JPH08162364A - 積層型電子部品の積層方法及びその装置 - Google Patents
積層型電子部品の積層方法及びその装置Info
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- JPH08162364A JPH08162364A JP30220394A JP30220394A JPH08162364A JP H08162364 A JPH08162364 A JP H08162364A JP 30220394 A JP30220394 A JP 30220394A JP 30220394 A JP30220394 A JP 30220394A JP H08162364 A JPH08162364 A JP H08162364A
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Abstract
積層できる積層型電子部品の積層方法を提供すること。 【構成】 所定枚数の単位シートStを順次積み重ねて
熱圧着した後、この上に所定枚数の単位シートStを順
次積み重ねて全体を熱圧着する手順を所定回数繰り返し
ているので、全体の積層枚数が多くなる場合でも熱圧着
時に圧力歪やずれを生じ難く、従来のようなクラック発
生や層間剥離等を確実に防止してシート積層を良好に行
うことができる。
Description
層型電子部品の製造に有用なシート積層方法及びその装
置に関するものである。
造には、部品種に対応する導体群を備えた単位シートを
カバーシートと共に積層し熱圧着する工程を必要とす
る。単位シートの作成には、スクリーン印刷等の手法に
より所定数及び配列の導体群を長手方向に等間隔で形成
した帯状のセラミックグリーンシートを用意し、筒状の
切断刃を備えたユニットによりこれを所定の単位寸法で
打ち抜く方法が一般的に採用されている。
シートを1枚ずつ積み重ねて所望枚数の単位シートを一
括で圧着する方法がある。しかし、この方法では、積層
枚数が多くなるにつれて圧着時における内部圧力分布の
偏りが大きくなり、該圧力歪によってクラック発生や層
間剥離等の積層不良を生じる難点がある。
・熱圧着を少枚数単位で実施し、最終的にこれらを必要
個数積み重ねて最終的に熱圧着する方法が実施されてい
る。しかし、この方法では、少枚数単位で個別に熱圧着
が実施されるため、少枚数積層体相互間の馴染みが悪
く、境界部分にずれや上記同様の圧力歪を生じる問題点
がある。
で、その目的とするところは、多数枚の単位シートを不
良を生じることなく積層できる方法と、該方法の実施に
好適な装置を提供することにある。
め、請求項1の発明は、部品種に対応する導体群を備え
た単位シートを積層し熱圧着する積層型電子部品の積層
方法において、所定枚数の単位シートを順次積み重ねて
熱圧着した後、この上に所定枚数の単位シートを順次積
み重ねて全体を熱圧着する手順を所定回数繰り返すこと
を特徴としている。
法において、所定回数の単位シート積層及び熱圧着が完
了した後にこれを最終的に熱圧着することを特徴として
いる。
位置と熱圧着位置の順で搬送するパレット搬送手段と、
キャリアテープにより支持され且つ部品種に対応する導
体群が長手方向に等間隔で形成された帯状のグリーンシ
ートを移動させるシート移送手段と、一導体群が包含さ
れるようにグリーンシートを単位シートの幅及び長さ寸
法で切断するシート切断手段と、切断された単位シート
を搬送し積層位置にあるパレット上に積み重ねる単位シ
ート搬送手段と、熱圧着位置にあるパレット上の単位シ
ートを熱圧着する熱圧着手段とを具備したことを特徴と
している。
置において、シート切断手段がグリーンシートを単位シ
ートの幅寸法で切断する治具と長さ寸法で切断する治具
とに分離構成され、単位シート搬送手段が幅寸法切断治
具と長さ寸法切断治具の何れか一方を備え、且つ切断さ
れた単位シートを吸着する手段を有することを特徴とし
ている。
置において、グリーンシートを切断・吸着位置で支承し
且つ同位置から離反可能なテーブルを備えたことを特徴
としている。
順次積み重ねて熱圧着した後、この上に所定枚数の単位
シートを順次積み重ねて全体を熱圧着する手順を所定回
数繰り返すことで、所望枚数のシート積層物が得られ
る。単位シート積層と熱圧着とが所定枚数単位で順に繰
り返されるので、全体の積層枚数が多くなる場合でも熱
圧着時に圧力歪やずれを生じ難い。
ト積層及び熱圧着が完了した後にこれを最終的に熱圧着
することで所望枚数のシート積層物が得られる。最終的
な熱圧着により圧着不均衡を是正できる他は、請求項1
の発明と同様の作用が得られる。
トをパレット上に所定枚数積み重ね、また熱圧着位置で
これを熱圧着することができる。積層用パレットを積層
位置と熱圧着位置の順で搬送しているので、該パレット
搬送により上記の単位シート積層と熱圧着を所定回数繰
り返すことができる。
と長さ寸法切断の何れか一方と、切断された単位シート
を吸着搬送を一手段にて行うことができる。他の作用は
請求項3の発明と同様である。
ブルを離反させることで、キャリアテープからの単位シ
ート剥離をスムーズに行うことができる。他の作用は請
求項4の発明と同様である。
面図と上面図を夫々示してある。同図において、1は供
給リール、2は巻取リール、3はガイドリール、4はテ
ンションリール、5は剥離ブレード、6は回収ボック
ス、7は切断リール、8はカッター、9は打抜テーブ
ル、10は搬送ユニット、11,12はCCDカメラ、
13は仮プレステーブル、14はコンベア、15はカバ
ーシートセッター、16は本プレス機、17はパレット
である。
ックグリーンシート(以下単にグリーンシートと言う)
GSが巻き付けられている。このグリーンシートGS
は、PETフィルム等から成る帯状のキャリアテープK
Tによってその下面を支持されており、その上面には電
子部品に対応した導体群Pが所定配列で形成されてい
る。また、各導体群Pの周囲には位置決めマーク(図示
省略)が複数個設けられている。ちなみに、図示例のグ
リーンシートGSは積層コンデンサ用のもので、5×6
配列の矩形状の導体群Pが長手方向に等間隔で形成され
ている。また、図中の2点鎖線は、グリーンシートGS
から打ち抜かれる単位シートStの位置及び大きさを示
す。
ートGSは、ガイドリール3及びテンションリール4を
介して切断リール7上に送り込まれ、さらにガイドリー
ル3を介して打抜テーブル9上に送り込まれた後、ガイ
ドリール3及びテンションリール4を介して巻取リール
2によって巻き取られる。巻取リール2にはモータ等の
動力源が接続されており、必要に応じて巻取リール2を
回動させてグリーンシートGSの移動を行う。単位シー
ト打ち抜き後のグリーンシートGSの残材は剥離ブレー
ド5によりキャリアテープKTから掻き取られ回収ボッ
クス6に回収される。つまり、巻取リール2にはキャリ
アテープKTのみが巻き取られる。
に2枚の円形刃8aを対向して備えており、切断リール
7との協働でグリーンシートGSの切断を行う。両円形
刃8aの間隔(切断間隔)は単位シートStの幅寸法に
合致している。また、カッター8は切断リール7の表面
にバネ付勢されており、キャリアテープKTを傷つける
ことなくグリーンシートGSのみを切断する。
アコンプレッサ等の吸引源に通じる複数の吸引口9a
と、テーブル自体を加熱する電熱ヒータ9bを備えてお
り、平坦な矩形状上面でキャリアテープKTを支承す
る。また、打抜テーブル9の前端はキャリアテープKT
がスムーズに滑動するよう曲面となっている。この打抜
テーブル9は、モータ等の動力源によってその下側のガ
イドリール3と共にグリーンシート切断・吸着位置から
後退し、また後退位置から切断・吸着位置に復帰でき
る。
平坦な矩形状下面を有する吸着ブロック10aと、該吸
着ブロック10aの前後位置に上下動可能に配置された
一対の矩形刃10bと、該矩形刃10bを下方に付勢す
るバネ材10cと、これらを上下動させるエアシリンダ
等から構成されている。両矩形刃10bの間隔(切断間
隔)は単位シートStの長さ寸法に合致している。ま
た、吸着ブロック10aの外周部分、即ち吸着される単
位シートの導体群Pから離れた外周位置には、エアコン
プレッサ等の吸引源に通じる複数の吸引口10dが設け
られており、吸着時に導体群P及びシート表面に傷を付
けない配慮がなされている。この搬送ユニット10は、
モータ18aにより回転駆動されるボールネジ18bに
装着されており、打抜テーブル9と平行に前後動する。
に退避可能に配置され、打抜テーブル9上のグリーンシ
ートGSを撮像し、導体群Pの位置決めマークを読み取
ってその位置検出を行う。
ット17の上方に退避可能に配置され、パレット17上
のカバーシートSk或いは最上層の単位シートStの位
置検出を行う。
パレット17の下方に上下動且つ回動自在に配置され、
エアシリンダ等により上昇し仮プレス位置のパレット1
7を押し上げる。また、仮プレステーブル13にはテー
ブル自体を加熱する電熱ヒータが設けられている。
パレット17を支持しつつこれらを図2に示す矢印方向
に搬送する。このコンベア14には、積層完了後のパレ
ット17をコンベア14上から排出するためのアンロー
ダー14aと、新しいパレット17をコンベア14上に
取り入れるためのローダー14bが夫々設けられてい
る。
ダ等により上下動可能な吸着ヘッド15aと、これをコ
ンベア14上に往復移動させるスライド機構15bとか
ら構成されており、コンベア14の仮プレス位置よりも
下流側に配置されている。このカバーシートセッター1
5は、待機位置に用意された単位シートStと同寸法の
カバーシートSk(導体群が形成されていない単位寸法
のグリーンシート)を吸着・移送し、これをパレット1
7上に積層された単位シートSt上に積み重ねる。
エアシリンダ等により上下動可能な可動テーブル16a
と、該可動テーブル16aとの協働によりパレット17
上に積層された単位シートStを所定圧力下でプレスす
る固定テーブル16bとから構成されており、コンベア
14のカバーシートセット位置よりも下流側に配置され
ている。また、可動テーブル16aと固定テーブル16
bの少なくとも一方にはテーブル自体を加熱する電熱ヒ
ータが設けられている。
シート寸法よりも大きな矩形状金属板から成り、その上
面には最下層となるカバーシートSkが糊剤等により着
脱自在に接着されている。このパレット17はコンベア
14上に載置され、該コンベア14に沿って搬送され
る。
21を参照して説明する。
ートGSは、キャリアテープKTを下にして切断リール
7上を通過する。この通過過程では、図4に示すよう
に、カッター8の両円形刃8aが所定のバネ付勢下でグ
リーンシートGSに食い込み、これによりキャリアテー
プKTを傷つけることなくグリーンシートGSのみが単
位シートStの幅寸法で切断される。
Sは、図5に示すように、打抜テーブル9上に送り込ま
れて停止し、吸引口9aに生じる負圧によりキャリアテ
ープKTを吸着されその停止状態を保持されると共に、
電熱ヒータ9bによるテーブル熱で加熱される。そし
て、CCDカメラ11により停止後のグリーンシートG
Sの位置決めマークが読み取られ、X方向(シート長手
方向)とY方向(シートと直交する方向)とθ方向(回
転方向)の位置検出が行われる。
図5に示すように、搬送ユニット10が打抜テーブル9
上に移動し、上記の位置検出結果に基づいてX方向位置
を補正しながら搬送ユニット10が一導体群Pと適合す
るように位置合わせが行われる。
ニット10が降下する。この降下過程では、前後位置の
矩形刃10bが所定のバネ付勢下でグリーンシートGS
に食い込み、これによりキャリアテープKTを傷つける
ことなくグリーンシートGSのみが単位シートStの長
さ寸法で切断される。グリーンシートGSのバインダが
テーブル熱により軟化しているのでここでの切断は容易
に行うことができる。長さ寸法の切断を完了したグリー
ンシート(単位シートSt)は、搬送ユニット10の吸
引口10dに生じる負圧により吸着される。
対するキャリアテープKTの吸着が解かれ、図7に示す
ように、打抜テーブル9がキャリアテープKTの下を一
定速度で滑りながらその下側のガイドリール3と共に後
退する。この後退過程では、所定のテンションをもって
繰り出されているグリーンシートGS及びキャリアテー
プKTが前方に引き込まれ、切断後の単位シートStを
搬送ユニット10側に残したままこれらが搬送ユニット
10の下面から徐々に離れる。打抜テーブル9をガイド
リール3と共に後退させて剥離角度を一定に保っている
ので、打抜テーブル9の後退による単位シートStの剥
離をスムーズに行うことができる。図8に示すように、
打抜テーブル9及びガイドリール3の後退により単位シ
ートStが完全に剥離したところで搬送ユニット10が
上昇する。
0は、図9に示すように、仮プレス位置に移動し位置決
めの後に停止する。この移動過程では、上記CCDカメ
ラ11による位置検出結果に基づいて仮プレス位置にあ
るパレット17のY方向位置とθ方向位置が仮プレステ
ーブル13により補正され、単位シートStとの位置合
わせが行われる。
た後は、図10に示すように、仮プレステーブル13が
上昇し、該テーブル13の熱を利用してカバーシートS
kと搬送ユニット10側の単位シートStとの熱圧着が
行われる。このときは搬送ユニット10の吸引口10d
からエアが吹き出され、単位シートStはカバーシート
Sk側に移行する。
ートStの切断・搬送と仮プレスが上記と同様の手順で
所定回数繰り返され、図11に示すように、仮プレス位
置にあるパレット17のカバーシートSk上に単位シー
トStが所定枚数、例えば30枚(St1)積層され
る。この積層過程では仮プレス後の単位シートStがC
CDカメラ12により撮像され、該画像に基づいて仮プ
レス後の位置ずれ等が検出される。
層(1回目)が完了した後は、該パレット17が本プレ
ス位置に移動して停止され、図12に示すように、本プ
レス機16の可動テーブル16aが上昇し、テーブル熱
を利用してカバーシートSk及び積層単位シートSt1
が熱圧着、例えば30ton・60℃で2分間熱圧着さ
れる。この本プレス過程では、仮プレス位置に送り込ま
れた別のパレット17のカバーシートSk上に30枚の
単位シートStが積層される。このようにして、コンベ
ア14上の全てのパレット17に対し1回目の30枚積
層と熱圧着が施される。尚、熱圧着後のシート積層物は
一連のシート積層が完了するまで、コンベア14上を移
動する過程においてヒータ等の加温手段により温度降下
が生じぬよう保温される。
レット17が再び仮プレス位置にくると、先に述べた搬
送ユニット10による単位シートStの切断・搬送と仮
プレスが所定回数繰り返され、図13に示すように、積
層単位シートSt1の上にさらに単位シートStが30
枚(St2)積層される。
層(2回目)が完了した後は、該パレット17が本プレ
ス位置に移動して停止され、図14に示すように、本プ
レス機16の可動テーブル16aが上昇し、テーブル熱
を利用してカバーシートSk及び積層単位シートSt
1,St2が上記同様に熱圧着される。ちなみに、この
本プレス過程でも、仮プレス位置に送り込まれた別のパ
レット17の積層単位シートSt1上にさらに30枚の
単位シートStが積層される。このようにして、コンベ
ア14上の全てのパレット17に対し2回目の30枚積
層と熱圧着が施される。
レット17が再び仮プレス位置にくると、先に述べた搬
送ユニット10による単位シートStの切断・搬送と仮
プレスが所定回数繰り返され、図15に示すように、積
層単位シートSt2の上にさらに単位シートStが30
枚(St3)積層される。
層(3回目)が完了した後は、該パレット17が本プレ
ス位置に移動し停止され、図16に示すように、本プレ
ス機16の可動テーブル16aが上昇し、テーブル熱を
利用してカバーシートSk及び積層単位シートSt1〜
St3が上記同様に熱圧着される。ちなみに、この本プ
レス過程でも、仮プレス位置に送り込まれた別のパレッ
ト17の積層単位シートSt2上にさらに30枚の単位
シートStが積層される。このようにして、コンベア1
4上の全てのパレット17に対し3回目の30枚積層と
熱圧着が施される。
レット17が再び仮プレス位置にくると、先に述べた搬
送ユニット10による単位シートStの切断・搬送と仮
プレスが所定回数繰り返され、図17に示すように、積
層単位シートSt3の上にさらに単位シートStが30
枚(St4)積層される。
層(4回目)が完了した後は、該パレット17が本プレ
ス位置に移動し停止され、図18に示すように、本プレ
ス機16の可動テーブル16aが上昇し、テーブル熱を
利用してカバーシートSk及び積層単位シートSt1〜
St4が上記同様に熱圧着される。ちなみに、この本プ
レス過程でも、仮プレス位置に送り込まれた別のパレッ
ト17の積層単位シートSt3上にさらに30枚の単位
シートStが積層される。このようにして、コンベア1
4上の全てのパレット17に対し4回目の30枚積層と
熱圧着が施される。
レット17がカバーシートセット位置にくると、図19
に示すように、カバーシートSkを吸着したカバーシー
トセッター15の吸着ヘッド15aが積層単位シートS
t4上に移動し停止する。この吸着ヘッド15aは停止
位置で降下し、エア吹出しによりカバーシートSkが切
り離され、該カバーシートSkが積層単位シートSt4
の上にさらに積み重ねられる。
了した後は、該パレット17が本プレス位置に移動し停
止され、図20に示すように、本プレス機16の可動テ
ーブル16aが上昇し、テーブル熱を利用して上下位置
のカバーシートSk及び積層単位シートSt1〜St4
が上記同様に熱圧着される。このようにして、コンベア
14上の全てのパレット17に対し最上層のカバーシー
トSkの積層と熱圧着が施される(図21参照)。
を施されたパレット17は、アンローダー14aを通じ
てコンベア14上から排出され、次の切断工程に送り込
まれる。
位シートStをパレット17上に順次積み重ねて熱圧着
した後、この上に30枚の単位シートStを順次積み重
ねて全体を熱圧着する手順を3回繰り返すことで、12
0枚の単位シートSkを備えたシート積層物を得ること
ができる。単位シート積層と熱圧着とが30枚単位で順
に繰り返されるので、全体の積層枚数が多くなる場合で
も熱圧着時に圧力歪やずれを生じ難く、従来のようなク
ラック発生や層間剥離等を確実に防止してシート積層を
良好に行うことができる。
完了した後にこれを最終的に熱圧着することにより、圧
着不均衡を是正して高品質のシート積層物を得ることが
できる。
ト14を積層位置と熱圧着位置の順で搬送しているの
で、上記の単位シート積層と熱圧着を人手に頼ることな
く所望回数自動的に繰り返すことができ、積層枚数の増
加にも追従することができる。しかも、単位シート積層
と熱圧着を同時に実施できるため、生産性が高く、また
一連の積層を従来に比べ短時間で実施することができ
る。
断をカッター8により事前に行うことで、搬送ユニット
10における切断負担を軽減し、幅方向切断と長さ方向
切断を搬送ユニットで同時に行う場合のシート変形等を
防止することができる。
吸着後に打抜テーブル9を後退し離反させているので、
キャリアテープKTからの単位シート剥離をスムーズに
行うことができ、剥離時に生じるシート変形や破れを防
止して高品質の単位シートを得ることができる。
ト上で順次行うものを示したが、図22に示す搬送ユニ
ット21、つまり矩形刃21aの内側で複数枚の単位シ
ートの積み重ねを行えるものを用いれば、単位シート積
層に伴う搬送ユニットの移動回数を低減或いは1回で済
ませることができる。
のカッターにより行うようにしたが、搬送ユニットに従
来同様の筒状切断刃を設けて該カッターを排除するよう
にしてもよい。
リール3と共に後退させて単位シートStの剥離を行う
ようにしたが、打抜テーブル9のみを後退させるように
しても同様の剥離作用を得ることが可能である。
施された後に最上層となるカバーシートSkをその上に
積み重ねてさらに熱圧着するようにしたが、4回目の3
0枚積層が施された後にカバーシートSkを積み重ねて
からこれを熱圧着して本プレス機16による熱圧着回数
を減らすようにしてもよい。
ートStの積層枚数及び繰り返し回数やカバーシートS
kの枚数は、得ようとする製品仕様に合わせて適宜変更
可能である。
型電子部品、例えば積層インダクタ,積層コイル,積層
複合部品等に幅広く適用でき、実施例と同様の効果を得
ることができる。
よれば、所定枚数の単位シートを順次積み重ねて熱圧着
した後、この上に所定枚数の単位シートを順次積み重ね
て全体を熱圧着する手順を所定回数繰り返すことで所望
枚数のシート積層物を得ることができる。シート積層と
熱圧着とが所定枚数単位で順に繰り返されるので、全体
の積層枚数が多くなる場合でも熱圧着時に圧力歪やずれ
を生じ難く、従来のようなクラック発生や層間剥離等を
確実に防止してシート積層を良好に行うことができる。
シート積層及び熱圧着が完了した後にこれを最終的に熱
圧着することにより、圧着不均衡を是正して高品質のシ
ート積層物を得ることができる。他の効果は請求項1の
発明と同様である。
を積層位置と熱圧着位置の順で搬送しているので、上記
の単位シート積層と熱圧着を人手に頼ることなく所望回
数自動的に繰り返すことができ、積層枚数の増加にも追
従することができる。しかも、単位シート積層と熱圧着
を同時に実施できるため、生産性が高く、また一連の積
層を従来に比べ短時間で実施することができる。
さ方向切断を搬送手段で同時に行う場合のシート変形等
を防止することができる。他の効果は請求項3の発明と
同様である。
テーブルを離反させることで、キャリアテープからの単
位シート剥離をスムーズに行うことができ、剥離時に生
じるシート変形や破れを防止して高品質の単位シートを
得ることができる。他の効果は請求項4の発明と同様で
ある。
す図
す図
す図
す図
4…テンションリール、5…剥離ブレード、6…回収ボ
ックス、7…切断リール、8…カッター、9…打抜テー
ブル、10…搬送ユニット、11,12…CCDカメ
ラ、13…仮プレステーブル、14…コンベア、15…
カバーシートセッター、16…本プレス機、17…パレ
ット、GS…グリーンシート、KT…キャリアテープ、
P…導体群、St…単位シート、Sk…カバーシート、
St1〜4…積層単位シート。
Claims (5)
- 【請求項1】 部品種に対応する導体群を備えた単位シ
ートを積層し熱圧着する積層型電子部品の積層方法にお
いて、 所定枚数の単位シートを順次積み重ねて熱圧着した後、
この上に所定枚数の単位シートを順次積み重ねて全体を
熱圧着する手順を所定回数繰り返す、 ことを特徴とする積層型電子部品の積層方法。 - 【請求項2】 所定回数の単位シート積層及び熱圧着が
完了した後にこれを最終的に熱圧着する、 ことを特徴とする請求項1記載の積層型電子部品の積層
方法。 - 【請求項3】 積層用パレットを積層位置と熱圧着位置
の順で搬送するパレット搬送手段と、 キャリアテープにより支持され且つ部品種に対応する導
体群が長手方向に等間隔で形成された帯状のグリーンシ
ートを移動させるシート移送手段と、 一導体群が包含されるようにグリーンシートを単位シー
トの幅及び長さ寸法で切断するシート切断手段と、 切断された単位シートを搬送し積層位置にあるパレット
上に積み重ねる単位シート搬送手段と、 熱圧着位置にあるパレット上の単位シートを熱圧着する
熱圧着手段とを具備した、 ことを特徴とする積層型電子部品の積層装置。 - 【請求項4】 シート切断手段がグリーンシートを単位
シートの幅寸法で切断する治具と長さ寸法で切断する治
具とに分離構成され、単位シート搬送手段が幅寸法切断
治具と長さ寸法切断治具の何れか一方を備え、且つ切断
された単位シートを吸着する手段を有する、 ことを特徴とする請求項3記載の積層型電子部品の積層
装置。 - 【請求項5】 グリーンシートを切断・吸着位置で支承
し且つ同位置から離反可能なテーブルを備えた、 ことを特徴とする請求項4記載の積層型電子部品の積層
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06302203A JP3086385B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 積層型電子部品の積層方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06302203A JP3086385B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 積層型電子部品の積層方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162364A true JPH08162364A (ja) | 1996-06-21 |
JP3086385B2 JP3086385B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17906189
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06302203A Expired - Fee Related JP3086385B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 積層型電子部品の積層方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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