JP2003054882A - 立乗型フォークリフト - Google Patents

立乗型フォークリフト

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JP2003054882A
JP2003054882A JP2001241455A JP2001241455A JP2003054882A JP 2003054882 A JP2003054882 A JP 2003054882A JP 2001241455 A JP2001241455 A JP 2001241455A JP 2001241455 A JP2001241455 A JP 2001241455A JP 2003054882 A JP2003054882 A JP 2003054882A
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JP
Japan
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height
floor
driver
key switch
type forklift
Prior art date
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JP2001241455A
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English (en)
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Shinobu Tanaka
忍 田中
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の身長に合わせた高さにフロアを位置
させることができるのみならず、運転終了時に自動的に
フロアを下げて容易に乗り降りできるようにした立乗型
フォークリフトを提供することを目的とする。 【解決手段】 キースイッチ16のオフ操作を検出する
とフロア3を昇降させる昇降駆動手段11を始動してフ
ロア3を最下位まで下降させる制御部14を設ける。こ
の制御部14は、キースイッチ16のオフ操作を検出す
ると、この時のフロア3の高さを高さ検出手段17によ
り検出し、高さ設定手段18に設定高さとして記憶させ
る。又、この制御部は、キースイッチ16をオン操作し
たことを検出すると、昇降駆動手段11を始動して、フ
ロア3を前記高さ設定手段18に記憶させた設定高さま
で上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者がフロアの
上に立ったままの状態で運転する立乗型フォークリフト
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばリーチフォークリフトのように、
運転者が立ったままの状態で運転する立乗型フォークリ
フトにおいては、運転者の身長が低いと自然な姿勢では
フォークの先が見えず、運転者が前に身を乗り出して操
縦したり、爪先立って操縦したりすることがあった。
【0003】この問題を解決するために、昇降可能に設
けた運転室のフロアと、該フロアを昇降させる昇降駆動
手段とを備え、フロアに立った運転者が自分の身長に合
わせてフロアの高さを調整できるようにした立乗型フォ
ークリフトが既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の立乗
型フォークリフトであっても、荷役作業前後におけるリ
フトトラックへの乗り降りのし易さについてまでは考慮
されておらず、荷役作業終了時に地面からの段差が大き
くなったフロアから運転者が降車しにくくなり、又、次
に運転者が乗車しにくくなるという不具合があった。
【0005】そして、このように、運転時にリフトのフ
ロアの位置を高くして使用する者は、身長の低い者や年
配者、あるいは女性である場合が多いことを考慮する
と、この問題は、いわば弱者保護の観点から無視するこ
とができない。また、フロアの位置を高くした場合に
は、降車時に再び前記フロアを元の位置に戻す操作をす
れば、降車しやすくなるものの、キースイッチオフもし
くはキースイッチの抜き取りに加えて前記操作を行うの
は、面倒で煩わしく、忘れ易いものである。
【0006】このような背景及び昨今のバリアフリー化
の要請からも、運転時には、自分の身長に合わせた高さ
にフロアの高さを簡単に設定できるのみならず、リフト
への乗降時には、面倒な操作を行うことなく、標準的な
高さ以下の低いフロアに安全に乗り降りすることができ
る立乗型フォークリフトの開発が強く望まれるようにな
ってきている。
【0007】本発明にかかる第1の立乗型フォークリフ
ト(以下、本第1発明という。)は、このような要望に
応えて、運転時に運転者の身長に合わせた高さにフロア
の高さを設定できる立乗型フォークリフトにおいて、昇
降時に前記フロアの高さを自動的に低くして安全に乗り
降りすることができる立乗型フォークリフトを提供する
ことを目的とする。又、本発明にかかる第2の立乗型フ
ォークリフト(以下、本第2発明という。)は、キース
イッチをオン操作すれば特別にフロアの高さを調整する
調整操作をせずにフロアを予め設定された設定高さに位
置させることができる立乗型フォークリフトを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本第1発明は、昇降可能に設けた運転室のフロア
と、該フロアを昇降駆動する昇降駆動手段とを備える立
乗型フォークリフトにおいて、以下の如き技術的手段を
採用する。
【0009】即ち、本第1発明は、キースイッチのオフ
操作を検出し、キースイッチのオフ操作を検出すると、
前記昇降駆動手段を始動させて、前記フロアを最下位に
下降させる制御部とが設けられるという技術的手段を採
用する。
【0010】これによれば、運転部のフロアに立った運
転者が降車に際してキースイッチをオフ操作すると、前
記検出手段がこれを検出し、前記制御部が前記昇降駆動
手段を作動させてフロアを最下位に位置させるので、運
転者はキースイッチをオフ操作した後フロアが最下位ま
で低くなってから降車し、又、次に乗車する時には最下
位まで低くなったフロアに乗り込むことができるように
なる。なお、最下位とはフロアの最下降位置を含むこと
は勿論、この最下降位置より高い位置でもよく、即ち、
運転者の乗車が安全かつ容易に行える位置であればよ
い。
【0011】又、本第2発明は、昇降可能に設けた運転
室のフロアと、該フロアを昇降駆動する昇降駆動手段と
を備える立乗型フォークリフトにおいて、上記目的を達
成するため、運転者に合わせた前記フロアの設定高さを
設定する高さ設定手段と、キースイッチのオン操作を検
出し、キースイッチのオン操作を検出した時に、前記昇
降駆動手段を始動させ、前記フロアを該高さ設定手段に
より設定される設定高さに位置させる制御部とを備える
という技術的手段を採用する。
【0012】このように構成すると、次に乗車したとき
に運転者がキースイッチをオン操作すると、自動的にフ
ロアが運転者に合わせた設定高さに位置するので、運転
者が設定高さにフロアの高さを調整し直す操作が不要に
なる。
【0013】例えば、運転者が以前に自分に合わせて調
整したフロアの高さ(以下、運転者の設定高さとい
う。)に設定高さを設定する場合には、運転者は自分に
合わせて一度フロアの高さを調整すると、その後は自分
に合わせてフロアの高さを調整するという煩わしい作業
から解放されることになる。もちろん、このことはその
運転者がフロアの高さを再調整することや、他の運転者
が自分に合わせて調整し直すことが排除されるという意
味ではない。
【0014】ここで、予め設定される設定高さは、特に
限定されず、例えば一定の標準的な高さなど、前回運転
時のフロアの高さとは関係の無い一定の高さとすること
も可能であるが、当該フォークリフトの運転者が特定さ
れていることが多いという実情を考慮すると、運転者の
フロア高さ調整の煩わしさを無くすために、運転者が以
前の運転時、例えば前回の運転時に自分に合わせて位置
させていた高さとすることが好ましい。
【0015】前記高さ設定手段は、例えば、前回以前の
荷役作業時に運転者が自分の背丈にに合わせて調整した
フロアの高さを設定高さとして記憶する記憶手段で構成
すればよく、今回の荷役作業を行うためにフロア上に立
った運転者が例えばキースイッチをオンするだけでこの
高さ設定手段に記憶させた設定高さを読出し、前記フロ
アを前回使用時と同じ高さに上昇させるようにすること
が好ましい。
【0016】ここで、運転者の設定高さを高さ設定手段
に記憶させる手段は、特に限定されず、例えばテンキー
ボードを用いて高さ設定手段に入力するという技術的手
段を採用してもよい。しかし、この煩わしさから運転者
を解放するために、例えば前記フロアの高さを検出する
高さ検出手段が設けられ、前記制御部は、キースイッチ
のオフ操作を検出でき、キースイッチのオフ操作を検出
すると、キースイッチのオフ操作時の前記フロアの高さ
を設定高さとして前記高さ設定手段に記憶させるという
技術的手段を採用して、キースイッチをオフすれば自動
的に運転者の設定高さが前記高さ設定手段に記憶させる
ようにすることが好ましい。
【0017】なお、運転者の設定高さを記憶手段に記憶
させるタイミングは、キースイッチオフ時に限定される
ものではなく、キースイッチがオンされてから前記フロ
アの高さ調整が終了した時以後の任意の時点であればよ
い。例えば、キースイッチオン後、所定の時間が経過し
た時のフロアの高さを記憶させ、それよりも運転時間が
短い運転者は臨時に当該立乗型フォークリフトを運転し
た者として、この臨時の運転者の設定高さは無視される
ようにしてもよい。
【0018】又、前記高さ設定手段に運転者の設定高さ
に代えて、又は運転者の設定高さと共に、運転者の身長
を記憶させ、この運転者の身長に基づいて高さ設定手段
が高さを設定することも可能である。
【0019】ここで、前記高さ設定手段が複数の運転者
の識別記号と各運転者の設定高さ及び/又は身長とを対
応させて記憶させた記憶手段で構成し、運転者の識別番
号を入力する入力手段とを設け、前記高さ設定手段は、
運転者がこの入力手段で入力した識別番号に対応する運
転者の設定高さを前記制御部が読取るように構成すれ
ば、複数の運転者に対して、彼が入力した識別番号に従
って最適の設定高さにフロアを位置させることができる
ようになる。
【0020】前記入力手段は、運転者に与えられた識別
番号を入力できるように構成してあれば特に限定され
ず、例えばテンキーボードを用いることができる他、識
別番号を記憶させたIDカードから識別番号を読取る情
報読取装置を用いてもよい。
【0021】なお、前記高さ設定手段は、例えば前記制
御部に内蔵したり、外付けしたりして当該立乗型フォー
クリフトに搭載してもよく、例えば運転者を識別するた
めに発行されたIDカードに内蔵してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る立乗型フォークリフトについて図面に基づいて説明す
る。図1は本第1発明の一実施例にかかる立乗型フォー
クリフトにおけるフロア昇降制御手段の機能ブロック図
であり、図2は該立乗型フォークリフトの側面図であ
り、図3は該立乗型フォークリフトの背面図であり、図
4は前記フロア昇降制御手段の制御プログラムのフロー
図である。
【0023】図2に示すように、この立乗型フォークリ
フトの車体1の後部には、運転者Mが乗り込む運転室2
が設けられており、運転者Mはこの運転室2のフロア3
に立って車体1の走行装置、操舵装置、及び荷役装置を
操作する。
【0024】この荷役装置は、車体1の前方に連出され
たストラドルアーム4に前後方向に進退可能に支持され
たマスト5と、このマスト5に昇降可能に支持されたバ
ックレスト6と、このバックレスト6に固定したフォー
ク7とを備え、前記運転室2の前側に設けた操作台8に
設けた各油圧操作レバー9を操作することにより、油圧
装置を介してこれらマスト5、バックレスト6及びフォ
ーク7を駆動するようにしている。
【0025】ところで、図3に示すように、上記運転室
2のフロア3は昇降可能に設けられ、運転室2の底面を
構成するフロア本体3aと、このフロア本体3aの後縁
から車体1の後板1aに沿って垂下させた縁板3bと、
前記フロア本体3aの車央側の側縁から立ち上げられた
側板3cとを有している。
【0026】また、前記フロア3とブレーキペダル10
とは一体に昇降するように構成されており、前記フロア
3は電動パワーシリンダからなる昇降駆動手段11によ
り昇降駆動される。
【0027】この昇降駆動手段11は、その本体11a
が車体1に設けた支持梁1bに吊り下げられるととも
に、そのピストンロッド11bがフロア3の側板3cに
連結され、前記操作台8に設けたフロア調整レバーから
なる調整操作手段12を操作することにより伸縮するよ
うにしてある。
【0028】即ち、図1に示すように、この立乗型フォ
ークリフトには、この調整操作手段12の位置を検出す
る操作検出手段13と、制御部14とが設けられる。こ
の操作検出手段13は前記調整操作手段12の位置を検
出し、中立位置の場合には停止指令を、上昇操作位置の
場合には上昇指令を、下降操作位置の場合には下降指令
を例えばマイクロコンピュータからなる制御部(CP
U)14に与える。
【0029】又、この立乗型フォークリフトには、更に
前記フロア3の高さを検出する高さ検出手段15が設け
られる。この実施例では、前記フロア3が最下位に位置
する時に該フロア3に駆動されてオンになり、該フロア
3が最下位より上昇すると解放されてオフになる例えば
マイクロスイッチからなる最下位検出手段15aと、前
記フロア3が最上位に位置する時に該フロア3に駆動さ
れてオンになり、該フロア3が最上位より下降すると解
放されてオフになる例えばマイクロスイッチからなる最
上位検出手段15bとで高さ検出手段15が構成されて
いる。
【0030】もっとも、この実施例においては、上記高
さ検出手段15をマイクロスイッチのようにオン・オフ
切替わる2つのスイッチで構成する必要はなく、例えば
ロータリエンコーダ、ポテンショメータなど、フロア3
の高さを検出して、その高さに対応する信号値を有する
信号を出力するものを用いてもよく、又、直接にフロア
3の高さを検出せずに、前記昇降駆動手段11の負荷を
検出し、過負荷であるか否かにより2値的に信号値が変
化する信号を出力するものや負荷に対応する信号値を有
する信号を出力するものを用いてもよい。
【0031】前記制御部14は、キースイッチ16がオ
ンに切替えられる時に始動し、図4に示す制御プログラ
ムを所定の周期で繰り返し実行し、キースイッチ16が
オフに切替えられた後、所定の終了処理時間が経過した
ときに停止する。
【0032】図4に示すように、この制御プログラムに
入ると、先ず、キースイッチ16のオン・オフ信号によ
りキースイッチ16がオフであるか否かを判定し(S
1)、オンであれば前記操作検出手段13から上昇指令
が与えられているか否かを判定する(S2)。ここで、
上昇指令が与えられていると判定した場合には、最上位
検出手段15bの出力に基づいて前記フロア3が最上位
に無いことを確認してから(S3)、前記昇降駆動手段
11を短縮させて前記フロア3を上昇させ(S4)、前
記フロア3が最上位にある場合には前記昇降駆動手段1
1を停止させてフロア3の昇降を停止する(S5)。
【0033】又、上昇指令が与えられていないと判定し
た場合には下降指令が与えられているか否かを判定し
(S6)、下降指令が与えられていると判定した場合に
は前記最下位検出手段15aの出力に基づいてフロア3
が最下位に無いことを確認してから(S7)、前記昇降
手段11を伸長させてフロア3を下降させる(S8)。
又、上昇指令も下降指令も与えられていないと判定した
場合は、停止指令が与えられている場合であり、前記昇
降駆動手段11を停止させてフロア3の昇降を停止する
(S9)。
【0034】このように構成した立乗型フォークリフト
によれば、キースイッチ16をオンした後、運転者が調
整操作手段12を操作して、フロア3の高さをフォーク
7の先端が確実に目視できる高さに調整できる。
【0035】ところで、図4に示すように、前記制御プ
ログラムでは、キースイッチ16のオン・オフ判定の段
階(S1)でオフと判定された場合には、前記フロア3
が最下位に到達したか否かを判定する段階(S7)に移
り、最下位でなければ前記昇降駆動手段11を伸長させ
て前記フロア3を下降させ(S8)、最下位であれば前
記昇降駆動手段11を停止させてフロア3の昇降を停止
させるようにしている(S9)。
【0036】このように、キースイッチ16がオフされ
たことを検出し、前記フロア3を最下位まで下降させる
ように構成した立乗型フォークリフトによれば、運転者
は特別な操作をせずに、キースイッチ16をオフにした
後、フロア3が最下位になるのを待って降車すると、楽
に降車することができる。又、このようにキースイッチ
16をオフした後にフロア3を最下位まで下げておくと
次に乗車する時に楽に乗車することができる。
【0037】なお、例えば図3に示すように、前記キー
スイッチ16は例えば運転室2の片側に設けられるパワ
ールームの上面を覆うトップパネル1c上に設けられ、
前記調整操作手段12は例えばパワールームの運転室2
側のサイドパネル1dの上部に設けられる。もちろん、
これらの配置位置は特に限定されることはなく、運転の
妨げにならない適当な位置であればよい。又、前記調整
操作手段12は、レバーに限らず、例えばシーソースイ
ッチ、スライドスイッチ、上昇操作用と下降操作用の2
つの押しボタンなどで構成してもよい。
【0038】図5は本第2発明の一実施例にかかる立乗
型フォークリフトにおけるフロア昇降制御手段の機能ブ
ロック図であり、図6は該フロア昇降制御手段の制御プ
ログラムのフロー図である。
【0039】この実施例では、前例のマイクロスイッチ
からなる高さ検出手段15に代えてポテンショメータな
ど、フロア3の高さに対応する信号値を出力する高さ検
出手段が設けられる。又、図5に示すように、キースイ
ッチ16をオフした時の前記高さ検出手段17の信号値
を設定高さの信号値として記憶する記憶手段からなる高
さ設定手段18が設けられる。
【0040】前記制御部14は、図6(A)に示すよう
に、キースイッチ16がオンされると開始され、高さ設
定手段18から設定高さを読込んでから(S11)、昇
降駆動手段11に上昇指令を与えてフロア3を上昇させ
(S12)、フロア3の高さが高さ設定手段18により
設定された設定高さに達すると(S13)、昇降駆動手
段11に停止指令を与えてフロア3を停止させる(S1
4)というプログラムを実行する。
【0041】このように構成すれば、運転者は一度高さ
設定手段18により設定高さ設定をしておくと、それ以
後はキースイッチ16をオンすれば自動的にその設定高
さにフロア3を上昇させることができるようになり、乗
る度にフロア3の高さを調整し直す必要はなくなる。
【0042】又、この制御部14は、図6(B)に示す
ように、キースイッチ16がオフされると開始され、高
さ検出手段17により検出されている高さを設定高さと
して高さ設定手段18に記憶させてから(S15)、昇
降駆動手段11に下降指令を与えてフロア3を下降させ
(S16)、フロア3が最下位に到達すると(S17)
昇降駆動手段11に停止指令を与えてフロア3を停止さ
せる(S18)。
【0043】このようにして、キースイッチ16をオフ
にすると、自動的にフロア3が最下位に下降するように
すると、運転者は煩わしいフロア高さの調整操作をせず
に、フロア3が最下位になるのを待って低くなったフロ
ア3から、安全に、かつ容易に降りることができ、又、
次に乗る時には低くなったフロア3に安全に、かつ容易
に乗込むことができる。
【0044】なお、キースイッチ16がオンされた後、
オフされるまでの任意の時に運転者は調整操作手段12
を操作して最上位と最下位との間で自由にフロア3の高
さを調整することができる。
【0045】又、この実施例では、前記高さ設定手段1
8を制御部14に外付けしているが、この高さ設定部1
8を前記制御部14内に設けてもよく、又、図7の機能
ブロック図に示すように、運転者を識別するためのID
カード19内に前記高さ設定部18を設け、情報書込・
読取手段20を介して高さ設定手段18への設定高さの
書込と高さ設定手段18からの設定高さの読取をするよ
うにしてよい。
【0046】本第2発明の他の実施例にかかる立乗型フ
ォークリフトにおいては、高さ設定手段18に複数の運
転者を識別する識別番号と各運転者の設定高さとを対応
させて記憶させる。又、図8の機能ブロック図に示すよ
うに、運転者の識別番号を記憶させたIDカード21か
らその識別番号を読取るための情報読取手段22が設け
られる。
【0047】前記制御部14は、データ読取の段階で、
キースイッチ16のオン操作を検出した時にIDカード
21から情報読取手段22を介して読取った識別番号に
対応する設定高さを読取る。又、前記制御部14は、キ
ースイッチ16のオフ操作を検出すると、その時に高さ
検出手段17が検出している高さを設定高さとして、こ
の設定高さとIDカード21から情報読取手段22を介
して読取った識別番号とを対応させて前記高さ設定手段
18に記憶させる。
【0048】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前記本第2発明の一実施例のそれらと同様である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本第1発明は、
キースイッチのオフ操作を検出することができ、キース
イッチのオフ操作を検出すると、前記昇降駆動手段を作
動させて、前記フロアを最下位に位置させる制御部が設
けられるので、本発明によれば、キースイッチをオフす
ると、自動的にフロアが最下位に下降するという作用が
得られる。これにより、運転者はキースイッチをオフし
た後、フロアが最下位に位置してから安全に、しかも容
易に降車でき、又、次回の乗車は最下位に位置するフロ
アに乗込むので容易に乗車することができるという効果
が得られる。そして、乗降の安全性と容易性を得ること
が切実な問題である背丈の低い運転者や運動機能が低下
している運転者にとってはこの効果が一層効果的に得ら
れるのである。又、前記作用が得られることにより、降
車時にフロアを下降させる特別の操作は不要になり、作
業終了時に運転者が煩わしい操作をせずに済むという効
果も得ることができる。
【0050】次に、本第2発明は、キースイッチのオン
操作後に前記フロアを位置させる設定高さを設定する高
さ設定手段と、キースイッチのオン操作を検出すること
ができ、キースイッチのオン操作を検出すると、前記昇
降駆動手段を始動させ、前記フロアを該高さ設定手段の
設定高さに位置させる制御部を備えるので、キースイッ
チをオンすると自動的にフロアの高さが設定高さに調整
されるという作用が得られ、これにより、運転者が煩わ
しいフロアの高さ調整操作から開放されるという効果が
得られる。
【0051】特に、前述のようにキースイッチをオフ操
作するとフロアが最下位に下降するように構成された立
乗型フォークリフトにおいて、この構成を採用すれば、
乗車後に必ず行われるフロアの高さ調整が自動化される
ので、一層効果的である。
【0052】ここで、特に標準的なフロア高さよりも設
定位置を高く設置する必要がある背丈の低い運転者や運
動機能が低下している高齢の運転者にとっては、昇降の
ためにフロアが妙順的高さ以下に低い最下位まで自動的
に下降し、作業時には標準的な高さよりも高い設定位置
にフロアが自動的に上昇するということは、これらの運
転者を煩わしいフロア高さ調整操作から解放するだけで
なく、昇降の安全性及び容易性を得ると共に、荷役作業
の安全性及び作業性を高める上でもすこぶる優れた効果
が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の背面図である。
【図4】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図5】本発明の機能ブロック図である。
【図6】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図7】本発明の機能ブロック図である。
【図8】本発明の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 車体 2 運転室 3 フロア 11 昇降駆動手段 14 制御部 16 キースイッチ 18 高さ設定手段 19 IDカード 20 情報書込・読取手段 21 IDカード 22 情報読取手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能に設けられた運転室のフロア
    と、該フロアを昇降させる昇降駆動手段とを設けた立乗
    型フォークリフトにおいて、 キースイッチがオフ操作されたことを検出し、キースイ
    ッチのオフ操作を検出すると、前記昇降駆動手段を始動
    して、前記フロアを最下位に下降させる制御部が設けら
    れることを特徴とする立乗型フォークリフト。
  2. 【請求項2】 昇降可能に設けられた運転室のフロア
    と、該フロアを昇降させる昇降駆動手段とが設けられた
    立乗型フォークリフトにおいて、 キースイッチのオン操作後に前記フロアを位置させる設
    定高さを設定する高さ設定手段と、前記キースイッチの
    オン操作を検出し、該キースイッチのオン操作を検出す
    ると前記昇降駆動手段を始動させ、前記フロアを前記高
    さ設定手段の設定高さに位置させる制御部が設けられる
    ことを特徴とする立乗型フォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記高さ設定手段は、前記キースイッチ
    のオフ操作時以前に運転者に合わせて調整された前記フ
    ロアの高さを設定高さとして記憶する記憶手段からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の立乗型フォークリフ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記フロアの高さを検出する高さ検出手
    段が設けられ、前記制御部は、キースイッチのオフ操作
    時に前記設定高さ検出手段が検出するフロアの高さを設
    定高さとして前記高さ設定手段に記憶させることを特徴
    とする請求項3に記載の立乗型フォークリフト。
  5. 【請求項5】 前記高さ検出手段が当該立乗型フォーク
    リフトに搭載されることを特徴とする請求項3又は4に
    記載の立乗型フォークリフト。
  6. 【請求項6】 運転者を識別するIDカードから当該運
    転者の識別番号を読取る情報読取手段が設けられ、前記
    高さ設定手段は、複数の運転者を識別する識別番号と各
    運転者の設定高さとを対応させて記憶させる記憶手段か
    らなり、前記制御手段は、前記情報読取手段が読取った
    運転者の識別番号に対応する設定高さを前記高さ設定手
    段から読取ることを特徴とする請求項3ないし5のいず
    れか1項に記載の立乗型フォークリフト。
  7. 【請求項7】 運転者を識別する識別番号を入力するテ
    ンキーボードが設けられ、前記高さ設定手段は、複数の
    運転者を識別する識別番号と各運転者の設定高さとを対
    応させて記憶させる記憶手段からなり、前記制御手段
    は、前記テンキーボードにより入力された運転者の識別
    番号に対応する設定高さを前記高さ設定手段から読取る
    ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記
    載の立乗型フォークリフト。
  8. 【請求項8】 前記高さ設定手段は運転者を識別するI
    Dカードに内蔵された記憶手段からなり、前記制御部は
    このIDカードから情報読取手段を介して設定高さを読
    取ることを特徴とする請求項6に記載の立乗型フォーク
    リフト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108729120A (zh) * 2018-06-22 2018-11-02 青岛海尔洗衣机有限公司 衣物处理设备及其控制方法
FR3127732A1 (fr) * 2021-10-06 2023-04-07 Psa Automobiles Sa Véhicule de transport de charge

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