JP2003063443A - 中空パネルの発泡充填方法及び発泡充填材 - Google Patents

中空パネルの発泡充填方法及び発泡充填材

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JP2003063443A
JP2003063443A JP2001257553A JP2001257553A JP2003063443A JP 2003063443 A JP2003063443 A JP 2003063443A JP 2001257553 A JP2001257553 A JP 2001257553A JP 2001257553 A JP2001257553 A JP 2001257553A JP 2003063443 A JP2003063443 A JP 2003063443A
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裕司 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空パネルの発泡充填に要するコストを低減
する。 【解決手段】 中空パネル1の内部充填領域8に未発泡
で固形の発泡充填材10を設置し、その後、外部加熱に
よって発泡充填材10を発泡させることで、その発泡に
基づく発泡体21を内部充填領域8に充満させる中空パ
ネルの発泡充填方法であって、発泡充填材10を、弾性
変形してロール状に巻かれるシート状発泡性基材11に
より構成する。シート状発泡性基材11をロール状に巻
いて内部充填領域8に配置することで、シート状発泡性
基材11を、そのロール状の弾性変形に基づく弾発力に
よって内部充填領域8に保持する。その後、シート状発
泡性基材11を加熱発泡させることで、その発泡に基づ
く発泡体21を内部充填領域8に充満させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空パネルの発
泡充填方法と発泡充填材に関し、主として複数枚のパネ
ルによって中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディ
のセンタピラー、フロントピラー、クオータピラー、ル
ーフサイドパネル、ロッカパネル等の中空パネルの内部
充填領域に発泡体を充満させて、中空パネルを補強した
り、あるいは中空パネルを遮断するための中空パネルの
発泡充填方法と、その発泡充填方法に用いる発泡充填材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空パネルの内部充填領域に未発
泡で固形の発泡充填材を設置し、その後、発泡充填材を
加熱発泡させることで、その発泡に基づく発泡体を内部
充填領域に充填させることで、中空パネルを補強した
り、あるいは中空パネルを遮断することが知られてい
る。このような中空パネルの発泡充填方法において、未
発泡で固形の発泡充填材は、成形型によって、中空パネ
ルの横断面形状に対応する所定のブロック形状に成形さ
れる。そして、ブロック形状の発泡充填材は、取付手段
によって中空パネルの内部充填領域に取り付けられるの
が一般的である。また、取付手段としてクリップが用い
られる場合には、そのクリップに対応する取付孔が中空
パネルの所定位置に貫設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の中空パネルの発泡充填方法において、中空パネルの
横断面形状が大小異なる場合、発泡充填材の加熱発泡に
基づく発泡体に過不足がないように、中空パネルに対応
する大きさ・形状をもつ発泡充填材を成形しなければな
らない。このため、発泡充填材を成形するための成形型
の製作費が膨大となり、ひいては、中空パネルの発泡充
填に要するコストが高くなる問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、中
空パネルの発泡充填に要するコストを低減することがで
きる中空パネルの発泡充填方法と、その発泡充填方法に
用いる発泡充填材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る中空パネルの発泡充填方法は、請
求項1に記載のとおりの構成を要旨とするものである。
すなわち、発泡充填材を、弾性変形してロール状に巻か
れるシート状発泡性基材により構成してから、そのシー
ト状発泡性基材を、前記内部充填領域に配置する。する
と、前記内部充填領域に対し前記シート状発泡性基材
が、そのロール状の弾性変形に基づく弾発力によって固
定される。その後、前記シート状発泡性基材を加熱発泡
させることで、その発泡に基づく発泡体を前記内部充填
領域に充満させることができる。これによって、中空パ
ネルを良好に補強し、かつ隙間なく遮断することが可能
となる。また、中空パネルの内部充填領域に対し、発泡
充填材、すなわち、シート状発泡性基材を配置して固定
する際、シート状発泡性基材は、そのロール状の弾性変
形に基づく弾発力によって容易に固定される。このた
め、中空パネルの所定位置に発泡充填材を固定するため
の取付孔を貫設してその取付孔を介して発泡充填材を固
定する必要がなくなる。また、所要とする長さのシート
状発泡性基材をロール状に巻くことで、各種の中空パネ
ルに対応する所望とする発泡充填材を容易に構成するこ
とができる。
【0006】また、第2の発明に係る中空パネルの発泡
充填方法は、請求項2に記載のとおりの構成を要旨とす
るものである。したがって、発泡充填材を、弾性変形し
てロール状に巻かれるシート状発泡性基材と、そのシー
ト状発泡性基材に巻き込まれて保持される粒状発泡性基
材と、により構成してから、前記シート状発泡性基材を
弾性変形させてロール状に巻いて前記内部充填領域に配
置する。すると、前記内部充填領域に対し前記シート状
発泡性基材が、そのロール状の弾性変形に基づく弾発力
によって固定される。その後、前記シート状発泡性基材
及び粒状発泡性基材をそれぞれ加熱発泡させることで、
これら発泡に基づく発泡体を前記内部充填領域に充満さ
せることができる。これによって、中空パネルを良好に
補強し、かつ隙間なく遮断することが可能となる。ま
た、中空パネルの内部充填領域に対し、発泡充填材を配
置して固定する際、発泡充填材は、そのシート状発泡性
基材のロール状の弾性変形に基づく弾発力によって容易
に固定される。このため、中空パネルの所定位置に発泡
充填材を固定するための取付孔を貫設してその取付孔を
介して発泡充填材を固定する必要がなくなる。また、弾
性変形してロール状に巻かれるシート状発泡性基材と、
そのシート状発泡性基材に巻き込まれて保持された粒状
発泡性基材とにより各種の中空パネルに対応する所望と
する発泡充填材を容易に構成することができる。
【0007】第3の発明に係る中空パネルの発泡充填材
は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とするもので
ある。すなわち、発泡充填材のシート状発泡性基材に
は、その内周側に所定量の粒状発泡性基材を巻き込んで
保持する巻込み部が形成され、外周側にはロール状に巻
かれて弾性変形する延出部が形成されている。したがっ
て、第3の発明に係る中空パネルの発泡充填材による
と、第2の発明に係る中空パネルの発泡充填方法を容易
に実施可能となる。すなわち、シート状発泡性基材の巻
込み部に所定量の粒状発泡性基材を巻き込んで保持する
ことができ、発泡充填材の取扱いや中空パネルの内部充
填領域に対する発泡充填材の設置が容易となる。
【0008】第4の発明に係る中空パネルの発泡充填材
は、請求項4に記載のとおりの構成を要旨とするもので
ある。すなわち、発泡充填材のシート状発泡性基材に比
べ粒状発泡性基材が高剛性の発泡体となる強化材混入の
発泡性材料によって形成される。また、前記シート状発
泡性基材は金属面や塗装面に対し接着性に富む発泡性材
料によって形成されている。したがって、第4の発明に
係る中空パネルの発泡充填材によると、第2の発明に係
る中空パネルの発泡充填方法を容易に実施可能となる。
特に、シート状発泡性基材は、金属面や塗装面に対し接
着性に富む発泡性材料によって形成されることで、中空
パネルの内部充填領域の内壁面に対し、シート状発泡性
基材の加熱発泡に基づく発泡体が強固に接着する。この
ため、内部充填領域の内壁面に対し、発泡体が剥がれて
位置ずれする不具合を確実に防止することができる。ま
た、粒状発泡性基材は、シート状発泡性基材に比べ高剛
性の発泡体となる発泡性材料によって形成されるため、
粒状発泡性基材の加熱発泡に基づく発泡体によって中空
パネルを、その内部充填領域において強固に補強するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
5にしたがって説明する。図2と図3において、中空パ
ネル(例えば、センタピラー)1は、インナパネル2と
アウタパネル4とがその相互のフランジ3、5によって
スポット溶接されることで、中空の箱形閉じ断面に構成
されている。中空パネル1の中空室6の長手方向の所要
とする長さ部分には内部充填領域8が設定されている。
【0010】図1〜図3に示すように、中空パネル1の
内部充填領域8には、外部加熱によって発泡体となって
中空パネル1の内部充填領域8の略全域にわたって充満
(充填)する未発泡で固形の発泡充填材10が設置され
る。未発泡で固形の発泡充填材10は、弾性変形してロ
ール状に巻かれるシート状発泡性基材11と、そのシー
ト状発泡性基材11に巻き込まれて保持された粒状発泡
性基材15と、により構成されている。図1に示すよう
に、シート状発泡性基材11は、その内周側に所定量の
粒状発泡性基材15を巻き込んで保持する巻込み部12
を有し、外周側にはロール状に巻かれて弾性変形する延
出部13を有している。
【0011】シート状発泡性基材11を形成する発泡性
材料としては、金属面や塗装面に対し接着性に富む熱硬
化性合成樹脂材料(例えば、エポキシ系樹脂)を主成分
とし、これに、発泡剤が混合され、約5倍〜10倍程度
の発泡倍率において発泡する発泡性材料が用いられる。
さらに、シート状発泡性基材11を形成する発泡性材料
としては、車両ボディの焼き付け塗装の際の熱(例え
ば、110℃〜190℃前後の温度)によって発泡し発
泡体となる発泡性材料が用いられることが望ましい。ま
た、シート状発泡性基材11は、所定の板厚寸法(例え
ば、1mm〜5mm程度の板厚寸法)をもって長尺帯状
に押出成形され、所要とする長さ寸法をもって切断され
ることによって容易に形成される。そして、シート状発
泡性基材11は、所定回数だけロール状に巻かれ、その
内周側において、その一端部が溶着、あるいはタッカ止
め14等によって閉じられることで袋状をなす巻込み部
12が形成される。さらに、シート状発泡性基材11
は、その巻込み部12の外端部に連続して延出された部
分において巻込み部12の外周面に沿って弾性変形され
ながら所定回数だけロール状に巻かれることによって弾
発力を蓄積する延出部13が形成されている。
【0012】図1〜図3に示すように、シート状発泡性
基材11の巻込み部12には、所定量の粒状発泡性基材
15が巻き込まれて保持されるようになっている。粒状
発泡性基材15を形成する発泡性材料としては、熱硬化
性合成樹脂材料(例えば、エポキシ系樹脂)を主成分と
し、これに、発泡剤、ガラス繊維等の強化材が混合さ
れ、約1.5倍〜3倍程度の発泡倍率において発泡し、
シート状発泡性基材11に比べ高剛性の発泡体となる発
泡性材料が用いられる。さらに、粒状発泡性基材15を
形成する発泡性材料としては、車両ボディの焼き付け塗
装の際の熱(例えば、110℃〜190℃前後の温度)
によって発泡し高剛性の発泡体となる発泡性材料が用い
られることが望ましい。このような高剛性の発泡体とな
る発泡性材料としては、例えば、特開平8−20887
1号公報、特開平11−158313号公報等に開示さ
れている。また、粒状発泡性基材15は、押出成形によ
って長尺に押し出されたものが所定長さで切断されると
こで、所定の粒径(例えば、5mm〜30mm程度)を
有する粒状に容易に形成される。
【0013】次に、前記したようにして構成された発泡
充填材10を用いて中空パネル1の内部充填領域8を発
泡充填する方法を説明する。図2と図3に示すように、
まず、中空パネル1の中空室6の内部充填領域8に対
し、発泡充填材10を設置する。この際、シート状発泡
性基材11は、その巻込み部12の外周面に沿って延出
部13が弾性変形されながら所定回数だけロール状に巻
かれた状態で、内部充填領域8内に挿入されて設置され
る。すると、延出部13が、そのロール状の弾性変形に
基づく弾発力によって拡開し内部充填領域8の内壁面に
弾性的に圧接する。そして、延出部13と内部充填領域
8の内壁面との間に生じる摩擦力によって発泡充填材1
0が内部充填領域8に固定される。
【0014】ここで、外部からの加熱、例えば、前記中
空パネル1を有する車両ボディの焼付塗装の際の外部加
熱によって、発泡充填材10のシート状発泡性基材11
と粒状発泡性基材15とがそれぞれ発泡し、発泡体2
1、25となり、内部充填領域8の略全域わたって充満
(充填)される(図4及び図5参照)。このようにし
て、中空パネル1の内部充填領域8の略全域わたって発
泡体21、25を充満させることができるため、中空パ
ネル1を良好に補強し、かつ隙間なく遮断することがで
きる。
【0015】さて、この実施の形態において、中空パネ
ル1の中空室6の内部充填領域8に対し、発泡充填材1
0を設置する際、発泡充填材10を、その延出部13の
ロール状の弾性変形に基づく弾発力によって内部充填領
域8に容易に固定することができる。このため、インナ
パネル2とアウタパネル4とを相互のフランジ3、5に
おいてスポット溶接して箱形閉じ断面の中空パネル1を
構成する前に、その中空パネル1の所定位置、例えば、
インナパネル2の所定位置に発泡充填材10を固定する
ための取付孔を貫設してその取付孔を介して発泡充填材
10を固定しておく必要がなくなる。
【0016】また、発泡充填材10は、弾性変形してロ
ール状に巻かれるシート状発泡性基材11と、そのシー
ト状発泡性基材11の巻込み部12に巻き込まれて保持
される所定量の粒状発泡性基材15と、により容易に構
成することができる。また、中空パネル1の横断面形状
が大小異なる場合、その横断面形状に対応して発泡充填
材10を、所要とする長さのシート状発泡性基材11
と、所要とする容量の粒状発泡性基材15とを組合せる
ことによって、中空パネル1の大きさ・形状に対応する
発泡充填材10を容易に構成することができる。このた
め、中空パネル1に対応する大きさ・形状に対応する発
泡充填材10をそれぞれ専用の成形型によってブロック
状に形成する場合と比べ、成形型の製作費を削減するこ
とができ、この分だけコスト低減を図ることが可能とな
り、発泡充填材10を安価に提供することができる。
【0017】特に、この実施の形態において、シート状
発泡性基材11は、金属面や塗装面に対し接着性に富む
熱硬化性合成樹脂材料を主成分とする発泡性材料が用い
られている。このため、中空パネル1の内部充填領域8
の内壁面に対し、シート状発泡性基材11の加熱発泡に
基づく発泡体21が強固に接着する。このため、内部充
填領域8の内壁面に対し、発泡体21が剥がれて位置ず
れする不具合を確実に防止することができる。一方、粒
状発泡性基材15は、熱硬化性合成樹脂材料を主成分と
し、これに、発泡剤、ガラス繊維等の強化材が混合さ
れ、シート状発泡性基材11に比べ高剛性の発泡体とな
る発泡性材料が用いられる。このため、粒状発泡性基材
15の加熱発泡に基づく発泡体25によって中空パネル
1を、その内部充填領域8において強固に補強すること
ができる。
【0018】なお、この発明は前記実施の形態に限定す
るものではない。例えば、前記実施の形態においては、
シート状発泡性基材11の巻込み部12に所定量の粒状
発泡性基材15を巻き込んで発泡充填材10を構成した
が、シート状発泡性基材11のみを弾性変形させてロー
ル状に巻くことで発泡充填材10を構成することも可能
である。この場合においても、中空パネル1の大きさ・
形状に対応する発泡充填材10を、所要長さのシート状
発泡性基材11をロール状に巻くことで容易に構成する
ことができる。また、中空パネルとしては、車両ボディ
のピラー、ロッカパネル、ルーフパネル等の中空パネル
以外の、建築物、船舶等の建造物を構成する中空パネル
であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る中空
パネルの発泡充填方法によれば、中空パネルの大きさ・
形状に対応する発泡充填材を容易に構成することができ
るとともに、その発泡充填材を中空パネルの内部充填領
域に容易に設置して保持することができる。このため、
中空パネルに対応する大きさ・形状に対応する発泡充填
材をそれぞれ専用の成形型によってブロック状に形成す
る場合と比べ、成形型の製作費を削減することができ
る。この結果、中空パネルの発泡充填に要するコストを
低減することができる。また、この発明に係る中空パネ
ルの発泡充填材によれば、前記中空パネルの発泡充填方
法を容易に実施することができ、コスト低減に効果が大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の中空パネルの発泡充填
方法に用いる発泡充填材のシート状発泡性基材と粒状発
泡性基材とを分離して示す斜視図である。
【図2】同じく中空パネルの内部充填領域に発泡充填材
を設置した状態を示す縦断面図である。
【図3】同じく中空パネルの内部充填領域に発泡充填材
を設置した状態を示す横断面面である。
【図4】同じく発泡充填材のシート状発泡性基材及び粒
状発泡性基材が加熱発泡して内部充填領域に発泡体が充
満された状態を示す縦断面図である。
【図5】同じく内部充填領域に発泡体が充満された状態
を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 中空パネル 6 中空室 8 内部充填領域 10 発泡充填材 11 シート状発泡性基材 12 巻込み部 13 延出部 15 粒状発泡性基材 21、25 発泡体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空パネルの内部充填領域に未発泡で固
    形の発泡充填材を設置し、その後、外部加熱によって前
    記発泡充填材を発泡させることで、その発泡に基づく発
    泡体を前記内部充填領域に充満させる中空パネルの発泡
    充填方法であって、 前記発泡充填材を、弾性変形してロール状に巻かれるシ
    ート状発泡性基材により構成し、 前記シート状発泡性基材をロール状に巻いて前記内部充
    填領域に配置することで、前記シート状発泡性基材を、
    そのロール状の弾性変形に基づく弾発力によって前記内
    部充填領域に保持し、 その後、前記シート状発泡性基材を加熱発泡させること
    で、その発泡に基づく発泡体を前記内部充填領域に充満
    させることを特徴とする中空パネルの発泡充填方法。
  2. 【請求項2】 中空パネルの内部充填領域に未発泡で固
    形の発泡充填材を設置し、その後、外部加熱によって前
    記発泡充填材を発泡させることで、その発泡に基づく発
    泡体を前記内部充填領域に充満させる中空パネルの発泡
    充填方法であって、 前記発泡充填材を、弾性変形してロール状に巻かれるシ
    ート状発泡性基材と、そのシート状発泡性基材に巻き込
    まれて保持される粒状発泡性基材と、により構成し、 前記シート状発泡性基材をロール状に巻いてた状態で前
    記発泡充填材を前記前記内部充填領域に配置すること
    で、前記発泡充填材をそのシート状発泡性基材のロール
    状の弾性変形に基づく弾発力によって前記内部充填領域
    に保持し、 その後、前記シート状発泡性基材及び粒状発泡性基材を
    それぞれ加熱発泡させることで、これら発泡に基づく発
    泡体を前記内部充填領域に充満させることを特徴とする
    中空パネルの発泡充填方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の中空パネルの発泡充填
    方法に用いる発泡充填材であって、 シート状発泡性基材には、その内周側に所定量の粒状発
    泡性基材を巻き込んで保持する巻込み部が形成され、外
    周側には弾性変形してロール状に巻かれる延出部が形成
    されている中空パネルの発泡充填材。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の中空パネルの発
    泡充填方法に用いる発泡充填材であって、 シート状発泡性基材に比べ粒状発泡性基材が高剛性の発
    泡体となる強化材混入の発泡性材料によって形成され、 前記シート状発泡性基材は金属面や塗装面に対し接着性
    に富む発泡性材料によって形成されている中空パネルの
    発泡充填材。
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