JP2937421B2 - ディレイライン - Google Patents

ディレイライン

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JP2937421B2
JP2937421B2 JP2156287A JP15628790A JP2937421B2 JP 2937421 B2 JP2937421 B2 JP 2937421B2 JP 2156287 A JP2156287 A JP 2156287A JP 15628790 A JP15628790 A JP 15628790A JP 2937421 B2 JP2937421 B2 JP 2937421B2
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conductor
strip
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delay line
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治文 萬代
義一 児堂
淳 東條
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンピュータや計測器等において信号伝達
を遅延させるために用いるディレイラインに関する。
従来の技術及びその課題 上記ディレイラインとして、第4図に示すように、ア
ルミナ基板等の低誘電率素材よりなる基板21の下表面
に、ほぼ全面にわたり接地導体22が形成され、かつ、上
表面に直線状態にストリップ導体23が形成され、所謂マ
イクロストリップを用いた構成のものが知られている。
ところで、遅延時間の長さによっては、上述の如くス
トリップ導体23を直線状になすと時間が短いため、第5
図に示すようにストリップ導体23を蛇行状態に形成した
ものがあるが、これでも時間が不足する場合には、スト
リップ導体を直線状や蛇行状態になしたディレイライン
を積層し、かつ、ストリップ導体同士を直列状態に接続
することが行われている。
しかしながら、後者のように積層する場合には、全体
が厚肉化するという問題がある。具体的に蛇行状態のス
トリップ導体の場合を例に挙げて説明すると、一般的に
上から見て両ストリップ導体が重なるように積層される
ため、第6図に示す如く、両ストリップ導体32a,32bの
の片側に、この場合にはシールドをも兼ねて外側に接地
導体31a,31cを設けるだけでは足りず、両ストリップ導
体23a,32b間に生じる電磁気的な結合を防止すべく、両
ストリップ導体32a,32b間にも接地導体31bを必要とし、
厚肉化していた。なお、直線状のストリップ導体の場合
も同様である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、ス
トリップ導体を2本積層したタイプにおいて薄肉化が図
れるディレイラインを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、複数の誘電体層を積層してなる積層体を挟
んで両側に接地導体が形成され、前記積層体の内部に、
両接地導体から離隔し、かつ一方の接地導体に対する離
隔距離を変えた2平面上に夫々一本の蛇行した線路とし
て導体が、両導体相互に積層方向において近接する部分
をほぼ直交させた状態で設けられていると共に、この両
導体が外部電極またはビアホールによって電気的に直列
接続されていることを特徴とする。
作用 本発明にあっては、接地導体で両側を挟まれた誘電体
層の内部に、一本の線路を構成する導体一対が、これら
両導体の近接する部分がほぼ直交する状態で設けられて
いるので、両導体間で電磁気的な結合が発生しがたく、
この結果、両導体間には接地導体が不要となる。
実施例 第1図は本発明に係るディレイラインを示す分解斜視
図、第2図はそれを一体化した状態を示す斜視図であ
る。このディレイラインは、第1図に示す5枚の誘電率
の低い素材からなる誘電体層1〜5を積層してなる積層
体10の側面部分に、入力用外部電極11、出力用外部電極
12、中継用(接続用)外部電極13及びアース用外部電極
14が形成された構成となっており、焼成により作製され
ている。
具体的には、焼成により前記誘電体層となるグリーン
シート1を最上層とし、その下に以下の順で上面に接地
導体6が形成されたグリーンシート2と、上面に一本の
線路を構成する導体7(以下、これをストリップ導体7
という。)が形成されたグリーンシート3と、上面に一
本の線路を構成する導体8(以下、これをストリップ導
体8という。)が形成されたグリーンシート4と、上面
に接地導体9が形成されたグリーンシート5が、積層さ
れた積層体10の4箇所の側面及びこれに繋がる上下面部
分に、上記各部電極11〜14が印刷等により形成されたも
のを同時焼成して作製されている。この焼成によりグリ
ーンシート1〜5は一体化する。なお、外部電極11〜14
は焼成した後に形成してもよい。
上述した接地導体6,9、ストリップ導体7,8及び各電極
11〜14の材料としては、例えばCu等の導電材料を使用し
ている。また、グリーンシート1〜5については、誘電
率の低い素材を使用するのが好ましい。特に、ストリッ
プ導体や電極等と同時焼成を行う場合には、低温げ焼結
が可能な材質、例えばガラスとフィラー(アルミナ、シ
リカなど)を組み合わせた複合材料やがガラスセラミッ
ク等を使用するとよい。
前記2つの接地導体6,9には、夫々接続片6a,9aが積層
体10の側面に達する状態で形成され、これら接続片6a,9
aはアース用外部電極14と接触されていて、接地導体6,9
はアースとして機能する。
これら接地導体6,9にて挟まれたストリップ導体7及
び8は、両端7a,7b,8a,8bが積層体10の側面に達する状
態で形成され、ストリップ導体7の一端7aは入力用外部
電極11に、ストリップ導体8の一端8aは出力用外部電極
12に接続され、ストリップ導体7,8の他端7b,8bは中継用
(接続用)外部電極13を介して接続されている。従っ
て、ストリップ導体7,8は、入力用外部電極11と出力用
外部電極12の間において直列状態で電気的に接続されて
いる。
このように電気的に接続された両ストリップ導体7,8
は、共に蛇行状態に形成され、第3図に示す如く、平面
視で両ストリップ導体7(実線)と8(破線)が接近す
る部分Aが相互に直交するようになっている。このた
め、両ストリップ導体7と8の間では全長に亘って電磁
気的な結合が起こりがたい。
したがって、本発明のようなディレイラインの場合、
従来では必要であった2本のストリップ導体間の接地導
体を省略でき、薄肉とすることが可能となる。
なお、上記実施例では明言していないが、各ストリッ
プ導体7,8は、蛇行状態となすべく湾曲させている部分
の数や、その間の直線部分の長さ寸法について、所望の
遅延時間を確保する上で必要な任意の数や長さ寸法にな
したものを用いることもできる。
また、ストリップ導体としては、全体的に蛇行状態と
したものに限らず、直線部分と蛇行部分を組合わせたも
のや、なだらかな直線で形成したもの、或いは直線で形
成したものであっても適用できる。要は、2つのストリ
ップ導体が接近する部分をほぼ直行させることができる
形状であればどのような形状であっても構わない。
更に、ストリップ導体7,8間の接続は、積層体10の外
表面上の外部電極13で行うものに限らず、積層体10の内
部にビアホールを形成し、これを用いて行ってもよい。
また、接地導体6,9間の接続についても同様に、接続片6
a,9aと外部電極14を介して行うものに限らず、積層体の
内部にビアホールを形成し、このビアホールを介して両
接地導体6,9間を接続するようにしてもよい。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、2つの接地
導体の間に2本のストリップ導体が形成され、しかも相
互に接近する部分がほぼ直行するようにしてあるので、
両ストリップ導体間の電磁気的結合をきわめて小さくで
き、よって従来では必要であった両ストリップ導体間の
接地導体を不要にできるので、従来品よりも薄くできる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディレイラインを示す分解図、第
2図はそれを一体化した状態を示す外観斜視図、段酸は
第1図に示す2つのストリップ導体7と8を示す平面
図、第4図及び第5図は従来のディレイラインを示す斜
視図、第6図は積層タイプの従来のディレイラインを示
す断面図である。 1〜5…誘電体層、6,9…接地導体、7,8…ストリップ導
体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 淳 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 平1−143403(JP,A) 実開 平2−64203(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の誘電体層を積層してなる積層体を挟
    んで両側に接地導体が形成され、前記積層体の内部に、
    両接地導体から離隔し、かつ一方の接地導体に対する離
    隔距離を変えた2平面上に夫々一本の蛇行した線路とし
    ての導体が、両導体相互に積層方向において近接する部
    分をほぼ直交させた状態で設けられていると共に、この
    両導体が外部電極またはビアホールによって電気的に直
    列接続されていることを特徴とするディレイライン。
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