JP2007307920A - カーペットモジュール構造 - Google Patents

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JP2007307920A JP2006135988A JP2006135988A JP2007307920A JP 2007307920 A JP2007307920 A JP 2007307920A JP 2006135988 A JP2006135988 A JP 2006135988A JP 2006135988 A JP2006135988 A JP 2006135988A JP 2007307920 A JP2007307920 A JP 2007307920A
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Mitsuaki Tsukada
光明 塚田
Takehito Ueda
丈仁 上田
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Abstract

【課題】外観品質が良好で、製造コストの増大を抑制し、生産性を向上させることが出来ると共に、解体容易性を有するカーペットモジュール構造を提供する。
【解決手段】車両の車室内の床部を構成するフロアパネルに敷設されるカーペット部材14の裏面側14aに、ワイヤハーネス2、リアウォッシャーチューブ3、空調用のフロアダクト5,5、オープナーケーブル9、スペーサ部材16,17、インシュレータ15a〜15d…、及びキックアッププレートR,L等の部材が、一体化されて、カーペットモジュール13が、主に形成されている。
これらのワイヤハーネス2等は、車体への搭載前に、予めこのカーペット部材14の裏面側14aに対して、二液混合ウレタン樹脂18…が用いられて、固定された後、フロアパネル12と、このカーペット部材14の間に配設されるように、各ワイヤハーネス2等の部材が、カーペット部材14と共に、車室11に搬入されて、展開され、フロアパネルの上面側に敷設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に、車両に用いられるカーペットモジュール構造に関するものである。
従来、車両の床部構造としては、車両の床部のフロアパネルの上面に、インシュレータ、スペーサ部材、及びワイヤ等の部材を載置して、これらの部材の上方から、カーペット部材を敷設するものが、知られている。
また、図19に示すような車室内のフロア部分に敷設されるカーペット部材1の裏面側に、ワイヤハーネス2、リアウォッシャーチューブ3、フットレスト4、空調用のフロアダクト5、スペーサ部材6等の部材を一体化させたカーペットモジュール7が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
このようなものでは、図20に示すように、車両10の生産ラインPの近傍に配置されたカーペットモジュール折り畳み保持装置8によって、折り畳まれた状態で、車両10の車室内11に搬入されて、フロアパネル12の上面に展開されて敷設される。
なお、カーペットに、ヒーターダクトを一体に成型したものも知られている(例えば、特許文献2等参照)。
特開2006−27592号公報(第0014段落乃至第0019段落) 実開昭64−7040号公報(実施例1、図1,図2)
このように構成された従来のカーペットモジュール構造では、カーペット部材1の裏面側に、スペーサ部材6等の部材を固定する固定手段として、例えば、前記カーペット部材1の表面側から、クリップ部材を挿通して、裏面側のスペーサ部材6等を固定する構造がある。
しかしながら、このような構造のカーペットモジュール構造では、前記カーペット部材1の表面側に、クリップ部材の一部が露出してしまう為、このクリップ部材が見えないように別途カバー部材等を設ける等、外観品質を向上させる為の構成の追加が必要であった。
また、このようなクリップ部材等を用いた固定構造では、解体を容易に行うことが出来ず、リサイクル性が低下してしまうといった問題もあった。
更に、一般の接着材を用いて、カーペット部材1の裏面側に、スペーサ部材6等の部材を固定する場合、硬化するまでに一定の時間、例えば、数十分〜数時間が必要とされる。
このため、生産効率が低下してしてしまうと共に、前記車両10の生産ラインPの近傍で、カーペットモジュール7を組み立ててから搬入するいわゆるモジュール生産方式では、時間的制約が存在する為、採用することが困難であった。
また、高価な瞬間接着剤は、接着に必要とされる分量が比較的多いカーペットモジュール構造では、製造コストの上昇に繋がり、不向きであるといった問題もあった。
そして、カーペット部材1の裏面側に、部材としての前記ワイヤハーネス2を、接着材を用いて固定する場合、接着材の粘性が低いと、接着対象となる部材の位置に留まれず、下方へ流下してしまう。
また、接着材の粘性が高いと、部材間に接着材が廻り込むことが出来ずに、所望の接着力が確保できない虞があった。
更に、部材としての厚手のインシュレータを設けている場合、前記カーペットモジュール折り畳み保持装置8によって、折り畳まれる際に、インシュレータが、容易に屈曲しないといった問題もあった。
このため、インシュレータの一部を、折れ線に沿って屈曲可能な厚さまで、凹溝状に薄く加工することも考えられるが、略均一な厚さを有して形成されているインシュレータ素材から、このような凹溝状を呈するように加工することは、品質保持(保証)が困難であり、製造コストの増大を招いてしまう虞もあった。
そこで、この発明は、外観品質が良好で、製造コストの増大を抑制し、生産性を向上させることが出来ると共に、解体容易性を有するカーペットモジュール構造を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、車両の床部のフロアパネルに敷設されるカーペット部材の裏面側に、予め該カーペット部材とフロアパネルとの間に配設される部材を固定する固定手段が設けられたカーペットモジュール構造であって、前記固定手段は、二液混合ウレタン樹脂を用いているカーペットモジュール構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記カーペット部材の裏面側には、前記二液混合ウレタン樹脂を固着させるアンカー材が添着されていることを特徴とする請求項1記載のカーペットモジュール構造。
更に、請求項3に記載されたものは、前記部材の一つが、スペーサ部材であると共に、該スペーサ部材の一部に、部材の他の一つとしての長物部材を収納する収納凹溝を設けて、該長物部材と、該収納凹部の内側面との間を前記二液混合ウレタン樹脂を用いて固着させている請求項1又は2記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
また、請求項4に記載されたものは、前記長物部材は、オープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブのうち、少なくとも何れか一つであって、前記オープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブを前記収納凹溝に固定する際に、前記ワイヤハーネスを、被せて収納して蓋として用いる請求項3記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
そして、請求項5に記載されたものは、前記スペーサ部材では、前記収納凹溝の一側壁部を車両の床部の側縁に沿わせて位置させている請求項3又は4記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
更に、請求項6に記載されたものは、前記部材の前記フロアパネル側側面には、前記二液混合ウレタン樹脂の固化によって形成される擦れ止め突起部が設けられているカーペットモジュール構造を特徴としている。
また、請求項7に記載されたものは、前記擦れ止め突起部は、前記スペーサ部材を貫通して、前記フロアパネル側側面から前記カーペット側側面に至る注入孔の開口周縁部を隆起させて形成されている請求項6記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
そして、請求項8に記載されたものは、前記カーペット部材の裏面側に、少なくとも一対のインシュレータ部材を貼設すると共に、該インシュレータ部材の対向する端面部間に形成される溝部に、長物部材を介挿して、前記二液混合ウレタン樹脂を用いて、前記各端面部間に該長物部材が固定されている請求項1乃至7のうち、何れか一項記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
更に、請求項9に記載されたものは、前記端面部のうち、少なくとも何れか一方からは、対向する反対側の端面部方向に突出されると共に、突出方向の先端面に、前記長物部材を前記二液混合ウレタン樹脂によって固定する凸設部が一体に形成されている請求項8記載のカーペットモジュール構造を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、カーペット部材の裏面側に、部材を固定する固定手段として、二液混合ウレタン樹脂を用いているので、該カーペット部材の表面側に、従来のようにクリップ部材等が露出することが無く、外観品質を良好なものとすることができる。
また、該カーペット部材の裏面側が繊維類で構成されている場合には、前記二液混合ウレタン樹脂の固着力が大きく、所望の接着力を容易に得られる。
そして、解体時にも容易に、前記カーペット部材から、部材を剥離させることが出来るので、リサイクル性を向上させることができる。
更に、固化までの時間が短く(例えば、約3分)、工程を短縮して生産効率を向上させることが出来、モジュール生産方式に用いて好適である。
また、前記二液混合ウレタン樹脂は、混合比率及び発泡剤の添加量等を調整することにより、容易に粘性を変更出来るので、流動性を確保して付き廻りを良好としつつ、一定の粘性を与えて、硬化するまで、接着位置に保持させることができる。
このため、ワイヤハーネス等の固定も容易に行うことが出来る。
また、請求項2に記載されたものは、前記カーペット部材の裏面側に添着されたアンカー材が、前記二液混合ウレタン樹脂を固着させて、所望の接着力を与えることが出来る。
例えば、前記カーペット部材の裏面側が、二液混合ウレタン樹脂が接着しにくいポリエチレン樹脂若しくは、ポリエチレン樹脂で覆われている場合でも、アンカー材として不織布を添着させていれば、良好な接着力を得られる。
更に、請求項3に記載されたものは、前記長物部材が、前記スペーサ部材の一部に形成された収納凹溝内に収納された状態で、前記二液混合ウレタン樹脂が用いられて固定される。
この際、前記スペーサ部材を前記カーペット部材の裏面側に固定する二液混合ウレタン樹脂を用いて、同じ方向から前記二液混合ウレタン樹脂を注入できるので、更に生産効率が良好である。
そして、請求項4に記載されたものは、前記スペーサ部材の一部に形成された収納凹溝内に収納されたオープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブのうち、少なくとも何れか一つが、前記蓋として用いられるワイヤハーネス部材によって、上方から覆われて固定される。
このため、オープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブが、前記収納凹溝から、外れにくく固定される。
更に、請求項5に記載されたものは、前記スペーサ部材の前記収納凹溝の一側壁部が、車両の床部の側縁に沿わせて位置している。
このため、床部の側縁では、該一側壁部によって、前記カーペット部材が下方から支持されているので、上方からの押圧等に対して充分な強度が得られる。
また、請求項6に記載されたものは、前記部材の前記フロアパネル側側面に設けられた擦れ止め突起部が、二液混合ウレタン樹脂によって形成されている。
このため、前記フロアパネルに対する摺接音を減少させることができる。
更に、請求項7に記載されたものは、前記注入孔の開口周縁部が隆起されて、擦れ止め突起部が形成されているので、隆起高さの調整により、容易に前記フロアパネルに対する寸法管理を行うことが出来る。
そして、請求項8に記載されたものは、前記カーペット部材の裏面側に貼設された一対のインシュレータ部材間に、形成される溝部に、前記長物部材が介装されて、前記二液混合ウレタン樹脂によって、該インシュレータ部材の対向する端面部に、該長物部材が固定される。
前記インシュレータ部材に対して、前記二液混合ウレタン樹脂が良好な接着性を有しているので、前記長物部材は、該インシュレータ部材に強固に固着される。
しかも、前記カーペットモジュールを折り畳む際にも、該硬化した二液混合ウレタン樹脂が弾性変形して、折り畳み形状に追従すると共に、車室内で展開しても外れない。
このため、車体の車室内への搬入を容易に行うことができる。
更に、請求項9に記載されたものは、前記インシュレータ部材の端面部に一体に形成された凸設部が、容易に屈曲変形可能であるので、更に、前記カーペットモジュールを折り畳む際にも、折り畳み形状に追従して容易に変形可能とすることができる。
しかも、前記インシュレータ部材の端面部の一部を、突出させて前記凸設部が一体に形成されているので、インシュレータ部材の素材の分量を削減して、更に、軽量化が図れると共に、製造コストの増大を抑制することができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態のカーペットモジュール構造について説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
図1乃至図17は、この発明の最良の実施の形態のカーペットモジュール構造を示すものである。
まず、全体の構成について、図1を用いて説明すると、この実施の形態のカーペットモジュール構造では、カーペットモジュール13が、車両の車室内の床部を構成するフロアパネルに敷設されるカーペット部材14の裏面側14aに、ワイヤハーネス2、リアウォッシャーチューブ3、空調用のフロアダクト5,5、オープナーケーブル9、スペーサ部材16,16,17,17、インシュレータ15a〜15d…、及びキックアッププレートR,L等の部材を、一体化することにより、主に形成されている。
これらのワイヤハーネス2等は、車体への搭載前に、予めこのカーペット部材14の裏面側14aに対して、固定手段としての二液混合ウレタン樹脂18…が用いられて、固定された後、従来の図20と略同様に、前記フロアパネル12と、このカーペット部材14の間に配設されるように、各ワイヤハーネス2等の部材が、前記カーペット部材14と共に、車室11に搬入されて、展開され、フロアパネル12の上面側に敷設されるように構成されている。
次に、この実施の形態のカーペットモジュール構造の作用効果について、説明する。
このように構成された実施の形態のカーペットモジュール構造では、カーペット部材14の裏面側14aに、スペーサ部材16…等を固定する固定手段として、二液混合ウレタン樹脂18が用いられている。
このため、カーペット部材14の表面側に、従来のようにクリップ部材等が露出することが無く、外観品質を良好なものとすることができる。
また、カーペット部材14の裏面側14aが、天然繊維、化学合成繊維等、繊維類で構成されている場合には、前記二液混合ウレタン樹脂18の固着力が大きく、所望の接着力を容易に得られる。
そして、解体時にも容易に、前記カーペット部材14から、前記スペーサ部材16…等、各部材を容易に、剥離させることが出来るので、リサイクル性を向上させることができる。
更に、固化までの時間が短く(例えば、約3分)、工程を短縮して生産効率を向上させることが出来、モジュール生産方式に用いて好適である。
また、前記二液混合ウレタン樹脂18は、混合比率及び発泡剤の添加量等を調整することにより、容易に、粘性を変更出来るので、流動性を確保して付き廻りを良好としつつ、一定の粘性を与えて、硬化するまで、接着位置に保持させることができる。
このため、ワイヤハーネス2等の配線間を接着材が流下しやすい部材の固定も容易に行うことが出来る。
図1及び図15は、この発明の最良の実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、前記実施の形態と同一符号を付して説明する。
まず、この実施例1の構成を説明すると、この実施例1のカーペットモジュール構造では、図9及び図10に示すように、カーペット部材14の裏面側14aが、ポリエチレン樹脂層等によって覆われていて、このポリエチレン樹脂層等に、インシュレータ15aが接着されている。
このインシュレータ15aには、図10に示すような含浸孔19…が、面上下方向を貫通するように複数形成されていて、前記スペーサ部材16,16に貫通形成されて、フロアパネル側側面16bから前記カーペット側側面16cに至る注入孔16aに対応されている。
このスペーサ部材16の注入孔16aの開口周縁部には、擦れ止め突起部20の基台となる略半球状の隆起部20aが、一体となるように膨出形成されている。
そして、図10中、二液混合ウレタン樹脂18が、スペーサ部材16の注入孔16aから、前記インシュレータ15aの含浸孔19を介して、前記カーペット部材14の裏面側14aに至るまで、図15に示すようなウレタン注入機21が用いられて、二液混合ウレタン樹脂18が注入されて、発泡硬化されることにより、注入孔16aの開口周縁部に、二液混合ウレタン樹脂18が隆起した状態で硬化されて、擦れ止め突起部20が形成されるように構成されている。
前記ウレタン注入機21は、主に、ポリオール混合液を貯留する第一貯留槽21aと、ポリイソシアネート液を貯留する第二貯留槽21bとが、各々コントロールボックス21cに接続されている。
このコントロールボックス21cは、内部に圧送ポンプ及び制御部を有し、主に、ポリオール混合液と、ポリイソシアネート液との混合比率、添加される発泡剤の分量、圧送ポンプの駆動量等を変更して、吐出条件の設定を行えるように構成されている。
そして、この圧送ポンプの駆動により、前記ポリオール混合液、ポリイソシアネート液及び発泡剤が、混合されて、温調配管21dを介して、先端に設けられた吐出ガン21eのノズル21fから、流動性を有する二液混合ウレタン樹脂液18aを吐出可能に構成されている。この実施例1では、この二液混合ウレタン樹脂液18aが、固化により、二液混合ウレタン樹脂18となるまでの時間が、比較的短く(例えば、約3分)なるように、前記混合比等が調整されている。
次に、カーペットモジュール13の製造工程を、主に、図3乃至図7に沿って説明する。
この実施例1のカーペットモジュール13は、まず、作業台座に、図3に示すようにカーペット部材14を裏面側14aが、上面となるように略水平に装着する。
このカーペット部材14の裏面側14aには、所定の形状に裁断されて、前記スペーサ部材16,17を固定するアンカー材としてのインシュレータ15a〜15dが、貼設される。
この実施例1のインシュレータ15a〜15dは、前記フロアパネル12の上面側を覆う遮音材として機能すると共に、アンカー材としての機能も有していて、前,後に位置する各インシュレータ15a,15c及び15b,15dの対向する端面部15e,15fには、対向する反対側の端面部15f,15e方向に向けて一体となるように、複数の凸設部15j…が各々突出形成されている。
また、このカーペット部材14の裏面側14aには、前記ワイヤハーネス2を固定するアンカー材としての不織布片22…が貼設される。
次に、図4に示すように、このカーペット部材14の裏面側14aに、前記キックアッププレートR,Lが装着されると共に、このカーペット部材14の裏面側14aに貼設された前記インシュレータ15a〜15dの上から各々スペーサ部材16,16及び17,17が載置される。
このスペーサ部材16,16のフロアパネル側側面16bには、予め前記注入孔16a…及び擦れ止め突起部20…が、四隅近傍に形成されると共に、フロアダクト5,5を装着するダクト凹溝16d,16dが凹設形成されている。
また、前記スペーサ部材17,17には、各注入孔17aの開口周縁部に、フロアパネル側側面17bよりも一段低くなるように、図13に示すような充填凹部17c…が、各々形成されている。
そして、これらのスペーサ部材16,16及び17,17のうち、フロアパネル12の車幅方向の左,右側縁に沿って、車両前後方向には、各々前記ワイヤハーネス2、リアウォッシャーチューブ3、オープナーケーブル9等を収納する収納凹溝23…が、フロアパネル側を開放する凹状を呈するように各々形成されている。
この実施例1では、収納凹溝23の車幅方向外側に位置する一側壁部23aが、車両の床部の左,右側縁に設けられた図示省略のサイドシル内側に沿って位置するように構成されている。
更に、図5に示すように、前記長物部材としてのワイヤハーネス2が、これらの前記各収納凹溝23…内に、前記リアウォッシャーチューブ3、オープナーケーブル9に続いて、装着されると共に、このワイヤハーネス2の車幅方向に延設される横断部分2aが、前記インシュレータ15a〜15dの各端面部15e,15f間に形成される溝部15gに、ワイヤハーネス2が介挿される。
この際、図17に示すように、前記各凸設部15j…の突出方向の先端面15h…が、前記ワイヤハーネス2の側面に当接若しくは近接するように、前記各凸設部15j…の突出寸法が設定されている。
そして、前記ウレタン注入機21が用いられて、図6に示すように、前記各スペーサ部材16,17では、注入孔16a…及び17aに前記二液混合ウレタン樹脂液18a…が、注入されると共に、前記溝部15gでは、これらの凸設部15jの突出方向の先端面15hに、前記ワイヤハーネス2の横断部分2aを、固定するように前記二液混合ウレタン樹脂液18a…が、注入される。
また、前記各収納凹溝23…内に装着された前記リアウォッシャーチューブ3又は、オープナーケーブル9の上から、蓋として装着されるワイヤハーネス2には、部分的に前記ウレタン注入機21が用いられて、前記二液混合ウレタン樹脂液18aが、滴下される。
この際、この実施例1では、前記不織布片22…の上面に位置するワイヤハーネス2の部分にも、前記二液混合ウレタン樹脂液18a…が、滴下される。
この状態で、キュアが約3分間、行われて、前記注入若しくは滴下された二液混合ウレタン樹脂液18a…が、固化されて二液混合ウレタン樹脂18…となる。
この実施例1のカーペットモジュールの組み立てに用いられる二液混合ウレタン樹脂液18aは、前記混合比率及び発泡剤の添加量等が調整されていて、粘性が、一定時間約1〜2分)、流動性が確保されている。
このため、例えば、図9に示すようなカーペット部材14の裏面側14aに、貼設されたインシュレータ15aの上面まで、前記注入孔16a内を二液混合ウレタン樹脂液18aが行き渡ると共に、前記インシュレータ15a〜15dに形成された図10に示すような含浸孔19内を、これらの二液混合ウレタン樹脂液18aが流下して、前記カーペット部材14の裏面側14aまで到達して、これらのインシュレータ15a〜15dの内周面若しくは、インシュレータ15a〜15dと、裏面側14aとの間や、或いは、インシュレータ15a〜15dと、スペーサ部材16,17との間等に、廻り込み、各インシュレータ15a〜15dに一部含浸される。
しかも、この実施例1では、前記二液混合ウレタン樹脂液18aに、発泡剤が添加されているので、前記注入孔16a及び含浸孔19内で、発泡して、二液混合ウレタン樹脂18が膨張するので、更に、付き廻りが良好である。
例えば、図11に示すように、インシュレータ15aの含浸孔19の位置が、注入孔17aから多少ずれていても、滴下により、充分に前記カーペット部材14の裏面側14aまで到達させることができる。
更に、この二液混合ウレタン樹脂液18aが、発泡膨張するので、二液混合ウレタン樹脂18の重量を低減させることが出来、カーペットモジュール13全体の重量の増大を抑制出来る。
また、この実施例1に用いられる二液混合ウレタン樹脂18は、繊維類、スペーサ部材16,17等を構成する発泡スチロール(EPS)や、或いは、ワイヤハーネス2を構成する塩化ビニル製のケーブル被覆2d…、テープ2b、チューブ2c等に対して良好な接着力を有している。
このように、前記カーペット部材14の裏面側14aに添着されたアンカー材としてのインシュレータ15a〜15dに対して、前記二液混合ウレタン樹脂18が用いられて、前記スペーサ部材16,16及び17,17が、固定される。
また、図11に示すような前記長物部材としてのリヤウォッシャーチューブ3及び、図12に示すようなオープナーケーブル9が、前記蓋としてのワイヤハーネス2と共に、前記スペーサ部材16,16の一部に形成された収納凹溝23,23内に各々収納された状態で、前記二液混合ウレタン樹脂液18aが、ワイヤハーネス2の上方から滴下されて、固定される。
この際、前記スペーサ部材16,17を、前記カーペット部材14の裏面側14aに固定する為に、二液混合性ウレタン樹脂液18aが注入、充填される工程と同時に、同じ二液混合ウレタン樹脂液18aが用いられて、注入方向と同じ方向から、前記カーペット部材14の裏面側14aに向けて、同様に滴下することにより、固定出来る。
従って、各部分の接着に用いる二液混合性ウレタン樹脂液18a…を、共通のロボット装置のロボットアーム先端に固定された前記ウレタン注入機21のノズル21fから吐出して、同一工程で注入、充填及び滴下が行えるので、更に生産効率が良好である。
そして、前記スペーサ部材16,16の一部に形成された収納凹溝23,23内に収納されたオープナーケーブル9又は、リヤウォッシャーチューブ3が、前記ワイヤハーネス部材2,2によって、蓋が被せられるように上方から覆われて固定される。
このため、オープナーケーブル9及び、リヤウォッシャーチューブ3が、前記収納凹溝23,23内から、外れにくく固定される。
更に、この実施例では、図1又は図6に示すように、前記カーペット部材14の裏面側14aに貼設された車両前後方向二対のインシュレータ部材15a,15c間及び15b,15d間に、形成される溝部15gに、前記ワイヤハーネス2の横断部分2aが介装されて、前記二液混合ウレタン樹脂液18aが滴下されることによって、このインシュレータ15a,15c間及び15b,15d間の対向する端面部15e,15f間に、このワイヤハーネス2が固定される。
この際、前記インシュレータ15a,15c及び15b,15dの端面部15e,15fに一体形成された複数の凸設部15j…の先端部15h,15hに対して、前記二液混合ウレタン樹脂18が良好な接着性を有しているので、前記ワイヤハーネス2は、これらの各インシュレータ15a,15c及び15b,15dに強固に固着される。
このため、搬送中、若しくは、車両搭載時に脱落しない所望の接着力を与えることが出来る。
また、この実施例1のように、前記カーペット部材14の裏面側14aが、二液混合ウレタン樹脂18が接着しにくいポリエチレン樹脂若しくは、EVA樹脂で覆われている場合でも、インシュレータ15a〜15dをアンカー材として用いて、良好な接着力を得られる。
更に、この実施例1では、前記カーペット部材14の裏面側14aにインシュレータ15a〜15dが、存在しない箇所でも、図6若しくは図16に示すように、予め前記不織布22,22を添着させていれば、前記二液混合ウレタン樹脂液18aを、上方から滴下して、固化させることにより、良好な接着力を得られる。
また、この実施例1のカーペットモジュールの組み立てに用いられる二液混合ウレタン樹脂液18aは、充填若しくは滴下後、固化により、二液混合ウレタン樹脂18となるまでの時間が短く(例えば、約3分)、固化後、直ちに、図7及び図8に示すように、裏面側14aが外側を向くように、ワイヤハーネス2の横断部分2aを折れ線として、車両前後方向に二つ折り状態として、搬送台車24に縦並びに載せることができる。
そして、この二つ折り状態のカーペットモジュール13を、図20に示すような前記車両10の生産ラインPの近傍まで、搬送台車24と共に搬送して、車両10の車室11内のフロアパネル12上に組み込むことができる。
また、溝部15gを折れ線として、前記カーペットモジュール13を折り畳む際にも、この硬化した二液混合ウレタン樹脂18が、図8に示すように弾性変形して、折り畳み形状に追従すると共に、車室11内で、再び、フロアパネル12に沿わせて、図17に示すように、平板形状に展開されても、ワイヤハーネス2の横断部分2aが、カーペットモジュール13から外れない。
このため、車体10の車室11内への搬入を容易に行うことができる。
また、この実施例1では、インシュレータ15a〜15dの端面部15e,15fから一体に凸設形成された凸設部15j…が、各々容易に屈曲変形可能であるので、更に、前記カーペットモジュール13を折り畳む際にも、折り畳み形状に追従して容易に変形可能である。
しかも、前記インシュレータ15a〜15dの端面部15e,15fの一部が、突出されて、前記凸設部15jが一体に形成されているので、インシュレータ15a〜15dの素材の分量を削減して、更に、軽量化が図れると共に、製造コストの増大を抑制することができる。
このカーペットモジュール13が、前記車室11内のフロアパネル12上面に沿わせて敷設されると、図9乃至図12に示すように、前記スペーサ部材16,16のフロアパネル側側面16bから膨出形成される擦れ止め突起部20…が、二液混合ウレタン樹脂18によって形成される端面を前記フロアパネル12の上面に対して当接させて配置される。
このため、前記フロアパネルの上面に対する摺接音を減少させることが出来、スぺーサ16等として、軽量でしかも安価な発泡スチロール素材のものを使用しても低級音の発生が抑制される。
更に、この実施例1では、前記注入孔16aの開口周縁部が隆起された隆起部20aが設けられて、充填発泡により膨出した二液混合ウレタン樹脂18が、下支えされて、擦れ止め突起部20aが形成されているので、隆起部20aの高さの調整により、容易に前記フロアパネル12に対する寸法管理を行うことが出来る。
また、この実施例1のスペーサ部材17では、図13に示すように、各注入孔17a…の開口周縁部に、フロアパネル側側面17bよりも一段低くなるように、充填凹部17c…が、各々形成されている。
このため、前記注入孔17aに直接入らず、該充填凹部17c内に滴下された二液混合ウレタン樹脂液18aが、この充填凹部17c内から、前記注入孔17a内を流下して、カーペット側側面17dに到達して、充填される。
このように、注入孔17aに、二液混合ウレタン樹脂液18aを注入する際に、スペーサ部材17の位置決め精度が、高精度でなくても、前記ウレタン注入機21の吐出ガン21eを、図示省略のロボット装置のロボットアームの先端に装着して、充填させることが出来、作業者の負担を軽減させることが可能である。
しかも、前記ウレタン注入機21の吐出ガン21eのノズル21fから、二液混合ウレタン樹脂液18aを吐出させて、滴下及び充填させるだけでよいので、二部材の合わせ面の少なくとも何れか一方に、接着剤を、略均等に塗布若しくは吹きつけ等、塗布する工程を必要とするものに比して、製造工程数を削減出来る。
また、クリップ部材等の固定具を別途必要としないので、この点においても、製造工程数を削減出来ると共に、部品点数を減少させて、製造コストの増大を抑制できる。
そして、図13中、右側の二液混合ウレタン樹脂18の隆起により形成される擦れ止め突起部30のように、この充填凹部17cから一定高さだけ、フロアパネル12方向に、前記二液混合ウレタン樹脂18を凸設させることにより、前記収納凹溝23の車幅方向両側に位置する側壁部23a,23aと高さ方向で、フロアパネル12への当接面31位置を揃えるように、充填形成してもよい。
更に、この実施例1では、図1,図11若しくは図13に示すように、これらのスペーサ部材16,17の収納凹溝23の車幅方向外側に位置する一側壁部23aが、車両10の床部の左,右側縁に設けられた図示省略のサイドシル内側に沿って位置するように構成されている。
このため、車室11内の床部の側縁では、これらの一側壁部23a,23aによって、前記カーペット部材14が、下方から支持されているので、上方からの押圧等に対して充分な強度が得られる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1のカーペットモジュール構造と略同様であるので説明を省略する。
図18は、この実施の形態の実施例2のカーペットモジュール構造を示すものである。
まず、構成上の相違点を中心に説明すると、この実施例2のカーペットモジュール構造では、インシュレータ15aに、実施例1の含浸孔19が存在せず、スペーサ部材16のカーペット側側面16cの注入孔16a周縁に、一定の傾斜角度で、テーパー形状に拡径する拡径部16hが形成されている。
そして、前記インシュレータ15bのスペーサ部材16対向面の一部に、前記二液混合ウレタン樹脂液18aが流動化可能状態で含浸して、固化する含浸部25が形成されている。
このように構成された実施例2のカーペットモジュール構造では、前記拡径部16hのテーパー形状に拡径された形状によって、前記注入孔16aから注入された二液混合性ウレタン樹脂液18aが、拡径方向に拡大しながら、充填される。
このため、前記含浸部25の面積が、増大して、スペーサ部材16を、前記含浸部25の比較的広い接着面積で、前記インシュレータ15aに、更に強固に、固着させることができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施例1では、二液混合ウレタン樹脂液18aに、発泡剤が添加されているが、特にこれに限らず、例えば、発泡剤が添加されていなくても良く、前記ウレタン注入機21のコントロールボックス21cにおける、ポリオール混合液と、ポリイソシアネート液との混合比率、添加される発泡剤の分量、圧送ポンプの駆動量等の吐出条件が、どのように設定されていてもよく、注入孔16a,17a毎等、接着箇所毎に変更されてもよい。
また、前記実施例1では、図7及び図8に示すように、裏面側14aが外側を向くように、ワイヤハーネス2の横断部分2aを折れ線として、車両前後方向に二つ折り状態として、搬送台車24に縦並びに載せるているが、特にこれに限らず、例えば、図4及び図5中、二点鎖線に示すように、カーペット部材14のセンタトンネル部分を折れ線として、車両幅方向に二つ折り状態としてもよい。
この場合も、二液混合ウレタン樹脂18が、弾性変形して、折り畳み形状に追従すると共に、車室11内で、再び、フロアパネル12に沿わせて、平板形状に展開されても、ワイヤハーネス2等の固着が外れる虞が減少する。
この発明の最良の実施の形態のカーペットモジュール構造で、カーペットモジュールの裏面側の構成を説明する斜視図である。 実施の形態のカーペットモジュール構造で、カーペット及びインシュレータを外した状態での配置を説明する上面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、カーペットの裏面側にインシュレータを貼設する様子を説明する平面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、カーペットの裏面側にスペーサ部材等を載置する様子を説明する平面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、カーペットの裏面側にワイヤハーネスを装着する様子を説明する平面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、カーペットの裏面側に、スペーサ部材、ワイヤハーネス等を、二液混合ウレタン樹脂を用いて固定する様子を説明する平面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、カーペットモジュールを二つ折り状態で、搬送する様子を説明する模式図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二つ折り状態の折れ線近傍の拡大断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が注入される前の図1中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が注入されて発泡硬化した様子を説明する図1中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が注入されて発泡硬化した様子を説明する図1中B−B線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、注入及び滴下されて、発泡硬化した様子を説明する図1中C−C線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、注入及び滴下されて、発泡硬化した様子を説明する図1中D−D線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、注入及び滴下されて、発泡硬化した様子を説明する図1中F−F線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュールの組み立てに用いられるウレタン注入機の斜視図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、滴下されて、硬化した様子を説明する図1中E−E線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例1のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、滴下されて、硬化した様子を説明する図1中G−G線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の実施例2のカーペットモジュール構造で、二液混合ウレタン樹脂液が、滴下されて、硬化した様子を説明する図1中H−H線に沿った位置に相当する部分での断面図である。 従来例のカーペットモジュール構造で、全体の構成を説明する斜視図である。 従来例のカーペットモジュール構造で、車体にカーペットモジュールを組み込む様子を説明する模式的な斜視図である。
符号の説明
2 ワイヤハーネス
3 リヤウォッシャーチューブ(ウォッシャーチューブ)
13 カーペットモジュール
14 カーペット部材
14a 裏面側
15a〜15d インシュレータ(アンカー材)

15e,15f 端面
15g 溝
15j… 凸設部
15h 先端面
16,17 スペーサ部材
16b フロアパネル側側面
16c カーペット側側面
18 二液混合ウレタン樹脂
18a 二液混合ウレタン樹脂液
20…,30… 擦れ止め突起部
20a… 隆起部
22 不織布片(アンカー材)
23 収納凹溝
23a,23a 一側壁部

Claims (9)

  1. 車両の床部のフロアパネルに敷設されるカーペット部材の裏面側に、予め該カーペット部材とフロアパネルとの間に配設される部材を固定する固定手段が設けられたカーペットモジュール構造であって、
    前記固定手段は、二液混合ウレタン樹脂を用いていることを特徴とするカーペットモジュール構造。
  2. 前記カーペット部材の裏面側には、前記二液混合ウレタン樹脂を固着させるアンカー材が添着されていることを特徴とする請求項1記載のカーペットモジュール構造。
  3. 前記部材の一つが、スペーサ部材であると共に、該スペーサ部材の一部に、部材の他の一つとしての長物部材を収納する収納凹溝を設けて、該長物部材と、該収納凹部の内側面との間を前記二液混合ウレタン樹脂を用いて固着させていることを特徴とする請求項1又は2記載のカーペットモジュール構造。
  4. 前記長物部材は、オープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブのうち、少なくとも何れか一つであって、前記オープナーケーブル又は、ウォッシャーチューブを前記収納凹溝に固定する際に、前記ワイヤハーネスを、被せて収納して蓋として用いることを特徴とする請求項3記載のカーペットモジュール構造。
  5. 前記スペーサ部材では、前記収納凹溝の一側壁部を車両の床部の側縁に沿わせて位置させていることを特徴とする請求項3又は4記載のカーペットモジュール構造。
  6. 前記部材の前記フロアパネル側側面には、前記二液混合ウレタン樹脂の固化によって形成される擦れ止め突起部が設けられていることを特徴とするカーペットモジュール構造。
  7. 前記擦れ止め突起部は、前記スペーサ部材を貫通して、前記フロアパネル側側面から前記カーペット側側面に至る注入孔の開口周縁部を隆起させて形成されていることを特徴とする請求項6記載のカーペットモジュール構造。
  8. 前記カーペット部材の裏面側に、少なくとも一対のインシュレータ部材を貼設すると共に、該インシュレータ部材の対向する端面部間に形成される溝部に、長物部材を介挿して、前記二液混合ウレタン樹脂を用いて、前記各端面部間に該長物部材が固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のうち、何れか一項記載のカーペットモジュール構造。
  9. 前記端面部のうち、少なくとも何れか一方からは、対向する反対側の端面部方向に突出されると共に、突出方向の先端面に、前記長物部材を前記二液混合ウレタン樹脂によって固定する凸設部が一体に形成されていることを特徴とする請求項8記載のカーペットモジュール構造。
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