JP2003068566A - 積層セラミック部品の積層方法とその装置 - Google Patents

積層セラミック部品の積層方法とその装置

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JP2003068566A
JP2003068566A JP2001253422A JP2001253422A JP2003068566A JP 2003068566 A JP2003068566 A JP 2003068566A JP 2001253422 A JP2001253422 A JP 2001253422A JP 2001253422 A JP2001253422 A JP 2001253422A JP 2003068566 A JP2003068566 A JP 2003068566A
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ceramic
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 薄いセラミックシートの高速・高生産能力を
有する積層セラミック部品の積層方法とその装置を提供
する。 【解決手段】 キャリアフィルムの表面に導体パターン
が印刷されたセラミックシートフィルム1を供給及び搬
送する供給機構11及び第1搬送機構と、上面にセラミ
ックシートフィルム1を吸着する吸着機構26dを備
え、セラミックシートフィルム1を固持して待機位置と
セラミックシート積層位置との間を進退自在に移動する
剥離テーブル26aを備えた剥離機構26と、下面にセ
ラミックシートを吸着する吸着機構33を備えた積層ヘ
ッド31aと、その周囲にセラミックシートを切断する
切断機構34とを備えた積層機構31と、仮プレス機構
36と、剥離機構からセラミックシートが切断剥離され
たキャリアフィルムを剥離テーブルの先端部に押圧する
方向に搬送及び巻取る第2搬送機構及び巻取り機構25
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層セラミックコ
ンデンサ等の積層セラミック部品の積層方法とその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に、積層セラミックコンデンサ
の分野では、体積当りの静電容量の増大及び小型化が強
く望まれている。最近の情報産業の隆盛に伴い、その傾
向はますます強まるとともに需要の増大に拍車がかかっ
ている。そのため、セラミックシートの厚さを従来の2
0μm位から5μm、さらには、4〜3.5μm程度の
ものまで要求されるようになっている。
【0003】従来の積層セラミック部品の積層装置の第
1の例は、図22に示すように、連続する帯状のキャリ
アフィルム80bの表面上に内部電極となる導体パター
ンが印刷形成されたセラミックシートフィルム80を連
続的に供給する供給機構81と、剥離された連続する帯
状のセラミックシート80aを搬送する搬送機構82
と、キャリアフィルム80bを連続的に巻取る巻取り機
構83と、搬送されたセラミックシート80aの表面側
に配設され下面に吸着機構85を備えて、セラミックシ
ート80aを吸着して直接切り取るとともにプレス機8
8上まで移送機構84を介して搬送する吸着・搬送機8
7と、搬送されたセラミックシート80aを順次熱圧着
してセラミック積層体を形成するプレス機88とから構
成されていた。ここで、セラミックシート80aは、供
給機構81及び巻取り機構83と搬送機構82との組合
せによりセラミックシートフィルム80のキャリアフィ
ルム80bから連続する帯状の状態で剥離される。
【0004】セラミックシート80aは、機械的強度が
比較的低いため厚さが薄くなると脆くなり、吸着・搬送
機87で吸着してキャリアフィルム80bからセラミッ
クシート80aを切断・剥離する際などに、セラミック
シート80aに皺、破れ、変形などが生じ易い。このた
め、従来の前記第1の例においては、セラミックシート
80aの厚さは20μm以上に限定されていた。
【0005】これを解決するため例えば、特開平7−1
428号公報には、図23に示すような概念図により、
セラミックシートフィルム80を連続的に供給及び搬送
する供給機構81及び搬送機構82と、キャリアフィル
ム80bを連続的に巻取る巻取り機構83と、搬送され
たセラミックシートフィルム80の裏面側に配設されて
鋭角端部89aを有する剥離台89と、搬送されたセラ
ミックシートフィルム80の表面側に配設され下面に吸
着機構85を備えて、セラミックシートフィルム80の
表面を吸着してセラミックシート80aを切り取るとと
もにプレス機88上まで移送機構84を介して搬送する
吸着・搬送機87と、搬送されたセラミックシート80
aを順次熱圧着してセラミック積層体を形成するプレス
機88とから構成された第2の例が提案されている。第
2の例においては、剥離台89上において搬送されたセ
ラミックシートフィルム80からその表面のセラミック
シート80aのみを吸着・搬送機87により切断し、同
時に巻取り機構83によりキャリアフィルム80bを剥
離台89の鋭角端部89aに押圧する方向にキャリアフ
ィルム80bを巻取ることによって切断されたセラミッ
クシート80aがキャリアフィルム80bから剥離され
るように構成した点が、第1の例の欠点を改善したもの
である。これによって、セラミックシート80aの厚さ
が5μmのものまで積層することが可能になったとの記
載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の技術には、下記の問題点があった。 (1)積層タクトタイムが長い。吸着・搬送機が比較的
長い距離を水平移動する搬送時間や、プレス時の積層セ
ラミックシートへの気泡巻込み防止のため制限されたプ
レス機のプレス時間などによりセラミックシート1枚当
りのタクトタイムが長い(約6〜7秒)。 (2)積層精度が悪い。比較的重量構造の吸着・搬送機
が搬送水平移動するため、セラミックシート積層時の精
度が比較的悪い(約10μm程度)。 (3)積層セラミックシートへの気泡巻込み。タクトタ
イムをできるだけ短縮するためプレス機の高速化を図る
と、プレス時に積層セラミックシート間に気泡を巻込む
とともに、セラミックシートに皺が発生し易い等の難点
があった。 (4)セラミックシートの厚さに限界。以上の構成で
は、セラミックシートの厚さは5μm以上が限界であ
る。さらに薄膜化の要求には、上記問題点の改善に加え
てセラミックシートフィルムの供給機構及び搬送機構や
キャリアフィルムの巻取り機構等に各フィルムのテンシ
ョン調整機構やセラミックシートフィルムのセラミック
シート切断位置精度確保のためのフィード機構などの適
正な調整機構を加える必要があるなど工夫の余地が有
る。
【0007】これらの問題点を解決すべく、本発明の目
的は、5μm未満の薄いセラミックシートに対応でき、
高積層精度及び積層セラミックシートへの気泡巻込み防
止が可能で、積層タクトタイムが短縮された高性能で高
生産能力を有し、省スペースである積層セラミック部品
の積層方法とその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決するために、連続する帯状のキャリアフィルムの表面
上に内部電極となる導体パターンが印刷形成されたセラ
ミックシートフィルムを連続的に供給及び搬送する供給
機構及び第1搬送機構と、前記搬送されたセラミックシ
ートフィルムの裏面側に配設されて、上面にセラミック
シートフィルムの裏面側を吸着する吸着機構を備え、先
端上方部が適宜な鋭角で形成された鋭角端部を有し、セ
ラミックシートフィルムの裏面側を固持して待機位置で
ある第1停止位置と所定のセラミックシート積層位置で
ある第2停止位置との間を進退自在に移動する剥離テー
ブルを備えた剥離機構と、前記第1停止位置の前方に近
接して配置され、下面に前記セラミックシートを吸着す
る吸着機構を備えた積層ヘッドと、積層ヘッドの周囲に
セラミックシートを切断する切断機構とを備えた積層機
構と、前記積層ヘッドの直下に対向して配設され、上部
にヒータを内蔵するとともに、前記積層ヘッドに押圧す
ることにより積層されたセラミックシートを熱圧着する
プレスヘッドを備えた仮プレス機構と、前記剥離機構か
らセラミックシートが切断剥離されたキャリアフィルム
を前記剥離テーブルの鋭角端部に押圧する方向に連続的
に搬送及び巻取る第2搬送機構及び巻取り機構とを備
え、前記剥離テーブルの第1停止位置は前記鋭角端部先
端が積層ヘッドの手前の位置であり、第2停止位置は前
記鋭角端部先端が積層ヘッドの下面を通過した位置であ
ることを特徴とする。
【0009】また、前記供給機構及び第1搬送機構は、
ロール状に回巻された前記セラミックシートフィルムを
取付け、アクチュエータにより駆動されて順次セラミッ
クシートフィルムを送り出し供給するための供給ローラ
を備えた供給機構と、供給機構から供給された前記セラ
ミックシートフィルムを案内して搬送する複数のガイド
ローラからなる第1搬送機構と、第1搬送機構の中間に
設けられ、前記セラミックシートフィルムの適宜なテン
ションを維持する第1テンション調整機構と、前記剥離
テーブルの手前に設けられ、剥離テーブルの進退動作に
対応して剥離テーブルの進退方向に進退自在に移動する
ように構成され、剥離テーブルに対してセラミックシー
トフィルムを絶えず相対的に前進又は停止するように供
給するためのフィードローラ機構とを備え、前記第2搬
送機構及び巻取り機構は、前記剥離機構の下方に配設さ
れ、剥離機構からセラミックシートが切断剥離されたキ
ャリアフィルムを案内して搬送する複数のガイドローラ
からなる第2搬送機構と、第2搬送機構に隣接して設け
られ、前記キャリアフィルムを係止する少なくとも1つ
のフィルム係止機構と、第2搬送機構の中間に設けら
れ、前記キャリアフィルムの適宜なテンションを維持す
る第2テンション調整機構と、アクチュエータにより駆
動されて第2搬送機構により搬送されたキャリアフィル
ムを最終的に巻取るための巻取りローラを備えた巻取り
機構とを有することを特徴とする。
【0010】また、前記フィードローラ機構は、アクチ
ュエータに連結されて剥離テーブルの移動方向に剥離テ
ーブルの進退動作に対応して進退自在に移動するように
構成されたスライド部材と、前記スライド部材に取付け
られて前記剥離テーブルの上面と略一直線上にセラミッ
クシートフィルムを搬送する可動ローラとを備え、前記
可動ローラが常にセラミックシートフィルムを前進させ
る方向に回転するか又は停止するように可動ローラを進
退移動させるように構成した。
【0011】また、前記第1テンション調整機構は、前
記セラミックシートフィルムの張力を適宜一定の力に維
持するための第1アクチュエータに連結されて第1アク
チュエータの作動方向に進退自在に移動する第1スライ
ド部材に取付けられ、セラミックシートフィルムを搬送
する第1可動ローラを備え、前記第2テンション調整機
構は、前記キャリアフィルムの張力を適宜一定の力に維
持するための第2アクチュエータに連結されて第2アク
チュエータの作動方向に進退自在に移動する第2スライ
ド部材に取付けられ、キャリアフィルムを搬送する第2
可動ローラを備えた。
【0012】また、前記積層機構の積層ヘッドは、前記
仮プレス機構の外枠を形成してプレス反力を支持する仮
プレスフレーム上部のフレーム天板と積層ヘッドとの間
に配置されて、フレーム天板の下面に垂設された中空構
造の支柱部材と、前記フレーム天板及び支柱部材を挿通
して設けられ、その上端に連結されたアクチュエータに
より上下方向に進退自在に移動するロッド部材と、ロッ
ド部材の下端部に固設され、積層ヘッドの上端周囲に設
けられた複数個のローラ部材の下部に配置されてローラ
の転動面となる板部材とによって回動自在に支持される
とともに、積層ヘッドの上端部に、前記支柱部材の上端
部が挿通する中空部を有しフレーム天板の下面に固設さ
れた前記アライメント機構と、上下方向に伸縮自在に構
成された複数個のリニアスライド機構を介して係合さ
れ、積層ヘッドが上方に後退したときは、積層ヘッドの
上面が前記支柱部材の下端面に当接するように構成され
ていることを特徴とする。
【0013】また、前記仮プレス機構のプレスヘッドを
駆動する駆動機構は、プレスヘッドの進退時に高速移動
する高速駆動機構と、最終プレス時に微速移動する微速
駆動機構とを備え、前記高速及び微速移動の少なくとも
2段に速度制御されることを特徴とする。
【0014】また、前記プレスヘッドの駆動機構は、前
記仮プレスフレームに固設されたガイド部材に案内され
て上下に進退自在なスライド部材に連結された前記プレ
スヘッドの下部に軸受部材を介して回転自在に連結した
動力伝達部材と、前記動力伝達部材の下部に固設された
ナット部材とそのナット部材に係合したネジ部材とから
なるネジ駆動機構と、前記ネジ部材の下端部に連結され
て、ネジ部材を回転駆動する第1モータとからなる高速
駆動機構と、前記動力伝達部材と係合する動力減速部材
に連結され、前記ナット部材を回転駆動する第2モータ
と、前記第1モータの上部の仮プレスフレームに固設さ
れ、ネジ部材を回転係止するネジ部材係止機構とからな
る微速駆動機構とを備え、前記第2モータを停止するこ
とにより前記ナット部材を係止した状態で第1モータを
作動させ前記ネジ部材を回転して前記プレスヘッドを高
速進退させ、前記最終プレス時には第1モータを停止す
ると同時に前記ネジ部材係止機構を作動させてネジ部材
を係止した状態で第2モータを作動させ前記ナット部材
を回転して前記プレスヘッドを微速進長させることを特
徴とする。
【0015】また、前記の積層セラミック部品の積層装
置を用いて、導体パターンを印刷形成したセラミックシ
ートを積層し、熱圧着してセラミック積層体を形成する
積層セラミック部品の積層方法において、前記セラミッ
クシートフィルムを前記供給機構及び第1搬送機構によ
り適宜のテンション調整を維持して連続的に供給及び搬
送する供給及び搬送工程と、前記セラミックシートフィ
ルムをその裏面側が前記剥離機構に吸着・固持されて前
記積層位置に移動する前進工程と、前記前進工程の間
に、前記画像処理機構により確認したセラミックシート
のずれ量を前記アライメント機構によって位置補正する
アライメント工程と、前記前進工程終了後、前記積層機
構が前記セラミックシートフィルム上に下降してセラミ
ックシートフィルムの表面のセラミックシートを吸着す
ると同時に前記剥離機構の吸着が解除されるとともに、
前記カッタ機構が下降して前記セラミックシートの周辺
を切断する切断工程と、切断工程終了後、前記切断機構
が上昇すると同時に前記フィルム係止機構により前記キ
ャリアフィルムを係止した状態で、前記剥離機構が前記
待機位置まで後退し、これに伴い前記セラミックシート
フィルムの表面のセラミックシートが剥離される剥離工
程と、剥離工程終了後、前記フィルム係止機構が解除さ
れ、前記セラミックシートを吸着した積層機構が上昇す
るとともに、前記アライメント機構とも原点位置に復帰
する待避工程と、待避工程終了後、ヒータにより加熱さ
れた前記仮プレス機構が前記仮プレス駆動機構により高
速で上昇し、前記セラミックシートのプレスを開始する
と同時に仮プレス機構が微速上昇して最終プレスを行っ
て前記セラミックシートを熱圧着する仮プレス工程とを
含み、前記工程を所定回数行うことにより、上下にそれ
ぞれ所定の数の積層された導体パターンが印刷形成され
ていないカバーシートにより挟み込まれた状態で所定の
数の積層されたセラミックシートを所定の仮プレス力に
より熱圧着して一体化し、セラミック積層体を形成する
ことを特徴とする。
【0016】さらに、前記供給機構及び第1搬送機構
と、剥離機構と、画像処理機構と、第2搬送機構及び巻
取り機構とからなるセラミックシートフィルム供給搬送
ユニットと、前記セラミックシートフィルム供給搬送ユ
ニットの前方に第1の側面を隣接して配設され、前記積
層機構と仮プレス機構とからなる積層仮プレスユニット
と、前記積層仮プレスユニットの第1の側面と相対側の
第2の側面に隣接して配置され、連続する帯状のキャリ
アフィルムの表面上に導体パターンが印刷形成されてい
ないカバーシートフィルムの適宜なテンションを維持す
るテンション調整機構を備え、カバーシートフィルムを
連続的に供給及び搬送する供給機構及び第1搬送機構
と、前記搬送されたカバーシートフィルムの裏面側に配
設されて、上面にカバーシートフィルムの裏面側を吸着
する吸着機構を備え、先端上方部が適宜な鋭角で形成さ
れた鋭角端部を有し、カバーシートフィルムの裏面側を
固持して待機位置である第1停止位置と所定のカバーシ
ート積層位置である第2停止位置との間を進退自在に移
動する剥離テーブルを備えた剥離機構とからなるカバー
シートフィルム供給搬送ユニットと、前記積層仮プレス
ユニットの第3または第4のいずれかの側面に隣接して
配置され、ヒータを内蔵するとともに前記積層仮プレス
ユニットで一体化形成されて搬送機構により搬送された
積層体内部の気泡を吸引するための真空吸引機構を備え
たプレス台座と、ヒータを内蔵するとともに前記積層体
内部の気泡を吸引するためプレス台座上面を密閉する密
閉機構及び真空吸引機構を備え、積層体を前記仮プレス
機構のプレス力より強大な所定のプレス力により熱圧着
して最終的にセラミック積層体を形成するプレスヘッド
とを備えた積層本プレス機構から構成される積層本プレ
スユニットと、前記セラミックシートフィルム供給搬送
ユニット、カバーシートフィルム供給搬送ユニット、積
層仮プレスユニット及び本プレスユニットの各吸着機構
に真空を供給するための真空発生ユニット等と、上記各
ユニットの操作制御及びモニター用パネルを含む操作制
御ユニットとから構成され、前記積層仮プレスユニット
において積層される積層体は、積層セラミックシートの
上下部がそれぞれ適宜枚数のカバーシートの積層体であ
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最も好ましい一実
施の形態について、添付図面を参照し詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施の形態による積層セラミッ
ク部品の積層装置の概念図である。本発明に係る積層セ
ラミックコンデンサ等の積層セラミック部品の積層装置
は、連続する帯状のPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)などの材質からなるキャリアフィルム1bの表面上
に内部電極となる導体パターンが印刷形成されたセラミ
ックシートフィルム1を連続的に供給及び搬送する供給
機構11及び第1搬送機構と、搬送されたセラミックシ
ートフィルム1の裏面側に配設されて、上面にセラミッ
クシートフィルム1の裏面側を吸着する吸着機構26d
を備え、先端上方部が適宜な鋭角で形成された鋭角端部
26eを有し、セラミックシートフィルム1の裏面側を
固持して待機位置である第1停止位置と所定のセラミッ
クシート積層位置である第2停止位置との間を進退自在
に移動する剥離テーブル26aを備えた剥離機構26
と、前記第1停止位置の前方に近接して配置され、下面
にセラミックシート1aを吸着する吸着機構33を備え
た積層ヘッド31aと、積層ヘッド31aの周囲にセラ
ミックシート1aのみを切断する切断機構34とを備え
た積層機構31と、積層ヘッド31aの直下に対向して
配設され、上部に図示しないヒータを内蔵するととも
に、積層ヘッド31aに押圧することにより積層された
セラミックシート1aを熱圧着するプレスヘッド36a
を備えた仮プレス機構36と、剥離機構26からセラミ
ックシート1aが切断剥離されたキャリアフィルム1b
を剥離テーブル26aの鋭角端部26eに押圧する方向
にキャリアフィルム1bを連続的に搬送及び巻取る後述
する第2搬送機構及び巻取り機構25とを備えている。
吸着機構26d及び33は、例えば、適宜大きさの複数
の孔を有する多孔質板などから構成されている。
【0018】図10に示すように、剥離テーブル26a
の第1停止位置P1は鋭角端部26eの先端が積層ヘッ
ド31aの手前の位置であり、第2停止位置P2は鋭角
端部26eの先端が積層ヘッド31aの下面を通過した
位置である。
【0019】供給機構11及び第1搬送機構は、図1に
示すように、ロール状に回巻されたセラミックシートフ
ィルム1を取付け、図示しないアクチュエータにより駆
動されて順次セラミックシートフィルム1を送り出し供
給するための供給ローラ11aを備えた供給機構11
と、供給機構11から供給されたセラミックシートフィ
ルム1を案内して搬送する複数のガイドローラ12、1
3、15、16からなる第1搬送機構と、第1搬送機構
の中間に設けられ、セラミックシートフィルム1の適宜
な(例えば、1〜2kg程度の)テンション(張力)を
維持する第1テンション調整機構14と、剥離テーブル
26aの手前に設けられ、剥離テーブル26aの進退動
作に対応して剥離テーブル26aの進退方向に進退自在
に移動するように構成され、剥離テーブル26aに対し
てセラミックシートフィルム1を絶えず相対的に前進又
は停止するように供給するためのフィードローラ機構1
7とを備えている。
【0020】第1テンション調整機構14は、セラミッ
クシートフィルム1の張力を前記適宜一定の力に維持す
るための第1アクチュエータ14cに連結されて、第1
アクチュエータ14cの作動方向に延設された第1ガイ
ド部材14bに案内されて進退自在に移動する第1スラ
イド部材14aに取付けられ、セラミックシートフィル
ム1を搬送する第1可動ローラ14dを備えている。ま
た、第1スライド部材14aには、第1可動ローラ14
dの位置を検出し制御信号を操作制御ユニットに送るポ
テンショメータなどの第1位置センサ14eが、第1ア
クチュエータ14cと平行して配設されている。
【0021】フィードローラ機構17は、剥離テーブル
26aの移動方向に延設されたガイドレール部材17b
に案内されて、剥離テーブル26aの進退動作に対応し
て進退自在に移動するようにアクチュエータ17cに連
結されたスライド部材17aと、スライド部材17aに
取付けられて剥離テーブル26aの上面と略一直線上に
セラミックシートフィルム1を搬送する可動ローラ17
dとを備え、可動ローラ17dが常にセラミックシート
フィルム1を前進させる方向に回転するか又は少なくと
も停止するように可動ローラ17dを進退移動させるよ
うに構成されている。このような構成によって、剥離テ
ーブル26aの進退動作中に常にセラミックシートフィ
ルム1を剥離テーブル26aに対して相対的に後退させ
ることなく、後述の監視機構27を備えた画像処理機構
とも組合され、セラミックシートフィルム1上のセラミ
ックシート1aの位置を所定の待機位置である第1の停
止位置P1に精度よく合せて搬送することができる。
【0022】第2搬送機構及び巻取り機構25は、剥離
機構26の下方に配設され、剥離機構26からセラミッ
クシート1aが切断剥離されたキャリアフィルム1bを
案内して搬送する複数のガイドローラ19、20、2
1、22、24からなる第2搬送機構と、第2搬送機構
に隣接して設けられ、キャリアフィルム1bを係止する
フィルム係止機構28、29と、第2搬送機構の中間に
設けられ、キャリアフィルム1bの適宜な(例えば、1
〜2kg程度の)テンションを維持する第2テンション
調整機構23と、図示しないアクチュエータにより駆動
されて第2搬送機構により搬送されたキャリアフィルム
1bを最終的に巻取るための巻取りローラ25aを備え
た巻取り機構25とを備えている。第2搬送機構のうち
のガイドローラ19、20及び21とフィルム係止機構
28は、スライド部材26b上に取付けられており、剥
離テーブル26aと共に進退移動する。
【0023】フィルム係止機構28、29は、それぞれ
ガイドローラ19、22に隣接して設けられ、図示しな
いアクチュエータによりガイドローラ19、22の方向
に係止部材28a、29aを押付けてガイドローラ1
9、22上を搬送されているキャリアフィルム1bを係
止する。剥離テーブル26aが第1停止位置P1から第
2停止位置P2まで前進するときにフィルム係止機構2
8が作動し、剥離機構26においてキャリアフィルム1
bの表面からセラミックシート1aを切断及び剥離する
過程で、剥離テーブル26aが第2停止位置P2から第
1停止位置P1の方向に後退するときにフィルム係止機
構29が作動し、いずれのときもキャリアフィルム1b
が後戻りしないように係止される。
【0024】第2テンション調整機構23は、キャリア
フィルム1bの張力を前記適宜一定の力に維持するため
の第2アクチュエータ23cに連結されて第2アクチュ
エータ23cの作動方向に延設されたガイド部材23b
に案内されて進退自在に移動する第2スライド部材23
aに取付けられ、キャリアフィルム1bを搬送する第2
可動ローラ23dを備えている。また、第2スライド部
材23aには、第2可動ローラ23dの位置を検出し制
御信号を操作制御ユニットに送るポテンショメータなど
の第2位置センサ23eが、第2アクチュエータ23c
と平行して配設されている。
【0025】前記画像処理機構は、剥離テーブル26a
の上方に近接して積層機構31の手前に少なくとも2ヶ
所配設され、第1停止位置P1において、セラミックシ
ートフィルム1上のセラミックシート1aの位置を規定
する図示しないマークの位置を監視するCCDカメラな
どの監視機構27、35と、監視機構27、35によっ
て得られたセラミックシート1aの位置ずれ画像データ
を画像処理してそのずれ量を確認する図示しない画像処
理システムとから構成されている。監視機構27、35
は、セラミックシート1aが例えば四角形のものであれ
ば、その四角形の対角に前記マークも配置されているの
で、その対角に対応して少なくとも1個ずつ配設するの
が望ましい。
【0026】また、第1停止位置P1近辺に設けられて
いる図示しないファイバーセンサなどの第1位置検出手
段が、剥離テーブル26a上に搬送されたセラミックシ
ートフィルム1を剥離テーブル26aの待機位置である
第1停止位置P1にセラミックシート1aに設けられて
いる図示しないストップマークの位置を検出し、第1停
止位置P1に正確に合せて停止させ待機を行わせる。
【0027】さらに、第2停止位置P2近辺に設けられ
ている図示しないファイバーセンサなどの第2位置検出
手段が、剥離テーブル26aがセラミックシート積層位
置である第2停止位置P2まで前進した時にセラミック
シート1aのストップマークの位置を検出し、第2停止
位置P2に正確に合せて停止させる。
【0028】積層機構31は、その上部に、前記画像処
理機構によって画像処理して確認されたセラミックシー
ト1aのずれ量を位置補正するアライメント機構32が
設けられている。
【0029】アライメント機構32は、既に市販されて
いる公知のものであり詳細な説明は省略するが、図2及
び図3にそれぞれ構成及び作動の概念図を示すように、
平面配置構造のトップテーブル32aとベース32bと
の間の4隅に、平面内水平軸X1、X2軸とこれに直交
するY軸方向に進退自在に構成されたX1、X2、Y軸
クロスリニアガイド32c1、32c2、32c3とX
1、X2、Y軸クロスローラリング32d1、32d
2、32d3とを組合せたモジュール及び第4クロスロ
ーラリング32d4が平面配置されている。
【0030】図1及び図4に示すように、トップテーブ
ル32aが積層ヘッド31aの上面に取付けられ、ベー
ス32bが仮プレス機構36の外枠を形成してプレス反
力を支持する仮プレスフレーム36kの天板36k1に
固定されている。X1、X2、Y軸クロスリニアガイド
32c1、32c2、32c3は、それぞれカップリン
グ32e1、32e2、32e3を介してX1、X2、
Y軸モータM1、M2、M3によってそれぞれX1、X
2、Y軸方向に進退自在に駆動され、図3に示すよう
に、前記3つのモジュールを選択的に駆動することによ
りトップテーブル32aに取付けられた積層ヘッド31
aを水平面内で適宜X1、X2、Y軸移動又は回転さ
せ、前記セラミックシート1aのずれ量を正確に位置補
正(アライメント)することができる。
【0031】積層機構31の積層ヘッド31aは、図4
及び図5に示すように、仮プレスフレーム36k上部の
フレーム天板36k1と積層ヘッド31aとの間に配置
されて、フレーム天板36k1の下面に垂設された中空
構造の支柱部材37と、フレーム天板36k1及び支柱
部材37の内部に配設されたリニアブッシュなどの軸受
部材37b、37c、37dを挿通して設けられ、その
上端に連結されたエアシリンダなどのアクチュエータ3
9により上下方向に僅かに(例えば2mm程度)進退自
在に移動するロッド部材31bと、ロッド部材31bの
下端部に固設され、積層ヘッド31aの上端周囲にロー
ラ取付部材38aを介して設けられた少なくとも3個以
上の複数個のボルト付ボールベアなどのローラ部材38
の下部に配置されてローラの転動面となる板部材31c
とによって回動自在に支持されている。
【0032】アクチュエータ39は、例えば、フレーム
天板36k1上に図示しない固定部材によりヒンジ連結
されたエアシリンダであり、図4に示すように、エアシ
リンダロッド先端の先端部材39aと、中央部がロッド
部材31bの上端の先端部材31dとピンなどの軸部材
31eによってヒンジ結合され、一方の端部がフレーム
天板36k1の上面に立設された支持部材31g先端部
とピンなどの軸部材31hによってヒンジ結合されたリ
ンク部材31fの他方の端部とピンなどの軸部材31i
によってヒンジ結合されている。また、アクチュエータ
39が作動し、シリンダロッドが下方に伸張したとき、
シリンダロッド先端部材39aの下端部に固設されたス
トップ部材39bが、フレーム天板36k1上面に垂設
された位置決め調整ネジブロック31jに当接して停止
する。この停止位置は、以下に述べるが、剥離テーブル
26aが積層位置である第2停止位置P2に来た時、積
層ヘッド31aの下面がセラミックシートフィルム1上
に軟接触してセラミックシート1aを吸引する第2の停
止位置として、調整ネジブロック31jにより調整され
る。
【0033】さらに、積層ヘッド31aの上端部に、支
柱部材37の上端部が挿通する中空部32fを有しフレ
ーム天板36k1の下面に固設されたアライメント機構
32のベース32bの下部のトップテーブル32aと、
上下方向に僅かに(例えば2mm程度)伸縮自在に構成
された複数個のリニアスライド機構32cを介して係合
されている。そして、積層ヘッド31aがアクチュエー
タ39により上方に引上げられ後退したときは、積層ヘ
ッド31aの上面が支柱部材37の下端面37aに当接
するように構成されている。
【0034】このような構成により、積層ヘッド31a
が上方に後退した状態で仮プレス機構36が作動してプ
レスされるが、プレス反力は積層ヘッド31aから直接
支柱部材37を経てフレーム天板36k1に伝わる。す
なわち、精緻な機構であるアライメント機構32にはプ
レス反力が掛らないように構成されている。
【0035】なお、アクチュエータ39は、次の2段階
で作動する。まず初めに、積層機構31の積層ヘッド3
1aを僅かに(例えば約1mm程度)下方のアライメン
ト作動位置である第1の停止位置まで伸展させる。この
第1の停止位置で、前記画像処理機構により確認したセ
ラミックシート1aのずれ量をアライメント機構32に
よって位置補正が行われる。次に前記アライメント工程
終了後に、再びアクチュエータ39が作動して積層積層
ヘッド31aを僅かに(例えば約1mm程度)下方の吸
着位置である第2の停止位置まで伸展させセラミックシ
ートフィルム1上に接触させる。この第2の停止位置
で、積層積層ヘッド31aがセラミックシートフィルム
1の表面のセラミックシート1aを吸着する。
【0036】切断機構34は、図6乃至図8に示すよう
に、積層ヘッド31aの周囲に沿って配設されたガイド
部材34kに係合して進退自在に移動するスライド部材
34jに配設されたリンク機構34hを介して回転自在
に取付けられてセラミックシート1bのみを同時に切断
する複数個のカッタ34aと、積層ヘッド31aの周囲
に配設されて、スライド部材34jを進退させるため
の、図示しないアクチュエータにより駆動される駆動タ
イミングプーリ34b、駆動タイミングベルト34dに
係合して駆動される従動タイミングプーリ34c及び従
動タイミングベルト34eなどから構成された駆動機構
と、カッタ34aをリンク機構34hを介して上下移動
するためのアクチュエータ34qと、リンク機構34h
に取付けられカッタ34aを適宜の力で押し下げる方向
に付勢する付勢部材34iとを備えている。
【0037】カッタ34aは、図7及び図8に示すよう
に、スライド部材34jの下方部に突設されたカッタフ
レーム34gの下端部に一端部をピンなどの軸支部材3
4nを介してヒンジ結合されたカッタアーム34fの他
端部にピンなどの軸支部材34mを介してリンク機構3
4hと共に回転自在にヒンジ結合されている。また、ガ
イド部材34kの下方の積層ヘッド31aの周囲に延設
されて、その上部に設けられたアクチュエータ34qに
より上下に進退自在に構成された押下げ部材34rが、
図8に示すように、カッタアーム34fの上部を介して
カッタ34aを押し下げるように構成されている。
【0038】一方、リンク機構34hの上部に取付けら
れた付勢部材34iは、カッタ34aがアクチュエータ
34qによりセラミックシート1aの上面に接するよう
に押し下げられときにはカッタ34aを適宜の力で押し
下げる方向に付勢し、その付勢力はセラミックシート1
aのみを切断するように調整されている。このような構
成により、アクチュエータ34qの過大な押下げ力が直
接カッタ34aに伝わらず、キャリアフィルム1bまで
切断することのないように付勢部材34iが緩衝の役割
を果たしている。しかし、付勢部材34iは、アクチュ
エータ34qが後退した通常の待機状態では、リンク機
構34hを介してカッタ34aを自動的に引上げる方向
に張力が作動するように構成されている。
【0039】仮プレス機構36のプレスヘッド36aを
駆動する駆動機構は、プレスヘッド36aの進退時に高
速移動する高速駆動機構と、最終プレス時に微速移動す
る微速駆動機構とを備え、前記高速及び微速移動の少な
くとも2段に速度制御される。
【0040】プレスヘッド36aの駆動機構は、図1に
示すように、仮プレスフレーム36kに固設されたガイ
ド部材36nに案内されて上下に進退自在なスライド部
材36pに連結されたプレスヘッド36aの下部に軸受
部材36eを介して回転自在に連結した動力伝達部材3
6hと、動力伝達部材36hの下部に固設されたナット
部材36gとナット部材36gに係合したネジ部材36
cとからなるネジ駆動機構36bと、ネジ部材36cの
下端部に連結されて、ネジ部材36cを回転駆動する第
1モータ36jとからなる高速駆動機構と、図9に示す
ように、動力伝達部材36hと係合する動力減速部材3
6iに連結され、ナット部材36gを回転駆動する第2
モータ36mと、第1モータ36jの上部の仮プレスフ
レーム36kに固設され、ネジ部材36cを回転係止す
るネジ部材係止機構36fとからなる微速駆動機構とを
備えている。
【0041】第2モータ36mを停止することによりナ
ット部材36gを係止した状態で第1モータ36jを作
動させ、ネジ部材36cを回転してプレスヘッド36a
を高速進退させ、最終プレス時には第1モータ36jを
停止すると同時にネジ部材係止機構36fを作動させて
ネジ部材36cを係止した状態で第2モータ36mを作
動させ、ナット部材36gを回転してプレスヘッド36
aを微速進長させる。
【0042】以上の構成により、例えば、プレスヘッド
36aの前記高速進退は、ストローク55mmを0.2
〜0.5秒程度の高速で、微速進長は、0.2mmを約
0.2秒以上から可変の微速に制御される。これは、積
層タクトタイムの短縮を図るためプレスヘッド36aを
高速伸張させるが、最終プレス段階で積層セラミックシ
ート1a及び/又は後述する導体パターンが印刷形成さ
れていないカバーシートを熱圧着するときにはプレスヘ
ッド36aを微速伸張させ、積層セラミックシート1a
間及び/又はカバーシート間の空気を充分に追い出して
気泡を巻込まないようにするためである。
【0043】次に、前記の積層セラミック部品の積層装
置を用いて、セラミックシート1を積層し、熱圧着して
セラミック積層体を形成する本発明の一実施の形態によ
る積層セラミック部品の積層方法について、図10乃至
図19を参照して説明する。
【0044】まず、積層セラミック部品の積層第1工程
は、図1及び図10に示すように、セラミックシートフ
ィルム1を供給機構11及び第1搬送機構により適宜の
テンション調整を維持して第1停止位置P1に待機して
いる剥離テーブル26e上に連続的に供給及び搬送する
供給及び搬送工程である。このとき、前記第1位置検出
手段によって、剥離テーブル26a上に搬送されたセラ
ミックシートフィルム1を剥離テーブル26aの第1停
止位置P1に番のセラミックシート1aの位置を正確
に合せて停止させ待機を行わせる。
【0045】次に、積層第2工程は、図11に示すよう
に、フィルム係止機構28の係止部材28aが伸展して
にキャリアフィルム1bを係止した状態で、セラミック
シートフィルム1の裏面側を剥離テーブル26aに吸着
・固持されて、前記第2位置検出手段により積層位置で
ある第2停止位置P2に正確に合せて移動する前進工程
と、この前進工程の間に、アクチュエータ39(図4)
が作動して積層機構31の積層ヘッド31aを僅かに
(例えば約1mm程度)下方のアライメント作動位置で
ある第1の停止位置まで伸展させた状態で、前記画像処
理機構により確認した番のセラミックシート1aのず
れ量をアライメント機構32によって位置補正するアラ
イメント工程とを含む前進及びアライメント工程であ
る。
【0046】次に、積層第3工程は、前記アライメント
工程終了後、図12に示すように、再びアクチュエータ
39(図4)が作動して積層積層ヘッド31aを僅かに
(例えば約1mm程度)下方の吸着位置である第2の停
止位置まで伸展させセラミックシートフィルム1上に接
触させて、積層ヘッド31aがセラミックシートフィル
ム1の表面の番のセラミックシート1aを吸着すると
同時に剥離機構31の吸着が解除される積層機構吸着工
程である。
【0047】次に、積層第4工程は、図13に示すよう
に、カッタ機構34が下降してセラミックシート1aの
周辺を切断する切断工程である。
【0048】引続き、積層第5工程は、図14に示すよ
うに、切断機構34が上昇する切断機構待避工程であ
る。
【0049】引続き、積層第6工程は、図15に示すよ
うに、フィルム係止機構28の係止部材28aが後退し
て係止状態を解除するとともに、フィルム係止機構29
の係止部材29aが伸展してキャリアフィルム1bを係
止した状態で、剥離テーブル26aが待機位置の第1停
止位置P1まで後退し、これに伴いセラミックシートフ
ィルム1の表面の番のセラミックシート1aが剥離さ
れる剥離工程である。このとき、前記第1位置検出手段
によって、図16に示すように、剥離テーブル26a上
に搬送されたセラミックシートフィルム1を剥離テーブ
ル26aの第1停止位置P1に番のセラミックシート
1aの位置を正確に合せて停止させ待機を行わせる。
【0050】次に、積層第7工程は、図16に示すよう
に、剥離工程終了後、前記フィルム係止機構29の係止
部材29aが後退して係止状態が解除され、アクチュエ
ータ39(図4)が後退して番のセラミックシート1
aを吸着した積層ヘッド31aを僅かに(例えば約1m
m程度)上方の前記第1の停止位置まで上昇させた状態
で、アライメント機構32が原点位置に復帰するアライ
メント機構待避工程である。
【0051】引続き、積層第8工程は、図17に示すよ
うに、アライメント機構待避工程終了後さらに、積層機
構31がアクチュエータ39(図4)の作動により原点
の退避位置まで上昇する積層機構待避工程である。
【0052】次に、積層第9工程は、図18に示すよう
に、積層機構待避工程終了後、ヒータにより加熱された
仮プレス機構36が仮プレス駆動機構により高速で伸張
(上昇)する仮プレス機構高速伸張工程である。
【0053】引続き、積層第10工程は、図19に示す
ように、番のセラミックシート1aのプレスを開始す
ると同時に仮プレス機構36が微速伸張(上昇)して最
終プレスを行って番のセラミックシート1aを熱圧着
する仮プレス工程である。
【0054】最後に、積層第11工程は、図示しないが
図10のように、仮プレス機構36が待機位置まで高速
で後退(下降)する仮プレス機構待避工程である。な
お、フィルム係止機構28の係止部材28aも後退して
係止状態が解除される。
【0055】前記工程を順次、、―――番のセラミ
ックシート1aに対して所定回数繰返し行うことによ
り、上下にそれぞれ所定の数(例えば、40〜50枚程
度)の積層された導体パターンが印刷形成されていない
カバーシートにより挟み込まれた状態で所定の数(例え
ば、200〜400枚程度)の積層されたセラミックシ
ート1aを所定(例えば8トン程度)の仮プレス力によ
り熱圧着して一体化し、セラミック積層体を形成する。
【0056】次に、本発明に係る一実施の形態による積
層セラミック部品の積層システム全体について、添付の
図20及び図21を参照して説明する。
【0057】本発明に係る一実施の形態による積層セラ
ミック部品の積層システムは、図1に示すとともに前記
したように、供給機構11及び第1搬送機構と、剥離機
構26と、前記画像処理機構と、第2搬送機構及び巻取
り機構25とからなるセラミックシートフィルム供給搬
送ユニット10と、図20に示すように、セラミックシ
ートフィルム供給搬送ユニット10の前方に第1の側面
30aを隣接して配設され、図1に示すように、積層機
構31と、仮プレス機構36とからなる積層仮プレスユ
ニット30と、積層仮プレスユニット30の第1の側面
30aと相対側の第2の側面30bに隣接して配置さ
れ、いずれも図示しないが図1及び前記のセラミックシ
ートフィルム供給搬送ユニット10と同様に構成され、
連続する帯状のキャリアフィルムの表面上に導体パター
ンが印刷形成されていないカバーシートフィルムの適宜
なテンションを維持するテンション調整機構を備え、カ
バーシートフィルムを連続的に供給及び搬送する供給機
構及び第1搬送機構と、前記搬送されたカバーシートフ
ィルムの裏面側に配設されて、上面にカバーシートフィ
ルムの裏面側を吸着する吸着機構を備え、先端上方部が
適宜な鋭角で形成された鋭角端部を有し、カバーシート
フィルムの裏面側を固持して待機位置である第1停止位
置と所定のカバーシート積層位置である第2停止位置と
の間を進退自在に移動する剥離テーブルを備えた剥離機
構とからなるカバーシートフィルム供給搬送ユニット7
0と、積層仮プレスユニット30の第3または第4のい
ずれかの側面(例えば第3の側面30c)に隣接して配
置され、ヒータ及び真空吸引機構51a、52aを内蔵
するとともに、積層仮プレスユニット30で一体化形成
されて搬送機構により搬送された積層体を仮プレス機構
36のプレス力より強大な所定(例えば、50トン程
度)のプレス力により熱圧着して最終的にセラミック積
層体を形成する本プレス機構から構成される積層本プレ
スユニット50と、セラミックシートフィルム供給搬送
ユニット10、カバーシートフィルム供給搬送ユニット
70、積層仮プレスユニット30及び積層本プレスユニ
ット50の各吸着機構及び真空吸引機構に真空を供給す
るための真空発生ユニット40等と、図1に示すような
上記各ユニットの操作制御及びモニター用パネル61、
を含む操作制御ユニット60とから構成されている。
【0058】積層本プレスユニット50は、図21に示
すように、上面にヒータを内蔵するとともに、積層仮プ
レスユニット30で一体化形成されて搬送された前記積
層体を真空吸引するヒータ及び真空吸引機構51aを備
えたプレス台座51と、下面にヒータ及び真空吸引機構
52aを内蔵するとともに、プレス台座51上面に接触
する位置まで下降して前記積層体を密閉して真空吸引す
る密閉機構52bを備え、積層体を前記所定のプレス力
により熱圧着して最終的にセラミック積層体を形成する
プレスヘッド52とを備えた積層本プレス機構と、その
積層本プレス機構を支えるフレーム台座54と、前記全
体を覆うカバー59とからなっている。
【0059】プレス台座51は、フレーム台座54の上
面に固設されている。また、プレスヘッド52は、フレ
ーム台座54の上面に立設されたガイド部材55に案内
されて上下方向に進退自在に移動するスライド部材56
の中央下面に固設されている。スライド部材56の中央
上面には、ガイド部材55の上端にナットなどの固定部
材58によって固設されたシリンダ取付け部材57の中
央に取付けられた流体圧シリンダ53のシリンダロッド
53aの先端が連結されている。この流体圧シリンダ5
3により前記所定の強大なプレス力が得られる。
【0060】積層仮プレスユニット10において積層さ
れる積層体は、前記したように、積層セラミックシート
1aの上下部がそれぞれ適宜枚数(例えば、40〜50
枚程度)のカバーシートの積層体である。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明した本発明による積層
セラミックコンデンサなどのセラミック積層部品の積層
方法とその装置は、下記のような従来にない優れた効果
を奏する。 (1)積層タクトタイムを短縮化及び省スペース化。積
層機構31の水平移動をなくし、剥離機構26のセラミ
ックシート1aの大きさに近い最小限距離の水平移動に
よるセラミックシートフィルム1の搬送及びセラミック
シート1aの剥離を行うこと(省スペース化)と、仮プ
レス機構36の高速及び微速制御の採用による高速プレ
スを可能にしたこととによって、セラミックシート1枚
当りのタクトタイムを、例えば前記従来の約6〜7秒か
ら3.8秒に大幅に短縮化した。
【0062】(2)積層精度を向上。比較的重量構造の
積層機構31の水平移動をなくし、剥離機構26の水平
移動によるセラミックシートフィルム1の搬送を行うよ
うにしたことと、フィードローラ機構17により常にセ
ラミックシートフィルム1を剥離テーブル26aに対し
て相対的に後退させることなく、前記画像処理機構とも
組合され、セラミックシートフィルム1上のセラミック
シート1aの位置を所定の待機位置である第1の停止位
置P1に精度よく合せて搬送することと、アライメント
機構32によりセラミックシート1aのずれ量を最終的
に正確に位置補正することとによって、セラミックシー
ト積層時の精度を、例えば前記従来の約10μm程度か
ら5μm以内に大幅に向上させた。
【0063】(3)積層セラミックシートへの気泡巻込
み及び皺発生を防止。仮プレス機構36の高速及び微速
制御の採用による最終的な微速プレスを可能にしたこと
によって、積層セラミックシート1a間及び/又はカバ
ーシート間の空気を充分に追い出して気泡を巻込まない
ようにするとともに、これによってセラミックシートに
皺が発生しないようにした。
【0064】(4)セラミックシートの薄膜化要求に対
応可能。以上の構成と効果等によって、セラミックシー
トの厚さを、例えば前記従来の限界である5μm以上か
ら2〜3.5μmの薄膜化の要求に充分対応可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態による積層セラミッ
ク部品の積層装置の概念図である。
【図2】図1のA−A矢視、アライメント機構の概念図
である。
【図3】アライメント機構の作動概念図である。
【図4】図1のF部(積層機構支持構造)の詳細図であ
る。
【図5】図4のG−G矢視図(積層機構支持構造部)で
ある。
【図6】図1のB−B矢視図(カッタ機構の概念図)で
ある。
【図7】図6のD−D矢視図(カッタ機構の概念図)で
ある。
【図8】図7のE−E矢視図(カッタ機構の概念図)で
ある。
【図9】図1のC−C矢視図(仮プレス機構の概念図)
である。
【図10】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第1工程図(供給及び搬送
工程図)である。
【図11】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第2工程図(前進及びアラ
イメント工程図)である。
【図12】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第3工程図(積層機構吸着
工程図)である。
【図13】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第4工程図(切断工程図)
である。
【図14】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第5工程図(切断機構待避
工程図)である。
【図15】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第6工程図(剥離工程図)
である。
【図16】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第7工程図(アライメント
機構待避工程図)である。
【図17】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第8工程図(積層機構待避
工程図)である。
【図18】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第9工程図(仮プレス機構
高速伸張工程図)である。
【図19】本発明の積層セラミック部品の積層装置によ
る積層セラミック部品の積層第10工程図(仮プレス工
程図)である。
【図20】本発明に係る一実施の形態による積層セラミ
ック部品の積層システムの概念平面図である。
【図21】図20のF−F矢視、本プレス機構の概念図
である。
【図22】従来の積層セラミック部品の積層装置(第1
の例)の概念図である。
【図23】従来の積層セラミック部品の積層装置(第2
の例)の概念図である。
【符号の説明】
1、80 セラミックシートフィルム 1a、80a セラミックシート 1b、80b キャリアフィルム 10 セラミックシートフィルム供給搬送ユニット 11、81 供給機構 12、13、15、16、18、19、20、21、2
2、24、29、82搬送機構(ガイドローラ) 14 第1テンション調整機構 14a 第1スライド部材 14b 第1ガイド部材 14c 第1アクチュエータ 14d 第1可動ローラ 14e 第1位置センサ 17 フィードローラ機構 17a、26b、34j、34p、36p、56 スラ
イド部材 17b、26c、34k、36n、55 ガイド部材 17c、26f 、34q、39 アクチュエータ 17d 可動ローラ 23 第2テンション調整機構 23a 第2スライド部材 23b 第2ガイド部材 23c 第2アクチュエータ 23d 第2可動ローラ 23e 第2位置センサ 25、83 巻取り機構 26 剥離機構 26a 剥離テーブル 26d、33、85 吸着機構 26e 鋭角端部 27、35 監視機構(CCDカメラ) 28 第1フィルム係止機構 28a、29a 係止部材 29 第2フィルム係止機構 30 積層仮プレス装置ユニット 30a、30b、30c、30d 第1、第2、第3、
第4の側面 31 積層機構 31a 積層ヘッド 31b ロッド部材 31c 板部材 31d、39a 先端部材 31e、31h、31i 軸部材 31f リンク部材 31g 支持部材 32 アライメント機構 32a トップテーブル 32b ベース 32c1、32c2、32c3 X1軸、X2軸、Y軸
クロスリニアガイド 32d1、32d2、32d3 X1軸、X2軸、Y軸
クロスローラリング 32d4 第4クロスローラリング 32e リニアスライド機構 32f 中空部 34 切断機構 34a、86 カッタ 34b 従動タイミングプーリ 34c 駆動タイミングプーリ 34d 駆動タイミングベルト 34e 従動タイミングベルト 34f カッタアーム 34g カッタフレーム 34h リンク機構 34i 付勢部材 34m カッタ軸 34r 押下げ部材 36 仮プレス機構 36a、52 プレスヘッド 36b ネジ駆動機構 36c ネジ部材 36e、37b、37c、37d 軸受部材 36f ネジ部材係止機構 36g ナット部材 36h 動力伝達部材 36i 動力減速部材 36j 第1モータ 36k 仮プレスフレーム 36k1 フレーム天板 36m 第2モータ 37 支柱部材 37a 下端面 38 ローラ部材 38a ローラ取付け部材 40 真空発生ユニット 50 本プレス装置ユニット 50a 流体圧ユニット 51 プレス台座 51a、52a ヒータ及び真空吸引機構 52b 密閉機構 53 流体圧シリンダ 53a シリンダロッド 54 フレーム台座 55 ガイド部材 57 シリンダ取付け部材 58 固定部材 59 カバー 60 操作制御ユニット 61 制御パネル 62 操作パネル 70 カバーシート供給装置ユニット 84 移送機構 87 吸着・切断機 88 プレス機 89 剥離台 M1、M2、M3 X1軸、X2軸、Y軸モータ P1 第1停止位置(待機位置) P2 第2停止位置(積層位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E082 AB03 BC38 EE04 EE35 FG06 FG26 LL01 LL02 MM11 MM12 MM13 MM15 MM21 MM22 MM23 MM24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する帯状のキャリアフィルムの表面
    上に内部電極となる導体パターンが印刷形成されたセラ
    ミックシートフィルムを連続的に供給及び搬送する供給
    機構及び第1搬送機構と、 前記搬送されたセラミックシートフィルムの裏面側に配
    設されて、上面にセラミックシートフィルムの裏面側を
    吸着する吸着機構を備え、先端上方部が適宜な鋭角で形
    成された鋭角端部を有し、セラミックシートフィルムの
    裏面側を固持して待機位置である第1停止位置と所定の
    セラミックシート積層位置である第2停止位置との間を
    進退自在に移動する剥離テーブルを備えた剥離機構と、 前記第1停止位置の前方に近接して配置され、下面に前
    記セラミックシートを吸着する吸着機構を備えた積層ヘ
    ッドと、積層ヘッドの周囲にセラミックシートを切断す
    る切断機構とを備えた積層機構と、 前記積層ヘッドの直下に対向して配設され、上部にヒー
    タを内蔵するとともに、前記積層ヘッドに押圧すること
    により積層されたセラミックシートを熱圧着するプレス
    ヘッドを備えた仮プレス機構と、 前記剥離機構からセラミックシートが切断剥離されたキ
    ャリアフィルムを前記剥離テーブルの鋭角端部に押圧す
    る方向に連続的に搬送及び巻取る第2搬送機構及び巻取
    り機構とを備え、 前記剥離テーブルの第1停止位置は前記鋭角端部先端が
    積層ヘッドの手前の位置であり、第2停止位置は前記鋭
    角端部先端が積層ヘッドの下面を通過した位置であるこ
    とを特徴とする積層セラミック部品の積層装置。
  2. 【請求項2】 前記供給機構及び第1搬送機構は、 ロール状に回巻された前記セラミックシートフィルムを
    取付け、アクチュエータにより駆動されて順次セラミッ
    クシートフィルムを送り出し供給するための供給ローラ
    を備えた供給機構と、 供給機構から供給された前記セラミックシートフィルム
    を案内して搬送する複数のガイドローラからなる第1搬
    送機構と、 第1搬送機構の中間に設けられ、前記セラミックシート
    フィルムの適宜なテンションを維持する第1テンション
    調整機構と、 前記剥離テーブルの手前に設けられ、剥離テーブルの進
    退動作に対応して剥離テーブルの進退方向に進退自在に
    移動するように構成され、剥離テーブルに対してセラミ
    ックシートフィルムを絶えず相対的に前進又は停止する
    ように供給するためのフィードローラ機構とを備え、 前記第2搬送機構及び巻取り機構は、 前記剥離機構の下方に配設され、剥離機構からセラミッ
    クシートが切断剥離されたキャリアフィルムを案内して
    搬送する複数のガイドローラからなる第2搬送機構と、 第2搬送機構に隣接して設けられ、前記キャリアフィル
    ムを係止する少なくとも1つのフィルム係止機構と、 第2搬送機構の中間に設けられ、前記キャリアフィルム
    の適宜なテンションを維持する第2テンション調整機構
    と、 アクチュエータにより駆動されて第2搬送機構により搬
    送されたキャリアフィルムを最終的に巻取るための巻取
    りローラを備えた巻取り機構とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の積層セラミック部品の積層装置。
  3. 【請求項3】 前記フィードローラ機構は、 アクチュエータに連結されて前記剥離テーブルの移動方
    向に剥離テーブルの進退動作に対応して進退自在に移動
    するように構成されたスライド部材と、 前記スライド部材に取付けられて前記剥離テーブルの上
    面と略一直線上にセラミックシートフィルムを搬送する
    可動ローラとを備え、 前記可動ローラが常にセラミックシートフィルムを前進
    させる方向に回転するか又は停止するように可動ローラ
    を進退移動させるように構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の積層セラミック部品の積層装置。
  4. 【請求項4】 前記第1テンション調整機構は、 前記セラミックシートフィルムの張力を適宜一定の力に
    維持するための第1アクチュエータに連結されて第1ア
    クチュエータの作動方向に進退自在に移動する第1スラ
    イド部材に取付けられ、セラミックシートフィルムを搬
    送する第1可動ローラを備え、 前記第2テンション調整機構は、 前記キャリアフィルムの張力を適宜一定の力に維持する
    ための第2アクチュエータに連結されて第2アクチュエ
    ータの作動方向に進退自在に移動する第2スライド部材
    に取付けられ、キャリアフィルムを搬送する第2可動ロ
    ーラを備えたことを特徴とする請求項2に記載の積層セ
    ラミック部品の積層装置。
  5. 【請求項5】 前記積層機構の積層ヘッドは、 前記仮プレス機構の外枠を形成してプレス反力を支持す
    る仮プレスフレーム上部のフレーム天板と積層ヘッドと
    の間に配置されて、フレーム天板の下面に垂設された中
    空構造の支柱部材と、 前記フレーム天板及び支柱部材を挿通して設けられ、そ
    の上端に連結されたアクチュエータにより上下方向に進
    退自在に移動するロッド部材と、 ロッド部材の下端部に固設され、積層ヘッドの上端周囲
    に設けられた複数個のローラ部材の下部に配置されてロ
    ーラの転動面となる板部材とによって回動自在に支持さ
    れるとともに、 積層ヘッドの上端部に、前記支柱部材の上端部が挿通す
    る中空部を有しフレーム天板の下面に固設された前記ア
    ライメント機構と、上下方向に伸縮自在に構成された複
    数個のリニアスライド機構を介して係合され、 積層ヘッドが上方に後退したときは、積層ヘッドの上面
    が前記支柱部材の下端面に当接するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の積層セラミック部
    品の積層装置。
  6. 【請求項6】 前記仮プレス機構のプレスヘッドを駆動
    する駆動機構は、 プレスヘッドの進退時に高速移動する高速駆動機構と、 最終プレス時に微速移動する微速駆動機構とを備え、 前記高速及び微速移動の少なくとも2段に速度制御され
    ることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック部
    品の積層装置。
  7. 【請求項7】 前記プレスヘッドの駆動機構は、 前記仮プレスフレームに固設されたガイド部材に案内さ
    れて上下に進退自在なスライド部材に連結された前記プ
    レスヘッドの下部に軸受部材を介して回転自在に連結し
    た動力伝達部材と、前記動力伝達部材の下部に固設され
    たナット部材とそのナット部材に係合したネジ部材とか
    らなるネジ駆動機構と、前記ネジ部材の下端部に連結さ
    れて、ネジ部材を回転駆動する第1モータとからなる高
    速駆動機構と、 前記動力伝達部材と係合する動力減速部材に連結され、
    前記ナット部材を回転駆動する第2モータと、前記第1
    モータの上部の仮プレスフレームに固設され、ネジ部材
    を回転係止するネジ部材係止機構とからなる微速駆動機
    構とを備え、 前記第2モータを停止することにより前記ナット部材を
    係止した状態で第1モータを作動させ前記ネジ部材を回
    転して前記プレスヘッドを高速進退させ、前記最終プレ
    ス時には第1モータを停止すると同時に前記ネジ部材係
    止機構を作動させてネジ部材を係止した状態で第2モー
    タを作動させ前記ナット部材を回転して前記プレスヘッ
    ドを微速進長させることを特徴とする請求項7に記載の
    積層セラミック部品の積層装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7に記載の積層
    セラミック部品の積層装置を用いて、導体パターンを印
    刷形成したセラミックシートを積層し、熱圧着してセラ
    ミック積層体を形成する積層セラミック部品の積層方法
    において、 前記セラミックシートフィルムを前記供給機構及び第1
    搬送機構により適宜のテンション調整を維持して連続的
    に供給及び搬送する供給及び搬送工程と、 前記セラミックシートフィルムをその裏面側が前記剥離
    機構に吸着・固持されて前記積層位置に移動する前進工
    程と、 前記前進工程の間に、前記画像処理機構により確認した
    セラミックシートのずれ量を前記アライメント機構によ
    って位置補正するアライメント工程と、 前記前進工程終了後、前記積層機構が前記セラミックシ
    ートフィルム上に下降してセラミックシートフィルムの
    表面のセラミックシートを吸着すると同時に前記剥離機
    構の吸着が解除されるとともに、前記カッタ機構が下降
    して前記セラミックシートの周辺を切断する切断工程
    と、 切断工程終了後、前記切断機構が上昇すると同時に前記
    フィルム係止機構により前記キャリアフィルムを係止し
    た状態で、前記剥離機構が前記待機位置まで後退し、こ
    れに伴い前記セラミックシートフィルムの表面のセラミ
    ックシートが剥離される剥離工程と、 剥離工程終了後、前記フィルム係止機構が解除され、前
    記セラミックシートを吸着した積層機構が上昇するとと
    もに、前記アライメント機構とも原点位置に復帰する待
    避工程と、 待避工程終了後、ヒータにより加熱された前記仮プレス
    機構が前記仮プレス駆動機構により高速で上昇し、前記
    セラミックシートがプレスを開始すると同時に仮プレス
    機構が微速上昇して最終プレスを行って前記セラミック
    シートを熱圧着する仮プレス工程とを含み、 前記工程を所定回数行うことにより、上下にそれぞれ所
    定の数の積層された導体パターンが印刷形成されていな
    いカバーシートにより挟み込まれた状態で所定の数の積
    層されたセラミックシートを所定の仮プレス力により熱
    圧着して一体化し、セラミック積層体を形成することを
    特徴とする積層セラミック部品の積層方法。
  9. 【請求項9】 前記供給機構及び第1搬送機構と、剥離
    機構と、画像処理機構と、第2搬送機構及び巻取り機構
    とからなるセラミックシートフィルム供給搬送ユニット
    と、 前記セラミックシートフィルム供給搬送ユニットの前方
    に第1の側面を隣接して配設され、前記積層機構と仮プ
    レス機構とからなる積層仮プレスユニットと、 前記積層仮プレスユニットの第1の側面と相対側の第2
    の側面に隣接して配置され、連続する帯状のキャリアフ
    ィルムの表面上に導体パターンが印刷形成されていない
    カバーシートフィルムの適宜なテンションを維持するテ
    ンション調整機構を備え、カバーシートフィルムを連続
    的に供給及び搬送する供給機構及び第1搬送機構と、 前記搬送されたカバーシートフィルムの裏面側に配設さ
    れて、上面にカバーシートフィルムの裏面側を吸着する
    吸着機構を備え、先端上方部が適宜な鋭角で形成された
    鋭角端部を有し、カバーシートフィルムの裏面側を固持
    して待機位置である第1停止位置と所定のカバーシート
    積層位置である第2停止位置との間を進退自在に移動す
    る剥離テーブルを備えた剥離機構とからなるカバーシー
    トフィルム供給搬送ユニットと、 前記積層仮プレスユニットの第3または第4のいずれか
    の側面に隣接して配置され、ヒータを内蔵するとともに
    前記積層仮プレスユニットで一体化形成されて搬送機構
    により搬送された積層体内部の気泡を吸引するための真
    空吸引機構を備えたプレス台座と、ヒータを内蔵すると
    ともに前記積層体内部の気泡を吸引するためプレス台座
    上面を密閉する密閉機構及び真空吸引機構を備え、積層
    体を前記仮プレス機構のプレス力より強大な所定のプレ
    ス力により熱圧着して最終的にセラミック積層体を形成
    するプレスヘッドとを備えた積層本プレス機構から構成
    される積層本プレスユニットと、 前記セラミックシートフィルム供給搬送ユニット、カバ
    ーシートフィルム供給搬送ユニット、積層仮プレスユニ
    ット及び本プレスユニットの各吸着機構に真空を供給す
    るための真空発生ユニット等と、 上記各ユニットの操作制御及びモニター用パネルを含む
    操作制御ユニットとから構成され、 前記積層仮プレスユニットにおいて積層される積層体
    は、積層セラミックシートの上下部がそれぞれ適宜枚数
    のカバーシートの積層体であることを特徴とする積層セ
    ラミック部品の積層システム。
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