインク供給針が立設さ
れ、各インク供給針に対応する装着部が実質的に連続し
ている場合には、連続した装着部ではインクが１箇所に
集まって溢れ、フレキシブルケーブル等に付着しやすい
が、本発明によれば集まったインクがインク溝を伝って
装着部の外部に排出されて、フレキシブルケーブル等へ
の付着が有効に防止される。
【００１３】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記インク溝がヘッド本体と記録装置を電気的に接
続するフレキシブルケーブルの導出部近傍に設けられて
いる場合には、フレキシブルケーブルの近傍においてイ
ンクを積極的にインク溝で誘導して排出することによ
り、フレキシブルケーブルへのインクの付着を有効に防
止することができる。
て、上記インク溝がヘッド本体と記録装置を電気的に接
続するフレキシブルケーブルの導出部近傍に設けられて
いる場合には、フレキシブルケーブルの近傍においてイ
ンクを積極的にインク溝で誘導して排出することによ
り、フレキシブルケーブルへのインクの付着を有効に防
止することができる。
【００１４】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記インク溝がヘッドホルダの主走査方向における
端部近傍に設けられている場合には、端部近傍は記録装
置の傾斜等によりインクが集まりやすいため、装着部の
インクを有効に外部に排出できる。
て、上記インク溝がヘッドホルダの主走査方向における
端部近傍に設けられている場合には、端部近傍は記録装
置の傾斜等によりインクが集まりやすいため、装着部の
インクを有効に外部に排出できる。
【００１５】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記インク溝がヘッドホルダの側面から下端縁まで
延設されている場合には、インク溝を伝って装着部の外
部に排出されたインクは、ヘッドホルダの下端縁まで誘
導されるため、周辺部のあちこちを汚染してフレキシブ
ルケーブルやヘッド基板等に付着することによるトラブ
ルを有効に防止しうる。
て、上記インク溝がヘッドホルダの側面から下端縁まで
延設されている場合には、インク溝を伝って装着部の外
部に排出されたインクは、ヘッドホルダの下端縁まで誘
導されるため、周辺部のあちこちを汚染してフレキシブ
ルケーブルやヘッド基板等に付着することによるトラブ
ルを有効に防止しうる。
【００１６】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記インク溝の下端部近傍に突起が設けられている
場合には、ヘッドホルダの下端縁まで誘導されたインク
は、上記突起を伝ってヘッドホルダ以外の部分に排出さ
れるため、フレキシブルケーブルやヘッド基板等への付
着を有効に防止しうる。
て、上記インク溝の下端部近傍に突起が設けられている
場合には、ヘッドホルダの下端縁まで誘導されたインク
は、上記突起を伝ってヘッドホルダ以外の部分に排出さ
れるため、フレキシブルケーブルやヘッド基板等への付
着を有効に防止しうる。
【００１７】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記突起の先端部が、記録ヘッドが搭載されるキャ
リッジに近接している場合には、ヘッドホルダの下端縁
まで誘導されたインクは、上記突起を伝ってキャリッジ
側に逃げるため、フレキシブルケーブルやヘッド基板等
への付着を有効に防止しうる。
て、上記突起の先端部が、記録ヘッドが搭載されるキャ
リッジに近接している場合には、ヘッドホルダの下端縁
まで誘導されたインクは、上記突起を伝ってキャリッジ
側に逃げるため、フレキシブルケーブルやヘッド基板等
への付着を有効に防止しうる。
【００１８】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
しく説明する。
【００１９】図１は、本発明のインクジェット式記録ヘ
ッドを用いた記録装置の周辺構造の一例を示す図であ
る。この装置は、上部にインクカートリッジ２が搭載さ
れ、下面に記録ヘッド１が取り付けられたキャリッジ３
を備えている。
ッドを用いた記録装置の周辺構造の一例を示す図であ
る。この装置は、上部にインクカートリッジ２が搭載さ
れ、下面に記録ヘッド１が取り付けられたキャリッジ３
を備えている。
【００２０】上記キャリッジ３は、タイミングベルト４
を介してステッピングモータ５に接続され、ガイドバー
６に案内されて主走査方向（記録紙７の紙幅方向）に往
復移動するようになっている。また、上記キャリッジ３
には、記録紙７と対向する面（この例では下面）に、記
録ヘッド１が取り付けられている。そして、この記録ヘ
ッド１に各インクカートリッジ２からインクが供給さ
れ、キャリッジ３を移動させながら記録紙７上面にイン
ク滴を吐出させて記録紙７に画像や文字をドットマトリ
ックスにより印刷するようになっている。
を介してステッピングモータ５に接続され、ガイドバー
６に案内されて主走査方向（記録紙７の紙幅方向）に往
復移動するようになっている。また、上記キャリッジ３
には、記録紙７と対向する面（この例では下面）に、記
録ヘッド１が取り付けられている。そして、この記録ヘ
ッド１に各インクカートリッジ２からインクが供給さ
れ、キャリッジ３を移動させながら記録紙７上面にイン
ク滴を吐出させて記録紙７に画像や文字をドットマトリ
ックスにより印刷するようになっている。
【００２１】図において、８はキャリッジ３の移動範囲
内の非印刷領域に設けられ、印刷休止中に記録ヘッド１
のノズル開口を封止することによりノズル開口の乾燥を
できるだけ防ぐキャップである。また、９はノズル面に
当接してノズル面のインクをふき取るワイパー部材であ
る。
内の非印刷領域に設けられ、印刷休止中に記録ヘッド１
のノズル開口を封止することによりノズル開口の乾燥を
できるだけ防ぐキャップである。また、９はノズル面に
当接してノズル面のインクをふき取るワイパー部材であ
る。
【００２２】図２〜図８は、本発明の記録ヘッド１を示
す図である。この記録ヘッド１は、インク滴を吐出する
ノズルが形成されたノズル面１４を有するヘッド本体１
１と、このヘッド本体１１が取り付けられるヘッドホル
ダ１２とを備えている。
す図である。この記録ヘッド１は、インク滴を吐出する
ノズルが形成されたノズル面１４を有するヘッド本体１
１と、このヘッド本体１１が取り付けられるヘッドホル
ダ１２とを備えている。
【００２３】図において、１０はノズル面１４およびヘ
ッド本体１１の側面のノズル面１４側の部分を保護する
保護カバーであり、１７は保護カバー１０およびヘッド
本体１１をヘッドホルダ１２に取り付けるねじである。
ッド本体１１の側面のノズル面１４側の部分を保護する
保護カバーであり、１７は保護カバー１０およびヘッド
本体１１をヘッドホルダ１２に取り付けるねじである。
【００２４】上記ヘッドホルダ１２は、その上面にそれ
ぞれインクカートリッジ２が装着される複数（この例で
は７つ）の装着部２２が設けられている。上記装着部２
２は、左右（記録ヘッド１の主走査方向）に並ぶよう設
けられ、各装着部２２が実質的に連続してひとつの空間
を形成している。
ぞれインクカートリッジ２が装着される複数（この例で
は７つ）の装着部２２が設けられている。上記装着部２
２は、左右（記録ヘッド１の主走査方向）に並ぶよう設
けられ、各装着部２２が実質的に連続してひとつの空間
を形成している。
【００２５】上記各装着部２２には、それぞれインクカ
ートリッジ２に差し込まれてインクの供給を受けるイン
ク供給針１３が立設されている。上記各インク供給針１
３は、中空状で先端部にインク孔が穿設されている。上
記各インク供給針１３の根元部には、インクカートリッ
ジ２から供給されたインクをろ過するフィルタ１８が設
けられてる。
ートリッジ２に差し込まれてインクの供給を受けるイン
ク供給針１３が立設されている。上記各インク供給針１
３は、中空状で先端部にインク孔が穿設されている。上
記各インク供給針１３の根元部には、インクカートリッ
ジ２から供給されたインクをろ過するフィルタ１８が設
けられてる。
【００２６】そして、上記ヘッドホルダ１２には、各イ
ンク供給針１３にそれぞれ連通するとともに、ヘッド本
体１１のヘッド流路１５にそれぞれ連通してインクカー
トリッジ２のインクをヘッド本体１１に導入するホルダ
流路１６が形成されている。
ンク供給針１３にそれぞれ連通するとともに、ヘッド本
体１１のヘッド流路１５にそれぞれ連通してインクカー
トリッジ２のインクをヘッド本体１１に導入するホルダ
流路１６が形成されている。
【００２７】上記ヘッド本体１１とヘッドホルダ１２と
の間には、ヘッド本体１１にインクの吐出信号を入力す
るヘッド基板２０が設けられている。上記ヘッド基板２
０は、一方（この例では右側）の端部がヘッドホルダ１
２の端部近傍まで延設され、上記ヘッド基板２０の右端
部に、上記ヘッド基板２０と記録装置とを電気的に接続
するフレキシブルケーブル１９用のコネクタ２６が設け
られ、上記コネクタ２６の近傍部がフレキシブルケーブ
ル１９の導出口に形成されている。
の間には、ヘッド本体１１にインクの吐出信号を入力す
るヘッド基板２０が設けられている。上記ヘッド基板２
０は、一方（この例では右側）の端部がヘッドホルダ１
２の端部近傍まで延設され、上記ヘッド基板２０の右端
部に、上記ヘッド基板２０と記録装置とを電気的に接続
するフレキシブルケーブル１９用のコネクタ２６が設け
られ、上記コネクタ２６の近傍部がフレキシブルケーブ
ル１９の導出口に形成されている。
【００２８】そして、上記ヘッドホルダ１２には、上記
連続した装着部２２の主走査方向における右端部、すな
わち、フレキシブルケーブル１９の導出口の上側に、装
着部２２に連通して装着部２２内のインクを外部に逃が
すインク溝２１が形成されている。これにより、インク
供給針１３に残ったインクがインク溝２１を伝って排出
され、フレキシブルケーブル１９やヘッド基板２０にイ
ンクが付着するのを防止するようになっている。
連続した装着部２２の主走査方向における右端部、すな
わち、フレキシブルケーブル１９の導出口の上側に、装
着部２２に連通して装着部２２内のインクを外部に逃が
すインク溝２１が形成されている。これにより、インク
供給針１３に残ったインクがインク溝２１を伝って排出
され、フレキシブルケーブル１９やヘッド基板２０にイ
ンクが付着するのを防止するようになっている。
【００２９】上記インク溝２１は、ヘッドホルダ１２の
上面を正面側に向かって延び、ヘッドホルダ１２の側面
から下端縁まで延設されている。これにより、インクを
ヘッドホルダ１２の下端まで誘導して周囲の汚染を防止
しうるようになっている。また、上記ヘッドホルダ１２
には、下面のインク溝２１の下端部近傍の部分に、突起
２３が設けられている。
上面を正面側に向かって延び、ヘッドホルダ１２の側面
から下端縁まで延設されている。これにより、インクを
ヘッドホルダ１２の下端まで誘導して周囲の汚染を防止
しうるようになっている。また、上記ヘッドホルダ１２
には、下面のインク溝２１の下端部近傍の部分に、突起
２３が設けられている。
【００３０】上記記録ヘッド１は、図９および図１０に
示すように、キャリッジ３に、ノズル面１４が記録紙７
と対面するよう搭載される。上記キャリッジ３には、記
録ヘッド１のノズル面１４を露呈させる露呈穴２５が形
成されている。図において、２４はガードバー６が挿通
されるガイド部である。
示すように、キャリッジ３に、ノズル面１４が記録紙７
と対面するよう搭載される。上記キャリッジ３には、記
録ヘッド１のノズル面１４を露呈させる露呈穴２５が形
成されている。図において、２４はガードバー６が挿通
されるガイド部である。
【００３１】そして、上記記録ヘッド１の突起２３の先
端部は、キャリッジ３に形成されたインクをガイドしう
る突条２７に近接している。これにより、インク溝２１
を伝ったインクは、突条２７に誘導されてキャリッジ３
側の突条２７に達する。突条２７に達したインクは、キ
ャリッジ３に形成された溝２８等を伝わり、露呈穴２５
等から外部に排出される。
端部は、キャリッジ３に形成されたインクをガイドしう
る突条２７に近接している。これにより、インク溝２１
を伝ったインクは、突条２７に誘導されてキャリッジ３
側の突条２７に達する。突条２７に達したインクは、キ
ャリッジ３に形成された溝２８等を伝わり、露呈穴２５
等から外部に排出される。
【００３２】このように、上記記録装置では、インク供
給針１３が形成された装着部２２と連通するインク溝２
１が形成されているため、輸送等の際に横転や反転等が
起こっても、インク供給針１３に残ったインクがインク
溝２１を伝って装着部２２の外部に誘導され排出され
る。したがって、フレキシブルケーブル１９やヘッド基
板２０にインクが付着して障害を発生させるおそれがほ
とんどなくなる。
給針１３が形成された装着部２２と連通するインク溝２
１が形成されているため、輸送等の際に横転や反転等が
起こっても、インク供給針１３に残ったインクがインク
溝２１を伝って装着部２２の外部に誘導され排出され
る。したがって、フレキシブルケーブル１９やヘッド基
板２０にインクが付着して障害を発生させるおそれがほ
とんどなくなる。
【００３３】また、上記のように、連続した装着部２２
ではインクが１箇所に集まって溢れやすいが、装置の傾
斜等により装着部２２の端部に集まったインクがインク
溝２１を伝って外部に誘導されて、フレキシブルケーブ
ル１９等への付着が有効に防止される。
ではインクが１箇所に集まって溢れやすいが、装置の傾
斜等により装着部２２の端部に集まったインクがインク
溝２１を伝って外部に誘導されて、フレキシブルケーブ
ル１９等への付着が有効に防止される。
【００３４】なお、上記実施の形態において、ヘッド本
体１１としては、インク滴を吐出する圧力発生素子とし
て縦振動モードの圧電振動子やたわみ振動モードの圧電
振動子を用いたヘッド本体を適用することもできるし、
圧力発生素子としてインクを加熱して気化させる加熱素
子が用いられたヘッド本体を適用することもできる。
体１１としては、インク滴を吐出する圧力発生素子とし
て縦振動モードの圧電振動子やたわみ振動モードの圧電
振動子を用いたヘッド本体を適用することもできるし、
圧力発生素子としてインクを加熱して気化させる加熱素
子が用いられたヘッド本体を適用することもできる。
【００３５】
【発明の効果】以上のように、本発明のインクジェット
式記録装置によれば、ヘッドホルダに形成されてインク
カートリッジが装着される装着部を備え、上記ヘッドホ
ルダの装着部と連通するいずれかの箇所に、装着部に存
在するインクを外部に逃がすインク溝が形成されている
ため、輸送等の際に装置が横転したり反転したりして
も、装着部に残ったインクは、上記インク溝を伝って装
着部の外部に逃げ、フレキシブルケーブルやヘッド基板
に付着して障害を発生させるおそれがほとんどなくな
る。
式記録装置によれば、ヘッドホルダに形成されてインク
カートリッジが装着される装着部を備え、上記ヘッドホ
ルダの装着部と連通するいずれかの箇所に、装着部に存
在するインクを外部に逃がすインク溝が形成されている
ため、輸送等の際に装置が横転したり反転したりして
も、装着部に残ったインクは、上記インク溝を伝って装
着部の外部に逃げ、フレキシブルケーブルやヘッド基板
に付着して障害を発生させるおそれがほとんどなくな
る。
【図１】本発明のインクジェット式記録装置の周辺構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】記録ヘッドを示す正面図である。
【図３】上記記録ヘッドを示す側面図である。
【図４】上記記録ヘッドを示す断面図である。
【図５】上記記録ヘッドを示す断面図である。
【図６】上記記録ヘッドを示す平面図である。
【図７】上記記録ヘッドを示す斜視図である。
【図８】上記記録ヘッドを示す斜視図である。
【図９】記録ヘッドとキャリッジを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図１０】記録ヘッドとキャリッジを示す分解斜視図で
ある。
ある。
１ 記録ヘッド
２ インクカートリッジ
３ キャリッジ
４ タイミングベルト
５ ステッピングモータ
６ ガイドバー
７ 記録紙
８ キャップ
９ ワイパー部材
１０ 保護カバー
１１ ヘッド本体
１２ ヘッドホルダ
１３ インク供給針
１４ ノズル面
１５ ヘッド流路
１６ ホルダ流路
１７ ねじ
１８ フィルタ
１９ フレキシブルケーブル
２０ ヘッド基板
２１ インク溝
２２ 装着部
２３ 突起
２４ ガイド部
２５ 露呈穴
２６ コネクタ
２７ 突条
２８ 溝
Claims (8)
- 【請求項１】 インクカートリッジのインクをインク滴
として吐出することにより記録を行なう記録ヘッドが用
いられたインクジェット式記録装置であって、インク滴
を吐出するヘッド本体と、上記ヘッド本体が取り付けら
れるヘッドホルダと、上記ヘッドホルダに形成されてイ
ンクカートリッジが装着される装着部とを備え、上記ヘ
ッドホルダの装着部と連通するいずれかの箇所に、装着
部に存在するインクを外部に逃がすインク溝が形成され
たことを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項２】 上記装着部にインクカートリッジからイ
ンクの供給を受けるインク供給針が立設されている請求
項１記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項３】 上記ヘッドホルダに複数のインク供給針
が立設され、各インク供給針に対応する装着部が実質的
に連続している請求項２記載のインクジェット式記録装
置。 - 【請求項４】 上記インク溝がヘッド本体と記録装置を
電気的に接続するフレキシブルケーブルの導出部近傍に
設けられている請求項１〜３のいずれか一項に記載のイ
ンクジェット式記録装置。 - 【請求項５】 上記インク溝がヘッドホルダの主走査方
向における端部近傍に設けられている請求項１〜４のい
ずれか一項に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項６】 上記インク溝がヘッドホルダの側面から
下端縁まで延設されている請求項１〜５のいずれか一項
に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項７】 上記インク溝の下端部近傍に突起が設け
られている請求項６記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項８】 上記突起の先端部が、記録ヘッドが搭載
されるキャリッジに近接している請求項７記載のインク
ジェット式記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001266339A JP2003072053A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | インクジェット式記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001266339A JP2003072053A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | インクジェット式記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003072053A true JP2003072053A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19092660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001266339A Pending JP2003072053A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | インクジェット式記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003072053A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010046968A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Brother Ind Ltd | 液体供給ユニット |
| JP2015223774A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001266339A patent/JP2003072053A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010046968A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Brother Ind Ltd | 液体供給ユニット |
| JP2015223774A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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|
| A02 | Decision of refusal |
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