JPH10224120A - 誘電体線路 - Google Patents

誘電体線路

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JPH10224120A
JPH10224120A JP9023879A JP2387997A JPH10224120A JP H10224120 A JPH10224120 A JP H10224120A JP 9023879 A JP9023879 A JP 9023879A JP 2387997 A JP2387997 A JP 2387997A JP H10224120 A JPH10224120 A JP H10224120A
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JP
Japan
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dielectric
region
sheet
dielectric constant
ceramic
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JP9023879A
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Yohei Ishikawa
容平 石川
Toru Tanizaki
透 谷崎
Hiroshi Nishida
浩 西田
Atsushi Saito
篤 斉藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/16Dielectric waveguides, i.e. without a longitudinal conductor
    • H01P3/165Non-radiating dielectric waveguides
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • H01P3/08Microstrips; Strip lines
    • H01P3/081Microstriplines
    • H01P3/082Multilayer dielectric
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/18Waveguides; Transmission lines of the waveguide type built-up from several layers to increase operating surface, i.e. alternately conductive and dielectric layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports
    • H01P5/16Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port
    • H01P5/18Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port consisting of two coupled guides, e.g. directional couplers
    • H01P5/184Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port consisting of two coupled guides, e.g. directional couplers the guides being strip lines or microstrips

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体ストリップの位置決め固定の問題、製
作上および強度上の問題を解消した誘電体線路を提供す
る。 【解決手段】 高誘電率部3および低誘電率部4を有す
るシート状誘電体セラミック1とともにシート状誘電体
セラミック2を積層焼成し、外面に電極膜を形成するこ
とによって、高誘電率部を伝搬域、低誘電率部を非伝搬
域とする誘電体線路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミリ波帯やマイ
クロ波帯で用いられる伝送路や集積回路等に適する誘電
体線路に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体線路として、平行な2つの導電体
平面間に誘電体ストリップを設けることによって、その
誘電体ストリップに沿って電磁波を伝搬させるようにし
たものがある。特に上記2つの導電体平面の間隔を半波
長以下にして遮断域を構成することによって誘電体スト
リップから電磁波を放射させないようにした非放射性誘
電体線路(以下「NRDガイド」という。)が伝送損失
の低い伝送路として、また集積化した誘電体線路装置と
して開発されている。
【0003】従来のNRDガイドの2つの構成例を断面
図として図15に示す。同図の(A)において12,1
2は平行な2つの導電体平面を成す金属板からなる導電
体板であり、その間に誘電体ストリップ11を配置して
いる。また同図の(B)において11′は所定部分に誘
電体ストリップ11部分を設けた合成樹脂または誘電体
セラミックからなる誘電体板であり、その外面に電極膜
5をそれぞれ形成している。この2つの誘電体板を誘電
体ストリップ11部分で対向させるように配置してい
る。このようにして、誘電体ストリップ部分を伝搬域、
その両側を非伝搬域(遮断域)とするNRDガイドを構
成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図15の
(A)に示した構造の誘電体線路においては、導電体板
12と誘電体ストリップ11とをそれぞれ別々に製造し
なければならず、また導電体板12に対する誘電体スト
リップ11の位置決めおよび固定が困難であるという問
題があった。また図15の(B)に示した構造の誘電体
線路においては、誘電体ストリップ11部分を伝搬域と
し、その両側を非伝搬域とするためには、非伝搬域部分
の誘電体板11′(つば部分)を薄くしなければならな
いため、製作上の困難が伴い、強度上の問題が生じる。
【0005】この発明の目的は、上述した各種問題を解
消して、誘電体ストリップの位置決め固定の問題、製作
上および強度上の問題を解消した誘電体線路を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、略平行な2
つの導電体平面の間に誘電体ストリップを配してなる誘
電体線路であって、誘電体ストリップの位置決め固定の
問題、製作上および強度上の問題を解消するために、請
求項1に記載のとおり、シート状誘電体セラミックを積
層焼成して、実効的誘電率の高い第1領域と、この第1
領域に比べて実効的誘電率の低い第2領域とを形成し、
その外面に電極膜を形成することによって、前記第1領
域を前記誘電体ストリップとし、前記電極膜を前記導電
体平面とする。
【0007】このように構成することによって、導電体
平面と誘電体ストリップ部分とが積層焼成されることに
なる。したがって、図15の(A)に示した構造の誘電
体線路とは異なり、導電体板と誘電体ストリップとを別
々に作成する必要がなく、両者の位置決め固定の問題が
解消される。さらに、前記実効的誘電率の低い第2領域
を完全な空気層とするのではなく、シート状誘電体の実
効的誘電率の低い部分の積層部分を前記第2領域とすれ
ば、非伝搬域にも実効的誘電率の低い誘電体セラミック
層が存在することになるため、図15の(B)に示した
構造の誘電体線路とは異なり、非伝搬域部分が薄くなる
ことによる強度上および製作上の問題も回避される。
【0008】また、この発明は上述した問題を解消する
とともに、2つの導電体平面に平行な面で分離された誘
電体線路を構成するために、請求項2に記載のとおり、
それぞれ、シート状誘電体セラミックを積層焼成して実
効的誘電率の高い第1領域と、この第1領域に比べて実
効的誘電率の低い第2領域とを形成するとともに一方の
主面に電極膜を形成した2つの誘電体板を、前記電極形
成面を外側にして前記第1領域同士を対向させ、前記第
1領域を前記誘電体ストリップとし、前記電極膜を前記
導電体平面とする。
【0009】この構成によって、それぞれの一方の主面
に電極膜を形成した2つの誘電体板の間に、平面回路を
構成した基板を設ければ、平面回路結合型の誘電体線路
を容易に構成できるようになる。
【0010】上記実効的誘電率の低い第2領域を、請求
項3に記載のとおり、あらかじめ開口部を形成したシー
ト上誘電体セラミックを積層して、その開口部の積層に
よって構成すれば、実効的誘電率の高い第1領域と実効
的誘電率の低い第2領域とを有する、誘電体セラミック
の積層構造が容易に形成できる。この開口部は前記第2
領域の全体にわたって形成してもよいが、第2領域内に
多数の微小な開口部(孔)を形成すれば、非伝搬域部分
が薄くなることによる強度上および製作上の問題も回避
される。
【0011】また、請求項4に記載のとおり、上記第2
領域に第1領域より低誘電率の誘電体を充填することと
すれば、前記開口部を第2領域の全体にわたって形成し
ても、非伝搬域部分が薄くなることによる強度上および
製作上の問題が解消される。
【0012】また、請求項5に記載のとおり、あらかじ
め開口部を形成したシート状誘電体セラミックを積層
し、前記開口部の積層部分に前記第2領域より高誘電率
の誘電体を充填して第1領域を構成することにより、実
効的誘電率の高い第1領域と実効的誘電率の低い第2領
域とを有する、誘電体セラミックの積層構造が容易に形
成できる。この場合も、開口部を前記第1領域の全体に
わたって形成してもよいが、第1領域内に多数の微小な
開口部(孔)を形成し、各開口部に高誘電率の誘電体を
充填してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
誘電体線路の構成を図1および図2を参照して説明す
る。
【0014】図1は誘電体線路を構成するシート状誘電
体セラミックを分離して示した分解斜視図である。同図
において1,2はそれぞれシート状誘電体セラミックで
ある。最外層となるシート状誘電体セラミック2は全体
に均一な誘電率を有するシートであるが、シート状誘電
体セラミック1は高誘電率部3と低誘電率部4とからそ
れぞれ構成している。この低誘電率部4はシート状誘電
体セラミックにパンチングによって微小な多数の孔を設
けることによって構成している。すなわち高誘電率部3
の実効的誘電率はもともとのシート状誘電体セラミック
の誘電率であり、低誘電率部4の実効的誘電率をそれよ
り低いものとなっている。
【0015】図2は図1に示した各シート状誘電体セラ
ミック1,2をグリーンシート状態(未焼成の状態)で
積層し焼成することによって一体化し、さらに図におけ
る上下面に電極膜5を形成した状態を示す。この電極膜
5はAg電極の焼き付けやCuのメッキによって形成す
る。ここで、電極膜5,5の間隔を、低誘電率部4の実
効的誘電率で定まる管内波長の半分以下とし、かつ高誘
電率部3部分の実効的誘電率で定まる管内波長の半分よ
り大きくなるように設定する。これによって、電極膜5
が平行な2つの導電体平面を成し、その間で高誘電率部
3が誘電体ストリップとして作用し、その部分が電極膜
5に平行な偏波をもつ電磁波を伝搬する伝搬域となり、
その両側の低誘電率部4が、電極膜5に平行な偏波をも
つ電磁波を遮断する非伝搬域となる。
【0016】なお、図1に示したように、最外層の誘電
体セラミックシートを均質な(微小な開口部を形成して
いない)誘電体セラミックシートとしたため、その外面
への電極膜の形成を容易に行うことができる。
【0017】次に、第2の実施形態に係る誘電体線路の
構成を図3〜図6を参照して説明する。
【0018】図3はグリーンシートの段階での各シート
状誘電体セラミックの構造を示す分解斜視図である。同
図においてシート状誘電体セラミック1には、後に誘電
体ストリップとなる誘電体ストリップ部1a,1bを枠
部1wに連結した構造となるように開口部を形成してい
る。最外層のシート状誘電体セラミック2には開口部を
形成していない。
【0019】図4は図3に示したグリーンシート状のシ
ート状誘電体セラミック1,2を積層し焼成した後に、
図における上下面に電極膜5,5を形成した状態を示す
斜視図である。このように積層一体化した後に、図にお
ける二点鎖線で囲んだ部分を切り抜く(または二点斜線
部分より外側の不要部分を取り除く)ことによって、平
行な導電体平面の間に2つの誘電体ストリップ部1a,
1bを有する誘電体線路を得る。
【0020】図5は誘電体ストリップ部1a,1bを通
る部分の断面図である。図6は図5に示した状態からさ
らに空気層(シート状誘電体セラミックの開口部であっ
た箇所)に低誘電率の誘電体6を充填した状態を示す断
面図である。図5または図6のいずれの構造であって
も、電極膜5,5の間隔および伝搬域部分および非伝搬
域部分の実効的誘電率を定めることによって、誘電体ス
トリップ部1a,1b部分を伝搬域、その他の領域を非
伝搬域とする誘電体線路を構成することができる。因み
にこの第2の実施形態に係る誘電体線路は2つの平行誘
電体線路部分を近接させてなる方向性結合器として作用
する。
【0021】次に、第3の実施形態に係る誘電体線路の
構成を図7および図8を参照して説明する。
【0022】図7はグリーンシートの段階での各シート
状誘電体セラミックの構造を示す分解斜視図である。同
図においてシート状誘電体セラミック1には開口部H
a,Hbをそれぞれ設けている。これらのシート状誘電
体セラミック1,2を積層し焼成した後、両主面に電極
膜を形成し、図4に示した場合と同様に、必要部分を切
り出すことによって、誘電体ストリップ部分となる領域
が空気層である積層体が構成される。
【0023】図8はその空気層に高誘電率誘電体7を充
填した状態を示す断面図である。同図において高誘電率
誘電体7はシート状誘電体セラミック1より比誘電率が
高い。この構造によって、高誘電率誘電体7、シート状
誘電体セラミック1,2のそれぞれの比誘電率および電
極膜5,5の間隔を定めることによって、高誘電率誘電
体7部分を伝搬域、その他の領域を非伝搬域とする誘電
体線路を構成する。
【0024】図9は第4の実施形態に係る誘電体線路の
断面図である。図1および図2に示した第1の実施形態
と異なり、この例では高誘電率部3および低誘電率部4
を有するシート状誘電体セラミック1と、誘電率の均一
なシート状誘電体セラミック2とを交互に積層してい
る。このようにシート状誘電体セラミックを積層し焼成
した後、図における上下面に電極膜5を形成することに
よって、高誘電率部3の集積部分の実効的誘電率を高め
て、その領域を伝搬域、その他の領域を非伝搬域とす
る。
【0025】次に、第5の実施形態に係る誘電体線路の
構成を図10および図11を参照して説明する。
【0026】図10は、誘電体線路を構成するシート状
誘電体セラミックを分離して示した分解斜視図である。
同図において1,2はそれぞれシート状誘電体セラミッ
クである。最外層となるシート状誘電体セラミック2は
全体に均一な誘電率を有するシートであるが、シート状
誘電体セラミック1は、高誘電率部3と低誘電率部4と
から構成している。この高誘電率部3は、シート状誘電
体セラミックに多数の微小な開口部(孔)をパンチング
によって形成し、その開口部内に高誘電率の誘電体を充
填することによって、その実効的誘電率を高めたもので
ある。したがって低誘電率部4の実効的誘電率はもとも
とのシート状誘電体セラミックの誘電率である。
【0027】図11は、図10に示したグリーンシート
状のシート状誘電体セラミック1,2を積層し焼成した
後に、図における上下面に電極膜5,5を形成した状態
を示す断面図である。ここで、電極膜5,5の間隔を、
低誘電体率部4の実効的誘電率で定まる管内波長の半分
以下とし、かつ高誘電率部3部分の実効的誘電率で定ま
る管内波長の半分より大きくなるように設定することに
よって、電極膜5が平行な2つの導電体平面を成し、そ
の間の高誘電率部3が誘電体ストリップとして作用して
伝搬域となり、その両側の低誘電率部4が非伝搬域とな
る。
【0028】図12は第6の実施形態に係る誘電体線路
の構造を示す断面図である。これは図6に示した構造の
誘電体線路の一方の面にのみ電極膜を形成したものを対
にして、電極膜の形成していない面を対向させるととも
に、その間に基板8を配置したものである。この構造に
よって、上下2つの誘電体ストリップに挟まれるように
基板が配置されることになり、誘電体ストリップ部1a
部分を伝搬域、その他の領域を非伝搬域とする誘電体線
路が構成される。そして、基板8に導電体パターン(ス
トリップ)を設けることによって、サスペンデッドライ
ン、スロットライン、コプレーナライン等を構成すれ
ば、特願平07−169949号で示したものと同様
の、誘電体線路と平面回路とが結合した平面回路結合型
の誘電体線路が得られる。
【0029】次に第7の実施形態に係る誘電体線路の構
成を図13および図14を参照して説明する。
【0030】図13は誘電体線路の主要部の部分分解斜
視図である。同図において1a,1b,1c,2はそれ
ぞれシート状誘電体セラミックであり、このうち1a,
1b,1cで示す部分は、たとえば図3に示したよう
に、それぞれの層は共通のシート状誘電体セラミックに
対して開口部を設けることによって形成したものであ
り、これらを積層し焼成することによって一対の積層体
を構成し、外側の面に電極膜5をそれぞれ形成してい
る。図14の(A)は図13に示した誘電体線路の断面
図であり、(B)は2つの積層体の間に基板8を挟み込
んだ状態での断面図である。いずれの構成であっても、
1a,1b,1cで示す部分がそれぞれ誘電体ストリッ
プ部として作用し、この部分が伝搬領域、その他の領域
が非伝搬領域となる。(B)に示した構造の場合、基板
8には導電体パターンおよびVCOやミキサ等の回路素
子を実装していて、これらが誘電体線路と結合する平面
回路結合型誘電体線路装置を構成することになる。
【0031】なお、各実施形態では、最外層をシート状
誘電体セラミックで構成し、それに電極膜を設けること
によって平行な導電体平面を形成したが、最外層を金属
板で構成することによって導電体平面を設けてもよい。
また、各実施形態では、最外層のシート状誘電体セラミ
ックとして、均質な誘電体セラミックシートを用いた
が、このような均質な誘電体セラミックシートを用いな
いで、最外層を含む全層について、実効的誘電率の高い
領域と実効的誘電率の低い領域とを有するセラミックシ
ートを用いてもよい。
【0032】さらに、本願発明は非放射性誘電体線路に
限るものではなく、平行な2つの導電体平面の間隔が半
波長を超えるHガイドにも適用できることは言うまでも
ない。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、導電体板
と誘電体ストリップとを別々に作成する必要がなく、導
電体平面と誘電体ストリップ部分とが積層焼成により一
体的に作成されることになるため、導電体板と誘電体ス
トリップとの位置決め固定の問題が解消される。さら
に、実効的誘電率の低い第2領域を完全な空気層とする
のではなく、シート状誘電体で構成すれば、非伝搬域部
分の強度上および製作上の問題も回避される。
【0034】請求項2に係る発明によれば、それぞれの
一方の主面に電極膜を形成した2つの誘電体板の間に、
平面回路を構成した基板を設けることによって、平面回
路結合型の誘電体線路を容易に構成できるようになる。
【0035】請求項3に係る発明によれば、実効的誘電
率の高い第1領域と実効的誘電率の低い第2領域とを有
する、誘電体セラミックの積層構造が容易に形成でき
る。また、第2領域内に多数の微小な開口部(孔)を形
成すれば、非伝搬域部分が薄くなることによる強度上お
よび製作上の問題も回避される。
【0036】請求項4に係る発明によれば、開口部を第
2領域の全体にわたって形成しても、非伝搬域部分が薄
くなることによる強度上および製作上の問題が解消され
る。
【0037】請求項5に係る発明によれば、非伝搬域部
分が薄くなることがなく、その強度上および製作上の問
題も回避され、実効的誘電率の高い第1領域と実効的誘
電率の低い第2領域とを有する誘電体セラミックの積層
構造が容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体線路の分解斜視図
である。
【図2】同誘電体線路の斜視図である。
【図3】第2の実施形態に係る誘電体線路の製造途中に
おける分解斜視図である。
【図4】同誘電体線路の製造途中における斜視図であ
る。
【図5】同誘電体線路の断面図である。
【図6】同誘電体線路の他の状態における断面図であ
る。
【図7】第3の実施形態に係る誘電体線路の製造途中に
おける分解斜視図である。
【図8】同誘電体線路の断面図である。
【図9】第4の実施形態に係る誘電体線路の断面図であ
る。
【図10】第5の実施形態に係る誘電体線路の分解斜視
図である。
【図11】同誘電体線路の断面図である。
【図12】第6の実施形態に係る誘電体線路の断面図で
ある。
【図13】第7の実施形態に係る誘電体線路の分解斜視
図である。
【図14】同誘電体線路の断面図である。
【図15】従来の誘電体線路の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2−シート状誘電体セラミック 1a,1b,1c−誘電体ストリップ部 1w=枠部 3−高誘電率部 4−低誘電率部 5−電極膜 6−低誘電率誘電体 7−高誘電率誘電体 8−基板 11−誘電体ストリップ 11′−誘電体板 12−導電体板 Ha,Hb−開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 篤 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行な2つの導電体平面の間に誘電体
    ストリップを配してなる誘電体線路において、 シート状誘電体セラミックを積層焼成して、実効的誘電
    率の高い第1領域と、この第1領域に比べて実効的誘電
    率の低い第2領域とを形成し、その外面に電極膜を形成
    することによって、前記第1領域を前記誘電体ストリッ
    プとし、前記電極膜を前記導電体平面としたことを特徴
    とする誘電体線路。
  2. 【請求項2】 略平行な2つの導電体平面の間に誘電体
    ストリップを配してなる誘電体線路において、 それぞれ、シート状誘電体セラミックを積層焼成して実
    効的誘電率の高い第1領域と、この第1領域に比べて実
    効的誘電率の低い第2領域とを形成するとともに一方の
    主面に電極膜を形成した2つの誘電体板を、前記電極形
    成面を外側にして前記第1領域同士を対向させ、前記第
    1領域を前記誘電体ストリップとし、前記電極膜を前記
    導電体平面としたことを特徴とする誘電体線路。
  3. 【請求項3】 あらかじめ開口部を形成したシート状誘
    電体セラミックを積層して、前記開口部の積層によって
    前記第2領域を構成したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の誘電体線路。
  4. 【請求項4】 前記第2領域に前記第1領域より低誘電
    率の誘電体を充填したことを特徴とする請求項3に記載
    の誘電体線路。
  5. 【請求項5】 あらかじめ開口部を形成したシート状誘
    電体セラミックを積層し、前記開口部の積層部分に前記
    第2領域より高誘電率の誘電体を充填して前記第1領域
    を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    誘電体線路。
JP9023879A 1997-02-06 1997-02-06 誘電体線路 Pending JPH10224120A (ja)

Priority Applications (6)

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