JP2003054236A - 閉鎖されたレベル調整設備内の貯蔵部圧力を調整するための方法 - Google Patents
閉鎖されたレベル調整設備内の貯蔵部圧力を調整するための方法Info
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Abstract
気貯蔵部が、不必要に大気からの圧縮空気でもって充填
されるか、もしくは大気内へと排気されないことを十分
に保証する、閉鎖されたレベル調整設備の圧縮空気貯蔵
部の貯蔵部圧力を調整するための方法を提供する。 【解決手段】 自動車のための閉鎖されたレベル調整設
備の圧縮空気貯蔵部(4)の貯蔵部圧力を調整するため
の方法において、空気量が設定され、空気量が下限の下
に位置する場合は、圧縮空気貯蔵部(4)が大気からの
空気でもって充填され、空気量が上限の上に位置する場
合は、圧縮空気貯蔵部(4)が大気内へと排気され、そ
の際、充填後もしくは排気後の空気量が、下限と上限と
の間の作動領域内に位置するように調整が行なわれるよ
うにすることによって、圧縮空気貯蔵部(4)の貯蔵部
圧力が、間接的に、レベル調整設備内の空気量を介して
調整されるようにすることによる。
Description
大気からの空気でもって充填可能であり、かつ大気内へ
と排気可能である圧縮空気貯蔵部と、圧縮空気が空気バ
ネから圧縮空気貯蔵部内へと、また逆方向へと移送可能
であるように、空気バネがコンプレッサを介して圧縮空
気貯蔵部と結合するように構成されている少なくとも1
つの空気バネとを構成要素として含有する、自動車のた
めの閉鎖されたレベル調整設備の圧縮空気貯蔵部の貯蔵
部圧力を調整するための方法に関する。
国特許明細書第199 59 556号から公知であ
り、自動車の車体を標準レベルに維持することを可能に
する。このため、自動車の車体を上昇させるために、圧
縮空気貯蔵部から圧縮空気がレベル調整設備の空気バネ
内へと移送され、車体がもはや所定の標準レベル内に存
在しない場合は、車体を降下させるために、圧縮空気が
空気バネからコンプレッサを介して圧縮空気貯蔵部内へ
と移送される。一方で車体の迅速な上昇を、他方で車体
の迅速な降下を可能にするために、車体が所定の標準レ
ベルに存在する場合は、圧縮空気貯蔵部の貯蔵部圧力
は、一定の領域内に位置しなければならない。即ち、圧
縮空気貯蔵部内の貯蔵部圧力が非常に高い場合は、確か
に車体の迅速な上昇が可能であるが、車体の迅速な降下
は可能でない。何故なら、圧縮空気は、この場合、空気
バネから高い貯蔵部圧力に対向して圧縮空気貯蔵部内へ
と移送されなければならないからである。相応に、圧縮
空気貯蔵部内の貯蔵部圧力が非常に低い際には、確かに
車体の迅速な降下が可能であるが、車体の迅速な上昇は
可能でないということに通じる。
荷状態及び種々のレベル調節のために変化し、これら
は、運転者によって、又はレベル調整設備の調整によっ
て予め与えられる(例えば、オフロード車に大きく最低
地上高を得させるために)。これは、貯蔵分圧力が、瞬
間の負荷状態及び/又は瞬間の車体のレベル調整に基づ
いて所望の領域外に位置し、それにもかかわらず、車体
が所定の標準状態内に存在する場合は、貯蔵部圧力がこ
の領域内に位置することへと導くことになる。このよう
な時点で貯蔵部圧力が設定される場合は、これは、圧縮
空気貯蔵部を大気からの空気でもって充填すること、又
は圧縮空気貯蔵部を大気内へと排気させることへと導く
にもかかわらず、実際には行なわれることはない。むし
ろ圧縮空気貯蔵部内では、充填又は排気によって、リー
ク損失又は貯蔵部圧力変動のみが相殺されるべきであ
り、これらは、激しい温度変動に基づいて成立する。こ
の問題は、車体が標準レベル内に存在する場合にのみ、
貯蔵部圧力を設定することによって解決されるが、この
状況は、しばしば長い期間を介して生じることがない。
る課題は、貯蔵部圧力が一定の領域内に存在し、圧縮空
気貯蔵部が、不必要に大気からの圧縮空気でもって充填
されるか、もしくは大気内へと排気されないことを十分
に保証する、閉鎖されたレベル調整設備の圧縮空気貯蔵
部の貯蔵部圧力を調整するための方法を提供することに
ある。特に、自動車が一定の状態にある間の貯蔵部圧力
は、車体の迅速な昇降及び降下を保証するために、一定
の領域内に存在すべきである。
徴によれば、この課題は、空気量が設定され、空気量が
下限の下に位置する場合は、圧縮空気貯蔵部が大気から
の空気でもって充填され、空気量が上限の上に位置する
場合は、圧縮空気貯蔵部が大気内へと排気され、その
際、充填後もしくは排気後の空気量が、下限と上限との
間の作動領域内に位置するように調整が行なわれるよう
にすることによって、圧縮空気貯蔵部の貯蔵部圧力が、
間接的に、レベル調整設備内の空気量を介して調整され
るようにすることによって解決される。
け、常に一定の作動領域内に維持され、その結果、自動
車が一定の状態にある間の貯蔵部圧力が、一定の領域内
にも位置する点に見ることができる。空気量のための作
動領域は、特に、自動車が一定の標準状態にある間、貯
蔵部圧力が、一方で車体の迅速な上昇が可能であり、ま
た他方で車体の迅速な降下が可能である領域内に位置す
るように選択される。
の方法が、貯蔵部圧力を調整するために、任意の時点
で、また任意の自動車の状態で実施することができると
いう点に見ることができる。何故ならこの方法において
は、(瞬間の自動車の状態に依存しない)レベル調整設
備内の空気量だけが設定され、空気量が一定の作動領域
内に存在するかどうかが点検されるからである。本発明
の更なる利点は、貯蔵部圧力が、圧縮空気貯蔵部の充填
又は排気によって、更に、リークもしくは大きな温度変
動に基づいて、レベル調整設備内の空気量が作動領域外
に(その結果貯蔵部圧力が所望の領域外に)位置するこ
とが生じた場合にのみ相殺される点に見ることができ
る。コンプレッサは、圧縮空気貯蔵部を充填するため
に、即ち、これが無条件に必要である場合にのみ操作さ
れ、従ってコンプレッサ作動時間が短縮され、コンプレ
ッサ寿命が延長される。最後に本発明の更なる利点は、
レベル調整設備内の空気量が、簡単な様式及び方法で設
定可能である点に見ることができる。
構成要素内の空気量を、即ち、空気バネ、圧縮空気貯蔵
部、コンプレッサ、空気乾燥機及び圧縮空気導管内の空
気量を設定することができる。請求項2に記載の本発明
の発展構成によれば、レベル調整設備内の空気量は、し
かしながら空気バネ内の空気量と圧縮空気貯蔵部内の空
気量との総和から設定されるようにする。この場合は、
レベル調整設備の他の構成要素内の空気量が、前記の構
成要素と比較して無視することができることに由来す
る。この発展構成の利点は、空気バネ及び圧縮空気貯蔵
部内の空気量が、レベル調整設備の高さセンサ及び中央
圧力センサによって、簡単な様式及び方法で設定するこ
とができる点に見ることができる(詳細は、図面の説明
を参照のこと)。
ば、充填後又は排気後の空気量が、少なくとも作動領域
の中央の近傍に位置するように(特に空気量は正確にこ
の値に一致する)、圧縮空気貯蔵部が充填又は排気され
るようにする。この発展構成の利点は、圧縮空気貯蔵部
内の空気量が、この空気量が作動領域を「離れ」、空気
量が再び再調整されなければならないうちは、できるだ
け大きな変動幅を有する点に見ることができる。
ル調整設備内の空気量が設定され、作動領域内に位置す
る所定の空気量から設定された空気量が除去され、この
差から、設定された空気量から所定の空気量にするため
に、圧縮空気貯蔵部が充填又は排気されるのに必要な時
間間隔が設定され、圧縮空気貯蔵部が、設定された時間
間隔を介して充填又は排気されるようにすることを特徴
とする。
ンプレッサが、圧縮空気貯蔵部を充填するために、1度
だけ設定された時間間隔のために接続される点に、もし
くは、圧縮空気が圧縮空気貯蔵部から大気内へと流れる
ように構成された排気弁が、1度だけ設定された時間間
隔のために開放される点に見ることができる。空気量
が、コンプレッサ作動時間もしくは排気弁開放時間の後
所望の値に達したかどうかの再測定、及び新たなコンプ
レッサの接続もしくは排気弁の切替えは不必要である。
特に、付加的に最後の項で述べた利点を達成するため
に、時間間隔を計算するため、所定の空気量として作動
領域の平均の空気量値が基本に置かれる。
ば、レベル調整設備内の空気量が、比較的長い期間の経
過中に温度変動が生じた際も、少なくとも大部分が作動
領域内に位置するように、作動領域が選択されるように
する。期間としては、例えば1日の長さを考慮すること
ができる。この場合作動領域は、例えば、15°Cにお
ける作動領域の平均の空気量が占め、15°C+/−2
0°Cにおける作動領域の下限及び上限が占めることに
よって決定することができる。その際空気量は、−5°
C〜35°Cの温度領域内では作動領域から離れない
(季節、又は自動車が製造された地域に依存して、他の
温度を決定することもできる)。この発展構成の利点
は、空気量が、前記の期間にわたる温度変動に基づいて
作動領域を離れず、従ってこの期間内で、温度変動に基
づく空気量の再調整が必要でない点に見ることができ
る。
ば、レベル調整設備内の空気量が、自動車の運転を開始
する際に(特にそれぞれの運転が開始される際に)設定
されるようにする。この発展構成の利点は、自動車の走
行開始前の空気量が、いかなる危険もなく修正すること
ができる点に見ることができる。この発展構成の更なる
利点は、自動車の静止中に、圧縮手段チャンバ内の空気
量が、簡単な様式及び方法で正確に測定することができ
る点に見ることができる。何故なら、動的な影響が、自
動車及び圧縮手段チャンバに何ら作用しないからであ
る。
ぞれ比較的長い期間を介して、平均値が、この期間の間
に設定される空気量から形成され、このように設定され
た平均値が、少なくとも1つの予め相応に設定された平
均値と比較され、平均値が低下した際には、レベル調整
設備のリークが結論付けられるようにすることを特徴と
する。
を基本に置くことができる。即ち、期間が10日である
場合は、レベル調整設備内のリークを結論付けるため
に、相前後して続く10日の間、算術平均値が、この期
間内で測定された空気量から設定され、1つ又は複数の
予め設定された平均値と比較される(例えば、これは、
1月1日〜1月10日、1月2日〜1月11日、1月3
日〜1月12日等の期間内の平均値が設定され、最後に
設定された平均値が、1つ又は複数の予め設定された平
均値と比較して低下している場合は、レベル調整設備内
のリークを結論付ける)。この発展構成の利点は、−比
較的長い期間にわたって−行なわれる平均値形成によっ
て、空気量設定に対する影響を有する温度変動が、「ス
ムージング」を受ける点に見ることができる。レベル調
整設備内のリークが結論付けられた場合は、これが、自
動車の運転者に、例えば知らせられるか、及び/又は自
動車のエラーメモリ内へと書き込まれる。エラーメモリ
は、自動車の次の点検が行なわれる際に読みだされ、レ
ベル調整設備のリークを引き出すことができる。
ば、作動領域の平均値が、一定の周囲温度、一定の負荷
状態、一定の車体の標準レベル、及び、車体を標準レベ
ルから所定の他のレベルへと上昇もしくは降下させるた
めに設定される最小調整時間に由来して決定されるよう
にする。空気量のための作動領域は、この平均値に由来
して決定される。この場合、周囲温度、負荷状態及び標
準レベルとしては、自動車をしばしば占める値が決定さ
れる。この発展構成の利点は、作動領域が、自動車の標
準状態に由来して決定される点に、また車体を標準レベ
ルから所定の他のレベルへと迅速に上昇及び降下させる
ことが保証されている点に見ることができる。
を、図面と関連付けて説明する。
図に示す(このレベル調整設備の構造及び機能様式に関
する詳細な構成は、独国特許明細書第199 59 5
56号に見いだすことができる)。レベル調整設備は、
空気バネ2a〜2d及び圧縮空気貯蔵部4を備える。更
にレベル調整設備はコンプレッサ6を含有し、このコン
プレッサは、少なくとも圧縮空気をその入口8からその
出口10へと移送することができる。前記の構成要素
は、圧縮空気導管を介して互いに結合されており、これ
らの圧縮空気導管内には、制御可能な切替え弁14,1
8及び24a〜24dが存在する。以下に、空気バネ2
aを本にして、どのようにして、圧縮空気が圧縮空気貯
蔵部4からコンプレッサ6を介して空気バネ2a〜2d
内へと移送できるかを説明する。先ず、レベル調整設備
の(図示されてない)制御ユニットによって、制御可能
な切替え弁24aが制御され、従ってこの切替え弁は、
図1において図示された第1の切替え状態から第2の切
替え状態へと移行する。その後、制御ユニットによって
コンプレッサ6が制御され、従ってこのコンプレッサは
運転を開始する。その際圧縮空気貯蔵部4から、制御可
能な切替え弁14、コンプレッサ6、制御可能な切替え
弁18及び制御可能な切替え弁24aを介して、圧縮空
気が空気バネ2a内へと移送される。十分に圧縮空気が
空気バネ2a内へと移送されている場合は(車体が、空
気バネ2aの領域内に、即ち所望のレベルを占めた場合
は)、制御ユニットによって更にまたコンプレッサ6が
制御され、従ってこのコンプレッサは運転を停止し、更
に制御可能な切替え弁24aは最早流動させず、従って
切替え弁は、再び第1の切替え状態へと移行する。空気
バネ2b〜2dは、相応の様式及び方法で、圧縮空気貯
蔵部4からの圧縮空気でもって充填される(この場合、
複数の空気バネ2a〜2dを同時に充填することも可能
である)。
うにして、圧縮空気が空気バネ2a〜2dからコンプレ
ッサ6を介して圧縮空気貯蔵部4内へと移送することが
できるかを模範的に説明する。先ずレベル調整設備の制
御ユニットによって、電気的に制御可能な切替え弁1
4,18及び24aが制御され、従ってこれらの切替え
弁は、図1において図示された第1の切替え状態から第
2の切替え状態へと移行する。その後制御ユニットによ
ってコンプレッサ6が制御され、従ってこのコンプレッ
サは運転を開始する。その際空気バネ2aから、圧縮空
気が、切替え弁24a、切替え弁14、コンプレッサ6
及び切替え弁18を介して圧縮空気貯蔵部4内へと移送
される。十分に圧縮空気が、空気バネ2aから圧縮空気
貯蔵部4内へと排気されている場合は(車体が、空気バ
ネ2aの領域内に、即ち所望のレベルを占めた場合
は)、制御ユニットによってコンプレッサ6が制御さ
れ、従ってこのコンプレッサは運転を停止する。更に、
制御可能な切替え弁14,18及び24aは最早流動さ
せず、従ってこれらの切替え弁は、再び第1の切替え状
態へと移行する。相応の様式及び方法で、空気バネ2b
〜2dが圧縮空気貯蔵部4内へと排気される(この場
合、複数の空気バネ2a〜2dから同時に排気すること
も可能である)。
らの圧縮空気でもって充填することによる所定の標準レ
ベルからの車体の迅速な上昇は、圧縮空気貯蔵部4内の
貯蔵部圧力が十分に高い場合にのみ保証することができ
る。他方で、空気バネ2a〜2dを圧縮空気貯蔵部4内
へと排気することによる非常に高いレベルから標準レベ
ルへの車体の迅速な降下は、圧縮空気貯蔵部4内の貯蔵
部圧力がそれほど高くないことによってのみ保証するこ
とができる。即ち一方で、ある程度の最低速度でもって
車体を上昇させること及び車体を降下させることを保証
するために、圧縮空気貯蔵部4内の貯蔵部圧力は、車両
が標準状態を占める場合に一定の領域に位置しなければ
ならない。自動車は、種々の負荷状態及び種々のレベル
調節に基づいてしばしば標準状態外に存在するので、自
動車の標準状態にある間の圧縮空気貯蔵部4の貯蔵部圧
力は、容易には決定することができない。従って本発明
によれば、圧縮空気貯蔵部4の貯蔵部圧力は、間接的に
レベル調整設備内の空気量を介して、この空気量が設定
され、−場合によっては、大気からの空気でもって圧縮
空気貯蔵部4を充填することによって、もしくは大気内
へと圧縮空気貯蔵部4を排気することによって−一定の
作動領域内に維持される(この作動領域は、自動車の標
準状態において圧縮空気貯蔵部4内の貯蔵部圧力が所望
の領域内に位置するように選択される)ことによって調
整される。
でもって充填されるべきである場合は、レベル調整設備
の制御ユニットによって、先ず制御可能な切替え弁34
及び18が制御され、従ってこれらの切替え弁は、図1
において図示された第1の切替え状態から第2の切替え
状態へと移行する。その後コンプレッサが制御され、従
ってこのコンプレッサは運転を開始する。その際大気か
ら、切替え弁34、コンプレッサ6及び切替え弁18を
介して、空気が圧縮空気貯蔵部4内へと移送される。最
早空気が、大気から圧縮空気貯蔵部4内へと移送される
べきでない場合は、制御可能な切替え弁34及び18
は、制御ユニットによって最早流動させず、従ってこれ
らの切替え弁は、再び第1の切替え状態へと移行する。
更に、コンプレッサ6は最早制御されず、従ってこのコ
ンプレッサは運転を停止する。
ため、レベル調整設備の制御ユニットによって、制御可
能な切替え弁34が制御され、従ってこの切替え弁は、
図1において図示された第1の基本状態から第2の切替
え状態へと移行する。その際圧縮空気貯蔵部4は、切替
え弁14及び34を介して大気内へと排気することがで
きる。圧縮空気貯蔵部4が、更に排気されるべきでない
場合は、制御可能な切替え弁34が、レベル調整設備の
制御ユニットによって更には流動させず、従って切替え
弁は、図示された第1の切替え状態へと移行する。
備内の空気量Lが設定されるかが説明され、その際、圧
縮空気貯蔵部4内及び空気バネ2a〜2d内の空気量が
設定された場合、この方法を実施するために十分である
ことが示されている。この空気量Lは、以下のように計
算される。 L=p1V1+p2V2+p3V3+p4V4+psV
s 但し、 p1〜p4:空気バネ2a〜2d内の圧力 V1〜V4:空気バネ2a〜2dの容積 ps:圧縮空気貯蔵部4内の圧力 Vs:圧縮空気貯蔵部4の容積 である。
て、圧力センサでもって空気バネ2a〜2d内の圧力p
iが設定することができるかを説明する。先ず、制御ユ
ニットによって、制御可能な切替え弁18が制御され、
従ってこの切替え弁は、図1において図示された第1の
切替え状態から第2の切替え状態へと移行する。その際
空気バネ2a〜2dは、コンプレッサ6及び圧縮空気貯
蔵部4から完全に分離されている。その後レベル調整設
備の制御ユニットによって、制御可能な切替え弁24a
が制御され、従ってこの切替え弁は、図1において図示
された第1の切替え状態から第2の切替え状態へと移行
する。その際圧力センサ30には、空気バネ2a内の圧
力が当接し、従って圧力が測定され、レベル調整設備の
制御ユニットへと転送することができる。圧力が更には
測定されるべきでない場合は、切替え弁18及び24a
は、制御ユニットによって最早流動させず、従ってこれ
らの切替え弁は、再び、図1において図示された第1の
切替え状態へと移行する。相応に、空気バネ2b〜2d
内の圧力を測定することができる。
め、空気バネ2a内に付設された(図示されてない)高
さセンサでもって、空気バネ2aの弾性状態が測定さ
れ、レベル調整設備の制御ユニットへと転送される。制
御ユニットには、どのような空気バネ2aの容積が、瞬
間の弾性状態に関してこの空気バネに属するかが付与さ
れており、従って伝達される高さセンサの信号から、空
気バネ2aの容積は設定することができる。相応の様式
及び方法で、空気バネ2b〜2dの容積が確定される。
め、制御可能な切替え弁14及び18は、先ず図1にお
いて図示された第1の切替え状態を占める。その際圧縮
空気貯蔵部4は、これらの切替え弁を介して圧力センサ
30と結合されており、従って、圧縮空気貯蔵部4内の
圧力が圧力センサ30におけるよりも大きい場合は、圧
力相殺が、圧縮空気貯蔵部4と圧力センサ30との間で
行なわれる。その後制御可能な切替え弁14及び18
は、図示された第1の切替え状態から第2の切替え状態
へと移行される。その際圧力センサ30は、制御可能な
切替え弁14、コンプレッサ6及び制御可能な切替え弁
18を介して圧縮空気貯蔵部4と結合されており、従っ
て、圧力センサ30における圧力が圧縮空気貯蔵部4内
よりも大きい場合は、圧力相殺が、圧力センサ30と圧
縮空気貯蔵部4との間で行なわれる。即ち、切替え弁1
4及び18が、圧力測定の前に両方の切替え状態へと移
行される場合は、圧力センサ30には、いずれの場合
も、圧縮空気貯蔵部4内の静的な空気圧が当接し、従っ
てこの圧力センサによって測定可能である。圧力センサ
30によって測定された圧力は、レベル調整設備の制御
ユニットへと転送される。
整設備の制御ユニット内に記憶され、従って今や、空気
量Lを計算するために必要な全ての値が、レベル調整設
備の制御ユニット内に存在する。
は、調整速度vが、レベル調整設備内の空気量Lを介し
て供されている。このグラフからは、車体を空気量Lに
依存して一定の標準レベルから上昇させるための調整速
度vを再現する第1の直線36が読取ることができる。
空気量Lが僅かである場合は、これは、圧縮空気貯蔵部
4内の貯蔵部圧力も僅かであり、従って低い調整速度v
が生じるということを意味する。空気量Lが多いほど、
ますます迅速に、圧縮空気貯蔵部4からの空気による車
体の上昇を行なうことができる。
を空気量Lに依存して所定の標準レベルから降下させる
ための調整速度vを再現する。空気量Lが低いほど、ま
すます迅速に、圧縮空気を空気バネ2a〜2dから車体
を降下させるためにコンプレッサを介して圧縮空気貯蔵
部4内へと移送することができ、また、ますます迅速
に、車体の降下が可能である。
この点に、一定の空気量Loptが属する。Loptの
左に位置する空気量Lに対しては、降下工程が、上昇工
程よりも迅速に行なわれ、またLoptの右に位置する
その空気量に対しては、上昇が、降下よりも迅速に行な
われる。曲線42は、直線36及び38を統合し、その
際曲線42上では、それぞれ比較的緩慢な調整速度しか
確保されていない(即ち、空気量Loptが属する頂点
40の左では、曲線42によって、車体を上昇させるた
めの調整速度Lが再現され、頂点40の右では、曲線4
2によって、車体を降下させるための調整速度Lが再現
される)。
inにおいてL軸に対して平行な直線を引く場合は、こ
の直線が曲線42を点44及び46で切断する。レベル
調整設備内の空気量Lが、点44及び46によって決定
される空気量LminとLmaxとの間に位置する場合
は、速度Vminと同じ大きさであるか、又はこれより
大きい調整速度vによる車両の上昇及び降下が行なわれ
ることが保証されている。即ち、点44及び46によっ
て案内される軸は、閉鎖されたLmin〜Lmaxの空
気量インターバルを決定し、このインターバル内のそれ
ぞれの空気量Lに対して、上昇及び降下させるために選
択された最低調整速度Vminが維持されるか、もしく
は超過させられる(閉鎖されたLmin〜Lmaxの空
気量インターバルは、以下の作動領域で述べられる)。
作動領域の外の空気量Lに対しては、上昇のための調整
速度か、降下のための調整速度のいずれかが最低調整速
度Vminを下回る。
設定され、空気量が下限Lminの下に位置する場合
に、圧縮空気貯蔵部4が大気からの空気でもって充填さ
れ、空気量が上限Lmaxの上に位置する場合は、圧縮
空気貯蔵部4が大気内へと排気され、その際、充填後も
しくは排気後の空気量が作動領域内に位置するように、
調整が行なわれることによって調整される。
対しては、車体を上昇させるための最低調整速度Vmi
nは最早維持することができない。空気量が、例えばL
minの下のL1に低下させられている場合、車体を上
昇させるための調整速度vは、最低調整速度Vminよ
りも小さいV1である。レベル調整設備内の空気量を設
定する際に、レベル調整設備内の空気量Lが更にL1で
しかない場合は、即ちLminよりも小さい場合は、圧
縮空気貯蔵部4(図1参照)は、空気量Lが再び作動領
域内に位置するまで、大気からの空気でもって充填され
る。
整設備内の空気量Lが再び空気量Loptを占めるまで
行なわれる。何故ならこの空気量Loptが作動領域の
中央に位置し、従って充填後のレベル調整設備内の空気
量が、空気量が再び再び作動領域から低下するまでは、
最大変動幅を有するからである。
時間間隔は、例えば以下のように決定することができ
る。先ず、差Lopt−L1が設定される。この差は、
空気量L1を空気量Loptにするために、レベル調整
設備内へと搬入されるのに必要なその空気量Laufを
決定する。その後レベル調整設備のコンプレッサ6によ
って、空気量Laufが圧縮空気貯蔵部4内へと移送さ
れてしまうまで、大気からの空気が圧縮空気貯蔵部4内
へと移送される(コンプレッサ6でもって圧縮空気貯蔵
部を充填することに関しては、図1を参照のこと)。必
要な時間間隔は、レベル調整設備の制御ユニット内に付
与された特性曲線から設定され、この特性曲線は、レベ
ル調整設備内で考えられる全ての空気量Lauf(La
ufは(即ち、レベル調整設備が充填の前に空である場
合は)最大のLoptであり、(即ち、レベル調整設備
内の空気量がLoptに相当する場合は)最小のOであ
る)のために、コンプレッサによってそれぞれ移送すべ
き空気量Laufとコンプレッサ運転時間との間の関係
を再現する。
に、レベル調整設備内の実際の空気量L2が空気量Lm
axよりも大きいと確定される場合は、これは、車体の
降下が、最低調整速度vminより小さい調整速度v2
でもって行なわれるということを意味する。この場合、
レベル調整設備内に存在する圧縮空気が、再び作動領域
内に位置するまで、圧縮空気が圧縮空気貯蔵部4から排
気される。特に、レベル調整設備内の実際の空気量Lが
空気量Loptに相当するまで、圧縮空気は圧縮空気貯
蔵部4から排気される(理由付けに関しては上を参照の
こと)。この場合、圧縮空気が排気されるのに必要な時
間間隔は、以下のように設定することができる。先ず、
差L2−Loptが設定される。この差は、空気量L2
から空気量Loptにするために、レベル調整設備から
排気されるのに必要なその空気量Labを示す。その
後、空気量Labが漏出してしまうまで、圧縮空気が圧
縮空気貯蔵部4から排気される(これが分かるように、
図1との関連で説明されている)。必要な時間間隔は、
レベル調整設備の制御ユニット内に付与される特性曲線
から確定することができ、この特性曲線は、レベル調整
設備内で考えられる全ての空気量Labに対し、それぞ
れ排気すべき空気量Labと、このために必要な排気時
間との間の関係を再現する。
備内の実際の空気量が作動領域外に置かれた後、レベル
調整設備内の実際の空気量Lが空気量Loptにもたら
されることが達成される。
合は、一定の時間長さにわたる温度変動に基づいて、レ
ベル調整設備がリークを備えることなく、この空気量L
が変化することが生じ得る。即ち、通常のこの温度変動
によって、空気量Lが作動領域外に位置するようになっ
た場合、これは、それ自身必要ではないにもかかわら
ず、レベル調整設備内の調整工程が行なわれることにな
る。これを防止するために、決定された時間長さ内の温
度変動に基づいて変化する空気量Lができるだけ常に作
動領域内に位置するような大きさに、作動領域が選択さ
れる。温度変動のための期間としては、例えば1日の長
さを想定することができ、温度変動の大きさのために
は、例えば−20°C〜+20°Cの領域を決定するこ
とができる。
内に存在し、圧縮空気貯蔵部が、不必要に大気からの圧
縮空気でもって充填されるか、もしくは大気内へと排気
されないことを十分に保証する、閉鎖されたレベル調整
設備の圧縮空気貯蔵部の貯蔵部圧力を調整するための方
法が得られる。
Claims (8)
- 【請求項1】 コンプレッサ(6)と、大気からの空気
でもって充填可能であり、かつ大気内へと排気可能であ
る圧縮空気貯蔵部(4)と、圧縮空気が空気バネ(2a
〜2d)から圧縮空気貯蔵部(4)内へと、また逆方向
へと移送可能であるように、空気バネ(2a〜2d)が
コンプレッサ(6)を介して圧縮空気貯蔵部(4)と結
合するように構成されている少なくとも1つの空気バネ
(2a〜2d)とを構成要素として含有する、自動車の
ための閉鎖されたレベル調整設備の圧縮空気貯蔵部
(4)の貯蔵部圧力を調整するための方法において、 空気量が設定され、空気量が下限の下に位置する場合
は、圧縮空気貯蔵部(4)が大気からの空気でもって充
填され、空気量が上限の上に位置する場合は、圧縮空気
貯蔵部(4)が大気内へと排気され、その際、充填後も
しくは排気後の空気量が、下限と上限との間の作動領域
内に位置するように調整が行なわれるようにすることに
よって、圧縮空気貯蔵部(4)の貯蔵部圧力が、間接的
に、レベル調整設備内の空気量を介して調整されるよう
にすることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 レベル調整設備内の空気量が、空気バネ
(2a〜2d)内の空気量と圧縮空気貯蔵部(4)内の
空気量との総和から設定されるようにすることを特徴と
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 充填後又は排気後の空気量が、少なくと
も作動領域の中央の近傍に位置するように、圧縮空気貯
蔵部(4)が充填又は排気されるようにすることを特徴
とする請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 レベル調整設備内の空気量が設定され、
作動領域内に位置する所定の空気量から設定された空気
量が除去され、この差から、設定された空気量から所定
の空気量にするために、圧縮空気貯蔵部(4)が充填又
は排気されるのに必要な時間間隔が設定され、圧縮空気
貯蔵部(4)が、設定された時間間隔を介して充填又は
排気されるようにすることを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1つに記載の方法。 - 【請求項5】 レベル調整設備内の空気量が、比較的長
い期間の経過中に温度変動が生じた際も、少なくとも大
部分が作動領域内に位置するように、作動領域が選択さ
れるようにすることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1つに記載の方法。 - 【請求項6】 レベル調整設備内の空気量が、自動車の
運転を開始する際に設定されるようにすることを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項7】 それぞれ長い期間を介して、平均値が、
この期間の間に設定される空気量から形成され、このよ
うに設定された平均値が、少なくとも1つの予め相応に
設定された平均値と比較され、平均値が低下した際に
は、レベル調整設備の不機密が結論付けられるようにす
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載
の方法。 - 【請求項8】 作動領域の平均値が、一定の周囲温度、
一定の負荷状態、一定の車体の標準レベル、及び、車体
を標準レベルから所定の他のレベルへと上昇もしくは降
下させるために設定される最小調整時間に由来して決定
されるようにすることを特徴とする請求項1〜7のいず
れか1つに記載の方法。
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