JP2003060299A - 光出力素子・光出力素子アレイおよびレンズ素子・レンズ素子アレイ - Google Patents
光出力素子・光出力素子アレイおよびレンズ素子・レンズ素子アレイInfo
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- JP2003060299A JP2003060299A JP2001213278A JP2001213278A JP2003060299A JP 2003060299 A JP2003060299 A JP 2003060299A JP 2001213278 A JP2001213278 A JP 2001213278A JP 2001213278 A JP2001213278 A JP 2001213278A JP 2003060299 A JP2003060299 A JP 2003060299A
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】VCSELから放射されるレーザ光束の光強度
を容易かつ確実に検出する。 【解決手段】VCSEL21と、透明な板状で、正のパ
ワーの主レンズ部110を持ち、VCSELから放射さ
れる発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む必
要な光束部分LPを主レンズ部110に入射される単一
のレンズ素子と、レンズ素子の射出側の面に一体化さ
れ、主レンズ部110外に入射する周辺レーザ光束の、
少なくとも一部をVCSEL21側に反射させる1以上
の反射手段120と、レンズ素子と一体化され、反射手
段により反射されてレンズ素子からVCSEL側へ射出
する周辺レーザ光束部分を集束させる1以上の集光手段
130と、この集光手段により集束する周辺レーザ光束
部分をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換する
モニタ用の1以上の受光素子22とを有する。
を容易かつ確実に検出する。 【解決手段】VCSEL21と、透明な板状で、正のパ
ワーの主レンズ部110を持ち、VCSELから放射さ
れる発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む必
要な光束部分LPを主レンズ部110に入射される単一
のレンズ素子と、レンズ素子の射出側の面に一体化さ
れ、主レンズ部110外に入射する周辺レーザ光束の、
少なくとも一部をVCSEL21側に反射させる1以上
の反射手段120と、レンズ素子と一体化され、反射手
段により反射されてレンズ素子からVCSEL側へ射出
する周辺レーザ光束部分を集束させる1以上の集光手段
130と、この集光手段により集束する周辺レーザ光束
部分をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換する
モニタ用の1以上の受光素子22とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光出力素子・光
出力素子アレイおよび光出力素子用のレンズ素子・光出
力素子アレイ用のレンズ素子アレイに関する。
出力素子アレイおよび光出力素子用のレンズ素子・光出
力素子アレイ用のレンズ素子アレイに関する。
【0002】
【従来の技術】VCSEL(vertical cavity surface
emitting laser)は、放射するレーザ光束の断面形状が
円形状に近く、高い光密度を有し、単一モードで作動す
る特性を有するところから、光ピックアップの如き光学
装置や、光ファイバ通信等の光源としての使用が意図さ
れている。
emitting laser)は、放射するレーザ光束の断面形状が
円形状に近く、高い光密度を有し、単一モードで作動す
る特性を有するところから、光ピックアップの如き光学
装置や、光ファイバ通信等の光源としての使用が意図さ
れている。
【0003】VCSELにおいても、温度変動やVCS
EL自体の経時的な特性劣化による放出レーザ光束の強
度変動がある。このため、VCSELから放射されるレ
ーザ光束の強度を安定させるため、放射レーザ光束の強
度をモニタする必要がある。
EL自体の経時的な特性劣化による放出レーザ光束の強
度変動がある。このため、VCSELから放射されるレ
ーザ光束の強度を安定させるため、放射レーザ光束の強
度をモニタする必要がある。
【0004】通常の半導体レーザは、背面放出レーザ光
束の強度を検出するモニタ方式が可能であるが、VCS
ELはその構造上「背面放出がない」ので、このような
モニタ方式を利用できない。
束の強度を検出するモニタ方式が可能であるが、VCS
ELはその構造上「背面放出がない」ので、このような
モニタ方式を利用できない。
【0005】それで、VCSELでは「正面側に放射さ
れるレーザ光束の一部」を受光してモニタを行うように
している。このようなモニタ方式として特開平9−19
8707号公報、特開平10−51067号公報に記載
されたものが知られている。
れるレーザ光束の一部」を受光してモニタを行うように
している。このようなモニタ方式として特開平9−19
8707号公報、特開平10−51067号公報に記載
されたものが知られている。
【0006】これら公報に記載されたモニタ方式では、
VCSELの正面側に放射されるレーザ光束の一部をV
CSELのパッケージの射出窓で反射させ、パッケージ
内に配置した受光部で受光することにより、レーザ光束
の強度を検出している。
VCSELの正面側に放射されるレーザ光束の一部をV
CSELのパッケージの射出窓で反射させ、パッケージ
内に配置した受光部で受光することにより、レーザ光束
の強度を検出している。
【0007】これらのモニタ方式のように、VCSEL
から放射されるレーザ光束を射出窓で反射させて受光部
に導くと「VCSELから受光部に至る光路長」が長く
なるが、VCSELから放射されるレーザ光束は発散性
であるので、受光部に到達する光エネルギ密度が小さく
なりやすい。このような低エネルギ密度のレーザ光束の
強度を検出しようとすると、受光部の面積を大きくする
か、受光部の感度を高める必要がある。
から放射されるレーザ光束を射出窓で反射させて受光部
に導くと「VCSELから受光部に至る光路長」が長く
なるが、VCSELから放射されるレーザ光束は発散性
であるので、受光部に到達する光エネルギ密度が小さく
なりやすい。このような低エネルギ密度のレーザ光束の
強度を検出しようとすると、受光部の面積を大きくする
か、受光部の感度を高める必要がある。
【0008】受光部自体もパッケージ内に配置されるこ
とを考えると、受光部の大面積化はパッケージの大型化
を招くし、受光部の高感度化はコストの上昇を招来す
る。また、上記各公報に記載されたモニタ方式を用いる
場合、VCSELをアレイ化するとVCSEL間の光学
的なクロストークを生じやすい。
とを考えると、受光部の大面積化はパッケージの大型化
を招くし、受光部の高感度化はコストの上昇を招来す
る。また、上記各公報に記載されたモニタ方式を用いる
場合、VCSELをアレイ化するとVCSEL間の光学
的なクロストークを生じやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、VCSE
Lから放射されるレーザ光束の光強度を容易かつ確実に
検出できる新規な光出力素子および光出力素子アレイ、
VCSELをアレイ化した場合に光学的なクロストーク
の生じ難い新規な光出力素子および光出力素子アレイの
実現、また、これら光出力素子・光出力素子アレイ用の
新規なレンズ素子およびレンズ素子アレイの実現を課題
とする。
Lから放射されるレーザ光束の光強度を容易かつ確実に
検出できる新規な光出力素子および光出力素子アレイ、
VCSELをアレイ化した場合に光学的なクロストーク
の生じ難い新規な光出力素子および光出力素子アレイの
実現、また、これら光出力素子・光出力素子アレイ用の
新規なレンズ素子およびレンズ素子アレイの実現を課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光出力素
子は、単一のVCSELと、単一のレンズ素子と、1以
上の反射手段と、1以上の集光手段と、1以上の受光素
子を有する。「VCSEL」は、発散性のレーザ光束を
放射する。この発散性のレーザ光束において、光束の中
心となる光線(VCSELの発光面に直交する光線)を
「光軸光線」と呼ぶ。
子は、単一のVCSELと、単一のレンズ素子と、1以
上の反射手段と、1以上の集光手段と、1以上の受光素
子を有する。「VCSEL」は、発散性のレーザ光束を
放射する。この発散性のレーザ光束において、光束の中
心となる光線(VCSELの発光面に直交する光線)を
「光軸光線」と呼ぶ。
【0011】「レンズ素子」は、透明な板状で、正のパ
ワーの主レンズ部を持ち、VCSELから放射される発
散性のレーザ光束のうち、光軸光線を含む必要な光束部
分を主レンズ部に入射される。ここに「光軸光線を含む
必要な光束部分」は、光出力素子におけるVCSELの
設計上の発光状態において「必要とされる光出力の確保
に必要な光束部分」を言う。
ワーの主レンズ部を持ち、VCSELから放射される発
散性のレーザ光束のうち、光軸光線を含む必要な光束部
分を主レンズ部に入射される。ここに「光軸光線を含む
必要な光束部分」は、光出力素子におけるVCSELの
設計上の発光状態において「必要とされる光出力の確保
に必要な光束部分」を言う。
【0012】「反射手段」は、レンズ素子の射出側の面
に一体化され、主レンズ部外に入射する周辺レーザ光束
の、少なくとも一部をVCSEL側に反射させる。ここ
に「周辺レーザ光束」は、VCSELから放射される発
散性の光束のうち、主レンズ部のレンズ口径外へ入射す
るレーザ光束部分を言う。
に一体化され、主レンズ部外に入射する周辺レーザ光束
の、少なくとも一部をVCSEL側に反射させる。ここ
に「周辺レーザ光束」は、VCSELから放射される発
散性の光束のうち、主レンズ部のレンズ口径外へ入射す
るレーザ光束部分を言う。
【0013】「集光手段」は、レンズ素子と一体化さ
れ、反射手段により反射されてレンズ素子からVCSE
L側へ射出する周辺レーザ光束部分を集束させる手段で
ある。即ち、各集光手段により集光されるのは、周辺レ
ーザ光束部分、即ち「周辺レーザ光束の少なくとも一
部」である。
れ、反射手段により反射されてレンズ素子からVCSE
L側へ射出する周辺レーザ光束部分を集束させる手段で
ある。即ち、各集光手段により集光されるのは、周辺レ
ーザ光束部分、即ち「周辺レーザ光束の少なくとも一
部」である。
【0014】「受光素子」は、集光手段により集束する
周辺レーザ光束部分をモニタ光として受光して電気信号
に変換する。
周辺レーザ光束部分をモニタ光として受光して電気信号
に変換する。
【0015】上記反射手段、集光手段、受光素子は何れ
も1以上である。反射手段の数をa個、集光手段の数を
b個、受光手段の数をc個とすると、a=b=c=1と
することもできるし、a=b=c=n(≧2)とするこ
ともできる。また、a≠b=cとすることもできる。
も1以上である。反射手段の数をa個、集光手段の数を
b個、受光手段の数をc個とすると、a=b=c=1と
することもできるし、a=b=c=n(≧2)とするこ
ともできる。また、a≠b=cとすることもできる。
【0016】主レンズ部は、上記の如く「光軸光線を含
む必要な光束部分を入射される」部分で、正のパワーを
持つが、そのレンズ面は、レンズ素子の、射出側および
/または入射側の面に形成することができる(請求項
2)。
む必要な光束部分を入射される」部分で、正のパワーを
持つが、そのレンズ面は、レンズ素子の、射出側および
/または入射側の面に形成することができる(請求項
2)。
【0017】即ち、主レンズ部は、レンズ素子の射出側
または入射側に形成された1面のレンズ面で構成するこ
ともできるし、射出側と入射側に各々形成された2面の
レンズ面で構成することもできる。
または入射側に形成された1面のレンズ面で構成するこ
ともできるし、射出側と入射側に各々形成された2面の
レンズ面で構成することもできる。
【0018】主レンズ部は正のパワーをもつから、射出
側もしくは入射側に形成された1面のレンズ面で主レン
ズ部を構成するのであれば、このレンズ面は凸面となる
が、射出側および入射側に形成された2面のレンズ面で
主レンズ部を構成するのであれば、これら2枚のレンズ
面は「合成的に正のパワーを実現でき」ればよく、2面
とも凸面とすることもできるし、一方を凸面、他方を凹
面(メニスカス状)とすることもできる。
側もしくは入射側に形成された1面のレンズ面で主レン
ズ部を構成するのであれば、このレンズ面は凸面となる
が、射出側および入射側に形成された2面のレンズ面で
主レンズ部を構成するのであれば、これら2枚のレンズ
面は「合成的に正のパワーを実現でき」ればよく、2面
とも凸面とすることもできるし、一方を凸面、他方を凹
面(メニスカス状)とすることもできる。
【0019】また、主レンズ部のパワーは正であるか
ら、主レンズ部はVCSELから放射される発散性のレ
ーザ光束を「集束させる」光学作用を及ぼすが、集束作
用の程度は、光出力素子の使用目的に応じて設定され
る。従って、上記使用目的に応じ、VCSELから入射
される光束の発散性を弱めて「弱い発散性の光束」にす
ることもできるし、入射される光束を「集束性の光束」
にすることもでき、「平行光束」とすることもできる。
ら、主レンズ部はVCSELから放射される発散性のレ
ーザ光束を「集束させる」光学作用を及ぼすが、集束作
用の程度は、光出力素子の使用目的に応じて設定され
る。従って、上記使用目的に応じ、VCSELから入射
される光束の発散性を弱めて「弱い発散性の光束」にす
ることもできるし、入射される光束を「集束性の光束」
にすることもでき、「平行光束」とすることもできる。
【0020】集光手段はこれを「レンズ素子と別体に形
成」し、接着等によりレンズ素子に一体化させても良い
が、レンズ素子と一体に形成しても良い。例えば、集光
手段を、レンズ素子における入射側の面に「正レンズ
面」として形成することができる(請求項3)。
成」し、接着等によりレンズ素子に一体化させても良い
が、レンズ素子と一体に形成しても良い。例えば、集光
手段を、レンズ素子における入射側の面に「正レンズ
面」として形成することができる(請求項3)。
【0021】反射手段も、レンズ素子と別体に形成した
ものを、接着等によりレンズ素子と一体化させても良い
が、反射手段を、レンズ素子の射出側の面に「反射膜も
しくは反射型グレーティング」として形成することがで
きる(請求項4)。
ものを、接着等によりレンズ素子と一体化させても良い
が、反射手段を、レンズ素子の射出側の面に「反射膜も
しくは反射型グレーティング」として形成することがで
きる(請求項4)。
【0022】上記請求項1または2または3または4記
載の光出力素子の反射手段は「集光手段を兼ねる」こと
ができる(請求項5)。例えば、反射手段を「レンズ素子
の射出側の面に形成された凸曲面とこの凸曲面に形成さ
れた反射膜」とで構成することができる(請求項6)。こ
の場合「射出側の面に形成された凸曲面とこの凸曲面に
形成された反射膜」は、周辺レーザ光束部に対して凹面
鏡として作用し、周辺レーザ光束部を入射面側へ反射す
ると共に反射光束を集束させる。
載の光出力素子の反射手段は「集光手段を兼ねる」こと
ができる(請求項5)。例えば、反射手段を「レンズ素子
の射出側の面に形成された凸曲面とこの凸曲面に形成さ
れた反射膜」とで構成することができる(請求項6)。こ
の場合「射出側の面に形成された凸曲面とこの凸曲面に
形成された反射膜」は、周辺レーザ光束部に対して凹面
鏡として作用し、周辺レーザ光束部を入射面側へ反射す
ると共に反射光束を集束させる。
【0023】また、反射手段を「レンズ素子の射出側の
面に形成された、集光機能を持つ反射型グレーティン
グ」とすることができる(請求項7)。このような反射
型グレーティングは、フォトリソグラフィと非等方性の
エッチングとを利用して、形成(フォトリソグラフィに
より、フォトレジストにグレーティング形状を形成し、
この形状をエッチングにより石英ガラス等の透明板に転
写する)できる。
面に形成された、集光機能を持つ反射型グレーティン
グ」とすることができる(請求項7)。このような反射
型グレーティングは、フォトリソグラフィと非等方性の
エッチングとを利用して、形成(フォトリソグラフィに
より、フォトレジストにグレーティング形状を形成し、
この形状をエッチングにより石英ガラス等の透明板に転
写する)できる。
【0024】上記請求項1〜7の任意の1に記載の光出
力素子は、n(≧2)個の反射手段とn個の集光手段と
n個の受光素子とを有することができる(請求項8)。こ
の場合において「VCSELの光軸光線をレンズ素子の
主レンズ部の光軸と合致させ、n個の受光素子および各
受光素子に対応する反射手段・集光手段を、上記光軸を
対称軸として回転対称に配する」ことができる(請求項
9)。
力素子は、n(≧2)個の反射手段とn個の集光手段と
n個の受光素子とを有することができる(請求項8)。こ
の場合において「VCSELの光軸光線をレンズ素子の
主レンズ部の光軸と合致させ、n個の受光素子および各
受光素子に対応する反射手段・集光手段を、上記光軸を
対称軸として回転対称に配する」ことができる(請求項
9)。
【0025】上記請求項1〜9の任意の1に記載の光出
力素子において、VCSELと各受光素子とは「支持基
板の略同一平面上」に配置することができる(請求項1
0)。
力素子において、VCSELと各受光素子とは「支持基
板の略同一平面上」に配置することができる(請求項1
0)。
【0026】上記請求項9記載の光出力素子において
は、VCSELと各受光素子を支持する支持基板が段差
形状を有するようにし、VCSELを上記段差の底部に
設け、各受光素子を上記段差の上部に設けるとともに、
レンズ素子を上記請求項5または6または7記載のもの
とし、反射手段を兼ねる集光手段による周辺レーザ光束
部分の集光位置をレンズ素子の略入射側面位置に設定す
ることができる(請求項11)。
は、VCSELと各受光素子を支持する支持基板が段差
形状を有するようにし、VCSELを上記段差の底部に
設け、各受光素子を上記段差の上部に設けるとともに、
レンズ素子を上記請求項5または6または7記載のもの
とし、反射手段を兼ねる集光手段による周辺レーザ光束
部分の集光位置をレンズ素子の略入射側面位置に設定す
ることができる(請求項11)。
【0027】このようにすると、受光素子をレンズ素子
と密着させることができるため、光出力素子のコンパク
ト化が可能となり、また、レンズ素子と受光素子との位
置関係の調整が容易になる。
と密着させることができるため、光出力素子のコンパク
ト化が可能となり、また、レンズ素子と受光素子との位
置関係の調整が容易になる。
【0028】上に説明した請求項1〜11の任意の1に
記載の光出力素子を1単位として、複数単位の光出力素
子をアレイ配列して一体化し、「光出力素子アレイ」と
することができる(請求項12)。アレイ配列は、1次元
的(直線的もしくは曲線的)でも2次元的でも良い。2
次元的なアレイ配列では、碁盤目状でもよいし、千鳥格
子状でもよく、あるいは同心円状等、適宜の配列が可能
である。
記載の光出力素子を1単位として、複数単位の光出力素
子をアレイ配列して一体化し、「光出力素子アレイ」と
することができる(請求項12)。アレイ配列は、1次元
的(直線的もしくは曲線的)でも2次元的でも良い。2
次元的なアレイ配列では、碁盤目状でもよいし、千鳥格
子状でもよく、あるいは同心円状等、適宜の配列が可能
である。
【0029】請求項12記載の光出力素子アレイは、レ
ンズ素子のアレイを共通の透明板に形成し、VCSEL
のアレイ、各VCSELに対応する各受光素子を共通の
支持基板に支持した構成とすることができる(請求項1
3)。
ンズ素子のアレイを共通の透明板に形成し、VCSEL
のアレイ、各VCSELに対応する各受光素子を共通の
支持基板に支持した構成とすることができる(請求項1
3)。
【0030】請求項14記載のレンズ素子は、VCSE
Lを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であって
「透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VC
SELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸
光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射される」
ものである。
Lを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であって
「透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VC
SELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸
光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射される」
ものである。
【0031】請求項14記載のレンズ素子の、主レンズ
部のレンズ面は「射出側および/または入射側の面に形
成」することができる(請求項15)。請求項14または
15記載のレンズ素子は、集光手段を「入射側の面に正
レンズ面として形成」されることができる(請求項1
6)。
部のレンズ面は「射出側および/または入射側の面に形
成」することができる(請求項15)。請求項14または
15記載のレンズ素子は、集光手段を「入射側の面に正
レンズ面として形成」されることができる(請求項1
6)。
【0032】請求項14または15または16記載のレ
ンズ素子は、反射手段を「レンズ素子の射出側の面に、
反射膜もしくは反射型グレーティングとして形成」され
ることができる(請求項17)。
ンズ素子は、反射手段を「レンズ素子の射出側の面に、
反射膜もしくは反射型グレーティングとして形成」され
ることができる(請求項17)。
【0033】上記請求項14または15記載のレンズ素
子においては、集光手段を兼ねた反射手段を「射出側の
面に、凸曲面とこの凸曲面に形成された反射膜とにより
構成する」ことができる(請求項18)。
子においては、集光手段を兼ねた反射手段を「射出側の
面に、凸曲面とこの凸曲面に形成された反射膜とにより
構成する」ことができる(請求項18)。
【0034】上記請求項14または15記載のレンズ素
子においてはまた、集光手段を兼ねた反射手段を「射出
側の面に、集光機能を持つ反射型グレーティングとして
形成する」ことができる(請求項19)。
子においてはまた、集光手段を兼ねた反射手段を「射出
側の面に、集光機能を持つ反射型グレーティングとして
形成する」ことができる(請求項19)。
【0035】上記請求項14〜19の任意の1に記載の
レンズ素子は、n(≧2)個の反射手段とn個の集光手
段とを一体に形成されることができる(請求項20)。こ
の場合、n個の反射手段・集光手段を、主レンズ部の光
軸を対称軸として回転対称に配置することができる(請
求項21)。
レンズ素子は、n(≧2)個の反射手段とn個の集光手
段とを一体に形成されることができる(請求項20)。こ
の場合、n個の反射手段・集光手段を、主レンズ部の光
軸を対称軸として回転対称に配置することができる(請
求項21)。
【0036】上記請求項14〜21の任意の1に記載の
レンズ素子を1単位として、複数単位のレンズ素子を、
共通の透明板にアレイ配列して「レンズ素子アレイ」と
することができる(請求項22)。
レンズ素子を1単位として、複数単位のレンズ素子を、
共通の透明板にアレイ配列して「レンズ素子アレイ」と
することができる(請求項22)。
【0037】請求項23記載の光出力素子は、単一のV
CSELと、単一のレンズ素子と、集光手段を兼ねた1
以上の反射手段と、1以上の受光素子とを有する。
CSELと、単一のレンズ素子と、集光手段を兼ねた1
以上の反射手段と、1以上の受光素子とを有する。
【0038】「VCSEL」は、発散性のレーザ光束を
放射する。
放射する。
【0039】「レンズ素子」は、透明な板状で、正のパ
ワーの主レンズ部を持ち、VCSELから放射される発
散性のレーザ光束のうち、光軸光線を含む必要な光束部
分を主レンズ部に入射される。
ワーの主レンズ部を持ち、VCSELから放射される発
散性のレーザ光束のうち、光軸光線を含む必要な光束部
分を主レンズ部に入射される。
【0040】「集光手段を兼ねた反射手段」は、レンズ
素子の入射側の面に一体化され、主レンズ部外に入射す
る周辺レーザ光束の少なくとも一部をVCSEL側に反
射させるとともに、集束させるもので、1以上が上記入
射側の面の一体化される。
素子の入射側の面に一体化され、主レンズ部外に入射す
る周辺レーザ光束の少なくとも一部をVCSEL側に反
射させるとともに、集束させるもので、1以上が上記入
射側の面の一体化される。
【0041】「受光素子」は、集光手段を兼ねた反射手
段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ光として
受光して電気信号に変換するもので、1以上が用いられ
る。
段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ光として
受光して電気信号に変換するもので、1以上が用いられ
る。
【0042】主レンズ部は「光軸光線を含む必要な光束
部分を入射される」部分で、正のパワーを持つが、その
レンズ面は、レンズ素子の、射出側および/または入射
側の面に形成することができる(請求項24)。
部分を入射される」部分で、正のパワーを持つが、その
レンズ面は、レンズ素子の、射出側および/または入射
側の面に形成することができる(請求項24)。
【0043】即ち、主レンズ部は、レンズ素子の射出側
または入射側に形成された1面のレンズ面で構成するこ
ともできるし、射出側と入射側に各々形成された2面の
レンズ面で構成することもできる。主レンズ部は正のパ
ワーをもつから、射出側もしくは入射側に形成された1
面のレンズ面で主レンズ部を構成するのであれば、この
レンズ面は凸面となるが、射出側および入射側に形成さ
れた2面のレンズ面で主レンズ部を構成するのであれ
ば、これら2枚のレンズ面は「合成的に正のパワーを実
現でき」ればよく、2面とも凸面とすることもできる
し、一方を凸面、他方を凹面(メニスカス状)とするこ
ともできる。
または入射側に形成された1面のレンズ面で構成するこ
ともできるし、射出側と入射側に各々形成された2面の
レンズ面で構成することもできる。主レンズ部は正のパ
ワーをもつから、射出側もしくは入射側に形成された1
面のレンズ面で主レンズ部を構成するのであれば、この
レンズ面は凸面となるが、射出側および入射側に形成さ
れた2面のレンズ面で主レンズ部を構成するのであれ
ば、これら2枚のレンズ面は「合成的に正のパワーを実
現でき」ればよく、2面とも凸面とすることもできる
し、一方を凸面、他方を凹面(メニスカス状)とするこ
ともできる。
【0044】また、主レンズ部のパワーは正であるか
ら、主レンズ部はVCSELから放射される発散性のレ
ーザ光束を「集束させる」光学作用を及ぼすが、集束作
用の程度は、光出力素子の使用目的に応じて設定され、
使用目的に応じ、VCSELから入射される光束の発散
性を弱めて「弱い発散性の光束」にすることも、入射さ
れる光束を「集束性の光束」にすることも、「平行光
束」とすることもできる。
ら、主レンズ部はVCSELから放射される発散性のレ
ーザ光束を「集束させる」光学作用を及ぼすが、集束作
用の程度は、光出力素子の使用目的に応じて設定され、
使用目的に応じ、VCSELから入射される光束の発散
性を弱めて「弱い発散性の光束」にすることも、入射さ
れる光束を「集束性の光束」にすることも、「平行光
束」とすることもできる。
【0045】上記請求項23または24記載の光出力素
子における「集光手段を兼ねた反射手段」は、レンズ素
子の入射側の面に形成された「集光機能を持つ反射型グ
レーティング」であることもできるし(請求項25)、
レンズ素子の入射側の面に形成された「凹曲面とこの凹
曲面に形成された反射膜」であることもできる(請求項
26)。
子における「集光手段を兼ねた反射手段」は、レンズ素
子の入射側の面に形成された「集光機能を持つ反射型グ
レーティング」であることもできるし(請求項25)、
レンズ素子の入射側の面に形成された「凹曲面とこの凹
曲面に形成された反射膜」であることもできる(請求項
26)。
【0046】レンズ素子の入射側の面に形成された上記
「凹曲面とこの凹曲面に形成された反射膜」は、周辺レ
ーザ光束部に対して凹面鏡として作用し、周辺レーザ光
束部を入射面側へ反射すると共に反射光束を集束させ
る。
「凹曲面とこの凹曲面に形成された反射膜」は、周辺レ
ーザ光束部に対して凹面鏡として作用し、周辺レーザ光
束部を入射面側へ反射すると共に反射光束を集束させ
る。
【0047】上記集光機能を持つ反射型グレーティング
は、フォトリソグラフィと非等方性のエッチングとを利
用して、形成(フォトリソグラフィにより、フォトレジ
ストにグレーティング形状を形成し、この形状をエッチ
ングにより石英ガラス等の透明板に転写する)できる。
は、フォトリソグラフィと非等方性のエッチングとを利
用して、形成(フォトリソグラフィにより、フォトレジ
ストにグレーティング形状を形成し、この形状をエッチ
ングにより石英ガラス等の透明板に転写する)できる。
【0048】請求項23〜26の任意の1に記載の光出
力素子は、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段と
n個の受光素子とを有することができる(請求項2
7)。この場合、「VCSELの光軸光線が、レンズ素
子の主レンズ部の光軸と合致し、n個の受光素子および
各受光素子に対応する集光手段を兼ねた反射手段が、上
記光軸を対称軸として回転対称に配置される」ようにで
きる(請求項28)。
力素子は、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段と
n個の受光素子とを有することができる(請求項2
7)。この場合、「VCSELの光軸光線が、レンズ素
子の主レンズ部の光軸と合致し、n個の受光素子および
各受光素子に対応する集光手段を兼ねた反射手段が、上
記光軸を対称軸として回転対称に配置される」ようにで
きる(請求項28)。
【0049】上記請求項23〜28の任意の1に記載の
光出力素子においては「VCSELと各受光素子とを、
支持基板の略同一平面上に配置する」ことができる(請
求項29)。
光出力素子においては「VCSELと各受光素子とを、
支持基板の略同一平面上に配置する」ことができる(請
求項29)。
【0050】請求項30記載の光出力素子アレイは、上
記請求項23〜29の任意の1に記載の光出力素子を1
単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ配列して一体
化したものである。アレイ配列は、1次元的(直線的も
しくは曲線的)でも2次元的でも良い。2次元的なアレ
イ配列では、碁盤目状でもよいし、千鳥格子状でもよ
く、あるいは同心円状等、適宜の配列が可能である。
記請求項23〜29の任意の1に記載の光出力素子を1
単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ配列して一体
化したものである。アレイ配列は、1次元的(直線的も
しくは曲線的)でも2次元的でも良い。2次元的なアレ
イ配列では、碁盤目状でもよいし、千鳥格子状でもよ
く、あるいは同心円状等、適宜の配列が可能である。
【0051】この請求項30記載の光出力素子アレイ
は、レンズ素子のアレイを共通の透明板に形成し、VC
SELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素子を
共通の支持基板に支持させた構成とすることができる
(請求項31)。
は、レンズ素子のアレイを共通の透明板に形成し、VC
SELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素子を
共通の支持基板に支持させた構成とすることができる
(請求項31)。
【0052】請求項32記載のレンズ素子は、VCSE
Lを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であっ
て、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、V
CSELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光
軸光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射され、
入射側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が形成された
ことを特徴とする。
Lを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であっ
て、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、V
CSELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光
軸光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射され、
入射側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が形成された
ことを特徴とする。
【0053】請求項32記載のレンズ素子は「集光手段
を兼ねた反射手段が、凹曲面とこの凹曲面に形成された
反射膜とにより構成された」構成とすることもできるし
(請求項33)、「集光手段を兼ねた反射手段が、集光
機能を持つ反射型グレーティングとして形成された」構
成とすることもできる(請求項34)。
を兼ねた反射手段が、凹曲面とこの凹曲面に形成された
反射膜とにより構成された」構成とすることもできるし
(請求項33)、「集光手段を兼ねた反射手段が、集光
機能を持つ反射型グレーティングとして形成された」構
成とすることもできる(請求項34)。
【0054】請求項33または34記載のレンズ素子に
おける主レンズ部のレンズ面は「射出側および/または
入射側の面」に形成することができる(請求項35)。
また、請求項33または34または35記載のレンズ素
子は、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段を一体
に形成されることができ(請求項36)、この場合、集
光手段を兼ねたn個の反射手段を「主レンズ部の光軸を
対称軸として回転対称に配置」することができる(請求
項37)。
おける主レンズ部のレンズ面は「射出側および/または
入射側の面」に形成することができる(請求項35)。
また、請求項33または34または35記載のレンズ素
子は、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段を一体
に形成されることができ(請求項36)、この場合、集
光手段を兼ねたn個の反射手段を「主レンズ部の光軸を
対称軸として回転対称に配置」することができる(請求
項37)。
【0055】請求項38記載のレンズ素子アレイは、請
求項33〜37の任意の1に記載のレンズ素子を1単位
とし、複数単位のレンズ素子を、共通の透明板にアレイ
配列して形成したことを特徴とする。
求項33〜37の任意の1に記載のレンズ素子を1単位
とし、複数単位のレンズ素子を、共通の透明板にアレイ
配列して形成したことを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を説明す
る。図1に示す実施の形態は、請求項12、13記載の
「光出力素子アレイ」の、実施の1形態であり、図1
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。
る。図1に示す実施の形態は、請求項12、13記載の
「光出力素子アレイ」の、実施の1形態であり、図1
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。
【0057】図1(a)において、符号1は、レンズ素子
のアレイが配列形成された「共通の透明板」を示す。透
明板1の材質は、例えば「石英ガラス」等である。符号
2は「VCSELのアレイ、各VCSELに対応する各
受光素子を支持する共通の支持基板」を示す。支持基板
2は、例えば「シリコン基板」である。
のアレイが配列形成された「共通の透明板」を示す。透
明板1の材質は、例えば「石英ガラス」等である。符号
2は「VCSELのアレイ、各VCSELに対応する各
受光素子を支持する共通の支持基板」を示す。支持基板
2は、例えば「シリコン基板」である。
【0058】図1に実施の形態を示す光出力素子アレイ
における個々の光出力素子は、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
における個々の光出力素子は、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
【0059】図1(a)に示すように、1単位の光出力素
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部110を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部110に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部110外に入射する周辺レーザ光束
LSを、VCSEL21側に反射させる反射手段120
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段130と、こ
の集光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ
光LMとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1
以上の受光素子22とを有する。
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部110を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部110に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部110外に入射する周辺レーザ光束
LSを、VCSEL21側に反射させる反射手段120
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段130と、こ
の集光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ
光LMとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1
以上の受光素子22とを有する。
【0060】主レンズ部110は、レンズ素子(の形成
された透明板)の射出側に形成された凸レンズ面であ
る。VCSEL21から射出された発散性のレーザ光束
は、レンズ素子を透過し、光軸光線LXを含む必要な光
束部分LP(光ファイバ3により伝送すべき光エネルギ
を持つ光束部分)が、主レンズ部110に入射して正の
パワーのレンズ作用を受け、光ファイバ3の入射端面に
向けて集光される。
された透明板)の射出側に形成された凸レンズ面であ
る。VCSEL21から射出された発散性のレーザ光束
は、レンズ素子を透過し、光軸光線LXを含む必要な光
束部分LP(光ファイバ3により伝送すべき光エネルギ
を持つ光束部分)が、主レンズ部110に入射して正の
パワーのレンズ作用を受け、光ファイバ3の入射端面に
向けて集光される。
【0061】このとき、光束部分LPの外側にある周辺
レーザ光束LSは反射手段120に入射して、入射側、
即ち、VCSEL21側へ向けて反射される。この実施
の形態において、反射手段120は「平面ミラーとして
作用する金属薄膜」であり、図1(b)に示すように、
主レンズ部110のレンズ面を囲繞するように「リング
状」に蒸着形成されている。反射手段120は、上記の
如く金属薄膜で構成できる他、平面ミラーとしての機能
を持つ「反射型グレーティング」で構成することができ
る。
レーザ光束LSは反射手段120に入射して、入射側、
即ち、VCSEL21側へ向けて反射される。この実施
の形態において、反射手段120は「平面ミラーとして
作用する金属薄膜」であり、図1(b)に示すように、
主レンズ部110のレンズ面を囲繞するように「リング
状」に蒸着形成されている。反射手段120は、上記の
如く金属薄膜で構成できる他、平面ミラーとしての機能
を持つ「反射型グレーティング」で構成することができ
る。
【0062】このような「反射型グレーティング」は、
レンズ素子(透明板1)とは別体の構成とし、透明板1に
接着等で一体化することもできるし、透明板1の表面
に、前述のフォトリソグラフィとエッチングとにより作
り込んでも良い。なお、主レンズ部のレンズ面形状も前
述のフォトリソグラフィとエッチングとにより形成する
ことができる。
レンズ素子(透明板1)とは別体の構成とし、透明板1に
接着等で一体化することもできるし、透明板1の表面
に、前述のフォトリソグラフィとエッチングとにより作
り込んでも良い。なお、主レンズ部のレンズ面形状も前
述のフォトリソグラフィとエッチングとにより形成する
ことができる。
【0063】図1(a)に符号130で示す「集光手段」
は、図の如く、透明板1におけるレンズ素子の入射側
(VCSEL21側)に、透明板1の表面形状として形
成された凸レンズ面で、図1(b)に示すように、主レ
ンズ部110の光軸を対称軸として回転対称に配置され
た4つの(凸レンズ面による)集光手段130A、130
B、130C、130Dにより構成されている。
は、図の如く、透明板1におけるレンズ素子の入射側
(VCSEL21側)に、透明板1の表面形状として形
成された凸レンズ面で、図1(b)に示すように、主レ
ンズ部110の光軸を対称軸として回転対称に配置され
た4つの(凸レンズ面による)集光手段130A、130
B、130C、130Dにより構成されている。
【0064】従って、反射手段120により反射され
て、レンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レ
ーザ光束部分は、1以上の集光手段130A〜130D
により集光される。各集光手段の集光作用は同一であ
り、従って各集光手段により集光される周辺レーザ光束
部分は、同一面上に集光することになる。
て、レンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レ
ーザ光束部分は、1以上の集光手段130A〜130D
により集光される。各集光手段の集光作用は同一であ
り、従って各集光手段により集光される周辺レーザ光束
部分は、同一面上に集光することになる。
【0065】そして、各周辺レーザ光束部分が集光する
位置に受光素子22が1つずつ(即ち全部で4つ)配置
され、各周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光
して電気信号に変換する。このように変換された電気信
号は、図示されない増幅器・加算器により増幅・加算さ
れて「VCSEL21の発光強度に対応するモニタ信
号」となる。
位置に受光素子22が1つずつ(即ち全部で4つ)配置
され、各周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光
して電気信号に変換する。このように変換された電気信
号は、図示されない増幅器・加算器により増幅・加算さ
れて「VCSEL21の発光強度に対応するモニタ信
号」となる。
【0066】図2以下に実施の別の形態を示す。煩雑を
避けるため、混同の虞がないと思われるものについて
は、図2以下の各図においても、図1におけると同一の
符号を付する。図2に示す実施の形態も、請求項12、
13記載の光出力素子アレイの、実施の1形態で、図2
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。図2に実施の形態を示
す光出力素子アレイにおける個々の光出力素子も図1の
実施の形態と同様、個々のVCSEL21から放射され
る発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入射端面に向
けて集束させるのに用いられる。
避けるため、混同の虞がないと思われるものについて
は、図2以下の各図においても、図1におけると同一の
符号を付する。図2に示す実施の形態も、請求項12、
13記載の光出力素子アレイの、実施の1形態で、図2
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。図2に実施の形態を示
す光出力素子アレイにおける個々の光出力素子も図1の
実施の形態と同様、個々のVCSEL21から放射され
る発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入射端面に向
けて集束させるのに用いられる。
【0067】図2(a)に示すように、1単位の光出力素
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部111を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部111に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部111外に入射する周辺レーザ光束
LSをVCSEL21側に反射させる反射手段121
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段131と、こ
の集光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ
光LMとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1
以上の受光素子22とを有する。
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部111を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部111に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部111外に入射する周辺レーザ光束
LSをVCSEL21側に反射させる反射手段121
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段131と、こ
の集光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ
光LMとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1
以上の受光素子22とを有する。
【0068】主レンズ部111は、レンズ素子(の形成
された透明板)の入射側に形成されて正のパワーを持つ
凸レンズ面である。VCSEL21から射出された発散
性のレーザ光束は、光軸光線LXを含む必要な光束部分
LPが主レンズ部111により集光光束に変換されてレ
ンズ素子を透過し、光ファイバ3の入射端面に向けて集
光される。
された透明板)の入射側に形成されて正のパワーを持つ
凸レンズ面である。VCSEL21から射出された発散
性のレーザ光束は、光軸光線LXを含む必要な光束部分
LPが主レンズ部111により集光光束に変換されてレ
ンズ素子を透過し、光ファイバ3の入射端面に向けて集
光される。
【0069】このとき、光束部分LPの外側にある周辺
レーザ光束LSは、レンズ素子の射出側面の反射手段1
21に入射し、入射側へ向けて反射される。この実施の
形態においても、反射手段121は「平面ミラーとして
作用する金属薄膜」であるが、図2(b)に示すよう
に、周辺レーザ光束の入射するリング状領域に、4つの
ミラーピース121A、121B、121C、121D
として形成されている。
レーザ光束LSは、レンズ素子の射出側面の反射手段1
21に入射し、入射側へ向けて反射される。この実施の
形態においても、反射手段121は「平面ミラーとして
作用する金属薄膜」であるが、図2(b)に示すよう
に、周辺レーザ光束の入射するリング状領域に、4つの
ミラーピース121A、121B、121C、121D
として形成されている。
【0070】反射手段121は、上記金属薄膜で構成す
る他に平面ミラーとしての機能を持つ「反射型グレーテ
ィング」で構成することもできる。このような反射型グ
レーティングは、レンズ素子(透明板1)と別体に構成し
て透明板1に接着等で一体化しても良いし、透明板1の
表面に、前述のフォトリソグラフィとエッチングとによ
り作り込んでも良い。
る他に平面ミラーとしての機能を持つ「反射型グレーテ
ィング」で構成することもできる。このような反射型グ
レーティングは、レンズ素子(透明板1)と別体に構成し
て透明板1に接着等で一体化しても良いし、透明板1の
表面に、前述のフォトリソグラフィとエッチングとによ
り作り込んでも良い。
【0071】図2(a)に符号131で示す「集光手段」
は、図の如く、透明板1におけるレンズ素子の入射側
(VCSEL21側)に透明板1の表面形状として形成
された凸レンズ面であり、図2(b)に示すように、主
レンズ部110の光軸を対称軸として回転対称に形成さ
れた4つの(凸レンズによる)集光手段131A、131
B、131C、131Dにより構成されている。
は、図の如く、透明板1におけるレンズ素子の入射側
(VCSEL21側)に透明板1の表面形状として形成
された凸レンズ面であり、図2(b)に示すように、主
レンズ部110の光軸を対称軸として回転対称に形成さ
れた4つの(凸レンズによる)集光手段131A、131
B、131C、131Dにより構成されている。
【0072】従って、反射手段121により反射され
て、レンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レ
ーザ光束部分は、1以上の集光手段130A〜130D
により集光されて同一面上に集光する。
て、レンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レ
ーザ光束部分は、1以上の集光手段130A〜130D
により集光されて同一面上に集光する。
【0073】そして、各周辺レーザ光束部分が集光する
位置に受光素子22が1つずつ(即ち全部で4つ)配置
され、各周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光
して電気信号に変換する。このように変換された電気信
号は、図示されない増幅器・加算器で増幅・加算され
「VCSEL21の発光強度に対応するモニタ信号」と
なる。
位置に受光素子22が1つずつ(即ち全部で4つ)配置
され、各周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光
して電気信号に変換する。このように変換された電気信
号は、図示されない増幅器・加算器で増幅・加算され
「VCSEL21の発光強度に対応するモニタ信号」と
なる。
【0074】図3に示す実施の形態も、請求項12、1
3記載の光出力素子アレイの、実施の1形態で、図3
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。
3記載の光出力素子アレイの、実施の1形態で、図3
(a)は、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)
1単位を説明図的に示している。
【0075】図3に実施の形態を示す光出力素子アレイ
における個々の光出力素子も、図1、図2の実施の形態
の場合と同様、個々のVCSEL21から放射される発
散性のレーザ光束を光ファイバ3の入射端面に向けて集
束させるのに用いられる。
における個々の光出力素子も、図1、図2の実施の形態
の場合と同様、個々のVCSEL21から放射される発
散性のレーザ光束を光ファイバ3の入射端面に向けて集
束させるのに用いられる。
【0076】図3(a)に示すように、1単位の光出力素
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部112を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部112に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部112外に入射する周辺レーザ光束
LSをVCSEL21側に反射させる反射手段122
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段122と、集
光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ光L
Mとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1以上
の受光素子22とを有する。
子は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワ
ーの主レンズ部112を持ち、VCSEL21から放射
される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む
必要な光束部分LPを主レンズ部112に入射される単
一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一体
化され、主レンズ部112外に入射する周辺レーザ光束
LSをVCSEL21側に反射させる反射手段122
と、レンズ素子と一体化され、反射手段により反射され
てレンズ素子からVCSEL21側へ射出する周辺レー
ザ光束部分を集束させる1以上の集光手段122と、集
光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニタ光L
Mとして受光して電気信号に変換するモニタ用の1以上
の受光素子22とを有する。
【0077】主レンズ部112は、レンズ素子(の形成
された透明板)の入射側に形成されて正のパワーを持つ
凸レンズ面である。VCSEL21から射出された発散
性のレーザ光束は、光軸光線LXを含む必要な光束部分
LPが主レンズ部112により集光光束に変換されてレ
ンズ素子を透過し、光ファイバ3の入射端面に向けて集
光される。
された透明板)の入射側に形成されて正のパワーを持つ
凸レンズ面である。VCSEL21から射出された発散
性のレーザ光束は、光軸光線LXを含む必要な光束部分
LPが主レンズ部112により集光光束に変換されてレ
ンズ素子を透過し、光ファイバ3の入射端面に向けて集
光される。
【0078】このとき、光束部分LPの外側にある周辺
レーザ光束部分LSは、レンズ素子の射出側面の反射手
段122に入射し、入射側へ向けて反射される。この実
施の形態においては、反射手段122が「集光手段を兼
ね」ている。
レーザ光束部分LSは、レンズ素子の射出側面の反射手
段122に入射し、入射側へ向けて反射される。この実
施の形態においては、反射手段122が「集光手段を兼
ね」ている。
【0079】即ち「集光手段を兼ねた反射手段122」
は、図3(a)に示すように、レンズ素子の(形成された
透明板の)射出側の面に形成された「凸曲面とこの凸曲
面に形成された反射膜」で構成された「凹面ミラー」と
なっている。凸曲面と反射面とによる反射手段122
は、図3(b)に示すように、周辺レーザ光束の入射す
るリング状の領域に、同一形状の4つの凹面ミラーピー
ス122A、122B、122C、122Dとして、主
レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称に形成さ
れている。
は、図3(a)に示すように、レンズ素子の(形成された
透明板の)射出側の面に形成された「凸曲面とこの凸曲
面に形成された反射膜」で構成された「凹面ミラー」と
なっている。凸曲面と反射面とによる反射手段122
は、図3(b)に示すように、周辺レーザ光束の入射す
るリング状の領域に、同一形状の4つの凹面ミラーピー
ス122A、122B、122C、122Dとして、主
レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称に形成さ
れている。
【0080】従って、集光手段を兼ねた反射手段122
により反射・集光されて、レンズ素子からVCSEL2
1側へ射出する周辺レーザ光束部分は同一面上に集光す
る。そして、各周辺レーザ光束部分が集光する位置に受
光素子22が1つずつ(全部で4つ)配置され、各周辺
レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電気信号
に変換する。このように変換された電気信号は、図示さ
れない増幅器・加算器で増幅・加算されて「VCSEL
21の発光強度に対応するモニタ信号」となる。
により反射・集光されて、レンズ素子からVCSEL2
1側へ射出する周辺レーザ光束部分は同一面上に集光す
る。そして、各周辺レーザ光束部分が集光する位置に受
光素子22が1つずつ(全部で4つ)配置され、各周辺
レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電気信号
に変換する。このように変換された電気信号は、図示さ
れない増幅器・加算器で増幅・加算されて「VCSEL
21の発光強度に対応するモニタ信号」となる。
【0081】図4の実施の形態は、図3に示した実施の
形態の変形例である。図4(a)、(b)に示すように、
この実施の形態においては「反射手段が集光手段の一部
を兼ね」ている。即ち、反射手段123は、透明板1の
射出側に「周辺レーザ光束の入射するリング状の領域に
合致して形成されたドーナツ面状の凸面」に反射膜を形
成して構成されている。
形態の変形例である。図4(a)、(b)に示すように、
この実施の形態においては「反射手段が集光手段の一部
を兼ね」ている。即ち、反射手段123は、透明板1の
射出側に「周辺レーザ光束の入射するリング状の領域に
合致して形成されたドーナツ面状の凸面」に反射膜を形
成して構成されている。
【0082】一方、透明板1の入射面側には、上記反射
手段123により反射された周辺レーザ光束の必要部分
を、受光素子に向けて集束させるように、補助集光手段
132が形成されている。この補助集光手段132は、
上記反射手段123を兼ねる集光手段の一部(ドーナツ
面状の凸面)と共に集光手段をなすシリンドリカルレン
ズであり、図4(b)に示すように4つのシリンドリカ
ルレンズ132A、132B、132C、132Dによ
り構成されている。
手段123により反射された周辺レーザ光束の必要部分
を、受光素子に向けて集束させるように、補助集光手段
132が形成されている。この補助集光手段132は、
上記反射手段123を兼ねる集光手段の一部(ドーナツ
面状の凸面)と共に集光手段をなすシリンドリカルレン
ズであり、図4(b)に示すように4つのシリンドリカ
ルレンズ132A、132B、132C、132Dによ
り構成されている。
【0083】これら4つのシリンドリカルレンズ132
A〜132Dは、上記ドーナツ面状の凸面における周方
向に対応する方向に正のパワーを有し、反射手段123
により反射された周辺レーザ光束の一部を、シリンドリ
カルレンズ132A〜132Dの個々に対応して配置さ
れた4個の受光素子22上に集光させる。
A〜132Dは、上記ドーナツ面状の凸面における周方
向に対応する方向に正のパワーを有し、反射手段123
により反射された周辺レーザ光束の一部を、シリンドリ
カルレンズ132A〜132Dの個々に対応して配置さ
れた4個の受光素子22上に集光させる。
【0084】各受光素子22は、各周辺レーザ光束部分
をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換する。こ
のように変換された電気信号は、図示されない増幅器・
加算器で増幅・加算されて「VCSEL21の発光強度
に対応するモニタ信号」となる。
をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換する。こ
のように変換された電気信号は、図示されない増幅器・
加算器で増幅・加算されて「VCSEL21の発光強度
に対応するモニタ信号」となる。
【0085】図5に示す実施の形態も、請求項12、1
3記載の光出力素子アレイの実施の1形態であり、図5
は「アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位」を説明図的に示している。
3記載の光出力素子アレイの実施の1形態であり、図5
は「アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位」を説明図的に示している。
【0086】図5に実施の形態を示す光出力素子アレイ
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
【0087】図5の実施の形態も、図3の実施の形態の
変形例であり、図5の実施の形態では、図3の実施の形
態における「集光手段を兼ねた反射手段122」が「集
光機能と反射機能とを持つ反射型グレーティング12
4」に換えられている。
変形例であり、図5の実施の形態では、図3の実施の形
態における「集光手段を兼ねた反射手段122」が「集
光機能と反射機能とを持つ反射型グレーティング12
4」に換えられている。
【0088】反射型グレーティング124は、4つの反
射型グレーティングが、図3における反射手段122と
同様、主レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称
に形成された構成となっている。
射型グレーティングが、図3における反射手段122と
同様、主レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称
に形成された構成となっている。
【0089】反射型グレーティング124は、透明板1
の表面に、フォトリソグラフィとエッチングとにより作
り込まれているが、「透明板1と別体の反射型グレーテ
ィングを透明板1に接着等で一体化」することもでき
る。
の表面に、フォトリソグラフィとエッチングとにより作
り込まれているが、「透明板1と別体の反射型グレーテ
ィングを透明板1に接着等で一体化」することもでき
る。
【0090】図6は、図1の実施の形態の変形例であ
る。この実施の形態の特徴とするところは、レンズ素子
を形成された透明板1の射出側面に、主レンズ部110
を囲繞するように、反射型グレーティング125がリン
グ状に形成され、この反射型グレーティング125が、
反射機能を有すると共に「反射された周辺レーザ光束L
Sの全てを、モニタ光LMとして単一の受光素子22に
集光させる集光機能」を有している点にある。
る。この実施の形態の特徴とするところは、レンズ素子
を形成された透明板1の射出側面に、主レンズ部110
を囲繞するように、反射型グレーティング125がリン
グ状に形成され、この反射型グレーティング125が、
反射機能を有すると共に「反射された周辺レーザ光束L
Sの全てを、モニタ光LMとして単一の受光素子22に
集光させる集光機能」を有している点にある。
【0091】従って、この実施の形態では、周辺レーザ
光束全体をモニタ光として、単一の受光素子22で検出
することができる。
光束全体をモニタ光として、単一の受光素子22で検出
することができる。
【0092】上に説明した実施の各形態では、VCSE
L21と各受光素子22とが、支持基板2の略同一平面
上に配置されている。即ち、反射手段・集光手段が「モ
ニタ光LMを、支持基板1の表面に集光する」ように構
成されている。
L21と各受光素子22とが、支持基板2の略同一平面
上に配置されている。即ち、反射手段・集光手段が「モ
ニタ光LMを、支持基板1の表面に集光する」ように構
成されている。
【0093】図7に示す実施の形態では、VCSEL2
1と各受光素子22を支持する支持基板2Aが段差形状
を有し、VCSEL21が段差の底部に設けられ、各受
光素子22は段差の上部に設けられている。
1と各受光素子22を支持する支持基板2Aが段差形状
を有し、VCSEL21が段差の底部に設けられ、各受
光素子22は段差の上部に設けられている。
【0094】透明板1に形成されたレンズ素子は、主レ
ンズ部112が透明板1の入射側に形成され、反射手段
124’が集光手段を兼ねており、反射手段124’に
よる周辺レーザ光束部分(モニタ光LM)の集光位置が
レンズ素子の略入射側面の位置に設定されている。
ンズ部112が透明板1の入射側に形成され、反射手段
124’が集光手段を兼ねており、反射手段124’に
よる周辺レーザ光束部分(モニタ光LM)の集光位置が
レンズ素子の略入射側面の位置に設定されている。
【0095】集光手段を兼ねた反射手段124’は4個
の「反射型グレーティング」で集光機能を有し、図3
(b)に示した「集光手段を兼ねた反射手段122A〜
122Dの配置」と同様の配置となっている。
の「反射型グレーティング」で集光機能を有し、図3
(b)に示した「集光手段を兼ねた反射手段122A〜
122Dの配置」と同様の配置となっている。
【0096】受光素子22は各光出力素子につき4個配
置され、主レンズ部112の光軸方向から見ると、4個
の受光素子22A、22B、22C、22Dは、図7
(b)に示すように、VCSEL21の発光部中心を通
り、図面に直交する直線を軸として回転対称に配置され
ている。
置され、主レンズ部112の光軸方向から見ると、4個
の受光素子22A、22B、22C、22Dは、図7
(b)に示すように、VCSEL21の発光部中心を通
り、図面に直交する直線を軸として回転対称に配置され
ている。
【0097】4個の受光素子22(22A〜22D)
は、図7(a)に示すように、支持基板2Aの凸部に埋設
され、受光面が上記段差上部と略同一面となっている。
透明板1は、これら段差上部に上から当接するように配
置される。このようにすると、VCSEL21に対して
主レンズ部112および反射手段124’の位置合せを
行う場合、4つの受光素子22(22A〜22D)の出
力をモニタし、各出力信号が互いに等しくなるようにす
ることにより、位置合せを容易に実現できる。
は、図7(a)に示すように、支持基板2Aの凸部に埋設
され、受光面が上記段差上部と略同一面となっている。
透明板1は、これら段差上部に上から当接するように配
置される。このようにすると、VCSEL21に対して
主レンズ部112および反射手段124’の位置合せを
行う場合、4つの受光素子22(22A〜22D)の出
力をモニタし、各出力信号が互いに等しくなるようにす
ることにより、位置合せを容易に実現できる。
【0098】なお、4個の受光素子22A〜22Dの平
面的な配置は、図1〜図5の実施の各形態においても、
図7(b)の場合と同様である。
面的な配置は、図1〜図5の実施の各形態においても、
図7(b)の場合と同様である。
【0099】上には、光出力素子アレイに対する実施の
形態における「アレイ配列される1単位の光出力素子」
の形態を説明したが、これら単位の光出力素子は「単独
で、光出力素子」を構成できることは言うまでもない。
形態における「アレイ配列される1単位の光出力素子」
の形態を説明したが、これら単位の光出力素子は「単独
で、光出力素子」を構成できることは言うまでもない。
【0100】上に説明した単位の光出力素子は、単独の
光出力素子としては、単一のVCSEL21と、透明な
板状で正のパワーの主レンズ部を持ち、VCSEL21
から放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線L
Xを含む必要な光束部分LPを主レンズ部に入射される
単一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一
体化され、主レンズ部外に入射する周辺レーザ光束LS
の少なくとも一部をVCSEL側に反射させる1以上の
反射手段120、121、122、123、124、1
25、124’と、レンズ素子と一体化され、反射手段
により反射されてレンズ素子からVCSEL側へ射出す
る周辺レーザ光束部分を集束させる1以上の集光手段1
30、131、122、123、124、125、12
4’と、この集光手段により集束する周辺レーザ光束部
分をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換するモ
ニタ用の1以上の受光素子22とを有するもの(請求項
1)である。
光出力素子としては、単一のVCSEL21と、透明な
板状で正のパワーの主レンズ部を持ち、VCSEL21
から放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線L
Xを含む必要な光束部分LPを主レンズ部に入射される
単一のレンズ素子と、このレンズ素子の射出側の面に一
体化され、主レンズ部外に入射する周辺レーザ光束LS
の少なくとも一部をVCSEL側に反射させる1以上の
反射手段120、121、122、123、124、1
25、124’と、レンズ素子と一体化され、反射手段
により反射されてレンズ素子からVCSEL側へ射出す
る周辺レーザ光束部分を集束させる1以上の集光手段1
30、131、122、123、124、125、12
4’と、この集光手段により集束する周辺レーザ光束部
分をモニタ光LMとして受光して電気信号に変換するモ
ニタ用の1以上の受光素子22とを有するもの(請求項
1)である。
【0101】そして、図1、図6の実施の形態では、主
レンズ部110のレンズ面が、レンズ素子の射出側の面
に形成され、図2〜図5、図7の実施の形態では、主レ
ンズ部111、112のレンズ面が、レンズ素子の入射
側の面に形成されている(請求項2)。
レンズ部110のレンズ面が、レンズ素子の射出側の面
に形成され、図2〜図5、図7の実施の形態では、主レ
ンズ部111、112のレンズ面が、レンズ素子の入射
側の面に形成されている(請求項2)。
【0102】図1、図2の実施の形態では、集光手段1
30、131が、レンズ素子における入射側の面に形成
された4つの集光手段130A〜130D、131A〜
131Dである(請求項3)。また、反射手段120、
121は、レンズ素子の射出側の面に形成された反射膜
もしくは反射型グレーティングである(請求項4)。
30、131が、レンズ素子における入射側の面に形成
された4つの集光手段130A〜130D、131A〜
131Dである(請求項3)。また、反射手段120、
121は、レンズ素子の射出側の面に形成された反射膜
もしくは反射型グレーティングである(請求項4)。
【0103】図3〜図7の実施の形態においては、反射
手段122、123、124、125、124’が集光
手段を兼ね(請求項5)、図3、図4の実施の形態では、
反射手段122、123は「レンズ素子の射出側の面に
形成された凸曲面とこの凸曲面に形成された反射膜」で
ある(請求項6)。
手段122、123、124、125、124’が集光
手段を兼ね(請求項5)、図3、図4の実施の形態では、
反射手段122、123は「レンズ素子の射出側の面に
形成された凸曲面とこの凸曲面に形成された反射膜」で
ある(請求項6)。
【0104】また、図5〜図7の実施の形態では、反射
手段124、125、124’は、レンズ素子の射出側
の面に形成された「集光機能を持つ反射型グレーティン
グ」である(請求項7)。
手段124、125、124’は、レンズ素子の射出側
の面に形成された「集光機能を持つ反射型グレーティン
グ」である(請求項7)。
【0105】図2、図3、図5、図7に示す実施の形態
の「単位の光出力素子」は、n(=4)個の反射手段と
n個の集光手段とn個の受光素子とを有し(請求項8)、
VCSEL21の光軸光線が、レンズ素子の主レンズ部
111、112の光軸と合致し、n個の受光素子22
(22A〜22D)および各受光素子に対応する反射手
段・集光手段が、光軸を対称軸として回転対称に配置さ
れている(請求項9)。
の「単位の光出力素子」は、n(=4)個の反射手段と
n個の集光手段とn個の受光素子とを有し(請求項8)、
VCSEL21の光軸光線が、レンズ素子の主レンズ部
111、112の光軸と合致し、n個の受光素子22
(22A〜22D)および各受光素子に対応する反射手
段・集光手段が、光軸を対称軸として回転対称に配置さ
れている(請求項9)。
【0106】図1〜図6の実施の形態では、VCSEL
21と各受光素子22とが、支持基板2の略同一平面上
に配置され(請求項10)、図7の実施の形態では、VC
SEL21と各受光素子22を支持する支持基板2Aが
段差形状を有し、VCSEL21が段差の底部に設けら
れ、各受光素子22が段差の凸部に設けられ、レンズ素
子は請求項5または6または7記載のものであって、集
光手段を兼ねる反射手段124’による周辺レーザ光束
部分の集光位置がレンズ素子の略入射側面位置に設定さ
れている(請求項11)。
21と各受光素子22とが、支持基板2の略同一平面上
に配置され(請求項10)、図7の実施の形態では、VC
SEL21と各受光素子22を支持する支持基板2Aが
段差形状を有し、VCSEL21が段差の底部に設けら
れ、各受光素子22が段差の凸部に設けられ、レンズ素
子は請求項5または6または7記載のものであって、集
光手段を兼ねる反射手段124’による周辺レーザ光束
部分の集光位置がレンズ素子の略入射側面位置に設定さ
れている(請求項11)。
【0107】また図1〜図7の実施の各形態は、上記光
出力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ
配列して一体化した光出力素子アレイであり(請求項1
2)、レンズ素子のアレイが共通の透明板1に形成さ
れ、VCSEL21のアレイ、各VCSELに対応する
各受光素子22が、共通の支持基板2、2Aに支持され
ている(請求項13)。
出力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ
配列して一体化した光出力素子アレイであり(請求項1
2)、レンズ素子のアレイが共通の透明板1に形成さ
れ、VCSEL21のアレイ、各VCSELに対応する
各受光素子22が、共通の支持基板2、2Aに支持され
ている(請求項13)。
【0108】図1〜図7の実施の形態において示された
レンズ素子のアレイにおける単一のレンズ素子は、VC
SELを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であ
って、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、
VCSEL21から放射される発散性のレーザ光束のう
ち、光軸光線LXを含む必要な光束部分LPを主レンズ
部に入射されるレンズ素子(請求項14)であり、主レン
ズ部110、111、112のレンズ面は、射出側また
は入射側の面に形成されている(請求項15)。
レンズ素子のアレイにおける単一のレンズ素子は、VC
SELを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であ
って、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、
VCSEL21から放射される発散性のレーザ光束のう
ち、光軸光線LXを含む必要な光束部分LPを主レンズ
部に入射されるレンズ素子(請求項14)であり、主レン
ズ部110、111、112のレンズ面は、射出側また
は入射側の面に形成されている(請求項15)。
【0109】また、図1、図2の実施の形態に用いられ
るレンズ素子では、集光手段130、131は、正レン
ズ面としてレンズ素子の入射側(VCSEL21側)に
形成され、図1〜図7の実施の形態におけるレンズ素子
では、反射手段120、121、122、123、12
4、125、124’が、レンズ素子の射出側の面に、
反射膜もしくは反射型グレーティングとして形成されて
いる(請求項17)。
るレンズ素子では、集光手段130、131は、正レン
ズ面としてレンズ素子の入射側(VCSEL21側)に
形成され、図1〜図7の実施の形態におけるレンズ素子
では、反射手段120、121、122、123、12
4、125、124’が、レンズ素子の射出側の面に、
反射膜もしくは反射型グレーティングとして形成されて
いる(請求項17)。
【0110】また、図3、図4の実施の形態におけるレ
ンズ素子では、レンズ素子の射出面側に、凸曲面とこの
凸曲面に形成された反射膜とにより構成され、集光手段
を兼ねた反射手段122、123が形成され(請求項1
8)、図5〜図7の実施の形態におけるレンズ素子で
は、レンズ素子の射出側の面に、集光手段を兼ねた反射
手段124、125、124’が「集光機能を持つ反射
型グレーティング」として形成されている(請求項1
9)。
ンズ素子では、レンズ素子の射出面側に、凸曲面とこの
凸曲面に形成された反射膜とにより構成され、集光手段
を兼ねた反射手段122、123が形成され(請求項1
8)、図5〜図7の実施の形態におけるレンズ素子で
は、レンズ素子の射出側の面に、集光手段を兼ねた反射
手段124、125、124’が「集光機能を持つ反射
型グレーティング」として形成されている(請求項1
9)。
【0111】図2、図3、図5、図7の実施の形態にお
けるレンズ素子は、n(=4)個の反射手段とn個の集
光手段とを一体に形成され(請求項20)、n個の反射手
段・集光手段が、主レンズ部の光軸を対称軸として回転
対称に配置されている(請求項21)。また、図1〜図7
の実施の形態におけるレンズ素子は、共通の透明板1に
アレイ配列して形成されている(請求項22)。
けるレンズ素子は、n(=4)個の反射手段とn個の集
光手段とを一体に形成され(請求項20)、n個の反射手
段・集光手段が、主レンズ部の光軸を対称軸として回転
対称に配置されている(請求項21)。また、図1〜図7
の実施の形態におけるレンズ素子は、共通の透明板1に
アレイ配列して形成されている(請求項22)。
【0112】図1、〜図5、図7の実施の形態において
は、受光素子22の数を4とする場合を説明したが、受
光素子の数は4個に限らず3個以下でも良いし、5個以
上とすることも可能である。
は、受光素子22の数を4とする場合を説明したが、受
光素子の数は4個に限らず3個以下でも良いし、5個以
上とすることも可能である。
【0113】図8に示す実施の形態は、請求項30、3
1記載の「光出力素子アレイ」の、実施の1形態であ
り、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位を説明図的に示している。
1記載の「光出力素子アレイ」の、実施の1形態であ
り、アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位を説明図的に示している。
【0114】図8において、符号1Aは、レンズ素子の
アレイが配列形成された「共通の透明板」を示す。透明
板1Aの材質は「石英ガラス」等である。符号2は「V
CSELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素子
を支持する共通の支持基板」を示す。支持基板2は「シ
リコン基板」等である。
アレイが配列形成された「共通の透明板」を示す。透明
板1Aの材質は「石英ガラス」等である。符号2は「V
CSELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素子
を支持する共通の支持基板」を示す。支持基板2は「シ
リコン基板」等である。
【0115】図8に実施の形態を示す光出力素子アレイ
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
【0116】図8に示すように、1単位の光出力素子
は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワー
の主レンズ部112を持ち、VCSEL21から放射さ
れる発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む必
要な光束部分LPを主レンズ部112に入射される単一
のレンズ素子と、このレンズ素子の入射側の面に一体化
され、主レンズ部112外に入射する周辺レーザ光束L
Sを、VCSEL21側に反射させるとともに集光させ
る、集光手段を兼ねた反射手段122A1と、この集光
手段を兼ねた反射手段により反射されて集束する周辺レ
ーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電気信号に
変換するモニタ用の1以上の受光素子22とを有する。
は、単一のVCSEL21と、透明な板状で正のパワー
の主レンズ部112を持ち、VCSEL21から放射さ
れる発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LXを含む必
要な光束部分LPを主レンズ部112に入射される単一
のレンズ素子と、このレンズ素子の入射側の面に一体化
され、主レンズ部112外に入射する周辺レーザ光束L
Sを、VCSEL21側に反射させるとともに集光させ
る、集光手段を兼ねた反射手段122A1と、この集光
手段を兼ねた反射手段により反射されて集束する周辺レ
ーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電気信号に
変換するモニタ用の1以上の受光素子22とを有する。
【0117】主レンズ部112は、レンズ素子(の形成
された透明板)の入射側に形成された凸レンズ面であ
る。VCSEL21から射出された発散性のレーザ光束
は、レンズ素子を透過し、光軸光線LXを含む必要な光
束部分LP(光ファイバ3により伝送すべき光エネルギ
を持つ光束部分)が、主レンズ部112に入射して正の
パワーのレンズ作用を受け、光ファイバ3の入射端面に
向けて集光される。
された透明板)の入射側に形成された凸レンズ面であ
る。VCSEL21から射出された発散性のレーザ光束
は、レンズ素子を透過し、光軸光線LXを含む必要な光
束部分LP(光ファイバ3により伝送すべき光エネルギ
を持つ光束部分)が、主レンズ部112に入射して正の
パワーのレンズ作用を受け、光ファイバ3の入射端面に
向けて集光される。
【0118】このとき、光束部分LPの外側にある周辺
レーザ光束LSは、集光手段を兼ねた反射手段122A
1に入射して、VCSEL21側へ向けて反射され、且
つ、集光される。この実施の形態において、集光手段を
兼ねた反射手段122A1は、基板1の入射側の、主レ
ンズ部112の外周部に形成された凹面と、この凹面に
形成されてミラー面として作用する金属薄膜で構成され
る。
レーザ光束LSは、集光手段を兼ねた反射手段122A
1に入射して、VCSEL21側へ向けて反射され、且
つ、集光される。この実施の形態において、集光手段を
兼ねた反射手段122A1は、基板1の入射側の、主レ
ンズ部112の外周部に形成された凹面と、この凹面に
形成されてミラー面として作用する金属薄膜で構成され
る。
【0119】集光手段を兼ねた反射手段122A1は、
例えば、図3(b)に示された「周辺レーザ光束の入射
するリング状の領域に、同一形状の4つの凹面ミラーピ
ース122A、122B、122C、122Dとして、
主レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称に形成
され」た場合と同様に、主レンズ部112の光軸を対称
軸として回転対称に形成されている。
例えば、図3(b)に示された「周辺レーザ光束の入射
するリング状の領域に、同一形状の4つの凹面ミラーピ
ース122A、122B、122C、122Dとして、
主レンズ部112の光軸を対称軸として回転対称に形成
され」た場合と同様に、主レンズ部112の光軸を対称
軸として回転対称に形成されている。
【0120】図3(b)の例では、4つの凹面ミラーピ
ースは、主レンズ部112の外周縁から若干離れている
が、図8の実施の形態では、反射手段122A1を構成
する凹面ミラーピースは、図8に示すように、主レンズ
部112の外周に接するように形成されている。
ースは、主レンズ部112の外周縁から若干離れている
が、図8の実施の形態では、反射手段122A1を構成
する凹面ミラーピースは、図8に示すように、主レンズ
部112の外周に接するように形成されている。
【0121】集光手段を兼ねた反射手段122により反
射・集光される周辺レーザ光束部分LSはモニタ光LM
として同一面上に集光する。そして、各周辺レーザ光束
部分が集光する位置に受光素子22が1つずつ(全部で
4つ 図8には2個が示されている)配置され、モニタ
光LMを受光して電気信号に変換する。このように変換
された電気信号は、図示されない増幅器・加算器で増幅
・加算されて「VCSEL21の発光強度に対応するモ
ニタ信号」となる。
射・集光される周辺レーザ光束部分LSはモニタ光LM
として同一面上に集光する。そして、各周辺レーザ光束
部分が集光する位置に受光素子22が1つずつ(全部で
4つ 図8には2個が示されている)配置され、モニタ
光LMを受光して電気信号に変換する。このように変換
された電気信号は、図示されない増幅器・加算器で増幅
・加算されて「VCSEL21の発光強度に対応するモ
ニタ信号」となる。
【0122】主レンズ部112のレンズ面形状や集光手
段を兼ねた反射手段の凹曲面も、前述のフォトリソグラ
フィとエッチングとにより形成することができる。
段を兼ねた反射手段の凹曲面も、前述のフォトリソグラ
フィとエッチングとにより形成することができる。
【0123】図9に示す実施の形態も、請求項30、3
1記載の光出力素子アレイの実施の1形態であり、図9
は「アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位」を説明図的に示している。
1記載の光出力素子アレイの実施の1形態であり、図9
は「アレイ配列された光出力素子の(アレイ配列の)1単
位」を説明図的に示している。
【0124】図9に実施の形態を示す光出力素子アレイ
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
における個々の光出力素子も、個々のVCSEL21か
ら放射される発散性のレーザ光束を、光ファイバ3の入
射端面に向けて集束させるのに用いられる。
【0125】図9の実施の形態では、図8の実施の形態
における「集光手段を兼ねた反射手段122A1」が
「集光機能を持つ反射型グレーティング124A」に換
えられている。反射型グレーティング124Aは、4つ
の反射型グレーティングが、図8における反射手段12
2A1と同様、主レンズ部112の光軸を対称軸とし
て、主レンズ部112の外周縁に接して回転対称に形成
された構成となっている。
における「集光手段を兼ねた反射手段122A1」が
「集光機能を持つ反射型グレーティング124A」に換
えられている。反射型グレーティング124Aは、4つ
の反射型グレーティングが、図8における反射手段12
2A1と同様、主レンズ部112の光軸を対称軸とし
て、主レンズ部112の外周縁に接して回転対称に形成
された構成となっている。
【0126】反射型グレーティング124Aは、透明板
1Aの表面に、フォトリソグラフィとエッチングとによ
り作り込まれているが、「透明板1Aと別体の反射型グ
レーティングを透明板1Aに接着等で一体化」すること
もできる。
1Aの表面に、フォトリソグラフィとエッチングとによ
り作り込まれているが、「透明板1Aと別体の反射型グ
レーティングを透明板1Aに接着等で一体化」すること
もできる。
【0127】4個の受光素子22A〜22Dの平面的な
配置は、図8、図9の実施の各形態においても、図7
(b)の場合と同様である。
配置は、図8、図9の実施の各形態においても、図7
(b)の場合と同様である。
【0128】図10に示す実施の形態の特徴とするとこ
ろは、レンズ素子を形成された透明板1Aの入射側面に
「主レンズ部110へ入射する光束LPを囲繞」するよ
うに、集光機能を有する反射型グレーティング125A
がリング状に形成され、この反射型グレーティング12
5Aの集光機能が「反射された周辺レーザ光束LSの全
てを、モニタ光LMとして単一の受光素子22に集光さ
せる機能」となっている点にある。
ろは、レンズ素子を形成された透明板1Aの入射側面に
「主レンズ部110へ入射する光束LPを囲繞」するよ
うに、集光機能を有する反射型グレーティング125A
がリング状に形成され、この反射型グレーティング12
5Aの集光機能が「反射された周辺レーザ光束LSの全
てを、モニタ光LMとして単一の受光素子22に集光さ
せる機能」となっている点にある。
【0129】従って、図6の実施の形態と同様、図10
の実施の形態でも、周辺レーザ光束LS全体をモニタ光
LMとして、単一の受光素子22で検出することができ
る。
の実施の形態でも、周辺レーザ光束LS全体をモニタ光
LMとして、単一の受光素子22で検出することができ
る。
【0130】図8〜図10の実施の形態においても、光
出力素子アレイに対する実施の形態における「アレイ配
列される1単位の光出力素子」の形態を説明したが、こ
れら単位の光出力素子を「単独で、光出力素子」を構成
できることは勿論である。
出力素子アレイに対する実施の形態における「アレイ配
列される1単位の光出力素子」の形態を説明したが、こ
れら単位の光出力素子を「単独で、光出力素子」を構成
できることは勿論である。
【0131】また、図8、図9の実施の形態において
も、受光素子22の数を4とする場合を説明したが、受
光素子の数は4個に限らず3個以下でも良いし、5個以
上とすることも勿論可能である。
も、受光素子22の数を4とする場合を説明したが、受
光素子の数は4個に限らず3個以下でも良いし、5個以
上とすることも勿論可能である。
【0132】図8〜図10に即して説明した単位の光出
力素子は、単独の光出力素子としては、単一のVCSE
L21と、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持
ち、VCSELから放射される発散性のレーザ光束のう
ち、光軸光線を含む必要な光束部分LPを主レンズ部に
入射される単一のレンズ素子と、このレンズ素子の入射
側の面に一体化され、主レンズ部外に入射する周辺レー
ザ光束LSの少なくとも一部をVCSEL側に反射させ
るとともに、集束させる、集光手段を兼ねた1以上の反
射手段と、この集光手段を兼ねた反射手段により集束す
る周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電
気信号に変換するモニタ用の1以上の受光素子22とを
有する光出力素子(請求項23)である。
力素子は、単独の光出力素子としては、単一のVCSE
L21と、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持
ち、VCSELから放射される発散性のレーザ光束のう
ち、光軸光線を含む必要な光束部分LPを主レンズ部に
入射される単一のレンズ素子と、このレンズ素子の入射
側の面に一体化され、主レンズ部外に入射する周辺レー
ザ光束LSの少なくとも一部をVCSEL側に反射させ
るとともに、集束させる、集光手段を兼ねた1以上の反
射手段と、この集光手段を兼ねた反射手段により集束す
る周辺レーザ光束部分をモニタ光LMとして受光して電
気信号に変換するモニタ用の1以上の受光素子22とを
有する光出力素子(請求項23)である。
【0133】図8、図9に示す実施の形態においては、
レンズ素子における主レンズ部112のレンズ面が、レ
ンズ素子の入射側に形成され、図10に示す実施の形態
においては、主レンズ部110のレンズ面はレンズ素子
の射出側に形成されている(請求項24)。
レンズ素子における主レンズ部112のレンズ面が、レ
ンズ素子の入射側に形成され、図10に示す実施の形態
においては、主レンズ部110のレンズ面はレンズ素子
の射出側に形成されている(請求項24)。
【0134】図9、図10の実施の形態では、集光手段
を兼ねた反射手段124A、125Aは「レンズ素子の
入射側の面に形成された集光機能を持つ反射型グレーテ
ィング」であり(請求項25)、図8の実施の形態で
は、集光手段を兼ねた反射手段122A1は「レンズ素
子の入射側の面に形成された凹曲面とこの凹曲面に形成
された反射膜」である(請求項26)。
を兼ねた反射手段124A、125Aは「レンズ素子の
入射側の面に形成された集光機能を持つ反射型グレーテ
ィング」であり(請求項25)、図8の実施の形態で
は、集光手段を兼ねた反射手段122A1は「レンズ素
子の入射側の面に形成された凹曲面とこの凹曲面に形成
された反射膜」である(請求項26)。
【0135】また、図8、図9の実施の形態では、集光
手段を兼ねたn(=4)個の反射手段とn(=4)個の
受光素子とを有し(請求項27)、VCSEL21の光
軸光線LXが、レンズ素子の主レンズ部の光軸と合致
し、n(=4)個の受光素子および各受光素子に対応す
る集光手段を兼ねた反射手段122A1、124Aが、
光軸を対称軸として回転対称に配置されている(請求項
28)。
手段を兼ねたn(=4)個の反射手段とn(=4)個の
受光素子とを有し(請求項27)、VCSEL21の光
軸光線LXが、レンズ素子の主レンズ部の光軸と合致
し、n(=4)個の受光素子および各受光素子に対応す
る集光手段を兼ねた反射手段122A1、124Aが、
光軸を対称軸として回転対称に配置されている(請求項
28)。
【0136】また、図8〜図10の実施の形態におい
て、VCSEL21と各受光素子22とが、支持基板2
の略同一平面上に配置されている(請求項29)。
て、VCSEL21と各受光素子22とが、支持基板2
の略同一平面上に配置されている(請求項29)。
【0137】また図8〜図10の実施の各形態は、上記
光出力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレ
イ配列して一体化した光出力素子アレイであり(請求項
30)、レンズ素子のアレイが共通の透明板1Aに形成
され、VCSEL21のアレイ、各VCSELに対応す
る各受光素子22が、共通の支持基板2に支持されてい
る(請求項31)。
光出力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレ
イ配列して一体化した光出力素子アレイであり(請求項
30)、レンズ素子のアレイが共通の透明板1Aに形成
され、VCSEL21のアレイ、各VCSELに対応す
る各受光素子22が、共通の支持基板2に支持されてい
る(請求項31)。
【0138】図8〜図10の実施の形態において示した
レンズ素子のアレイにおける単一のレンズ素子は、VC
SELを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であ
って、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、
VCSELから放射される発散性のレーザ光束のうち、
光軸光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射さ
れ、入射側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が形成さ
れたもの(請求項32)である。
レンズ素子のアレイにおける単一のレンズ素子は、VC
SELを用いる光出力素子に用いられるレンズ素子であ
って、透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、
VCSELから放射される発散性のレーザ光束のうち、
光軸光線を含む必要な光束部分を主レンズ部に入射さ
れ、入射側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が形成さ
れたもの(請求項32)である。
【0139】図8の実施の形態に示すレンズ素子では、
集光手段を兼ねた反射手段122A1は「凹曲面とこの
凹曲面に形成された反射膜とにより構成」され(請求項
33)、図9および図10の形態に示すレンズ素子で
は、集光手段を兼ねた反射手段が、集光機能を持つ反射
型グレーティング124A、125Aとして形成されて
いる(請求項34)。
集光手段を兼ねた反射手段122A1は「凹曲面とこの
凹曲面に形成された反射膜とにより構成」され(請求項
33)、図9および図10の形態に示すレンズ素子で
は、集光手段を兼ねた反射手段が、集光機能を持つ反射
型グレーティング124A、125Aとして形成されて
いる(請求項34)。
【0140】図8〜図9の実施の形態に示すレンズ素子
では、主レンズ部112のレンズ面が入射側の面に形成
され、図10の実施の形態に示すレンズ素子では、主レ
ンズ部110のレンズ面は射出側に形成されている(請
求項35)。
では、主レンズ部112のレンズ面が入射側の面に形成
され、図10の実施の形態に示すレンズ素子では、主レ
ンズ部110のレンズ面は射出側に形成されている(請
求項35)。
【0141】図8、図9の実施の形態に示すレンズ素子
では、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段が一体
に形成され(請求項36)、これらn個の反射手段は、
主レンズ部の光軸を対称軸として回転対称に配置されて
いる(請求項37)。
では、集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段が一体
に形成され(請求項36)、これらn個の反射手段は、
主レンズ部の光軸を対称軸として回転対称に配置されて
いる(請求項37)。
【0142】また、図8〜図10の実施の形態における
レンズ素子は、共通の透明板1Aにアレイ配列して形成
されている(請求項38)。
レンズ素子は、共通の透明板1Aにアレイ配列して形成
されている(請求項38)。
【0143】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な光出力素子および光出力素子アレイ、新規なレ
ンズ素子およびレンズ素子アレイを実現できる。この発
明のレンズ素子・レンズ素子アレイでは、VCSELか
ら放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LX
を含む必要な光束部分LPが主レンズ部に入射されるの
で、これを用いて光エネルギの利用効率の高い光出力素
子・光出力素子アレイを実現できる。
ば新規な光出力素子および光出力素子アレイ、新規なレ
ンズ素子およびレンズ素子アレイを実現できる。この発
明のレンズ素子・レンズ素子アレイでは、VCSELか
ら放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光線LX
を含む必要な光束部分LPが主レンズ部に入射されるの
で、これを用いて光エネルギの利用効率の高い光出力素
子・光出力素子アレイを実現できる。
【0144】この発明の光出力素子・光出力素子アレイ
では、上記光束部分LPの外側にある周辺レーザ光束L
Sにより確実・有効に「VCSELから放射されるレー
ザ光束の光強度」検出できる。特に、受光素子を複数個
用いることにより、モニタ光LMの強度を十分に確保で
きる。
では、上記光束部分LPの外側にある周辺レーザ光束L
Sにより確実・有効に「VCSELから放射されるレー
ザ光束の光強度」検出できる。特に、受光素子を複数個
用いることにより、モニタ光LMの強度を十分に確保で
きる。
【0145】また、図1、図4、図6の実施の形態の光
出力素子アレイでは、レンズ素子における反射手段が、
光束部分LPの外側にある周辺レーザ光束の略全部を、
入射側へ反射するので、アレイ化された光出力素子相互
の光学的なクロストークが生じ難い。
出力素子アレイでは、レンズ素子における反射手段が、
光束部分LPの外側にある周辺レーザ光束の略全部を、
入射側へ反射するので、アレイ化された光出力素子相互
の光学的なクロストークが生じ難い。
【0146】VCSELでは放射されるレーザ光束中で
「光強度の分布が変動する」場合があるが、このような
場合も、図1、図4、図6や、図10の実施の形態のよ
うに「レンズ素子における反射手段が、光束部分LPの
外側にある周辺レーザ光束の略全部を入射側へ反射す
る」ようにしたり、複数の受光素子を用いたりすること
で、上記光強度の分布の変動の影響を有効に軽減させ
て、良好な光強度検出を実現することができる。
「光強度の分布が変動する」場合があるが、このような
場合も、図1、図4、図6や、図10の実施の形態のよ
うに「レンズ素子における反射手段が、光束部分LPの
外側にある周辺レーザ光束の略全部を入射側へ反射す
る」ようにしたり、複数の受光素子を用いたりすること
で、上記光強度の分布の変動の影響を有効に軽減させ
て、良好な光強度検出を実現することができる。
【0147】また、図8〜図10の実施の形態のよう
に、集光手段を兼ねた反射手段をレンズ素子の入射側に
配すると、VCSELと受光素子とを、図1〜図7の実
施の形態におけるよりも、基板上で近接させることがで
き、射出面側の反射手段を省略できるので、光出力素子
や光出力素子アレイのパッケージをより小型化できる。
に、集光手段を兼ねた反射手段をレンズ素子の入射側に
配すると、VCSELと受光素子とを、図1〜図7の実
施の形態におけるよりも、基板上で近接させることがで
き、射出面側の反射手段を省略できるので、光出力素子
や光出力素子アレイのパッケージをより小型化できる。
【図1】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の形態を説明するための図である。
の形態を説明するための図である。
【図2】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の別形態を説明するための図である。
の別形態を説明するための図である。
【図3】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図4】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図5】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図6】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図7】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図8】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図9】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実施
の他の形態を説明するための図である。
の他の形態を説明するための図である。
【図10】光出力素子アレイにおける、光出力素子の実
施の他の形態を説明するための図である。
施の他の形態を説明するための図である。
1 レンズ素子のアレイを形成された透明板
2 アレイ化されたVCSELに共通の支持基板
3 光ファイバ
21 VCSEL
22 受光素子
110 主レンズ部
120 反射手段
130 集光手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G02B 5/18 G02B 5/18 5F089
6/42 6/42
G11B 7/125 G11B 7/125 C
7/135 7/135 A
H01L 31/12 H01L 31/12 H
Fターム(参考) 2H037 BA03 BA05 CA13
2H042 DA01 DA12 DA22 DC01 DC08
DD01 DD05 DE07
2H049 AA06 AA45 AA55 AA64 AA68
5D119 AA42 CA10 FA05 FA09 FA25
KA36
5F073 AB15 AB17 AB27 AB28 BA02
BA04 FA05 FA08 FA13 FA23
FA30
5F089 AA01 AA10 AB08 AC07 AC10
AC13 AC15 AC24 CA11 CA15
CA20 GA01 GA10
Claims (38)
- 【請求項1】単一のVCSELと、 透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VCS
ELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光
線を含む必要な光束部分を上記主レンズ部に入射される
単一のレンズ素子と、 このレンズ素子の射出側の面に一体化され、上記主レン
ズ部外に入射する周辺レーザ光束の少なくとも一部を、
上記VCSEL側に反射させる1以上の反射手段と、 上記レンズ素子と一体化され、上記反射手段により反射
されて上記レンズ素子から上記VCSEL側へ射出する
周辺レーザ光束部分を集束させる1以上の集光手段と、 この集光手段により集束する周辺レーザ光束部分をモニ
タ光として受光して電気信号に変換するモニタ用の1以
上の受光素子とを有する光出力素子。 - 【請求項2】請求項1記載の光出力素子において、 レンズ素子における主レンズ部のレンズ面が、上記レン
ズ素子の、射出側および/または入射側の面に形成され
ていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項3】請求項1または2記載の光出力素子におい
て、 集光手段が、レンズ素子における入射側の面に形成され
た正レンズ面であることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項4】請求項1または2または3記載の光出力素
子において、 反射手段が、レンズ素子の射出側の面に形成された反射
膜もしくは反射型グレーティングであることを特徴とす
る光出力素子。 - 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
光出力素子において、 反射手段が、集光手段を兼ねることを特徴とする光出力
素子。 - 【請求項6】請求項5記載の光出力素子において、 反射手段が、レンズ素子の射出側の面に形成された凸曲
面とこの凸曲面に形成された反射膜であることを特徴と
する光出力素子。 - 【請求項7】請求項5記載の光出力素子において、 反射手段が、レンズ素子の射出側の面に形成された、集
光機能を持つ反射型グレーティングであることを特徴と
する光出力素子。 - 【請求項8】請求項1〜7の任意の1に記載の光出力素
子において、 n(≧2)個の反射手段とn個の集光手段とn個の受光
素子とを有することを特徴とする光出力素子。 - 【請求項9】請求項8記載の光出力素子において、 VCSELの光軸光線が、レンズ素子の主レンズ部の光
軸と合致し、 n個の受光素子および各受光素子に対応する反射手段・
集光手段が、上記光軸を対称軸として回転対称に配置さ
れていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項10】請求項1〜9の任意の1に記載の光出力
素子において、 VCSELと各受光素子とが、支持基板の略同一平面上
に配置されていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項11】請求項9記載の光出力素子において、 VCSELと各受光素子を支持する支持基板が段差形状
を有し、VCSELが上記段差の底部に設けられ、各受
光素子が上記段差の上部に設けられ、 レンズ素子が、請求項5または6または7記載のもので
あって、反射手段を兼ねる集光手段による周辺レーザ光
束部分の集光位置が、上記レンズ素子の略入射側面位置
に設定されていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項12】請求項1〜11の任意の1に記載の光出
力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ配
列して一体化したことを特徴とする光出力素子アレイ。 - 【請求項13】請求項12記載の光出力素子アレイにお
いて、 レンズ素子のアレイが共通の透明板に形成され、 VCSELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素
子が、共通の支持基板に支持されていることを特徴とす
る光出力素子アレイ。 - 【請求項14】VCSELを用いる光出力素子に用いら
れるレンズ素子であって、 透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VCS
ELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光
線を含む必要な光束部分を上記主レンズ部に入射される
レンズ素子。 - 【請求項15】請求項14記載のレンズ素子において、 主レンズ部のレンズ面が、射出側および/または入射側
の面に形成されていることを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項16】請求項14または15記載のレンズ素子
において、 入射側の面に、集光手段が、正レンズ面として形成され
ていることを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項17】請求項14または15または16記載の
レンズ素子において、 レンズ素子の射出側の面に、反射手段が、反射膜もしく
は反射型グレーティングとして形成されていることを特
徴とするレンズ素子。 - 【請求項18】請求項14または15記載のレンズ素子
において、 射出側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が、凸曲面と
この凸曲面に形成された反射膜とにより構成されたこと
を特徴とするレンズ素子。 - 【請求項19】請求項14または15記載のレンズ素子
において、 射出側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が、集光機能
を持つ反射型グレーティングとして形成されていること
を特徴とするレンズ素子。 - 【請求項20】請求項14〜19の任意の1に記載のレ
ンズ素子において、 n(≧2)個の反射手段とn個の集光手段とを一体に形
成されたことを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項21】請求項20記載のレンズ素子において、 n個の反射手段・集光手段が、主レンズ部の光軸を対称
軸として回転対称に配置されていることを特徴とするレ
ンズ素子。 - 【請求項22】請求項14〜21の任意の1に記載のレ
ンズ素子を1単位とし、複数単位のレンズ素子を、共通
の透明板にアレイ配列して形成したことを特徴とするレ
ンズ素子アレイ。 - 【請求項23】単一のVCSELと、 透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VCS
ELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光
線を含む必要な光束部分を上記主レンズ部に入射される
単一のレンズ素子と、 このレンズ素子の入射側の面に一体化され、上記主レン
ズ部外に入射する周辺レーザ光束の少なくとも一部を上
記VCSEL側に反射させるとともに、集束させる、集
光手段を兼ねた1以上の反射手段と、 この集光手段を兼ねた反射手段により集束する周辺レー
ザ光束部分をモニタ光として受光して電気信号に変換す
るモニタ用の1以上の受光素子とを有する光出力素子。 - 【請求項24】請求項23記載の光出力素子において、 レンズ素子における主レンズ部のレンズ面が、上記レン
ズ素子の、射出側および/または入射側の面に形成され
ていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項25】請求項23または24記載の光出力素子
において、 集光手段を兼ねた反射手段が、レンズ素子の入射側の面
に形成された集光機能を持つ反射型グレーティングであ
ることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項26】請求項23または24記載の光出力素子
において、 集光手段を兼ねた反射手段が、レンズ素子の入射側の面
に形成された凹曲面とこの凹曲面に形成された反射膜で
あることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項27】請求項23〜26の任意の1に記載の光
出力素子において、 集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段とn個の受光
素子とを有することを特徴とする光出力素子。 - 【請求項28】請求項27記載の光出力素子において、 VCSELの光軸光線が、レンズ素子の主レンズ部の光
軸と合致し、 n個の受光素子および各受光素子に対応する集光手段を
兼ねた反射手段が、上記光軸を対称軸として回転対称に
配置されていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項29】請求項23〜28の任意の1に記載の光
出力素子において、 VCSELと各受光素子とが、支持基板の略同一平面上
に配置されていることを特徴とする光出力素子。 - 【請求項30】請求項23〜29の任意の1に記載の光
出力素子を1単位とし、複数単位の光出力素子をアレイ
配列して一体化したことを特徴とする光出力素子アレ
イ。 - 【請求項31】請求項30記載の光出力素子アレイにお
いて、 レンズ素子のアレイが共通の透明板に形成され、 VCSELのアレイ、各VCSELに対応する各受光素
子が、共通の支持基板に支持されていることを特徴とす
る光出力素子アレイ。 - 【請求項32】VCSELを用いる光出力素子に用いら
れるレンズ素子であって、 透明な板状で、正のパワーの主レンズ部を持ち、VCS
ELから放射される発散性のレーザ光束のうち、光軸光
線を含む必要な光束部分を上記主レンズ部に入射され、 入射側の面に、集光手段を兼ねた反射手段が形成された
ことを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項33】請求項32記載のレンズ素子において、 集光手段を兼ねた反射手段が、凹曲面とこの凹曲面に形
成された反射膜とにより構成されたことを特徴とするレ
ンズ素子。 - 【請求項34】請求項32記載のレンズ素子において、 集光手段を兼ねた反射手段が、集光機能を持つ反射型グ
レーティングとして形成されていることを特徴とするレ
ンズ素子。 - 【請求項35】請求項33または34記載のレンズ素子
において、 主レンズ部のレンズ面が、射出側および/または入射側
の面に形成されていることを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項36】請求項33または34または35記載の
レンズ素子において、 集光手段を兼ねたn(≧2)個の反射手段を一体に形成
されたことを特徴とするレンズ素子。 - 【請求項37】請求項36記載のレンズ素子において、 集光手段を兼ねたn個の反射手段が、主レンズ部の光軸
を対称軸として回転対称に配置されていることを特徴と
するレンズ素子。 - 【請求項38】請求項33〜37の任意の1に記載のレ
ンズ素子を1単位とし、複数単位のレンズ素子を、共通
の透明板にアレイ配列して形成したことを特徴とするレ
ンズ素子アレイ。
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