JP2003068734A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003068734A JP2001252729A JP2001252729A JP2003068734A JP 2003068734 A JP2003068734 A JP 2003068734A JP 2001252729 A JP2001252729 A JP 2001252729A JP 2001252729 A JP2001252729 A JP 2001252729A JP 2003068734 A JP2003068734 A JP 2003068734A
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insulating layer
stress relaxation
semiconductor device
wiring
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Katsumi Mori
克己 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば0.13μm世代以下のデザインルー
ルであっても、隣接する配線層間の埋め込み性に優れた
層間絶縁層を有する半導体装置、およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 半導体装置100は、基体10上に所定
のパターンで配置された配線層12と、基体10上に所
定のパターンで配置された応力緩和層22と、配線層1
2および応力緩和層22を覆い、かつ、流動性絶縁体か
ら形成される平坦化絶縁層26と、を有する。層間絶縁
層20は、さらに、ベース絶縁層24およびキャップ絶
縁層28を有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特に配線層の間隔が狭い場合でも
配線層間に良好に絶縁層が埋め込まれた層間絶縁層を有
する半導体装置、およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】LSI
などの半導体装置においては、素子の微細化,高密度化
および多層化にともない、配線層の幅が小さくなり、ま
た配線層の間隔も小さくなっている。たとえば、0.1
3μm世代のデザインルールでは、一例を挙げると、金
属配線層の最小ライン幅は0.20μmであり、最小間
隔は0.22μmである。このような狭いスペースの配
線層の間では、CVD法を用いた酸化シリコンで埋め込
みを行っても配線層の間隔が狭いため、埋め込んだ酸化
シリコン層にボイドが発生し、埋め込み不良を生じる。
【0003】SOG(Spin On Glass)といわれる塗布
酸化シリコンは、有機溶媒中に溶解した絶縁膜材料をウ
エハ上に回転塗布し、その後の熱処理により硬化され
る。このようなSOGは、流動性が高いために埋め込み
性に優れている。しかし、SOGは、キュアと呼ばれる
熱硬化のための熱処理を行うと、有機溶媒が蒸発する際
にSOG層の収縮が生じる。
【0004】本願発明者によれば、例えば0.13μm
世代のデザインルールの配線層間に、層間絶縁層として
SOG層を用いると、SOG層の収縮によって配線層に
厚さ方向の圧縮力が作用し、特にアルミニウムなどの金
属配線層に変形を生じやすいことが確認されている。配
線層が変形すると、配線信頼性やマイグレーション耐性
が低下することがある。そして、配線層の変形は、特に
孤立したパターンの配線層に顕著に生じやすい。
【0005】本発明の目的は、例えば0.13μm世代
以下のデザインルールであっても、隣接する配線層間の
埋め込み性に優れた層間絶縁層を有する半導体装置、お
よびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体装
置は、基体上に所定のパターンで配置された配線層と、
前記基体上に所定のパターンで配置され、前記配線層と
同じ材質を有する応力緩和層と、前記配線層および前記
応力緩和層を覆い、かつ、流動性絶縁体から形成される
平坦化絶縁層を少なくとも有する層間絶縁層と、を含
む。
【0007】本発明の半導体装置は、配線層の相互間に
所定のパターンの応力緩和層を有することにより、配線
層の相互間を埋める平坦化絶縁層によって配線層に圧縮
力が作用するとしても、この圧縮力が応力緩和層によっ
て吸収される。その結果、配線層に作用する圧縮力を相
対的に小さくすることができ、圧縮力による配線層の変
形を防止できる。すなわち、前記応力緩和層は、主とし
て、前記平坦化絶縁層による前記配線層への圧縮力を緩
和できるように配置されればよい。本発明は、圧縮力に
よって変形しやすい金属配線層が形成された層に好まし
く適用される。
【0008】前記平坦化絶縁層は、塗布法あるいは流動
性CVD法によって形成された、酸化シリコン層あるい
はそれ以外の低誘電率絶縁層で構成できる。ここで、
「低誘電率絶縁層」とは、比誘電率が典型的には3.0
以下の値を有する層をいう。
【0009】前記応力緩和層は、前記平坦化絶縁層より
緻密で機械的強度が大きいことが望ましく、例えば前記
配線層と同一の工程で形成された導電層で構成できる。
また、前記応力緩和層は、少なくとも疎パターン領域に
配置されることができる。疎パターン領域では、密パタ
ーン領域に比べて、配線層が平坦化絶縁層の圧縮力の影
響を受けやすいことから、応力緩和層を設ける必要性が
高い。ここで、「密パターン領域」とは、例えば使用デ
ザインルールにおける配線層の最小間隔で配置された、
配線密度の大きい領域をいう。「疎パターン領域」と
は、例えば、配線層が孤立して存在する領域あるいは配
線密度が前記密パターン領域より小さい領域をいう。ま
た、本発明における「デザインルール」とは、ITRS
(International Technology Roadmap for Semicon
ductor)2000で明記された各種デザインルールを意
味する。
【0010】前記応力緩和層は、使用デザインルールに
おいて、該応力緩和層が形成される配線層の最小ライン
幅および最小間隔を有することができる。また、前記応
力緩和層は、化学的機械研磨(CMP)におけるディッ
シングの発生を防止するために設けられる、いわゆるダ
ミーパターンと異なるパターンを有することができる。
【0011】前記層間絶縁層は、さらに、前記配線層お
よび前記応力緩和層の上に形成されたベース絶縁層と、
前記平坦化絶縁層の上に形成されたキャップ絶縁層を有
することができる。
【0012】本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
基体上に所定のパターンで配線層および応力緩和層が形
成される工程と、前記配線層および前記応力緩和層を覆
うように、流動性絶縁体から平坦化絶縁層が形成される
工程と、を含む。
【0013】この製造方法では、前記配線層と前記応力
緩和層とは、同じ工程で形成することができる。
【0014】前記平坦化絶縁層が形成される工程は、塗
布法、あるいは流動性CVD法によって行うことができ
る。
【0015】本発明の製造方法は、さらに、前記配線層
および前記応力緩和層の上にベース絶縁層が形成される
工程と、前記平坦化絶縁の上にキャップ絶縁層が形成さ
れる工程と、を有することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照しながら説明する。
【0017】[デバイス]まず、本実施の形態に係る半
導体装置について説明する。図5は、本実施の形態に係
る半導体装置100の要部を模式的に示す断面図であ
り、図2は、半導体装置100の一部の層を模式的に示
す平面図である。
【0018】半導体装置100は、基体10上に形成さ
れた、配線層12(12a,12b)と、配線層12を
覆うように形成された層間絶縁層20とを有する。ここ
で、「基体」とは、1つの層間絶縁層20の下の構造体
を示す。たとえば、層間絶縁層20が第2層目の層間絶
縁層の場合、基体10は、図示しない、半導体基板と、
この半導体基板上に形成された、素子分離領域,MOS
FETなどの半導体素子および配線層と、第1層目の層
間絶縁層などから構成される。本発明が適用される層間
絶縁層20は、どの位置の層間絶縁層であってもよい
が、特に、金属配線層を覆うための層間絶縁層に好まし
く適用することができる。
【0019】図5および図2に示す例では、密パターン
領域14aの配線層12aと、疎パターン領域14bの
配線層12bとを示している。配線層12a,12b
は、たとえば、アルミニウム,アルミニウム合金,銅,
銅合金などを中心とした金属材料で構成することができ
る。
【0020】応力緩和層22は、基体10上において、
配線層12の間に所定のパターンで配置されている。応
力緩和層22のパターンは、特に限定されず、たとえば
図2に示すように連続的であってもよく、あるいはブロ
ック状の層を不連続に配置したものでもよい。応力緩和
層22は、応力の緩和機能を考慮すると、図2に示した
ように、少なくとも配線層12が延びる方向(長さ方
向)に連続していることが好ましい。このように応力緩
和層22を配置することで、応力を均一に吸収できる。
【0021】応力緩和層22は、少なくとも、疎パター
ン領域14bに形成される。ようするに応力緩和層22
は、配線層12の相互間に配置されることにより、平坦
化絶縁層26の圧縮力が配線層12に与える影響を抑
え、配線層12の変形などを防止できる程度に配置され
る。また、応力緩和層22は、使用デザインルールにお
ける配線層の最小間隔および最小ライン幅で形成するこ
とができる。例えば、0.13μm世代のデザインルー
ルでは、一例を挙げると、金属配線層の最小ライン幅は
0.20μmであり、最小間隔は0.22μmである。
応力緩和層22をこのようなルールによって形成するこ
とにより、平坦化絶縁層26の圧縮力が配線層12に与
える影響を最小限に抑えることができる、微細パターン
の応力緩和層を形成できる。
【0022】本発明の応力緩和層は、CMPでの平坦性
をよくするために形成されるいわゆるダミーパターン
と、以下の点で異なる。すなわち、ダミーパターンは、
基板全面の平坦度を上げたり、CMPでの基板全面の研
磨均一性を上げるために形成することから、このような
ダミーパターンはウェハの全面に規則性を持って配置さ
れる。これに対し、本発明の応力緩和層は、上述した応
力の緩和機能を達成するために特定の領域に設けること
ができ、ウェハ全面にわたって規則的に配置されなくと
もよい。
【0023】また、本実施の形態では、必要に応じて、
図2に示すように、応力緩和層22のパターンと異なる
パターンを有する、CMPのためのダミーパターン30
を設けてもよい。ダミーパターン30は、配線層12お
よび応力緩和層22と同じ材質であってもよい。この場
合、ダミーパターン30は、配線層12および応力緩和
層22と同じ工程で形成することができる。図示の例で
は、ダミーパターン30は、応力緩和層22より大きい
幅を有し、例えば2.0μmの径を有する矩形のパター
ンで、規則的に配置されている。
【0024】配線層12および応力緩和層22を覆う層
間絶縁層20は、ベース絶縁層24、平坦化絶縁層26
およびキャップ絶縁層28を有する。
【0025】ベース絶縁層24は、配線層12と平坦化
絶縁層26とが直接接触することを避けるために形成さ
れる層である。後に詳述する平坦化絶縁層26は、一般
的にポーラスな構造で吸湿性も高いため、配線層と直接
接触した場合には、配線が腐食したり、層自体の強度が
弱いために層間絶縁層にクラックなどが生ずることがあ
る。このような問題を避けるために、ベース絶縁層24
は、通常、緻密で機械的強度の大きなシリコン酸化層に
よって形成することができる。このようなシリコン酸化
層は、たとえば、SiH4−O2系の常圧CVD、SiH
4−N2O系,TEOS−O2系のプラズマCVD、Si
4−O2系の高密度プラズマCVDなどのCVD法によ
って得られる、酸化シリコン層によって形成することが
できる。各CVD法に用いられるガス種は、上記のもの
に限定されず、各種のガス種を用いることができる。ま
た、ベース絶縁層24は、上述した機能を有する程度の
膜厚、たとえば10〜50nmを有する。
【0026】平坦化絶縁層26は、段差被覆性が優れた
流動性絶縁体から形成される。このような流動性絶縁体
としては、塗布法によって得られるSOGと、流動性C
VDによって得られる酸化シリコンとに大別される。平
坦化絶縁層26の材質は、SOGあるいは流動性CVD
法によって形成された酸化シリコンのいずれであっても
よいが、簡便な設備での成膜が可能であって経済性が高
いことから、SOGを好ましく用いることができる。
【0027】SOGあるいは流動性CVDによる酸化シ
リコンとしては、特に限定されず、一般的に用いられて
いるものを適用することができる。
【0028】SOGは、絶縁膜材料を有機溶媒に溶解し
たものをウエハ上に回転塗布し、塗布後の熱処理工程に
より形成することができる。一般的な熱処理工程は、乾
燥,およびベイクと呼ばれる溶媒を除去するための熱処
理と、キュアと呼ばれる熱硬化を行うための熱処理とか
らなる。SOGは、無機SOGと有機SOGに大別さ
れ、無機SOGとしては、シリケート系,アルコキシシ
リケート系およびポリシラザン系などが挙げられる。
【0029】流動性CVDにおいては、基体上に流動性
を有する反応中間体を堆積させ、その後熱処理などによ
り反応中間体を完全な酸化膜に変化させる。このような
流動性CVDとしては、以下に示すようないくつかの方
法が知られている。
【0030】(a)TEOSとO3の熱CVD(温度;
400℃程度) (b)Si(CH34とO2のプラズマ反応(基板温
度;−20〜−40℃) (c)TEOSとH2Oのプラズマ反応(基板温度;6
0〜120℃) (d)SiH4とO2のプラズマ反応(基板温度;−80
℃以下) (e)SiH4とH22の減圧下での熱処理反応(基板
温度;0℃付近) 流動性絶縁体から形成される平坦化絶縁層26は、SO
Gにおいては流体の状態で、流動性CVDにおいては流
動性を有する反応中間体の状態で、それぞれ基体上に層
が形成されることから、非常に優れた段差被覆性を有す
る。その結果、たとえば0.13μm世代以下の使用デ
ザインルールの最小間隔で配置された密パターン領域1
4aの配線層12a,12aの相互間においても、ボイ
ドを発生することなく良好な埋め込み性を有する絶縁層
を形成することができる。また、配線層12の相互間の
みならず、配線層12と応力緩和層22との間、あるい
は応力緩和層22の相互間においても優れた埋め込み性
を有する絶縁層を形成することができる。
【0031】キャップ絶縁層28は、ベース絶縁層24
と同様の理由により平坦化絶縁層26に接して形成され
る。層間絶縁層20がCMPにより平坦化される場合に
は、キャップ絶縁層28は、CMPによって研磨される
厚みを考慮して成膜される。また、キャップ絶縁層28
の成膜方法および材質としては、ベース絶縁層24と同
様のものを用いることができる。
【0032】本発明の半導体装置によれば、以下のよう
な作用効果を有する。
【0033】本実施の形態の半導体装置100は、配線
層12の相互間、特に、疎パターン領域14bにおい
て、所定のパターンの応力緩和層22を有する。このこ
とにより、配線層12の相互間を埋める平坦化絶縁層2
6が圧縮力を有するとしても、この圧縮力が応力緩和層
22によって吸収される。その結果、配線層12に作用
する圧縮力を相対的に小さくすることができ、圧縮力に
よる配線層12の変形を防止できるる。たとえば0.1
3μm世代以下のデザインルールであって、配線層の最
小間隔が0.18〜0.22μmである配線層であって
も、本実施の形態によれば平坦化絶縁層26の圧縮力に
よって配線層がつぶれるなどの変形を生ずることがな
い。
【0034】本実施の形態の半導体装置100によれ
ば、大きい機械的強度が得にくい平坦化絶縁層26を用
いていても、ある密度で応力緩和層22が平坦化絶縁層
26中に存在し、その収縮力(配線層12および応力緩
和層22に対しては圧縮力)を吸収するため、平坦化絶
縁層26にクラックなどが生じない。
【0035】また、応力緩和層22は、CMPにおける
ディッシングと呼ばれる研磨不良を防止するためのダミ
ーパターンとしても機能することができる。
【0036】[製造方法]つぎに、図5に示す半導体装
置100を製造するための方法の一例について説明す
る。図1〜図4は、この製造方法の工程を模式的に示す
断面図であり、図2のA−A線に沿った部分を示す。
【0037】(a)図1および図2に示すように、基体
10上に、金属などからなる導電層を形成した後、一般
的に用いられるリソグラフィおよびエッチングを用いて
導電層をパターニングし、配線層12および応力緩和層
22を形成する。また、この工程では、図2に示すよう
に、必要に応じて、CMPにおけるディッシングを防止
するためのダミーパターン30を形成することができ
る。図1に示す例では、密パターン領域14aでの配線
層12を「12a」と示し、疎パターン領域14bでの
配線層12を「12b」と示す。導電層を構成する金属
については、すでに述べたので、ここでは記載しない。
【0038】(b)ついで、図3に示すように、配線層
12(12a,12b)および応力緩和層22が形成さ
れた基体10上に、ベース絶縁層24を既に述べたCV
D法によって全面的に形成する。
【0039】(c)ついで、図4に示すように、ベース
絶縁層24上に、流動性絶縁体からなる平坦化絶縁層2
6を形成する。平坦化絶縁層26は、少なくともベース
絶縁層24を覆い、かつ、配線層12の相互間、配線層
12と応力緩和層22との間、ならびに応力緩和層22
の相互間を絶縁層によって充填するように形成される。
【0040】(d)ついで、図5に示すように、平坦化
絶縁層26上に、キャップ絶縁層28を全面的に形成す
る。このキャップ絶縁層28は、平坦化絶縁層26の表
面の凹凸を十分に埋め、さらに必要に応じて用いられる
CMPによって研磨される厚さを有する。図5に示す例
では、キャップ絶縁層28は、CMPによってその上面
が平坦化された状態を示す。
【0041】上記工程(b),(c),(d)で形成さ
れた、ベース絶縁層24,平坦化絶縁層26およびキャ
ップ絶縁層28によって層間絶縁層20が構成される。
【0042】以上、本発明の一実施の形態について述べ
たが、本発明はこれに限定されず、発明の要旨の範囲内
で各種の態様を取りうる。例えば、本発明は、例えば、
塗布法あるいは流動性CVD法を用いて形成される低誘
電率絶縁層を層間絶縁層として用いる場合にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
方法の一工程を模式的に示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる半導体装置を模式
的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 基体 12,12a,12b 配線層 14a 密パターン領域 14b 疎パターン領域 20 層間絶縁層 22 応力緩和層 24 ベース絶縁層 26 平坦化絶縁層 28 キャップ絶縁層 30 ダミーパターン 100 半導体装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に所定のパターンで配置された配
    線層と、 前記基体上に所定のパターンで配置され、前記配線層と
    同じ材質を有する応力緩和層と、 前記配線層および前記応力緩和層を覆い、かつ、流動性
    絶縁体から形成される平坦化絶縁層を少なくとも有する
    層間絶縁層と、を含む半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記平坦化絶縁層は、塗布法によって形成された、酸化
    シリコン層あるいはそれ以外の低誘電率絶縁層である、
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記平坦化絶縁層は、流動性CVD法によって形成され
    た、酸化シリコン層あるいはそれ以外の低誘電率絶縁層
    である、半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記応力緩和層は、少なくとも疎パターン領域に配置さ
    れる、半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記応力緩和層は、使用デザインルールにおける配線層
    の最小ライン幅および最小間隔を有する、半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、 前記層間絶縁層は、さらに、前記配線層および前記応力
    緩和層の上に形成されたベース絶縁層と、前記平坦化絶
    縁層の上に形成されたキャップ絶縁層を有する、半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 基体上に所定のパターンで配線層および
    応力緩和層が形成される工程と、 前記配線層および前記応力緩和層を覆うように、流動性
    絶縁体から平坦化絶縁層が形成される工程と、を含む半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記平坦化絶縁層が形成される工程は、塗布法によって
    行われる、半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記平坦化絶縁層が形成される工程は、流動性CVD法
    によって行われる、半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかにおい
    て、 さらに、前記配線層および前記応力緩和層の上にベース
    絶縁層が形成される工程と、前記平坦化絶縁層の上にキ
    ャップ絶縁層が形成される工程と、を有する、半導体装
    置の製造方法。
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