JP3731422B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式記録ヘッド(以下、「記録ヘッド」という。)からインク滴を吐出して記録紙上に着弾させることで画像や文字等を記録するインクジェット式記録装置に係り、特に記録ヘッドの取り付け構造を改良したインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置の代表例として、インクジェットプリンタが挙げられる。このインクジェットプリンタは、ノズル開口部からインク滴を吐出する記録ヘッドを備えており、この記録ヘッドが吐出したインク滴を印刷媒体としての記録紙上に着弾させることで、画像や文字等の印刷データを記録する構成を有している。
【0003】
この記録ヘッドは、例えば、ヘッドケースに所要の部品を取り付けたヘッドユニットとして構成されている。ヘッドケースは、中空ブロック状のケース本体と、このケース本体の基端部に形成されたフランジ部とを有する。そして、このケース本体の先端には圧力室と複数のノズル開口部が列設された流路ユニットが取り付けられ、ケース本体の内部には圧力室に圧力変動を生じさせるための圧電振動子が収納される。また、ケース本体の基端にはプリンタコントローラからの電気信号を圧電振動子に供給するプリント基板やフレキシブル基板などの電気系統が配設される。
【0004】
このヘッドユニットは、キャリッジの底部を構成するベース板部に取り付けられている。詳しくは、フランジ部をキャリッジの内側でベース板部に当接させ、ケース本体をベース板部に開設した開口窓部からキャリッジの外側へ突出させた状態で取り付けられている。また、キャリッジは、駆動プーリと遊転プーリとの間に掛け渡されたタイミングベルトに接続されており、駆動プーリの回転軸に取り付けられたパルスモータの作動によって、ヘッドユニットとともに記録紙の幅方向である主走査方向に沿って移動されるようになっている。
【0005】
また、ヘッドユニットの取り付けに関し、A4やB4サイズといった比較的小さな記録紙用の小型プリンタでは記録紙を水平方向に移動させるとともに、ノズル面が紙面と平行となるようにヘッドユニットを水平配置している。一方、A0やB0サイズ等の大きな記録紙にも印刷可能な大型プリンタでは、記録紙を水平方向に移動させると装置の前後幅が大きくなってしまう。このため、大型プリンタには、記録紙を上方側から斜め下方へと移動させるとともに、ノズル面が紙面と平行に位置するように、ヘッドユニットを水平方向に対して傾斜(60度や45度等)させて配置することにより、前後幅を小さくしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のインクジェットプリンタにあっては、長期間に亘って印刷を繰り返して行うと、飛散したインクミストなどにより、ヘッドユニットの周りに次第にインクが付着する。ヘッドユニットに付着したインクは、毛細管現象等によってキャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との当接部分からキャリッジ内部へと浸入する可能性がある。特に、ヘッドユニットのノズルプレート面を水平方向に対して傾斜させて配置したプリンタでは、ヘッドユニットの周りに汚れとして付着したインクが下側へと垂れて集まってくるため、キャリッジ内部へのインクの浸入が生じ易い。また、ノズル面を払拭した際に拭き取り切れなかったインクがノズル面に残る場合もある。そして、インクがキャリッジ内部へと浸入してしまうと、この浸入したインクがヘッドケースの基端面側へと次第に回り込んで、上記の電気系統をショートさせたり、圧電振動子の作動不良を生じさせてしまう虞がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッドケースの基端面側へのインクの回り込みを防止できるインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェット式記録装置は、目的を達成するために提案されたものであり、ケース本体の基端部にフランジ部を形成したヘッドケースを有するヘッドユニットと、開口窓部を形成したベース板部を有するキャリッジとを備え、ケース本体を開口窓部から突き出させると共にフランジ部をベース板部に係合させてヘッドユニットをキャリッジに取り付けるようにしたインクジェット式記録装置において、ベース板部の重合面またはフランジ部の重合面の少なくとも一方に複数の突起部が形成され、突起部を開口窓部の縁から側方に離隔した位置に設け、表面張力によってインクをトラップし得る大きさの空隙領域を開口窓部の周囲に一連に形成したことを特徴とする。
また、本発明のインクジェット式記録装置は、ケース本体の基端部にフランジ部を形成したヘッドケースを有するヘッドユニットと、開口窓部を形成したベース板部を有するキャリッジとを備え、ケース本体を開口窓部から突き出させると共にフランジ部をベース板部に係合させてヘッドユニットをキャリッジに取り付けるようにしたインクジェット式記録装置において、ベース板部の重合面またはフランジ部の重合面の少なくとも一方に複数の突起部を設けることにより、表面張力によってインクをトラップし得る大きさの空隙領域が形成され、ベース板部には、空隙領域でトラップされたインクを導入するための溝部がさらに設けられ、溝部は、空隙領域から側方に向けて形成されていることを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、溝部を空隙領域と突起部との間に形成したことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、溝部を複数条形成したことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、溝部をヘッドユニットの外形よりも側方に延出して形成したことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、溝部を空隙領域の外周にわたって形成したことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、突起部の先端を複数含む先端仮想連結平面をヘッドケースを取り付ける際の位置決め用基準面としたことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、突起部を、開口窓部の一方の縁部の中央部近傍と、他方の縁部の他側隅部近傍の3箇所に分散配置し、ヘッドユニットの位置決めを突起部による3点支持で行うように構成したことを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、ベース板部の記録紙対向面において、空隙領域へ入り込むインク量を抑制する溝部がさらに設けられていることを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、ヘッドユニットをキャリッジに固定するための固定部を、給紙ローラと排紙ローラとの間に配置したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は本実施の形態に限られない。まず、図11に基づき、代表的なインクジェット式記録装置であるインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
【0023】
例示したインクジェットプリンタ1にはキャリッジ2が備えられている。このキャリッジ2には、カートリッジホルダ部3、および、記録ヘッドとしてのヘッドユニット4が設けられている。このヘッドユニット4は、図1に示すように、キャリッジ2の底部を構成するベース板部5に取り付けられている。また、図2に示すように、このヘッドユニット4の先端のノズル面(つまり、ノズルプレート6の表面)には、複数のノズル開口部7…が開設されている。
【0024】
そして、キャリッジ2は、筐体8の左右方向に架設されたガイド部材9に取り付けられており、主走査方向に沿って移動し得るようになっている。また、キャリッジ2は、駆動プーリ10と遊転プーリ11との間に掛け渡されたタイミングベルト12に接続されている。そして駆動プーリ10は、パルスモータ13の回転軸に取り付けられている。したがってキャリッジ2は、パルスモータ13の作動によって、記録紙14の幅方向である主走査方向に沿って移動する。
【0025】
キャリッジ2の移動範囲内であって印刷領域よりも外側の端部領域には、ホームポジションが設定されている。このホームポジションには、ヘッドユニット4のノズル面をクリーニングするためのワイパー機構15と、当該ノズル面をキャッピングして覆う回復機構16とが左右隣り合わせて配設されている。
【0026】
そして、画像や文字等を記録紙14上に記録する場合には、キャリッジ2を主走査方向に移動させながらヘッドユニット4のノズル開口部7からインク滴を吐出させる。また、この主走査に連動して紙送りローラ17,18(図1参照)を回転させ、記録紙14を紙送り方向(副走査方向)に移動させる。
【0027】
ところで、図6に示したインクジェットプリンタ1は、記録紙14を水平方向に移動させ、ヘッドユニット4のノズル面を紙面と平行(水平)に配置したものであるが、前述したように大型のプリンタ1にはノズル面が水平方向に対して傾斜した状態となるようにヘッドユニット4を傾けて取り付けたものがある。このような大型のプリンタ1であっても、基本的な構成は図6で説明したプリンタ1と同様である。
【0028】
次に、記録機構について詳しく説明する。ここでは、ヘッドユニット4のノズル面を水平方向に対して傾斜させたプリンタ1の記録機構を例に挙げて説明する。ここで、図1は、記録機構を主走査方向から見た概略構成図、図2はヘッドユニット4の流路ユニット付近の拡大図である。
【0029】
例示した記録機構は、キャリッジ2と、このキャリッジ2に取り付けられてキャリッジ2と共に移動するヘッドユニット4とを備えている。まず、ヘッドユニット4について説明する。このヘッドユニット4は、ヘッドケース21、流路ユニット22、及び、プリント基板23等によって構成されている。
【0030】
ヘッドケース21は、圧電振動子24(圧力発生素子の一種)を収納可能な収納空部25を内部に形成したブロック状のケース本体26と、このケース本体26の基端部に設けられたフランジ部27とを備えており、樹脂材により成型されている。フランジ部27は、先端がベース板部5の開口窓部28(後述)の縁よりも外側に位置するまでケース本体26の側方に向けて延設されている。すなわち、このフランジ部27は、ケース本体26を開口窓部28に挿入した際に、この開口窓部28を覆うことができる大きさ並びに形状とされる。
【0031】
流路ユニット22は、ケース本体26の先端面に接合される部材であり、図2に示すように、流路形成板31を挟んで一方の側面にノズルプレート6を、他方の側面に弾性板32をそれぞれ積層して構成される。
【0032】
ノズルプレート6は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル開口部7…を副走査方向に並べて開設した板状部材である。流路形成板31は、ノズル開口部7…とそれぞれ連通する複数の圧力室33と、各圧力室33の一端に連通した複数のインク供給部34と、このインク供給部34を通じて各圧力室33と連通する共通インク室35を形成した板材である。この共通インク室35は、副走査方向に沿って長尺に形成され、長手方向のほぼ中央にはインク供給管36の先端部が連通する。弾性板32は、ステンレス板37上に高分子体フィルム等の弾性体膜38をラミネート加工した二重構造であり、圧力室33に対応した部分のステンレス板37をエッチング加工して、圧電振動子24の櫛歯先端39が当接するアイランド部40を形成している。
【0033】
プリント基板23は、図1に示すように、ヘッドケース21の基端面上に搭載されている。このプリント基板23は、プリンタコントローラからの電気信号を圧電振動子24に供給するための部材であり、基板表面には、配線パターンが形成されるとともにコネクタ端子41が実装されている。
【0034】
このヘッドユニット4の基端側、つまり、ヘッドケース21側とは反対側のプリント基板23の表面側には、インク供給路形成部材44が取り付けられている。このインク供給路形成部材44は、インク供給路45とフィルタ収納部46とが形成された部材である。インク供給路45はヘッドユニット4のインク供給管36に連通したインク流路であり、フィルタ収納部46にはインク内の異物を除去するためのフィルタ47が取り付けられている。また、このインク供給路形成部材44の表面には、インク供給針48が取り付けられている。このインク供給針48は、インクカートリッジ49内に挿入される中空針状の部材であり、インク供給針48内の流路48aはフィルタ47を挟んでインク供給路45に連通している。
【0035】
次に、上記のキャリッジ2について説明する。このキャリッジ2は、記録紙14と対向する側の底板部を構成するベース板部5と、このベース板部5の左右両側縁及び後端縁から上方に延出した区画側壁50とを備えており、これらのベース板部5及び区画側壁50によってカートリッジホルダ部3が区画形成される。そして、インクカートリッジ49をベース板部5上に載置してカートリッジホルダ部3にセットすると、上記のインク供給針48がカートリッジ内に挿入されて、インクカートリッジ49の内部空間とインク供給針48の流路とが連通する。このインク供給針48の流路は、インク供給路45を通じてインク供給管36に連通しているので、インク供給針48を通じてインクカートリッジ49内のインクがヘッドユニット4に供給される。
【0036】
ベース板部5には、ヘッドケース21のケース本体26が挿入される開口窓部28を開設してある。この開口窓部28は、ケース本体26の外形より僅かに大きい形状とされ、ベース板部5を厚さ方向に貫通する。つまり、この開口窓部28は、キャリッジ2の内側であるカートリッジホルダ部3とキャリッジ2の外側である記録紙14側とを連通している。
【0037】
キャリッジ2は、ベース板部5が水平方向に対して例えば60度や45度の角度となるように傾斜状態で配設される。そして、ヘッドユニット4は、カートリッジホルダ部3側から取り付けられており、ベース板部5の開口窓部28からケース本体26をキャリッジ2の外側に突き出させると共にフランジ部27をベース板部5に係合させた状態で、固定部により止着されている。この取り付け状態において、ヘッドユニット4のノズル面もまた、水平方向に対して例えば60度や45度の角度となるように傾斜状態で配置される。
【0038】
また、ヘッドユニット4を取り付けた状態で、ノズル面からベース板部5の表面までの距離は、紙送りローラの直径よりも少し長く設定されている。この紙送りローラは、例えば、給紙ローラ17と排紙ローラ18とからなり、ヘッドケース21のケース本体26を挟んで、紙送り方向の上流側に給紙ローラ17が下流側に排紙ローラ18がそれぞれ配置される。これらの紙送りローラ17,18は、複数個の短尺ローラを主走査方向に並べて構成しても良いし、1本の長尺なローラによって構成しても良い。そして、ヘッドユニット4をキャリッジ2に固定するための固定部は、これらの給紙ローラ17と排紙ローラ18との間に配設されており、固定スペースを有効に使用し得るようになっている。
【0039】
さらに、キャリッジ2のベース板部5とヘッドユニット4のフランジ部27とが重なり合う重合部には、図1中に拡大して示すように、キャリッジ2の外側からのインクをトラップ(保持)するための空隙領域60を形成してある。以下、この空隙領域60について詳しく説明する。
【0040】
まず、この空隙領域60を形成するための構成について説明する。ここで、図3はキャリッジ2のベース板部5の上面(つまり、カートリッジホルダ部3側の内側表面)を示す斜視図であり、図4はキャリッジ2のベース板部5の下面(つまり、記録紙14との対向面である外側表面)を示す斜視図である。なお、例示したキャリッジ2は、2つのヘッドユニット4,4を主走査方向に並べた状態で搭載可能なタイプのものである。
【0041】
本実施形態では空隙領域60を、ベース板部5の上面(一方の重合面)に突設された複数の突起部61により形成する。これらの突起部61は円板状を呈しており、ベース板部5と一体に成型される。そして、この突起部61の先端平面には、フランジ部27の表面(重合面)が当接される。従って、この突起部61は、ベース板部5の表面(重合面)とフランジ部27の表面(重合面)との間に所定寸法、例えば0.1〜0.3mm程度の隙間を確保するためのスペーサとして機能する。そして、ヘッドユニット4をキャリッジ2に取り付けると、この突起部61によって開口窓部28の周囲には連続した空隙領域60が略々ロ字状に形成される。
【0042】
また、この突起部61は、ヘッドユニット4を取り付ける際の位置決め用基準面としても機能する。すなわち、各突起部61…は突出高さが高い精度で規定された微小な支持台として形成され、3つの突起部61…の先端を含む先端仮想連結平面がヘッドユニット4の平行出しの基準面として使用される。なお、この突起部61の大きさは比較的小さく、このため、高い寸法精度に形成することが容易である。例えば、金型によっても所望の寸法精度を得ることが可能である。
【0043】
このように、突起部61にスペーサーとしての機能と取付け基準面としての機能とを併せ持たせることにより、キャリッジ2のベース板部5とヘッドケース21のフランジ部27との重合部に空隙領域60を形成しつつも、ヘッドユニット4を高い位置精度で取り付けることができる。
【0044】
本実施の形態では、一つのヘッドユニット4に対して、突起部61が上記開口窓部28の周囲の3箇所に分散配置されており、ヘッドユニット4(ヘッドケース21)が突起部61の先端平面により3点で支持されて平行度が保持されるようになっている。詳しくは、各突起部61は、開口窓部28の一方の長尺縁部の中央近傍と、他方の長尺縁部の一側隅部近傍と、他方の長尺縁部の他側隅部近傍とに分散配置されている。これにより、ヘッドユニット4の取り付けにおける平行出しを簡単に精度良く行うことができる。
【0045】
なお、上記開口窓部28の周囲に分散配置する突起部61は、3箇所以上であればよい。しかし、突起部61の数が多くなる程、より高い精度で突起部61の高さを調整する必要があり、また空隙領域60の面積が減少することになる。従って、位置決めが容易に行えて、且つ、空隙領域60の面積を広く確保できることから、突起部61の数は3個であることが最も好ましい。
【0046】
さらに、本実施の形態では、一方の重合面であるベース板部5の上面のみに複数の突起部61を設けているが、これに限るものではない。例えば、図5に示すように、他方の重合面であるフランジ部27の下面側に突起部を設けてもよい。また、図6に示すように、キャリッジ2のベース板部5の上面とヘッドケース21のフランジ部27の下面との双方に複数の突起部61を設けてもよい。
【0047】
これらの突起部61は、上記開口窓部28と間隔を隔てて、言い換えれば、開口窓部28の縁から側方に離隔した位置に配置されている。このように、突起部61を開口窓部28の縁から離隔した位置に形成すると、開口窓部28の周囲に、この開口窓部28を囲繞するように空隙領域60を連続して形成することができる。
【0048】
また、これらの突起部61に関し、ベース板部5とフランジ部27との重合部よりも開口窓部28側に設けてもよい。即ち、上記の重合部と開口窓部28との間に突起部61を設けてもよい。例えば、図7(a)に示すように、ヘッドケース21をキャリッジ5に固定するための固定部を取り付けるための凹部5aに突起部61を形成するようにしてもよい。また、図7(b)に示すように、凹部5aに設ける突起部61と、上記の重合部内に設ける突起部61とを混在させてもよい。ここで、図3および図4における符号62は、ヘッドユニット4の取り付けに際して、固定部を取り付けるための取付孔である。
【0049】
また、上記開口窓部28の周囲に一連に形成される空隙領域60から側方には、空隙領域60でトラップしたインクを導入して空隙領域60の外へと逃がすための溝部63を形成してある。これは、空隙領域60内にトラップしたインクを溝部63へと導入して領域外へ逃すためである。このように、空隙領域60内にトラップしたインクを領域外に逃がすように構成すると、空隙領域60から開口窓部28側にインクが溢れ出ることがなく、全体としてインクの保持容量を増加させることができる。
【0050】
この溝部63は、開口窓部28の短尺縁部と略平行な横溝部64a,64bと、開口窓部28の長尺縁部と略平行な縦溝部65とから構成されている。本実施の形態において横溝部64a,64bは、キャリッジ2の取付状態における傾斜上方側に位置する上側横溝部64aと、同じく傾斜下方側に位置する下側横溝部64bとから構成される。そして、これらの横溝部64a,64bは、上記開口窓部28の短尺縁部と少し間隔をあけた位置に、言い換えれば、空隙領域60と突起部61との間の位置に、この短尺縁部に沿って形成されている。
【0051】
一方、縦溝部65は、傾斜上端である基端が下側横溝部64bに連通しており、ここからベース板部5の傾斜下端まで直線状に形成されている。この縦溝部65は、1つのヘッドユニット4に1本(1条)の縦溝部65を対応させて、合計2本形成されている。なお、この縦溝部65の数は、2本に限るものではなく、1本または3本以上の縦溝部65を形成してもよい。そして、縦溝部65を複数本形成した場合には、空隙領域60でトラップしたインクを縦溝部65へ確実に導入することができ、空隙領域60でインクが溢れ出てしまう不具合を防止できる。
【0052】
また、縦溝部65がヘッドケース21の外形よりも傾斜下方側へ延出されることにより、縦溝部65に導入されたインクをヘッドユニット4から遠ざけることができ、万一、空隙領域60のインク保持可能容量を超えた量のインクが空隙領域60に溜まったとしても、このインクを不具合の生じない部分(例えば、図1及び図3における下側に位置するベース板部5の傾斜下端隅角部分C)へと誘導することができる。
【0053】
なお、上記の溝部63に関し、図8に示すように、この溝部63を上記空隙領域60の外周にわたって形成するように構成してもよい。このように溝部63を空隙領域60の外周にわたって形成することにより、溝部63へのインクの導入を空隙領域60の全周にわたって行うことができる。また、図9に示すように、溝部63を重合部の幅内に収まるようにして開口窓部28を囲繞するように設けてもよい。
【0054】
また、例示した構成では、キャリッジ2のベース板部5の上面に溝部63が形成されているが、これに限るものではない。例えば、図4に一点鎖線で示すように、記録紙14と対向するベース板部5の下面にも溝部66を形成してもよい。溝部66をベース板部5の下面にも形成することにより、インクがベース板部5の上面側へ回り込む前に、ベース板部5の記録紙14との対向面側にもインクを保持することができ、空隙領域60に入り込むインクの量を少なく抑えることができる。
【0055】
また、キャリッジ2に搭載されるヘッドユニット4の個数は、2つに限定されるものではなく、例えば、1つでもよいし3つ以上であってもよい。以下、3つのヘッドユニット4をキャリッジ2に取り付けた実施形態を説明する。ここで、図10(a)は3つのヘッドユニット4…を搭載するタイプのベース板部5の上面を示す平面図であり、図10(b)は空隙領域60を示す拡大断面図である。なお、図10において符号Aは、突起部61上に搭載されるケース本体26の輪郭、詳しくは、基端側から見たフランジ部27の外形を示している。
【0056】
図示するように、このタイプのキャリッジ2(ベース板部5)には3つのヘッドユニット4に対応して開口窓部28が3箇所に並設されている。本実施の形態でも、上述したように、一つのヘッドユニット4に対して、突起部61が上記開口窓部28の周囲の3箇所に分散配置されており、ヘッドユニット4が突起部61の上面(先端面)で3点支持され、これにより、ヘッドユニット4の平行度が保持されるようになっている。なお、本実施形態では、突起部61を別部材により構成し、ベース板部5の重合面或いはフランジ部27の重合面の少なくとも一方に貼設している。この構成により、各開口窓部28の周囲に空隙領域60を形成しつつも、ヘッドユニット4の取り付けにおける平行出しを精度良く行うことができる。
【0057】
また、本実施の形態では、1本の横溝部64が開口窓部28の下端部分に沿って直線状に形成されている。しかし、これに限るものではなく、複数本の横溝部64を形成してもよい。一方、縦溝部65は、先端が横溝部64と連通されており、この連通部分からベース板部5の長手方向に沿ってベース板部5の端部まで直線状に延出されている。この縦溝部65は、1つのヘッドユニット4に1本の縦溝部65を対応させて、合計3本形成してある。しかし、これに限るものではなく、1本、2本または4本以上の縦溝部65を形成してもよい。
【0058】
このように縦溝部65を複数本形成することにより、空隙領域60に保持したインクを上記開口窓部28側へ溢れ出させることなく、縦溝部65へと導入することができ、全体としてのインク保持量を増大させることができる。また、縦溝部65がヘッドケース21の外形よりも傾斜下方へ延出されることにより、縦溝部65を伝ってきたインクを不具合の生じない部分へと誘導することができる。
【0059】
次に、上記の構成を有するプリンタ1の作用について説明する。圧電振動子24を伸縮させると、ノズル開口部7…からインク滴が吐出され、吐出されたインク滴が記録紙14上に着弾することによって画像や文字等の印刷情報が記録されることになる。この印刷を長期間に亘って繰り返し実行すると、周囲に飛散したインクミストがヘッド周りに次第に付着して、ヘッドユニット4が徐々に汚れてくる。特に、図1に示したようなヘッドユニット4を傾斜させて配置するタイプのインクジェットプリンタ1では、ヘッドユニット4の周りに汚れとして付着したインクが下方へと垂れてきて、毛細管現象によりキャリッジ2のベース板部5とヘッドケース21のフランジ部27との間へと浸入してくる。また、ノズル面をワイパ機構15で払拭した際に、拭き取りきれなかったインクがノズル面に残ることもある。
【0060】
しかし、上記構成のプリンタ1においては、キャリッジ2のベース板部5とヘッドケース21のフランジ部27との重合部に空隙領域60が形成されているので、キャリッジ2のベース板部5とヘッドケース21のフランジ部27との間からキャリッジ2内部側に浸入するインクを、表面張力により上記空隙領域60内にトラップすることができ、インクがプリント基板23側に回り込んでしまう不具合を確実に防止することができる。これにより、ヘッドユニット4の電気系統がショートしたり、インクの付着に伴う圧電振動子24の作動不良等の不具合を確実に防止することができる。
【0061】
また、この空隙領域60は、キャリッジ2のベース板部5の上面、またはヘッドケース21のフランジ部27の下面の少なくとも一方に複数の突起部61…を設けることにより、上記ベース板部5に形成された開口窓部28の周囲に一連に形成されているので、何れの方向から浸入してきたインクも空隙領域60内に確実にトラップすることができる。
【0062】
また、上記空隙領域60から側方に、トラップしたインクを導入するための溝部63が形成されているので、空隙領域60内に保持したインクを溝部63へと導入して逃すことができ、空隙領域60から開口窓部28側にインクが溢れ出ることを防止でき、結果的にインク保持容量を増加させることができる。さらに、この溝部63により、空隙領域60でトラップしたインクを不具合の生じない部分へと誘導することができる。
【0063】
なお、以上説明した実施形態では、圧電振動子24を用いたヘッドユニット4(つまり、記録ヘッド)を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発熱素子からの熱により気泡を発生させ、この気泡によってインク滴を吐出させる記録ヘッドにも本発明を適用することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果を奏する。
【0065】
請求項1に記載の発明によれば、キャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との重合面の空隙領域を開口窓部の周囲に一連に形成したので、キャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との間へ浸入してきたインク、及び何れの方向から飛翔するインクであっても確実に空隙領域内にトラップすることができ、ヘッドケースの基端面側へのインクの回り込みを防止することができる。これにより、ヘッドユニットの電気系統のショートや圧力発生素子の作動不良等の不具合を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、キャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との重合面の空隙領域を開口窓部の周囲に一連に形成したので、キャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との間へ浸入してきたインク、及び何れの方向から飛翔するインクであっても確実に空隙領域内にトラップすることができ、また空隙領域でトラップされたインクを導入するための溝部を、空隙領域から側方に向けて形成したので、空隙領域で保持したインクを溝部へと逃すことができる。これにより、空隙領域から開口窓部側へのインクの溢れ出しを防止でき、ヘッドユニットの電気系統のショートや圧力発生素子の作動不良等の不具合を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、溝部を空隙領域と突起部との間に形成したので、空隙領域と溝部との連通を確実に行わせることができ、空隙領域内に保持したインクを溝部へとより確実に導入することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記溝部が複数条形成されているので、空隙領域に保持したインクの開口窓部側への溢れ出しをより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、上記溝部が上記ヘッドケースの外形よりも側方に延出形成されているので、空隙領域でトラップしたインクをヘッドケースから離隔した場所へと誘導することができる。
請求項6に記載の発明によれば、上記溝部が上記空隙領域の外周にわたって形成されているので、空隙領域でトラップされたインクを一層確実に溝部へと導入することができる。
請求項7に記載の発明によれば、突起部の先端を使用してヘッドケースの位置決め用基準面を形成したので、キャリッジのベース板部とヘッドケースのフランジ部との重合面に空隙領域を形成しても、ヘッドユニットを位置精度よく取り付けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、突起部を突起部を、開口窓部の一方の縁部の中央部近傍と、他方の縁部の他側隅部近傍の3箇所に分散配置し、ヘッドユニットの位置決めを突起部による3点支持で行うように構成したので、ヘッドユニットの位置決めが容易に行えて、且つ、空隙領域の面積を広く確保することができる。
請求項9に記載の発明によれば、ベース板部の記録紙対向面に空隙領域へ入り込むインク量を抑制する溝部がさらに設けられていることにより、インクがベース板部の内側表面側に回り込む前に、記録紙対向面側でインクを保持することができ、空隙領域に入り込むインクの量を少なく抑えることができる。
請求項10に記載の発明によれば、上記ヘッドユニットの固定部が給紙ローラと排紙ローラとの間に位置するので、固定スペースを有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの記録機構を主走査方向から見た概略構成図である。
【図2】ヘッドユニットにおける流路ユニットの部分を拡大して示した断面図である。
【図3】キャリッジのベース板部上面を示す斜視図である。
【図4】キャリッジのベース板部下面を示す斜視図である。
【図5】(a)はヘッドケースのフランジ部に突起部を設けた実施形態の正面図、(b)はその底面図である。
【図6】ヘッドケースのフランジ部と、キャリッジのベース板部の両方に突起部を設けた実施形態の説明図である。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれベース板部とフランジ部との重合部よりも開口窓部側に突起部を形成した実施形態を説明する図である。
【図8】フランジ部とベース板部の重合部の外周にわたって溝部を形成した実施形態を説明する図である。
【図9】フランジ部とベース板部の重合部の幅内に溝部を形成した実施形態を説明する図である。
【図10】(a)は3つのヘッドユニットを搭載するタイプのキャリッジのベース板部上面を示す平面図であり、(b)は空隙領域を示す拡大断面図である。
【図11】プリンタの概略構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 キャリッジ
3 カートリッジホルダ部
4 ヘッドユニット
5 ベース板部
6 ノズルプレート
7 ノズル開口部
8 筐体
9 ガイド部材
10 駆動プーリ
11 遊転プーリ
12 タイミングベルト
13 パルスモータ
14 記録紙
15 ワイパー機構
16 回復機構
17 紙送りローラ(給紙ローラ)
18 紙送りローラ(排紙ローラ)
21 ヘッドケース
22 流路ユニット
23 プリント基板
24 圧電振動子
25 収納空部
26 ケース本体
27 フランジ部
28 開口窓部
31 流路形成板
32 弾性板
33 圧力室
34 インク供給部
35 共通インク室
36 インク供給管
37 ステンレス板
38 弾性体膜
39 櫛歯先端
40 アイランド部
41 コネクタ端子
44 インク供給路形成部材
45 インク供給路
46 フィルタ収納部
47 フィルタ
48 インク供給針
49 インクカートリッジ
50 区画側壁
60 空隙領域
61 突起部
62 固定部材の取付孔
63 溝部
64a 上側横溝部
64b 下側横溝部
65 縦溝部
66 ベース板部下面の溝部

Claims (10)

  1. ケース本体の基端部にフランジ部を形成したヘッドケースを有するヘッドユニットと、開口窓部を形成したベース板部を有するキャリッジとを備え、ケース本体を開口窓部から突き出させると共にフランジ部をベース板部に係合させてヘッドユニットをキャリッジに取り付けるようにしたインクジェット式記録装置において、
    前記ベース板部の重合面またはフランジ部の重合面の少なくとも一方に複数の突起部が形成され、
    前記突起部を開口窓部の縁から側方に離隔した位置に設け、表面張力によってインクをトラップし得る大きさの空隙領域を開口窓部の周囲に一連に形成したことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. ケース本体の基端部にフランジ部を形成したヘッドケースを有するヘッドユニットと、開口窓部を形成したベース板部を有するキャリッジとを備え、ケース本体を開口窓部から突き出させると共にフランジ部をベース板部に係合させてヘッドユニットをキャリッジに取り付けるようにしたインクジェット式記録装置において、
    前記ベース板部の重合面またはフランジ部の重合面の少なくとも一方に複数の突起部を設けることにより、表面張力によってインクをトラップし得る大きさの空隙領域が形成され、
    前記ベース板部の重合面には、前記空隙領域でトラップされたインクを導入するための溝部がさらに設けられ、
    前記溝部は、空隙領域から側方に向けて形成されていることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  3. 前記溝部を空隙領域と突起部との間に形成したことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 前記溝部を複数条形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 前記溝部をヘッドユニットの外形よりも側方に延出して形成したことを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
  6. 前記溝部を空隙領域の外周にわたって形成したことを特徴とする請求項2から請求項5の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
  7. 前記突起部の先端を複数含む先端仮想連結平面をヘッドケースを取り付ける際の位置決め用基準面としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 前記突起部を、開口窓部の一方の縁部の中央部近傍と、他方の縁部の他側隅部近傍の3箇所に分散配置し、前記ヘッドユニットの位置決めを突起部による3点支持で行うように構成したことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット式記録装置。
  9. ベース板部の記録紙対向面において、前記空隙領域へ入り込むインク量を抑制する溝部がさらに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
  10. 前記ヘッドユニットをキャリッジに固定するための固定部を、給紙ローラと排紙ローラとの間に配置したことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
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