JP2002280655A - 光出力装置および光出力装置用レンズ素子 - Google Patents

光出力装置および光出力装置用レンズ素子

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JP2002280655A
JP2002280655A JP2001032385A JP2001032385A JP2002280655A JP 2002280655 A JP2002280655 A JP 2002280655A JP 2001032385 A JP2001032385 A JP 2001032385A JP 2001032385 A JP2001032385 A JP 2001032385A JP 2002280655 A JP2002280655 A JP 2002280655A
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JP
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lens
light
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lens element
vcsel
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Application number
JP2001032385A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Nasukawa
利通 名須川
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Ricoh Optical Industries Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Optical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】VCSELから放射されるレーザ光束の強度を
容易かつ確実に検出でき、VCSELをアレイ化した場
合にも光学的なクロストークの生じ難い、新規な光出力
装置を実現する。 【解決手段】VCSEL素子10と、正のパワーを持
ち、VCSEL素子10から放射される発散性のレーザ
光束を入射されるレンズ素子12と、このレンズ素子の
レンズ作用を受けたレーザ光束の一部をモニタ光として
受光して電気信号に変換するモニタ用の光検出手段1
4、15とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光出力装置およ
び光出力装置用レンズ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】VCSEL(vertical cav
ity surface emitting lase
r)は、放射するレーザ光束の断面形状が円形状に近
く、高い光密度を有し、単一モードで作動する特性を有
するところから、光ピックアップの如き光学装置や、光
ファイバ通信等の光源としての使用が意図されている。
【0003】VCSELにおいても、温度変動やVCS
EL自体の経時的な特性劣化による放出レーザ光束の強
度変動がある。このため、VCSELから放射されるレ
ーザ光束の強度を安定させるため、放射レーザ光束の強
度をモニタする必要がある。
【0004】通常の半導体レーザは、背面放出レーザ光
束の強度を検出するモニタ方式が可能であるが、VCS
ELはその構造上「背面放出がない」ので、このような
モニタ方式を利用できない。
【0005】そこで、VCSELでは「正面側に放射さ
れるレーザ光束の一部」を受光してモニタを行うように
している。このようなモニタ方式として特開平9−19
8707号公報、特開平10−51067号公報に記載
されたものが知られている。
【0006】これら公報に記載されたモニタ方式では、
VCSELの正面側に放射されるレーザ光束の一部をV
CSELのパッケージの射出窓で反射させ、パッケージ
内に配置した受光部で受光することにより、レーザ光束
の強度を検出している。
【0007】これらのモニタ方式では、パッケージの射
出窓による反射レーザ光束を受光部で受光するので、受
光部による検出を良好に行うには、反射光に対する受光
部の位置を精度良く設定する必要があり、受光部の設置
に高い精度が要求されるためパッケージの組立てが容易
でなく、ために歩留まりが低く、結果的にパッケージの
コストが高くなる。
【0008】また、VCSELから放射されるレーザ光
束を射出窓で反射させて受光部に導くと「VCSELか
ら受光部に至る光路長」が長くなるが、VCSELから
放射されるレーザ光束は発散性であるので、受光部に到
達する光エネルギ密度が小さくなりやすい。このような
低エネルギ密度のレーザ光束の強度を検出しようとする
と、受光部の面積を大きくするか、受光部の感度を高め
る必要がある。
【0009】受光部自体もパッケージ内に配置されるこ
とを考えると、受光部の大面積化はパッケージの大型化
を招くし、受光部の高感度化はコストの上昇を招来す
る。また、上記各公報に記載されたモニタ方式を用いる
場合、VCSELをアレイ化するとVCSEL間の光学
的なクロストークを生じやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、VCSE
Lから放射されるレーザ光束の光強度を容易かつ確実に
検出でき、VCSELをアレイ化した場合に光学的なク
ロストークの生じ難い、新規な光出力装置および光出力
装置用レンズ素子の実現を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の光出力装置
は、VCSEL素子と、レンズ素子と、光検出手段とを
有する(請求項1)。「VCSEL素子」は、VCSE
Lチップと、これを電気的に駆動する駆動手段とを有す
る。
【0012】「レンズ素子」は、正のパワーを持ち、V
CSEL素子から放射される発散性のレーザ光束を入射
される。「光検出手段」は、レンズ素子のレンズ作用を
受けたレーザ光束の一部を、モニタ光として受光して電
気信号に変換する。
【0013】この請求項1記載の光出力装置において、
レンズ素子は「入射してくるレーザ光束の殆どの部分に
対して所望のレンズ作用を持つ部分と、入射してくるレ
ーザ光束の一部をモニタ用の光検出手段の受光部に向け
て、モニタ光として集光するモニタ用レンズ部分と」を
一体に有することができる(請求項2)。
【0014】この請求項2記載の光出力装置における
「レンズ素子の所望のレンズ作用」はコリメート作用で
あることもできるし(請求項3)、集光作用であること
もできる(請求項4)。
【0015】請求項1〜4の任意の1に記載の光出力装
置における光検出手段は「レンズ面を形成されたレンズ
素子基板の、入射側と反対側の基板面」に形成すること
ができ(請求項5)、この場合、光検出手段を「導波路
と光電変換部とを有する」ように構成し、モニタ光が導
波路に入射して導波路により光電変換部へ導波されるよ
うにすることができる(請求項6)。
【0016】上記請求項1〜6の任意の1に記載の光出
力装置は「複数のVCSEL発光部をアレイ配列」して
なるVCSEL素子を用い、「個々のVCSEL発光部
に1:1に対応してレンズをアレイ配列したレンズアレ
イ」をレンズ素子として用いることができる(請求項
7)。即ち、VCSEL素子は、複数のVCSEL発光
部を持つこともできる。この場合の複数のVCSEL発
光部は互いに個別的でもよいし、互いにモノリシックに
一体化されていてもよい。勿論、単一のVCSEL発光
部と駆動手段とで「VCSEL素子」を構成することが
できることは言うまでも無い。
【0017】この発明の「光出力装置用レンズ素子」は
上記請求項2記載の光出力装置に用いられるレンズ素子
であり、「入射してくるレーザ光束の殆どの部分に対し
て所望のレンズ作用を持つ部分と、入射してくるレーザ
光束の一部をモニタ用の光検出手段の受光部に向けて集
光するモニタ用レンズ部分とを一体に有する」ことを特
徴とする(請求項8)。
【0018】請求項8記載の光出力装置用レンズ素子に
おける「所望のレンズ作用」は、コリメート作用でも良
いし(請求項9)、集光作用でも良い(請求項10)。
所望のレンズ作用としては他に、VCSEL発光部から
放射される発散性のレーザ光束の発散性を弱め、適当な
発散性をもった光束に変換するような作用でもよい。
【0019】上記請求項8〜10の任意の1に記載の光
出力装置用レンズ素子において、レンズ面を形成された
レンズ素子基板の、入射側と反対側の基板面に光検出手
段を一体に形成することができ(請求項11)、この場
合、レンズ素子基板に一体化された光検出手段が導波路
と光電変換部とを有するようにし、モニタ用レンズ部分
によりモニタ光を導波路に入射させ、導波路により光電
変換部へ導波するように構成することができる(請求項
12)。
【0020】請求項8〜12の任意の1に記載の光出力
装置用レンズ素子は、レンズアレイとして構成すること
ができる(請求項13)。
【0021】請求項14記載の光出力装置も、請求項1
記載の光出力装置と同様、VCSEL素子と、レンズ素
子と、光検出手段とを有する。VCSEL素子は請求項
1記載のものと同様のものである。
【0022】「レンズ素子」は、正のパワーのレンズ面
を持ち、VCSEL素子から放射される発散性のレーザ
光束を入射され、上記レンズ面のレンズ作用を受けた全
レーザ光束を入射されるハーフミラー面を有する。
【0023】「光検出手段」は、レンズ素子において、
ハーフミラー面により反射されたレーザ光束をモニタ光
として受光して電気信号に変換する。
【0024】この請求項14記載の光出力装置におい
て、レンズ素子のレンズ作用は「コリメート作用もしく
は集光作用」であることができる(請求項15)。ま
た、請求項14または15記載の光出力装置において、
レンズ素子のハーフミラー面は「マイクロハーフミラー
面アレイ」として形成することができる(請求項16)。
【0025】上記請求項14〜16の任意の1に記載の
光出力装置において、レンズ素子を「レンズ基板の、片
面に正のパワーをもつレンズ面、他方の面にハーフミラ
ー面を形成されたもの」とすることができ(請求項1
7)、あるいは「片面に正のパワーを持つレンズ面、他
方の面にハーフミラー面が形成された第1のレンズ基板
の、ハーフミラー面側に、第2の基板を接着したもの」
とすることができる(請求項18)。
【0026】この請求項18記載の光出力装置において
「第2の基板の、接着側の面と逆の面の、第1のレンズ
基板のレンズ面に対応する位置に、第2のレンズ面を形
成する」ことができる(請求項19)。第2のレンズ面
は正のパワーを有することもできるし、負のパワーを持
つようにしてもよく、互いに直行する方向でパワーの異
なるアナモルフィックなレンズ面としてもよい。第2の
基板は、第2のレンズ面を持たない単なる平行平面基板
であってもよい。
【0027】第2のレンズ面をアナモルフィックなレン
ズ面とする場合、第1のレンズ基板に形成される(第1
の)レンズ面もアナモルフィックなレンズ面とし、第1
のレンズ面と第2のレンズ面とで「所望のレンズ作用
(例えば、コリメート作用や集光作用)」を実現するよう
にしてもよい。
【0028】請求項14〜19の任意の1に記載の光出
力装置は、VCSEL素子として複数のVCSEL発光
部をアレイ配列したものを用い、レンズ素子として、個
々のVCSEL発光部に1:1に対応してレンズをアレ
イ配列したレンズアレイを用いることができる(請求項
20)。
【0029】上記請求項14〜20の任意の1に記載の
光出力装置において「レンズ素子におけるハーフミラー
面の反射率」は3%〜15%の範囲、より好適には5%
〜10%の範囲が良い(請求項21)。
【0030】請求項22記載の光出力装置用レンズ素子
は、前記請求項14記載の光出力装置に用いられるもの
であって「正のパワーのレンズ面を持ち、VCSEL素
子から放射される発散性のレーザ光束を入射され、上記
レンズ面のレンズ作用を受けた全レーザ光束を入射され
るハーフミラー面を有する」ことを特徴とする。
【0031】この請求項22記載の光出力装置用レンズ
素子のハーフミラー面は「マイクロハーフミラー面アレ
イ」として形成することができる(請求項23)。光出
力装置用レンズ素子のレンズ作用は「コリメート作用も
しくは集光作用」であることができる(請求項24)。
光出力装置用レンズ素子のレンズ作用としては他に、V
CSEL発光部から放射される発散性のレーザ光束の発
散性を弱め、適当な発散性をもった光束に変換するよう
な作用でもよい。
【0032】請求項22〜24の任意の1に記載の光出
力装置用レンズ素子は「レンズ素子基板の片面に正のパ
ワーをもつレンズ面を形成し、他方の面にハーフミラー
面を形成したもの」とすることも(請求項25)、「片面
に正のパワーを持つレンズ面、他方の面にハーフミラー
面を形成された第1のレンズ基板の、ハーフミラー面側
に、第2の基板を接着したもの」とすることもできる
(請求項26)。
【0033】この請求項26記載の光出力装置用レンズ
素子においては「第2の基板の、接着側の面と逆の面
の、第1のレンズ基板のレンズ面に対応する位置に、第
2のレンズ面を形成」することができる(請求項2
7)。
【0034】第2のレンズ面は正のパワーを有すること
もできるし、負のパワーを持つようにしてもよく、互い
に直行する方向でパワーの異なるアナモルフィックなレ
ンズ面としてもよい。第2のレンズ面をアナモルフィッ
クなレンズ面とする場合、第1のレンズ基板に形成され
る(第1の)レンズ面もアナモルフィックなレンズ面と
し、第1のレンズ面と第2のレンズ面とで「所望のレン
ズ作用(例えば、コリメート作用や集光作用)」を実現す
るようにしてもよい。
【0035】上記請求項22〜27の任意の1に記載光
出力装置用レンズ素子は「レンズアレイとして構成」す
ることができ(請求項28)、また、ハーフミラーの反
射率は3%〜15%、より好ましくは5%〜10%の範
囲のものとするのが良い(請求項29)。
【0036】
【発明の実施の形態】図1において、符号10はVCS
EL(チップ)、符号12はレンズアレイ、符号14は
モニタ用光検出器、符号15は電気回路、符号10Aは
半導体基板、符号20は光ファイバを示している。
【0037】この実施の形態は「1個のVCSELと1
個のレンズと1本の光ファイバを1組」とし、各1組に
おいて、VCSELから放射される発散性のレーザ光束
をレンズにより集光性のレーザ光束に変換して、光ファ
イバの入射端面に集光させて入射させる場合である。
【0038】「VCSELとレンズと光ファイバとの
組」は、図面に直交する方向へアレイ状に配列され、図
1はアレイ状配列における任意の1組を示している。V
CSEL10は、半導体基板10A上に複数チップが、
所定の位置関係(説明中の例では等間隔)で1列に配列
形成され、これらを電気的に駆動する駆動手段(すでに
良く知られているので図示を省略する)と共に「VCS
EL素子」を構成している。
【0039】レンズアレイ12は「レンズ素子」を構成
する。レンズアレイ12は、図1の矢印Aの側から見る
と、図2に示すように、同一形状のレンズ121,12
2,123,...が等間隔で直線的に配列された構成
となっている。
【0040】個々のレンズ121,122,12
3,..は、共通の透明基板の片面に「屈折面」として
形成されたマイクロレンズである。これらレンズは同一
形状であるので、レンズ121を例にとって説明する
と、図2に示されたように、レンズ121は、2つのレ
ンズ部分12A、12Bとにより構成されている。これ
らレンズ部分12A、12Bは「互いに異なるレンズ作
用」を有する。
【0041】このレンズ作用を、図1を参照して説明す
ると、レンズ部分12Aは「入射してくるレーザ光束の
殆どの部分」に対して正のパワーのレンズ作用を持ち、
このレンズ作用は、VCSEL10から入射してくる発
散性のレーザ光束を「集束性のレーザ光束」に変換する
作用である。
【0042】レンズ部分12Bは、入射してくるレーザ
光束の一部を、モニタ用の光検出手段の受光部であるモ
ニタ用光検出器14に向けて、モニタ光として集光する
機能を「レンズ作用」として有する。
【0043】図1の実施の形態において、モニタ用光検
出器14は薄膜光センサで、照射光に応じた光電流を発
生する。電気回路15は薄膜回路で、モニタ用光検出器
14を動作させ、モニタ用光検出器14が受光するレー
ザ光束部分の光強度を電気信号に変換する。
【0044】モニタ用光検出器14と電気回路15と
は、レンズ121等が形成されている透明基板の、レン
ズ形成面と逆の側の面に薄膜として形成されている。こ
のようなモニタ用光検出器14と電気回路15の組が、
個々のレンズに対応してアレイ状に配列形成されてい
る。
【0045】VCSEL素子における個々のVCSEL
10を発光させると、放射される発散性のレーザ光束
は、レンズアレイ12においてVCSELに対応したレ
ンズに入射し、レンズ部分12Aに入射したレーザ光束
部分(VCSEL10から放射される大部分のレーザ光
束)は、レンズ部分12Aの正のパワーにより集束レー
ザ光束に変換され、対応する光ファイバ20の入射端面
に集光して入射する。
【0046】レンズ部分12Bに入射したレーザ光束
は、レンズ部分12Bの正のパワーにより集束レーザ光
束とされ、モニタ用光検出器14に入射する。モニタ用
光検出器14の受光光量は電気回路15により電気信号
化される。従って、この電気信号を、図示されない制御
回路により、一定に保つようにVCSEL10の駆動電
流を制御すれば、VCSEL10の出力を安定させるこ
とができる。
【0047】図3に実施の別の形態を示す。繁雑を避け
るため、混同の虞がないと思われるものについては図1
におけると同一の符号を付した。即ち、図1におけると
同一の符号の部分は図1におけると同様のものである。
【0048】この実施の形態は「1個のVCSELと1
個のレンズを1組」とし、各1組において、VCSEL
から放射される発散性のレーザ光束をレンズにより平行
レーザ光束とする場合である。
【0049】「VCSELとレンズとの組」は、図面に
直交する方向へアレイ状に配列され、図1はアレイ状配
列における任意の1組を示している。即ち、VCSEL
10は、図1の実施の形態と同様、半導体基板10A上
に複数チップが所定の位置関係(説明中の例では等間
隔)で1列に配列形成され、これらを電気的に駆動する
駆動手段(すでに良く知られているので図示を省略す
る)と共に「VCSEL素子」を構成している。
【0050】レンズアレイ13は「レンズ素子」を構成
する。レンズアレイ13における各レンズの配列は、図
2に示した例のものと同様、同一形状の複数のレンズが
等間隔で直線的に配列された構成となっている。
【0051】この実施の形態においてもレンズアレイ1
3の個々のレンズは、共通の透明基板の片面に「屈折
面」として形成されたマイクロレンズである。レンズア
レイ13における個々のレンズは、図に示すようにレン
ズ部分13Aとレンズ部分13Bとを有する。
【0052】レンズ部分13Aは「入射してくるレーザ
光束の殆どの部分」に対して正のパワーのレンズ作用を
持ち、このレンズ作用は、VCSEL10から入射して
くる発散性のレーザ光束を「(実質的な)平行レーザ光
束」に変換する作用である。
【0053】レンズ部分13Bは、入射してくるレーザ
光束の一部を、モニタ用の光検出手段の受光部であるモ
ニタ用光検出器14に向けて、モニタ光として集光する
機能をレンズ作用として有する。
【0054】図1の実施の形態と同様、モニタ用光検出
器14は薄膜光センサで、照射光に応じた光電流を発生
し、電気回路15は薄膜回路で、モニタ用光検出器14
を動作させ、モニタ用光検出器14が受光するレーザ光
束部分の光強度を電気信号に変換する。モニタ用光検出
器14と電気回路15とは、レンズが形成されている透
明基板の、レンズ形成面と逆の側の面に薄膜として形成
されている。
【0055】モニタ用光検出器14と電気回路15の組
は、個々のレンズに対応してアレイ状に配列形成されて
いる。
【0056】VCSEL素子における個々のVCSEL
10を発光させると、放射される発散性のレーザ光束
は、レンズアレイ13においてVCSELに対応したレ
ンズに入射し、レンズ部分13Aに入射したレーザ光束
部分(VCSEL10から放射される大部分のレーザ光
束)は、レンズ部分13Aの正のパワーにより平行レー
ザ光束に変換される。
【0057】レンズ部分13Bに入射したレーザ光束
は、レンズ部分13Bの正のパワーにより集束レーザ光
束とされ、モニタ用光検出器14に入射する。モニタ用
光検出器14の受光光量は電気回路15により電気信号
化される。従って、この電気信号を図示されない制御回
路により一定に保つようにVCSEL10の駆動電流を
制御すれば、VCSEL10の出力を安定させることが
できる。
【0058】図4に実施の他の形態を示す。図4におい
ても、混同の虞がないと思われるものについては、図1
におけると同一の符号を付した。
【0059】図4の実施の形態は、図1の形態と同様
「1個のVCSELと1個のレンズと1本の光ファイバ
を1組」とし、各1組において、VCSELから放射さ
れる発散性のレーザ光束をレンズにより集光性のレーザ
光束に変換して、光ファイバの入射端面に集光させて入
射させる場合である。
【0060】「VCSELとレンズと光ファイバとの
組」は図面に直交する方向へアレイ状に配列され、図4
はアレイ状配列における任意の1組を示している。図1
の実施の形態と全く同様に、VCSEL10は、半導体
基板10A上に複数チップが、所定の位置関係で1列に
配列形成され、これらを電気的に駆動する(図示されな
い)駆動手段と共に「VCSEL素子」を構成してい
る。
【0061】「レンズ素子」を構成するレンズアレイ1
2は、図1の実施の形態におけると同じものであり、個
々のレンズの構成および配列は図2に示す如くである。
【0062】図4に示すレンズ部分12A、12Bは
「互いに異なるレンズ作用」を有するが、これらレンズ
部分のレンズ作用は、図1の実施の形態におけると全く
同様であり、レンズ部分12Aは「入射してくるレーザ
光束の殆どの部分」に対して正のパワーのレンズ作用を
持ち、VCSEL10から入射してくる発散性のレーザ
光束を「集束性のレーザ光束」に変換し、レンズ部分1
2Bは「入射してくるレーザ光束の一部」を、モニタ用
の光検出手段の受光部に向けて、モニタ光として集光さ
せる。
【0063】モニタ用の光検出手段(の1単位)は、図
4の実施の形態においては、導波路16とモニタ用光検
出器17と、図示されない電気回路とで構成されてい
る。
【0064】そして、薄膜層として形成された導波路1
6の一端部が「受光部」として、レンズ部分12Bに対
応する位置に配置されている。このため、VCSEL1
0から放射され、レンズ部分13Bに入射したレーザ光
束は、上記受光部に入射し、導波路16によりモニタ用
光検出器17に導波される。モニタ用光検出器17は図
示されない電気回路により駆動され、電気回路はモニタ
用光検出器の受光光量を電気信号に変換する。
【0065】この実施の形態においては、導波路16と
モニタ用光検出器17と図示されない電気回路が1組と
なって、レンズが形成されている透明基板の、レンズ形
成面と逆の側の面に、個々のレンズに対応してアレイ状
に配列形成されている。
【0066】VCSEL素子における個々のVCSEL
10を発光させると、放射される発散性のレーザ光束は
レンズアレイ12において「VCSELに対応したレン
ズ」に入射し、レンズ部分12Aに入射したレーザ光束
部分は、レンズ部分12Aの正のパワーにより集束レー
ザ光束に変換され、対応する光ファイバ20の入射端面
に集光して入射する。
【0067】レンズ部分12Bに入射したレーザ光束
は、レンズ部分12Bの正のパワーにより集束レーザ光
束とされ、導波路16の受光部に入射し、導波路16に
より導波されてモニタ用光検出器17に入射して電気信
号化される。従って、この電気信号を図示されない制御
回路により一定に保つようにVCSEL10の駆動電流
を制御すれば、VCSEL10の出力を安定させること
ができる。
【0068】図5は、図1の実施の形態の変形例であ
る。即ち、図1の実施の形態においては、「VCSEL
とレンズと光ファイバとからなる組」を複数組、直線的
に配列してアレイ化したが、図5の実施の形態では、上
記組を2次元的な配列にした場合である。
【0069】即ち、基板10A’には、VCSEL(チ
ップ)10が図面に直交する方向へ等間隔で配列され、
VCSEL(チップ)11が図面に直交する方向へ等間
隔で配列されている。これらVCSEL10,11の配
列は、千鳥状である。図5において、VCSEL10か
らのレーザ光束は光ファイバ20に結合され、VCSE
L11からのレーザ光束は光ファイバ20’に結合され
る。また、VCSEL10からのレーザ光束のモニタ光
はモニタ用光検出器14(各VCSEL10に対応す
る)に集光され、VCSEL11からのレーザ光束のモ
ニタ光はモニタ用光検出器14’(各VCSEL11に
対応する)に集光される。
【0070】図6は、レンズ素子12’が有するレンズ
の配列状態(VCSELの配列形態に応じて千鳥状であ
る)を示している。レンズ121A,122A,123
A,..はVCSEL10の配列に対応し、レンズ12
1B,122B,..はVCSEL11の配列に対応し
ている。符号151A,152A,153A,..15
1B,152B,..は光検出手段の各電気回路(図5
の符号15,15’に対応する部分)を示している。レ
ンズ121A,122A,123A,..121B,1
22B,..は同一形状である。
【0071】即ち、VCSEL素子におけるチップとレ
ンズ素子におけるレンズの配列形態は1次元的でもよい
し2次元的でも良い。図5、図6に示した実施の形態で
説明したような2次元的な配列は、図3や図4の実施の
形態の場合にも適用可能であることは言うまでも無い。
【0072】図1、図3、図4、図5の実施の各形態で
は、VCSEL素子、レンズ素子はアレイ構造となって
いる。しかし、各VCSELからのレーザ光束は対応す
るレンズのレンズ作用を受けて「対応する光検出手段」
に受光されるので、各光検出手段は隣接するVCSEL
からのレーザ光を実質的に受光することが無く、従っ
て、VCSEL間の光学的なクロストークを有効に防止
できる。
【0073】上に説明した実施の各形態の光出力装置
は、VCSEL素子と、正のパワーを持ち、VCSEL
素子から放射される発散性のレーザ光束を入射されるレ
ンズ素子12、13と、このレンズ素子のレンズ作用を
受けたレーザ光束の一部をモニタ光として受光して電気
信号に変換するモニタ用の光検出手段14,15(1
4’,15’,16,17)とを有する(請求項1)。
【0074】そして、レンズ素子12、13、12’
は、入射してくるレーザ光束の殆どの部分に対して所望
のレンズ作用を持つ部分12A(13A)と、入射して
くるレーザ光束の一部をモニタ用の光検出手段の受光部
14、14’、16に向けて、モニタ光として集光する
モニタ用レンズ部分12B(13B)とを一体に有する
(請求項2)。
【0075】図3の実施の形態においては、レンズ素子
のレンズ部分13Aのレンズ作用がコリメート作用であ
り(請求項3)、図1、図4、図5の実施の形態におい
ては、レンズ素子のレンズ部分12Aのレンズ作用が集
光作用である(請求項4)。
【0076】また、図1、図2、図3、図5の実施の形
態とも、レンズ面12A(13A)、12B(13B)
を形成されたレンズ素子12(12’)の基板の、入射
側と反対側の基板面に光検出手段14,15(14’,
15’,16,17)が形成されている(請求項5)。
【0077】図4の実施の形態においては、光検出手段
が導波路16と光電変換部17とを有し、モニタ光は導
波路16に入射し、導波路16により光電変換部17へ
導波される(請求項6)。
【0078】また図1、図3、図4、図5の実施の形態
は何れも、VCSEL素子が、複数のVCSEL発光部
をアレイ配列してなり、レンズ素子が、個々のVCSE
L発光部に1:1に対応してレンズをアレイ配列したレ
ンズアレイ12、(12’,13)である(請求項
7)。
【0079】図1、図3、図4、図5の実施の形態にお
いて、レンズアレイ12(12’,13)は、入射して
くるレーザ光束の殆どの部分に対して所望のレンズ作用
を持つ部分12A(13A)と、入射してくるレーザ光
束の一部をモニタ用の光検出手段の受光部に向けて集光
するモニタ用レンズ部分12B(13B)とを一体に有
する光出力装置用レンズ素子(請求項8)であり、図3
の実施の形態のレンズアレイ13は、上記所望のレンズ
作用がコリメート作用である光出力装置用レンズ素子
(請求項9)であり、図1、図4、図5の実施の形態に
おけるレンズアレイ12(12’)は、上記所望のレン
ズ作用が集光作用である光出力装置用レンズ素子(請求
項10)である。
【0080】また、図1、図3、図4、図5の実施の形
態において、レンズ面を形成されたレンズ素子基板1
2、12’、13と、その入射側と反対側の基板面に、
基板と一体に形成された光検出手段14(14’)、1
5(15’)、16,17とは、請求項11記載の光出
力装置用レンズ素子を構成し、図4の実施の形態におけ
るレンズ素子基板12と、これに一体化して形成され、
導波路16と光電変換部17とを有する光検出手段と
は、請求項12記載の光出力装置用レンズ素子を構成す
る。
【0081】上に説明した実施の各形態における光出力
装置用レンズ素子は、レンズアレイとして構成されてい
る(請求項13)。上には、VCSEL素子とレンズ素
子を「アレイ化」した例に即して実施の各形態を説明し
たが、上記実施の各形態における、VCSEL素子にお
けるVCSELとレンズ素子におけるレンズ、光検出手
段をそれぞれ単一とし、これら単一のVCSELを持つ
素子と、単一のレンズを持つレンズ素子と、単一の光検
出手段とを組合せて「光出力装置」を構成できることは
言うまでも無い。
【0082】なお、上述した図1、図3、図4、図5の
実施の各形態において、基板10A(10A’)とレン
ズアレイ12(12’)、基板10Aとレンズアレイ1
3とを適宜の手段により一体化し、光出力装置を「パッ
ケージ」として構成できることは言うまでも無い。この
場合、光出力装置用レンズ素子はパッケージの射出用窓
となる。
【0083】図7に実施の他の形態を示す。図7におい
ても、混同の虞がないと思われるものについては、図1
におけると同一の符号を付した。
【0084】図7の実施の形態は、図1の形態と同様
「1個のVCSELと1個のレンズと1本の光ファイバ
を1組」とし、各1組において、VCSELから放射さ
れる発散性のレーザ光束をレンズにより集光性のレーザ
光束に変換して、光ファイバの入射端面に集光させて入
射させる場合である。
【0085】「VCSELとレンズと光ファイバとの
組」は図面に直交する方向へ1列にアレイ状に配列さ
れ、図7は「アレイ状配列における任意の1組」を示し
ている。図1の実施の形態と全く同様に、VCSEL
(チップ)10は、半導体基板10A上に複数チップが、
所定の位置関係で1列に配列形成され、これらを電気的
に駆動する(図示されない)駆動手段と共に「VCSE
L素子」を構成している。
【0086】「レンズ素子」を構成するレンズアレイ1
20は、(個々のレンズとして)正のパワーのレンズ面
120A(マイクロレンズ面である)を持ち、VCSE
L10から放射される発散性のレーザ光束を入射され、
レンズ面120Aのレンズ作用を受けた全レーザ光束を
入射されるハーフミラー面120Bを有する。
【0087】正のパワーのレンズ面120Aとして形成
された個々のレンズの「配列」は図2の場合と同様であ
る。図7に示すレンズ面120Aは「入射してくるレー
ザ光束全体」に対して正のパワーのレンズ作用を持ち、
VCSEL10から入射してくる発散性のレーザ光束を
「集束性のレーザ光束」に変換し、対応する光ファイバ
20の入射端面に集光させ入射させる。
【0088】「レンズ素子」であるレンズアレイ120
は基本的には平行平面基板であり、レンズ面120Aの
形成された面とは逆の面にハーフミラー面120Bを形
成されている。この実施の形態において、ハーフミラー
面120Bは「微小なマイクロハーフミラー面」を図の
如く「断面が鋸歯状になる」ようにアレイ配列した「マ
イクロハーフミラー面アレイ」として形成されている。
ハーフミラー面120Bの反射率は5%程度に設定され
ている。
【0089】従って、VCSEL10を発光させると、
VCSEL10から放射されて、レンズアレイ120の
レンズ面120Aに入射する発散性のレーザ光束の略9
5%が、対応する光ファイバ20に入射することにな
る。
【0090】ハーフミラー面120Bには、レンズ面1
20Aによる正のパワーのレンズ作用を受けたレーザ光
束全体が入射し、その5%程度が反射される。ハーフミ
ラー面120Bにおける個々のマイクロハーフミラー面
のミラー面は、ハーフミラー面120Bに入射するレー
ザ光束を、図示の如く左方斜め方向へ反射するように設
定されている。
【0091】ハーフミラー面120Bにより反射された
光束は、レンズアレイ120の基板内を進み、基板に形
成された反射膜120Cで反射され、モニタ光としてモ
ニタ用光検出器14に入射する。反射膜120Cとモニ
タ用光検出器14と、モニタ用光検出器14を駆動する
電気回路(図7に、図示されていないが、図1における
と同様のものである)とは「モニタ用の光検出手段」を
構成する。
【0092】ハーフミラー面120Bにより反射される
モニタ光は、レンズ面120Aの正のパワーにより集束
光束化されているので、図示のように、モニタ用光検出
器14の位置を適当に選択して、モニタ光が「モニタ用
光検出器14の受光部に集光する」ようにすれば、十分
な光量のモニタ光を検出することができる。
【0093】モニタ光はモニタ用光検出器14に入射し
て電気信号化されるので、この電気信号を図示されない
制御回路により一定に保つようにVCSEL10の駆動
電流を制御すれば、VCSEL10の出力を安定させる
ことができる。
【0094】なお、ハーフミラー面120Bは個々のレ
ンズ面120Aごとに形成してもよいが、アレイ配列し
た複数のレンズ面120Aに共通して形成してもよい。
このような、レンズ面やハーフミラー面は「フォトリソ
グラフィとエッチングを組み合わせた方法」で容易に形
成できる。
【0095】図7では、実施の形態として「VCSEL
とレンズと光ファイバとの組」を、図面に直行する方向
へ1列に配列した場合を説明したが、これに限らず、上
記の「VCSEL10とレンズ120Aと光ファイバ2
0の組」を、図5、図6に即して説明した実施の形態の
ように、2次元的なアレイ配列に配列することができる
ことは言うまでもない。
【0096】また、図4の実施の形態と全く同様に、モ
ニタ光を「導波路を介し」てモニタ用光検出器に導くよ
うにすることもできる。
【0097】図8に実施の他の形態を示す。図8におい
ても、混同の虞がないと思われるものについては、図1
におけると同一の符号を付した。
【0098】図8の実施の形態は、図1の形態と同様
「1個のVCSELと1個のレンズと1本の光ファイバ
を1組」とし、各1組において、VCSELから放射さ
れる発散性のレーザ光束をレンズにより集光性のレーザ
光束に変換して、光ファイバの入射端面に集光させて入
射させる場合である。
【0099】「VCSELとレンズと光ファイバとの
組」は図面に直交する方向へアレイ状に配列され、図8
は「アレイ状配列における任意の1組」を示している。
図1の実施の形態と全く同様に、VCSEL(チップ)1
0は、半導体基板10A上に複数チップが、所定の位置
関係で1列に配列形成され、これらを電気的に駆動する
(図示されない)駆動手段と共に「VCSEL素子」を
構成している。
【0100】「レンズ素子」を構成するレンズアレイ
は、片面に正のパワーを持つレンズ面121A、他方の
面にハーフミラー面121Bを形成された第1のレンズ
基板121(基本的に平行平面基板である)のハーフミ
ラー面側に、第2の基板122を「VCSEL10から
放射されるレーザ光に対して透明」な接着剤122Bに
より接着したものである。
【0101】また、第2の基板122(基本的に平行平
面基板である)の、接着側の面と逆の面の「第1のレン
ズ基板121のレンズ面121Aに対応する位置」に、
第2のレンズ面122Aが形成されている。ハーフミラ
ー面121Bは、図7の実施の形態におけるハーフミラ
ー面120Bと同様の「マイクロハーフミラー面アレ
イ」である。
【0102】第2のレンズ面122Aは正のパワーを持
ち、レンズ面121Aとともに、VCSEL10から放
射されたレーザ光束を集光光束として、対応する光ファ
イバ20の入射端面に集光させ入射させる。レンズ面1
21Aと122Aとで構成される個々のレンズの配列
は、図2の場合と同様である。
【0103】従って、VCSEL10から放射されたレ
ーザ光束が、レンズ面121Aに入射すると、レーザ光
束はレンズ面121Aの正のパワーにより集束光束に変
換され、全光束がハーフミラー面121Bに入射する。
【0104】ハーフミラー面121Bは反射率を5%程
度に設定されており、従って、VCSEL10から放射
されて、レンズ面121Aに入射した発散性のレーザ光
束の略95%がレンズ面122Aにより更に集光され
て、対応する光ファイバ20に入射することになる。レ
ンズ面121A、122Aは伴にマイクロレンズ面であ
り、対応するレンズ面121Aと122Aとが「個々の
レンズ」を構成する。
【0105】ハーフミラー面121Bには、レンズ面1
21Aによる正のパワーのレンズ作用を受けたレーザ光
束全体が入射し、その5%程度が反射される。ハーフミ
ラー面121Bにおける個々のマイクロハーフミラー面
のミラー面は、ハーフミラー面121Bに入射するレー
ザ光束を、図示の如く左方斜め方向へ反射するように設
定されている。
【0106】ハーフミラー面121Bにより反射された
光束は、第1のレンズ基板121内を進み、レンズ基板
121に形成された反射膜121C、121Dで反射さ
れ、モニタ光としてモニタ用光検出器14に入射する。
反射膜121C、121Dとモニタ用光検出器14と、
モニタ用光検出器14を駆動する電気回路(図8に、図
示されていないが、図1におけると同様のものである)
とは「モニタ用の光検出手段」を構成する。
【0107】ハーフミラー面121Bにより反射される
モニタ光は、レンズ面121Aの正のパワーにより集束
光束化されているので、図示のように、モニタ用光検出
器14の位置を適当に選択して、モニタ光がモニタ用光
検出器の受光部に集光するようにすれば、十分な光量の
モニタ光を検出することができる。
【0108】モニタ光はモニタ用光検出器14に入射し
て電気信号化されるので、この電気信号を図示されない
制御回路により一定に保つようにVCSEL10の駆動
電流を制御すれば、VCSEL10の出力を安定させる
ことができる。
【0109】ハーフミラー面121Bは、個々のレンズ
面121A、122Aの対ごとに形成してもよいが、ア
レイ配列した複数のレンズ面121A、122Aに共通
して形成してもよい。
【0110】図8の実施の形態として「VCSEL(チ
ップ)とレンズと光ファイバとの組」を、図面に直行す
る方向へ1列に配列した場合を説明したが、勿論これに
限らず上記「VCSEL10とレンズ120Aと光ファ
イバ20の組」を、図5、図6に即して説明した実施の
形態のように、2次元的なアレイ配列に配列することが
できることは言うまでもなく、図4に示した実施の形態
と同様に、モニタ光を「導波路を介し」てモニタ用光検
出器に導くようにすることもできる。
【0111】図7には、煩雑を避けるために図示されて
いないが、図7の実施の形態の場合、ハーフミラー面1
20Bを透過するレーザ光束は、ハーフミラー面120
Bにおける反射面の傾きのために屈折し、透過方向が入
射方向に対して変化するので、VCSEL10と光ファ
イバ20の位置関係を「上記屈折による光路変化」を考
慮して定める必要がある。
【0112】これに対し、図8の実施の形態において
は、基板121、122の材質を同じにすれば、レンズ
素子を透過する際の光路方向の変化がなく、VCSEL
10と光ファイバ20の入射端面を直線上に配置させる
ことができる。このような効果は、第2の基板がレンズ
面を持たなくても奏することができるのであり、したが
って、第2の基板は単なる平行平面基板であっても良
い。
【0113】しかし、図8の実施の形態のように構成す
ると、レーザ光束を光ファイバ20の入射端面に集光さ
せるのに、正のパワーを持つ2面のレンズ面121A、
122Aを用いるので個々のレンズ面のパワーを弱める
ことができ、レンズ面の曲率を小さくすることにより、
レンズ面の作製が容易になる。
【0114】図7、図8に実施の形態を示した光出力装
置は、VCSEL素子と、正のパワーのレンズ面を持
ち、VCSEL素子から放射される発散性のレーザ光束
を入射され、レンズ面のレンズ作用を受けた全レーザ光
束を入射されるハーフミラー面を有するレンズ素子12
0(121と122)と、このレンズ素子において、ハ
ーフミラー面により反射されたレーザ光束をモニタ光と
して受光して電気信号に変換するモニタ用の光検出手段
14とを有する(請求項14)。そして、レンズ素子の
レンズ作用が「集光作用」である(請求項15)。
【0115】また、レンズ素子のハーフミラー面120
B、121Bが「マイクロハーフミラー面アレイ」とし
て形成されている(請求項16)。
【0116】図7の実施の形態では、レンズ素子120
は「レンズ基板の、片面に正のパワーをもつレンズ面1
20A、他方の面にハーフミラー面120Bを形成され
たもの(請求項17)」である。
【0117】図8の実施の形態では、レンズ素子は、片
面に正のパワーを持つレンズ面121A、他方の面にハ
ーフミラー面121Bを形成された第1のレンズ基板1
21の、ハーフミラー面側に、第2の基板122を接着
したもの(請求項18)であり、且つ、第2の基板12
2の、接着側の面と逆の面の「第1のレンズ基板のレン
ズ面121Aに対応する位置」に、第2のレンズ面12
2Aが形成されている(請求項19)。図7、図8の実
施の形態では、VCSEL素子は、複数のVCSEL発
光部をアレイ配列してなり、レンズ素子は個々のVCS
EL発光部に1:1に対応してレンズをアレイ配列した
レンズアレイである(請求項20)。また、レンズ素子
におけるハーフミラー面120B、101Bの反射率
(5%程度)が3%〜15%の範囲のものである(請求
項21)。
【0118】図7、図8の実施の形態で用いられている
「レンズ素子」は、正のパワーのレンズ面120A、1
21Aを持ち、VCSEL素子から放射される発散性の
レーザ光束を入射され、レンズ面120A、121Aの
レンズ作用を受けた全レーザ光束を入射されるハーフミ
ラー面120B、121Bを有するもの(請求項22)
であり、ハーフミラー面120B、121Bは「マイク
ロハーフミラー面アレイ」として形成され(請求項2
3)、レンズ作用が集光作用である(請求項24)。
【0119】図7の実施の形態におけるレンズ素子12
0は、レンズ素子基板の片面に正のパワーをもつレンズ
面120Aを形成し、他方の面にハーフミラー面120
Bを形成してなる。
【0120】図8の実施の形態におけるレンズ素子は、
片面に正のパワーを持つレンズ面121A、他方の面に
ハーフミラー面121Bを形成された第1のレンズ基板
121の、ハーフミラー面側に、第2の基板122を接
着したもの(請求項26)であり、且つ、第2の基板1
22の、接着側の面と逆の面の「第1のレンズ基板12
1のレンズ面121Aに対応する位置」に第2のレンズ
面122Aが形成されている(請求項27)。
【0121】そして、図7、図8の実施の形態のレンズ
素子はともに「レンズアレイ」として構成され(請求項
28)、ハーフミラーの反射率(5%程度)が、3%〜
15%の範囲のものである(請求項29)。
【0122】図7、図8の実施の形態でも、VCSEL
素子とレンズ素子を「アレイ化」した例を説明したが、
これら実施の各形態における、VCSEL素子における
VCSELとレンズ素子におけるレンズ、光検出手段を
それぞれ単一とし、これら単一のVCSELを持つ素子
と、単一のレンズを持つレンズ素子と、単一の光検出手
段とを組合せて「光出力装置」を構成できることは言う
までも無い。
【0123】図7、図8の実施の各形態においても、基
板10Aとレンズアレイ120(121と122)とを
適宜の手段により一体化し、光出力装置を「パッケー
ジ」として構成できることは言うまでも無い。この場合
も、光出力装置用レンズ素子はパッケージの射出用窓と
なる。
【0124】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
光出力装置および光出力装置用レンズ素子を実現でき
る。この発明の光出力装置・光出力装置用レンズ素子で
は、VCSEL素子から放射される発散性のレーザ光束
の大部分は、レンズにより所望の光束形態(平行レーザ
光束・集束性のレーザ光束等)に変換され、同時に、光
束の一部が光検出手段により受光される。その際、レー
ザ光束はレンズ素子による正のパワーのレンズ作用を受
けているので、従来の「反射光を検出する場合」に比し
て、検出される光のエネルギ密度を高めることができ
る。
【0125】特に、請求項2〜4の光出力装置では、モ
ニタ光は光検出手段の受光部に向けて集光されるので、
検出に供されるレーザ光の光エネルギ密度が高く、受光
部を有効に小面積化でき、感度の高い受光部を必要とし
ない。
【0126】また、請求項5記載の光出力装置では、光
検出手段が、レンズ面を形成されたレンズ素子基板の
「入射側と反対側の基板面」に形成されるので、両者の
位置関係を容易に精度良く設定でき、上記位置関係が経
時的に変化することもなく、光出力装置の製造も容易で
ある。VCSEL素子をアレイ化した場合にも光学的な
クロストークが生じ難い。
【0127】さらに、請求項14〜21記載の光出力装
置では、レンズ素子の、正のパワーを持つレンズ面によ
るレンズ作用を受けたレーザ光束の「全光束」がハーフ
ミラー面に入射するので、VCSEL発光部から放射さ
れるレーザ光束中で「光強度の分布が変動する」ような
場合にも、適正なモニタ光検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光出力装置の実施の1形態を説明するための図
である。
【図2】図1の実施の形態におけるレンズアレイ12を
説明するための図である。
【図3】光出力装置の実施の別形態を説明するための図
である。
【図4】光出力装置の実施の他の形態を説明するための
図である。
【図5】光出力装置の実施の他の形態を説明するための
図である。
【図6】図5の実施の形態におけるレンズアレイ12’
を説明するための図である。
【図7】光出力装置の実施の他の形態を説明するための
図である。
【図8】光出力装置の実施の他の形態を説明するための
図である。
【符号の説明】
10 VCSEL 12 レンズアレイ 14 モニタ用光検出器 15 電気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 5/183 H01S 5/183

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】VCSEL素子と、 正のパワーを持ち、VCSEL素子から放射される発散
    性のレーザ光束を入射されるレンズ素子と、 このレンズ素子のレンズ作用を受けたレーザ光束の一部
    をモニタ光として受光して電気信号に変換するモニタ用
    の光検出手段とを有する光出力装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光出力装置において、 レンズ素子が、入射してくるレーザ光束の殆どの部分に
    対して所望のレンズ作用を持つ部分と、上記入射してく
    るレーザ光束の一部をモニタ用の光検出手段の受光部に
    向けて、モニタ光として集光するモニタ用レンズ部分と
    を一体に有することを特徴とする光出力装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光出力装置において、 レンズ素子の所望のレンズ作用が、コリメート作用であ
    ることを特徴とする光出力装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光出力装置において、 レンズ素子の所望のレンズ作用が、集光作用であること
    を特徴とする光出力装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載の光出力装
    置において、 レンズ面を形成されたレンズ素子基板の、入射側と反対
    側の基板面に光検出手段が形成されていることを特徴と
    する光出力装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光出力装置において、 光検出手段が導波路と光電変換部とを有し、モニタ光は
    上記導波路に入射し、導波路により光電変換部へ導波さ
    れることを特徴とする光出力装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の任意の1に記載の光出力装
    置において、 VCSEL素子が、複数のVCSEL発光部をアレイ配
    列してなり、 レンズ素子が、上記個々のVCSEL発光部に1:1に
    対応してレンズをアレイ配列したレンズアレイであるこ
    とを特徴とする光出力装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の光出力装置に用いられ、 入射してくるレーザ光束の殆どの部分に対して所望のレ
    ンズ作用を持つ部分と、上記入射してくるレーザ光束の
    一部をモニタ用の光検出手段の受光部に向けて集光する
    モニタ用レンズ部分とを一体に有することを特徴とする
    光出力装置用レンズ素子。
  9. 【請求項9】請求項8記載の光出力装置用レンズ素子に
    おいて、 所望のレンズ作用が、コリメート作用であることを特徴
    とする光出力装置用レンズ素子。
  10. 【請求項10】請求項8記載の光出力装置用レンズ素子
    において、 所望のレンズ作用が、集光作用であることを特徴とする
    光出力装置用レンズ素子。
  11. 【請求項11】請求項8〜10の任意の1に記載の光出
    力装置用レンズ素子において、 レンズ面を形成されたレンズ素子基板の、入射側と反対
    側の基板面に光検出手段を一体に形成されたことを特徴
    とする光出力装置用レンズ素子。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光出力装置用レンズ素
    子において、 レンズ素子基板に一体化された光検出手段が導波路と光
    電変換部とを有し、モニタ用レンズ部分がモニタ光を上
    記導波路に入射させ、導波路により光電変換部へ導波す
    るように構成されたことを特徴とする光出力装置用レン
    ズ素子。
  13. 【請求項13】請求項8〜12の任意の1に記載の光出
    力装置用レンズ素子において、 レンズアレイとして構成されたことを特徴とする光出力
    装置用レンズ素子。
  14. 【請求項14】VCSEL素子と、 正のパワーのレンズ面を持ち、VCSEL素子から放射
    される発散性のレーザ光束を入射され、上記レンズ面の
    レンズ作用を受けた全レーザ光束を入射されるハーフミ
    ラー面を有するレンズ素子と、 このレンズ素子において、ハーフミラー面により反射さ
    れたレーザ光束をモニタ光として受光して電気信号に変
    換するモニタ用の光検出手段とを有する光出力装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の光出力装置において、 レンズ素子のレンズ作用が、コリメート作用もしくは集
    光作用であることを特徴とする光出力装置。
  16. 【請求項16】請求項14または15記載の光出力装置
    において、 レンズ素子のハーフミラー面が、マイクロハーフミラー
    面アレイとして形成されていることを特徴とする光出力
    装置。
  17. 【請求項17】請求項14〜16の任意の1に記載の光
    出力装置において、 レンズ素子が、レンズ基板の、片面に正のパワーをもつ
    レンズ面、他方の面にハーフミラー面を形成されたもの
    であることを特徴とする光出力装置。
  18. 【請求項18】請求項14〜16の任意の1に記載の光
    出力装置において、レンズ素子が、片面に正のパワーを
    持つレンズ面、他方の面にハーフミラー面を形成された
    第1のレンズ基板の、上記ハーフミラー面側に、第2の
    基板を接着したものであることを特徴とする光出力装
    置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の光出力装置において、 第2の基板の、接着側の面と逆の面の、第1のレンズ基
    板のレンズ面に対応する位置に、第2のレンズ面が形成
    されていることを特徴とする光出力装置。
  20. 【請求項20】請求項14〜19の任意の1に記載の光
    出力装置において、 VCSEL素子が、複数のVCSEL発光部をアレイ配
    列してなり、 レンズ素子が、上記個々のVCSEL発光部に1:1に
    対応してレンズをアレイ配列したレンズアレイであるこ
    とを特徴とする光出力装置。
  21. 【請求項21】請求項14〜20の任意の1に記載の光
    出力装置において、 レンズ素子におけるハーフミラー面の反射率が3%〜1
    5%の範囲のものであることを特徴とする光出力装置。
  22. 【請求項22】請求項14記載の光出力装置に用いら
    れ、 正のパワーのレンズ面を持ち、VCSEL素子から放射
    される発散性のレーザ光束を入射され、上記レンズ面の
    レンズ作用を受けた全レーザ光束を入射されるハーフミ
    ラー面を有することを特徴とする光出力装置用レンズ素
    子。
  23. 【請求項23】請求項22記載の光出力装置用レンズ素
    子において、 ハーフミラー面が、マイクロハーフミラー面アレイとし
    て形成されていることを特徴とする光出力装置用レンズ
    素子。
  24. 【請求項24】請求項22または23記載の光出力装置
    用レンズ素子において、 レンズ作用が、コリメート作用もしくは集光作用である
    ことを特徴とする光出力装置用レンズ素子。
  25. 【請求項25】請求項22〜24の任意の1に記載の光
    出力装置用レンズ素子において、 レンズ素子基板の片面に正のパワーをもつレンズ面を形
    成し、他方の面にハーフミラー面を形成してなることを
    特徴とする光出力装用レンズ素子。
  26. 【請求項26】請求項22〜24の任意の1に記載の光
    出力装置用レンズ素子において、 片面に正のパワーを持つレンズ面、他方の面にハーフミ
    ラー面が形成された第1のレンズ基板の、上記ハーフミ
    ラー面側に、第2の基板を接着したものであることを特
    徴とする光出力装用レンズ素子。
  27. 【請求項27】請求項26記載の光出力装置用レンズ素
    子において、 第2の基板の、接着側の面と逆の面の、第1のレンズ基
    板のレンズ面に対応する位置に、第2のレンズ面が形成
    されていることを特徴とする光出力装置用レンズ素子。
  28. 【請求項28】請求項22〜27の任意の1に記載の光
    出力装置用レンズ素子において、 レンズアレイとして構成されたことを特徴とする光出力
    装置用レンズ素子。
  29. 【請求項29】請求項22〜28の任意の1に記載光出
    力装置用レンズ素子において、 ハーフミラーの反射率が3%〜15%の範囲のものであ
    ることを特徴とする光出力装置。
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