JP2003052484A - レスト部材サポート構造 - Google Patents

レスト部材サポート構造

Info

Publication number
JP2003052484A
JP2003052484A JP2001243680A JP2001243680A JP2003052484A JP 2003052484 A JP2003052484 A JP 2003052484A JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A JP 2003052484 A JP2003052484 A JP 2003052484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engagement
rest member
stay
engaging
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001243680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3986272B2 (ja
JP2003052484A5 (ja
Inventor
Nobuo Yamada
伸雄 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Technica Co Ltd
Original Assignee
Nihon Technica Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Technica Co Ltd filed Critical Nihon Technica Co Ltd
Priority to JP2001243680A priority Critical patent/JP3986272B2/ja
Publication of JP2003052484A publication Critical patent/JP2003052484A/ja
Publication of JP2003052484A5 publication Critical patent/JP2003052484A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3986272B2 publication Critical patent/JP3986272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レスト部材が支持体から安易に脱落してしま
っていた。 【解決手段】 ヘッドレストステー21に高さ調整用係
合部21bと第1の抜止係合部21aとを設け、第1の
弾性体32cによって進退動作可能な第1の係合片操作
部32に第1の係合片32aを取り付け、高さ調整用係
合部21bと第1の抜止係合部21aとに係合させるこ
とによって高さ調整と第1の抜止を実施する。さらに、
この機構とは別の機構によって第2の係合片32dと第
2の抜止係合部21cとを係合させて第2の抜止を実施
する。第2の抜止における係合は特殊工具等によって解
除可能に構成する。従って、ヘッドレストステー21が
シートバック10から安易に脱落することを防止しなが
らも、必要に応じてヘッドレストステー21の引き抜き
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレスト部材サポート
構造に関し、特に、シートバック上端に支持されるヘッ
ドレストに適用して好適なレスト部材サポート構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドレストサポート構造では、
レスト部材から下方へ突設したレスト部材ステーをシー
トバックの上辺に埋設した筒体に挿入し、当該筒体内の
高さ調整機構にて高さを調整しつつレスト部材ステーを
支持するようになっている。高さ調整機構においてはレ
スト部材ステーの側面に複数個の切欠を設けて高さ調整
用係合部を形成し、筒体の上端に高さ調整用係合部に対
して進退可能な高さ調整用係合片を設ける。高さ調整用
係合部は上部がレスト部材ステーの軸に垂直な平面であ
り、当該平面の下方でレスト部材ステーの外周に向けて
傾斜が設けられた切欠である。
【0003】また、高さ調整用係合片は弾性体によって
通常状態でレスト部材ステー方向に付勢され、筒体に設
けられた操作ボタンを押圧することによって逆付勢力を
作用させて高さ調整用係合片をレスト部材ステーから退
避させることができる。かかる構成により、レスト部材
ステーを下方に挿入する際には高さ調整用係合片を複数
の高さ調整用係合部のいずれかに係合させてレスト部材
ステーを支持するとともに、操作ボタンを押圧して係合
を解除し利用者任意の高さに調整することができる。
【0004】一方、レスト部材ステーにおいては最も下
部に位置する上記高さ調整用係合部のさらに下方におい
て当該高さ調整用係合部の逆向きに係合部が形成されて
おり、抜止がなされる。すなわち、この係合部は下部が
レスト部材ステーの軸に垂直な平面であり、当該平面の
上方でレスト部材ステーの外周に向けて傾斜が設けられ
た切欠である。従って、レスト部材ステーが上記筒体に
挿入された状態で当該レスト部材ステーを上方に引き抜
こうとすると、上記高さ調整用係合片がこの係合部の平
面に係合し、レスト部材ステーの抜けが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレスト
部材サポート構造においては、次のような課題があっ
た。すなわち、レスト部材ステーは上記高さ調整用係合
片が通常状態でレスト部材ステー方向に付勢されること
によって抜けが防止されるものの、当該高さ調整用係合
片は上記操作ボタンによって進退可能であることから、
利用者がこの操作ボタンを操作すれば容易にレスト部材
ステーを筒体から抜くことができてしまう。本発明は、
上記課題にかんがみてなされたものでレスト部材ステー
が支持体から安易に脱落することを防止しながらも、必
要に応じてレスト部材ステーの引き抜きが可能なレスト
部材サポート構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、レスト部材から突設され
るとともにその外周に軸方向に沿って複数の高さ調整用
係合部が並設され、当該高さ調整用係合部の下部に第1
の抜止係合部が設けられたレスト部材ステーと、支持体
に埋設されて上記レスト部材ステーを挿入支持する筒体
と、同筒体上部に設けられ、上記高さ調整用係合部と第
1の抜止係合部とに係合可能な第1の係合片を第1の弾
性体でレスト部材ステーの方向へ付勢するとともに外部
からの押圧操作によって逆付勢力を作用させることによ
り付勢力作用線方向に沿って上記第1の係合片を進退可
能な第1の係合片操作部と、上記レスト部材ステーと筒
体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられた
第2の抜止係合部と、上記レスト部材ステーと筒体との
いずれかまたはそれらの組み合わせに設けられ上記第2
の抜止係合部に係合可能であるとともに第2の弾性体に
よって一方から他方に向けて付勢される第2の係合片
と、上記第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて同
第2の係合片と第2の抜止係合部との係合状態を解除す
る係合解除機構とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、レスト部材はレスト部材ステーを介して
支持されるようになっており、同レスト部材ステーは支
持体に埋設された筒体に挿入支持される。このレスト部
材ステーは複数の高さ調整用係合部のいずれに対して第
1の係合片を係合させるかを適宜選択することによって
レスト部材を所望の高さに調整することができる。第1
の係合片はレスト部材ステーの方向に付勢されているの
で、レスト部材ステーの挿入量を調整し高さ調整用係合
部が第1の係合片の位置に到達すると自動で第1の係合
片と高さ調整用係合部とが係合してレスト部材ステーが
ロックされる。さらに、第1の係合片には第1の係合片
操作部によって逆付勢力を作用させることができるの
で、当該第1の係合片操作部を押圧することによって上
記係合状態を解除し、再びレスト部材ステーの高さを調
整することが可能になる。
【0008】一方、レスト部材ステーにおいて高さ調整
用係合部の下部には第1の抜止係合部が設けられており
上記第1の係合片はレスト部材ステーの方向に付勢され
ているので、レスト部材ステーの挿入量を調整して第1
の抜止係合部が第1の係合片の位置に到達すると自動で
第1の抜止係合部と第1の係合片とが係合する。従っ
て、利用者がレスト部材ステーを筒体から引き抜こうと
して同レスト部材ステーを単に持ち上げても第1の抜止
係合部における係合によって抜けが防止される。この係
合は第1の係合片操作部を押圧操作すれば容易に解除で
きるが、本発明においてはレスト部材ステーを容易に引
き抜くことを防止するため、第1の係合片操作部を操作
してレスト部材ステーを引き抜こうとしても抜けないよ
うに構成してある。
【0009】このために第2の抜止係合部と第2の係合
片とを設けてあり、第2の係合片がレスト部材ステーと
筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられ
て一方から他方に付勢されているため、レスト部材ステ
ーの挿入量を調整して第2の抜止係合部が第2の係合片
の位置に到達すると自動で両者が係合する。従って、抜
止がなされる。さらに、係合解除機構によって上記第2
の係合片に対して逆付勢力を作用させて係合状態を解除
することができるのでレスト部材ステーの抜けが完全に
禁止されるわけではないが、上記第1の係合片操作部に
対する単なる押圧操作のみでレスト部材ステーが脱落す
ることはない。従って、レスト部材ステーが支持体から
安易に脱落することを防止しながらも、必要に応じてレ
スト部材ステーを引き抜くことができる。
【0010】本発明にかかるレスト部材サポート構造は
種々のレスト部材に適用可能である。例えば、車両内の
シートバックを支持体とするヘッドレストや屋内で利用
する座椅子のアームレスト等に適用可能である。レスト
部材ステーは筒体に支持された状態でレスト部材を支持
することができればよく、筒体に挿入可能な外周面を有
していればよい。すなわち、筒体が円筒形であってステ
ー部分も円筒形であることが好ましいが、ステー部分は
円柱であっても良い。さらに、筒体が矩形の内周面を有
していればステー部分を角柱や矩形筒体で構成可能であ
る。
【0011】また、高さ調整用係合部においては第1の
係合片と係合することによってレスト部材ステーの挿入
量を維持(高さを維持)しつつ支持することができれば
よく、その形状は特に限定されない。レスト部材ステー
の軸と略垂直な平板状部材で第1の係合片を構成し、上
部がレスト部材ステーの軸に略垂直な平面であり、当該
平面の下方でレスト部材ステーの外周に向けて傾斜が設
けられた切欠で高さ調整用係合部を構成すれば、レスト
部材ステーを引き抜く方向に移動させているときは係合
させずに自由移動可能にし、下方への移動の際に上記平
面によって係合させることができ調整を容易ならしめる
ことができる。
【0012】第1の抜止係合部においては第1の係合片
と係合することによってレスト部材ステーの抜止をする
ことができればよく、その形状は特に限定されない。レ
スト部材ステーの軸と略垂直な平板状部材で第1の係合
片を構成した場合、上記高さ調整用係合部の切欠を上下
逆にしたような切欠で第1の抜止係合部を構成すれば、
レスト部材ステーの抜止を行いつつもレスト部材ステー
の挿入方向への移動を禁じることがなく利用者が再度高
さ調整を行うこと等を可能にすることができる。第2の
抜止係合部と第2の係合片との関係は、上記第1の抜止
係合部と第1の係合片との関係と同様であり、抜止をす
ることができればよく形状が限定されないとともに切欠
形状を上述のようにすればレスト部材ステーの抜止を行
いつつも再度の高さ調整を可能にすることができる。上
記第1の弾性体は第1の係合片に付勢力を作用させ、第
2の弾性体は第2の係合片に付勢力を作用させることが
できればよく、具体的形状や材質等は限定されない。例
えば、金属や樹脂製のスプリング、板バネ,所定の屈曲
部位に応力を作用させる構成など種々の構成を採用可能
である。
【0013】また、第2の係合片の具体例として請求項
2にかかる発明は、上記請求項1に記載のレスト部材サ
ポート構造において、上記第2の係合片は、上記第1の
係合片操作部の進退方向と略平行に進退可能に支持され
るとともに上記第2の弾性体によってレスト部材ステー
方向へ付勢される構成としてある。すなわち、第2の係
合片は第1の係合片操作部の進退方向と略平行に進退可
能であることによって、両者を近隣に配設し、あるいは
当接して摺動するように構成しても進退経路が干渉し合
うことがない。また、第2の係合片は第2の弾性体によ
って付勢されることから、第1の係合片操作部や第1の
係合片と独立して付勢力が付与され、第1の係合片の状
態によらず独立して第2の抜止係合部に対して進退する
ことができる。むろん、第1の係合片操作部に対して第
2の弾性体を支持したとしても、第1の係合片の状態に
よらず独立した抜止操作が可能である。
【0014】係合解除機構は、第2の係合片に対して逆
付勢力を作用させて同第2の係合片と第2の抜止係合部
との係合状態を解除することができればよく、種々の構
成を採用可能である。その具体例として請求項3にかか
る発明は、上記請求項2に記載のレスト部材サポート構
造において、上記係合解除機構は、上記第2の係合片と
上記筒体との間に形成された挿入穴を備えており、当該
挿入穴を介して細長い部材を挿入して当該部材の先端を
上記第2の弾性体と第2の係合片とのいずれかまたはそ
の組み合わせに係合させることにより逆付勢力を付与可
能である構成としてある。
【0015】すなわち、第2の係合片は筒体に覆われて
おり、外部からは挿入穴を介して細長い部材を挿入する
ことによって当該細長い部材の先端を第2の係合片や第
2の弾性体に到達させることができる。従って、この細
長い部材の先端を上記第2の弾性体と第2の係合片との
いずれかまたはその組み合わせに係合させて当該細長い
部材を付勢力の作用線と逆方向に移動させることによっ
て逆付勢力を付与することができる。両者のいずれかに
逆付勢力を付与すれば、第2の係合片が第2の抜止係合
部から遠ざかり、係合状態を解除することができる。
【0016】ここで、細長い部材は先端を第2の弾性体
と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせに係
合させて逆付勢力を作用させることができればよく、そ
の形状は特に限定されない。細長い部材の先端を屈曲さ
せると種々の形状の第2の弾性体および第2の係合片に
容易に係合させることができて好適である。かかる形状
によれば、第2の弾性体がバネであっても可撓性のある
樹脂を湾曲させたものであってもそのいずれかに係合さ
せれば容易に逆付勢力を作用させることができるし、第
2の係合片に上記先端を掛けることができる切欠や穴を
設けることによって容易に逆付勢力を作用させることが
できる。
【0017】さらに、請求項4にかかる発明は、上記請
求項2または請求項3のいずれかに記載のレスト部材サ
ポート構造において、上記レスト部材ステーの挿入先端
には、当該レスト部材ステーの挿入の際に上記第2の係
合片に上記逆付勢力を作用させて当該第2の係合片を挿
入経路から退避させるテーパが設けられている構成とし
てある。すなわち、通常状態において上記第2の係合片
はレスト部材ステーの方向へ付勢されていることから、
挿入先端が平坦なレスト部材ステーを筒体に挿入すれば
第2の係合片と干渉してしまう。しかし、本発明のよう
にその挿入先端にテーパを設けておけば、挿入時には第
2の係合片を退避させて容易に挿入を行うことができ
る。
【0018】さらに、レスト部材ステーの安易な脱落を
防止するための他の構成例として請求項5にかかる発明
は、上記請求項1に記載のレスト部材サポート構造にお
いて、上記レスト部材ステーは筒状体であり、上記第2
の抜止係合部は当該筒状体の周に設けられた係合穴と上
記レスト部材ステーが所定の高さにある時に当該係合穴
と対面するように上記筒体の内周に設けられた係合部と
から構成され、上記第2の係合片は可撓性のある部材で
あって撓みながら上記筒状体内部に嵌入されるとともに
一部を上記筒状体の周に設けられた係合穴に挿通して上
記筒体の内周に設けられた係合部に係合可能である。
【0019】すなわち、第2の係合片は可撓性のある部
材であり、この撓力によって当該係合片自体が第2の弾
性体としても作用する。また、レスト部材ステーを筒状
体とし、当該筒状体の周に係合穴を設けてレスト部材ス
テーを挿入する筒体内周に係合部を設けることによって
第2の係合片をレスト部材ステー内部に配設するととも
に係合穴を介して係合片の一部を係合部に係合する。従
って、従来のヘッドレストサポートのような構造におい
て変化させるべき構成は係合穴や係合部を設ける構成の
みであり、これに別部材の第2の係合片を加えるのみで
本発明を構成可能である。この結果、本発明を非常に低
コストで実現可能である。
【0020】また、第2の係合片はレスト部材ステー内
部に配設されることから、外部からは安易にその係合状
態を変化させることができない。この係合状態を解除す
るための構成例として請求項6にかかる発明は、上記請
求項5に記載のレスト部材サポート構造において、上記
係合解除機構は、上記レスト部材ステーの周に設けられ
た挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して略垂直に屈
曲された棒状体を挿入するとともに上記レスト部材ステ
ーの内部にて上記棒状体の先端で上記第2の係合片を押
圧することにより係合解除可能である構成としてある。
【0021】すなわち、第2の係合片がレスト部材ステ
ー内部に嵌入されていることから、同第2の係合片に到
達できるようにレスト部材ステーの周に挿入穴を設け
る。この結果、略垂直に屈曲された棒状体を挿入するこ
とによって先端で第2の係合片を押圧することができ
る。ここにおいて第2の係合片が可撓性を有し、レスト
部材ステーに嵌入されていることから、当該押圧によっ
て撓んで上記係合状態が解除される。従って、安易に係
合状態を解除できないように構成しているものの、その
意志のある利用者は係合状態を解除してレスト部材ステ
ーを引き抜くことができる。ここで、上記棒状体は第2
の係合片を押圧して係合状態を解除可能な形状であれば
良く、その形状が厳密に限定されるものではない。
【0022】第2の係合片は、レスト部材ステーと別部
材であるため上記構成によって係合状態を解除すると下
方に落下する。そこで、この第2の係合片が脱落してレ
スト部材ステーを支持する支持体内部に取り残されるこ
とを防止できると好適である。かかる構成の具体例とし
て請求項7にかかる発明は、上記請求項5または請求項
6のいずれかに記載のレスト部材サポート構造におい
て、上記レスト部材ステーの係合穴の下部には第2の係
合穴が設けられており、上記第2の係合片の係合穴に対
する係合が解除された後に当該第2の係合穴に第2の係
合片を係合させることによって当該第2の係合片の脱落
を防止する構成としてある。
【0023】すなわち、第2の係合片が係合穴から脱落
しても、その後に第2の係合片が第2の係合穴に係合す
ることにより第2の係合片自体がレスト部材ステーから
脱落してしまうことがない。従って、レスト部材ステー
を支持する支持体内部に第2の係合片が取り残されるこ
とはなく、レスト部材ステーを引き抜くことによって同
レスト部材ステーの下部に第2の係合片を係合させたま
ま支持体外部にて取り除くことができる。
【0024】第2の係合片が支持体内部に取り残される
ことを防止するための他の構成例として請求項8にかか
る発明は、上記請求項6または請求項7のいずれかに記
載のレスト部材サポート構造において、上記レスト部材
ステーと第2の係合片は紐状部材で連結されており、上
記第2の係合片の係合穴に対する係合が解除された後に
当該紐状部材を介して第2の係合片の脱落を防止する構
成としてある。
【0025】すなわち、第2の係合片とレスト部材ステ
ーが紐状部材で連結されていることから、第二の係合片
の係合が解除されて下方に落下したとしても当該第2の
係合片は紐状部材でレスト部材ステーにぶら下がり、落
下することはない。従って、レスト部材ステーを支持す
る支持体内部に第2の係合片が取り残されることはな
く、レスト部材ステーを引き抜くことによって支持体外
部にて容易に取り除くことができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レスト部
材ステーが支持体から安易に脱落することを防止しなが
らも、必要に応じて引き抜くことが可能なレスト部材サ
ポート構造を提供することができる。また、請求項2に
かかる発明によれば、第2の係合片が第1の係合片の状
態によらず独立して第2の抜止係合部に対して進退する
構成を容易に採用することができる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、安易な脱落を防止しながらも所
定の部材を使用することによって容易に係合状態を解除
することができる。さらに、請求項4にかかる発明によ
れば、レスト部材ステーを容易に挿入することができ
る。
【0027】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
別部材の第2の係合片を加えるのみで本発明を構成可能
であり、非常に低コストで実現可能である。さらに、請
求項6にかかる発明によれば、安易な脱落を防止しなが
らも所定の部材を使用することによって容易に係合状態
を解除することができる。さらに、請求項7にかかる発
明によれば、レスト部材ステーを支持する支持体内部に
第2の係合片が取り残されることが無い。さらに、請求
項8にかかる発明によれば、レスト部材ステーを支持す
る支持体内部に第2の係合片が取り残されることが無
い。
【0028】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)ヘッドレストステーのサポート構造: (2)高さ調整構造: (3)第1の抜止構造: (4)第2の抜止構造: (5)第2の実施形態: (6)第3の実施形態: (7)第4の実施形態:
【0029】(1)ヘッドレストステーのサポート構
造:図1は、本発明の一実施形態にかかるレスト部材サ
ポート構造を自動車内のヘッドレストに対して適用した
場合の使用例を斜視図により示している。同図におい
て、シートバック10の上辺部分にて幅方向に配向され
たフレーム11には、シートバック10の縦方向に配向
された角パイプ12,12が所定間隔で溶接固定されて
いる。ヘッドレスト20の底面から下方に突出するヘッ
ドレストステー21,21は、上記角パイプ12,12
に挿入支持される略筒体の樹脂製ヘッドレストサポート
30,30に挿通され、ヘッドレストサポート30,3
0にて挿入支持することによって間接的にフレーム11
に支持されている。
【0030】並設されるヘッドレストステー21,21
の側面には、後述する高さ調整用係合部と第1の抜止係
合部と第2の抜止係合部とが設けられている。当該一方
のヘッドレストステー21が挿入される側のヘッドレス
トサポート30は、図2に示すように、全体をなす筒部
31とその上端にて支持される第1の係合片操作部32
とによって構成される。筒部31は、上下方向に貫通す
る貫通穴31aと、上端にて筒部31の軸と略直角方向
に開口した第1の係合片操作部保持穴31bとを備え、
第1の係合片操作部32を第1の係合片操作部保持穴3
1bに右側から挿入し、貫通穴31aにヘッドレストス
テー21を挿入して保持するようになっている。図3
は、第1の係合片操作部32を第1の係合片操作部保持
穴31bに挿入した状態のA−A断面図である。
【0031】第1の係合片操作部32は、中央に穴の空
いた略板状の基体32eと利用者が押圧力を作用させる
ボタン部32bとを備え、高さ調整および抜止のために
金属製の第1の係合片32aを装着し、抜止のために金
属製の第2の係合片32dを装着するようになってい
る。第1の係合片32aは板状の部材であり、その長手
辺側の一方に凸部を有し他方に凹部を有するとともに、
短手辺の縁側に穴が設けられている。上記基体32e上
面においてボタン部32bと反対側の角には突起32e
1が設けられるとともに同突起32e1の手前に一対の
係止片32e2が突設されている。
【0032】従って、上記第1の係合片32aの凸部を
突起32e1の間に配設しつつ、突起32e1を上記第
1の係合片32aの穴に挿入することによって同第1の
係合片32aのガタを防止しつつ基体32e上に支持す
ることができる。第1の係合片操作部32は、ヘッドレ
ストサポート30との間に第1の弾性体32cを介在さ
せつつ上記第1の係合片操作部保持穴31bに挿入され
る。従って、通常状態において第1の係合片操作部32
は上記第1の係合片操作部保持穴31bの開口方向に付
勢され、第1の係合片32aの上記凹部も同開口方向に
付勢される。
【0033】一方、ヘッドレストステー21の片側には
図4に示すようにその軸方向に沿って複数の高さ調整用
係合部21bと第1の抜止係合部21aとが並設されて
いる。これらの高さ調整用係合部21bと第1の抜止係
合部21aとは第1の係合片操作部32の挿入方向奥側
を向いており、ヘッドレストステー21のヘッドレスト
サポート30に対する挿入量を調整することによって高
さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとが上
記第1の係合片32aの上記凹部と対面するようになっ
ている。第1の係合片32aの凹部は第1の係合片操作
部保持穴31bの開口方向に付勢されるので、通常状態
においては高さ調整用係合部21bや第1の抜止係合部
21aと対面したときに係合する。
【0034】さらに、本発明においては上記抜止係合部
21aと第1の係合片32aとによる係合と独立した抜
止を実現している。すなわち、ヘッドレストステー21
において高さ調整用係合部21bや第1の抜止係合部2
1aと反対側の面には第2の抜止係合部21cが設けら
れており、上記第2の係合片32dと第2の抜止係合部
21cとの係合を可能に構成している。図5は、第1の
係合片操作部32の一部破断上面図である。同図におい
て、第2の係合片32dは板状の部材であるとともに、
矩形部材の一方の長手辺の中央と他方の長手辺の両角を
切り欠いたような形状である。両角が切り欠かれた辺の
中央は外方に円弧状の突起32d1が設けてあり、突起
の内側には円形の穴32d2が空けてある。
【0035】第1の係合片操作部32のボタン部32b
の内側には第2の弾性体32fが一体的に成形されてい
る。同第2の弾性体32fは、基体32eの平面に略同
一の面内において基体32e中央穴の内周辺から第1の
係合片操作部32の挿入方向と略垂直に突設され、略U
字状になるように略180度屈曲される。また、この第
2の弾性体32fの先端付近は湾曲されており、上記円
弧状の突起32d1と当接するようになっている。
【0036】従って、第2の弾性体32f先端の湾曲部
と円弧状の突起32d1とを当接させながら上記第2の
係合片32dを基体32eの平面内に配設すると、同第
2の係合片32dは第2の弾性体32fの弾性力によっ
て第1の係合片操作部32の挿入方向へ付勢される。従
って、上記第1の弾性体32cと独立した付勢力を第2
の係合片32dに作用させるとともに、ヘッドレストス
テー21のヘッドレストサポート30に対する挿入量を
調整することによって第2の抜止係合部21cと第2の
係合片32dとを係合させることができる。
【0037】(2)高さ調整構造:本発明においては、
上述の各係合片に対する付勢と各係合部の形状とによっ
て適切な高さ調整と抜止を行うようにしてある。高さ調
整は高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとの
係合によって行う。図6は、高さ調整用係合部21bと
第1の係合片32aとが係合した状態を示すA−A断面
図である。同図に示すように高さ調整用係合部21b
は、上部がヘッドレストステー21の軸に垂直な平面で
あり当該平面の下方でヘッドレストステー21の外周に
向けて傾斜が設けられた切欠である。ヘッドレストステ
ー21を貫通穴31aに挿入し、上方に移動させると高
さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとが対面し
た位置で上記第1の弾性体32cの付勢力によって第1
の係合片操作部32がヘッドレストステー21方向に移
動し、図に示すように高さ調整用係合部21bと第1の
係合片32aとが係合する。
【0038】高さ調整用係合部21bは上述のように上
部が平面であることから、通常状態でヘッドレストステ
ー21をさらに下方に移動させることができず、この係
合状態が維持される。また、高さ調整用係合部21bの
下方に傾斜が設けられていることから、図6に示す状態
でヘッドレストステー21を上方に移動させると当該傾
斜部分が上記第1の弾性体32cに逆付勢力を作用させ
て第1の係合片32aをヘッドレストステー21と逆側
に退避させる。従って、上方にヘッドレストステー21
を移動させるに際して高さ調整用係合部21bが障害に
なることはない。
【0039】むろん、図6に示す係合状態においても、
利用者がボタン部32bを押圧することによって上記第
1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片
32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させるこ
とは可能である。従って、高さ調整において、利用者は
ヘッドレストステー21を上方に所望の量移動させ、ヘ
ッドレスト20をある程度の高さに調整した後にヘッド
レスト20を下降させると、高さ調整用係合部21bと
第1の係合片32aとが係合して所定の高さでヘッドレ
スト20がロックされる。ここで、ヘッドレスト20を
高くしすぎた場合にはボタン部32bを押圧することに
よってヘッドレストステー21を再び下降させることが
でき、自由に調整し直すことができる。
【0040】(3)第1の抜止構造:抜止は利用者がボ
タン部32bを押圧することによって容易に解除可能な
第1の機構と、別部材を使用して解除可能な第2の機構
との2つの機構が構成される。第1の機構においては第
1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとの係合に
よって抜止を行う。図7は、第1の抜止係合部21aと
第1の係合片32aとが係合した状態を示すA−A断面
図である。第1の抜止係合部21aは上記高さ調整用係
合部21bの下方に設けられており、同図に示すように
下部がヘッドレストステー21の軸に垂直な平面であ
り、当該平面の上方でヘッドレストステー21の外周に
向けて傾斜が設けられた切欠である。
【0041】ヘッドレストステー21を貫通穴31aに
挿入し、上方に移動させると第1の抜止係合部21aと
第1の係合片32aとが対面した位置で上記第1の弾性
体32cの付勢力によって第1の係合片操作部32がヘ
ッドレストステー21方向に移動し、図に示すように第
1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとが係合す
る。第1の抜止係合部21aは上述のように下部が平面
であることから、通常状態でヘッドレストステー21を
さらに上方に移動させることができず、抜止として作用
する。また、第1の抜止係合部21aの上方に傾斜が設
けられていることから、図7に示す状態でヘッドレスト
ステー21を下方に移動させると当該傾斜部分が上記第
1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片
32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させる。
従って、抜止がなされた状態であってもヘッドレストス
テー21を下方に移動させることはできる。
【0042】(4)第2の抜止構造:むろん、図7に示
す係合状態においても、利用者がボタン部32bを押圧
することによって上記第1の弾性体32cに逆付勢力を
作用させて第1の係合片32aをヘッドレストステー2
1と逆側に退避させることは可能である。従って、利用
者は容易に抜止を解除することができ、かかる構成のみ
であればヘッドレスト20が安易にシートバック10か
ら脱落してしまう。そこで、第2の抜止構造を設け、ヘ
ッドレスト20が安易にシートバック10から脱落する
ことを防止している。
【0043】第2の機構においては第2の抜止係合部2
1cと第2の係合片32dとの係合によって抜止を行
う。図8は、第2の抜止係合部21cと第2の係合片3
2dとが係合した状態を示すA−A断面図である。第2
の抜止係合部21cは上記第1の抜止係合部21aより
さらに下方であって同第1の抜止係合部21aの逆側に
設けられており、切欠の形状は第1の抜止係合部21a
と同様である。上記第1の機構による抜止を解除して、
ヘッドレストステー21を上方に移動させると第2の抜
止係合部21cと第2の係合片32dとが対面した位置
で上記第2の弾性体32fの付勢力によって第2の係合
片32dがヘッドレストステー21方向に移動し、図に
示すように第2の抜止係合部21cと第2の係合片32
dとが係合する。
【0044】第2の抜止係合部21cは上述のように下
部が平面であることから、通常状態でヘッドレストステ
ー21をさらに上方に移動させることができず、抜止と
して作用する。また、第2の抜止係合部21cの上方に
傾斜が設けられていることから、図8に示す状態でヘッ
ドレストステー21を下方に移動させると当該傾斜部分
が上記第2の弾性体32fに逆付勢力を作用させて第2
の係合片32dをヘッドレストステー21と逆側に退避
させる。従って、抜止がなされた状態であってもヘッド
レストステー21を下方に移動させることはできる。
尚、図8に示すようにヘッドレストステー21の下端に
おいて、上記第2の係合片32dと同側にはテーパ22
が設けられており、ヘッドレストステー21の挿入の際
にはテーパ22にて第2の係合片32dを退避させるこ
とによりヘッドレストステー21先端と第2の係合片3
2dとを干渉させないようになっている。
【0045】ここで、第1の係合片操作部32のボタン
部32bを押圧しても同第1の係合片操作部32の奥側
の先端がヘッドレストサポート30の内壁に当接してい
ることにより第1の係合片操作部32をそれ以上奥に移
動させることはできない。また、ボタン部32bを引き
抜こうとしても第1の係合片32aとヘッドレストステ
ー21外周とが当接していることから、引き抜くことも
できない。従って、ボタン部32bによって第2の弾性
体32fに対して逆付勢力を作用させることができず、
同ボタン部32bによって抜止を解除することはできな
い。
【0046】本実施形態においては、特殊工具によって
第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合
を解除可能な係合解除機構が構成されており、第1の係
合片操作部32の下部に上記特殊工具の先端を第2の係
合片32dに到達させる到達経路33が設けられてい
る。図9はヘッドレストサポート30上部の左側面図で
ある。図において、到達経路33は楕円を短半径に平行
に切断するとともに細長い長方形の長手辺を楕円の短半
径に平行に配置したような形状の開口を有しており、上
記第1の係合片操作部32の挿入方向に沿って略平行に
貫通穴31aまで連通されている。
【0047】特殊工具40は先端が略直角に屈曲された
細長い部材40aを有しており、図10に示すように部
材40aを上記到達経路33の開口に挿入して先端を第
2の係合片32dに到達させることができる。ここで、
同図に示すように特殊工具40の先端を奥まで挿入して
部材40aの先端を上記ヘッドレストステー21の外周
面に当接させた状態で部材40aの先端を係合片32d
の穴32d2の直下に配置させることができる。さら
に、部材40aの先端径は第2の係合片32dの穴32
d2の径と略同一であり、また、穴32d2の下部は下
側に向けて開口径が大きくなるようにテーパが設けられ
ている。従って、図10に示す状態で特殊工具40を上
方に移動させることによって部材40aの先端を穴32
d2にスムーズに挿入することができる。
【0048】部材40aの先端を穴32d2に挿入した
状態で特殊工具40を第1の係合片操作部32の挿入方
向逆側に引くと、図11に示すように第2の弾性体32
fに逆付勢力が作用して第2の係合片32dが第1の係
合片操作部32の挿入方向逆側に移動する。この結果、
第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合
が解除され、ヘッドレストステー21を上方に引き抜く
ことが可能になる。尚、上記部材40aを第2の係合片
32dの穴32d2にスムーズに挿入するための構成は
上記図10に示すもののほか種々の態様を採用可能であ
る。
【0049】例えば図12の断面図に示すように部材4
0aの先端に突起40a1を設け、特殊工具40を到達
経路33に挿入して突起40a1をヘッドレストステー
21の外周面に当接させた状態で部材40aの先端を上
記穴32d2にスムーズに挿入できるようにした構成等
を採用可能である。図13はさらに他の構成を採用した
場合におけるヘッドレストサポート30の断面図であ
る。同図に示す構成においては、到達経路33奥側の構
成等が異なっている。
【0050】すなわち、到達経路33は第1の係合片操
作部32の挿入方向に沿って奥側に伸びるとともに、貫
通穴31aに連通しないように突設部33aが設けられ
ている。突設部33aは到達経路33の最奥部で上記先
端が略直角に屈曲された特殊工具40と当接可能であ
る。同図13に示すようにヘッドレストステー21の外
周と第2の係合片32dとが当接している状況において
特殊工具40の先端と突設部33aを当接させると、特
殊工具40の先端は穴32d2の直下に位置するように
なっている。
【0051】穴32d2の内径は特殊工具40の先端外
径より若干大きくなっており、同穴32d2の下部には
開口部が広くなるようにテーパが設けられている。従っ
て、各部材の寸法誤差を吸収可能に構成されているとと
もに、図に示すように第2の係合片32dと第2の抜止
係合部21cとが係合しておらず、ヘッドレストステー
21の外周と第2の係合片32dとが当接している状況
で、特殊工具40の先端を穴32d2にスムーズに挿入
することが可能である。
【0052】また、この状況において、同図に示す第2
の弾性体32fの周囲には多少の空間がある。すなわ
ち、同第2の弾性体32fが完全に縮んでおらず特殊工
具40を引くことによって第2の弾性体32fをさらに
縮めることができる。ヘッドレストステー21の外径と
貫通穴31aの内径とでは多少の遊びがあるものの、特
殊工具40を引くことにより第2の係合片32dを確実
に退避させることができる。従って、ヘッドレストステ
ー21を上昇させる際に、同第2の係合片32dと第2
の抜止係合部21cとを干渉させることなく同ヘッドレ
ストステー21を上方に引き抜くことができる。
【0053】以上述べたように、本発明にかかる第2の
抜止構造においては、図10,図12に示すように第2
の係合片32dと第2の抜止係合部21cとが係合した
状態で特殊工具40を使用する構成とすることもできる
し、図13に示すように両者が係合していない状態で特
殊工具40を使用する構成とすることもでき、種々の構
成が採用可能である。すなわち、ヘッドレストステー2
1がどのような状況にあっても、特殊工具40を使用す
ることによって抜止を解除可能であり、この結果、ヘッ
ドレストステー21がヘッドレストサポート30から安
易に脱落することを防止するとともに、必要に応じて引
き抜くことが可能な構成を提供することができる。
【0054】(5)第2の実施形態:以上説明したよう
に、本発明においては第1の抜止係合部21aと高さ調
整用係合部21bとの切欠形状を適切なものとし、これ
らの係合部に対して第1の係合片32aを進退させるこ
とによって高さ調整と抜止を実施する構成において、こ
の機構とは別の機構によって抜止を実現し、この抜止を
特殊工具40によって解除するよう構成することによっ
てヘッドレスト20の安易な脱落を防止していた。しか
し、上記安易な脱落を防止するための抜止機構は上記の
ものに限られず、種々の構成が採用可能である。
【0055】図14は第2の実施形態にかかるヘッドレ
ストサポートおよびヘッドレストステーのB−B断面図
であり、図15は同左側面図である。本実施形態におい
ては、上記第2の機構が異なっておりそれ以外の構成、
すなわち高さ調整や第1の抜止等の構成は上記第1実施
形態と同様であるからそれらの構成は第1実施形態と同
様の符号を付してある。第2の実施形態においては、抜
止のために独立した部材である樹脂製の第2の係合片3
20dを構成する。
【0056】第2の係合片320dは、断面略U字形状
体の両端において外側に突起320d1,320d2を
突出させるようにして一体成形された部材である。同第
2の係合片320dは、樹脂製であるため可撓性を有し
ており突起320d1,320d2を結ぶ直線方向に両
者を近接離間させるように撓ませることができる。突起
320d2は第2の係合片320dの外側に向けて突出
した半球形の突起であり、突起320d1は第2の係合
片320dの外側に向けた略角状の突起であるとともに
一面にテーパが設けてある。
【0057】ヘッドレストステー21においてその軸方
向には上記第1実施形態と同様に図示しない高さ調整用
係合部21bと第1の抜止係合部21aとが設けられて
おり、その下部に挿入穴210dが設けられている。さ
らに、その下部には対面するように係合穴210c1,
210c2,210c3が空けられている。係合穴21
0c1は、上記第2の係合片320dの突起320d1
を係合し、係合穴210c2,210c3は上記第2の
係合片320dの突起320d2を係合する穴である。
【0058】一方、ヘッドレストサポート30側におい
て第1の係合片操作部32においては上述の高さ調整用
係合部21bと第1の抜止係合部21aとによって高さ
調整と第1の抜止とを実施するため第1の係合片32a
を備えており、第1の係合片32aにかかる構成は上記
第1実施形態と同様である。しかし、第2の抜止は上記
第2の係合片320dによって実施するため、上記第2
の係合片32dのような構成は採用しておらず、これら
が配設されていた空間には樹脂が充填されている。すな
わち、図14に示すように第1の係合片32aとヘッド
レストステー21の最外周とが当接している状態におい
て、縁がヘッドレストステー21の最外周と略当接する
様に樹脂が充填され、成形されている。
【0059】また、第1の係合片操作部32の挿入位置
の下方には、従来のヘッドレストサポート30において
も備えられているような角パイプ用クッション340が
形成されている。角パイプ用クッション340は、その
軸が第1の係合片操作部32の挿入方向と略平行な略楕
円状の筒状体であり、ヘッドレストサポート30の外周
面から貫通穴31a側へと連通した穴である。この角パ
イプ用クッション340は樹脂製であることからその筒
体を押し潰す方向に弾性力を有している。従って、ヘッ
ドレストサポート30を上記シートバック10の角パイ
プ12に挿入する際に同角パイプ12の上端面と当接し
て僅かに押し潰されることによって角パイプ12に対し
て下方向の弾性力を作用させ、角パイプ12とヘッドレ
ストサポート30とにガタを生じることなく支持させる
ことができる。
【0060】この角パイプ用クッション340は連通し
た穴であることから、貫通穴31a側にも開口してお
り、ヘッドレストステー21をヘッドレストサポート3
0に所定量挿入した状態において上記係合穴210c1
と対面するようになっている。上記突起320d1の突
出量は、上記ヘッドレストステー21の壁厚よりも大き
くなっており、図14に示すように同突起320d1が
係合穴210c1を貫通して角パイプ用クッション34
0のヘッドレストステー21側の開口部に係合すること
が可能である。
【0061】この係合状態において、上記突起320d
1の上面が平面であることから、単にヘッドレストステ
ー21を上方に引き抜こうとしても同図の状態より上方
に移動させることができずに抜止として作用する。尚、
上記突起320d1の下面にはテーパが設けられている
ので、第2の係合片320dの突起320d1を係合穴
210c1に係合し、突起320d2を係合穴210c
2に係合した状態でヘッドレストステー21の先端を貫
通穴31aにスムーズに挿入することができる。すなわ
ち、ヘッドレストステー21の先端を貫通穴31aに挿
入して下降させると、上記突起320d1のテーパが貫
通穴31aの上開口部の縁に当接し、ヘッドレストステ
ー21内側に退避する。この結果、図16に示すように
突起320d1を退避させた状態でヘッドレストステー
21を下降させることができる。
【0062】また、ヘッドレストステー21の下降過程
で突起320d1が角パイプ用クッション340の開口
部に対面したときには、図14に示すように突起320
d1が角パイプ用クッション340の開口部に係合する
が、さらに、ヘッドレストステー21を下方に移動させ
ようとしたときには、やはりテーパを介して突起320
d1をヘッドレストステー21方向に退避させる力が作
用し、上記角パイプ用クッション340との係合を解除
させてヘッドレストステー21を下方に移動させること
ができる。むろん、このときヘッドレストステー21を
再上昇させようとしても突起320d1と角パイプ用ク
ッション340の開口部とが係合し、特殊工具を使用し
ない限りそれ以上は上昇させることができない。
【0063】すなわち、本実施形態においても、安易な
ヘッドレスト20の脱落を防止してあり、ヘッドレスト
ステー21を引き抜くための係合解除には特殊工具40
0を使用するようになっている。上記挿入穴210dは
当該特殊工具400を挿入するための穴であり、本実施
形態においては特殊工具400の先端をヘッドレストス
テー21内部で上記第2の係合片320dに押しつける
ことによって角パイプ用クッション340に対する第2
の係合片320dの係合を解除するようになっている。
【0064】すなわち、図17に示すように特殊工具4
00は棒状体400aを有しており、一部が略垂直に屈
曲されていることによって棒状体400aを先端から上
記挿入穴210dに挿入可能になっている。また、ヘッ
ドレストステー21の内部においては棒状体400aの
先端を第2の係合片320dに到達させることが可能で
あり、同先端にて第2の係合片320dを押圧すること
ができる。棒状体400aの先端で第2の係合片320
dを押圧すると同第2の係合片320dが撓み、突起3
20d1と突起320d2とが近接して突起320d1
と上記係合穴210c1との係合状態が解除される。従
って、これ以後ヘッドレストステー21を上方に移動さ
せることが可能になり、ヘッドレストサポート30から
引き抜くことができる。
【0065】尚、上記棒状体400aの先端によって突
起320d1と上記係合穴210c1との係合状態が解
除されると第2の係合片320dが下方に移動するが、
上記係合穴210c2の下方に係合穴210c3が配設
されていることによって上記第2の係合片320dが下
降する過程にて突起320d2が図18に示すように係
合穴210c3に係合する。第2の係合片320dは樹
脂製であってUの字状の部分を外側に開こうとする撓力
が作用するので、当該係合穴210c3に対する係合に
よって第2の係合片320dは図18に示す状態から下
方に落下することなく維持される。従って、第2の係合
片320dがヘッドレストステー21から脱落してシー
トバック10内に取り残されることはない。
【0066】ここで、本実施形態において第2の係合片
320dはヘッドレストステー21の内周面に向けて撓
力を作用させる弾性体であれば良く、上述のように略U
の字状に限られることはない。例えば、半球状の係合片
を構成すること等も可能である。また、突起320d1
と係合穴210c1との係合状態を解除するための構成
も上記特殊形状の工具によるものに限られることはな
い。すなわち、上記角パイプ用クッション340はシー
トバック10内に埋設されているが、同シートバック1
0の上辺に図19に示すように小穴402を開口させ、
当該小穴402と角パイプ用クッション340における
ヘッドレストサポート30外周面側の開口と連通する経
路を設ければ、当該シートバック10の上辺の小穴40
2から湾曲した細長い部材を有した特殊工具401の先
端を挿入することによって同図に示すように上記係合状
態を解除することができる。
【0067】むろん、上記突起320d1を係合させる
ための穴も上記角パイプ用クッション340に限られ
ず、図20に示すようにヘッドレストサポート30の一
部位に穴340aを設けて同突起320d1を係合させ
るよう構成しても良い。さらに、上記第2の係合片32
0dの脱落を防止するための構成も上記係合穴210c
3によるものに限られない。例えば、第2の係合片32
0dとヘッドレストステー21とを紐状の部材で連結す
れば、同紐状の部材で第2の係合片320dの脱落を防
止することができる。
【0068】(6)第3の実施形態:さらに、本発明の
細部において上記実施形態と異なる構成を採用すること
も可能である。例えば、第2の弾性体にかかる構成も種
々のものが採用可能である。図21は第3の実施形態に
おいてレスト部材ステーを挿入した状態の断面図であ
り、図22は第3の実施形態における第1の係合片操作
部の一部破断上面図である。この第3の実施形態におい
ては第2の弾性体としてスプリングを採用しており、他
の構成は上記第1の実施形態と同様である。
【0069】すなわち、図に示すように第2の弾性体3
20fはスプリングであり、第1の係合片操作部におい
て第2の弾性体320fを挿入する挿入片320f1が
設けられている。第2の弾性体320fは第1の係合片
操作部に挿入支持され、その軸は第2の係合片32d方
向に配向される。従って、第2の弾性体320fの端部
は第2の係合片32dと当接して弾性力が作用し、第2
の弾性体320fは第1の係合片操作部32の挿入方向
へ付勢される。従って、かかる構成においても上記第1
の弾性体32cと独立した付勢力を第2の係合片32d
に作用させることができる。
【0070】また、上記特殊工具40の先端を挿入する
ための穴32d2も上記円形のものに限られず、図22
に示すように矩形等のものであっても良い。かかる矩形
状の穴321d2であっても特殊工具40の先端を挿入
することができれば、先端を穴321d2に挿入した状
態で特殊工具40を第1の係合片操作部32の挿入方向
逆側に引くと第2の弾性体320fに逆付勢力が作用す
る。従って、第2の係合片32dが第1の係合片操作部
32の挿入方向逆側に移動し、第2の係合片32dと第
2の抜止係合部21cとの係合を解除することができ
る。
【0071】(7)第4の実施形態:図23は第4の実
施形態における第1の係合片操作部の一部破断上面図で
あり、図24は第4の実施形態における第2の係合片の
斜視図である。図においては第2の弾性体と第2の係合
片とが一体製作された部材によって構成され、他の構成
は上記第1の実施形態と同様である。第2の係合片32
2dは板状の部材から形成され、第2の係合片322d
の形状は上記第2の係合片32dと略同一である。しか
し、上記第2の係合片32dに円弧状の突起32d1が
設けられていた側の辺には屈曲部322f1と細長い弾
性部322f2が連設されている。
【0072】すなわち、屈曲部322f1は上記第2の
係合片322dの平板表面に対して略垂直に屈曲されて
おり、弾性部322f2はさらに略U字状に屈曲されて
図24に示すような形状になっている。従って、弾性部
322fの一方側を上記第1の係合片操作部の内面に当
接させながら上記第2の係合片322dを基体32eの
平面内に配設すると、同第2の係合片322dは第2の
弾性体322fの弾性力によって第1の係合片操作部3
2の挿入方向へ付勢される。従って、上記第1の弾性体
32cと独立した付勢力を第2の係合片322dに作用
させるとともに、ヘッドレストステー21のヘッドレス
トサポート30に対する挿入量を調整することによって
第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとを係合
させることができる。
【0073】以上述べてきたように、本発明においては
ヘッドレストステー21に高さ調整用係合部21bと第
1の抜止係合部21aとを設け、第1の弾性体32cに
よって進退動作可能な第1の係合片操作部32に第1の
係合片32aを取り付け、高さ調整用係合部21bと第
1の抜止係合部21aとに係合させることによって高さ
調整と第1の抜止を実施する。さらに、この機構とは別
の機構によって第2の係合片32dと第2の抜止係合部
21cとを係合させて第2の抜止を実施する。第2の抜
止における係合は特殊工具等によって解除可能に構成す
る。従って、ヘッドレストステー21がシートバック1
0から安易に脱落することを防止しながらも、必要に応
じてヘッドレストステー21の引き抜きが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるレスト部材サポート構造の
適用状況を示す斜視図である。
【図2】レスト部材サポートの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】レスト部材ステーを挿入した状態のA−A断面
図である。
【図4】レスト部材サポートの構成を示す斜視図であ
る。
【図5】第1の係合片操作部の一部破断上面図である。
【図6】高さ調整用係合部と第1の係合片とが係合した
状態を示すA−A断面図である。
【図7】第1の抜止係合部と第1の係合片とが係合した
状態を示すA−A断面図である。
【図8】第2の抜止係合部と第2の係合片とが係合した
状態を示すA−A断面図である。
【図9】ヘッドレストステーサポート上部の左側面図で
ある。
【図10】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図11】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図12】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図13】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図14】第2の実施形態のB−B断面図である。
【図15】第2の実施形態の左側面図である。
【図16】ヘッドレストステー挿入時のB−B断面図で
ある。
【図17】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図18】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図19】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図20】突起を係合させる穴として他の構成を採用し
た場合のB−B断面図である。
【図21】第3の実施形態においてレスト部材ステーを
挿入した状態の断面図である。
【図22】第3の実施形態における第1の係合片操作部
の一部破断上面図である。
【図23】第4の実施形態における第1の係合片操作部
の一部破断上面図である。
【図24】第4の実施形態における第2の係合片の斜視
図である。
【符号の説明】
10…シートバック 11…フレーム 12…角パイプ 20…ヘッドレスト 21…ヘッドレストステー 21a…第1の抜止係合部 21b…高さ調整用係合部 21c…第2の抜止係合部 22…テーパ 30…ヘッドレストサポート 31…筒部 31a…貫通穴 31b…第1の係合片操作部保持穴 32…第1の係合片操作部 32a…第1の係合片 32b…ボタン部 32c…第1の弾性体 32d…第2の係合片 32d1…突起 32d2…穴 32e…基体 32e1…突起 32e2…係止片 32f…第2の弾性体 33…到達経路 40…特殊工具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レスト部材から突設されるとともにその
    外周に軸方向に沿って複数の高さ調整用係合部が並設さ
    れ、当該高さ調整用係合部の下部に第1の抜止係合部が
    設けられたレスト部材ステーと、 支持体に埋設されて上記レスト部材ステーを挿入支持す
    る筒体と、 同筒体上部に設けられ、上記高さ調整用係合部と第1の
    抜止係合部とに係合可能な第1の係合片を第1の弾性体
    でレスト部材ステーの方向へ付勢するとともに外部から
    の押圧操作によって逆付勢力を作用させることにより付
    勢力作用線方向に沿って上記第1の係合片を進退可能な
    第1の係合片操作部と、 上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれら
    の組み合わせに設けられた第2の抜止係合部と、 上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれら
    の組み合わせに設けられ上記第2の抜止係合部に係合可
    能であるとともに第2の弾性体によって一方から他方に
    向けて付勢される第2の係合片と、 上記第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて同第2
    の係合片と第2の抜止係合部との係合状態を解除する係
    合解除機構とを具備することを特徴とするレスト部材サ
    ポート構造。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のレスト部材サポー
    ト構造において、 上記第2の係合片は、上記第1の係合片操作部の進退方
    向と略平行に進退可能に支持されるとともに上記第2の
    弾性体によってレスト部材ステー方向へ付勢されること
    を特徴とするレスト部材サポート構造。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のレスト部材サポー
    ト構造において、 上記係合解除機構は、上記第2の係合片と上記筒体との
    間に形成された挿入穴を備えており、当該挿入穴を介し
    て細長い部材を挿入して当該部材の先端を上記第2の弾
    性体と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせ
    に係合させることにより逆付勢力を付与可能であること
    を特徴とするレスト部材サポート構造。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載のレスト部材サポート構造において、 上記レスト部材ステーの挿入先端には、当該レスト部材
    ステーの挿入の際に上記第2の係合片に上記逆付勢力を
    作用させて当該第2の係合片を挿入経路から退避させる
    テーパが設けられていることを特徴とするレスト部材サ
    ポート構造。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載のレスト部材サポー
    ト構造において、上記レスト部材ステーは筒状体であ
    り、上記第2の抜止係合部は当該筒状体の周に設けられ
    た係合穴と上記レスト部材ステーが所定の高さにある時
    に当該係合穴と対面するように上記筒体の内周に設けら
    れた係合部とから構成され、上記第2の係合片は可撓性
    のある部材であって撓みながら上記筒状体内部に嵌入さ
    れるとともに一部を上記筒状体の周に設けられた係合穴
    に挿通して上記筒体の内周に設けられた係合部に係合可
    能であることを特徴とするレスト部材サポート構造。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載のレスト部材サポー
    ト構造において、 上記係合解除機構は、上記レスト部材ステーの周に設け
    られた挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して略垂直
    に屈曲された棒状体を挿入するとともに上記レスト部材
    ステーの内部にて上記棒状体の先端で上記第2の係合片
    を押圧することにより係合解除可能であることを特徴と
    するレスト部材サポート構造。
  7. 【請求項7】 上記請求項5または請求項6のいずれか
    に記載のレスト部材サポート構造において、 上記レスト部材ステーの係合穴の下部には第2の係合穴
    が設けられており、上記第2の係合片の係合穴に対する
    係合が解除された後に当該第2の係合穴に第2の係合片
    を係合させることによって当該第2の係合片の脱落を防
    止することを特徴とするレスト部材サポート構造。
  8. 【請求項8】 上記請求項6または請求項7のいずれか
    に記載のレスト部材サポート構造において、 上記レスト部材ステーと第2の係合片は紐状部材で連結
    されており、上記第2の係合片の係合穴に対する係合が
    解除された後に当該紐状部材を介して第2の係合片の脱
    落を防止することを特徴とするレスト部材サポート構
    造。
JP2001243680A 2001-08-10 2001-08-10 レスト部材サポート構造 Expired - Fee Related JP3986272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001243680A JP3986272B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 レスト部材サポート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001243680A JP3986272B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 レスト部材サポート構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003052484A true JP2003052484A (ja) 2003-02-25
JP2003052484A5 JP2003052484A5 (ja) 2004-10-14
JP3986272B2 JP3986272B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=19073734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001243680A Expired - Fee Related JP3986272B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 レスト部材サポート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3986272B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000159A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Matsunaga Seisakusho:Kk メカロック装置
JP2008119398A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト
JP2008265617A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造
JP2009536054A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 コングスバーグ オートモーティブ アーベー 自動車のシートの調整可能なヘッドレストの上昇および下降の機構において使用するように適合されたブラケットシステム
WO2009142063A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社パイオラックス 自動車用シートのヘッドレストサポート装置
JP2010149694A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 乗物用シート
GB2471624A (en) * 2008-05-22 2011-01-05 Piolax Inc Headrest support device for automobile seat
KR101274449B1 (ko) 2007-08-08 2013-06-18 현대자동차주식회사 차량용 헤드레스트 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3016504B1 (fr) * 2014-01-21 2016-01-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d'appui d'une tete et/ou d'un cou a piece en materiau deformable et absorbant l'energie, pour un dossier de siege

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000159A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Matsunaga Seisakusho:Kk メカロック装置
JP2009536054A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 コングスバーグ オートモーティブ アーベー 自動車のシートの調整可能なヘッドレストの上昇および下降の機構において使用するように適合されたブラケットシステム
JP2008119398A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト
JP2008265617A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストステーの抜け防止、又は高さ調整を備えたヘッドレストとヘッドレストサポートの構造
KR101274449B1 (ko) 2007-08-08 2013-06-18 현대자동차주식회사 차량용 헤드레스트 장치
WO2009142063A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社パイオラックス 自動車用シートのヘッドレストサポート装置
GB2471624A (en) * 2008-05-22 2011-01-05 Piolax Inc Headrest support device for automobile seat
GB2471624B (en) * 2008-05-22 2012-08-08 Piolax Inc Automotive seat headrest supporting apparatus
US8393683B2 (en) 2008-05-22 2013-03-12 Piolax Inc. Automotive seat headrest supporting apparatus
CN102036586B (zh) * 2008-05-22 2013-07-03 百乐仕株式会社 机动车座椅头枕支撑装置
JP2010149694A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3986272B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2224575T3 (es) Elemento telescopico, cuerpo cilindrico y cuerpo moldeado.
US6969118B2 (en) Headrest support structure
JPH0725076Y2 (ja) 高さ調整のできる背もたれ付き椅子、特に事務椅子
US7731258B2 (en) Center floor console sliding armrest
US6957867B1 (en) Height-adjustable armrest
JP2003052484A (ja) レスト部材サポート構造
US20080030052A1 (en) Support device for a child vehicle safety seat
ES2341914T3 (es) Conjunto de cajon.
ES2531641T3 (es) Trona plegable con mesa
AU2009201784A1 (en) Adjustable pillow device
US8544957B2 (en) Chair
ES2205633T3 (es) Apoyabrazos, especialmente para sillas de oficina y sillas giratorias.
US20110195823A1 (en) Weight control apparatus for a weight training machine
US20210315382A1 (en) Armrest structure with adjustable lifting function
JP4451257B2 (ja) 椅子型便器の肘掛け昇降機構
KR100811005B1 (ko) 자동차용 슬라이드형 헤드레스트
JP2002154355A (ja) シートスライド装置
KR100829220B1 (ko) 허리받이 겸용 머리받이가 설치된 의자
JP2001120361A (ja) 伸縮部材、筒状体及び成形体
JP2001190357A (ja) 自動車のルームハンガー装置
EP2233117B1 (en) Wheelchair armrest adjusting mechanism
JP3974711B2 (ja) ベッドの側方部材取付装置
JP3132348U (ja) 座位保持具
JPH0445546Y2 (ja)
JP4688197B2 (ja) リール脚固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3986272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees