JP3921465B2 - 空隙充填材 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ピラー等の壁により囲まれた空隙を加熱により膨張して充填する空隙充填材に関する。
従来より、自動車用ピラー等の内部の空隙を空隙充填材の膨張によって充填することによって、遮音・制振特性及び強度を向上させる技術が広く利用されている。この空隙充填材は、センターピラー等の中空体が組み立てられる前に、部品の壁に取り付けられる。センターピラー等の内部の空隙は、膨張した空隙充填材によって充填され、好適な遮音・制振特性及び強度を得ることができる。
例えば、特許文献1にあるように、合成樹脂により一体成形された一対の支持プレートの間に、発泡性基材を差し込み、一対の支持プレートにより発泡性基材の両面を支持し、発泡性基材の発泡方向を規制して、発泡時に発泡性基材が垂れて隙間が残らないようにしたものが提案されている。
特開2000−102991
しかしながら、こうした従来のものでは、発泡時に、発泡性基材が垂れないように、一対の支持プレートを設けなければならず、構造が複雑になるという問題があった。
本発明の課題は、簡単な構造で、かつ、発泡時に垂れて隙間が残ることのない空隙充填材を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
重ね合わせて形成される中空体の壁により囲まれた空隙を加熱により膨張して充填する空隙充填材において、
前記壁に沿って形成された板状部と、該板状部に前記壁側に向かって突出され前記壁に形成した貫通孔に係合するクリップ部と、該クリップ部と反対側の前記板状部から対向する前記壁に向かって前記壁に接触するまで突出された突状部とを有し、かつ、前記板状部と前記クリップ部と前記突状部とが加熱により発泡する樹脂で一体に形成され、また、前記空隙に応じて、その容積が大きくなる箇所に前記突状部を形成したことを特徴とする空隙充填材がそれである。前記中空体は、自動車用ピラーであってもよい。また、前記突状部は複数形成してもよい。
本発明の空隙充填材は、簡単な構造で、かつ、垂れることなく、空隙を充填できるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は空隙充填材で、本実施形態では、発泡樹脂で一体に成形されている。空隙充填材1は、ポリマー、無機充填剤、架橋剤、発泡剤を調整・配合したもので、ポリマーとしては、例えば、熱可塑性樹脂が挙げられ、ポリオレフィン、エチレンビニールアセテートポリマー、エチレンピロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム等が挙げられる。
無機充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、フェライト、シリカ等を用いることができる。架橋剤としてはパーオキサイド、硫黄等を用いることができ、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ジニトロペンタメチレンテトラミン等を用いることができる。この空隙充填材1は、140〜230℃で数十分間加熱すると、数倍〜数十倍に膨張する。
本実施形態の空隙充填材1は、図2、図3に示すように、中空体としての自動車のピラー2に用いられており、ピラー2はインナー4、アウター6、レインホース8が、その両端側で、密着するよう重ね合わされて形成されている。インナー4にレインホース8が重ねられて、ほぼ矩形の空隙10が形成されている。
そして、レインホース8にアウター6が重ねられて、レインホース8とアウター6との壁により囲まれた空隙12が形成されている。この空隙12は、ほぼ「コ」字状に形成されており、図2に示すように、重ね合わせる際には、アウター6を図の矢印方向から、レインホース8に被せるようにして重ね合わせる必要があり、これらの形状により、アウター6を重ね合わせる方向に規制を受ける。
また、アウター6の外壁には凹凸が形成されている。空隙12はこのアウター6の凹凸に応じて複雑な形状に形成されている。本実施形態では、この空隙12に空隙充填材1が用いられる。空隙充填材1には、図1に示すように、ほぼ一定の幅とほぼ一定の厚さとで形成された板状部14を備えている。板状部14は、レインホース8の壁に沿った形状に形成されており、この板状部14は、図2に矢印で示すように、アウター6をレインホース8に上方から重ね合わせる際に、アウター6の重ね合わせに邪魔にならない位置に形成されている。
そして、板状部14は、レインホース8の壁に沿った形状に形成されると共に、半円弧状に形成された円弧部16を備え、円弧部16はレインホース8の壁からアウター6側に向かって延出されている。円弧部16の先端は、「く」字状に折り曲げられて、平板部18が形成されている。
レインホース8の壁に沿って形成された板状部14には、レインホース8側に向かって突出されたクリップ部20が形成されている。クリップ部20はその先端に傘部22が形成されており、レインホース8に形成された貫通孔24にクリップ部20を挿入すると、傘部22が閉じながら貫通孔24に挿入され、傘部22が貫通孔24を通過すると、傘部22が開いて、貫通孔24からクリップ部20が抜け落ちないように係止される。
また、クリップ部20と反対側の板状部14には、複数の突状部26が、本実施形態では3つの突状部26が突出形成されている。複数の突状部26は、本実施形態では、板状に形成されており、図3に示すように、アウター6を重ね合わせた際に、アウター6の壁に接触する高さに形成されている。アウター6をレインホース8に重ね合わせた際には、複数の突状部26の一部は多少湾曲するように形成されている。尚、突状部26は、板状に限らず、球状や三角錐状であってもよい。
更に、突状部26は、図2に矢印で示すように、アウター6をレインホース8に上方から重ね合わせる際に、アウター6の重ね合わせに邪魔にならない位置に形成されている。複数の突状部26は、空隙12の形状に応じて、その容積が大きくなる箇所に形成され、本実施形態では、アウター6の凹凸に応じて、アウター6が外側に凸形状に形成されて容積が大きくなる箇所に設けられている。
次に、前述した本実施形態の空隙充填材1の作動について説明する。
まず、図2に示すように、クリップ部20をレインホース8の貫通孔24に挿入して、空隙充填材1をレインホース8に固定する。これにより、空隙充填材1の板状部14がレインホース8の壁に沿って配置され、円弧部16の先端がアウター6側に突き出される。
次に、アウター6をレインホース8に図2矢印の方向から重ね合わせる。その際、円弧部16が、空隙12に沿って湾曲され、レインホース8の壁に沿って配置される。平板部18の先端は、レインホース8側からアウター6の壁に向かって突き出され、アウター6の壁に接触して湾曲される。また、複数の突状部26は、アウター6の壁に接触し、一部の突状部26は湾曲される。
ピラー2に塗装が施された後、乾燥のために加熱されると、空隙充填材1が発泡して膨張する。加熱された際に、突状部26の先端がアウター6の壁に接触しているので、突状部26が軟らかくなってもアウター6の壁に接着した状態となって垂れ下がらない。よって、空隙12が膨張した空隙充填材1により隙間が残ることなく充填され、良好な遮音・吸音・制振特性等が得られる。特に、突状部26が設けられているので、空隙12の容積が大きくても、空隙充填材1が不足することがなく、空隙12が隙間なく充填される。また、アウター6の形状が複雑で、空隙12の形状が複雑であっても、空隙12は隙間なく充填される。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としての空隙充填材の斜視図である。 本実施形態のピラーを組み立てる際の説明図である。 本実施形態のピラーの空隙に空隙充填材を取り付けた状態のピラーの断面図である。
符号の説明
1…空隙充填材 2…ピラー
4…インナー 6…アウター
8…レインホース 10,12…空隙
14…板状部 16…円弧部
18…平板部 20…クリップ部
22…傘部 24…貫通孔
26…突状部

Claims (3)

  1. 重ね合わせて形成される中空体の壁により囲まれた空隙を加熱により膨張して充填する空隙充填材において、
    前記壁に沿って形成された板状部と、該板状部に前記壁側に向かって突出され前記壁に形成した貫通孔に係合するクリップ部と、該クリップ部と反対側の前記板状部から対向する前記壁に向かって前記壁に接触するまで突出された突状部とを有し、かつ、前記板状部と前記クリップ部と前記突状部とが加熱により発泡する樹脂で一体に形成され、また、前記空隙に応じて、その容積が大きくなる箇所に前記突状部を形成したことを特徴とする空隙充填材。
  2. 前記中空体は、自動車用ピラーであることを特徴とする請求項1記載の空隙充填材。
  3. 前記突状部は複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空隙充填材。
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