JP3428556B2 - マスクデータの生成方法、マスクおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

マスクデータの生成方法、マスクおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3428556B2
JP3428556B2 JP2000072413A JP2000072413A JP3428556B2 JP 3428556 B2 JP3428556 B2 JP 3428556B2 JP 2000072413 A JP2000072413 A JP 2000072413A JP 2000072413 A JP2000072413 A JP 2000072413A JP 3428556 B2 JP3428556 B2 JP 3428556B2
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    • H01L21/3105After-treatment
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    • H01L21/31053Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクデータの生
成方法、マスクおよびコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関し、特にトレンチ素子分離領域を形成するため
の、マスクデータの生成方法、マスクおよびコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【背景技術】近年、半導体素子(たとえばMOSトラン
ジスタ)の微細化に伴い、素子分離領域の微細化が必要
となっている。素子分離領域の微細化を達成するため、
トレンチ素子分離技術が検討されている。トレンチ素子
分離技術は、基板上の半導体素子間にトレンチを設け、
このトレンチに絶縁材を充填することによって、半導体
素子間を分離する技術である。次に、この技術の一例を
説明する。
【0003】図18は、従来のトレンチ素子分離技術を
利用した、トレンチ素子分離領域の形成工程を模式的に
示す断面図である。
【0004】図18(a)に示すように、トレンチ11
6を有するシリコン基板110上に、絶縁層121を形
成する。このシリコン基板110の実効凸部領域130
の上には、研磨ストッパ層114が形成されている。実
効凸部領域130と研磨ストッパ層114との間には、
パッド層112が介在されている。
【0005】次に、図18(b)に示すように、研磨ス
トッパ層114をストッパとして、絶縁層121を平坦
化する。この絶縁層121の平坦化は、化学的機械的研
磨法(以下「CMP法」という)により行われる。
【0006】そして、図18(c)に示すように、研磨
ストッパ層114を除去することにより、トレンチ絶縁
層120が形成され、トレンチ素子分離領域124が完
成する。
【0007】しかし、図18(b)に示すように、デバ
イスの設計上、互いに密に形成された実効凸部領域13
0と、孤立した実効凸部領域130とが形成される場合
がある。このような場合、たとえば次の問題が生じる。
【0008】CMP法で絶縁層121を平坦化する際
に、孤立した実効凸部領域130における研磨ストッパ
層114が、極端に削られてしまう現象が生じる。一
方、互いに密に形成された実効凸部領域130における
研磨ストッパ層114は、孤立した実効凸部領域130
に比べると、削られない。この現象は、実効凸部領域1
30のパターン密度により、研磨レートが相違すること
から生じる。つまり、孤立した実効凸部領域130にお
ける研磨ストッパ層114には、研磨圧力が集中してし
まう。その結果、孤立した実効凸部領域130における
研磨レートが、互いに密に形成された実効凸部領域13
0における研磨レートに比べて速くなってしまう。この
ため、孤立した実効凸部領域130における研磨ストッ
パ層114の研磨が、過剰に進んでしまうことになる。
【0009】このように、孤立した実効凸部領域130
における研磨ストッパ層114が極端に削られると、た
とえば、得られるトレンチ絶縁層120の膜厚がばらつ
くなどの不具合が生じる(図18(c)参照)。また、
研磨ストッパ層114がその機能を発揮することができ
なくなるという不具合も生じる。さらに、孤立した実効
凸部領域130が削られると、研磨布がたわみ、互いに
密に形成された実効凸部領域130における研磨ストッ
パ層114において、エロージョン(erosion)が生じ
る。エロージョンとは、研磨ストッパ層114の角部1
14aが削られる現象をいう。また、研磨布がたわむ
と、絶縁層121の上部においてディッシング(dishin
g)が生じる。ディッシングとは、絶縁層121の上部
の形状が皿状になる現象をいう。
【0010】以上の問題を解決するために、図19に示
すように、トレンチ116内に、ダミー凸部領域132
を形成する技術が提案されている。ダミー凸部領域13
2を形成することにより、研磨圧力がダミー凸部領域1
32に分散され、孤立した実効凸部領域130に研磨圧
力が集中するのを抑えることができる。その結果、孤立
した実効凸部領域130における、研磨レートが速くな
るのを抑えることができる。このため、ダミー凸部領域
132を形成することにより、孤立した実効凸部領域1
30が削られるのを抑えることができる。
【0011】ダミー凸部領域132を形成した技術は、
特開平9−107028号公報、特開平9−18115
9号公報、特開平10−92921号公報、特開平11
−26576号公報、米国特許第5,885,856号
および米国特許第5,902,752号において、開示
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トレ
ンチ素子分離領域内に、ダミー凸部領域を所定のパター
ンで形成する際に使用する、マスクデータの生成方法、
マスクおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(マスクデータの生成方
法) (A)本発明の第1のマスクデータの生成方法は、半導
体装置の製造方法に適用されるマスクデータの生成方法
であって、前記半導体装置は、半導体基板に設けられた
トレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素子分離領域内
に設けられた、複数のダミー凸部領域と、を有し、行方
向と交差する方向に沿って伸びる、第1の仮想直線を想
定すると、前記第1の仮想直線と前記行方向とのなす角
は、2〜40度であり、前記ダミー凸部領域は、前記第
1の仮想直線上に位置するように、配置され、以下の工
程(a)〜(c)を含む。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
排除る、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0014】ここで、「行方向」とは、たとえば、制限
領域などを考慮して想定される、一の方向である。
【0015】本発明によれば、たとえば次の2つの作用
効果が奏される。
【0016】(1)本発明によれば、ダミーパターン
は、ダミー凸部領域が第1の仮想直線上に位置して配置
されるように、設定されている。この第1の仮想直線と
行方向とのなす角は、2〜40度である。つまり、同一
の第1の仮想直線上にあって、行方向に隣り合うダミー
凸部領域が、互いに列方向にずれて形成されるように、
ダミーパターンは設定される。このため、行方向に隣り
合うダミーパターンは、互いに列方向にずれて設定され
る。その結果、工程(c)において、行方向に伸びる制
限領域パターンの付近においても、ダミーパターンを密
に設定することが、容易となる。つまり、制限領域パタ
ーン内に、あるダミーパターンが重なる場合でも、制限
領域パターンの付近において、他のダミーパターンが、
確実に発生する。これによって、制限領域パターン間の
間隔が狭い領域においても、確実にダミーパターンを設
定することができる。その結果、次の効果を奏すること
ができる。
【0017】すなわち、トレンチ内にダミー凸部領域を
形成する際、制限領域の付近において、確実にダミー凸
部領域を形成することができる。したがって、トレンチ
内に充填された絶縁層を研磨する際、制限領域の付近に
おいても、ダミー凸部領域に、研磨圧力を確実に分散さ
せることができる。
【0018】(2)また、本発明においては、制限領域
パターンに少なくとも部分的に重なる前記ダミーパター
および接する前記ダミーパターン排除る。このた
め、後に詳述するように、ダミー凸部領域のパターン飛
びや、絶縁層を研磨する際においてスクラッチ(scratc
h)が生じるのを、確実に防止することができる。
【0019】前記第1の仮想直線間において、所定の間
隔が置かれていることが好ましい。前記間隔は、1〜1
6μmであることがさらに好ましい。
【0020】前記ダミー凸部領域は、該ダミー凸部領域
の中心が、前記第1の仮想直線上に位置するように、配
置されていることが好ましい。
【0021】(B)本発明の第2のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、列方向と交差する方向に沿って伸びる、第2の
仮想直線を想定すると、前記第2の仮想直線と前記列方
向とのなす角は、2〜40度であり、前記ダミー凸部領
域は、前記第2の仮想直線上に位置するように、配置さ
れ、以下の工程(a)〜(c)を含む。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
排除る、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0022】ここで「列方向」とは、行方向と直交する
方向であり、たとえば、制限領域などを考慮して想定さ
れる、一の方向である。
【0023】本発明によれば、たとえば次の2つの作用
効果が奏される。
【0024】(1)本発明によれば、ダミーパターン
は、ダミー凸部領域が第2の仮想直線上に位置して配置
されるように、設定されている。この第2の仮想直線と
列方向とのなす角は、2〜40度である。つまり、同一
の第2の仮想直線上にあって、列方向に隣り合うダミー
凸部領域が、互いに行方向にずれて形成されるように、
ダミーパターンは設定される。このため、列方向に隣り
合うダミーパターンは、互いに行方向にずれて設定され
る。その結果、工程(c)において、列方向に伸びる制
限領域パターンの付近においても、ダミーパターンを密
に設定することが、容易となる。つまり、制限領域パタ
ーン内に、あるダミーパターンが重なる場合でも、制限
領域パターンの付近において、他のダミーパターンが、
確実に発生する。これによって、制限領域パターン間の
間隔が狭い領域においても、確実にダミーパターンを設
定することができる。このため、本発明によれば、本発
明の第1のマスクデータの生成方法の項において述べた
効果(1)を奏することができる。
【0025】(2)本発明においては、制限領域パター
ンに少なくとも部分的に重なる前記ダミーパターンおよ
び接する前記ダミーパターン排除る。このため、本
発明によれば、本発明の第1のマスクデータの生成方法
の項において述べた効果(2)を奏することができる。
【0026】また、上述の、本発明の第1のマスクデー
タの生成方法と、本発明の第2のマスクデータの生成方
法とを組み合わせた態様であってもよい。このように組
み合わせた態様を有するマスクデータの生成方法によれ
ば、制限領域の付近において、より確実にダミー凸部領
域を形成することができる。
【0027】本発明の第2のマスクデータの生成方法
は、前記第2の仮想直線間において、所定の間隔が置か
れていることが好ましい。前記間隔は、1〜16μmで
あることがさらに好ましい。
【0028】前記ダミー凸部領域は、該ダミー凸部領域
の中心が、前記第2の仮想直線上に位置するように、配
置されていることが好ましい。
【0029】本発明の第1および第2のマスクデータの
生成方法において、ダミー凸部領域は、次の態様のう
ち、少なくともいずれかの態様をとることができる。
【0030】(1)平面形状において、前記トレンチ素
子分離領域の面積に占める、ダミー凸部領域の面積の割
合は、30〜50%である態様である。この割合が30
〜50%の範囲内にあることで、ダミー凸部領域に研磨
圧力を、より効果的に分散させることができる。さら
に、前記割合は、約40%であることが好ましい。
【0031】(2)前記ダミー凸部領域の平面形状は、
ほぼ方形をなす態様である。その形状が、ほぼ方形をな
すことで、ダミー凸部領域の形成が容易となる。前記ダ
ミー凸部領域の平面形状は、ほぼ正方形をなすことが好
ましい。前記ダミー凸部領域の平面形状が、ほぼ正方形
であることにより、より密に、ダミー凸部領域を形成す
ることができる。たとえば、制限領域が直交するような
場所の付近においても、より確実にダミー凸部領域を形
成することができる。このため、複雑なパターンで形成
された制限領域(たとえば、複雑なパターンで形成され
たゲート領域の周囲の禁止区域)の付近においても、よ
り効果的にダミー凸部領域を形成することができる。
【0032】(3)ダミー凸部領域の平面形状が方形の
場合に、前記第1の仮想直線または前記第2の仮想直線
上に配置された、隣り合う前記ダミー凸部領域は、平面
形状において、互いに部分的に対向し合う辺を有する態
様である。対向し合う、前記辺同士の間隔は、前記ダミ
ー凸部領域の一辺より短いことが好ましい。または、対
向し合う、前記辺同士の間隔は、好ましくは0.5〜5
μm、より好ましくは、約1μmである。
【0033】(4)ダミー凸部領域の平面形状が方形の
場合に、前記ダミー凸部領域の一辺の長さは、1μm以
上である態様であることが好ましい。ダミー凸部領域の
一辺の長さが1μm以上であることにより、ダミー凸部
領域を発生させるためのマスクを作成する際において、
マスク作成データ量が増大するのを抑えることができ
る。
【0034】そして、前記ダミー凸部領域の一辺の長さ
は、10μm以下である態様であることが好ましく、さ
らに好ましくは5μm以下の態様である。ダミー凸部領
域の一辺の長さが5μm以下である場合には、トレンチ
内に絶縁層を埋め込む際において、ダミー凸部領域の上
に堆積される絶縁層が厚くなるのを抑えることができ
る。高密度プラズマCVD法を用いて、トレンチ内に絶
縁層を埋め込む際に、特に好適となる。
【0035】特に好ましくは、前記ダミー凸部領域の一
辺の長さは、約2μmである。
【0036】(C)本発明の第3のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域は、平面形状において、正
方形をなし、行方向で隣り合う前記ダミー凸部領域間の
間隔は、該ダミー凸部領域の一辺の長さの、半分であ
り、行方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互いに列
方向にずれ、前記ダミー凸部領域の列方向にずれた幅
は、該ダミー凸部領域の一辺の長さの、半分であり、以
下の工程(a)〜(c)を含む。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0037】ここで、「行方向」および「列方向」は、
本発明の第1および第2のマスクデータの生成方法の項
で説明したものと同様である。
【0038】本発明の第3のマスクデータの生成方法に
よれば、行方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互い
に列方向にずれている。このため、本発明の第3のマス
クデータの生成方法は、本発明の第1のマスクデータの
生成方法と同様の作用効果を奏することができる。
【0039】(D)本発明の第4のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域は、平面形状において、正
方形をなし、列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域間の
間隔は、該ダミー凸部領域の一辺の長さの、半分であ
り、列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互いに行
方向にずれ、前記ダミー凸部領域の行方向にずれた幅
は、該ダミー凸部領域の一辺の長さの、半分であり、以
下の工程(a)〜(c)を含む。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0040】ここで、「行方向」および「列方向」は、
本発明の第1および第2のマスクデータの生成方法の項
で説明したものと同様である。
【0041】本発明の第4のマスクデータの生成方法に
よれば、列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互い
に行方向にずれている。このため、本発明の第4のマス
クデータの生成方法は、本発明の第2のマスクデータの
生成方法と同様の作用効果を奏することができる。
【0042】また、上述の、本発明の第3のマスクデー
タの生成方法と、本発明の第4のマスクデータの生成方
法とを組み合わせた態様であってもよい。このように組
み合わせた態様を有する半導体装置によれば、制限領域
の付近において、より確実にダミー凸部領域を形成する
ことができる。
【0043】本発明の第3および第4の半導体装置にお
いて、前記ダミー凸部領域の一辺の長さは、約2μmで
あることが好ましい。
【0044】本発明の第1〜4のマスクデータの生成方
法において、前記制限領域は、たとえば実効領域と禁止
区域とを有する。この実効領域は、たとえば、アクティ
ブ領域と、ゲート領域と、抵抗として機能するウエル領
域と、nウエルとpウエルとの境界領域とを含む。
【0045】(E)本発明の第5のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程
(a)〜(c)を含む方法により決定される。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程であって、行方向と交差する方向に沿って
伸びる、第1の仮想直線を想定すると、前記第1の仮想
直線と前記行方向とのなす角は、2〜40度であり、前
記ダミーパターンは、前記第1の仮想直線上に位置する
ように、配置され、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
排除る、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0046】ここで、「行方向」とは、たとえば、制限
領域パターンを考慮して想定される、一の方向である。
【0047】本発明によれば、ダミーパターンは、第1
の仮想直線上に位置するように形成されている。この第
1の仮想直線と行方向とのなす角は、2〜40度であ
る。つまり、同一の第1の仮想直線上にあって、行方向
に隣り合うダミーパターンは、互いに列方向にずれて形
成されている。このため、行方向に伸びる制限領域パタ
ーンの付近においても、ダミーパターンを密に配置する
ことが、容易となる。つまり、制限領域パターン内に、
あるダミーパターンが重なる場合でも、制限領域パター
ンの付近において、他のダミーパターンが、確実に配置
される。その結果、制限領域の付近において、ダミー凸
部領域を確実に形成することができる。したがって、ト
レンチ内に充填された絶縁層を研磨する際、制限領域の
付近においても、ダミー凸部領域に、研磨圧力を確実に
分散させることができる。
【0048】また、制限領域パターンの付近において
も、確実にダミーパターンを配置することができるた
め、制限領域パターン間の間隔が狭い領域においても、
確実にダミーパターンを配置することができる。
【0049】また、本発明によれば、本発明の第1のマ
スクデータの生成方法の作用効果(2)を奏することが
できる。
【0050】(F)本発明の第6のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程
(a)〜(c)を含む方法により決定される。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程であって、列方向と交差する方向に沿って
伸びる、第2の仮想直線を想定すると、前記第2の仮想
直線と前記列方向とのなす角は、2〜40度であり、前
記ダミーパターンは、前記第2の仮想直線上に位置する
ように、配置され、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
排除る、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0051】ここで、「列方向」とは、行方向と直交す
る方向であり、たとえば、制限領域パターンなどを考慮
して想定される、一の方向である。
【0052】本発明によれば、ダミーパターンは、第2
の仮想直線上に位置するように形成されている。この第
2の仮想直線と列方向とのなす角は、2〜40度であ
る。つまり、同一の第2の仮想直線上にあって、列方向
に隣り合うダミーパターンは、互いに行方向にずれて形
成されている。このため、列方向に伸びる制限領域パタ
ーンの付近においても、ダミーパターンを密に配置する
ことが、容易となる。つまり、制限領域パターン内に、
あるダミーパターンが重なる場合でも、制限領域パター
ンの付近において、他のダミーパターンが、確実に配置
される。その結果、制限領域の付近においても、ダミー
凸部領域を確実に形成することができる。したがって、
トレンチ内に充填された絶縁層を研磨する際、制限領域
の付近において、ダミー凸部領域に、研磨圧力を確実に
分散させることができる。
【0053】また、制限領域パターンの付近において
も、確実にダミーパターンを配置することができるた
め、制限領域パターン間の間隔が狭い領域においても、
確実にダミーパターンを配置することができる。
【0054】また、本発明によれば、本発明の第1のマ
スクデータの生成方法の作用効果(2)を奏することが
できる。
【0055】また、上述の、本発明の第5のマスクデー
タの生成方法と、本発明の第6のマスクデータの生成方
法とを組み合わせた態様であってもよい。このように組
み合わせた態様を有するマスクデータの生成方法によれ
ば、制限領域パターンの付近において、より確実にダミ
ーパターンを形成することができる。
【0056】(G)本発明の第7のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程
(a)〜(c)を含む方法により決定される。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程であって、前記ダミーパターンは、平面形
状において、正方形をなし、行方向で隣り合う前記ダミ
ーパターン間の間隔は、該ダミーパターンの一辺の長さ
の、半分であり、行方向で隣り合う前記ダミーパターン
は、互いに列方向にずれ、前記ダミーパターンの列方向
にずれた幅は、該ダミーパターンの一辺の長さの、半分
であり、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0057】ここで、「行方向」および「列方向」は、
本発明の第5および第6のマスクデータの生成方法の項
で説明したものと同様である。
【0058】本発明の第7のマスクデータの生成方法に
よれば、行方向で隣り合う前記ダミーパターンは、互い
に列方向にずれている。このため、本発明の第7のマス
クデータの生成方法は、本発明の第5のマスクデータの
生成方法と同様の作用効果を奏することができる。
【0059】(H)本発明の第8のマスクデータの生成
方法は、半導体装置の製造方法に適用されるマスクデー
タの生成方法であって、前記半導体装置は、半導体基板
に設けられたトレンチ素子分離領域と、前記トレンチ素
子分離領域内に設けられた、複数のダミー凸部領域と、
を有し、前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程
(a)〜(c)を含む方法により決定される。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
設定する工程であって、前記ダミーパターンは、平面形
状において、正方形をなし、列方向で隣り合う前記ダミ
ーパターン間の間隔は、該ダミーパターンの一辺の長さ
の、半分であり、列方向で隣り合う前記ダミーパターン
は、互いに行方向にずれ、前記ダミーパターンの行方向
にずれた幅は、該ダミーパターンの一辺の長さの、半分
であり、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
ンとを合成する工程
【0060】ここで、「行方向」および「列方向」は、
本発明の第5および第6のマスクデータの生成方法の項
で説明したものと同様である。
【0061】本発明の第8のマスクデータの生成方法に
よれば、列方向で隣り合う前記ダミーパターンは、互い
に行方向にずれている。このため、本発明の第8のマス
クデータの生成方法は、本発明の第6のマスクデータの
生成方法と同様の作用効果を奏することができる。
【0062】また、上述の、本発明の第7のマスクデー
タの生成方法と、本発明の第8のマスクデータの生成方
法とを組み合わせた態様であってもよい。このように組
み合わせることにより、制限領域パターンの付近におい
て、より確実にダミーパターンを形成することができ
る。
【0063】上述の本発明の第5〜第8のマスクデータ
の生成方法は、次の態様をとることができる。
【0064】前記制限領域は、実効領域と、該実効領域
の周囲に設定された禁止区域とを有し、前記工程(a)
は、前記実効領域を規定する実効領域パターンを設定す
る工程(a−1)、該実効領域パターンの周囲に、前記
禁止区域を規定する禁止区域パターンを設定する工程
(a−2)を含むことができる。
【0065】前記実効領域パターンは、アクティブ領域
パターンと、ゲート領域パターンと、抵抗として機能さ
せる目的で形成されている不純物拡散領域パターンと、
pウエルとnウエルとの境界領域パターンとを含むこと
ができる。
【0066】前記工程(c)の前に、さらに、前記制限
領域パターンを反転させる工程(d)を含むことができ
る。工程(d)を含むことにより、制限領域パターンと
ダミーパターンとの合成を、簡便に行うことができる。
【0067】(マスク)本発明のマスクは、本発明のマ
スクデータの生成方法により得られる。
【0068】本発明のマスクを半導体装置の製造方法に
適用することにより、制限領域の付近に確実にダミー凸
部領域を形成することができる。
【0069】(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発
明のマスクデータの生成方法により得られたマスクデー
タが記録されている。
【0070】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録されたデータに基づいて、本発明のマスクを
作製することができる。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0072】[半導体装置] (デバイスの構造)以下、本発明のマスクデータの生成
方法により得られたマスクを用いて製造された半導体装
置を説明する。半導体装置は、たとえばシリコン基板な
どの半導体基板において、トレンチ素子分離領域を有し
ている。半導体装置の特徴点は、トレンチ素子分離領域
を有する半導体基板の構成の点にある。以下、具体的
に、トレンチ素子分離領域を有する半導体基板の構成を
説明する。図1は、トレンチ素子分離領域を有する半導
体基板の平面図である。図2は、図1におけるA−A線
に沿った断面を模式的に示す断面図である。
【0073】半導体基板10には、制限領域40が設定
されている。制限領域40は、実効領域42と禁止区域
44とを有する。禁止区域44は、実効領域42の周囲
に設定されている。
【0074】実効領域42の具体例は、アクティブ領域
A1,ゲート電極が形成されることになる領域(以下
「ゲート領域」という)A2,抵抗として機能させる目
的で形成されている不純物拡散領域A3,pウエルとn
ウエルとの境界領域A4である。なお、アクティブ領域
A1および抵抗として機能させる目的で形成されている
不純物拡散領域A3は、実効凸部領域30において設定
されている。
【0075】禁止区域44は、後述のダミー凸部領域3
2を発生させない領域をいう。禁止区域44の幅は、た
とえば0.5〜20μm、好ましくは1〜5μmであ
る。
【0076】制限領域40以外の、広いトレンチ素子分
離領域24には、ダミー凸部領域32が形成されてい
る。すなわち、ダミー凸部領域32は、制限領域40内
に掛からないように形成されている。より具体的には、
全体的または部分的に制限領域40に重なるダミー凸部
領域は、完全に排除されている。部分的に制限領域40
に重なるダミー凸部領域も完全に排除することによる利
点は、後述の作用効果の項で詳述する。
【0077】また、後に半導体基板の上に層間絶縁層を
形成し、その層間絶縁層の上に配線層を形成する場合に
は、この配線層が形成される領域の下にも、ダミー凸部
領域32が形成されることが好ましい。
【0078】以下、実効領域42の周囲に禁止区域44
を設ける理由を説明する。
【0079】(1)アクティブ領域について アクティブ領域A1の周囲に禁止区域44を設けない
と、ダミー凸部領域32が、アクティブ領域A1と接し
た状態で形成される場合がある。この場合、たとえば、
アクティブ領域A1とダミー凸部領域32とがショート
してしまい、必要以外の部分がアクティブ領域となって
しまう不具合が生じる。
【0080】(2)ゲート領域について ゲート領域A2の周囲の領域に禁止区域44を設けない
と、ダミー凸部領域32と、ゲート領域とが重なった状
態で形成される場合がある。この場合、必要以外の領域
でゲート領域の下にアクティブ領域が形成され、ゲート
領域とアクティブ領域とで容量結合(charge couple)
が形成されてしまい、本来のトランジスタの特性を劣化
させてしまうなどの不具合が生じる。
【0081】(3)抵抗として機能させる目的で形成さ
れている不純物拡散領域について 抵抗として機能させる目的で形成されている不純物拡散
領域A3の周囲に禁止区域を設けないと、不純物拡散領
域A3上にダミー凸部領域32が形成されるため、不純
物拡散領域A3の抵抗値などが変化するなどの不具合が
生じる。
【0082】(4)nウエルとpウエルとの境界領域に
ついて nウエルとpウエルとの境界領域A4の周囲に禁止区域
44を設けないと、nウエルとpウエルとの境界領域A
4において、ダミー凸部領域32が形成される場合があ
る。この場合、nウエルとpウエルとがダミー凸部領域
32を介して接触してしまい、電流リークが発生するな
どの不具合が生じる。
【0083】以下、ダミー凸部領域32の配置パターン
を説明する。図3は、ダミー凸部領域32の配置パター
ンを説明するための図である。
【0084】ダミー凸部領域32は、第1の仮想直線L
1上に位置するように形成されている。ダミー凸部領域
32は、たとえば、ダミー凸部領域32の中心が、第1
の仮想直線L1の上に位置するように、形成されること
ができる。また、ダミー凸部領域32は、ダミー凸部領
域32の中心ではない他の部分が、第1の仮想直線L1
の上に位置するように、形成されていてもよい。すなわ
ち、ダミー凸部領域32が第1の仮想直線L1上にあれ
ばよい。
【0085】ダミー凸部領域32は、第2の仮想直線L
2上に位置するように形成されている。ダミー凸部領域
32は、たとえば、ダミー凸部領域32の中心が、第2
の仮想直線L2の上に位置するように、形成されること
ができる。ダミー凸部領域32は、ダミー凸部領域32
の中心ではない他の部分が、第2の仮想直線L2の上に
位置するように、形成されていてもよい。すなわち、ダ
ミー凸部領域32が第2の仮想直線L2上にあればよ
い。
【0086】第1の仮想直線L1は、行方向と交差して
いる。第1の仮想直線L1と行方向とのなす角θ1は、
2〜40度であり、好ましくは15〜25度であり、よ
り好ましくは約20度である。ここで「行方向」とは、
たとえば、アクティブ領域、ゲート領域、nウエルとp
ウエルとの境界領域、抵抗として機能させる目的で形成
されている不純物拡散領域,禁止区域などを考慮して想
定される、一の方向である。
【0087】第2の仮想直線L2は、列方向と交差して
いる。第2の仮想直線L2と列方向とのなす角θ2は、
2〜40度であり、好ましくは15〜25度であり、よ
り好ましくは約20度である。ここで「列方向」とは、
行方向と直交する方向であり、たとえば、アクティブ領
域、ゲート領域、nウエルとpウエルとの境界領域、抵
抗として機能させる目的で形成されている不純物拡散領
域,禁止区域などを考慮して想定される、一の方向であ
る。
【0088】第1の仮想直線L1は、複数本想定され、
かつ、所定のピッチで想定される。第1の仮想直線L1
間の間隔は、特に限定されず、たとえば1〜16μmで
あり、好ましくは2〜5μmである。第2の仮想直線L
2は、複数本想定され、かつ、所定のピッチで想定され
る。第2の仮想直線L2間の間隔は、特に限定されず、
たとえば1〜16μmであり、好ましくは2〜5μmで
ある。
【0089】同一の第1の仮想直線L1上に配置され
た、行方向に隣り合うダミー凸部領域32は、互いに列
方向にずれて形成されている。ダミー凸部領域32の列
方向にずれた幅Y10は、好ましくは0.5〜5μm、
さらに好ましくは0.5〜2μm、特に好ましくは約1
μmである。
【0090】同一の第2の仮想直線L2上に配置され
た、列方向に隣り合うダミー凸部領域32は、互いに行
方向にずれて形成されている。ダミー凸部領域32の行
方向にずれた幅X10は、好ましくは0.5〜5μm、
より好ましくは0.5〜2μm、特に好ましくは約1μ
mである。
【0091】平面形状において、トレンチ素子分離領域
24の単位面積に占める、ダミー凸部領域32の面積の
割合は、特に限定されず、好ましくは30〜50%、よ
り好ましくは約40%である。具体的には、単位ユニッ
トの全面積に占める、ダミー凸部領域の面積の割合は、
好ましくは30〜50%、より好ましくは約40%であ
る。
【0092】ここで「単位ユニット」とは、そのユニッ
トを上下左右に繰り返すことで、全体のパターンを形成
することができる最小のユニットをいう。具体的には、
図3においては、「単位ユニット」は、四角形ABCD
によって囲まれる領域である。
【0093】ダミー凸部領域32の平面形状は、特に限
定されず、たとえば多角形,円形を挙げることができ
る。ダミー凸部領域32の平面形状は、好ましくは多角
形であり、より好ましくは方形であり、特に好ましくは
正方形である。ダミー凸部領域32の平面形状が正方形
であると、トレンチ素子分離領域24内に、より密にダ
ミー凸部領域32を形成することができる。たとえば、
制限領域が直交するような場所の付近においても、ダミ
ー凸部領域32をより確実に形成することができる。こ
のため、複雑なパターンで形成された制限領域(たとえ
ば、複雑なパターンで形成されたゲート領域の周囲の禁
止区域)の付近においても、より効果的にダミー凸部領
域32を形成することができる。
【0094】ダミー凸部領域32の平面形状が正方形で
ある場合において、一辺の長さT10は、特に限定され
ないが、たとえば1〜10μm、好ましくは1〜5μ
m、より好ましくは、約2μmである。ダミー凸部領域
の一辺の長さT10が1μm以上であることにより、ダ
ミー凸部領域32を発生させるための、マスクを作成す
る際において、マスク作成データ量が著しく増大するの
を抑えることができる。ダミー凸部領域32の一辺の長
さT10が5μm以下であることにより、トレンチ16
内に絶縁層21を埋め込む際に、ダミー凸部領域32の
上に堆積される絶縁層の厚さが、実効凸部領域(たとえ
ば回路領域)30の上に堆積される絶縁層の厚さと、ほ
ぼ同等にすることができる。このため、ダミー凸部領域
の一辺の長さT10が5μm以下である場合には、絶縁
層21の研磨工程後において、ダミー凸部領域32の上
に絶縁層21が残存するのを、より確実に抑えることが
できる。また、ダミー凸部領域の一辺の長さT10が5
μm以下であることは、高密度プラズマCVD法によ
り、トレンチ16内に絶縁層21を充填する際、特に有
用である。
【0095】ダミー凸部領域32の平面形状が正方形の
場合に、同一の第1の仮想直線L1上に配置された、隣
り合うダミー凸部領域32は、互いに部分的に対向する
辺S1,S2を有する。この対向する辺S1,S2同士
の間の間隔G10は、特に限定されないが、好ましくは
0.5〜5μm、より好ましくは約1μmである。また
は、間隔G10は、ダミー凸部領域32の一辺の長さT
10より短く設定されることが好ましく、ダミー凸部領
域32の一辺の長さT10の、ほぼ半分であることがよ
り好ましい。
【0096】ダミー凸部領域32の平面形状が正方形の
場合に、同一の第2の仮想直線L2上に配置された、隣
り合うダミー凸部領域32は、互いに部分的に対向する
辺S3,S4を有する。この対向する辺S3,S4同士
の間の間隔G20は、特に限定されないが、好ましくは
0.5〜5μm、より好ましくは約1μmである。また
は、間隔G20は、ダミー凸部領域32の一辺の長さT
10より短く設定されることが好ましく、ダミー凸部領
域32の一辺の長さT10の、ほぼ半分であることがよ
り好ましい。
【0097】ダミー凸部領域32の平面形状が正方形の
場合には、行方向で隣り合う、ダミー凸部領域32の列
方向にずれた幅Y10は、ダミー凸部領域32の一辺の
長さの、ほぼ半分であることが好ましい。また、列方向
で隣り合う、ダミー凸部領域32の行方向にずれた幅X
10は、ダミー凸部領域の一辺の長さの、ほぼ半分であ
ることが好ましい。
【0098】(作用効果)ダミー凸部領域32が以上の
構成で形成されることにより、たとえば、次の作用効果
を奏することができる。この作用効果を、図4を参照し
ながら説明する。図4は、ダミー凸部領域32の配置パ
ターンの作用効果を説明するための図である。
【0099】(1)図4(a)に示すように、制限領域
40を設定した場合を考える。制限領域40は、実効領
域42と、禁止区域44とを有する。禁止区域44は、
トレンチ素子分離領域24内であって、実効領域42の
周囲において、行方向に伸びている。この場合、この制
限領域40と平行に、格子状のダミー凸部領域32aを
形成することが考えられる。ダミー凸部領域32aが格
子状に形成された場合には、ダミー凸部領域32aの一
つが制限領域40に掛かると、そのダミー凸部領域32
aと同じ行にある他のダミー凸部領域32aがすべて、
制限領域40に掛かることになる。このため、ダミー凸
部領域32aが制限領域40内に掛からないように、制
限領域40の付近にダミー凸部領域32aを形成するに
は、ダミー凸部領域32aの位置を制御する必要があ
る。この制御は、たとえばマスク作成データの増大など
を招くため、技術的に難しい。一方、制限領域40の付
近にダミー凸部領域32aを形成できない場合は、その
制限領域40の付近において、トレンチ素子分離領域2
4内に形成されるダミー凸部領域32aの密度が、不充
分になってしまう。
【0100】しかし、本発明のマスクデータの生成方法
により得られたマスクを用いて製造された半導体装置に
おいては、図4(b)に示すように、ダミー凸部領域3
2は、行方向と交差する方向に伸びる第1の仮想直線L
1上に位置するように、形成されている。つまり、同一
の第1の仮想直線L1上にある、隣り合うダミー凸部領
域32は、互いに列方向にずれて形成されている。この
ため、同一の第1の仮想直線L1上において、あるダミ
ー凸部領域32が、制限領域40に掛かったとしても、
隣りの他のダミー凸部領域32は、制限領域40に掛か
からないように配置できる。その結果、ダミー凸部領域
32の形成位置を制御することなく、制限領域40の付
近にダミー凸部領域32を確実に形成することができ
る。
【0101】また、この半導体装置においては、ダミー
凸部領域32は、さらに、列方向と交差する方向に伸び
る第2の仮想直線L2上に位置するように、形成されて
いる。つまり、同一の第2の仮想直線L2上にある、隣
り合うダミー凸部領域32は、互いに行方向にずれて形
成されている。このため、ダミー凸部領域32が第1の
仮想直線L1上にある場合と同様の理由で、列方向に伸
びる制限領域40の付近に、ダミー凸部領域32を確実
に形成することができる。
【0102】(2)この半導体装置においては、部分的
に制限領域40に重なるダミー凸部領域32は、完全に
排除されている。このため、たとえば、次の作用効果が
奏される。
【0103】図4(b)において、制限領域40に部分
的に重なるダミー凸部領域32のうち、制限領域40に
重ならない一部の領域(斜線で示す領域)(以下「残存
ダミー凸部領域」という)32bを発生させることが考
えられる。この残存ダミー凸部領域32bは、本来のダ
ミー凸部領域32の平面形状の一部が欠けた、平面形状
を有する。すなわち、残存ダミー凸部領域32bの平面
形状は、本来のダミー凸部領域32の平面形状と比べ
て、小さくなる。この残存ダミー凸部領域32bの平面
形状の寸法が、極端に小さく(たとえば、解像限界また
はデザインルールより小さく)なると、たとえば次のよ
うな問題が生じることが考えられる。
【0104】(a)残存ダミー凸部領域32bを規定す
るレジスト層を形成するのが困難となり、残存ダミー凸
部領域32bのパターン飛びが発生する。(b)残存ダ
ミー凸部領域32bを形成するためのレジスト層を形成
できたとしても、そのレジスト層が倒れ、倒れたレジス
ト層が、トレンチを形成するためのエッチングの際にゴ
ミとなり、そのエッチングに悪影響を及ぼす。(c)残
存ダミー凸部領域32bの凸部は細くなるため、残存ダ
ミー凸部領域32bの凸部が、凸部領域形成のエッチン
グ工程後の、基板の洗浄工程などの際に折れ、表面異物
となる。(d)この表面異物が絶縁層内にとり込まれる
と、絶縁層の研磨の際に、スクラッチ(scratch) が生
じたりする。
【0105】しかし、この半導体装置では、残存ダミー
凸部領域32bを形成していない。このため、上述のよ
うな問題が発生するのを確実に防止することができる。
【0106】[マスクデータの生成方法]以下、半導体
基板にトレンチ素子分離領域を形成するために使用され
る、マスクデータの生成方法の一例を説明する。マスク
データは、コンピュータを用いて、生成されることがで
きる。図15は、マスクデータの図である。
【0107】(第1のマスクデータの作成)まず、第1
のマスクデータを作成する。図11は、第1のマスクデ
ータの図である。第1のマスクデータ200には、制限
領域40を規定する制限領域パターン262が設定され
ている。具体的には、次のようにして、第1のマスクデ
ータ200を作成することができる。図5〜図10は、
第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マスクデー
タの図である。
【0108】具体的には、第1のマスクデータ200
は、次のようにして作成する。
【0109】まず、図5〜図8にそれぞれ示される、第
1〜4の中間マスクデータ210,220,230,2
40を用意する。
【0110】図5に示す第1の中間マスクデータ210
においては、アクティブ領域パターン212が設定され
ている。アクティブ領域パターン212は、アクティブ
領域A1を規定する。図6に示す第2の中間マスクデー
タ220においては、ゲート領域パターン222が設定
されている。ゲート領域パターン222は、ゲート領域
A2を規定する。図7に示す第3の中間マスクデータ2
30においては、抵抗として機能させる目的で形成され
ている不純物拡散領域パターン232が設定されてい
る。抵抗として機能させる目的で形成されている不純物
拡散領域パターン232は、抵抗として機能させる目的
で形成されている不純物拡散領域A3を規定する。図8
に示す第4の中間マスクデータ240においては、pウ
エルとnウエルとの境界領域パターン242が設定され
ている。pウエルとnウエルとの境界領域パターン24
2は、pウエルとnウエルとの境界領域A4を規定す
る。
【0111】次に、第1〜4の中間マスクデータ21
0,220,230,240の論理和をとり、図9に示
すように、第5の中間マスクデータ250を得る。すな
わち、第1〜4の中間マスクデータ210,220,2
30,240の斜線領域212,222,232,24
2を足すことにより、第5の中間マスクデータ250に
おいて、実効領域パターン252が設定される。実効領
域パターン252は、実効領域42を規定する。
【0112】次に、実効領域パターン252を所定の幅
だけ広げて、図10に示す第6の中間マスクデータ26
0を得る。すなわち、実効領域パターン252の周囲
に、禁止区域パターン264を付加し、制限領域パター
ン262を設定する。禁止区域パターン264は、禁止
区域を規定する。制限領域パターン262は、制限領域
を規定する。
【0113】次に、第6の中間マスクデータ260を図
形的に反転させ、図11に示す第1のマスクデータ20
0が得られる。具体的には、第6の中間マスクデータ2
60における斜線領域を空白領域にし、第6の中間マス
クデータ260における空白領域を斜線領域にすること
により、第1のマスクデータ200を生成する。
【0114】(第2のマスクデータの作成)次に、第2
のマスクデータ300を作成する。図12は、第2のマ
スクデータの図である。第2のマスクデータ300に
は、ダミーパターン310が設定されている。ダミーパ
ターン310は、上述したダミー凸部領域32の配置パ
ターンに対応しており、ダミー凸部領域32を規定す
る。つまり、ダミーパターン310とダミー凸部領域3
2の配置パターンとは、同一的または相似的な関係にあ
る。具体的には、図13に示すように、第2のマスクデ
ータ300に基づいて形成された、マスク600のダミ
ーパターン610は、半導体装置700におけるダミー
凸部領域32のパターンに対応している。
【0115】より具体的には、ダミーパターン310
は、次のような配置パターンを有している。
【0116】ダミーパターン310は、第1の仮想直線
L10上に位置するように形成されている。ダミーパタ
ーン310は、たとえば、ダミーパターン310の中心
が、第1の仮想直線L10の上に位置するように、形成
されることができる。また、ダミーパターン310は、
ダミーパターン310の中心ではない他の部分が、第1
の仮想直線L10の上に位置するように、形成されてい
てもよい。すなわち、ダミーパターン310が第1の仮
想直線L10上にあればよい。
【0117】ダミーパターン310は、第2の仮想直線
L20上に位置するように形成されている。ダミーパタ
ーン310は、たとえば、ダミーパターン310の中心
が、第2の仮想直線L20の上に位置するように、形成
されることができる。ダミーパターン310は、ダミー
パターン310の中心ではない他の部分が、第2の仮想
直線L20の上に位置するように、形成されていてもよ
い。すなわち、ダミーパターン310が第2の仮想直線
L20上にあればよい。
【0118】第1の仮想直線L10は、行方向と交差し
ている。第1の仮想直線L10と行方向とのなす角θ1
0は、2〜40度であり、好ましくは15〜25度であ
り、より好ましくは約20度である。ここで「行方向」
とは、たとえば、アクティブ領域パターン、ゲート領域
パターン、nウエルとpウエルとの境界領域パターン、
抵抗として機能させる目的で形成されている不純物拡散
領域パターン,禁止区域パターンなどを考慮して想定さ
れる、一の方向である。
【0119】第2の仮想直線L20は、列方向と交差し
ている。第2の仮想直線L20と列方向とのなす角θ2
0は、2〜40度であり、好ましくは15〜25度であ
り、より好ましくは約20度である。ここで「列方向」
とは、行方向と直交する方向であり、たとえば、アクテ
ィブ領域パターン、ゲート領域パターン、nウエルとp
ウエルとの境界領域パターン、抵抗として機能させる目
的で形成されている不純物拡散領域パターン,禁止区域
パターンなどを考慮して想定される、一の方向である。
【0120】第1の仮想直線L10は、複数本想定さ
れ、かつ、所定のピッチで想定される。第2の仮想直線
L20は、複数本想定され、かつ、所定のピッチで想定
される。なお、第1の仮想直線L10の間隔D10は、
半導体装置における第1の仮想直線L1の間隔D1にお
いて、所望の間隔が得られるように、設定される(図1
3参照)。また、同様に、マスクにおける第2の仮想直
線L20の間隔D20は、半導体装置における第2の仮
想直線L2の間隔D2において、所望の間隔が得られる
ように、設定される(図13参照)。
【0121】なお、第1のマスクデータの作成工程の前
に、第2のマスクデータの作成工程を行ってもよい。
【0122】(第3のマスクデータの作成)次に、第1
のマスクデータ200と、第2のマスクデータ300と
を合成し、第3のマスクデータ400を作成する。図1
4は、第3のマスクデータの図である。この合成は、た
とえば次のようにして行うことができる。第1のマスク
データ200の斜線領域と、第2のマスクデータのダミ
ーパターン(斜線領域)310との共通部分を抽出す
る。すなわち、制限領域パターン262と重なる、ダミ
ーパターン310を排除する。なお、ここで、制限領域
パターン262と部分的に重なるダミーパターン312
も、完全に排除される。
【0123】次に、第3のマスクデータ400と、第1
および第3の中間マスクデータ210,230との論理
和をとる。すなわち、第1および第3の中間マスクデー
タ210,230の斜線領域212,232を、第3の
マスクデータ400に足す。その結果、図15に示す、
半導体基板にトレンチ素子分離領域を形成するために使
用されるマスクのマスクデータ500が得られる。
【0124】なお、半導体基板にトレンチ素子分離領域
を形成する際に、ポジ型のレジストを使用する場合に
は、マスクデータ500の斜線領域は、マスクの遮光部
分(たとえばクロムパターン)となる。また、ネガ型の
レジストを使用する場合には、マスクデータ500の斜
線領域以外の領域(空白領域)が、マスクの遮光部分
(たとえばクロムパターン)となる。
【0125】こうして得られたマスクデータ500は、
必要に応じてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録することができる。また、このマスクデータ500に
基づいて、半導体基板にトレンチ素子分離領域を形成す
るために使用されるマスクを得ることができる。
【0126】(作用効果)本実施の形態に係るマスクデ
ータの生成方法においては、ダミーパターン310は、
上述したダミー凸部領域32の配置パターンに対応した
パターンを有している。このため、半導体装置の作用効
果で説明した理由と同様の理由で、制限領域パターン2
62の付近に、ダミーパターン310の配置位置を制御
することなく、ダミーパターン310を確実に発生させ
ることができる。すなわち、制限領域パターン310の
付近に、ダミーパターン310を自動発生させることが
できる。その結果、本発明のマスクデータの生成方法に
より得られたマスクを用いてトレンチ内にダミー凸部領
域を形成する際、制限領域の付近において、確実にダミ
ー凸部領域を形成することができる。したがって、トレ
ンチ内に充填された絶縁層を研磨する際、制限領域の付
近においても、ダミー凸部領域に、研磨圧力を確実に分
散させることができる。
【0127】また、制限領域パターン262に少なくと
も部分的に重なる、ダミーパターン310は、完全に排
除される。このため、ダミー凸部領域のパターン飛び
や、絶縁層を研磨する際においてスクラッチ(scratc
h) が生じるのを、確実に防止することができる。
【0128】また、制限領域パターン262の付近にお
いても、確実にダミーパターン310を設定することが
できるため、制限領域パターン262間の間隔が狭い領
域においても、確実にダミーパターン310を設定する
ことができる。
【0129】(変形例)本実施の形態においては、第1
のマスクデータ200の生成工程は、第6の中間マスク
データ260を図形的に反転させる工程を含んでいる。
しかし、マスクデータを生成するために使用するソフト
ウエアによっては、第6の中間マスクデータ260を図
形的に反転させる工程を含まなくてよい。
【0130】[実験例]ダミー凸部領域の配置パターン
の相違によって、実効領域間においてダミー凸部領域が
形成される具合が、どのように変化するかを調べるため
に実験を行った。
【0131】(実施例の条件)以下、実施例の条件を説
明する。
【0132】(1)実施例においては、ダミー凸部領域
の配置パターンは、次のルールにしたがった。 (a)第1の仮想直線と行方向とのなす角度は、約1
8.4度とした。 (b)第1の仮想直線間の間隔は、約3.2μmとし
た。 (c)第2の仮想直線と列方向とのなす角度は、約1
8.4度とした。 (d)第2の仮想直線間の間隔は、約3.2μmとし
た。 (e)トレンチ素子分離領域の単位面積当たりに占める
ダミー凸部領域の面積の割合は、40%とした。 (f)ダミー凸部領域の平面形状は、正方形とした。 (g)ダミー凸部領域の平面形状の一辺は、2μmとし
た。 (h)同一の第1の仮想直線上に配置された、隣り合う
ダミー凸部領域において、対向する辺同士の間隔は、1
μmとした。 (i)同一の第2の仮想直線上に配置された、隣り合う
ダミー凸部領域において、対向する辺同士の間隔は、1
μmとした。 (j)同一の第1の仮想直線上に配置された、隣り合う
ダミー凸部領域において、互いに列方向にずれた幅は、
1μmとした。 (k)同一の第2の仮想直線上に配置された、隣り合う
ダミー凸部領域において、互いに行方向にずれた幅は、
1μmとした。 (l)ダミー凸部領域は、その中心が、第1の仮想直線
の上に位置するように形成されている。 (m)ダミー凸部領域は、その中心が、第2の仮想直線
の上に位置するように形成されている。 (n)全体的または部分的に制限領域40に重なるダミ
ー凸部領域(制限領域に接するダミー凸部領域も含む)
は、完全に排除されている。
【0133】(2)制限領域40は、禁止区域44と実
効領域(実効凸部領域)42とからなる。
【0134】(3)禁止区域44は、実効領域(実効凸
部領域)42の周囲の領域に設定した。禁止区域44の
幅は、1μmとした。
【0135】(4)実効領域(実効凸部領域)42間の
間隔が10μmである領域A10と、実効領域(実効凸
部領域)42間の間隔が6μmである領域B10を設定
した。
【0136】(比較例の条件)以下、比較例の条件を説
明する。
【0137】(1)比較例においては、ダミー凸部領域
を格子状に配置している。具体的には、ダミー凸部領域
の配置パターンは、次のルールにしたがった。 (a)行方向に隣り合うダミー凸部領域間の間隔は、1
μmとした。 (b)列方向に隣り合うダミー凸部領域間の間隔は、1
μmとした。 (c)ダミー凸部領域の平面形状は、正方形とした。 (d)ダミー凸部領域の一辺は、2μmとした。 (e)全体的または部分的に制限領域40に重なるダミ
ー凸部領域(制限領域に接するダミー凸部領域も含む)
は、完全に排除されている。
【0138】(2)制限領域40は、禁止区域44と実
効領域(実効凸部領域)42とからなる。
【0139】(3)禁止区域44は、実効領域(実効凸
部領域)42の周囲の領域に設定した。禁止区域44の
幅は、1μmであった。
【0140】(4)実効領域(実効凸部領域)42のパ
ターンは、実施例と同様のパターンを使用した。なお、
実施例の領域A10に対応する領域をA20として表
し、実施例の領域B10に対応する領域をB20として
表す。
【0141】(結果)この結果を図16および図17に
示す。図16は、実施例に係る半導体基板の一部の平面
図である。図17は、比較例に係る半導体基板の一部の
平面図である。なお、実線で示された正方形は実際に形
成されたダミー凸部領域を示し、想像線で示された正方
形は排除された架空のダミー凸部領域を示す。
【0142】比較例においては、領域A20において、
1行分のダミー凸部領域しか形成されていない。すなわ
ち、制限領域40の付近において、ダミー凸部領域が形
成されていない。これに対して、実施例においては、領
域A10において、制限領域40の付近にも確実にダミ
ー凸部領域が形成されている。
【0143】また、実施例においては、実効領域(実効
凸部領域)間の間隔が狭い領域(領域B10)におい
て、ダミー凸部領域が形成されている。これに対して、
比較例においては、実効領域(実効凸部領域)間の間隔
が狭い領域(領域B20)において、ダミー凸部領域が
形成されていない。
【0144】以上のことから、実施例によれば、比較例
に比べて、より確実にトレンチ素子分離領域内にダミー
凸部領域を形成できることがわかる。
【0145】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨の範囲で種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレンチ素子分離領域を有する半導体基板の平
面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿った断面を模式的に
示す断面図である。
【図3】ダミー凸部領域の配置パターンを説明するため
の図である。
【図4】ダミー凸部領域の配置パターンの作用効果を説
明するための図である。
【図5】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マ
スクデータの図である。
【図6】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マ
スクデータの図である。
【図7】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マ
スクデータの図である。
【図8】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マ
スクデータの図である。
【図9】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間マ
スクデータの図である。
【図10】第1のマスクデータの作成工程を示す、中間
マスクデータの図である。
【図11】第1のマスクデータの図である。
【図12】第2のマスクデータの図である。
【図13】第2のマスクデータに基づいてマスクを形成
した場合において、マスクのダミーパターンと半導体装
置におけるダミー凸部領域のパターンとの対応関係を示
す図である。
【図14】第3のマスクデータの図である。
【図15】マスクデータの図である。
【図16】実施例に係る半導体基板の一部の平面図であ
る。
【図17】比較例に係る半導体基板の一部の平面図であ
る。
【図18】従来のトレンチ素子分離技術を利用した、ト
レンチ素子分離領域の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
【図19】ダミー凸部領域を形成した場合における、ト
レンチ素子分離領域の形成工程を模式的に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 半導体基板 24 トレンチ素子分離領域 30 実効凸部領域 32 ダミー凸部領域 40 制限領域 42 実効領域 44 禁止区域 200 第1のマスクデータ 210 第1の中間マスクデータ 212 アクティブ領域パターン 220 第2の中間マスクデータ 222 ゲート領域パターン 230 第3の中間マスクデータ 232 抵抗として機能するウエル領域パターン 240 第4の中間マスクデータ 242 nウエルとpウエルとの境界領域パターン 250 第5の中間マスクデータ 252 実効領域パターン 260 第6の中間マスクデータ 262 制限領域パターン 264 禁止区域パターン 300 第2のマスクデータ 310 ダミーパターン 400 第3のマスクデータ 500 マスクデータ A1 アクティブ領域 A2 ゲート領域 A3 抵抗として機能するウエル領域 A4 nウエルとpウエルとの境界領域 D1 第1の仮想直線間の間隔 D2 第2の仮想直線間の間隔 G10,G20 辺同士の間隔 L1 第1の仮想直線 L2 第2の仮想直線 S1,S2,S3,S4 辺 T10 ダミー凸部領域の一辺の長さ X10 ずれ幅 Y10 ずれ幅 θ1 第1の仮想直線と行方向とのなす角 θ2 第2の仮想直線と列方向とのなす角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−153550(JP,A) 特開 平8−160590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 21/76 H01L 27/04 H01L 21/822 G06F 17/50

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造方法に適用されるマス
    クデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 行方向と交差する方向に沿って伸びる、第1の仮想直線
    を想定すると、 前記第1の仮想直線と前記行方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミー凸部領域は、前記第1の仮想直線上に位置す
    るように、配置され、 以下の工程(a)〜(c)を含む、マスクデータの生成
    方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の仮想直線間において、所定の間隔が置かれて
    いる、マスクデータの生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記間隔は、1〜16μmである、マスクデータの生成
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記ダミー凸部領域は、該ダミー凸部領域の中心が、前
    記第1の仮想直線上に位置するように、配置された、マ
    スクデータの生成方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置の製造方法に適用されるマス
    クデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 列方向と交差する方向に沿って伸びる、第2の仮想直線
    を想定すると、 前記第2の仮想直線と前記列方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミー凸部領域は、前記第2の仮想直線上に位置す
    るように、配置され、 以下の工程(a)〜(c)を含む、マスクデータの生成
    方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記半導体装置は、さらに、列方向と交差する方向に沿
    って伸びる、第2の仮想直線を想定すると、 前記第2の仮想直線と前記列方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミー凸部領域は、さらに、前記第2の仮想直線上
    に位置するように、配置されている、マスクデータの生
    成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記第2の仮想直線間において、所定の間隔が置かれて
    いる、マスクデータの生成方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記間隔は、1〜16μmである、マスクデータの生成
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかにおいて、 前記ダミー凸部領域は、該ダミー凸部領域の中心が、前
    記第2の仮想直線上に位置するように、配置された、マ
    スクデータの生成方法。
  10. 【請求項10】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域は、平面形状において、正方形をな
    し、 行方向で隣り合う前記ダミー凸部領域間の間隔は、該ダ
    ミー凸部領域の一辺の長さの、半分であり、 行方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互いに列方向
    にずれ、 前記ダミー凸部領域の列方向にずれた幅は、該ダミー凸
    部領域の一辺の長さの、半分であり、 以下の工程(a)〜(c)を含む、マスクデータの生成
    方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  11. 【請求項11】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域は、平面形状において、正方形をな
    し、 列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域間の間隔は、該ダ
    ミー凸部領域の一辺の長さの、半分であり、 列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互いに行方向
    にずれ、 前記ダミー凸部領域の行方向にずれた幅は、該ダミー凸
    部領域の一辺の長さの、半分であり、 以下の工程(a)〜(c)を含む、マスクデータの生成
    方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記半導体装置は、さらに、列方向で隣り合う前記ダミ
    ー凸部領域間の間隔は、該ダミー凸部領域の一辺の長さ
    の、半分であり、 列方向で隣り合う前記ダミー凸部領域は、互いに行方向
    にずれ、 前記ダミー凸部領域の行方向にずれた幅は、該ダミー凸
    部領域の一辺の長さの、半分である、マスクデータの生
    成方法。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれかにおい
    て、 前記ダミー凸部領域の一辺の長さは、2μmである、マ
    スクデータの生成方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかにおいて、 前記制限領域は、実効領域と禁止区域とを有する、マス
    クデータの生成方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかにおいて、 前記実効領域は、アクティブ領域と、ゲート領域と、抵
    抗として機能させる目的で形成されている不純物拡散領
    域領域と、nウエルとpウエルとの境界領域とを含む、
    マスクデータの生成方法。
  16. 【請求項16】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程(a)〜
    (c)を含む方法により決定される、マスクデータの生
    成方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程であって、 行方向と交差する方向に沿って伸びる、第1の仮想直線
    を想定すると、 前記第1の仮想直線と前記行方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミーパターンは、前記第1の仮想直線上に位置す
    るように、配置され、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  17. 【請求項17】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程(a)〜
    (c)を含む方法により決定される、マスクデータの生
    成方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程であって、 列方向と交差する方向に沿って伸びる、第2の仮想直線
    を想定すると、 前記第2の仮想直線と前記列方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミーパターンは、前記第2の仮想直線上に位置す
    るように、配置され、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  18. 【請求項18】 請求項16において、 前記工程(b)において、さらに、列方向と交差する方
    向に沿って伸びる、第2の仮想直線を想定すると、 前記第2の仮想直線と前記列方向とのなす角は、2〜4
    0度であり、 前記ダミーパターンは、さらに、前記第2の仮想直線の
    上に位置するように、配置されている、マスクデータの
    生成方法。
  19. 【請求項19】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程(a)〜
    (c)を含む方法により決定される、マスクデータの生
    成方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程であって、 前記ダミーパターンは、平面形状において、正方形をな
    し、 行方向で隣り合う前記ダミーパターン間の間隔は、該ダ
    ミーパターンの一辺の長さの、半分であり、 行方向で隣り合う前記ダミーパターンは、互いに列方向
    にずれ、 前記ダミーパターンの列方向にずれた幅は、該ダミーパ
    ターンの一辺の長さの、半分であり、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  20. 【請求項20】 半導体装置の製造方法に適用されるマ
    スクデータの生成方法であって、 前記半導体装置は、半導体基板に設けられたトレンチ素
    子分離領域と、 前記トレンチ素子分離領域内に設けられた、複数のダミ
    ー凸部領域と、を有し、 前記ダミー凸部領域の配置は、以下の工程(a)〜
    (c)を含む方法により決定される、マスクデータの生
    成方法。 (a)制限領域を規定する制限領域パターンを設定する
    工程、 (b)前記ダミー凸部領域を規定するダミーパターンを
    設定する工程であって、 前記ダミーパターンは、平面形状において、正方形をな
    し、 列方向で隣り合う前記ダミーパターン間の間隔は、該ダ
    ミーパターンの一辺の長さの、半分であり、 列方向で隣り合う前記ダミーパターンは、互いに行方向
    にずれ、 前記ダミーパターンの行方向にずれた幅は、該ダミーパ
    ターンの一辺の長さの、半分であり、 (c)前記制限領域パターンに少なくとも部分的に重な
    る前記ダミーパターンおよび接する前記ダミーパターン
    を排除する、前記制限領域パターンと前記ダミーパター
    ンとを合成する工程
  21. 【請求項21】 請求項19において、 さらに、列方向で隣り合う前記ダミーパターン間の間隔
    は、該ダミーパターンの一辺の長さの、半分であり、 列方向で隣り合う前記ダミーパターンは、互いに行方向
    にずれ、 前記ダミーパターンの行方向にずれた幅は、該ダミーパ
    ターンの一辺の長さの、半分である、マスクデータの生
    成方法。
  22. 【請求項22】 請求項16〜21のいずれかにおい
    て、 前記制限領域は、実効領域と、該実効領域の周囲に設定
    された禁止区域とを有し、 前記工程(a)は、前記実効領域を規定する実効領域パ
    ターンを設定する工程(a−1)、該実効領域パターン
    の周囲に、前記禁止区域を規定する禁止区域パターンを
    設定する工程(a−2)を含む、マスクデータの生成方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記実効領域パターンは、アクティブ領域パターンと、
    ゲート領域パターンと、抵抗として機能させる目的で形
    成されている不純物拡散領域パターンと、pウエルとn
    ウエルとの境界領域パターンと、を含む、マスクデータ
    の生成方法。
  24. 【請求項24】 請求項16〜23のいずれかにおい
    て、 前記工程(c)の前に、さらに、前記制限領域パターン
    を反転させる工程(d)を含む、マスクデータの生成方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24にいずれかに記載のマ
    スクデータの生成方法により得られた、マスク。
  26. 【請求項26】 請求項1〜24にいずれかに記載のマ
    スクデータの生成方法により得られたマスクデータを記
    録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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