JP2003069312A - 高周波用導波路とその製造方法 - Google Patents

高周波用導波路とその製造方法

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JP2003069312A JP2001253537A JP2001253537A JP2003069312A JP 2003069312 A JP2003069312 A JP 2003069312A JP 2001253537 A JP2001253537 A JP 2001253537A JP 2001253537 A JP2001253537 A JP 2001253537A JP 2003069312 A JP2003069312 A JP 2003069312A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で伝送損失の少ないフォトニック・バン
ド結晶構造の高周波導波路を提供する。 【解決手段】 中空のアルミナ円柱18を、このアルミ
ナ円柱18の軸中心が平面的な三角格子配列を有するよ
うに層状に配設した第1誘電体壁12および第2誘電体
壁14を、空気16aを介して互いに並行して対向さ
せ、この第1誘電体壁12および第2誘電体壁14を構
成するアルミナ円柱18の両端面を介して金属板20を
互いに対向させるとともに、第1誘電体壁12および第
2誘電体壁14と金属板20とを接着することにより、
放射損失が少なく安価で伝送損失の少ない高周波用導波
路を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波用導波路
とその製造方法に係り、特にマイクロ波、ミリ波、サブ
ミリ波帯の電磁波が伝搬する導波路とその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波、ミリ波、サブミリ波帯の電
磁波(以下、高周波という)の導波路として、導波管や
金属と誘電体とを組み合わせたハイブリッド導波路が使
用されている。金属と誘電体とを組み合わせた導波路と
して金属板2枚の間に誘電体を挟んだNRD(nonradia
tive dielectric)ガイドが使用されている。例えば公
知文献として、IEEE TRANSACTIOS ON MICROWAVE THEORY
AND TECHNIQUES,VOL. MTT-29,NO.11,NOVEMBER 1981, P
P.1188-1192 やIEEE TRANSACTIOS ON MICROWAVETHEORY
AND TECHNIQUES,VOL. MTT-32, NO.8,AUGUST 1984, PP.
943-946、がある。
【0003】このNRDガイドは導波路の曲がりの部分
での放射損が生じないという特長を有しているが、導波
路の遮断周波数近くで使用するため伝搬損失が大きい。
この他に放射損の少ない導波路としてフォトニック・バ
ンド結晶構造を用いた導波路が研究されている。フォト
ニック・バンド結晶構造とは、結晶が電子をコントロー
ルするのと同じように、高い誘電率比の誘電体周期構造
を有した人工的な結晶を作成し、あるエネルギー領域
で、その伝搬が禁止される事象を起こすことができる構
造のことである。このフォトニック・バンド結晶構造の
一部に周期構造を乱す部分を形成するとこの欠陥部分に
のみ、エネルギーが伝搬し、エネルギーの伝播路とする
ことができる。
【0004】フォトニック・バンド結晶構造を光伝送の
導波路とする公知文献としては、NATURE, VOL 386, 13
MARCH 1997がある。また、特開2000−352631
号公報には、フォトニック結晶及びその製造方法につい
ての記載があり、これは光伝送の分野で用いられるフォ
トニック結晶としての2次元的に蜂の巣格子状に配列さ
れた誘電体からなる完全バンドギャップに、機械的強度
を高めるために三角格子状に配列された円柱状誘電体を
組み合わせたものである。
【0005】さらに、特開平11−218627号公報
には、フォトニック結晶導波路およびその製造方法につ
いての記載があり、これは光通信の分野で用いられるフ
ォトニック結晶導波路をシリコン基板上に石英ガラスや
高分子材料で形成したスラブ光導波路を形成したもので
ある。このスラブ光導波路は中央の光導波領域の両側に
三角格子状や六角格子状に屈折率の異なる材料を配列し
屈折率変化領域を設けたものである。しかしながらこれ
らのフォトニック結晶導波路は光の導波に関する技術で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7はフォトニック・
バンド構造による従来の高周波用導波路の斜視図であ
る。図7において、100は高周波導波路で、102は
セラミックなどの誘電体、104は空気円柱でこの空気
中の配列がフォトニック・バンド結晶構造をしている。
106は空気円柱104に直交する方向に、誘電体10
2の両端面において接合された金属板である。図7にお
いて金属板106にハッチングを施しているのは断面を
示すものではなく、2枚の金属板106と誘電体102
の位置関係を明確にするためのものである。
【0007】図8は図7のVIII−VIII断面にお
ける高周波導波路100の断面図である。VIII−V
III断面は空気円柱104に直交する断面である。図
8において、108は高周波反射領域、110は高周波
伝搬領域である。高周波が高周波導波路100内を伝搬
すると、高周波反射領域108はフォトニック・バンド
結晶構造に対応した高周波の伝搬を禁止するが、高周波
伝搬領域110は空気円柱104が無くフォトニック・
バンド結晶構造の欠陥となるために、この部分を高周波
が伝搬可能となる。
【0008】電磁波が高周波伝搬領域110を伝搬する
と金属板106の接線方向の全方向の磁界による高周波
電流が流れ、これがジュール熱の伝送損失になる。しか
し磁界が主として高周波伝搬領域110の高周波伝送方
向を持つモードについては、伝送損失は周波数が高くな
るにつれて減少するために、通常は問題とはならない。
しかしながら、高周波伝搬領域110は誘電率の高い誘
電体を用いているため誘電体損失が非常に大きくなる。
【0009】図9は他のフォトニック・バンド構造によ
る従来の高周波用導波路の斜視図である。図7及び図8
と同じ符号は同一のものかまたは相当のものを示す。以
下の図面の記載においても、同じ符号は同一のものかま
たは相当のものを示す。112は高周波導波路、11
4、116はセラミックなどの誘電体である。また図1
0は高周波導波路112の図9のX−X断面における部
分断面図、図11は高周波導波路112の図9のXI−
XI断面における断面図である。高周波導波路112で
は、高周波反射領域108は誘電体114,116に空
気円柱104が規則的に配列された二つの独立した部分
に分けて配設され、高周波伝搬領域110は空気の満た
された空間となっているので、この部分の誘電体損失は
小さくすることができる。
【0010】しかしながら、高周波導波路100や高周
波導波路112のいずれの場合であっても、誘電体に所
望の空気円柱104を形成してゆく作業は困難であり、
高周波導波路112では高周波伝搬領域110を空間に
するため、誘電体を取り除く加工が困難であり、大量生
産に向いていなかった。
【0011】また電子情報通信学会論文誌 Vol.J84-C N
o.4,pp.324-325,2001年4月にはアルミナを発泡スチロー
ルで覆った円柱棒を三角格子配列にしたフォトニック結
晶導波路を記載されているが、これは損失が多いもので
ある。
【0012】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、第1の目的は、損失が少なく構成が簡
単で安価な高周波導波路を提供することであり、第2の
目的は損失が少なく構成が簡単な高周波導波路を簡単な
工程で製造する製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波用
導波路は、誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側の誘電
率が低くなるように同心状に配設された所定の長さの誘
電体棒が、この誘電体棒の軸中心が平面的な規則性を有
するように複数層の層状に配設された第1の高周波反射
壁と、この第1の高周波反射壁に誘電体を介して並行し
て対向するとともに、誘電率の異なる複数の柱体が軸中
心側の誘電率が低くなるように同心状に配設された所定
の長さの誘電体棒が、この誘電体棒の中心が平面的な規
則性を有するように複数層の層状に配設された第2の高
周波反射壁と、この第1、第2の高周波反射壁を構成す
る誘電体棒の端面を介して互いに対向し、第1、第2の
高周波反射壁を構成する誘電体棒の両端面それぞれに結
合された導体板と、を備えたもので、誘電体棒がフォト
ニック結晶構造を構成し、第1、第2の高周波反射壁が
誘電体棒の軸方向に対して垂直な電界成分をもつ所定の
周波数帯の高周波を全て反射し、放射損失が少なく伝送
損失の少ない高周波用導波路とすることができる。
【0014】さらに、誘電体棒を円柱状としたもので、
誘電体棒の形状を簡単なものとし、第1、第2の高周波
反射壁の構成を簡単な構成とすることができる。
【0015】さらに、誘電体棒を中空状としたもので、
誘電体棒の軸中心側の誘電率の低い材料を空気とするこ
とで誘電体棒の構成を簡単にすることができる。またさ
らに第1の高周波反射壁と第2の高周波反射壁との間の
誘電体を空気としたもので、簡単な構成で伝送損失を少
なくすることができる。
【0016】さらに、第1、第2の高周波反射壁それぞ
れの最外層の誘電体棒の外側に金属壁をさらに配設した
もので、金属壁により誘電体棒の軸方向に平行な電界成
分をもつ高周波を反射することができる。
【0017】さらに、金属壁を、誘電体棒と同じ長さの
金属棒が誘電体棒に沿って配設された金属棒列で構成し
たもので、金属壁を誘電体棒に沿って配列しやすい簡単
な構成にすることが出来る。
【0018】またこの発明に係る高周波用導波路の製造
方法は、誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側において
誘電率が低くなるように同心状に配設された所定の長さ
の誘電体棒を、この誘電体棒の中心が平面的な規則性を
有する複数層の層状に積層し、第1、第2の高周波反射
壁を形成する工程と、第1、第2の高周波反射壁を所定
の間隔をおいて並行して対向させ、これら第1、第2の
高周波反射壁を構成する誘電体棒の端面を介して導体板
を対向させ、第1、第2の高周波反射壁を構成する誘電
体棒の両端面それぞれに導体板を結合する工程と、を含
むもので、放射損失が少なく伝送損失の少ない高周波用
導波路を簡単な工程で製造することができる。
【0019】さらに、第1、第2の高周波反射壁それぞ
れの最外層の誘電体棒の外側に金属壁を形成する工程を
さらに含むもので、誘電体棒の軸方向に平行な電界成分
をもつ高周波をも反射することができる高周波用導波路
を簡単な工程で製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一つの実施の形態に係る高周波用導波路の一部透過の部
分斜視図である。図2は図1のII−II断面における
高周波用導波路の部分断面図、図3は図1のIII−I
II断面における高周波用導波路の断面図である。
【0021】図1において、10は高周波用導波路で、
フォトニック・バンド結晶構造を用いた導波路で、マイ
クロ波、ミリ波、サブミリ波帯における電磁波を伝搬す
るための導波路である。12は第1の高周波反射壁とし
ての第1誘電体壁、14は第2の高周波反射壁としての
第2誘電体壁で、第1誘電体壁12および第2誘電体壁
14はフォトニック・バンド結晶構造をなしている。
【0022】16は所定の間隔をおいて並行して配設さ
れた第1誘電体壁12と第2誘電体壁14との間に挟ま
れた高周波伝搬領域である。この実施の形態1は、この
高周波伝搬領域16は単なる空間で、誘電体としての空
気16aに満たされているが、必ずしも空気16aでな
くても良く誘電率の低い材料であれば、高周波を低損失
で伝搬できる。
【0023】18は第1誘電体壁12や第2誘電体壁1
4を構成する基本要素である誘電体棒としてのアルミナ
円柱である。この実施の形態では中心が空気柱18aと
その外側を取り巻くアルミナ円筒18bとから構成され
ている。中心側は、空気柱18aの替わりにアルミナ円
筒18bより誘電率の低い材料の円柱を持ってきてもよ
い。つまり誘電率の低い中心側円柱の外側を誘電率の高
い材料の円筒で同心円状に取り巻いた、複数層の層構造
であれば良く、また必ずしも円柱でない他の断面形状を
有する柱体でもよい。
【0024】第1誘電体壁12や第2誘電体壁14はア
ルミナ円柱18を用いてフォトニック・バンド結晶構造
を構成するために、アルミナ円柱18の軸中心が三角格
子配列を構成するように3層に配列されている。このア
ルミナ円柱18の格子間隔は伝搬させる高周波の周波数
によって適切な値が決定される。この格子配列は必ずし
も三角格子配列でなくてもよく、6角格子配列など他の
格子配列でも良い。また必ずしも3層である必要はな
く、さらに層数を多くしても構わない。
【0025】20は導体板としての金属板で、第1誘電
体壁12および第2誘電体壁14を介して対向し、第1
誘電体壁12および第2誘電体壁14を構成するアルミ
ナ円柱18の両端で、金属板20それぞれが第1誘電体
壁12および第2誘電体壁14と接着されている。図1
において金属板20にハッチングを施しているのは断面
を示すものではなく、2枚の金属板20と第1誘電体壁
12や第2誘電体壁14との位置関係を明確にするため
のものである。後に述べる図4においても同様である。
【0026】図2において、矢印で示された寸法aは格
子間隔を示す。次に高周波用導波路10の製造方法の概
略を説明する。高周波の波長に対応したフォトニック・
バンド結晶構造の格子間隔aと同じ直径をもち、所定の
金属板20間隔に相当する高さの中空のアルミナ円柱1
8を用意し、高周波用導波路10の金属板20の平面形
状に沿った形状にアルミナ円柱18の中心を並べ、アル
ミナ円柱18の外周を接すると共にアルミナ円柱18の
両端を揃えて第1層のアルミナ円柱列を配列する。
【0027】次に第1層のアルミナ円柱列を構成する隣
接する二つのアルミナ円柱18に共に外周で接するよう
に第2層のアルミナ円柱18を配列してゆくと第2層の
アルミナ円柱列を構成するアルミナ円柱も互いに接す
る。この2層で少なくとも三角格子配列が構成される。
さらに第2層のアルミナ円柱列を構成する隣接する二つ
のアルミナ円柱18に共に外周で接するように第3層の
アルミナ円柱18を配列して第3層のアルミナ円柱列を
形成し、これらの第1層、第2層および第3層のアルミ
ナ円柱列を接着材で接着する。これで第1誘電体壁12
を形成する。
【0028】次いで同様の方法で、第2誘電体壁14を
形成し、第1誘電体壁12と第2誘電体壁14とを所定
の間隔をあけて、誘電体壁を構成するアルミナ円柱18
の円柱端面が金属板20に接するように配設し、金属板
20と第1誘電体壁12、第2誘電体壁14とを接着
し、さらにこの金属板20に第1誘電体壁12、第2誘
電体壁14を介してもう一枚の金属板20を対向させ、
この金属板20も第1誘電体壁12、第2誘電体壁14
と接着する。
【0029】また別の製造方法としては、誘電率の低
い、例えば発泡スチロールのような材料で高周波伝搬領
域16を形成し、この高周波伝搬領域16の両側に接し
て用意した中空のアルミナ円柱18を外周を接するよう
に並べ、第1層のアルミナ円柱列を配列する。次いで、
第1層のアルミナ円柱列を構成する隣接する二つのアル
ミナ円柱18に共に外周で接するように第2層のアルミ
ナ円柱18を配列してゆくと、第2層のアルミナ円柱列
を構成するアルミナ円柱も各々互いに接した円柱列とな
り三角格子配列が形成される。
【0030】さらに第2層のアルミナ円柱列を構成する
隣接する二つのアルミナ円柱18に共に外周で接するよ
うに第3層のアルミナ円柱18を配列して第3層のアル
ミナ円柱列を形成する。この様にして、高周波伝搬領域
16に沿って、第1誘電体壁12および第2誘電体壁1
4を形成し、所定の導波路形状になるように高周波伝搬
領域16第1誘電体壁12および第2誘電体壁14を整
形し、接着剤で固着すると共に、第1誘電体壁12、第
2誘電体壁14を介してもう二枚の金属板20を対向さ
せ、この金属板20を第1誘電体壁12、第2誘電体壁
14と接着する。
【0031】これらの製造方法を採用することにより、
伝送損失の少ない高周波用導波路を簡単な工程で製造す
ることができる。すなわちフォトニック・バンド結晶構
造はアルミナ円柱18を配列することにより構成できる
ので製造方法が簡単である。マイクロ波、ミリ波、サブ
ミリ波においては、フォトニック・バンド結晶構造の結
晶格子間隔はmmオーダーとなるので、光のフォトニッ
ク・バンド結晶構造と異なり写真製版技術やエッチング
技術を駆使する必要が無く、アルミナ円柱18を周期的
に配列するだけでフォトニック・バンド結晶構造を製造
することができ、数十cmや数mなどの長距離の高周波
用導波路を容易に製造することができ、大量生産が可能
となる。
【0032】次に高周波用導波路10の動作について説
明する。高周波用導波路10の入力・出力部にはホーン
が結合され、高周波が入・出力される。高周波用導波路
10の第1誘電体壁12および第2誘電体壁14は中空
のアルミナ円柱18を三角格子配列に配列したフォトニ
ック・バンド結晶構造をしている。従ってこの第1誘電
体壁12および第2誘電体壁14では、フォトニック・
バンド結晶構造に対応した周波数帯域の高周波の伝搬が
禁止される。しかし高周波伝搬領域16では、フォトニ
ック・バンド結晶構造が乱れた状態の欠陥部分に相当す
るため、この高周波伝搬領域16において入力された高
周波が伝搬させられる。
【0033】つまり、アルミナ円柱18の軸方向に対し
て垂直な電界成分をもつ平面電磁波に対しては、フォト
ニック・バンド結晶構造に対応した周波数帯域の高周波
に対して全て反射し、高周波伝搬領域16に沿って高周
波の電磁波は伝搬せざるを得ない。そしてこの高周波伝
搬領域16は、空気のような誘電率の低い誘電体で満た
されているので、高周波帯においても、伝送損失が小さ
くなる。
【0034】また、従来あった誘電率の高い円柱の周り
を誘電率の低い円柱で囲んだ誘電体棒を三角格子状に配
列したI型導波路(仮にこの様に名付ける)と、この実
施の形態1に示したような誘電率の低い円柱の周りを誘
電率の高い円柱で囲んだ誘電体棒を構成要素としてフォ
トニック・バンド結晶構造を構成したII型導波路(仮
にこの様に名付ける)とを比較すると、従来構成のI型
導波路では、E波(電界の向きが誘電体棒の軸方向と同
じ)に対してはギャップが開く、つまり伝搬しない周波
数帯が存在するが、H波(電界の向きが誘電体棒の軸方
向と直交する方向)にはギャップが開かない。このため
I型導波路で高周波用導波路を形成しても伝送損失が大
きくなる。
【0035】これに対して、この実施の形態1に示した
II型導波路では、E波、H波共にギャップが開き、さ
らに高周波用導波路10においてはフォトニック・バン
ド結晶構造の格子間隔に対応したある特定の周波数で、
E波、H波共にギャップが開き伝送損失の少ない高周波
用導波路を構成することができる。
【0036】以上のようにこの実施の形態1の高周波用
導波路は、第1誘電体壁12および第2誘電体壁14は
中空のアルミナ円柱18の様な誘電体棒を基本要素とし
て構成されるとともに、高周波伝搬領域16を誘電率の
低い物質で構成したので、伝送損失を小さくできるとと
もに、簡単な工程で、また大量生産が可能となり、安価
で伝送効率の良い高周波用導波路を構成することができ
る。
【0037】実施の形態2.図4はこの発明の他の一つ
の実施の形態に係る高周波用導波路の一部透過の部分斜
視図である。図5は図4のV−V断面における高周波用
導波路の部分断面図、図6は図4のVI−VI断面にお
ける高周波用導波路の断面図である。図4において30
は高周波用導波路、32は金属壁としての金属円柱列
で、32aは金属円柱列32を構成する金属棒としての
金属円柱である。この実施の形態2の金属円柱列32
は、アルミナ円柱18と同じ直径、同じ長さの金属円柱
32aを、第1誘電体壁12および第2誘電体壁14の
外側に、第1誘電体壁12および第2誘電体壁14の最
外層のアルミナ円柱18と三角格子配列をなすように配
列されている。
【0038】この高周波用導波路30の製造方法は実施
の形態1の高周波用導波路10の製造方法と基本的に同
じであり、第1誘電体壁12および第2誘電体壁14を
形成する際、その最外層にアルミナ円柱18と三角格子
配列を構成するように、金属円柱32aを一層設ければ
よい。高周波伝搬領域16の両側に配設された第1誘電
体壁12および第2誘電体壁14は、フォトニック・バ
ンド結晶構造に対応した周波数帯域の高周波の伝搬が禁
止される。すなわちアルミナ円柱18の軸方向に対して
垂直な電界成分をもつ平面電磁波に対しては、フォトニ
ック・バンド結晶構造に対応した周波数帯域の高周波に
対して全て反射し、高周波伝搬領域16を伝搬せざるを
得ない。
【0039】しかしながら、高周波伝搬領域16を伝搬
する高周波はアルミナ円柱18の軸方向に対して垂直方
向の電界成分のみではなく、アルミナ円柱18の軸方向
に平行な成分を持っておりこの成分は中空のアルミナ円
柱18を通過することになる。このアルミナ円柱18を
通過する高周波成分を金属円柱32aで全て反射させる
ことになる。このとき金属円柱列32には電流が流れて
導体損となるが、これは周波数が高くなるにつれて減少
するので、高い周波数ではそれほど問題にはならない。
【0040】この実施の形態2では、金属壁として金属
円柱列32を用いたが、他の形状の断面を有する金属柱
列でも良いし、板状の金属壁でも良い。すなわち、この
実施の形態2の高周波導波路では、フォトニック・バン
ド結晶構造を構成するアルミナ円柱18の軸方向に対し
て垂直方向の電界成分のみならず、軸方向に平行な電界
成分をも反射する低損失な導波路壁を設けることによ
り、高周波の漏れのない低損失な導波路を構成すること
ができる。延いては安価で伝送効率の良い高周波用導波
路を構成することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明に係る高周波用導波路およびそ
の製造方法は以上に説明したような構成を備え、また工
程を含んでいるので、以下のような効果を有する。この
発明に係る高周波用導波路においては、誘電率の異なる
複数の柱体が軸中心側の誘電率が低くなるように同心状
に配設された所定の長さの誘電体棒が、この誘電体棒の
軸中心が平面的な規則性を有するように複数層の層状に
配設された第1の高周波反射壁と、この第1の高周波反
射壁に誘電体を介して並行して対向するとともに、誘電
率の異なる複数の柱体が軸中心側の誘電率が低くなるよ
うに同心状に配設された所定の長さの誘電体棒が、この
誘電体棒の中心が平面的な規則性を有するように複数層
の層状に配設された第2の高周波反射壁と、この第1、
第2の高周波反射壁を構成する誘電体棒の端面を介して
互いに対向し、第1、第2の高周波反射壁を構成する誘
電体棒の両端面それぞれに結合された導体板と、を備え
たもので、誘電体棒がフォトニック結晶構造を構成し、
第1、第2の高周波反射壁が誘電体棒の軸方向に対して
垂直な電界成分をもつ所定の周波数帯の高周波を全て反
射し、放射損失が少なく伝送損失の少ない高周波用導波
路とすることができる。延いては簡単な構成で伝送損失
が少なく安価な高周波用導波路を構成することができ
る。
【0042】さらに、誘電体棒を円柱状としたもので、
第1、第2の高周波反射壁の構成要素である誘電体棒の
形状を簡単なものとすることができる。延いてはより簡
単で安価な高周波用導波路を構成することができる。
【0043】さらに、誘電体棒を中空状としたもので、
誘電体棒の軸中心側の誘電率の低い材料を空気とするこ
とで誘電体棒の構成を簡単にすることができる。延いて
は簡単な構成で安価な高周波用導波路を構成することが
できる。またさらに第1の高周波反射壁と第2の高周波
反射壁との間の誘電体を空気としたもので、簡単な構成
で伝送損失を少なくすることができる。延いては簡単な
構成で伝送損失が少なく安価な高周波用導波路を構成す
ることができる。
【0044】さらに、第1、第2の高周波反射壁それぞ
れの最外層の誘電体棒の外側に金属壁をさらに配設した
もので、金属壁により誘電体棒の軸方向に平行な電界成
分をもつ高周波を反射することが出来る。延いては高周
波の漏れが少なく伝送効率の良い高周波用導波路を構成
することができる。
【0045】さらに、金属壁を、誘電体棒と同じ長さの
金属棒が誘電体棒に沿って配設された金属棒列で構成し
たもので、金属壁を誘電体棒に沿って配列しやすい簡単
な構成にすることが出来る。延いては安価で伝送効率の
良い高周波用導波路を構成することができる。
【0046】またこの発明に係る高周波用導波路の製造
方法においては、誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側
において誘電率が低くなるように同心状に配設された所
定の長さの誘電体棒を、この誘電体棒の中心が平面的な
規則性を有する複数層の層状に積層し、第1、第2の高
周波反射壁を形成する工程と、第1、第2の高周波反射
壁を所定の間隔をおいて並行して対向させ、これら第
1、第2の高周波反射壁を構成する誘電体棒の端面を介
して導体板を対向させ、第1、第2の高周波反射壁を構
成する誘電体棒の両端面それぞれに導体板を結合する工
程と、を含むもので、放射損失が少なく伝送損失の少な
い高周波用導波路を簡単な工程で製造することができ
る。延いては伝送特性の良い高周波用導波路を安価に提
供することができる。
【0047】さらに、第1、第2の高周波反射壁それぞ
れの最外層の誘電体棒の外側に金属壁を形成する工程を
さらに含むもので、誘電体棒の軸方向に平行な電界成分
をもつ高周波を反射することが出来る高周波用導波路を
簡単な工程で製造することができる。延いては高周波の
漏れが少なく伝送特性の良い高周波用導波路を安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る高周波用導波
路の一部透過の部分斜視図である。
【図2】 この発明の一実施の形態に係る高周波用導波
路の図1のII−II断面における部分断面図である。
【図3】 この発明の一実施の形態に係る高周波用導波
路の図1のIII−III断面における断面図である。
【図4】 この発明の一つの実施の形態に係る高周波用
導波路の一部透過の部分斜視図である。
【図5】 この発明の一実施の形態に係る高周波用導波
路の図4のV−V断面における部分断面図である。
【図6】 この発明の一実施の形態に係る高周波用導波
路の図4のVI−VI断面における断面図である。
【図7】 従来の高周波用導波路の一部透過の部分斜視
図である。
【図8】 従来の高周波用導波路の図7のVIII−V
III断面における部分断面図である。
【図9】 従来の高周波用導波路の一部透過の部分斜視
図である。
【図10】従来の高周波用導波路の図9のX−X断面に
おける部分断面図である。
【図11】従来の高周波用導波路の図9のXI−XI断
面における部分断面図である。
【符号の説明】 18 アルミナ円柱、 12 第1誘電体壁、 1
6a 空気、 14第2誘電体壁、 20 金属
板、 32 金属円柱列、 32a 金属円柱。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側の
    誘電率が低くなるように同心状に配設された所定の長さ
    の誘電体棒が、この誘電体棒の軸中心が平面的な規則性
    を有するように複数層の層状に配設された第1の高周波
    反射壁と、 この第1の高周波反射壁に誘電体を介して並行して対向
    するとともに、誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側の
    誘電率が低くなるように同心状に配設された所定の長さ
    の誘電体棒が、この誘電体棒の中心が平面的な規則性を
    有するように複数層の層状に配設された第2の高周波反
    射壁と、 この第1、第2の高周波反射壁を構成する誘電体棒の端
    面を介して互いに対向し、上記第1、第2の高周波反射
    壁を構成する誘電体棒の両端面それぞれに結合された導
    体板と、を備えた高周波用導波路。
  2. 【請求項2】 誘電体棒が円柱状であることを特徴とす
    る請求項1記載の高周波用導波路。
  3. 【請求項3】 誘電体棒を中空状としたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の高周波用導波路。
  4. 【請求項4】 第1の高周波反射壁と第2の高周波反射
    壁との間の誘電体が空気であることを特徴とした請求項
    1または2に記載の高周波用導波路。
  5. 【請求項5】 第1、第2の高周波反射壁それぞれの最
    外層の誘電体棒の外側に金属壁をさらに配設したことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の高
    周波用導波路。
  6. 【請求項6】 金属壁が誘電体棒と同じ長さの金属棒を
    上記誘電体棒に沿って配設した金属棒列で構成されたこ
    とを特徴とする請求項5記載の高周波用導波路。
  7. 【請求項7】 誘電率の異なる複数の柱体が軸中心側に
    おいて誘電率が低くなるように同心状に配設された所定
    の長さの誘電体棒を、この誘電体棒の中心が平面的な規
    則性を有する複数層の層状に積層し、第1、第2の高周
    波反射壁を形成する工程と、 第1、第2の高周波反射壁を誘電体を介して並行して対
    向させ、これら第1、第2の高周波反射壁を構成する誘
    電体棒の端面を介して導体板を対向させ、上記第1、第
    2の高周波反射壁を構成する誘電体棒の両端面それぞれ
    に上記導体板を結合する工程と、を含む高周波用導波路
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1、第2の高周波反射壁それぞれの最
    外層の誘電体棒の外側に金属壁を形成する工程をさらに
    含むことを特徴とする請求項7記載の高周波用導波路の
    製造方法。
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