JP2003057677A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置及び電子機器

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JP2003057677A
JP2003057677A JP2001243025A JP2001243025A JP2003057677A JP 2003057677 A JP2003057677 A JP 2003057677A JP 2001243025 A JP2001243025 A JP 2001243025A JP 2001243025 A JP2001243025 A JP 2001243025A JP 2003057677 A JP2003057677 A JP 2003057677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COG型ICを備えた液晶装置等の電気光学
装置において、COG型ICの入出力端子が接続される
接続用パッドと基板上に作り込まれた回路素子等から延
びる配線との電気的な接続を簡便に実現する。 【解決手段】 電気光学装置は、基板上に、画素電極と、
周辺領域にアレイ状に第1のピッチで配列されていると
共に周辺回路の一部を構成する回路群から延在する複数
の配線と、この周辺回路の他の部分を構成する外付け集
積回路が有する複数の出力端子が夫々接合されると共に
第1のピッチと異なる第2のピッチでアレイ状に配列さ
れた複数の接続用パッドとを備える。更に、接続用パッ
ド及び配線を相互に接続すると共に配線の幅よりも幅広
に形成された連結部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶装置等
の電気光学装置及びそのような電気光学装置を具備して
なる各種電子機器の技術分野に属する。
【0002】
【背景技術】薄膜トランジスタ(以下適宜、TFTと称
す)駆動型の液晶装置等の電気光学装置では、ガラス基
板、石英基板等の絶縁基板上に、高温又は低温ポリシリ
コン、アモルファスシリコン等を半導体層として用いた
薄膜トランジスタが、画素電極のスイッチング制御用に
各画素に作り込まれる。
【0003】ここで、アモルファスシリコン型のTFT
の場合には概ねトランジスタ特性や消費電力に劣る。こ
のため、周辺回路をアモルファスシリコン型のTFTで
作るのでは周辺回路として十分なトランジスタ特性や低
消費電力が得られないことが多い。よって、アモルファ
スシリコン型のTFTを画素スイッチング用のTFTと
して採用する場合には、周辺領域に外付け集積回路(以
下適宜、ICと称す)を外付けする技術が一般的であ
る。例えば、COG型ICのような面実装型の外付けI
Cが外付けされる。
【0004】他方、ポリシリコン型のTFTの場合には、
概ねトランジスタ特性や消費電力に優れる。このため、
多数の画素電極が配列された画像表示領域の周辺に位置
する周辺領域に、このようなポリシリコン型のTFTか
らなる周辺回路を作り込めば、周辺回路として十分なト
ランジスタ特性や低消費電力が得られる。しかしなが
ら、表示画像の高品位化等の一般的要請下における駆動
周波数の上昇や低消費電力化に対処可能な周辺回路を作
り込むことは容易ではない。よって、画素スイッチング
用TFTがポリシリコン型のTFTの場合にも、周辺領
域に、COG型IC等の外付けICを外付けして、この
外付けICに周辺回路の一部の機能を担わせることが行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、COG
型IC等の外付けICを周辺領域に外付けする場合、外
付けICにおける多数の入出力端子が、基板側にある複
数の接続用パッドに夫々対応付けられた形で、外付けI
Cを基板上に接合しなければならない。即ち、基板上に
おける接続用パッドの配列ピッチについては、外付けI
Cにおける入出力端子のピッチに合わせて規定せねばな
らない。このとき基板上に設けられるCOG型ICの接
続用パッドの配置には、マスク作成精度を超えたピッチ
設定が必要である。これは実装工程におけるCOG型I
Cの熱膨張、あるいは熱収縮を考慮する必要があるから
である。一方、接続用パッドに一端が接続された基板上
の配線の他端は、内蔵回路内或いは基板上に作り込まれ
た各回路素子等に接続されるので、当該配線の配列ピッ
チについては、基板上に作れ込まれた回路素子ピッチ等
に合わせて規定せねばならない。即ち、接続用パッドの
ピッチとこれに先端が接続される配線のピッチとは、本
質的に相互に異なるように規定せねばならない。
【0006】ここで、異なるピッチの多数の接続用パッ
ドと多数の配線とを接続するためには、単純には基板上
に作り込まれた回路素子等から引き出された配線の接続
用パッドに接続される付近を、中央で直線、端に近付く
程に右斜め或いは左斜めに傾斜させるなど、実際には複
雑な配線パターンを採用せざるを得ない。この場合には
ピッチ変更に伴う修正作業は煩雑になるという問題があ
る。
【0007】接続用パッドの位置に応じて配線の位置や
その他端に接続された回路素子等の位置を調節すること
も、理論上は考えられる。しかしながら、接続用パッド
のピッチに合わせることを優先して、配線のピッチ或い
はこれに接続される回路素子等のピッチを調節してしま
うと、配線や回路素子のパターンには、マスク作成上の
グリッドに載らない個所が多発することになる。この結
果、設計者の意図しないマスク作成時の丸め込みによる
位置ずれ或いは寸法ずれが大きく発生してしまい、最終
的には、配線やTFT等の回路素子の特性や内蔵回路に
おける動作特性にばらつきが生じるという実用上重大な
問題点につながる。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、COG型IC等の外部ICにおける入出力端子が接
続される接続用パッドと基板上に作り込まれた回路素子
等から延びる配線との電気的な接続を確保し、且つ容易
に修正可能で、回路素子等のバラツキをもたらさないこ
とが可能である電気光学装置及びそのような電気光学装
置を具備してなる電子機器を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気光学装置は
上記課題を解決するために、基板上に、画素電極と、該画
素電極が配置された画像表示領域の周辺に位置する周辺
領域にアレイ状に第1のピッチで配列されていると共に
周辺回路の一部を構成する回路群から延在する複数の配
線と、前記周辺回路の他の部分を構成する外付け集積回
路が有する複数の出力端子が夫々接合されると共に前記
第1のピッチと異なる第2のピッチでアレイ状に配列さ
れた複数の接続用パッドと、前記接続用パッド及び前記
配線を相互に接続すると共に前記配線の幅よりも幅広に
形成された連結部とを備える。
【0010】本発明の電気光学装置は上記課題を解決す
るために、基板上における周辺領域には、周辺回路の一
部を構成する、COG型IC等の外付け集積回路が外付
けされている。従って、画像表示領域内に作り込むアモ
ルファスシリコン、低温又は高温ポリシリコンを半導体
とするトランジスタと比べて、スイッチング特性や消費
電力特性に優れたトランジスタを含んでなる外付け集積
回路により、駆動回路等の周辺回路を部分的に構成でき
る。この際、画像表示領域には、高温又は低温ポリシリコ
ン、アモルファスシリコン等を半導体層として用いたT
FTを形成してもよいし、更にこれと同一製造プロセス
で形成したTFTを含んでなる内蔵回路を周辺領域に作
り込んでもよい。
【0011】ここで特に、基板上における周辺領域に
は、周辺回路の一部を構成する回路群から延在する複数
の配線が、アレイ状に第1のピッチで配列されている。
例えば、この第1のピッチは、画素電極に接続されたデ
ータ線を駆動する内蔵駆動回路における回路素子ピッチ
と一致する。他方、COG型IC等の外付け集積回路が
有する出力端子が夫々接合される複数の接続用パッド
は、第1のピッチと異なる第2のピッチでアレイ状に配
列されている。より具体的には、第2のピッチは、当該電
気光学装置の製造とは別に、予め製造されたCOG型I
C等の外付け集積回路の仕様と、係る外付け集積回路及
び基板間の熱膨張率の相違に応じて規定されている。そ
して、接続用パッド及び配線を相互に接続する連結部
は、配線の幅よりも幅広に形成されているので、これら
接続用パッド及び配線相互間の電気的な接続を確保し、
且つピッチ変更、熱収縮率の見直し、回路要素の構成変
更等に対して、接続用パッドや配線等の設計を容易に修
正可能となる。
【0012】更に、外付け集積回路を熱圧着等で接合し
ても、このように外付け集積回路及び基板間の熱収縮に
よるピッチの相違を幅広の連結部により吸収できるの
で、接続用パッドの第2のピッチに合わせて、これに先
端が接続された配線の第1のピッチを余り厳格に調節す
る必要性はなくなる。従って、例えば接続用パッドとの
ピッチの相違を幅広の連結部により吸収可能な範囲内と
いう条件下で、配線や回路素子等をマスク作成時に優先
的にグリッドに載せる配置を採るようにすれば、マスク
作成時の丸め込みによる配線や回路素子等の設計者の意
図しない位置や寸法におけるばらつきは無くなる。この
ため最終的には、このような基板に作り込まれたTFT
等の回路素子の特性や回路動作におけるばらつきを低減
できる。
【0013】以上の結果、本発明の電気光学装置により、
外付け集積回路を外付けしつつ、接続用パッドと配線と
の電気的な接続を確保し、且つ接続用パッドや配線等の
設計を容易に修正可能であると共に基板上に作り込まれ
た回路素子等における動作特性のばらつきを低減でき、
最終的には高品位の画像表示を実現できる。
【0014】本発明の電気光学装置の一態様では、前記
接続用パッドは、前記配線よりも幅広であり、前記接続
用パッドから前記連結部まで延びると共に前記連結部よ
り幅狭の他の配線を更に備える。
【0015】この態様によれば、配線よりも幅広な接続
用パッドから連結部に向けて幅狭の他の配線が延びてい
るが、当該連結部が配線よりも幅広である。従って、この
連結部の幅を広くすることにより、比較的簡単に接続用
パッドと配線とが相互に接続された構造を確保でき、且
つ接続用パッドや配線等の設計も容易に修正可能であ
る。
【0016】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記連結部は、前記第1のピッチで配列されている。
【0017】この態様によれば、配線の配列ピッチと同
じである第1のピッチで配列された連結部により、比較
的簡単に接続用パッドと配線とが相互に接続された構造
を確保でき、且つ接続用パッドや配線等の設計も容易に
修正可能となる。この場合特に、各配線とその先端に接
続された各連結部との相対的な位置関係は、配列方向に
沿った位置によらずに一定であるので、極めて容易に修
正可能となる。
【0018】或いは本発明の電気光学装置の他の態様で
は、前記接続用パッドは、前記連結部を兼ねる。
【0019】この態様によれば、接続用パッドは連結部
として配線よりも幅広であり、このような接続用パッド
から第2のピッチで配列された連結部が構築される。即
ち、配線は、幅広の接続用パッドに直接接続されている。
この場合、接続用パッド及び連結部間の接続関係が問題
なることは全くなくなり、接続用パッドや配線等の設計
も極めて容易に修正可能となる。
【0020】或いは本発明の電気光学装置の他の態様で
は、前記複数の接続用パッドのうち、その配列方向に奇数
番目又は偶数番目の接続用パッドは、前記連結部を兼
ね、前記複数の接続用パッドのうち前記連結部を兼ねな
い接続用パッドは、前記連結部により前記配線に接続さ
れている。
【0021】この態様によれば、配線が直接接続された
幅広の接続用パッドと、配線が連結部を介して接続され
た接続用パッドとが交互に配列される。このような構成
をとっても、比較的簡単に接続用パッドと配線とが相互
に接続された構造を確保でき、且つそれらの設計も容易
に修正可能となる。
【0022】この態様では、前記連結部を兼ねない接続
用パッドに接続された前記連結部は、前記第1のピッチ
で配列されているように構成してもよい。
【0023】このように構成すれば、第1のピッチで配
列された連結部と、第2のピッチで配列された連結部を
兼ねる接続用パッドとが交互に配置されることとなる。
そして連結部を兼ねない接続用パッドに接続された連結
部については、各配線とその先端に接続された各連結部
との相対的な位置関係は、配列方向に沿った位置によら
ずに一定であるので、配線と連結部とが相互に接続され
た構造を確保でき、且つそれらの設計も容易に修正可能
となる。
【0024】上述の連結部を兼ねる接続用パッドが交互
に並べられた態様では、前記奇数番目又は偶数番目の接
続用パッドと、前記連結部とは、千鳥足状に2列に並べ
られているように構成してもよい。
【0025】このように構成すれば、同一線上に接続用
パッドと連結部とを配列する場合と比較して、相互に重
なることはその性質上認められない接続用パッドの形成
領域及び連結部の形成領域として割り与え可能な領域が
増加するので、接続用パッドの幅及び連結部の幅を一層
広げることが可能となる。この結果、より大きな熱収縮
率(熱膨張率)に対応することや多ピン化への対応も容易
となり、且つそれらの設計も一層容易に修正可能とな
る。
【0026】上述の連結部を兼ねる接続用パッドが交互
に並べられた態様では、前記奇数番目又は偶数番目の接
続用パッドと前記連結部を兼ねない接続用パッドとは、
千鳥足状に2列に並べられているように構成してもよ
い。
【0027】このように構成すれば、同一線上に連結部
を兼ねる接続用パッドと連結部を兼ねない接続用パッド
とを配列する場合と比較して、相互に重なることはその
性質上認められない連結部を兼ねる接続用パッドの形成
領域及び連結部を兼ねない接続用パッドの形成領域とし
て割り与え可能な領域が増加するので、連結部を兼ねる
接続用パッドの幅及び連結部を兼ねない接続用パッドの
幅を、より一層広げることが可能となる。
【0028】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記配線、前記接続用パッド及び前記連結部は、同一導電
層から形成されている。
【0029】この態様によれば、例えば、配線、接続用
パッド及び連結部の各パターンを含む一つのパターンを
有するマスクを作成して、フォトリソグラフィ及びエッ
チングを行うことにより、Al(アルミニウム)膜等の
同一導電層から、これら配線、接続用パッド及び連結部
は形成されている。従って、接続用パッドと配線とが相
互に接続された構造を比較的簡単に確保できる。
【0030】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記外付け集積回路は、COG型集積回路からなり、前記
出力端子が前記接続用パッドに接続されるように前記基
板上に実装されている。
【0031】この態様によれば、基板上には、スイッチ
ング特性や消費電力特性に優れたトランジスタを含んで
なるCOG型ICにより駆動回路を少なくとも部分的に
構成できる。
【0032】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記連結部は、前記配線の幅と比べて、前記第1のピッチと
前記第2のピッチとの差以上に幅広に形成されている。
【0033】この態様によれば、配線及び接続用パッド
間におけるピッチ差を、幅広の連結部により吸収できる
ので、基板上でこれらの配線及び接続用パッドを相互に
良好に接続できる。
【0034】特にこの態様では好ましくは、連結部は、配
線の幅と比べて、外付け集積回路の出力端子の間隔に、
基板の熱膨張率(熱収縮率)を乗じた値以上に幅広に形
成される。例えば、外付け集積回路がCOG型ICであ
れば、このCOG型ICにおける数十μm程度のバンプ
(出力端子)間隔Gに、熱圧着を用いてCOG型ICが
実装される基板における数百ppm程度の熱膨張率(熱
収縮率)αを乗じた値(=G×α)以上に、連結部を配
線よりも幅広に形成するとよい。さらにはCOG型IC
の出力端子数を考慮した乗数を乗ずるとよい。このよう
に連結部を幅広に形成すれば配線及び接続用パッド間に
おけるピッチ差を、幅広の連結部により吸収できるの
で、基板上でこれらの配線及び接続用パッドを相互に良
好に接続できる。
【0035】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記基板上に、前記画素電極に接続された薄膜トランジス
タと、該薄膜トランジスタに接続されたデータ線及び走
査線とを更に備えており、前記周辺回路は、前記データ線
を駆動するデータ線駆動回路及び前記走査線を駆動する
走査線駆動回路を含み、前記外付け集積回路は、少なく
とも前記データ線駆動回路を含む。
【0036】この態様によれば、データ線駆動回路及び
走査線駆動回路によりデータ線及び走査線を夫々駆動し
つつ、薄膜トランジスタで画素電極をスイッチング制御
することにより、所謂アクティブマトリクス駆動が可能
となる。ここで特に、COG型IC等の外付け集積回路
は、データ線駆動回路を含むので、データ線駆動回路に
ついては、スイッチング特性や消費電力特性に優れたト
ランジスタから構成可能となる。尚、走査線駆動回路に
ついては、要求される性能がデータ線駆動回路程には高
くないため、内蔵回路として基板上に作り込んでもよい
し、外付け集積回路として外付けしてもよい。
【0037】この態様では、前記基板上に、前記データ線
に接続されたサンプリング回路を更に備えており、前記
配線は、サンプリング回路駆動信号線を含むように構成
してもよい。
【0038】このように構成すれば、サンプリング回路
により、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデ
ータ線に供給することにより、より高品位の画像表示が
可能となる。ここで特に、サンプリング回路駆動信号線
は、サンプリング回路のピッチに合わせて作り込まれる
結果として第1のピッチを有することになり、これは接
続用パッドの第2のピッチとは異なることになるが、幅
広の連結部によって、これらのサンプリング回路駆動信
号線及び接続用パッド間には良好な電気的な接続が得ら
れる。
【0039】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記周辺回路のうち前記外付け集積回路に含まれない部分
は、前記基板上に作り込まれた内蔵回路からなり、該内
蔵回路は、前記薄膜トランジスタと同一製造プロセスに
より形成される薄膜トランジスタを含んでなる。
【0040】この態様によれば、基板上には、周辺回路
の一部分は、COG型IC等の外付け集積回路から構成
されている。周辺回路の他の部分は、画像表示領域に作
り込まれる高温又は低温ポリシリコン、アモルファスシ
リコン等を半導体層として用いたTFTと同一製造プロ
セスにより形成されるTFTを含んでなる内蔵回路から
構成される。従って内蔵回路における主な利益たる製造
及び積層構造の単純化及び小型薄型化と、外付け集積回
路における主な利益である高性能化及び低消費電力化と
の両方を、適当なバランスで享受可能となる。
【0041】更に、上述のように外付け集積回路及び基
板間の熱収縮によるずれを幅広の連結部により吸収でき
るので、接続用パッドの第2のピッチに合わせて、これ
に先端が接続された配線の第1のピッチを調節する必要
性はない。このため、例えば、内蔵回路を構成するTF
Tアレイ、これらに接続された回路素子等及び配線につ
いては、マスク作成時に優先的にグリッドに載せる配置
を採るようにすれば、設計者の意図しないTFTの特性
や回路動作のばらつきを比較的簡単に低減できる。
【0042】本発明の電子機器は上記課題を解決するた
めに、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態
様を含む)を具備する。
【0043】本発明の電子機器によれば、上述した本発
明の電気光学装置を具備するので、外付け集積回路によ
る高性能化及び低消費電力化が図られており、しかも設
計が容易であり且つ製造コストに優れた、液晶テレビ、
携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファイ
ンダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワー
クステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネ
ル、投射型表示装置などの各種電子機器を実現できる。
【0044】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。以下の実施形態は、本発明の電気光
学装置を液晶装置に適用したものである。
【0046】(電気光学装置の全体構成)先ず、本発明
の実施形態における電気光学装置の全体構成について、
図1及び図2を参照して説明する。ここでは、電気光学
装置の一例である、駆動回路が部分的に内蔵されている
と共に部分的に外付けされている型のTFTアクティブ
マトリクス駆動方式の液晶装置を例にとる。
【0047】図1は、TFTアレイ基板をその上に形成
された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図で
あり、図2は、図1のH−H’断面図である。
【0048】図1及び図2において、本実施形態に係る
電気光学装置では、TFTアレイ基板10と対向基板2
0とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対
向基板20との間に液晶層50が封入されており、TF
Tアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域1
0aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材
52により相互に接着されている。シール材52は、両
基板を貼り合わせるために、例えば熱硬化樹脂、熱及び
光硬化樹脂、光硬化樹脂、紫外線硬化樹脂等からなり、
製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布さ
れた後、加熱、加熱及び光照射、光照射、紫外線照射等
により硬化させられたものである。
【0049】このようなシール材52中には、両基板間
の間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラス
ファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が混合され
ている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、プロジェ
クタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに
適している。但し、当該電気光学装置が液晶ディスプレ
イや液晶テレビのように大型で等倍表示を行う液晶装置
であれば、このようなギャップ材は、液晶層50中に含
まれてもよい。
【0050】対向基板20の4隅には、上下導通材10
6が設けられており、TFTアレイ基板10に設けられ
た上下導通端子と対向基板20に設けられた対向電極2
1との間で電気的な導通をとる。
【0051】図1及び図2において、シール材52が配
置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域1
0aを規定する遮光性の額縁53が対向基板20側に設
けられている。額縁53はTFTアレイ基板10側に設
けても良いことは言うまでもない。画像表示領域の周辺
に広がる周辺領域のうち、シール材52が配置されたシ
ール領域の外側部分には、データ線駆動回路101及び
外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺
に沿って設けられており、走査線駆動回路104が、こ
の一辺に隣接する2辺に沿って設けられている。更にT
FTアレイ基板10の残る一辺には、画像表示領域10
aの両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐ
ための複数の配線105が設けられている。
【0052】図2において、TFTアレイ基板10上に
は、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等
の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形
成されている。他方、対向基板20上には、対向電極2
1の他、最上層部分に配向膜が形成されている。また、
液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液
晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、
所定の配向状態をとる。
【0053】本実施形態では、額縁53下にあるTFT
アレイ基板10上の領域に、サンプリング回路118が
設けられている。サンプリング回路118は、画像信号
線上の画像信号をデータ線駆動回路101から供給され
るサンプリング回路駆動信号に応じてサンプリングして
データ線に供給するように構成されている。
【0054】本実施形態では特に、データ線駆動回路1
01は、COG型ICからなり、TFTアレイ基板10
上に外付けされたものである。他方、走査線駆動回路1
04及びサンプリング回路118は、TFTアレイ基板
10に内蔵されており、後述の如く画像表示領域内にお
いて画素毎に設けられる画素スイッチング用TFTと同
一製造プロセスにより、形成されたTFTを含んで構成
されている。
【0055】(電気光学装置の回路構成及び動作)次に
以上の如く構成された電気光学装置における回路構成及
び動作について図3を参照して説明する。図3は、電気
光学装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成
された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路
と周辺回路とを示すブロック図である。
【0056】図3において、本実施形態における電気光
学装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成さ
れた複数の画素には夫々、画素電極9aと当該画素電極
9aをスイッチング制御するためのTFT30とが形成
されており、画像信号が供給されるデータ線6aが当該
TFT30のソースに電気的に接続されている。
【0057】画像表示領域10a外である周辺領域に
は、データ線6aの一端(図3中で下端)が、サンプリ
ング回路118の例えばTFTからなる各スイッチング
素子のドレインに接続されている。他方、画像信号線1
15は、引き出し配線116を介してサンプリング回路
118のTFTのソースに接続されている。データ線駆
動回路101に接続されたサンプリング回路駆動信号線
114は、サンプリング回路118のTFTのゲートに
接続されている。そして、画像信号線115上の画像信
号S1、S2、…、Snは、データ線駆動回路101か
らサンプリング回路駆動信号線114を介してサンプリ
ング回路駆動信号が供給されるのに応じて、サンプリン
グ回路118によりサンプリングされて各データ線6a
に供給されるように構成されている。
【0058】このようにデータ線6aに書き込む画像信
号S1、S2、…、Snは、この順に線順次に供給して
も構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対
して、グループ毎に供給するようにしても良い。
【0059】また、画素スイッチング用のTFT30の
ゲートに走査線3aが電気的に接続されており、所定の
タイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、
G2、…、Gmを、走査線駆動回路104により、この
順に線順次で印加するように構成されている。画素電極
9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されてお
り、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけ
そのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供
給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミ
ングで書き込む。画素電極9aを介して電気光学物質の
一例としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号
S1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電
極21との間で一定期間保持される。液晶は、印加され
る電位レベルにより分子集合の配向や秩序が変化するこ
とにより、光を変調し、階調表示を可能にする。ノーマ
リーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加され
た電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマ
リーブラックモードであれば、各画素の単位で印加され
た電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体
として電気光学装置からは画像信号に応じたコントラス
トを持つ光が出射する。ここで、保持された画像信号が
リークするのを防ぐために、画素電極9aと対向電極2
1との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70を
付加する。
【0060】尚、TFTアレイ基板10上には、これら
の走査線駆動回路104、サンプリング回路118等に
加えて、複数のデータ線6aに所定電圧レベルのプリチ
ャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャ
ージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品
質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよ
い。
【0061】本実施形態では特に、このようなプリチャ
ージ回路回路、検査回路等の周辺回路を、走査線駆動回
路104及びサンプリング回路118に加えて又は代え
て、内蔵回路として、TFTアレイ基板10に作り込ん
でもよい。或いは、このようなプリチャージ回路回路、
検査回路等の周辺回路を、データ線駆動回路101に加
えて或いは代えて、外付けICとして外付けしてもよ
い。いずれにせよ、本実施形態では、駆動回路のいずれ
かの部分が、外付けICから構成される。
【0062】(周辺領域における構成)次に、図4から
図10を参照して、本実施形態の電気光学装置の周辺領
域における構成について説明する。ここでは周辺領域の
うち特に、COG型ICからなるデータ線駆動回路10
1を外付けする領域における接続用パッド及びこれに接
続されたサンプリング回路駆動信号線に係る第1から第
4の実施形態について説明する。即ち、以下に説明する
第1から第4実施形態は、この部分についてのみ相互に
異なり、それらの全体構成、回路構成及び画素部におけ
る構成等については、前述又後述の説明の通りであって
相互に同様である。先ず、周辺領域における構成に係る
第1実施形態について図4から図7を参照して説明する。
図4は、本実施形態の電気光学装置における外付けIC
付近の3次元的な部分分解斜視図であり、図5は、TF
Tアレイ基板の外付けICを外付けする領域付近を拡大
して示す部分拡大平面図であり、図6は、図5における
構成要素から連結部を除去して示す外付けICを外付け
する領域付近の部分拡大平面図であり、図7は、一の比
較例における外付けICを外付けする領域付近の部分拡
大平面図である。
【0063】図4に示すように、TFTアレイ基板10
上には、内蔵回路の一例としての走査線駆動回路104
及びサンプリング回路118が作り込まれている。デー
タ線駆動回路101を外付けする領域101S内におい
て、TFTアレイ基板10上に配線されたサンプリング
回路駆動信号線114の先端には、接続用パッド211
が設けられている。データ線駆動回路101を外付けす
る領域101S内において、外部回路接続端子102か
ら延びる配線203の先端には、接続用パッド212が
設けられている。
【0064】TFTアレイ基板10上に外付けされるデ
ータ線駆動回路101は、出力端子221及び入力端子
222を有するCOG型ICから構成されている。そし
て、出力端子221が接続用パッド211に接合され、
入力端子222が接続用パッド212に接続されるよう
に、データ線駆動回路101は、これを外付けする領域
101Sに面実装される。
【0065】他方、走査線駆動回路104及びサンプリ
ング回路118は、例えば、後述の如く画像表示領域1
0a内に作り込まれる画素スイッチング用のTFTと同
一製造工程で製造される高温又は低温ポリシリコンTF
Tを含んでなり、TFTアレイ基板10上に内蔵回路と
して作り込まれる。
【0066】図5に示すように、第1実施形態では、接
続用パッド211は、ピッチaで配列されている。他
方、サンプリング回路駆動信号線114及び図示しない
サンプリング回路118を構成するサンプリングスイッ
チは、ピッチbで配列されている。ここで、サンプリン
グ回路駆動信号線114のピッチbについては、サンプ
リング回路118の回路特性或いは動作特性にばらつき
が無いように、後述のマスク作成時における、例えば
0.5μm間隔のグリッドに載せた配置とされており、
マスク作成時の丸め込みに左右されずに一定とされてい
る。例えば、ピッチbは、40μmに固定されている。
他方、接続用パッド211のピッチaについては、この
ように配列されたサンプリング回路駆動信号線114に
対して、TFTアレイ基板10とCOG型ICからなる
データ線駆動回路101との熱膨張率の差を考慮した配
置とされている。例えば、ピッチaは、マスク作成時の
丸め込みに応じて40μm±数百ppmとされる。
【0067】しかるに、本実施形態は、接続用パッド2
11及びサンプリング回路駆動信号線114を相互に接
続すると共にサンプリング回路駆動信号線114の幅w
1よりも幅広に形成された連結部251を備えて構成さ
れている。このような連結部251は、例えば、接続用
パッド211、サンプリング回路駆動信号線114及び
連結部251のパターンのマスクで作成して、フォトリ
ソグラフィ及びエッチングにより、Al膜等の同一導電
層から接続用パッド211、サンプリング回路駆動信号
線114及び連結部251を一体形成することにより形
成されるものである。 従って本実施形態によれば、図5から分かるように、幅
広の連結部251の幅w2の広さに応じて、上述のピッ
チa及びピッチbの差ΔP=|a−b|を吸収しつつ、
比較的簡単に接続用パッド211とサンプリング回路駆
動信号配線114との間における電気的な接続を確保で
きる。このように幅広の連結部251により吸収できる
範囲であれば、接続用パッド211及びサンプリング回
路駆動信号線114間における電気的な接続を確保する
のに困難性はなく、且つピッチ変更、熱収縮率の見直
し、回路要素の構成変更等に対して、接続用パッド21
1や配線等の設計を容易に修正可能となる。
【0068】以上説明したように第1実施形態によれ
ば、製造が比較的容易であり、しかもこのようなTFT
アレイ基板10に作り込まれたサンプリング回路等にお
ける回路素子の特性や回路動作におけるばらつきが低減
された電気光学装置を実現できる。 尚、本実施形態では、接続用パッド211の幅w4は、
サンプリング回路駆動信号線114の幅w1よりも広
い。そして、接続用パッド211から連結部251まで
の間には、接続用パッド211と同じくピッチaで配列
されており且つ連結部251の幅w2より狭い幅w3を
有する、接続用パッド211の延長配線部211aを含
んで構成されている。このように幅w3が比較的狭い延
長配線部211aを間に介在させても、幅広の連結部2
51の存在により、接続用パッド211とサンプリング
回路駆動信号線114との間で、電気的な接続を確保す
るのに困難性はなく、且つ接続用パッド211や配線等
の設計を容易に修正可能となる。
【0069】ここで図6に示すように、以上説明した第
1実施形態の構成において、幅広の連結部251が削除
された場合の構成について検討を加える。 このとき、ピッチbのサンプリング回路駆動信号線11
4をそのまま直線状に延ばすことにより、接続用パッド
211とサンプリング回路駆動信号線114との間を電
気的に接続しようとすれば、サンプリング回路駆動信号
線114の幅と、接続用パッド211の延長配線部21
1aの幅とでは、ピッチの差ΔPを吸収できない場合が
あることは明らかである。このため、サンプリング回路
駆動信号線114の延長部と、接続用パッド211の延
長配線部211aとの間で、電気的な接続がとれなくな
ってしまう。
【0070】仮に、ピッチbをピッチaに合わせたとす
ると、係るサンプリング回路駆動信号線114の延長部
と、接続用パッド211の延長配線部211aとの間で
電気的な接続はとれるものの、今度は、サンプリング回
路118内における各回路要素はマスク精度を無視して
配置されることになる。マスク自体に意図しないサイズ
の丸め込まれが発生し、同一サイズで作図した素子が異
なるサイズの素子としてマスク上に描かれてしまう事態
が発生する。その結果当該マスクを使用して素子を作成
すると回路素子特性のばらつきや動作特性のばらつきが
生じて、最終的に高品位の画像表示が著しく困難になっ
てしまうのである。 そこで図7に示した比較例のように、このようにピッチ
の差ΔPを、サンプリング回路駆動信号線114の延長
部114aの方向で吸収することが考えられるが、はな
はだ煩雑な作図作業となってしまう。特にピッチ変更の
場合には全体にわたって結線の作図をやり直す必要を生
じる。
【0071】以上図6及び図7を参照して説明したよう
に、COG型IC等の外付けICからなるデータ線駆動
回路101とTFTアレイ基板10との間に無視し得な
い程度の熱膨張率の差が存在するために、マスク作成精
度に合わせて配置することの困難なCOG型IC接続用
パッドをアレイ状にピッチaで配列し、素子のサイズを
設計者の意図通りにするためにマスク作成精度に合わせ
て作図及び配置しなければならない回路群をアレイ状に
ピッチbで配列するとき、それぞれを接続し、且つピッ
チ変更などの作業を容易に実現できる結線形態を簡単に
実現している点で、本実施形態は非常に優れている。
【0072】次に、周辺領域における構成に係る第2実
施形態について図8を参照して説明する。図8は、本実
施形態におけるTFTアレイ基板の外付けICを外付け
する領域付近を拡大して示す部分拡大平面図である。
尚、図8において、図5に示した第1実施形態と同様の
構成要素には同様の参照符号を付し、それらの説明は適
宜省略する。 図8に示すように、第2実施形態では、幅広の連結部2
52は、円形の平面形状を有する。その他の構成につい
ては、第1実施形態と同様である。幅広の連結部があれ
ば特にその平面形状に限定はないことはいうまでもな
い。
【0073】従って、第2実施形態によれば、円形の平
面形状を有する幅広の連結部252により、接続用パッ
ド211とサンプリング回路駆動信号線114との間に
おける電気的な接続を問題なく得られ、且つ接続用パッ
ド211や配線等の設計を容易に修正可能となる。この
ような円形であれば、連結部252と共にサンプリング
回路駆動信号線114並びに接続用パッド211及びそ
の延長配線部211aのパターンに対応するマスクを用
いて、これらをTFTアレイ基板10上に、Al膜等の
同一導電膜から形成する製造プロセスも、比較的簡単に
行える。
【0074】次に、周辺領域における構成に係る第3実
施形態について図9を参照して説明する。図9は、本実
施形態におけるTFTアレイ基板の外付けICを外付け
する領域付近を拡大して示す部分拡大平面図である。
尚、図9において、図5に示した第1実施形態と同様の
構成要素には同様の参照符号を付し、それらの説明は適
宜省略する。 図9に示すように、第3実施形態では、図4に示した接
続用パッド211は、連結部253を兼ねる。即ち、接
続用パッド211は、サンプリング回路駆動信号線11
4の幅w1よりも広い幅w5を有しており、このような
接続用パッド211から、ピッチaで配列された連結部
253が構築される。即ち、ピッチbのサンプリング回
路駆動信号線114は、幅w5且つピッチaの接続用パ
ッド211に直接接続されている。また、データ線駆動
回路101を構成するCOG型ICにおける出力端子2
21は、接続用パッド211に対応する位置に設けられ
ている。その他の構成については、第1実施形態と同様
である。 従って、第4実施形態によれば、接続用パッド211及
び連結部253間の接続関係が問題なることは全くなく
なり、接続用パッド211及びサンプリング回路駆動信
号線114間の電気的な接続を非常に簡単に確保でき
る。
【0075】次に、周辺領域における構成に係る第4実
施形態について図10を参照して説明する。図10は、
本実施形態におけるTFTアレイ基板の外付けICを外
付けする領域付近を拡大して示す部分拡大平面図であ
る。尚、図10において、図5に示した第1実施形態と
同様の構成要素には同様の参照符号を付し、それらの説
明は適宜省略する。 図10に示すように、第4実施形態では、第1実施形態
における連結部251に類似した幅広の連結部251’
と、第3実施形態における接続用パッド211が兼ねる
連結部253に類似した幅広の連結部253’とが、そ
れらの配列方向(図10中で、横方向)に千鳥足状に配
列されている。しかも、連結部251’に接続された接
続用パッド211’と、連結部253’を兼ねる接続用
パッド211’についても、それらの配列方向(図10
中で、横方向)に千鳥足状に配列されている。また、デ
ータ線駆動回路101を構成するCOG型ICにおける
出力端子221は、接続用パッド211に対応する位置
に千鳥足状に設けられている。その他の構成について
は、第1実施形態と同様である。 従って、第4実施形態によれば、第1から第3実施形態
の如く同一線上に接続用パッドと連結部とを配列する場
合と比較して、接続用パッド211’の形成領域並びに
連結部251’及び253’の形成領域として割り与え
可能な領域が増加する。このため、図10から分かるよ
うに、これらの幅w1’、w2’及びw3’を一層広げ
ることが可能となる。これらの結果、COG型ICから
なるデータ線駆動回路101及びTFTアレイ基板10
間の熱膨張率の差に基づくピッチ差ΔP(=|a−b
|)が一層大きくなっても、サンプリング回路駆動信号
線114及び接続用パッド211’間の電気的な接続を
容易に確保可能となり、また接続端子数が多くなっても
対応可能になる。
【0076】尚、以上説明した第1から第4実施形態で
は、サンプリング回路駆動信号線114と接続用パッド
211との間における接続を例にとり説明している。し
かしながら、接続用パッド211に接続される配線は、
サンプリング回路駆動信号線114に限られないことは
言うまでもなく、接続用パッドのピッチで配列されるこ
とが回路素子特性や動作特性にばらつきを生じさせるこ
とが望ましくないような回路素子等に接続されており所
定ピッチを持つべき配線であれば、サンプリング回路駆
動信号線114に代えて或いは加えて、任意の配線につ
いて本発明を適用可能であり、これにより上述の各実施
形態の場合と同様の利益が得られる。 (製造プロセス)次に以上の如き構成を有する電気光学
装置の製造プロセスについて、図4から図10に示した
周辺領域部分における製造プロセスを中心として図11
を参照して説明する。ここに、図11は、電気光学装置
の製造プロセスを外付けICの設置領域付近におけるプ
ロセスを中心として順を追って示す工程図である。 図11において、先ず画像表示領域10aや周辺領域に
おけるTFT30、走査線3a、蓄積容量70、データ
線6a等の形成が公知の成膜技術及びパターニング技術
等により行われる(ステップS11)。 次に、図5又は図8から11に示したようなサンプリン
グ回路駆動信号線114、接続用パッド211等及びそ
れらの連結部251等を含むパターンをCADにより描
画する。この際、サンプリング回路駆動信号線114の
レイアウトについては、後工程となるマスク作成時のグ
リッドに載る配置となることを優先して、例えば40μ
m程度に固定されたピッチbとする。これに対し、接続
用パッド211等のレイアウトについては、後工程とな
るマスク作成時のグリッドとは無関係に、COG型IC
からなるデータ線駆動回路101とTFTアレイ基板1
0との熱膨張率の差に基づいて、例えば40μm±数百
ppm程度に、配列方向に沿って可変なピッチaとする
(ステップS12)。
【0077】次に、この描画されたパターンに基づいて
マスクを作成する。このマスク作成時の解像度は、例え
ば0.5μm程度である。このため、マスク作成時の丸
め込みにより(即ち、設計者の意図を正確に反映するこ
となく)、グリッドに載る配置とされていない接続用パ
ッド211等及びこれと同一ピッチaを持つ延長配線部
211a等は、位置或いは寸法にばらつきが生じ得る。
これに対し、グリッドに載る配置とされているサンプリ
ング回路駆動信号線114及びこれと同一ピッチbを持
つ連結部251等は、マスク作成時の丸め込みに左右さ
れないので(即ち、設計者の意図を反映したものとなる
ので)、位置或いは寸法にばらつきが生じない。このよ
うにして、サンプリング回路駆動信号線114、接続用
パッド211及びそれらの連結部251等を含むパター
ンを持つマスクを作成する(ステップS13)。 次に、このように作成されたマスクを用いて、TFTア
レイ基板10上のレジストを露光する等のフォトリソグ
ラフィを行なった後(ステップS14)、ドライエッチ
ング又はウエットエッチング若しくは両者の組み合わせ
により、Al膜等に対するエッチングを行なって、Al
膜等からなるサンプリング回路駆動信号線114、接続
用パッド211等及びそれらの連結部251等を形成す
る(ステップS15)。
【0078】次に、画像表示領域10aや周辺領域にお
ける画素電極等の形成が、公知の成膜技術及びパターン
ニング技術等により行われる(ステップS16)。 その後、対向基板20(図1及び図2参照)を、TFT
アレイ基板10に張り合わせること等により、パネルの
組み立てを行なった後(ステップS17)、両基板間に
液晶を封入する(ステップS18)。
【0079】最後に、TFTアレイ基板10上における
領域101Sに、COG型ICからなるデータ線駆動回
路101を実装する。即ち、出力端子221を接続用パ
ッド211に且つ入力端子222を接続用パッド212
に熱圧着する(ステップS19)。この熱圧着時の加熱
に起因した熱収縮(熱膨張)によりCOG型ICからな
るデータ線駆動回路101の多数の出力端子221は若
干歪むが、接続用パッド211等はこの歪みを考慮して
そのピッチaが決められているので、出力端子221と
接続用パッド211とが外れることはない。他方で、接
続用パッド211等及びサンプリング回路駆動信号線1
14間の電気的な接続についても、幅広の連結部251
等の存在により、問題なく確保されている。
【0080】以上説明した製造プロセスによれば、最終
的に得られるサンプリング回路駆動信号線114やサン
プリング回路118における素子特性や動作特性のばら
つきを低減できる。また、ピッチ変更、熱収縮率(熱膨
張率)の見直し、回路要素の構成変更等に対して、接続
用パッドや配線等の設計を容易に修正可能となる。
【0081】尚、上述のステップS13からS15の各
工程は、ステップS11における画像表示領域や周辺領
域におけるTFT30、走査線3a、蓄積容量70、デ
ータ線6a等の形成と部分的に同時に行ってもよいし、
部分的に相前後して行なってもよく、更に、ステップS
16における画素電極等の形成と部分的に同時に行って
もよいし、部分的に相前後して行なってもよい。
【0082】また上述の製造プロセスでは、ステップS
13におけるマスク作成後に、ステップS14及びS1
5においてフォトリソグラフィ及びエッチングを行なう
こととしたが、TFTアレイ基板10上に形成したレジ
ストに対して直接、ステップS12でCADにより描画
したパターンをレーザー露光により書き込むことも可能
である。 (画素部における構成)次に、本実施形態における電気
光学装置の画素部における構成について、図12及び図
13を参照して説明する。図12は、データ線、走査
線、画素電極等が形成された電気光学装置の相隣接する
複数の画素群の平面図であり、図13は、図12のA−
A’断面図である。尚、図13においては、各層や各部
材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層
や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0083】図12において、電気光学装置の基板10
上には、マトリクス状に複数の透明な画素電極9a(点
線部9a’により輪郭が示されている)が設けられてお
り、画素電極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ線6
a、走査線3aが設けられている。
【0084】また、半導体層1aのうち図中右下がりの
斜線領域で示したチャネル領域1a’に対向するように
走査線3aが配置されており、走査線3aはゲート電極
として機能する。このように、走査線3aとデータ線6
aとの交差する個所には夫々、チャネル領域1a’に走
査線3aがゲート電極として対向配置された画素スイッ
チング用のTFT30が設けられている。
【0085】本実施形態では、容量線300が、図中太
線で示したように走査線3aの形成領域に重ねて形成さ
れている。より具体的には容量線300は、走査線3a
に沿って延びる本線部と、図12中、データ線6aと交
差する各個所からデータ線6aに沿って上方に夫々突出
した突出部と、コンタクトホール84に対応する個所が
僅かに括れた括れ部とを備えている。
【0086】図12及び図13に示すように、高濃度ド
レイン領域1eには、画素電極9aが、コンタクトホー
ル83及び85を介して中継接続用の導電層としても機
能するドレイン電極302により中継接続されている。
高濃度ソース領域1dには、データ線6aが、コンタク
トホール81及び82を介して中継接続用の導電層とし
ても機能するソース電極303により中継接続されてい
る。
【0087】ドレイン電極302の一部からなる画素電
位側容量電極上には、誘電体膜301を介して固定電位
側容量電極を含む容量線300が形成されている。容量
線300は、例えば、Al(アルミニウム)、Ag
(銀)、Cu(銅)、Ti(チタン)、Cr(クロ
ム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo
(モリブデン)、Pb(鉛)等の高融点金属のうちの少
なくとも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイ
ド、ポリサイド、これらを積層したもの等からなる。本
実施形態では、このようにドレイン電極302の一部
と、容量線300の一部とが誘電体膜301を介して対
向配置されることにより、蓄積容量70が構築されてい
る。
【0088】容量線300上には、ソース電極303と
データ線6aとを通じるコンタクトホール81及びドレ
イン電極302と画素電極9aとを通じるコンタクトホ
ール85が各々形成された第2層間絶縁膜42が形成さ
れている。第2層間絶縁膜42は、例えばシリケートガ
ラス膜、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜等から形成さ
れ、その膜厚は、例えば約500〜2000nm程度と
する。
【0089】第2層間絶縁膜42上には、データ線6a
が形成されており、これらの上には更に、ドレイン電極
302へのコンタクトホール85が形成された第3層間
絶縁膜43が形成されている。係るデータ線6aは、例
えば、スパッタリング、フォトリソグラフィ、エッチン
グ等により、所定パターンを持つようにAl(アルミニ
ウム)等の低抵抗金属膜から形成され、その膜厚は、配
線幅に応じて必要な導電性が得られるように、例えば数
百nm程度とされる。他方、第3層間絶縁膜43は、例
えばシリケートガラス膜、窒化シリコン膜、酸化シリコ
ン膜等から形成され、その膜厚は、例えば約500〜2
000nm程度とする。
【0090】画素電極9aは、このように構成された第
3層間絶縁膜7の上面に設けられている。画素電極9a
は、例えばスパッタリング、フォトリソグラフィ、エッ
チング等により、ITO(Indium Tin Oxide)膜等の透
明導電性膜から形成する。尚、後述の電気光学装置のよ
うに、ラビング処理を施された配向膜を形成してもよ
い。
【0091】データ線6aは、ソース電極303を中継
することにより、コンタクトホール81及びコンタクト
ホール82を介して半導体層1aのうち高濃度ソース領
域1dに電気的に接続されている。他方、画素電極9a
は、ソース電極303と同一膜からなるドレイン電極3
02を中継層として利用して中継することにより、コン
タクトホール83及び85を介して半導体層1aのうち
高濃度ドレイン領域1eに電気的に接続されている。
【0092】このようにドレイン電極302を中継層と
して用いることにより、画素電極9aとTFT30を構
成する半導体層1aとの間の層間距離が例えば1000
nm程度に長くても、両者間を一つのコンタクトホール
で接続する技術的困難性を回避しつつ比較的小径の二つ
の直列なコンタクトホール83及び85で両者間を良好
に接続でき、画素開口率を高めること可能となる。特に
このような中継層を用いれば、コンタクトホール開孔時
におけるエッチングの突き抜け防止にも役立つ。同様
に、ソース電極303を用いることにより、データ線6
aとTFT30を構成する半導体層1aとの間の層間距
離が長くても、両者間を一つのコンタクトホールで接続
する技術的困難性を回避しつつ比較的小径の二つの直列
なコンタクトホール81及び82で両者間を良好に接続
できる。
【0093】図12及び図13に示すように、ドレイン
電極302と容量線300とが誘電体膜301を介して
対向配置されることにより、平面的に見て走査線3aに
重なる領域及びデータ線6aに重なる領域に、蓄積容量
70が構築されている。
【0094】即ち、容量線300は、走査線3aを覆う
ように延びると共に、データ線6aの領域下で、ドレイ
ン電極302を覆うように突き出す突出部を有し櫛歯状
に形成している。ドレイン電極302は、走査線3aと
データ線6aの交差部から、一方がデータ線6aの領域
下にある容量線300の突出部に沿って延び、他方が走
査線3aの領域上にある容量線300に沿って隣接する
データ線6a近傍まで延びるL字状の島状容量電極を形
成している。そして、誘電体膜301を介して容量線3
00にL字状のドレイン電極302が重なる領域で蓄積
容量70が形成される。
【0095】蓄積容量70の一方の容量電極を含むドレ
イン電極302は、コンタクトホール85で画素電極9
aと接続されており且つコンタクトホール83で高濃度
ドレイン領域1eと接続されており、画素電極電位とさ
れる。
【0096】蓄積容量70の他方の容量電極を含む容量
線300は、画素電極9aが配置された画像表示領域か
らその周囲に延設され、定電位源と電気的に接続され
て、固定電位とされる。定電位源としては、TFT30
を駆動するための走査信号を走査線3aに供給するため
の走査線駆動回路や画像信号をデータ線6aに供給する
サンプリング回路を制御するデータ線駆動回路に供給さ
れる正電源や負電源の定電位源でも良いし、対向基板に
供給される定電位でも構わない。
【0097】蓄積容量70の誘電体膜301は、例えば
膜厚5〜200nm程度の比較的薄いHTO膜(高温酸
化膜)、LTO膜(低温酸化膜)等の酸化シリコン膜、
あるいは窒化シリコン膜等から構成される。誘電体膜3
01は、ドレイン電極302の表面を酸化することによ
って得た熱酸化膜でもよい。蓄積容量70を増大させる
観点からは、膜厚の信頼性が十分に得られる限りにおい
て、誘電体膜301は薄い程良い。
【0098】図13に示すように、電気光学装置は、基
板装置200と、これに対向配置される透明な対向基板
20とを備えている。対向基板20は、例えばガラス基
板や石英基板からなる。基板10には、画素電極9aが
設けられており、その上側には、ラビング処理等の所定
の配向処理が施された配向膜16が設けられている。ま
た配向膜16は例えば、ポリイミド膜などの有機膜から
なる。
【0099】他方、対向基板20には、その全面に渡っ
て対向電極21が設けられており、その下側には、ラビ
ング処理等の所定の配向処理が施された配向膜22が設
けられている。対向電極21は例えば、ITO膜などの
透明導電性膜からなる。また配向膜22は、ポリイミド
膜などの有機膜からなる。
【0100】基板10には、各画素電極9aに隣接する
位置に、各画素電極9aをスイッチング制御する画素ス
イッチング用のTFT30が設けられている。
【0101】対向基板20には、更に遮光膜を設けるよ
うにしてもよい。このような構成を採ることで、対向基
板20側から入射光がTFT30の半導体層1aのチャ
ネル領域1a’や低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレ
イン領域1cに侵入するのを抑制できる。更に、対向基
板上の遮光膜は、入射光が照射される面を高反射な膜で
形成することにより、電気光学装置の温度上昇を防ぐ働
きをする。
【0102】尚、本実施形態では、Al膜等からなる遮
光性のデータ線6aで、各画素の遮光領域のうちデータ
線6aに沿った部分を遮光してもよいし、容量線300
を遮光性の膜で形成することによりチャネル領域1a’
等を遮光することができる。
【0103】このように構成され、画素電極9aと対向
電極21とが対面するように配置された基板10と対向
基板20との間には、シール材により囲まれた空間に電
気光学物質の一例である液晶が封入され、液晶層50が
形成される。液晶層50は、画素電極9aからの電界が
印加されていない状態で配向膜16及び22により所定
の配向状態をとる。
【0104】以上説明した実施形態では、多数の導電層
を積層することにより、データ線6aや走査線3aに沿
った領域に段差が生じるが、第1層間絶縁膜41、第2
層間絶縁膜42に溝を掘って、データ線6a等の配線や
TFT30等を埋め込むことにより平坦化処理を行って
もよいし、第3層間絶縁膜43や第2層間絶縁膜42の
上面の段差をCMP処理等で研磨することにより、或い
は有機SOGを用いて平らに形成することにより、当該
平坦化処理を行ってもよい。
【0105】更に以上説明した実施形態では、画素スイ
ッチング用TFT30は、好ましくは図13に示したよ
うにLDD構造を持つが、低濃度ソース領域1b及び低
濃度ドレイン領域1cに不純物の打ち込みを行わないオ
フセット構造を持ってよいし、走査線3aの一部からな
るゲート電極をマスクとして高濃度で不純物を打ち込
み、自己整合的に高濃度ソース及びドレイン領域を形成
するセルフアライン型のTFTであってもよい。また本
実施形態では、画素スイッチング用TFT30のゲート
電極を高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1
e間に1個のみ配置したシングルゲート構造としたが、
これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよい。
このようにデュアルゲート或いはトリプルゲート以上で
TFTを構成すれば、チャネルとソース及びドレイン領
域との接合部のリーク電流を防止でき、オフ時の電流を
低減することができる。そして、周辺回路を構成するT
FTについても同様に各種のTFTとして構築可能であ
る。
【0106】以上図1から図13を参照して説明した実
施形態では、対向基板20の投射光が入射する側及び基
板10の出射光が出射する側には各々、例えば、TN
(Twisted Nematic)モード、VA(Vertically Aligne
d)モード、PDLC(PolymerDispersed Liquid Crysta
l)モード等の動作モードや、ノーマリーホワイトモード
/ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏光フィル
ム、位相差フィルム、偏光板などが所定の方向で配置さ
れる。
【0107】以上説明した実施形態における電気光学装
置は、プロジェクタに適用されるため、3枚の電気光学
装置がRGB用のライトバルブとして各々用いられ、各
ライトバルブには各々RGB色分解用のダイクロイック
ミラーを介して分解された各色の光が投射光として各々
入射されることになる。従って、各実施形態では、対向
基板20に、カラーフィルタは設けられていない。しか
しながら、対向基板に遮光膜の形成されていない画素電
極9aに対向する所定領域にRGBのカラーフィルタを
その保護膜と共に、対向基板20上に形成してもよい。
このようにすれば、プロジェクタ以外の直視型や反射型
のカラー電気光学装置について、各実施形態における電
気光学装置を適用できる。また、対向基板20上に1画
素1個対応するようにマイクロレンズを形成してもよ
い。あるいは、TFTアレイ基板10上のRGBに対向
する画素電極9a下にカラーレジスト等でカラーフィル
タ層を形成することも可能である。このようにすれば、
入射光の集光効率を向上することで、明るい電気光学装
置が実現できる。更にまた、対向基板20上に、何層も
の屈折率の相違する干渉層を堆積することで、光の干渉
を利用して、RGB色を作り出すダイクロイックフィル
タを形成してもよい。このダイクロイックフィルタ付き
対向基板によれば、より明るいカラー電気光学装置が実
現できる。
【0108】(電子機器)次に、以上詳細に説明した電
気光学装置をライトバルブとして用いた電子機器の一例
たる投射型カラー表示装置の実施形態について、その全
体構成、特に光学的な構成について説明する。ここに図
14は、投射型カラー表示装置の図式的断面図である。
【0109】図14において、本実施形態における投射
型カラー表示装置の一例たる液晶プロジェクタ1100
は、駆動回路がTFTアレイ基板上に搭載された液晶装
置100を含む液晶モジュールを3個用意し、夫々RG
B用のライトバルブ100R、100G及び100Bと
して用いたプロジェクタとして構成されている。液晶プ
ロジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白
色光源のランプユニット1102から投射光が発せられ
ると、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイック
ミラー1108によって、RGBの3原色に対応する光
成分R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバル
ブ100R、100G及び100Bに夫々導かれる。こ
の際特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、
入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レ
ンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して
導かれる。そして、ライトバルブ100R、100G及
び100Bにより夫々変調された3原色に対応する光成
分は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成
された後、投射レンズ1114を介してスクリーン11
20にカラー画像として投射される。
【0110】本発明は、上述した各実施形態に限られる
ものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れ
る発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能
であり、そのような変更を伴なう電気光学装置及びその
ような電気光学装置を具備する電子機器もまた本発明の
技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電気光学装置におけるTF
Tアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対
向基板の側から見た平面図である。
【図2】図1のH−H’断面図である。
【図3】実施形態の電気光学装置における画像表示領域
を構成するマトリクス状の複数の画素に設けられた各種
素子、配線等の等価回路である。
【図4】本発明の第1実施形態における外付けIC付近
の3次元的な部分分解斜視図である。
【図5】第1実施形態における外付けICを設置する領
域付近における電気光学装置の部分拡大平面図である。
【図6】図5における構成要素から連結部を除去して示
す外付けICを外付けする領域付近の部分拡大平面図で
ある。
【図7】一の比較例における外付けICを設置する領域
付近における電気光学装置の部分拡大平面図である。
【図8】第2実施形態における外付けICを設置する領
域付近における電気光学装置の部分拡大平面図である。
【図9】第3実施形態における外付けICを設置する領
域付近における電気光学装置の部分拡大平面図である。
【図10】第4実施形態における外付けICを設置する
領域付近における電気光学装置の部分拡大平面図であ
る。
【図11】各実施形態の電気光学装置の製造プロセスを
外付けICの設置領域付近におけるプロセスを中心とし
て順を追って示す工程図である。
【図12】実施形態の電気光学装置におけるデータ線、
走査線、画素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相
隣接する複数の画素群の平面図である。
【図13】図12のA−A’断面図である。
【図14】本発明の電子機器の実施形態である投射型カ
ラー表示装置の一例たるカラー液晶プロジェクタを示す
図式的断面図である。
【符号の説明】
1a…半導体層 1a’…チャネル領域 1b…低濃度ソース領域 1c…低濃度ドレイン領域 1d…高濃度ソース領域 1e…高濃度ドレイン領域 2…絶縁膜 3a…走査線 6a…データ線 9a…画素電極 10…基板 11a…下側遮光膜 16…配向膜 20…対向基板 21…対向電極 22…配向膜 30…TFT 50…液晶層 70…蓄積容量 81、82、83、85…コンタクトホール 101…データ線駆動回路 101S…データ線駆動回路を設置する領域 102…外部回路接続端子 104…走査線駆動回路 114…サンプリング回路駆動信号線 118…サンプリング回路 211、212…接続用パッド 221…出力端子 222…入力端子 230…パターン 251、252、253、254…幅広の連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 G09G 3/20 621 G09G 3/20 621M 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H092 GA33 GA41 GA48 GA59 GA60 JA24 JB35 MA32 NA27 PA06 RA05 5C006 BB16 BC20 EB03 EB06 FA37 5C080 AA10 BB05 DD28 FF11 JJ02 JJ06 JJ07 KK43 5C094 AA43 BA03 BA43 CA19 DA09 DA14 DA15 DB01 DB02 DB03 DB04 EA04 EA07 EB02 5G435 AA17 BB12 CC09 EE33 EE36 EE37 EE41 EE42 GG21 HH12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、画素電極と、該画素電極が配置
    された画像表示領域の周辺に位置する周辺領域にアレイ
    状に第1のピッチで配列されていると共に周辺回路の一
    部を構成する回路群から延在する複数の配線と、 前記周辺回路の他の部分を構成する外付け集積回路が有
    する複数の出力端子が夫々接合されると共に前記第1の
    ピッチと異なる第2のピッチでアレイ状に配列された複
    数の接続用パッドと、 前記接続用パッド及び前記配線を相互に接続すると共に
    前記配線の幅よりも幅広に形成された連結部とを備えた
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 前記接続用パッドは、前記配線よりも幅
    広であり、 前記接続用パッドから前記連結部まで延びると共に前記
    連結部より幅狭の他の配線を更に備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 【請求項3】 前記連結部は、前記第1のピッチで配列
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電
    気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記接続用パッドは、前記連結部を兼ね
    ることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の接続用パッドのうち、その配
    列方向に奇数番目又は偶数番目の接続用パッドは、前記
    連結部を兼ね、 前記複数の接続用パッドのうち前記連結部を兼ねない接
    続用パッドは、前記連結部により前記配線に接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記連結部を兼ねない接続用パッドに接
    続された前記連結部は、前記第1のピッチで配列されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 前記奇数番目又は偶数番目の接続用パッ
    ドと、前記連結部とは、千鳥足状に2列に並べられてい
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の電気光学装
    置。
  8. 【請求項8】 前記奇数番目又は偶数番目の接続用パッ
    ドと前記連結部を兼ねない接続用パッドとは、千鳥足状
    に2列に並べられていることを特徴とする請求項5から
    7のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 【請求項9】 前記配線、前記接続用パッド及び前記連
    結部は、同一導電層から形成されていることを特徴とす
    る請求項1から8のいずれか一項に記載の電気光学装
    置。
  10. 【請求項10】 前記外付け集積回路は、COG型集積
    回路からなり、前記出力端子が前記接続用パッドに接続
    されるように前記基板上に実装されていることを特徴と
    する請求項1から9のいずれか一項に記載の電気光学装
    置。
  11. 【請求項11】 前記連結部は、前記配線の幅と比べて、
    前記第1のピッチと前記第2のピッチとの差以上に幅広
    に形成されていることを特徴とする請求項1から10の
    いずれか一項に記載の電気光学装置。
  12. 【請求項12】 前記基板上に、前記画素電極に接続さ
    れた薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続さ
    れたデータ線及び走査線とを更に備えており、前記周辺
    回路は、前記データ線を駆動するデータ線駆動回路及び
    前記走査線を駆動する走査線駆動回路を含み、 前記外付け集積回路は、少なくとも前記データ線駆動回
    路を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか
    一項に記載の電気光学装置。
  13. 【請求項13】 前記基板上に、前記データ線に接続さ
    れたサンプリング回路を更に備えており、前記配線は、サ
    ンプリング回路駆動信号線を含むことを特徴とする請求
    項12に記載の電気光学装置。
  14. 【請求項14】 前記周辺回路のうち前記外付け集積回
    路に含まれない部分は、前記基板上に作り込まれた内蔵
    回路からなり、 該内蔵回路は、前記薄膜トランジスタと同一製造プロセ
    スにより形成される薄膜トランジスタを含んでなること
    を特徴とする請求項12又は13に記載の電気光学装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれか一項に記
    載の電気光学装置を具備することを特徴とする電子機
    器。
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