JP2003066591A - マスター情報担体の製造方法 - Google Patents

マスター情報担体の製造方法

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JP2003066591A
JP2003066591A JP2002077916A JP2002077916A JP2003066591A JP 2003066591 A JP2003066591 A JP 2003066591A JP 2002077916 A JP2002077916 A JP 2002077916A JP 2002077916 A JP2002077916 A JP 2002077916A JP 2003066591 A JP2003066591 A JP 2003066591A
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photomask
resist film
adhesion
pattern
thin film
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JP2002077916A
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English (en)
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Terumi Yanagi
照美 柳
Nobuyuki Furumura
展之 古村
Keizo Miyata
宮田  敬三
Tatsuro Ishida
達朗 石田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度なレジストパターンの形成を可能とする
フォトマスク、それを用いたレジストパターン形成方
法、薄膜付き部品の製造方法、およびマスター情報担体
の製造方法を提供する。 【解決手段】フォトマスク101は、基体106の表面
に塗布されているレジスト膜107の表面に転写するパ
ターンに対応した透光部105を有しかつパターン転写
に際しては裏面側がレジスト膜107の表面に密着され
るフォトマスク101であって、前記裏面側において透
光部を囲む密着用凸部102と、レジスト膜表面と当該
裏面側との間に存在する気体を外部に排気するための抜
気用凹部103とを有する。このフォトマスクを用いて
レジストパターン形成を行い、また薄膜付き部品やマス
ター情報担体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスク、レ
ジストパターン形成方法、薄膜付き部品の製造方法およ
びマスター情報担体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を磁気転写するマスター情報担体と
そのマスター情報担体からその情報を磁気転写される磁
気記録媒体とを密着させて磁気転写を行う磁気転写方法
がある。例えば特開平10ー40544号公報には、次
の磁気転写方法が記載されている。すなわち、マスター
情報担体は、転写情報に対応する強磁性薄膜パターンが
形成された転写面を有する。磁気記録媒体は、前記情報
が転写される被転写面を有する。マスター情報担体の転
写面と、磁気記録媒体の被転写面とを重ね合わせて接触
させる。この重ね合わせ状態で、マスター情報担体の強
磁性薄膜パターンを磁化させる。これにより、磁気記録
媒体に、強磁性薄膜パターンに対応する磁化パターンを
磁気転写する。
【0003】上記磁気転写を良好に行うにはマスター情
報担体において、強磁性薄膜のパターンが精度良く形成
されることが必要である。図8を参照して、従来のマス
ター情報担体製造方法を説明する。
【0004】まず、図8(a)で示すように、非磁性の基
体6上にレジスト膜7を形成する。次いで、フォトマス
ク1とレジスト膜7との間を真空引き9して密着させ
る。次いで、露光用光10を照射し、現像する。これに
よって、図8(b)で示すように、所定のレジストパター
ン11を形成する。この場合、基体6が露出面6aを有
する。次いで、図8(c)で示すように、レジストパター
ン11および基体露出面6aに強磁性薄膜12を成膜す
る。次いで、図8(d)で示すように、有機溶剤などを用
いて不要な部分の強磁性薄膜12を除去することにより
所望のパターンに強磁性薄膜パターン12aを形成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来法で
は図9(a)で示すように、図8(a)の工程で、特に中心
部の空気が抜け難い。そのため、レジスト膜7とフォト
マスク1との間にエアーギャップAが生じ、露光用光1
0の回り込みBの現象が起こる。これによって、図8
(b)の工程に際して、図9(b)で示すように、レジスト
7の側壁にテーパーCが付き易く、パターン形状にばら
つきを生じる。
【0006】このようにパターン形状がばらつくと、図
9(c)で示すように、レジストパターン11および基体
露出面6aに強磁性薄膜12を成膜し、次いで図9(d)
で示すように、その強磁性薄膜12を有機溶剤などを用
いて不要な部分を除去して所望のパターンに強磁性薄膜
パターン12aを形成する際に側壁にバリDが発生する
原因となっている。
【0007】また、パターン線幅の細線化に伴い、図1
0(a)で示すように露光用光10の回り込みBによって
フォトマスク1で覆われているレジスト7が感光され、
現像後パターンが形成されず、図10(b)で示すよう
に、基体61の一部に露出面Eができるという課題があ
った。
【0008】したがって、本発明は、高精度なレジスト
パターンの形成を可能とするフォトマスク、それを用い
たレジストパターン方法、薄膜付き部品の製造方法、お
よびマスター情報担体の製造方法を提供することを解決
すべき課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明第1のフォト
マスクは、基体表面のレジスト膜表面に転写するパター
ンに対応した透光部を有しかつ前記パターンの前記転写
時に裏面側が該レジスト膜表面に密着されるフォトマス
クであって、前記裏面側に、前記透光部が形成されかつ
前記レジスト膜表面に密着させられる密着用凸部と、前
記レジスト膜表面に前記密着用凸部を接触させた状態で
前記レジスト膜表面と当該フォトマスクの前記裏面側と
の間に存在する気体を外部に抜気して前記密着用凸部と
前記レジスト膜表面とを密着させるための抜気用凹部と
を有することを特徴とする。
【0010】本発明第1のフォトマスクを用いてレジス
トパターンを形成すると、フォトマスク裏面側の抜気用
凹部を通じてフォトマスクの裏面側とレジスト膜表面と
の間に介在する気体を容易に外部に排気除去することが
できるようになるから、レジスト膜表面とフォトマスク
の密着用凸部との密着性向上を図れる結果、パターン露
光時の露光用光の回り込みを防いで良好なレジストパタ
ーンを形成することが可能となる。
【0011】本発明第1のフォトマスクは、好ましく
は、前記抜気用凹部を複数形成し、少なくとも一つを中
心部から外周部に至る状態で形成する。このように形成
すると、さらに良好に抜気用凹部を通じてフォトマスク
の裏面側とレジスト膜表面との間に介在する気体を容易
に外部に排気除去することができるようになるから、レ
ジスト膜表面とフォトマスクの密着用凸部との密着性向
上をさらに図れる結果、パターン露光時の露光用光の回
り込みを防いでさらに良好なレジストパターンを形成す
ることが可能となる。
【0012】本発明第1のフォトマスクは、好ましく
は、前記抜気用凹部と前記密着用凸部とを、それぞれ、
互いに隣り合う形態で複数形成し、かつ、前記各抜気用
凹部を互いに連結し、少なくとも1つを外周部に至る状
態で形成する。このように形成すると、さらに良好に抜
気用凹部を通じてフォトマスクの裏面側とレジスト膜表
面との間に介在する気体を容易に外部に排気除去するこ
とができるようになるから、レジスト膜表面とフォトマ
スクの密着用凸部との密着性向上をさらに図れる結果、
パターン露光時の露光用光の回り込みを防いでさらに良
好なレジストパターンを形成することが可能となる。
【0013】本発明第1のフォトマスクは、前記密着用
凸部に形成した前記パターンに対応した透光部以外は露
光用光に対して非透過部である構造としてもよい。
【0014】(2) 本発明第2のフォトマスクは、基体
表面のレジスト膜表面に転写するパターンに対応した透
光部を有し、且つ前記パターン転写時に裏面側が該レジ
スト膜表面に密着されるフォトマスクであって、前記裏
面側に前記透光部が形成され前記レジスト膜表面に密着
させられる密着用凸部と、前記レジスト膜表面に前記密
着用凸部を接触させた状態で前記レジスト膜表面と当該
フォトマスクの前記裏面側との間に存在する気体を外部
に抜気して前記密着用凸部と前記レジスト膜表面とを密
着させるための抜気用凹部とを有し、前記密着用凸部に
形成した前記パターンに対応した透光部以外は露光用光
に対して非透過部であり、且つ前記密着用凸部と抜気用
凹部は互いに隣り合う形態で複数形成されており、且つ
前記各抜気用凹部は互いに連絡され、少なくとも1つが
外周部に至る状態で形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明第2のフォトマスクを用いてレジス
トパターンを形成すると、フォトマスク裏面側の抜気用
凹部を通じてフォトマスクの裏面側とレジスト膜表面と
の間に介在する気体を容易に外部に排気除去することが
できるようになるから、レジスト膜表面とフォトマスク
の密着用凸部との密着性向上を図れる結果、パターン露
光時の露光用光の回り込みを防いで良好なレジストパタ
ーンを形成することが可能となる。
【0016】本発明第2のフォトマスクは、好ましくは
前記密着用凸部に形成したパターンに対応した非透光部
以外は露光用光を透過する構造としてもよい。
【0017】(3)本発明第3のフォトマスクは、基体表
面のレジスト膜表面に転写するパターンに対応した透光
部を有しかつ前記パターン転写時に裏面側が該レジスト
膜表面に密着されるフォトマスクであって、基体表面の
レジスト膜表面に転写するパターンに対応した非透光部
を有し且つ前記パターン転写時に裏面側が該レジスト膜
表面に密着されるフォトマスクであって、前記裏面側に
パターンに対応した非透光部が形成された密着用凸部
と、前記レジスト膜表面を接触させた状態で前記レジス
ト膜表面と当該フォトマスクの前記裏面側との間に存在
する気体を外部に抜気して前記密着用凸部と前記レジス
ト膜表面とを密着させるための抜気用凹部を有し、前記
密着用凸部に形成した前記パターンに対応した非透光部
以外は露光用光に対して透過する構造を有し、且つ前記
密着用凸部と抜気用凹部は互いに隣り合う形態で複数形
成されており、且つ前記各抜気用凹部は互いに連結さ
れ、少なくとも1つが外周部に至る状態で形成されてい
ることを特徴とする。
【0018】本発明第3のフォトマスクを用いてレジス
トパターンを形成すると、フォトマスク裏面側の抜気用
凹部を通じてフォトマスクの裏面側とレジスト膜表面と
の間に介在する気体を容易に外部に排気除去することが
できるようになるから、レジスト膜表面とフォトマスク
の密着用凸部との密着性向上を図れる結果、パターン露
光時の露光用光の回り込みを防いで良好なレジストパタ
ーンを形成することが可能となる。
【0019】(4)本発明第1ないし第3のフォトマスク
は、前記密着用凸部と抜気用凹部とを周方向に隣り合う
形態で当該フォトマスクの中心近傍から外周縁方向に向
けてほぼ放射状に設けることによりマスター情報担体製
造用として、磁気記録媒体に対して良好な状態でディジ
タル信号を磁気転写することができるマスター情報担体
を製造することができるようにしてもよい。
【0020】本発明第1ないし第3のフォトマスクは、
前記密着用凸部と抜気用凹部とを縦横方向に隣り合う形
態で設けることにより半導体チップや薄膜磁気ヘッド等
の薄膜部品製造用とし、性能に優れた半導体チップや薄
膜磁気ヘッドを製造することができるようにしてもよ
い。
【0021】本発明第1ないし第3のフォトマスクは、
前記密着用凸部と抜気用凹部とを中心近傍から外周縁近
傍方向に同心状に交互に設けることによりスパイラルコ
イル等の薄膜部品製造用として、性能に優れたスパイラ
ルコイルを製造することができるようにしてもよい。
【0022】(5) 本発明のレジストパターン形成方法
は、裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するととも
に、前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォト
マスクを準備する第1の工程と、基体の表面にレジスト
膜を形成する第2の工程と、前記基体表面に形成されて
いる前記レジスト膜表面にフォトマスクの裏面側を載置
する第3の工程と、前記レジスト膜表面に載置されてい
る状態で前記フォトマスクの前記抜気用凹部を介して前
記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間に
存在する気体を外部に抜気して前記フォトマスクの裏面
側と前記レジスト膜表面とを密着させる第4の工程と、
前記密着状態で前記フォトマスクの表面側から当該フォ
トマスクに対して露光用光を照射して前記フォトマスク
の密着用凸部に形成されているパターン形状に対応して
前記レジスト膜表面を露光する第5の工程と、前記レジ
スト膜に対して現像を行う第6の工程とを含むことを特
徴とする。
【0023】本発明のレジストパターン形成方法による
と、フォトマスクの抜気用凹部を通じてフォトマスクの
裏面側とレジスト膜表面との間に介在する気体を容易に
外部に排気除去することができるようになるから、レジ
スト膜表面とフォトマスクの密着用凸部との密着性向上
を図れる結果、パターン露光時の露光用光の回り込みを
防いで良好なレジストパターンを形成することが可能と
なる。
【0024】(6)本発明の薄膜付き部品の製造方法第1
は、基体表面に薄膜パターンが設けられる薄膜付き部品
の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と抜気用凹部
とを有するとともに、前記密着用凸部に所定形状の透光
部を有するフォトマスクを準備する第1の工程と、前記
基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、前記
レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工程
と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介
して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面と
の間に存在する気体を外部に抜気することにより前記フ
ォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面
とを密着させる第4の工程と、前記密着状態でフォトマ
スク表面側から当該フォトマスクに対して露光用光を照
射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成されている
パターン形状に前記レジスト膜表面を露光する第5の工
程と、前記露光後のレジスト膜に対して現像を行う第6
の工程と、前記現像後に前記レジスト膜表面および前記
現像による前記基体表面の露出箇所に対して薄膜を堆積
する第7の工程と、前記レジスト膜表面に堆積した薄膜
を除去する第8の工程とを含むことを特徴とする。
【0025】本発明の薄膜付き部品の製造方法第1によ
ると、フォトマスクの抜気用凹部を通じてフォトマスク
の裏面側とレジスト膜表面との間に介在する気体を容易
に外部に排気除去することができるようになるから、レ
ジスト膜表面とフォトマスクの密着用凸部との密着性向
上を図れる結果、パターン露光時の露光用光の回り込み
を防いで良好なレジストパターンを形成することがで
き、これによって、薄膜パターンを高精度に基体上に形
成した部品を製造することができるようになる。
【0026】(7)本発明の薄膜付き部品の製造方法第2
は、基体に所望形状のパターンに薄膜パターンが設けら
れる薄膜付き部品の製造方法であって、裏面側に密着用
凸部と抜気用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部
に所定形状の透光部を有するフォトマスクを準備する第
1の工程と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第
2の工程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置
する第3の工程と、前記フォトマスクの裏面側における
抜気用凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レ
ジスト膜表面との間に存在する気体を外部に抜気するこ
とにより前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記
レジスト膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着
状態のフォトマスク表面側から当該フォトマスクに対し
て露光用光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に
形成されているパターン形状に前記レジスト膜表面を露
光する第5の工程と、前記露光したレジスト膜を除去し
て基体表面を露出させるとともに、露出した基体表面を
所要深さにエッチングして薄膜埋設用穴を形成する第6
の工程と、前記レジスト膜表面および前記基体における
薄膜埋設用穴に対して薄膜を堆積する第7の工程と、前
記レジスト膜をその表面に堆積している薄膜と共に除去
する第8の工程とを含むことを特徴とする。
【0027】本発明の薄膜付き部品の製造方法第2によ
ると、フォトマスクの抜気用凹部を通じてフォトマスク
の裏面側とレジスト膜表面との間に介在する気体を容易
に外部に排気除去することができるようになるから、レ
ジスト膜表面とフォトマスクの密着用凸部との密着性向
上を図れる結果、パターン露光時の露光用光の回り込み
を防いで良好なレジストパターンを形成することがで
き、これによって、薄膜パターンを高精度に基体上に形
成した部品を製造することができるようになる。
【0028】(8)本発明のマスター情報担体の製造方法
第1は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する
形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスタ
ー情報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と
抜気用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に所定
形状の透光部を有するフォトマスクを準備する第1の工
程と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工
程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第
3の工程と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用
凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト
膜表面との間に存在する気体を外部に抜気することによ
り前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジス
ト膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着状態の
フォトマスク表面側から当該フォトマスクに対して露光
用光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成さ
れているパターン形状に前記レジスト膜表面を露光する
第5の工程と、前記露光後のレジスト膜に対して現像を
行う第6の工程と、前記現像後に前記レジスト膜表面お
よび前記現像による前記基体表面の露出箇所に対して強
磁性薄膜を堆積する第7の工程と、前記レジスト膜表面
に堆積した強磁性薄膜を除去する第8の工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0029】本発明のマスター情報担体の製造方法第2
は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する形状
パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスター情
報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と抜気
用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に所定形状
の透光部を有するフォトマスクを準備する第1の工程
と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程
と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3
の工程と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹
部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜
表面との間に存在する気体を外部に抜気することにより
前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト
膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着状態のフ
ォトマスク表面側から当該フォトマスクに対して露光用
光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成され
ているパターン形状に前記レジスト膜表面を露光する第
5の工程と、前記露光したレジスト膜を除去して基体表
面を露出させるとともに、露出した基体表面を所要深さ
にエッチングして強磁性薄膜埋設用穴を形成する第6の
工程と、前記レジスト膜表面および前記基体における強
磁性薄膜埋設用穴に対して強磁性薄膜を堆積する第7の
工程と、前記レジスト膜をその表面に堆積している強磁
性薄膜と共に除去する第8の工程とを含むことを特徴と
する。
【0030】本発明のマスター情報担体の製造方法第3
は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する形状
パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスター情
報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と抜気
用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に所定形状
の透光部を有するフォトマスクを準備する第1の工程
と、前記基体表面に予め強磁性薄膜を形成する第2の工
程と、前記強磁性薄膜の表面にレジスト膜を形成する第
3の工程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置
する第4の工程と、前記フォトマスクの裏面側における
抜気用凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レ
ジスト膜表面との間に存在する気体を外部に抜気するこ
とにより前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記
レジスト膜表面とを密着させる第5の工程と、前記密着
状態のフォトマスク表面側から当該フォトマスクに対し
て露光用光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に
形成されているパターン形状に前記レジスト膜表面を露
光する第6の工程と、前記露光したレジスト膜を除去し
て強磁性薄膜表面を露出させるとともに、その露出した
強磁性薄膜をエッチング除去する第7の工程と、残った
強磁性薄膜上のレジスト膜を除去する第8の工程とを含
むことを特徴とする。
【0031】本発明のマスター情報担体の製造方法第4
は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する形状
パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスター情
報担体の製造方法であって、前記強磁性薄膜パターン表
面に、密着用凸部と抜気用凹部とを有するレジスト膜を
形成する第1の工程と、裏面側に前記レジスト膜の前記
密着用凸部と前記抜気用凹部それぞれと対応する密着用
凸部と抜気用凹部とを有し、かつ、前記密着用凸部に所
定形状の透光部を有するフォトマスクを準備する第2の
工程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する
とともに、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹
部と前記強磁性薄膜の抜気用凹部とにより構成される空
間を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜
表面との間に存在する気体を外部に抜気し、前記フォト
マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
密着させる第3の工程と、前記密着状態のフォトマスク
表面側から当該フォトマスクに対して露光用光を照射し
て前記フォトマスクの密着用凸部に形成されているパタ
ーン形状に前記レジスト膜表面を露光する第4の工程
と、前記露光の後に現像処理して露光されていないレジ
スト膜部分を除去してレジストパターンを形成する第5
の工程と、前記レジストパターンをマスクにして強磁性
薄膜をエッチング除去する第6の工程と、残った強磁性
薄膜上のレジスト膜を除去する第7の工程とを含むこと
を特徴とする。
【0032】本発明のマスター情報担体の製造方法第1
ないし第4によると、フォトマスクの抜気用凹部を通じ
てフォトマスクの裏面側とレジスト膜表面との間に介在
する気体を容易に外部に排気除去することができるよう
になるから、レジスト膜表面とフォトマスクの密着用凸
部との密着性向上を図れる結果、パターン露光時の露光
用光の回り込みを防いで良好なレジストパターンを形成
することができ、これによって、薄膜パターンを高精度
に基体上に形成したマスター情報担体を製造することが
できるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示さ
れる実施形態に基づいて説明する。本実施の形態では、
薄膜付き部品としてマスター情報担体に適用して説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではなく他の薄膜
付き部品にも適用することができる。
【0034】図1および図2(a)ないし(d)を参照して
本実施の形態に係るマスター情報担体、これを用いたレ
ジストパターンの形成方法およびこれを用いたマスター
情報担体の製造方法を説明する。
【0035】以下、図1および図2(a)ないし図2(d)
を参照してそのようなフォトマスクおよびこのフォトマ
スクを用いたレジストパターン形成方法およびマスター
情報担体の製造方法を説明する。なお、図1に、フォト
マスクの裏面側平面を、また、図2(a)に図1の外周部
近傍104bを拡大した側面断面を示す。フォトマスク
101は、露光用光に対して非透過な材料で構成されて
いる。
【0036】フォトマスク101は、露光用光110に
面する表面が平坦で、露光用光110とは反対側となる
裏面に複数の密着用凸部102と、前記密着に際してフ
ォトマスク101の裏面側とレジスト膜表面との間に存
在する気体を外部に抜気するための抜気用凹部103と
を、それぞれ、複数有する。
【0037】各抜気用凹部103は、それぞれ、フォト
マスク101の中心近傍104aから外周縁近傍104
bに向けてほぼ放射状に設けられ、かつ、相互に連結さ
れている。各密着用凸部102は、それぞれ、露光用光
110の通過を許容する透光部105を囲むようにして
形成されている。この場合の透光部105は、情報信号
に対応したパターン形状に形成される。密着用凸部10
2と抜気用凹部103は、周方向に隣り合う形態で当該
フォトマスク101の中心近傍104aから外周縁近傍
104bに向けてほぼ放射状に設けられている。
【0038】フォトマスク101を用いたマスター情報
担体の製造方法を説明する。
【0039】まず、図2(a)で示すように、非磁性基体
106の表面にレジストをスピンコートするとともに、
低温ベーク処理を施す。これによって、非磁性基体10
6の表面にレジスト膜107を形成する。次いで、レジ
スト膜107の表面にフォトマスク101を載置する。
次いで、フォトマスク101と非磁性基体106との外
周縁108から真空引き109することにより、フォト
マスク101の裏面側と非磁性基体106の表面のレジ
スト膜107との間に存在する気体を外部に抜気してこ
れらの間を大気圧に対して負圧にする。これによりフォ
トマスク101の裏面側における密着用凸部102とレ
ジスト膜107表面とが密着させられる。次いで、フォ
トマスク101に対して、最適に設定した露光量の露光
用光110を照射することによりフォトマスク101の
光透過部105のパターン形状にレジスト膜107の表
面を露光する。次いで、レジスト膜107の露光部と非
露光部との現像液に対する溶解度の差を利用して現像を
施すことにより非磁性基体106表面から露光用光11
0で露光したレジスト膜107を除去する。
【0040】これによって、図2(b)で示すように、非
磁性基体106表面に所望のレジストパターン111を
形成する。このレジストパターン111においては、光
透過部105のパターン形状に対応した窓111aが空
いて、その窓111aに対応した非磁性基体106表面
の箇所106aが露出している。
【0041】次いで、図2(c)で示すように、非磁性基
体106の表面露出箇所106aおよびレジストパター
ン111上に強磁性薄膜112a,112bを成膜す
る。強磁性薄膜112aは、表面露出箇所106a上で
あり、強磁性薄膜112bは、レジストパターン111
上である。
【0042】次いで、図2(d)で示すように、レジスト
パターン111上の強磁性薄膜112bを、有機溶剤を
用いて除去する。これによって、表面露出箇所106a
上の強磁性薄膜パターン112aを有したマスター情報
担体を製造することができる。
【0043】本発明者による実験においては、非磁性基
体106上にレジスト膜107を厚さ約1μmにスピン
コートし、90℃のホットプレートで1分間ソフトベー
クし、表面凹凸が0.1〜0.5μm有し、かつ、密着
用凸部102に所定のパターンが搭載されたフォトマス
ク101とレジスト膜107の表面とを真空引きにより
密着させて、露光し、現像したところ、サブミクロン領
域の線幅においても良好な形状のレジストパターン11
1を得ることができたことを確認した。
【0044】また、以上に示した実施形態により製造し
たマスター情報担体を用いて磁気記録媒体にディジタル
信号を磁気転写し、その磁気記録媒体に記録されたディ
ジタル信号をヘッドを用いて読みとることにより信号の
評価を行った。この評価によると、パターン線幅が0.
5μmの細線まで設計通りの信号が記録されていること
が確認された。一方、従来方法で作成したマスター情報
担体を用いて行った評価では、パターン線幅が0.7μ
mまで細線化すると設計通りの再生信号が得られなかっ
たことも確認された。
【0045】本発明は、上述した実施形態に限定される
ものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0046】(1)上述の実施形態の場合、図2(c)以降
の製造工程に代えて、図3(c)以降の製造工程を行うに
してもよい。図3(a)および図3(b)は、図2(a)およ
び図2(b)にそれぞれ対応しているから、その説明を省
略する。
【0047】図3(a)ないし図3(e)に示される他の実
施形態に係る製造方法では、図3(a)でレジスト膜10
7を露光するとともに、図3(b)で示すようにその露光
部分を除去してレジストパターン111を形成するとと
もに非磁性基体106の表面を露出させる。そして、図
3(b)の次に、図3(c)で示すように、レジストパター
ン111をマスクにし、非磁性基体106をエッチング
して所要深さの強磁性薄膜埋設用穴106bを形成す
る。そして、図3(d)で示すように、前記非磁性基体1
06の穴106b内およびレジストパターン111上に
強磁性薄膜112a,112bを成膜する。ついで、図
3(e)で示すように、強磁性薄膜112bと共にレジス
トパターン111を除去することにより、非磁性基体1
06の強磁性薄膜埋設用穴106bに強磁性薄膜112
aが埋設された構造のマスター情報担体を製造すること
ができる。
【0048】(2)図4(a)ないし(d)を参照して本発明
のさらに他の実施形態に従うフォトマスク、レジストパ
ターンの形成方法およびそれを用いたマスター情報担体
の製造方法を説明する。
【0049】この実施形態で使用されるフォトマスク1
01は、図4(a)で示すように、露光用光110に対し
て透過な一様な肉厚の材料で構成されたものであって、
その表面が平坦で、裏面が凹凸面となっている。
【0050】この場合、フォトマスク101の裏面には
複数の密着用凸部102と複数の抜気用凹部103とを
有している。各抜気用凹部103は、そのうちの少なく
とも一つが当該フォトマスク101の外周縁に至る状態
に形成されているとともに、互いに連結されている。
【0051】密着用凸部102そのものは、光が透過で
きない材料で構成されている。密着用凸部102に、露
光用光110の通過を許容する透光部105が形成され
ている。この場合、透光部105は、所望の情報信号に
対応したパターン形状に構成されている。
【0052】次に、レジストパターンの形成およびマス
ター情報担体の製造について説明する。
【0053】ここで、非磁性基体106の表面には、予
め強磁性薄膜112が一様な厚さで形成されている。ま
ず、図4(a)で示すように、非磁性基体106における
強磁性薄膜112の表面にレジスト膜107をスピンコ
ートし、低温ベークを施す。このレジスト膜107の表
面にフォトマスク101を載置する。次いで、フォトマ
スク101の裏面と強磁性薄膜112の表面との空間を
密閉して非磁性基体106の外周縁108から真空引き
109をする。これによって、レジスト膜107の表面
とフォトマスク101の密着用凸部102とを密着させ
る。そして、この密着状態で、最適に設定した露光量の
露光用光110で露光する。
【0054】次いで、現像を施すことによって、図4
(b)で示すように、密着用凸部102以外の領域におけ
る露光したレジスト膜107を強磁性薄膜112表面か
ら除去することにより、強磁性薄膜112表面に密着用
凸部102に対応した所要のレジストパターン111を
形成する。レジストパターン111においては、情報信
号の形状パターンに対応した窓111aが明いている。
【0055】次いで、図4(c)で示すように、非磁性基
体106表面の全強磁性薄膜112のうち、レジストパ
ターン111が無く露出している強磁性薄膜112に対
してリアクティブイオンエッチングあるいはイオンミリ
ングなどのエッチングにより除去することにより、レジ
ストパターン111の直下の強磁性薄膜112aが残
る。
【0056】次いで、図4(d)で示すように、レジスト
パターン111を除去すると強磁性薄膜112aのパタ
ーンを有したマスター情報担体を製造することができ
る。
【0057】(3)図5(a)ないし(d)を参照して本発明
のさらに他の実施形態に従うマスター情報担体の製造方
法を説明する。この実施形態が前記(2)の実施形態と異
なるのは、強磁性薄膜6の表面に形成されているレジス
ト膜107表面に、図5(a)で示すように、抜気用凹部
107bと密着用凸部107aとを形成することであ
る。
【0058】このようなレジスト膜107に対して、図
5(b)で示すように図4(a)で示されているのと同様な
フォトマスク101を載置する。なお、図5(a)ないし
図5(d)は、レジスト膜107の前記凹凸107b,1
07aを示すため、図4(a)ないし図4(d)よりも図の
拡大率を小さくして示されている。
【0059】次いで、フォトマスク101の裏面とレジ
スト膜107の表面との空間を密閉して非磁性基体10
6の外周縁から真空引きをする。この真空引きでは、レ
ジスト膜107の抜気用凹部107bとフォトマスク1
01の抜気用凹部103とにより、より大きな抜気用空
間が確保されるから、図4(a)の場合と比較して、より
効果的に抜気することができる。その結果、前記抜気に
よるレジスト膜107の表面とフォトマスク101とを
より強く密着させることができる。そして、この密着状
態で、最適に設定した露光量の露光用光4で露光すると
もに、現像処理すると、露光されたレジスト膜107の
部分が除去される一方、露光されていないレジスト膜1
07の部分を残存させる。これによって、残存したレジ
スト膜107の部分により、図5(c)で示すようなレ
ジストパターン111が得られる。このレジストパター
ン111をマスクにしてエッチング5をすると、図5
(d)で示すように、非磁性基体106の表面上に所要の
強磁性薄膜パターン112aを有したマスター情報担体
を製造することができる。
【0060】この実施形態によれば、パターン形状ばら
つき、パターン形成無しなどの不具合のない、高いパタ
ーン精度を有するマスター情報担体を作製することがで
きる。
【0061】(4)上述の実施形態におけるフォトマスク
101は、図6(a)で示すように、密着用凸部102と
抜気用凹部103とが縦横方向に隣り合う形態で設けら
れていることにより半導体チップや薄膜磁気ヘッド製造
用とされてもよく、また、図6(b)で示すように、密着
用凸部102と抜気用凹部103とが中心近傍から外周
縁近傍方向に同心状に交互に設けられていることにより
スパイラルコイル製造用とされていてもよい。
【0062】(5)以上のように各実施形態によれば、フ
ォトマスク101の抜気用凹部103を通じてフォトマ
スク101とレジスト膜107との間に介在する空気が
容易に抜気され、フォトマスク101とレジスト膜10
7との密着性を向上することにより、図7で示すように
良好なレジストパターン形状が得られる。なお、上述し
たパターン露光については、好例として、フォトマスク
アライナーを用いて行い、基体を着装したホルダーとフ
ォトマスクとの間を密閉し、基体外周部より真空引きに
より抜気することが挙げられるが、必ずしもそれに限定
されるものではない。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フォト
マスク裏面側の抜気用凹部を通じてフォトマスクの裏面
側とレジスト膜表面との間に介在する気体を容易に外部
に排気除去することができるようになるから、レジスト
膜表面とフォトマスクの密着用凸部との密着性向上を図
れる結果、パターン露光時の露光用光の回り込みを防い
で良好なレジストパターンを形成することが可能とな
り、また、これによって、高精度な薄膜パターンを有す
る部品や高精度な強磁性薄膜パターンを有するマスター
情報担体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフォトマスクの平面図
【図2】本発明の実施形態に係るフォトマスクを用いた
レジストパターンの形成方法およびマスター情報担体の
製造方法の説明に供する各工程図
【図3】本発明の実施形態に係るフォトマスクを用いた
レジストパターンの他の形成方法およびマスター情報担
体の他の製造方法の説明に供する各工程図
【図4】本発明の実施形態に係る他のフォトマスクを用
いたレジストパターンの他の形成方法およびマスター情
報担体の他の製造方法の説明に供する各工程図
【図5】本発明の実施形態に係る他のフォトマスクを用
いたレジストパターンの他の形成方法およびマスター情
報担体の他の製造方法の説明に供する各工程図
【図6】本発明の実施形態に係るさらに他のフォトマス
クの各平面図
【図7】本発明の実施形態に係るフォトマスクを用いた
レジストパターン図
【図8】従来のフォトマスクを用いたレジストパターン
の形成方法およびマスター情報担体の製造方法の説明に
供する各工程図
【図9】図8のフォトマスクを用いた場合の課題の説明
に供する各工程図
【図10】図8のフォトマスクを用いた場合の他の課題
の説明に供する各工程図
【符号の説明】
101 フォトマスク 102 密着用凸部 103 抜気用凹部 104a 中心近傍 104b 外周縁近傍 105 透光部 106 基体 107 レジスト膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月17日(2002.6.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(5) 本発明のレジストパターン形成方法
は、裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するととも
に、前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォト
マスクを準備する第1の工程と、基体の表面にレジスト
膜を形成する第2の工程と、前記基体表面に形成されて
いる前記レジスト膜表面に前記フォトマスクの裏面側を
載置する第3の工程と、前記レジスト膜表面に載置され
ている状態で前記フォトマスクの前記抜気用凹部を介し
て前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との
間に存在する気体を外部に抜気して前記フォトマスクの
裏面側と前記レジスト膜表面とを密着させる第4の工程
と、前記密着状態で前記フォトマスクの表面側から当該
フォトマスクに対して露光用光を照射して前記フォトマ
スクの密着用凸部に形成されているパターン形状に対応
して前記レジスト膜表面を露光する第5の工程と、前記
レジスト膜に対して現像を行う第6の工程とを含むこと
を特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】(6)本発明の薄膜付き部品の製造方法第1
は、基体表面に薄膜パターンが設けられる薄膜付き部品
の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と抜気用凹部
とを有するとともに、前記密着用凸部に所定形状の透光
部を有するフォトマスクを準備する第1の工程と、前記
基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、前記
レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工程
と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介
して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面と
の間に存在する気体を外部に抜気することにより前記フ
ォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面
とを密着させる第4の工程と、前記密着状態でフォトマ
スク表面側から当該フォトマスクに対して露光用光を照
射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成されている
パターン形状に前記レジスト膜表面を露光する第5の工
程と、前記露光後のレジスト膜に対して現像を行う第6
の工程と、前記現像後に前記レジスト膜表面および前記
現像による前記基体表面の露出箇所に対して薄膜を堆積
する第7の工程と、前記レジスト膜を前記レジスト膜表
面に堆積した薄膜と共に除去する第8の工程とを含むこ
とを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】(7)本発明の薄膜付き部品の製造方法第2
は、基体に所望形状のパターンに薄膜パターンが設けら
れる薄膜付き部品の製造方法であって、裏面側に密着用
凸部と抜気用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部
に所定形状の透光部を有するフォトマスクを準備する第
1の工程と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第
2の工程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置
する第3の工程と、前記フォトマスクの裏面側における
抜気用凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レ
ジスト膜表面との間に存在する気体を外部に抜気するこ
とにより前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記
レジスト膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着
状態のフォトマスク表面側から当該フォトマスクに対し
て露光用光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に
形成されているパターン形状に前記レジスト膜表面を露
光する第5の工程と、前記露光したレジスト膜を除去し
て基体表面を露出させるとともに、露出した基体表面を
所要深さにエッチングして薄膜埋設用穴を形成する第6
の工程と、前記レジスト膜表面および前記基体における
薄膜埋設用穴に対して薄膜を堆積する第7の工程と、前
記レジスト膜を前記レジスト膜表面に堆積している薄膜
と共に除去する第8の工程とを含むことを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】(8)本発明のマスター情報担体の製造方法
第1は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する
形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスタ
ー情報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と
抜気用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に所定
形状の透光部を有するフォトマスクを準備する第1の工
程と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工
程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第
3の工程と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用
凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト
膜表面との間に存在する気体を外部に抜気することによ
り前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジス
ト膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着状態の
フォトマスク表面側から当該フォトマスクに対して露光
用光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成さ
れているパターン形状に前記レジスト膜表面を露光する
第5の工程と、前記露光後のレジスト膜に対して現像を
行う第6の工程と、前記現像後に前記レジスト膜表面お
よび前記現像による前記基体表面の露出箇所に対して強
磁性薄膜を堆積する第7の工程と、前記レジスト膜を前
記レジスト膜表面に堆積した強磁性薄膜と共に除去する
第8の工程とを含むことを特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】本発明のマスター情報担体の製造方法第2
は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する形状
パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスター情
報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と抜気
用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に所定形状
の透光部を有するフォトマスクを準備する第1の工程
と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程
と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3
の工程と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹
部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜
表面との間に存在する気体を外部に抜気することにより
前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト
膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着状態のフ
ォトマスク表面側から当該フォトマスクに対して露光用
光を照射して前記フォトマスクの密着用凸部に形成され
ているパターン形状に前記レジスト膜表面を露光する第
5の工程と、前記露光したレジスト膜を除去して基体表
面を露出させるとともに、露出した基体表面を所要深さ
にエッチングして強磁性薄膜埋設用穴を形成する第6の
工程と、前記レジスト膜表面および前記基体における強
磁性薄膜埋設用穴に対して強磁性薄膜を堆積する第7の
工程と、前記レジスト膜を前記レジスト膜表面に堆積し
ている強磁性薄膜と共に除去する第8の工程とを含むこ
とを特徴とする。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月2日(2002.9.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】スター情報担体の製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスター情報担体
の製造方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のマスター情
報担体の製造方法第1は、非磁性の基体表面にディジタ
ル信号に対応する形状パターンに強磁性薄膜パターンが
設けられるマスター情報担体の製造方法であって、裏面
側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、前記
密着用凸部に前記形状パターンに対応して所定形状を有
する透光部を有し、前記密着用凸部と抜気用凹部とが周
方向に隣り合う形態で中心近傍から外周縁方向に向けて
ほぼ放射状に設けられた構成を有するフォトマスクを準
備する第1の工程と、前記基体の表面にレジスト膜を形
成する第2の工程と、前記レジスト膜表面にフォトマス
クを載置する第3の工程と、前記フォトマスクの裏面側
における抜気用凹部を介して前記フォトマスクの裏面側
と前記レジスト膜表面との間に存在する気体を外部に抜
気することにより前記フォトマスクの裏面側の密着用凸
部と前記レジスト膜表面とを密着させる第4の工程と、
前記密着状態のフォトマスク表面側から露光用光を照射
して、前記形状パターンに対応して前記フォトマスクに
設けられている透光部を通じて前記レジスト膜表面を露
光する第5の工程と、前記露光後のレジスト膜に対して
現像を行う第6の工程と、前記現像後に前記レジスト膜
表面および前記現像による前記基体表面の露出箇所に対
して強磁性薄膜を堆積する第7の工程と、前記レジスト
膜表面に堆積した強磁性薄膜を除去する第8の工程とを
含むことを特徴とする。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(2)本発明のマスター情報担体の製造方法
第2は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する
形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスタ
ー情報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と
抜気用凹部とを有するとともに、前記密着用凸部に前記
形状パターンに対応して所定形状を有する透光部を有
し、前記密着用凸部と抜気用凹部とが周方向に隣り合う
形態で中心近傍から外周縁方向に向けてほぼ放射状に設
けられた構成を有するフォトマスクを準備する第1の工
程と、前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工
程と、前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第
3の工程と、前記フォトマスクの裏面側における抜気用
凹部を介して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト
膜表面との間に存在する気体を外部に抜気することによ
り前記フォトマスクの裏面側の密着用凸部と前記レジス
ト膜表面とを密着させる第4の工程と、前記密着状態の
フォトマスク表面側から露光用光を照射して、前記形状
パターンに対応して前記フォトマスクに設けられている
透光部を通じて前記レジスト膜表面を露光する第5の工
程と、前記露光したレジスト膜を除去して基体表面を露
出させるとともに、露出した基体表面を所要深さにエッ
チングして強磁性薄膜埋設用穴を形成する第6の工程
と、前記レジスト膜表面および前記基体における強磁性
薄膜埋設用穴に対して強磁性薄膜を堆積する第7の工程
と、前記レジスト膜をその表面に堆積している強磁性薄
膜と共に除去する第8の工程とを含むことを特徴とす
る。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】(3)本発明のマスター情報担体の製造方法
第3は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する
形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスタ
ー情報担体の製造方法であって、裏面側に密着用凸部と
抜気用凹部とを有し、前記密着用凸部と抜気用凹部とが
周方向に隣り合う形態で中心近傍から外周縁方向に向け
てほぼ放射状に設けられた構成を有するフォトマスクを
準備する第1の工程と、前記基体表面に予め強磁性薄膜
を形成する第2の工程と、前記強磁性薄膜の表面にレジ
スト膜を形成する第3の工程と、前記レジスト膜表面に
フォトマスクを載置する第4の工程と、前記フォトマス
クの裏面側における抜気用凹部を介して前記フォトマス
クの裏面側と前記レジスト膜表面との間に存在する気体
を外部に抜気することにより前記フォトマスクの裏面側
の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを密着させる第5
の工程と、前記密着状態のフォトマスク表面側から露
用光を照射して、前記形状パターンに対応して前記フォ
トマスクに設けられている透光部を通じて前記レジスト
表面を露光する第6の工程と、前記露光したレジスト
膜を除去して強磁性薄膜表面を露出させるとともに、そ
の露出した強磁性薄膜をエッチング除去する第7の工程
と、残った強磁性薄膜上のレジスト膜を除去する第8の
工程とを含むことを特徴とする。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】(4)本発明のマスター情報担体の製造方法
第4は、非磁性の基体表面にディジタル信号に対応する
形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられるマスタ
ー情報担体の製造方法であって、前記基体表面に予め強
磁性薄膜を形成し、前記強磁性薄膜パターン表面に、密
着用凸部と抜気用凹部とを有し、前記密着用凸部と抜気
用凹部とが周方向に隣り合う形態で中心近傍から外周縁
方向に向けてほぼ放射状に設けられた構成を有するレジ
スト膜を形成する第1の工程と、裏面側に前記レジスト
膜の前記密着用凸部と前記抜気用凹部それぞれと対応す
る密着用凸部と抜気用凹部とを有し、かつ、前記密着用
凸部に前記形状パターンに対応して所定形状を有する
光部を有するフォトマスクを準備する第2の工程と、前
記レジスト膜表面にフォトマスクを載置するとともに、
前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部と前記強
磁性薄膜の抜気用凹部とにより構成される空間を介して
前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
に存在する気体を外部に抜気し、前記フォトマスクの裏
面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを密着させる
第3の工程と、前記密着状態のフォトマスク表面側か
光用光を照射して、前記形状パターンに対応して前記
フォトマスクに設けられている透光部を通じて前記レジ
スト膜表面を露光する第4の工程と、前記露光の後に現
像処理して露光されていないレジスト膜部分を除去して
レジストパターンを形成する第5の工程と、前記レジス
トパターンをマスクにして強磁性薄膜をエッチング除去
する第6の工程と、残った強磁性薄膜上のレジスト膜を
除去する第7の工程とを含むことを特徴とする。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/86 101 G11B 5/86 101B H01L 21/027 H01L 21/30 502P (72)発明者 宮田 敬三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石田 達朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BA04 BA12 BB02 BC28 2H097 GA00 LA10 LA20 5D033 DA07 5D112 AA03 AA05 AA24 GA02 GA09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体表面のレジスト膜表面に転写するパタ
    ーンに対応した透光部を有しかつ前記パターンの前記転
    写時に裏面側が該レジスト膜表面に密着されるフォトマ
    スクであって、 前記裏面側に、前記透光部が形成されかつ前記レジスト
    膜表面に密着させられる密着用凸部と、前記レジスト膜
    表面に前記密着用凸部を接触させた状態で前記レジスト
    膜表面と当該フォトマスクの前記裏面側との間に存在す
    る気体を外部に抜気して前記密着用凸部と前記レジスト
    膜表面とを密着させるための抜気用凹部とを有するフォ
    トマスク。
  2. 【請求項2】前記抜気用凹部が、複数形成され、少なく
    とも1つが中心部から外周部に至る状態で形成されてい
    る、請求項1に記載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】前記抜気用凹部と前記密着用凸部とが、そ
    れぞれ、互いに隣り合う形態で複数形成され、かつ、前
    記各抜気用凹部が互いに連結され、少なくとも1つが外
    周部に至る状態で形成されている請求項1に記載のフォ
    トマスク。
  4. 【請求項4】前記密着用凸部に形成した前記パターンに
    対応した透光部以外は露光用光に対して非透過部である
    請求項1ないし3のいずれかに記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】基体表面のレジスト膜表面に転写するパタ
    ーンに対応した透光部を有し、且つ前記パターン転写時
    に裏面側が該レジスト膜表面に密着されるフォトマスク
    であって、 前記裏面側に前記透光部が形成され前記レジスト膜表面
    に密着させられる密着用凸部と、前記レジスト膜表面に
    前記密着用凸部を接触させた状態で前記レジスト膜表面
    と当該フォトマスクの前記裏面側との間に存在する気体
    を外部に抜気して前記密着用凸部と前記レジスト膜表面
    とを密着させるための抜気用凹部とを有し、 前記密着用凸部に形成した前記パターンに対応した透光
    部以外は露光用光に対して非透過部であり、且つ前記密
    着用凸部と抜気用凹部は互いに隣り合う形態で複数形成
    されており、且つ前記各抜気用凹部は互いに連絡され、
    少なくとも1つが外周部に至る状態で形成されているフ
    ォトマスク。
  6. 【請求項6】前記密着用凸部に形成したパターンに対応
    した非透光部以外は露光用光を透過する構造を有する請
    求項1に記載のフォトマスク。
  7. 【請求項7】基体表面のレジスト膜表面に転写するパタ
    ーンに対応した非透光部を有し且つ前記パターン転写時
    に裏面側が該レジスト膜表面に密着されるフォトマスク
    であって、 前記裏面側にパターンに対応した非透光部が形成された
    密着用凸部と、前記レジスト膜表面を接触させた状態で
    前記レジスト膜表面と当該フォトマスクの前記裏面側と
    の間に存在する気体を外部に抜気して前記密着用凸部と
    前記レジスト膜表面とを密着させるための抜気用凹部を
    有し、前記密着用凸部に形成した前記パターンに対応し
    た非透光部以外は露光用光に対して透過する構造を有
    し、且つ前記密着用凸部と抜気用凹部は互いに隣り合う
    形態で複数形成されており、且つ前記各抜気用凹部は互
    いに連結され、少なくとも1つが外周部に至る状態で形
    成されているフォトマスク。
  8. 【請求項8】前記密着用凸部と抜気用凹部とが周方向に
    隣り合う形態で当該フォトマスクの中心近傍から外周縁
    方向に向けてほぼ放射状に設けられていることによりマ
    スター情報担体製造用とされている請求項1に記載のフ
    ォトマスク。
  9. 【請求項9】前記密着用凸部と抜気用凹部とがほぼ縦横
    方向に隣り合う形態で設けられていることにより半導体
    チップ製造用とされている請求項1ないし8のいずれか
    に記載のフォトマスク。
  10. 【請求項10】前記密着用凸部と抜気用凹部とがほぼ縦
    横方向に隣り合う形態で設けられていることにより薄膜
    磁気ヘッド製造用とされている請求項1ないし8のいず
    れかに記載のフォトマスク。
  11. 【請求項11】前記密着用凸部と抜気用凹部とが中心近
    傍から外周縁近傍方向にほぼ同心状に交互に設けられて
    いることによりスパイラルコイル製造用とされている請
    求項1ないし8のいずれかに記載のフォトマスク。
  12. 【請求項12】裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有
    するとともに、前記密着用凸部に所定形状の透光部を有
    するフォトマスクを準備する第1の工程と、 基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、 前記基体表面に形成されている前記レジスト膜表面にフ
    ォトマスクの裏面側を載置する第3の工程と、 前記レジスト膜表面に載置されている状態で前記フォト
    マスクの前記抜気用凹部を介して前記フォトマスクの裏
    面側と前記レジスト膜表面との間に存在する気体を外部
    に抜気して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜
    表面とを密着させる第4の工程と、 前記密着状態で前記フォトマスクの表面側から当該フォ
    トマスクに対して露光用光を照射して前記フォトマスク
    の密着用凸部に形成されているパターン形状に対応して
    前記レジスト膜表面を露光する第5の工程と、 前記レジスト膜に対して現像を行う第6の工程と、 を含むレジストパターン形成方法。
  13. 【請求項13】基体表面に薄膜パターンが設けられる薄
    膜付き部品の製造方法であって、 裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、
    前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォトマス
    クを準備する第1の工程と、 前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、 前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工
    程と、 前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介して
    前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
    に存在する気体を外部に抜気することにより前記フォト
    マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
    密着させる第4の工程と、 前記密着状態でフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第5の工程と、 前記露光後のレジスト膜に対して現像を行う第6の工程
    と、 前記現像後に前記レジスト膜表面および前記現像による
    前記基体表面の露出箇所に対して薄膜を堆積する第7の
    工程と、 前記レジスト膜表面に堆積した薄膜を除去する第8の工
    程と、 を含む薄膜付き部品の製造方法。
  14. 【請求項14】基体に所望形状のパターンに薄膜パター
    ンが設けられる薄膜付き部品の製造方法であって、 裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、
    前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォトマス
    クを準備する第1の工程と、 前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、 前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工
    程と、 前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介して
    前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
    に存在する気体を外部に抜気することにより前記フォト
    マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
    密着させる第4の工程と、 前記密着状態のフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第5の工程と、 前記露光したレジスト膜を除去して基体表面を露出させ
    るとともに、露出した基体表面を所要深さにエッチング
    して薄膜埋設用穴を形成する第6の工程と、 前記レジスト膜表面および前記基体における薄膜埋設用
    穴に対して薄膜を堆積する第7の工程と、 前記レジスト膜をその表面に堆積している薄膜と共に除
    去する第8の工程と、を含む薄膜付き部品の製造方法。
  15. 【請求項15】非磁性の基体表面にディジタル信号に対
    応する形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられる
    マスター情報担体の製造方法であって、 裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、
    前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォトマス
    クを準備する第1の工程と、 前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、 前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工
    程と、 前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介して
    前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
    に存在する気体を外部に抜気することにより前記フォト
    マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
    密着させる第4の工程と、 前記密着状態のフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第5の工程と、 前記露光後のレジスト膜に対して現像を行う第6の工程
    と、 前記現像後に前記レジスト膜表面および前記現像による
    前記基体表面の露出箇所に対して強磁性薄膜を堆積する
    第7の工程と、 前記レジスト膜表面に堆積した強磁性薄膜を除去する第
    8の工程と、 を含むマスター情報担体の製造方法。
  16. 【請求項16】非磁性の基体表面にディジタル信号に対
    応する形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられる
    マスター情報担体の製造方法であって、 裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、
    前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォトマス
    クを準備する第1の工程と、 前記基体の表面にレジスト膜を形成する第2の工程と、
    前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第3の工
    程と、 前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介して
    前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
    に存在する気体を外部に抜気することにより前記フォト
    マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
    密着させる第4の工程と、 前記密着状態のフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第5の工程と、 前記露光したレジスト膜を除去して基体表面を露出させ
    るとともに、露出した基体表面を所要深さにエッチング
    して強磁性薄膜埋設用穴を形成する第6の工程と、 前記レジスト膜表面および前記基体における強磁性薄膜
    埋設用穴に対して強磁性薄膜を堆積する第7の工程と、 前記レジスト膜をその表面に堆積している強磁性薄膜と
    共に除去する第8の工程と、 を含むマスター情報担体の製造方法。
  17. 【請求項17】非磁性の基体表面にディジタル信号に対
    応する形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられる
    マスター情報担体の製造方法であって、 裏面側に密着用凸部と抜気用凹部とを有するとともに、
    前記密着用凸部に所定形状の透光部を有するフォトマス
    クを準備する第1の工程と、 前記基体表面に予め強磁性薄膜を形成する第2の工程
    と、 前記強磁性薄膜の表面にレジスト膜を形成する第3の工
    程と 前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置する第4の工
    程と、 前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部を介して
    前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面との間
    に存在する気体を外部に抜気することにより前記フォト
    マスクの裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを
    密着させる第5の工程と、 前記密着状態のフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第6の工程と、 前記露光したレジスト膜を除去して強磁性薄膜表面を露
    出させるとともに、その露出した強磁性薄膜をエッチン
    グ除去する第7の工程と、 残った強磁性薄膜上のレジスト膜を除去する第8の工程
    と、 を含むマスター情報担体の製造方法。
  18. 【請求項18】非磁性の基体表面にディジタル信号に対
    応する形状パターンに強磁性薄膜パターンが設けられる
    マスター情報担体の製造方法であって、 前記強磁性薄膜パターン表面に、密着用凸部と抜気用凹
    部とを有するレジスト膜を形成する第1の工程と、 裏面側に前記レジスト膜の前記密着用凸部と前記抜気用
    凹部それぞれと対応する密着用凸部と抜気用凹部とを有
    し、かつ、前記密着用凸部に所定形状の透光部を有する
    フォトマスクを準備する第2の工程と、 前記レジスト膜表面にフォトマスクを載置するととも
    に、前記フォトマスクの裏面側における抜気用凹部と前
    記強磁性薄膜の抜気用凹部とにより構成される空間を介
    して前記フォトマスクの裏面側と前記レジスト膜表面と
    の間に存在する気体を外部に抜気し、前記フォトマスク
    の裏面側の密着用凸部と前記レジスト膜表面とを密着さ
    せる第3の工程と、 前記密着状態のフォトマスク表面側から当該フォトマス
    クに対して露光用光を照射してパターン形状に対応して
    前記レジスト膜に設けられている前記密着用凸部の表面
    を露光する第4の工程と、 前記露光の後に現像処理して露光されていないレジスト
    膜部分を除去してレジストパターンを形成する第5の工
    程と、 前記レジストパターンをマスクにして強磁性薄膜をエッ
    チング除去する第6の工程と、 残った強磁性薄膜上のレジスト膜を除去する第7の工程
    と、 を含むマスター情報担体の製造方法。
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