JP2003052325A - 充填豆腐の製造装置 - Google Patents
充填豆腐の製造装置Info
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Abstract
が付着することを防止する装置を提供する。 【解決手段】温豆乳と凝固剤とを豆腐容器に充填後、包
装フィルムが包装パックに密接される間に、包装パック
コンベアー上部にカバーを設けることを特徴とする、ホ
ット充填豆腐製造方法やそのカバー中に水蒸気を供給す
ることを特徴とする製造方法である。また温豆乳と凝固
剤とを豆腐容器に充填直後に包装フィルムを包装パック
に密接させることを特徴とするホット充填豆腐製造方法
や、その充填後に泡取り装置による泡取りを行う場合そ
の泡取り装置の直後に包装フィルムを包装パックに密接
させることを特徴とするホット充填豆腐製造方法であ
る。またこれらの方法を任意に組み合わせることを特徴
とするホット充填豆腐製造方法である。
Description
包装パックに充填し、包装フィルムでシールする、いわ
ゆる「ホット充填豆腐」の製造において、充填直後から
包装フィルムでシールする間に、湯葉を張らすことな
く、開封時に包装フィルムに豆腐が付着することを防止
するホット充填豆腐製造装置に関するものである。
乳を一旦冷却した冷豆乳と凝固剤を混合後、充填包装
し、ボイル槽にて加熱凝固させて製造される充填豆腐が
知られている。包装形態は包装フィルムがチューブ状
で、上下を封じられた形態(いわゆる「袋豆腐」)や、
ブロー容器で注入口を溶封された形態や、本発明に係わ
るフランジ付包装パック(四角、丸形等)と包装フィル
ムを当該フランジ部分で溶着させる形態がある。
剤とを豆腐容器に充填包装し、その容器内で凝固させた
ホット充填豆腐も製造されるようになった。豆乳冷却が
不要で、大型のボイル槽も不要であるため、設備・製造
コストの軽減や製造時間の短縮が可能で、搾りたての良
好な風味を維持し、均質な品質になることが長所であ
る。過去、ホット充填豆腐に関しては、様々な開示があ
る(特公昭53−39508、特公昭53−2634
1、特開昭59−166051、特開平3−9464
8、特開平5−236899、特開平10−57001
等)。
ルに通し、表面凝固させた後、包装フィルムでシールす
る方法(特開平5−284930)が開示されている。
その目的は、豆腐が包装パックと包装シール間に噛み混
まれるのを避けることにあり、そのトンネル通過時間は
凝固剤入り豆乳の表面が凝固する程、高温で長時間
(「記載では80〜90℃10分間程度」とある。)の
加熱を必要としている。その開示によれば、本発明の請
求項2記載の装置と近似した実施形態ではあるが、本発
明のようなフィルム付防止効果についての記載はなく、
本発明では不要な加熱を行う方法である。
法(特開昭48−19746)では、容器に充填され
た、にがり入り冷却豆乳を80℃に加熱し、故意に湯葉
を形成させ、豆腐保存性を高め得る、と開示されてい
る。
は大豆、水質、製造条件によって、味・硬さや開封時の
パック離れ等の品質が変動し、不良品になる場合があ
る。さらに内部の品質やパック離れは問題ない場合で
も、開封時に包装フィルムに豆腐が付着すること(いわ
ゆるフィルム付)も起きやすい。従来の充填豆腐でもフ
ィルム付は、品質上の問題であり、ホット充填豆腐でも
同等以上の品質が求められる。
する、凝固剤を過剰に加える、凝固温度を極端に高くす
る、分散力を極端に強くする、凝固温度を低くする(豆
乳を冷却する)、豆乳を極端に若炊きにする、消泡剤を
過剰に使用する、フィルム材質を変更する、シリコーン
オイルや乳化剤や植物油等の離型剤を塗布又は散布す
る、包装機コンベアーを振動させるなどの方法が試みら
れていたが、いずれも、付加的設備や資材にコストが掛
かったり、豆腐の品質(保水性、味、食感、日持ち、外
観、消費者受容性等)が低下したり、完全なフィルム付
防止はできず、満足のいく結果が得られていなかった。
また、充填豆腐における型離れを改善する方法として、
60℃以下の凝固剤入り豆乳を充填し、温度差を40℃
以上に加熱する方法(特開昭48−85758)や包装
製品を落とす、叩く等の物理的衝撃を与える方法(特開
昭48−85759)の開示がある。しかし、このよう
な方法は、豆腐の保水性や味などの品質の低下を招くの
で、好ましくない。
填豆腐製造において様々な豆乳条件、凝固条件、包材や
包装機の条件等を検討し、実験を重ねた結果、フィルム
付の第一の原因が湯葉であることを発見し、本発明に至
った。なお、「湯葉」(東京農工大学食品化学研究室同
窓会発行、岡本 奨、渡辺 研著、27頁および42
頁)によれば、湯葉は60℃以上で製膜し、85℃付近
が最適とされている。
剤とを豆腐容器に充填・凝固したホット充填豆腐を製造
するシステムであって、充填後、包装フィルムが包装パ
ックに密接される間に、包装パックコンベアー上部にカ
バーを設けることを特徴とするホット充填豆腐製造方法
や、そのカバー中に水を供給することを特徴とする製造
方法である。その水の供給方法は、飲料用水、好ましく
はその温水を噴霧装置によって霧状する方法、トレーに
入った温水から湯気として立ち上がるようにする方法、
ボイラーから供給される水蒸気を少量ずつ漏らす方法な
ど、包装パック上の雰囲気を、飽和水蒸気状態にできる
方法であり、いずれか1つ又は複数の方法を組み合わせ
てもよい。その飽和水蒸気状態とは、包装パック上の雰
囲気が包装パック内の凝固剤入り豆乳の温度付近かそれ
以上の温度における水の標準蒸気圧を満たしている気体
状の水の場合であるが、霧状、湯気状、ミスト状の水が
充満している雰囲気も含む。またその雰囲気の気流もで
きるだけ少ない方が効果的であり、使用する水の量も飽
和水蒸気状態に維持するに足りる僅かな量でよい。
と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固したホット充填豆腐
を製造するシステムであって、充填直後に包装フィルム
を包装パックに密接させることを特徴とするホット充填
豆腐製造方法がある。これは充填後の凝固剤混合温豆乳
の表面から湯気が発生する状態にせずに、直ちに包装フ
ィルムを密接させる方法である。
と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固したホット充填豆腐
を製造するシステムであって、その充填後に少なくとも
1つの泡取り装置を配設し、泡取りを行う場合、その最
終の泡取り装置(即ち湯葉取り装置)の直後に包装フィ
ルムを包装パックに密接させることを特徴とする製造方
法である。これは充填後の凝固剤混合温豆乳の表面に薄
膜状に形成された湯葉を、包装フィルムが包装パックに
密接する直前で掻き落とす方法である。
湯葉掻き取り装置を、任意に組み合わせて行って、同様
な効果で、より確実にフィルム付を抑制することができ
る。
るとは、包装フィルム内面と、包装パック中の凝固剤入
り豆乳の表面との間に空気層を介在させず密着させる
か、又は僅かな空気層を介在させることを意味する。
置は、温豆乳と凝固剤とを包装パックに充填する充填機
と、そのパックをコンベアーで移動し、包装フィルムを
掛けて(密接状態)、次にシールし搬出する包装機から
なる。充填機は、温豆乳と凝固剤をそれぞれ定量ポンプ
で供給し混合・分散する部分と、その凝固剤混合豆乳を
豆腐パックに充填するノズルからなる。凝固剤の混合分
散には、高速剪断力を有する分散機(例えば、特殊機化
工業株式会社製TKパイプラインホモミキサーやコロイ
ドミル、荏原製作所株式会社製マイルダー等)や静止型
分散機(株式会社ノリタケカンパニー製スタティックミ
キサー、株式会社高井製作所製TSミキサー等)など、
攪拌混合効果のあるあらゆる形態が用いられる。ただ
し、分散装置は必ずしも必要ではなく、温豆乳と凝固剤
が単に合流する配管を構成する場合もある。ノズルは前
後又は上下に動作する可動式、又は固定式、又はロータ
リー式が採用される。包装機は市販の豆腐用包装機を利
用できる。コンベアーは連続駆動方式や断続駆動式、1
連式、2連式等の形態があるが、特に制限はない。包装
機に設ける泡取り装置は、特に制限はないが、板状のも
のが簡単かつ安価で用いられる。その場合、泡取り板で
掻き取られた泡は包装パックコンベアーの隙間から自然
落下し除去される。
シウム、塩化マグネシウム含有物(にがり)、乳化凝固
剤(例えば株式会社花王製マグネスファインTG等)、
硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム(すまし粉)、塩化
カルシウム、グルコノデルタラクトン(GDL)、トラ
ンスグルタミナーゼ、有機酸(クエン酸や果汁など)、
乳酸菌、寒天など、豆乳を凝固・ゲル化させる作用のあ
る添加剤を利用できる。用いられる豆乳には特に制限が
ないが、豆乳温度は60℃以上で、好ましくは75〜9
0℃の高温で、豆乳濃度は10%brix以上で、12
〜14%brixが望ましい。包装容器、包装フィルム
は市販の充填豆腐用のものを利用でき、特に制限はない
が、好ましくは、包装パックは内面に付着防止加工を施
したもの、包装フィルムはナイロン/アロマーやナイロ
ン/TP等のラミネートフィルムや内面がポリプロピレ
ン製のフィルム等がよい。
装置の一例を示した概略図である。ホット充填豆腐の製
造は次のように行われる。温豆乳と凝固剤液を定量ポン
プ2、8でそれぞれ所定の流量で混合し、分散機5で分
散した凝固剤入り温豆乳をノズル12で、包装パック1
4に静かに注入する。コンベアー13で移動して、表面
の泡を泡取り装置15及び16で除去する。次にカバー
17や18を通過し、フィルムロール21からフィルム
19が密接し、ヒートシーラー22、23にてシールす
る。最後にフィルム切断機24で切断し、コンベアー1
3から搬出される。なお、泡取り装置15および16は
必ずしも必要ではないが、充填後表面に泡が発生する場
合に有効である。本発明では凝固剤入り温豆乳を包装パ
ックに充填し、フィルムが被さる間の大気開放部分にカ
バー17、18を設けることを特徴としている。必要に
応じて各泡取り板の間にもカバー17を設ける。それら
のカバーは包装パック上部からの水蒸気の発生を抑え
て、湯葉の形成を抑制する。その結果、ホット充填豆腐
の包装後、包装フィルムに豆腐(湯葉)が付着する、い
わゆるフィルム付を防止することが可能になる。なお、
上記カバー17、18は凝固剤入り温豆乳に接しない方
が好ましいが、接触した状態でも構わない。カバーは、
上側のみのカバー、トンネル状のカバーや、パックコン
ベアー個々に分離した可動カバー(完全密閉式)等の形
態が採られる。また泡取り板とカバーを一体に構成して
も同様の効果が得られる。
に、カバー17、18と包装パック13の間に例えば霧
状の飽和水蒸気を少量供給装置20を配設することも有
効である。凝固剤入り温豆乳からの水蒸気の発生をほと
んど完全に抑え、湯葉の形成を完全に抑制することが可
能である。その結果、フィルム付を防止できる。
システムに用いた、もう一つの装置の概略図である。豆
乳と凝固剤液を定量ポンプ2、8でそれぞれ一定量混合
し、分散機5で分散した凝固剤入り豆乳をノズル12
で、包装パック14に静かに注入する。コンベアー13
で移動して直ちに、フィルムロール21からフィルム1
9が密接し、数パック分移動してヒートシーラー22、
23にてシールする。最後にフィルム切断機24で切断
し、コンベアー13から搬出される。本発明では凝固剤
入り温豆乳を包装パックに充填し、フィルムが被さる間
を、可及的に短縮することを特徴としている。凝固剤入
り豆乳が充填された包装パックが大気開放になる部分を
最小限に抑え、湯葉の形成をさせない。その結果、ホッ
ト充填豆腐の包装後、包装フィルムに豆腐(湯葉)が付
着する、いわゆるフィルム付を防止することが可能にな
る。
フィルムが包装パックに被さる直前に泡取り装置15、
16を少なくとも1個設けることも有効である。凝固剤
入り温豆乳が充填された包装パックに、包装フィルムが
かかる間に、形成された湯葉を泡と共に掻き取る。その
結果、フィルム付を完全に防止できる。その湯葉取りと
泡取りを兼ねる装置16は、包装パックに包装フィルム
が被さる直前が好ましいが、1〜3パック分手前でも有
効である。時間的には湯葉を掻き取った後、10秒以内
に、好ましくは2〜3秒以内に包装フィルムが密接され
る必要がある。
gを水温15℃14時間浸漬した。常法通り、豆乳製造
装置(マイコンプラントNS2000S;高井製作所
製)にて、消泡剤(エマルジー88;理研ビタミン製)
を50gし、105℃5分煮沸し、豆乳絞り機(シリウ
ス1連;高井製作所製)を用いて、豆乳濃度13%br
ix、85℃の温豆乳を得た。凝固剤は市販乳化ニガリ
製剤(マグネスファインTG;塩化マグネシウム含量3
6重量%、花王製)を用いた。ホット充填豆腐製造装置
は実施例については図1〜4、比較例については図5、
図6に示したようなシステムを用いた。温豆乳と凝固剤
をそれぞれ温豆乳タンク1および凝固剤タンク7に入
れ、温豆乳タンク1は85℃になるよう温度調整した。
製造前の準備として、温豆乳は供給ポンプ(ロータリー
ポンプJM型;ナカキン製)2によって、流量センサー
3、分散機(TSミキサー56型;高井製作所製)5、
切替バルブ6を経由し温豆乳タンク1に戻るよう循環し
ておき、流量センサー3および流量指示調節計4によっ
て、正確に300L/Hに流量制御した。凝固剤は供給
ポンプ(モーノポンプNL型;兵神装備製)8によっ
て、流量センサー9、切替バルブ11を経由し凝固剤タ
ンクに戻るよう循環しておき、流量センサー9および流
量指示調節計10によって、正確に2.3L/Hに制御
した。豆乳に対するマグネスファインTG(比重1.0
8)の添加割合は0.83重量%(塩化マグネシウム添
加割合約0.3%)であった。豆乳流量や温度、凝固剤
流量が安定した時点で、充填機と包装機を起動した。製
造開始と共に、切替バルブ6および11を切り替えて、
温豆乳に凝固剤を注入し、分散機5で強力な剪断力によ
って分散混合した。その凝固剤入り温豆乳をノズル12
にて包装パック14に充填した。包装機は藤村工業製A
CFK型(断続駆動式)を用い、包装パックはミニ豆腐
サイズ(150g容、内寸65×65×34mm、内面
材質アロマー)、および包装フィルムはラミネートフィ
ルム(ナイロン/アロマー)を用いた。なお、図中のa
〜fは充填直後から進行方向に、コンベアー13の1ピ
ッチの間隔で付した位置を示している。
ック14に凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直
後、1パック分移動した位置bに泡取り板15を設け
て、更に1パック分進んだ位置cに泡取り板16を設け
た。泡取り板16から包装フィルム19が被さるまでの
間(位置cからfの間)に、カバー18を設けた。な
お、泡取り板15と16の間(位置bからcの間)にも
カバー17を設けた。結果は表1に示した。
ック14に凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直
後、1パック分移動した位置bに泡取り板15を設け
て、更に1パック分進んだ位置cに泡取り板16を設け
た。泡取り板16から包装フィルム19が被さるまでの
間(位置cからfの間)に、カバー18を設けた。な
お、泡取り板15と16の間(位置bからcの間)にも
カバー17を設けた。更に、カバー17および18の下
部から水蒸気配管(蒸気ゲージ圧約0.1MPa)20
を配し、水蒸気を漏らすように少量供給した。結果は表
1に示した。
ック14に凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直
後、1パック分進行した位置aから包装フィルム19を
掛けた。結果は表1に示した。
ックに凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直後、
1パック分進行した位置bに泡取り板15、更に1パッ
ク分進んだ位置cに泡取り板16を設けた。その泡取り
板16に近接するように、位置cにて包装フィルム19
を掛けた。結果は表1に示した。
ック14に凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直
後、1パック分進行した位置bに泡取り板15、更に1
パック分進んだ位置cに泡取り板16を設けた。その泡
取り板16から、1パック分進んだ位置dで、包装フィ
ルムを掛けた。その間、大気開放状態とした。結果は表
1に示した。
ック14に凝固剤入り温豆乳(85℃)が充填された直
後、1パック分進行した位置bに泡取り板15、更に1
パック分進んだ位置cに泡取り板16を設けた。その泡
取り板16から、3パック分進んだ位置fで、包装フィ
ルムを掛けた。その間、大気開放状態とした。結果は表
1に示した。
ック14に凝固剤入り温豆乳(75℃)が充填された直
後、1パック分進行した位置bに泡取り板15、更に1
パック分進んだ位置cに泡取り板16を設けた。その泡
取り板16から、1パック分進んだ位置dで、包装フィ
ルムを掛けた。その間、大気開放状態とした。結果は表
1に示した。
れもフィルム付に対して有効な方法であった。比較例3
のように凝固温度を低くした場合、フィルム付は少し改
善されるが、豆腐の日持ちが悪い、柔らかい等の、他の
品質の低下を招いた。
製造装置によれば、水蒸気の発生を抑え、湯葉の発生を
少なくでき、開封時に豆腐がフィルムに付着することを
防止できる。さらに異物混入も防止できるメリットもあ
る。
造装置によれば、水蒸気の発生をほぼ完全に抑え、湯葉
の発生を抑制し、開封時に豆腐がフィルムに付着するこ
とを防止できる。さらに異物混入も防止できるメリット
もある。また充填雰囲気やコンベアーの蒸気殺菌も可能
になり、無菌環境にもなり、衛生面でのメリットにな
る。
造装置によれば、水蒸気を発生させるスペースを設けず
に、湯葉の発生させず、開封時に豆腐がフィルムに付着
することを防止できる。さらに異物混入の機会も最小限
に抑えられる。なお充填部分にフィルムを近づけると、
充填された凝固剤入り豆乳から発生するわずかな水蒸気
がフィルムに吸着し、静電防止効果があり、空中でゴミ
を吸着しにくくなる、メリットもある
造装置によれば、水蒸気を発生させるスペースが多少あ
っても、発生した極めて薄い湯葉をフィルムが被さる直
前に除去することができ、開封時に豆腐がフィルムに付
着することを防止できる。さらに泡取り板などと兼用す
ることも可能であり、充填包装部分に余裕ができ作業性
がよくなり、改造など設備コストを軽減できる。
造装置によれば、上記請求項1〜4の方法を任意に組み
合わせることによって、一層、確実にフィルム付を防止
することが可能である。
Claims (5)
- 【請求項1】温豆乳と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固
したホット充填豆腐を製造するシステムであって、充填
直後から包装フィルムが包装パックに密接される間に、
包装パックコンベアー上にカバーを設けることを特徴と
する、ホット充填豆腐製造装置。 - 【請求項2】充填直後から包装フィルムが包装パックに
密接される間に設けられるカバー内側に、水を供給する
ことを特徴とする請求項1記載のホット充填豆腐製造装
置。 - 【請求項3】温豆乳と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固
したホット充填豆腐を製造するシステムであって、充填
直後に包装フィルムを包装パックに密接させることを特
徴とするホット充填豆腐製造装置。 - 【請求項4】温豆乳と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固
したホット充填豆腐を製造するシステムであって、充填
後に泡取り装置による泡取りを行う場合、その泡取り装
置の直後に包装フィルムを包装パックに密接させること
を特徴とするホット充填豆腐製造方法。 - 【請求項5】温豆乳と凝固剤とを豆腐容器に充填・凝固
したホット充填豆腐を製造するシステムであって、請求
項1〜4記載の方法を、任意に組み合わせることを特徴
とするホット充填豆腐製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241840A JP3909228B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 充填豆腐の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001241840A JP3909228B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 充填豆腐の製造装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003052325A true JP2003052325A (ja) | 2003-02-25 |
JP3909228B2 JP3909228B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=19072206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001241840A Expired - Lifetime JP3909228B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 充填豆腐の製造装置 |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009159941A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-23 | Sato:Kk | 容器入り豆腐の加熱装置及び加熱方法並びに製造方法 |
CN107627336A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-26 | 福州金翔食品机械设备技术有限公司 | 千叶豆腐制作工艺 |
WO2023068367A1 (ja) * | 2021-10-22 | 2023-04-27 | 光淳 角田 | 大豆製肉様食材の製造方法 |
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- 2001-08-09 JP JP2001241840A patent/JP3909228B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN107627336B (zh) * | 2017-09-29 | 2023-12-22 | 福州金翔食品机械设备技术有限公司 | 千叶豆腐制作工艺 |
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