JP2003070337A - コンバインにおける排出オーガの自動収納装置 - Google Patents

コンバインにおける排出オーガの自動収納装置

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JP2003070337A
JP2003070337A JP2001266906A JP2001266906A JP2003070337A JP 2003070337 A JP2003070337 A JP 2003070337A JP 2001266906 A JP2001266906 A JP 2001266906A JP 2001266906 A JP2001266906 A JP 2001266906A JP 2003070337 A JP2003070337 A JP 2003070337A
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JP
Japan
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discharge auger
auger
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discharge
storage position
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JP2001266906A
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Inventor
Hideya Eda
秀弥 江田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納位置検出手段にスイッチを使用している
ので、排出オーガが収納位置から左右両方向に旋回する
ものにおいては、左側から旋回した場合と右側から旋回
した場合とではスイッチ1個では検出位置が異なり正確
な収納位置の検出ができず、それぞれの旋回方向に対し
てスイッチを備えなければならなかった。 【解決手段】 排出オーガの収納位置を検出する収納位
置検出手段を備え、該収納位置検出手段により排出オー
ガが収納位置に旋回したことを検出してから一定時間後
に旋回出力を停止する遅延制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに搭載
される排出オーガの自動収納制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインに搭載される排出オー
ガの自動収納制御は、自動収納操作手段の操作に基づき
排出オーガを上昇し、収納位置に旋回したことを収納位
置検出手段が検出したら排出オーガを下降することによ
りオーガ受けに収納するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の自動収納制御は、収納位置検出手段にスイッチを使
用しているので、排出オーガが収納位置から左右両方向
に旋回するものにおいては、左側から旋回した場合と右
側から旋回した場合とではスイッチ1個では検出位置が
異なり正確な収納位置の検出ができず、それぞれの旋回
方向に対してスイッチを備えなければならなかった。ま
た、収納位置検出手段にポテンショメータを使用するこ
とも考えられるが、幅の狭いオーガ受に正確に収納させ
るには信頼性が乏しいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決することを目的として創案したものであって、グレ
ンタンク内の穀粒を機外に排出する排出オーガを備え、
該排出オーガを収納位置から左右両側の排出位置に旋回
できるように構成し、自動収納操作手段の操作に基づ
き、排出オーガを排出位置から収納位置へ自動的に旋回
作動させる自動収納制御手段を備えたコンバインにおい
て、排出オーガの収納位置を検出する収納位置検出手段
を備え、該収納位置検出手段により排出オーガが収納位
置に旋回したことを検出してから一定時間後に旋回出力
を停止する遅延制御手段を設けたことを第1の特徴とし
ている。
【0005】また、前記遅延制御手段は、排出オーガが
収納位置から一方向側に旋回している時にのみ実行し、
他方向側に旋回している時には、収納位置検出手段の検
出直後に排出オーガの旋回出力を停止することを第2の
特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明を適用するコンバインの全
体斜視図であり、前処理装置1で刈取り搬送した穀稈を
脱穀装置2により脱穀・選別し、穀粒をグレンタンクに
貯留し、貯留した穀粒を排出オーガ3により機外に排出
し、ワラはカッター装置にて切断されて後方より放出さ
れる作業形態はいずれも従来通りである。4はコンバイ
ンの運転席を内装するキャビンである。排出オーガ3は
排出作業時以外は収納位置でオーガ受5により支持され
ている。
【0007】図2は排出オーガ旋回装置の要部平断面図
であり、10はグレンタンクより搬送された穀粒を排出
オーガ3に搬送する縦搬送装置であり、縦パイプ11内
に搬送ラセンを備えている。12は排出オーガ3を左右
に旋回させるオーガ旋回モータであり、排出オーガ3の
自然回動を防止するオーガ電磁ブレーキ13を内蔵して
いる。14は排出オーガ3の機体に対する旋回位置を検
出するオーガポテンショメータである。15は排出オー
ガ3の収納位置を検出する収納リミットスイッチであ
り、コンバインの進行方向右側から左旋回(矢印X方
向)してきた排出オーガ3が、収納位置であるオーガ受
5の真上に位置した時に、前記縦パイプ11の外周に溶
着されたプレート16の右端部Aにより収納リミットス
イッチ15のアクチュエータを押圧するように位置調整
されている。
【0008】図3はキャビン4内に内装された排出オー
ガ3の操作装置であり、20は排出オーガ3を手動で任
意の位置に旋回及び起伏させるオーガ手動レバースイッ
チである。21は排出オーガ3を排出位置から収納位置
に自動的に旋回させる自動収納スイッチ、22は旋回位
置設定ダイヤル23により設定された排出位置に自動的
に旋回させる自動旋回スイッチであり、自動旋回終了後
に旋回位置設定ダイヤル23を動かすと排出オーガ3は
設定角度内で任意の位置に旋回する。24は緊急停止ス
イッチであり、操作することにより自動旋回又は自動収
納中の排出オーガ3を停止することができる。25はグ
レンタンク内の穀粒を機外に排出するための穀粒排出ス
イッチであり、誤操作防止のために一定時間以上穀粒排
出スイッチ25を押し続けると排出クラッチを接続する
ように制御している。
【0009】図4は排出オーガ3のロック装置であり、
排出オーガ3がオーガ受5に収納された状態で、オーガ
ロックモータ31によりロックプレート32が排出オー
ガ3に溶着されたフック33を跨ぐように回動すること
により排出オーガ3をロックする。
【0010】図5は本発明の制御装置のブロック図であ
り、CPU40の入力側には前記オーガポテンショメー
タ14,収納リミットスイッチ(収納位置検出手段)1
5,オーガ手動レバースイッチ20,自動収納スイッチ
(自動収納操作手段)21,自動旋回スイッチ22,旋
回位置設定ダイヤル23,緊急停止スイッチ24,穀粒
排出スイッチ25の他に排出オーガ3の上昇限界位置を
検出する上昇リミットスイッチ41を接続している。ま
た、出力側には前記オーガ旋回モータ12,オーガ電磁
ブレーキ13,オーガロックモータ31の他に排出オー
ガ3を昇降させるオーガ昇降シリンダ42を接続してい
る。
【0011】図6は本願発明の主要部であるオーガ自動
収納制御手段のフローチャートであり、まず、S1では
自動収納スイッチ21がOFF→ONになったかどうか
を判断して、「YES」と判断したら収納フラグを
「1」にセットしてS2に移り、「NO]と判断したら
S2に移る。
【0012】S2では収納フラグの状態を判断して、
「0」と判断したら収納フラグをリセットして次の制御
に移り、「1」と判断したらS3に移る。
【0013】S3では緊急停止スイッチ24の状態を判
断して、「ON」と判断したら収納フラグをリセットし
て次の制御に移り、「OFF」と判断したらS4に移
る。
【0014】S4ではオーガ下降タイマーの状態を判断
して、「=0」と判断したら収納フラグをリセットして
次の制御に移り、「≠0」と判断したらS5に移る。
【0015】S5では上昇リミットスイッチ41の状態
を判断して、「OFF」と判断したらオーガ昇降シリン
ダ42に上昇出力してS6に移り、「ON」と判断した
らS6に移る。
【0016】S6では収納リミットスイッチ15の状態
を判断して、「OFF」と判断したらS7に移り、「O
N」と判断したらS9に移る。
【0017】S7ではオーガポテンショメータ14の状
態を判断して、排出オーガ3が機体に対して「右位置」
に旋回していると判断したらオーガ旋回モータ12に左
旋回出力して次の制御に移り、「左位置」と判断したら
オーガ旋回モータ12に右旋回出力してS8に移る。
【0018】S8では自動収納スイッチ21がOFF→
ONになったかどうかを判断して、「YES」と判断し
たら収納遅延タイマー(遅延制御手段)をセットして次
の制御に移り、「NO]と判断したら次の制御に移る。
【0019】S9では収納遅延タイマーの残り時間を判
断して、「=0」と判断したらオーガ昇降シリンダ42
に下降出力し、オーガ下降タイマーをセットして次の制
御に移り、「≠0」と判断したらオーガ旋回モータ12
に右旋回出力してS8に移る。
【0020】よって、収納位置から右方向に旋回して右
位置にある排出オーガ3を自動収納するために自動収納
スイッチ21をONすると、オーガ昇降シリンダ42に
上昇出力をして上昇リミットスイッチ41がONするま
で上昇後、オーガ旋回モータ12に左旋回出力して排出
オーガ3を左方向(図2の矢印X方向)に旋回し、収納
リミットスイッチ15のONを検出するとオーガ旋回モ
ータ12の左旋回出力を停止し、オーガ昇降シリンダ4
2に下降出力して設定時間が経過したら下降出力を停止
することにより、排出オーガ3は自動的にオーガ受5に
収まる。
【0021】また、収納位置から左方向に旋回して左位
置にある排出オーガ3を自動収納するために自動収納ス
イッチ21をONすると、オーガ昇降シリンダ42に上
昇出力をして上昇リミットスイッチ41がONするまで
上昇後、オーガ旋回モータ12に右旋回出力して排出オ
ーガ3を右方向(図2の矢印Y方向)に旋回し、収納リ
ミットスイッチ15のONを検出する、即ち図2におい
てプレート16の左端部Bに収納リミットスイッチ15
が接当すると遅延制御手段により一定時間、つまり収納
リミットスイッチ15がプレート11の左端部Bに接当
してから右端部Aまで移動する時間が経過後、オーガ旋
回モータ12の右旋回出力を停止し、オーガ昇降シリン
ダ42に下降出力して設定時間が経過したら下降出力を
停止することにより、排出オーガ3は自動的にオーガ受
5に収まる。
【0022】以上のような制御を行うことにより、収納
位置から左右いづれの方向に排出しても、自動収納スイ
ッチ21を操作すると単一の収納リミットスイッチ15
により排出オーガ3が収納位置に正確に戻すことができ
る。また、収納位置の右方向側から排出オーガ3が旋回
した場合の収納位置のみで収納リミットスイッチ15を
位置調節できるので調整が簡単かつ迅速にできる。
【0023】尚、本実施例は排出オーガ3を左旋回させ
て収納位置に移動させる際を基準にし、右旋回させて収
納位置に旋回する際には遅延制御するものであるが、左
右を逆にしてもよいし、収納位置へ旋回させる際には左
右どちらとも遅延制御させるようにしてもよい。
【0024】図7はオーガロック制御のフローチャート
であり、まず、S11では収納リミットスイッチ15が
OFF→ONになったかどうかを判断して、「YES」
と判断したらロック制御フラグを「1」にセットしてS
12に移り、「NO」と判断したらS12に移る。
【0025】S12ではロック制御フラグの状態を判断
して、「0」と判断したら次の制御に移り、「1」と判
断したらS13に移る。
【0026】S13ではオーガ昇降シリンダ42に下降
出力しているかを判断して、「YES」と判断したら下
降出力時間をカウントしてS14に移り、「NO」と判
断したらS14に移る。
【0027】S14ではオーガ昇降シリンダ42の下降
出力の合計時間を判断して、「<5秒」と判断したら次
の制御に移り、「≧5秒」と判断したらS15に移る。
【0028】S15ではオーガロックモータ31の閉出
力の合計時間を判断して、「<2秒」と判断したらモー
タ閉出力し閉出力時間をカウントして次の制御に移り、
「≧2秒」と判断したらロック制御フラグ,下降カウン
ト合計,閉出力カウント合計を全てリセットして次の制
御に移る。
【0029】よって、自動収納制御又はオーガ手動レバ
ースイッチ20による手動制御により排出オーガ3を収
納方向へ旋回することにより収納リミットスイッチ15
がONした後、オーガ昇降シリンダ42の下降出力時間
をカウントして設定時間を経過すると、オーガロック制
御によりオーガ受5に収納された排出オーガ3を自動的
にロックする。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は請求項1の
ように、グレンタンク内の穀粒を機外に排出する排出オ
ーガを備え、該排出オーガを収納位置から左右両側の排
出位置に旋回できるように構成し、自動収納操作手段の
操作に基づき、排出オーガを排出位置から収納位置へ自
動的に旋回作動させる自動収納制御手段を備えたコンバ
インにおいて、排出オーガの収納位置を検出する収納位
置検出手段を備え、該収納位置検出手段により排出オー
ガが収納位置に旋回したことを検出してから一定時間後
に旋回出力を停止する遅延制御手段を設けたことによ
り、収納位置から左右いづれの方向に排出しても、自動
収納操作手段を操作すると単一の収納位置検出手段によ
り排出オーガが収納位置に正確に戻すことができる。
【0031】また、請求項2のように、前記遅延制御手
段は、排出オーガが収納位置から一方向側に旋回してい
る時にのみ実行し、他方向側に旋回している時には、収
納位置検出手段の検出直後に排出オーガの旋回出力を停
止することにより、収納位置から一方向側に排出オーガ
が旋回している場合には、収納位置検出手段の検出と同
時に旋回出力を停止して排出オーガを下降するように制
御し、収納位置から他方向側に排出オーガが旋回してい
る場合には、収納位置検出手段の検出したあと一定時間
後に旋回出力を停止する遅延制御のあとに排出オーガを
下降するように制御できるので、収納位置の一方向側か
ら排出オーガが旋回した場合の収納位置のみで収納位置
検出手段を位置調節できるので調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体斜視図である。
【図2】排出オーガの旋回支持部を示す要部平断面図で
ある。
【図3】排出オーガの操作装置を示す斜視図である。
【図4】排出オーガのロック装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態における制御ブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施形態における自動収納制御のフロ
ーチャート図である。
【図7】本発明の実施形態におけるオーガロック制御の
フローチャート図である。
【符号の説明】
3 排出オーガ 21 自動収納スイッチ(自動収納操作手段) 15 収納リミットスイッチ(収納位置検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンク内の穀粒を機外に排出する
    排出オーガを備え、該排出オーガを収納位置から左右両
    側の排出位置に旋回できるように構成し、自動収納操作
    手段の操作に基づき、排出オーガを排出位置から収納位
    置へ自動的に旋回作動させる自動収納制御手段を備えた
    コンバインにおいて、排出オーガの収納位置を検出する
    収納位置検出手段を備え、該収納位置検出手段により排
    出オーガが収納位置に旋回したことを検出してから一定
    時間後に旋回出力を停止する遅延制御手段を設けたこと
    を特徴とするコンバインにおける排出オーガの自動収納
    装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延制御手段は、排出オーガが収納
    位置から一方向側に旋回している時にのみ実行し、他方
    向側に旋回している時には、収納位置検出手段の検出直
    後に排出オーガの旋回出力を停止することを特徴とする
    請求項1記載のコンバインにおける排出オーガの自動収
    納装置 。
JP2001266906A 2001-09-04 2001-09-04 コンバインにおける排出オーガの自動収納装置 Pending JP2003070337A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075148A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Kubota Corp コンバインの穀粒排出用オーガの操作装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075148A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Kubota Corp コンバインの穀粒排出用オーガの操作装置

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