JP2003050452A - 定着用添加剤組成物および、該添加剤組成物と定着剤濃縮組成物とを用いたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

定着用添加剤組成物および、該添加剤組成物と定着剤濃縮組成物とを用いたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JP2003050452A
JP2003050452A JP2001237970A JP2001237970A JP2003050452A JP 2003050452 A JP2003050452 A JP 2003050452A JP 2001237970 A JP2001237970 A JP 2001237970A JP 2001237970 A JP2001237970 A JP 2001237970A JP 2003050452 A JP2003050452 A JP 2003050452A
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JP2001237970A
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English (en)
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Akimitsu Haijima
章光 配島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理後の感光材料中の残留増感色素に起因す
るステインを低減し、更に低温度条件下に長期放置して
も沈殿物あるいは析出が生じなく、また、カビやバクテ
リアなどが繁殖しない定着用添加剤組成物および該添加
剤組成物と定着剤濃縮組成物の2パートから成る定着濃
縮組成物を提供すること。 【解決手段】 (イ)特定構造のトリアジン環含有化合
物を0.02〜2モル/リットル含有し、且つ、(ロ)
少なくとも2個のアミノ基またはヒドロキシル基を有す
るグリコールまたはアミン化合物及び尿素誘導体から選
ばれる少なくとも1種を5〜90質量%含有することを
特徴とするハロゲン化銀写真処理の定着用添加剤組成物
及びそれを用いた処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
処理感光材料の定着用添加剤組成物または該組成物と定
着剤濃縮組成物とから成る定着用濃縮組成物に関し、特
に処理後の感光材料中の残留増感色素に起因するステイ
ンを低減し、更に低温度条件下に長期放置しても該組成
物中に沈殿物あるいは析出が生じなく、また、カビやバ
クテリアなどが繁殖しない定着用添加剤組成物または該
組成物と定着剤濃縮組成物とから成る定着用濃縮組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラやカラープリンターの目
覚しい進歩の中で、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
処理においては、より高品質、高感度の画像をより速や
かに顧客に提供することが望まれている。しかしなが
ら、高品質、高感度の画像を得るために感光材料中の増
感色素の量が増大する傾向にあり、また、処理時間の短
縮化により感光材料中の増感色素が十分に洗い出され難
くなり、カラーリバーサルフィルム、カラーネガフィル
ムまたはカラープリントの未露光部に残留した増感色素
により、画像のハイライト部やバックグラウンド部が着
色し、鑑賞に耐え難くなる問題が生じている。
【0003】増感色素に起因する残色を除去する方法の
一例として、リサーチディスクロージャー20733号
にはビストリアジニルアミノスチルベンジスルホン酸化
合物を用いる方法が開示されており、この方法はカラー
写真感光材料の処理において広く用いられてきた。
【0004】また、ビストリアジニルアミノスチルベン
化合物を定着剤に添加する方法が特開平10−1048
09号公報に、トリアジニルスチルベン化合物を含有す
る定着剤添加物組成物およびそれを用いた処理方法が特
開2000−39690号公報に、それぞれ開示されて
いる。しかしながら、両者に開示されているトリアジニ
ルスチルベン化合物は濃縮定着液に十分には溶解せず、
更に定着液中で構造変化し、残色を低減する能力が著し
く減少するという根本的な問題があった。
【0005】一方、トリアジニルスチルベン化合物以外
の残色を低減する能力に優れた化合物として、ビスアリ
ールアミノトリアジン化合物が米国特許第6,153,
364号及び米国特許第6,153,365号に開示さ
れている。該化合物は、定着液中で構造変化することな
く安定でかつ、優れた残色低減能を有する。しかしなが
ら、該特許記載の化合物も濃縮定着液には十分溶解せ
ず、白濁の沈殿が発生するという問題が生じ、濃縮キッ
ト液の形態で顧客に供給することができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、処理
後の感光材料中の残留増感色素に起因するステインを低
減し、更に安定でかつ低温度条件下に長期放置しても沈
殿物あるいは析出が生じなく、また、カビやバクテリア
などが繁殖しない定着用添加剤組成物および定着用濃縮
組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明者等が
鋭意検討した結果、特定構造のトリアジン環化合物を、
特定のグリコール又はアミン化合物及び特定の尿素化合
物と組み合わせて定着液に添加すると上記目的に対して
効果があることを見出し、この事実に基づいてさらに検
討した結果、以下の手段によって本発明の目的を達成す
ることができた。
【0008】すなわち、本発明は、下記の通りである。 (1) (イ)下記一般式(I)〜(V)で示される化
合物の少なくとも一種を含有し、且つ、(ロ)少なくと
も2個のアミノ基もしくはヒドロキシル基を有するグリ
コールまたはアミン化合物及び下記一般式(A)で表され
る尿素系化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真処理の定着用添加剤
組成物。 一般式(I)
【0009】
【化7】
【0010】一般式(I)において、L1、L2はそれぞ
れ独立に置換または無置換の、アリール基、ヘテロ環基
またはアルキル基を表し、少なくとも一方はアリール基
またはヘテロ環基である。Y1は無置換アミノ基、ヒド
ロキシル基、ハロゲン原子、スルホ基、置換または無置
換の、アルキルアミノ基、またはアルコキシ基を表す。
ただし2つのトリアジン環の間に共役結合はない。 一般式(II)
【0011】
【化8】
【0012】一般式(II)において、L3とL4はそれぞ
れ独立に置換または無置換の、アリール基、ヘテロ環基
またはアルキル基を表し、少なくとも一方はアリール基
またはヘテロ環基である。R3は水素原子、置換または
無置換のアルキル基を表す。Y3は無置換アミノ基、ヒ
ドロキシル基、ハロゲン原子、スルホ基、置換または無
置換の、アルキルアミノ基またはアルコキシ基を表す。
ただし2つのトリアジン環の間に共役結合はない。 一般式(III)
【0013】
【化9】
【0014】一般式(III)において、L5、L6は、そ
れぞれ独立に置換または無置換の、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ
基、アリール基もしくはヘテロ環基で置換されたアミノ
基、5もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族の含窒素
ヘテロ環化合物から窒素原子に結合した1個の水素原子
を取り除いた1価の基;或いはヒドロキシル基、無置換
アミノ基、ハロゲン原子、またはスルホ基を表す。Yは
置換または無置換の、フェニレン基またはナフチレン基
を表す。Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウムまたはピリジニウムを表わす。 一般式(IV)
【0015】
【化10】
【0016】一般式(IV)において、L7、L8は、それ
ぞれ独立に置換または無置換の、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、
アリールアミノ基、ヘテロ環基で置換されたアミノ基、
5もしくは6員の芳香族もしくは非芳香族の含窒素ヘテ
ロ環化合物から窒素原子に結合した1個の水素原子を取
り除いた1価の基;或いはヒドロキシル基、無置換アミ
ノ基、ハロゲン原子、またはスルホ基を表す。Mは水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
またはピリジニウムを表わす。 一般式(V)
【0017】
【化11】
【0018】一般式(V)において、R11、R12
13、R14、R21、R22、R23及びR24はそれぞれ独立
に水素原子、置換又は無置換のアルキル基、アリール基
またはヘテロ環基を表し、L11はヘテロ環基を表し、X
11及びY11はそれぞれ独立にNR 3、O、Sを表し、R3
は水素原子、C1−C6アルキル基を表す。R11とR12
及び/又は、R13とR14、及び/又は、R21とR22、及
び/又は、R23とR24は、互いに結合して環を形成して
もよい。但し、分子内に−SO3M、−CO2M、又は−
OHで表される基を少なくとも1つ含有し、ここでMは
水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム又はピリジニウムを表す。又、R11、R 12、R13
びR14の少なくとも1つと、R21、R22、R23及びR24
の少なくとも1つとが互いに結合して環を形成すること
はない。更に、上記の式の分子内には、アゾ基を含有し
ない。 一般式(A)
【0019】
【化12】
【0020】(式中、R51 、R52 、R53 及びR54
は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜3の脂肪族炭化水
素基を表し、これらの基は、互いに連結して環を形成し
てもよい)。
【0021】(2)前項1に記載の定着用添加剤組成物
と定着剤を含有する定着剤濃縮組成物の2パートからな
るキット。
【0022】(3) 該定着剤濃縮組成物の定着剤の6
0モル%以上がチオ硫酸アンモニウムであることを特徴
とする前項2に記載のキット。
【0023】(4) 前項1に記載の定着用添加剤組成
物を定着液に添加して用いることを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料の処理方法。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)及び(II)
の化合物について詳しく説明する。L1、L2はそれぞれ
独立にアリール基、ヘテロ環基及びアルキル基を表し、
1とL2とが同時にアルキル基になることはない。
3、L4はそれぞれ独立にアリール基、ヘテロ環基及び
アルキル基を表し、L3とL4とが同時にアルキル基にな
ることはない。アリール基、ヘテロ環基、アルキル基は
置換基で置換されてもよい。ただしアリール基はスチル
ベン骨格を持たない。
【0025】L1、L2、L3及びL4がアリール基である
とき、 その炭素数は6〜20であり、好ましくは6〜
15、さらに好ましくは6〜10であり、例えばフェニ
ル基、4−メトキシフェニル基、4−トルイル基、ナフ
チル基が挙げられる。アリール基は水溶性基をもつこと
が好ましく、水溶性基としてはスルホ基、カルボキシル
基、ヒドロキシル基、カルバモイル基またはスルファモ
イル基が挙げられ、スルホ基とカルボキシル基が特に好
ましい。具体的には、3−カルボキシフェニル基、4−
カルボキシフェニル基、2−スルホフェニル基、4−ス
ルホフェニル基、2−メチル−4−スルホフェニル基、
2,5−ジスルホフェニル基、4−スルホ−1−ナフチ
ル基、6,8−ジスルホ−2−ナフチル基、5,7−ジ
スルホ−2−ナフチル基が挙げられる。
【0026】L1、L2、L3及びL4がヘテロ環基である
とき、その炭素数は2〜20であり、好ましくは炭素数
2〜10、さらに好ましくは炭素数3〜8の置換もしく
は無置換の、5または6員の芳香族もしくは非芳香族の
ヘテロ環化合物から1個の水素原子を取り除いた1価の
基であり、例えば2−フリル基、2−チエニル基、2−
ピリミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基が挙げられ
る。
【0027】L1、L2、L3及びL4がアルキル基である
とき、炭素数が1〜20、好ましくは1〜8、更に好ま
しくは1〜4の置換もしくは無置換のアルキル基であ
り、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、2−
メトキシエチル基が挙げられる。アルキル基は水溶性基
で置換されていることが好ましく、水溶性基としてはス
ルホ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、カルバモイ
ル基またはスルファモイル基が挙げられ、スルホ基、カ
ルボキシル基及びヒドロキシル基が特に好ましい。例え
ばスルホメチル基、2−スルホエチル基、1,2−ジカ
ルボキシエチル、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロ
キシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2,3−
ジヒドロキシプロピル基、3,4−ジヒドロキシブチル
基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル基が
挙げられる。
【0028】R3は水素原子または置換してもよいアル
キル基を表し、アルキル基であるとき、炭素数が1〜2
0、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜4の置換も
しくは無置換のアルキル基である。例えばメチル基、エ
チル基、イソプロピル基、2−メトキシエチル基が挙げ
られる。アルキル基は水溶性基で置換されていてもよ
く、水溶性基としてはスルホ基、カルボキシル基、ヒド
ロキシル基、カルバモイル基またはスルファモイル基が
挙げられ、スルホ基、カルボキシル基及びヒドロキシル
基が特に好ましい。例えばスルホメチル基、2−スルホ
エチル基、1,2−ジカルボキシエチル、2−ヒドロキ
シエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキ
シプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、3,
4−ジヒドロキシブチル基、2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル基、2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]エチル基が挙げられる。
【0029】Y1は無置換アミノ基、ヒドロキシル基、
ハロゲン、置換してもよいアルキルアミノ基及びアルコ
キシ基であり、置換してもよいアルキルアミノ基及びア
ルコキシ基は、好ましくは一般式(IIIa)〜(IIIc)
のように表される。一般式(IIIa)〜(IIIc)
【0030】
【化13】
【0031】一般式(IIIa)〜(IIIc)において、R
31、R32、及びR33で表わされるアルキル基としては炭
素数1〜20、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜
4の置換もしくは無置換のアルキル基であり、例えばメ
チル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、
n−オクチル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロ
ピル基、2−スルホエチル基、2−メトキシエチル基、
2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル基、スル
ホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホエ
チル基、1,2−ジカルボキシエチル基が挙げられる。
【0032】一般式(I)及び一般式(II)の化合物が
カルボキシル基またはスルホ基を有する場合、これらは
フリー体でも塩でもよく、塩の場合の対塩は、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはピリジニ
ウムである。そのうちアルカリ金属、アルカリ土類金属
が好ましく、特に好ましいのはNaおよびKである。ア
ンモニウム基としては、例えばアンモニウム、トリエチ
ルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムが挙げら
れ、そのうちアンモニウムが好ましい。
【0033】以下に本発明の一般式(I)及び一般式
(II)の化合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに
限定されない。
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】本発明の一般式(I)又は一般式(II)で
表される化合物が分子内に不斉炭素を複数個有する場
合、同一構造に対して複数の立体異性体が存在するが、
本発明は可能性のある全ての立体異性体を示しており、
複数の立体異性のうち1つだけを使用することも、ある
いはそのうちの数種を混合物として使用することもでき
る。
【0039】本発明の一般式(I)又は一般式(II)で
表される化合物は、それぞれ1種を用いても複数を併用
しても良く、用いる化合物の数と含有させる処理組成物
の種類は任意に選ぶことができる。
【0040】次に、一般式(III)及び一般式(IV)に
ついて詳しく説明する。L5、L6、L7及びL8が、それ
ぞれ置換してもよいアルコキシ基、アリールオキシ基、
ヘテロ環基置換アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキ
ルアミノ基の場合、並びにL7及びL8については更にア
ニリノ基である場合、これらは一般式好ましくは(IV
a)〜(IVc)のように表される。
【0041】
【化18】
【0042】一般式(IVa)〜(IVc)において、
41、R42又はR43で表わされるアルキル基としては炭
素数1〜20、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜
4の置換もしくは無置換のアルキル基であり、例えばメ
チル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、
2−メトキシエチル基が挙げられる。アルキル基は水溶
性基をもつことが好ましく、該水溶性基の具体例として
はスルホ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、カルバ
モイル基、スルファモイル基が挙げられ、スルホ基、カ
ルボキシル基及びヒドロキシル基が特に好ましい。この
ようなアルキル基の具体例としてはスルホメチル基、カ
ルボキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒド
ロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−ス
ルホエチル基、2−カルボキシエチル基、2−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)エチル基、2−[2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エトキシ]エチル基、2,3−ジヒドロ
キシプロピル基、3,4−ジヒドロキシブチル基、2,
3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル基が挙げら
れる。
【0043】R41、R42又はR43で表わされるアリール
基としては 炭素数6〜20、好ましくは6〜10、さ
らに好ましくは6〜8の置換もしくは無置換のアリール
基であり、例えばフェニル基、ナフチル基、4−メトキ
シフェニル基が挙げられる。アリール基は水溶性基をも
つことが好ましく、その具体例としてはスルホ基、カル
ボキシル基、カルバモイル基、スルファモイル基が挙げ
られ、スルホ基及びカルボキシル基が特に好ましい。こ
のようなアリール基の具体例としては3−カルボキシフ
ェニル基、4−カルボキシフェニル基、3,5−ジカル
ボキシフェニル基、2−スルホフェニル基、4−スルホ
フェニル基、2、4−ジスルホフェニル基が挙げられ
る。
【0044】R41、R42又はR43がカルボキシル基また
はスルホ基を有する場合、これらはフリー体でも塩でも
よく、この場合対塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウムまたはピリジニウムである。このうち
最も好ましいものはナトリウムおよびカリウムである。
【0045】R41、R42又はR43で表わされるヘテロ環
基としては炭素数2〜20の、好ましくは炭素数2〜1
0、さらに好ましくは炭素数3〜8の置換もしくは無置
換の、5または6員の芳香族もしくは非芳香族のヘテロ
環化合物から1個の水素原子を取り除いた1価の基であ
り、例えば2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミ
ジニル基、2−ベンゾチアゾリル基が挙げられる。
【0046】L5、L6、L7及びL8は、5または6員の
芳香族もしくは非芳香族の含窒素ヘテロ環化合物から窒
素原子に結合した1個の水素原子を取り除いた1価の基
であってもよい。環の例としてはピロリジン環、ピペリ
ジン環、ピペラジン環およびモルホリン環が含まれる。
あるいはL5、L6、L7及びL8がアミノ基の水素原子が
外れて連結したアミノ酸残基でもよく、ヒドロキシル基
の水素原子が外れて連結したヒドロキシ有機酸残基でも
よい。
【0047】一般式(III)においてYで表わされる置
換または無置換の、フェニレン基またはナフチレン基と
しては炭素数6〜20、好ましくは6〜15、さらに好
ましくは6〜11の置換または無置換のフェニレン基ま
たはナフチレン基であり例えば1,4−フェニレン、
1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,5−ナ
フチレン、1,8−ナフチレン、4−カルボキシ−1,
2−フェニレン、5−カルボキシ−1,3−フェニレ
ン、3−スルホ−1,4−フェニレン、5−スルホ−
1,3−フェニレン、2,5−ジメトキシ1,4−フェ
ニレン、2,6−ジクロロー1,4−フェニレンが挙げ
られる。
【0048】Yとして好ましくは1,4−フェニレン、
1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,5−ナ
フチレン、5−カルボキシ−1,3−フェニレン、5−
スルホ−1,3−フェニレンであり、さらに好ましくは
1,4−フェニレン、1,3−フェニレンである。
【0049】以下に本発明の化合物の具体例を挙げる
が、本発明はこれらに限定されない。
【0050】
【化19】
【0051】
【化20】
【0052】
【化21】
【0053】
【化22】
【0054】
【化23】
【0055】
【化24】
【0056】本発明の一般式(III)及び一般式(IV)
のいずれかで表される化合物が分子内に不斉炭素を複数
個有する場合、同一構造に対して複数の立体異性体が存
在するが、本発明は可能性のある全ての立体異性体を示
しており、複数の立体異性のうち1つだけを使用するこ
とも、あるいはそのうちの数種を混合物として使用する
こともできる。
【0057】本発明の一般式(III)及び一般式(IV)
のいずれかで表される化合物は、それぞれ1種を用いて
も複数を併用しても良く、用いる化合物の数と含有させ
る処理組成物の種類は任意に選ぶことができる。
【0058】つぎに、一般式(V)について詳しく説明
する。R11、R12、R13、R14、R21、R22、R23及び
24はそれぞれ独立に水素原子、置換又は無置換のアル
キル基、アリール基またはヘテロ環基を表し、アルキル
基としては、好ましくは炭素数1−20、より好ましく
は1−8、更に好ましくは1−4の置換もしくは無置換
のアルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、i−
プロピル基、n−プロピル基、n−オクチル基、スルホ
メチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプ
ロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホエチ
ル基、2−メトキシエチル基、2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)エチル基、2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]エチル基、2−{2−[2−(2−ヒド
ロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル基、2,
3−ジヒドロキシプロピル基、3,4−ジヒドロキシブ
チル基、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシ
ル基が挙げられる。アリール基としては、好ましくは炭
素数6−20、より好ましくは6−10、更に好ましく
は6−8の置換もしくは無置換のアリール基であり、例
えばフェニル基、ナフチル基、3−カルボキシフェニル
基、4−カルボキシフェニル基、3,5−ジカルボキシ
フェニル基、4−メトキシフェニル基、2−スルホフェ
ニル基、4−スルホフェニル基が挙げられる。ヘテロ環
基としては、好ましくは炭素数2−20、より好ましく
は2−10、更に好ましくは2−8の置換もしくは無置
換の、5又は6員環のヘテロ環基であり、例えば2−フ
リル基、2−ピリミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基
が挙げられる。
【0059】R11、R12、R13、R14、R21、R22、R
23及びR24は、好ましくは水素原子、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、スルホメチル基、2−ヒドロキシ
エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシ
プロピル基、2−スルホエチル基、2−メトキシエチル
基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル
基、2−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]エトキシ}エチル基、2,3−ジヒドロキシプロ
ピル基、3,4−ジヒドロキシブチル基、フェニル基、
3−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル
基、3,5−ジカルボキシフェニル基、4−メトキシフ
ェニル基、2−スルホフェニル基、4−スルホフェニル
基であり、更に好ましくは水素原子、メチル基、エチル
基、スルホメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ス
ルホエチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル
基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、フェニル基、3
−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、
2−スルホフェニル基、4−スルホフェニル基である。
【0060】L11で表されるヘテロ環基としては、好ま
しくは炭素数2−20、より好ましくは2−10、更に
好ましくは2−8の置換もしくは無置換のヘテロ環基で
あり、例えば3,5−(1,2,4−トリアゾール)−
ジイル基、3,5−イソチアゾールジイル基、2,6−
ピリジンジイル基、2,6−ピラジンジイル基、2,6
−ピリミジンジイル基、3,6−ピリダジンジイル基、
1,4−フタラジンジイル基が挙げられる。
【0061】X11及びY11は、それぞれ独立にNR3
O、Sを表し、R3で表される置換基は水素原子、炭素
数1〜6のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、i
−プロピル基、n−プロピル基が挙げられる)である。
【0062】R11とR12、及び/又は、R13とR14、及
び/又は、R21とR22、及び/又は、R23とR24は、互
いに結合して環を形成してもよい。形成する環は5員環
又は6員環であることが好ましい。又、R11、R12、R
13及びR14の少なくとも1つと、R21、R22、R23及び
24の少なくとも1つとが互いに結合して環を形成する
ことはない。
【0063】一般式(V)で表される化合物はカルボキ
シル基、スルホ基または水酸基を有し、好ましくは分子
内にスルホ基とカルボキシル基の片方又は両方を合計2
個以上有する。これらはフリー体でも塩でもよく、塩の
場合の対塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウムまたはピリジニウムである。そのうちアルカリ
金属、アルカリ土類金属が好ましく、特に好ましいのは
NaおよびKである。アンモニウム基としては、例えば
アンモニウム、トリエチルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウムが挙げられ、そのうちアンモニウムが好ま
しい。更に、上記一般式(V)で表される化合物の分子
内にはアゾ基は含有されない。
【0064】以下に本発明の一般式(V)で表される化
合物の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されな
い。
【0065】
【化25】
【0066】
【化26】
【0067】
【化27】
【0068】
【化28】
【0069】
【化29】
【0070】
【化30】
【0071】本発明の一般式(V)で表される化合物が
分子内に不斉炭素を複数個有する場合、同一構造に対し
て複数の立体異性体が存在するが、本発明は可能性のあ
る全ての立体異性体を示しており、複数の立体異性のう
ち1つだけを使用することも、あるいはそのうちの数種
を混合物として使用することもできる。
【0072】本発明の一般式(V)で表される化合物
は、それぞれ1種を用いても複数を併用してもよく、用
いる化合物の数と含有させる処理組成物の種類は任意に
選ぶことができる。
【0073】本発明においては、上記一般式(I)〜
(V)のいずれかで表される化合物を1種のみ用いるこ
とで効果を現すことができるが、溶解性の向上など必要
に応じて2種以上混合して用いることも好ましい。
【0074】また、一般式(I)〜(V)のいずれかで
表される化合物を一般式(I)〜(V)以外のトリアジニ
ルスチルベン化合物と併用して用いることもでき、例え
ば特開平6−329936、特開平7−140625
号、特開平10−104809号、特開2000−39
690号公報に記載のトリアジニルスチルベン化合物を
併用することもできる。市販の化合物は、例えば「染色
ノート」第19版(色染社)P.165〜P.168に
記載されており、その中に記載されている製品のなかで
も、Blankophor BSUliq、REUまた
はHakkolBRKが好ましい。
【0075】一般式(I)〜(V)のいずれかで表わさ
れる化合物は、例えば松井弘次著,有機合成化学協会
誌,第17巻528頁(1959年刊)及び特許第2,
618,748号を参考にして合成することができる。
すなわち、塩化シアヌルにまずフェニレンジアミン誘導
体またはナフタレンジアミン誘導体を反応させ、次いで
アミン類を順次反応させる方法が好ましい。あるいはフ
ェニレンジアミン誘導体またはナフタレンジアミン誘導
体を第二段階または最後に反応させることも好ましい。
この反応に用いる溶媒としては、例えば水およびアルコ
ール類、ケトン類、エーテル類、アミド類などの有機溶
媒が挙げられるが、水および水溶性の有機溶媒が好まし
く、これらの混合溶媒でもよい。なかでも水とアセトン
の混合溶媒系が最も好ましい。また用いる塩基としては
トリエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセンなどの有機塩基、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど
の無機塩基が挙げられる。これらのうち、無機塩基が好
ましく、中でも水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムが好ましい。反応温度は−
20℃〜150℃の範囲で可能であり、好ましくは−1
0℃〜100℃の範囲である。更に詳しく述べると第一
段階は−10℃〜10℃が好ましく、第二段階は0℃〜
40℃が好ましく、第三段階は40℃〜100℃が好ま
しい。
【0076】次に、少なくとも2個のアミノ基またはヒ
ドロキシル基を有するグリコールまたはアミン化合物の
好ましい具体例をあげる。グリコール化合物としては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール100〜10
00が好ましく、アミン化合物としては、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールア
ミン、トリイソプロパノールアミン、N,N−ビス(ヒ
ドロキシエチル)アミンが好ましいが、これらに限定さ
れろものではない。より好ましくは、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール3
00、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン
があげられ、ジエチレングリコールが最も好ましい。
【0077】次に、一般式(A)で示される化合物につ
いて詳細に説明する。一般式(A)において、R51 、R
52 、R53 及びR54 は、それぞれ水素原子、炭素数1
〜3の脂肪族炭化水素基を表す。脂肪族炭化水素基とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル、i−プロピ
ルなどのアルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基であり、とくにアルキル基が好ましい。また、ア
ルキル基にはヒドロキシ基、カルボキシル基またはスル
フォン酸基が置換してもよい。特に好ましいR51、R52
、R53 及びR54は水素原子、メチル基及びプロピル基
である。
【0078】また、R51 、R52 、R53 及びR54の任
意の2つが互いに連結して環を形成してもよい。環を生
成する場合、その環は、ピロール環、2−ピロリン環、
3−ピロリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、2−オ
キソイミダゾリジン環など窒素原子を1個含む5〜7員
環あるいは窒素原子を2個含む尿素構造を環に取り込ん
だ5〜7員環の構造である。また、これらの環を構成す
る炭素原子は、置換基を有してもよく、その場合の置換
基は、上記R51 、R52 、R53 及びR54と同義の置換
基のほかに環中の隣り合う炭素原子にウレイレン基が結
合して構成される2−オキソイミダゾリジン環であって
もよい。一般式(A)の化合物が上記の環構造を有する
場合、とくに好ましい化合物は、2−オキソイミダゾリ
ジン環を1個有する化合物及び2−オキソイミダゾリジ
ン環を2個縮合した形で有する化合物である。
【0079】一般式(A)で表される化合物のうち、と
くに好ましくはR51及びR53が水素原子である化合物で
ある。また、上記記載したようにR52とR54が互いに連
結して環を形成してもよい。この環構造を有する場合、
とくに好ましい化合物は、2−オキソイミダゾリジン環
を1個有する化合物及び2−オキソイミダゾリジン環を
2個縮合した形で有する化合物である。
【0080】一般式(A)で示される化合物の具体例を
以下に示すが、本発明は、これらに限定されない。
【0081】
【化31】
【0082】
【化32】
【0083】一般式(A)で示される化合物のうち、好
ましい化合物は、A−1、A−6、A−7、A−11、A−1
3があげられ、特に好ましくは、A−1、A−11が挙げ
られる。また、これら化合物を2種以上混合して用いる
こともできる。
【0084】本発明の定着用添加剤組成物は、本発明の
一般式(I)〜一般式(V)で表される化合物を0.0
2〜2モル/リットル(2種以上含むときは合計量とし
て)含有し、好ましくは0.05〜1モル/リットル、
最も好ましくは0.07〜0.5モル/リットル含有す
る。また、少なくとも2個のアミノ基またはヒドロキシ
ル基を有するグリコールまたはアミン化合物及び下記一
般式(A)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種
を5〜90質量%、好ましくは15〜80質量%、より
好ましくは25〜70質量%含有することが好ましい。
本発明の含有量において、低温度条件下に長期放置して
も析出がなく、更にカビ、バクテリア等の繁殖も抑制さ
れる。
【0085】本発明の定着用添加剤組成物は、防菌の観
点から蒸留水、イオン交換水を使用することが好まし
い。また、特開昭62−288838号公報に記載のカ
ルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方
法、特開昭57−8542号に記載のイソチアゾロン化
合物やサイアベンダゾール類、塩素化イソシアヌール酸
ナトリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾー
ル等、特開平8−262268号の8頁右5〜15行目
に記載の殺菌剤、ミリスチルトリメチルアンモニウムブ
ロマイドのような4級アンモニウム塩を含ませて用いる
こともできる。
【0086】本発明の定着用添加剤組成物の包装体とし
て、以下のような容器を用いることが好ましい。容器は
単一の材料から作られても、複合材料、例えば気体透過
性の高い材料とアルカリに安定性の高い材料からなる複
合材料によって作られていてもよい。リユース、リサイ
クル性の観点からは容器が単一素材で構成されることが
好ましい。容器に用いられる材料は、ポリエステル樹
脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、
エポキシ樹脂、ナイロンなどのポリアミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、PVA、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リエチレン樹脂であり、その中でもポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル
樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂を単一素材として構成された容器が好ましく、そ
の中でもポリエチレン樹脂が特に好ましい。
【0087】本発明の定着用添加剤組成物は、黒白ハロ
ゲン化銀感光材料及びカラーハロゲン化銀材料のいずれ
の定着処理にも使用することができるが、好ましくはカ
ラーハロゲン化銀感材(カラーネガ写真フィルム、カラ
ーリバーサル写真フィルム、カラー写真ペーパーな
ど)、より好ましくはカラーネガ写真フィルム及びカラ
ーリバーサル写真フィルム、最も好ましくはカラーリバ
ーサル写真フィルムの処理に用いられる。
【0088】本発明の一般式(I)〜(V)で示される
化合物の濃度は使用液において0.05〜20mmol
/L、好ましくは0.10〜15mmol/L、より好
ましくは0.2〜10mmol/Lになるように用い
る。ここで、使用液とは感光材料が処理されるタンク液
と補充液とがあり、通常濃縮キット液として顧客に供給
され、カラーリバーサル処理用定着液の場合は3〜20
倍、好ましくは5〜15倍に水で希釈して使用される。
一方、例えばカラーネガ処理用の場合、濃縮液を水で希
釈せずにそのまま、補充液として使用することもある。
【0089】本発明の添加剤は定着液に添加して使用さ
れるが、タンク液に添加及び、または補充液に添加して
使用する。補充液への添加方法として、定着キット液を
水で希釈する際に添加しても、濃縮キットに直接添加し
た後、水で希釈することもできる。本発明の定着用添加
剤は、本発明の一般式(I)〜(V)で示される化合物
が使用液中で上記好ましい濃度になるように測りとって
添加することが好ましい。このときの添加量は、使用液
1リットル当たり0.1〜100ミリリットル、好まし
くは0.5〜50ミリリットル、より好ましくは1〜2
5ミリリットルである。
【0090】また、定着濃縮組成物が、定着剤を含有す
る濃縮液と本発明の定着用添加剤からなる2パートで構
成されている場合、使用液を作成する際に2パートの液
を全量添加し水で3〜20倍に希釈して、より好ましく
は5〜15倍に希釈して使用するようになっている。補
充液の調液方法は、水で希釈し補充液を作成し使用して
も、2パートの濃縮液と水を別々に処理タンクに直接補
充しながら使用することもできる。
【0091】本発明の定着剤は、定着速度を高めるとい
う観点から60モル%以上がチオ硫酸アンモニウムであ
ることが好ましく、より好ましくは80%以上、最も好
ましくは90〜100%である。チオ硫酸アンモニウム
のほか用いることが可能な定着剤として、チオ硫酸ナト
リウム、チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸塩、チオシア
ン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウム、チオシア
ン酸カリウムの如きチオシアン酸塩、エチレンビスチオ
グリコール酸、3,6−ジチア−1,8−オクタンジオ
ールなどのチオエーテル化合物、チオ尿素類などの水溶
性のハロゲン化銀溶解剤などがあり、これらを1種ある
いは2種以上混合して使用することができる。
【0092】定着剤を含有する濃縮キット中の定着剤濃
度は、2〜6モル/Lであることが好ましく、より好ま
しくは3〜5.5モル/Lである。定着剤を含有する濃
縮キットには、保恒剤として亜硫酸塩(例えば亜硫酸ナ
トリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム)、重
亜硫酸塩、ヒドロキシルアミン、ヒドラジン、アルデヒ
ド化合物の重亜硫酸塩付加物(例えば、アセトアルデヒ
ド重亜硫酸ナトリウム)などを含有させることが好まし
い。またスルフィン酸類(p−トルエンスルフィン酸、
m−カルボキシベンゼンスルフィン酸、p−アミノベン
ゼンスルフィン酸酸等)やアスコルビン酸も有効な保恒
剤である。更に、界面活性剤、ポリビニルピロリドン、
防菌、防バイ剤、メタノール等の有機溶媒を含有させる
ことができる。
【0093】定着組成物(定着剤を含有する濃縮キット
あるいは定着用添加剤)には緩衝剤を添加するのが好ま
しい。好ましい緩衝剤としてはイミダゾール、ジメチル
イミダゾール等のヘテロ環有機塩基、タウリン等のアミ
ノアルキレンスルホン酸、またはコハク酸、マレイン
酸、マロン酸等の2塩基酸類が挙げられる。pHは3〜
8が好ましく、さらにpH4〜7が好ましい。
【0094】本発明の定着組成物には画像保存性向上の
ため安定な銀イオンを形成するメルカプトトリアゾー
ル、アミノメルカプトトリアゾール、N−メチルメルカ
プトイミダゾール等のメルカプト含窒素ヘテロ環化合物
や現像主薬の洗い出しを促進する特開平5−30318
5号に記載のビスアミジン類及びビスグアニジン類ある
いはモノアミジン類を添加してもよい
【0095】本発明の定着用添加剤物を用いる処理は、
通常の市販されているカラー感光材料に広く適用できる
が、特に一般のフィルム支持体の感光材料に好ましく用
いられ、その中でもカラーリバーサルフィルムに対して
顕著な効果を発揮する。例えば富士写真フィルム(株)
製のフジクロームカラーリバーサルフィルム、フジカラ
ーネガフィルム、イーストマン−コダック社製のコダッ
クロームカラーリバーサルフィルム、コダックカラーネ
ガフィルム、アグファ社製のアグファクロームカラーリ
バーサルフィルム、アグファカラーネガフィルム、コニ
カ社製のコニカクロークカラーリバーサルフィルム、コ
ニカカラーネガフィルム及び3M社製のスコッチクロー
ムカラーリバーサルフィルム、スコッチカラーネガフィ
ルムなどが好ましく処理できる。
【0096】本発明が用いられるカラー反転処理工程に
ついては、たとえば黒白現像は、例えば特開平11-1
09572号の14頁46行目から17頁8行目に記載
されている。反転浴に関しては、例えば特開平11-1
09572号の17頁9行目から18頁9行目に記載さ
れている。発色現像工程に関しては、例えば特開平11
-109572号の18頁10行目から21頁41行目
に記載されている。発色現像を終えたカラー反転材料
は、次いで脱銀処理が行なわれる。脱銀工程以降に関し
ては、例えば特開平11-109572号の21頁42
行目から26頁19行目に記載されている。本発明が用
いられるハロゲン化銀化合物材料のカラー反転処理以外
の処理も、反転浴の記載を除いて上記した公開公報の記
載に順じて行なわれる。
【0097】また、本発明が好ましく適用されるカラー
反転感光材料については、例えば特開平11-1095
72号の26頁20行目から29頁3行目に記載されて
いる。
【0098】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、これに限定されるものではない。 実施例1 以下のようにして、定着用添加剤組成物を作成した。 比較定着用添加剤A BLANKOPHOR REU 0.1モル (特開2000−39690号に記載のトリアジニルス
チルベン化合物) トリエタノールアミン 500g 水を加えて1リットルにする。
【0099】比較定着用添加剤AのBLANKOPHO
R REU(残色低減剤)とトリエタノールアミン(可
溶化剤)を下記表1のようにそれぞれ変更した以外は全
く同様にして定着用添加剤を作成した。但し、可溶化剤
として一般式(A)で表される化合物については、15
0g/Lにて添加した。作成した各添加剤に対して以下
の評価を実施し、得られた結果を表1に示す。
【0100】(1)低温安定性 作成した各添加剤を−10℃の条件下に3ヶ月保存した
後、添加剤を観察し以下のように評価した。 ○:沈殿、凍結など全く変化が見られない ×:沈殿または凍結などが見られる (2)カビ、バクテリアに対する抗菌性 通常の水に繁殖している水カビを一定量各添加剤に添加
し、添加直後と30℃条件下で1週間後のカビの量をイ
ージーカルト試験にて調べた。得られた結果を以下の3
段階に分けて表2に示す。 ○:カビの量が著しく減少する △:カビの量が添加直後と1週間後であまり変わらない ×:カビの量が増大して見られる
【0101】
【表1】
【0102】この結果から、本発明の添加剤のみにおい
て低温安定性と抗菌性の両方に対して優れることが分か
る。また、添加剤番号108において、ベンゾイソチア
ゾロンを10ppm添加すると、更に抗菌性がよくなる
ことを確認した。
【0103】実施例2 実施例1の各定着用添加剤について、カラーリバーサル
処理における残色低減能及び定着濃縮液添加時の溶解性
を評価した。 (1)感光材料の作製 試料101の作製 下塗りを施した厚み 127μmの三酢酸セルロースフィル
ム支持体上に、下記の組成の各層より成る多層カラー感
光材料を作製し、試料101とした。数字はm 2当りの
添加量を表わす。
【0104】第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.25g ゼラチン 2.40g 紫外線吸収剤U−1 0.10g 紫外線吸収剤U−3 0.10g 紫外線吸収剤U−4 0.10g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.050g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.050g 高沸点有機溶媒Oil−5 0.010g 染料D−4 1.0mg 染料D−8 2.5mg 染料E-1の微結晶固体分散物 0.05g
【0105】第2層:中間層 ゼラチン 0.40g 化合物Cpd−A 0.2mg 化合物Cpd−J 1.0mg 化合物Cpd−K 3.0mg 化合物Cpd−M 0.030g 紫外線吸収剤U−6 6.0mg 高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−4 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−7 2.0mg 高沸点有機溶媒Oil−8 4.0mg 染料D−7 4.0mg
【0106】第3層:中間層 黄色コロイド銀 0.010g ゼラチン 0.50g 化合物Cpd−M 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
【0107】第4層:低感度赤感性乳剤層 乳剤A 銀量 0.20g 乳剤B 銀量 0.20g 乳剤C 銀量 0.15g ゼラチン 0.70g カプラーC−1 0.050g カプラーC−2 0.080g カプラーC−3 0.010g カプラーC−6 6.0mg カプラーC−9 5.0mg カプラーC−11 0.030g 紫外線吸収剤U−1 0.010g 紫外線吸収剤U−2 0.010g 化合物Cpd−A 1.0mg 化合物Cpd−I 0.020g 化合物Cpd−J 2.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g 高沸点有機溶媒Oil−5 0.010g 添加物P−1 0.020g
【0108】第5層:中感度赤感性乳剤層 乳剤C 銀量 0.25g 乳剤D 銀量 0.25g ゼラチン 0.60g カプラーC−1 0.040g カプラーC−2 0.10g カプラーC−3 0.020g カプラーC−6 7.0mg カプラーC−11 0.050g 紫外線吸収剤U−1 0.010g 紫外線吸収剤U−2 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g 添加物P−1 0.020g
【0109】第6層:高感度赤感性乳剤層 乳剤E 銀量 0.25g 乳剤F 銀量 0.35g ゼラチン 1.50g カプラーC−1 0.10g カプラーC−3 0.60g カプラーC−6 0.010g カプラーC−11 0.20g 紫外線吸収剤U−1 0.010g 紫外線吸収剤U−2 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g 高沸点有機溶媒Oil−9 0.010g 化合物Cpd−K 1.0mg 化合物Cpd−L 1.0mg 化合物Cpd−F 0.050g 添加物P−1 0.10g
【0110】第7層:中間層 ゼラチン 0.70g 添加物P−2 0.10g 化合物Cpd−I 0.010g 染料D−5 0.020g 染料D−9 6.0mg 化合物Cpd−M 0.040g 化合物Cpd−O 3.0mg 化合物Cpd−P 5.0mg 高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g
【0111】第8層:中間層 黄色コロイド銀 銀量 0.010g ゼラチン 1.00g 添加物P−2 0.05g 紫外線吸収剤U−1 0.010g 紫外線吸収剤U−3 0.010g 化合物Cpd−A 0.050g 化合物Cpd−M 0.050g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g
【0112】第9層:低感度緑感性乳剤層 乳剤G 銀量 0.20g 乳剤H 銀量 0.35g 乳剤I 銀量 0.30g ゼラチン 1.50g カプラーC−4 0.020g カプラーC−7 0.070g カプラーC−8 0.070g カプラーC−12 0.020g カプラーC−13 0.010g 化合物Cpd−B 0.030g 化合物Cpd−D 5.0mg 化合物Cpd−E 5.0mg 化合物Cpd−G 2.5mg 化合物Cpd−F 0.010g 化合物Cpd−K 2.0mg 紫外線吸収剤U−6 5.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.15g 高沸点有機溶媒Oil−6 0.030g 高沸点有機溶媒Oil−4 8.0mg 添加剤P−1 5.0mg
【0113】 第10層:中感度緑感性乳剤層 乳剤I 銀量 0.30g 乳剤J 銀量 0.30g 内部を被らせた臭化銀乳剤(立方体、球相当平均粒子径0.11μm) 銀量 5.0mg ゼラチン 0.70g カプラーC−4 0.30g カプラーC−8 0.020g カプラーC−12 0.020g カプラーC−13 0.010g 化合物Cpd−B 0.030g 化合物Cpd−F 0.010g 化合物Cpd−G 2.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.050g 高沸点有機溶媒Oil−5 6.0mg
【0114】第11層:高感度緑感性乳剤層 乳剤K 銀量 0.55g ゼラチン 0.70g カプラーC−3 5.0mg カプラーC−4 0.35g カプラーC−8 0.010g カプラーC−12 0.020g 化合物Cpd−B 0.050g 化合物Cpd−F 0.010g 化合物Cpd−K 2.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.050g
【0115】第12層:中間層 ゼラチン 0.30g 化合物Cpd−M 0.05g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.025g 高沸点有機溶媒Oil−6 0.025g 染料D−6 5.0mg
【0116】第13層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 銀量 0.050g ゼラチン 0.70g 化合物Cpd−C 0.010g 化合物Cpd−M 0.030g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.020g 高沸点有機溶媒Oil−6 0.030g 染料E−2の微結晶固体分散物 0.030g
【0117】第14層:中間層 ゼラチン 0.30g 化合物Cpd−Q 0.20g
【0118】第15層:低感度青感性乳剤層 乳剤L 銀量 0.20g 乳剤M 銀量 0.20g ゼラチン 0.80g カプラーC−5 0.30g カプラーC−6 0.010g カプラーC−10 0.030g 化合物Cpd−I 8.0mg 化合物Cpd−K 1.0mg 化合物Cpd−M 5.0mg 紫外線吸収剤U−6 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
【0119】 第16層:中感度青感性乳剤層 乳剤N 銀量 0.20g 乳剤O 銀量 0.20g 内部を被らせた臭化銀乳剤(立方体、球相当平均粒子径0.11μm) 銀量 0.010g ゼラチン 0.90g カプラーC−5 0.50g カプラーC−6 0.020g カプラーC−10 0.060g 化合物Cpd−N 2.0mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.080g
【0120】第17層:高感度青感性乳剤層 乳剤O 銀量 0.20g 乳剤P 銀量 0.25g ゼラチン 2.00g カプラーC−3 5.0mg カプラーC−5 0.20g カプラーC−6 0.020g カプラーC−10 1.00g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g 高沸点有機溶媒Oil−6 0.020g 紫外線吸収剤U−6 0.10g 化合物Cpd−B 0.20g 化合物Cpd−N 5.0mg
【0121】第18層:第1保護層 ゼラチン 0.80g 紫外線吸収剤U−1 0.10g 紫外線吸収剤U−2 0.050g 紫外線吸収剤U−5 0.20g 化合物Cpd−O 5.0mg 化合物Cpd−A 0.030g 化合物Cpd−H 0.20g 染料D−1 8.0mg 染料D−2 0.010g 染料D−3 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.10g
【0122】 第19層:第2保護層 コロイド銀 銀量 0.11mg 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、AgI含量 1モル%) 銀量 0.10g ゼラチン 0.70g 紫外線吸収剤U−1 0.010g 紫外線吸収剤U−6 0.010g 高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
【0123】 第20層:第3保護層 ゼラチン 1.00g ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5 μm) 0.10g メチルメタクリレートとメタクリル酸の6:4の共重合体 (平均粒径1.5 μ) 0.10g シリコーンオイルSO−1 0.10g 界面活性剤W−1 3.0mg 界面活性剤W−2 8.0mg 界面活性剤W−3 0.040g 界面活性剤W−7 0.015g
【0124】また、すべての乳剤層には上記組成物の他
に添加剤F−1〜F−8を添加した。さらに各層には上
記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化
用界面活性剤W−3、W−4、W−5、W−6を添加し
た。更に防腐、防黴剤としてフェノール、1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オン、2−フェノキシエタノー
ル、フェネチルアルコール、p−安息香酸ブチルエステ
ルを添加した。
【0125】
【表2】
【0126】
【表3】
【0127】
【表4】
【0128】
【化33】
【0129】
【化34】
【0130】
【化35】
【0131】
【化36】
【0132】
【化37】
【0133】
【化38】
【0134】
【化39】
【0135】
【化40】
【0136】
【化41】
【0137】
【化42】
【0138】
【化43】
【0139】
【化44】
【0140】
【化45】
【0141】
【化46】
【0142】
【化47】
【0143】
【化48】
【0144】
【化49】
【0145】有機固体分散染料の分散物の調製 染料E−1を以下の方法で分散した。即ち、メタノール
を30%含む染料のウェットケーキ1430gに水及び
BASF社製Pluronic F88(エチレンオキシド−プロ
ピレンオキシドブロック共重合体)200gを加えて攪
拌し、染料濃度6%のスラリーとした。次に、アイメッ
クス(株)製ウルトラビスコミル(UVM−2)に平均
粒径0.5mmのジルコニアビースを1700ml充填し、
スラリーを通して周速約10m/sec 、吐出量0.51
/min で8時間粉砕した。ビーズを濾過して除き、水を
加えて染料濃度3%に希釈した後、安定化のために90
℃で10時間加熱した。得られた染料微粒子の平均粒径
は0.60μm であり、粒径の分布の広さ(粒径標準偏
差×100/平均粒径)は18%であった。同様にし
て、染料E−2の固体分散物を得た。平均粒径は0.5
4μm であった。
【0146】(2)露光及び現像処理 得られた試料101について、カメラGX 680(富
士写真フイルム(株)製)にて、グレー板を撮影し、約
0.7のグレー濃度が得られるように露光した。露光後
の試料は、ハンガーに掛けて搬送する方式(吊るし現
像)で、下記の処理工程によりカラー反転処理を行っ
た。
【0147】 処理工程 〔時間〕 〔温度〕 〔タンク容量〕 〔補充量〕 黒白現像 6分 38℃ 165リットル 2150ミリリットル/m2 第1水洗 2分 35℃ 50リットル 6000ミリリットル/分 反転 2分 35℃ 86リットル 1100ミリリットル/m2 発色現像 6分 38℃ 165リットル 2150ミリリットル/m2 前漂白 2分 35℃ 65リットル 1110ミリリットル/m2 漂白 6分 35℃ 150リットル 215ミリリットル/m2 定着 4分 35℃ 108リットル 1100ミリリットル/m2 第2水洗 2分 35℃ 55リットル 6000ミリリットル/分 第3水洗 2分 35℃ 56リットル 6000ミリリットル/分 最終リンス 1分 25℃ 44リットル 1100ミリリットル/m2
【0148】各処理液の組成は以下の通りである。 〔黒白現像液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸 ・5ナトリウム塩 1.5g 1.5g ジエチレントリアミン五酢酸・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 28 g 30 g ハイドロキノン・モノスルホン酸カリウム 18 g 20 g 炭酸カリウム 20 g 20 g 重炭酸カリウム 15 g 15 g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル −3−ピラゾリドン 1.5g 2.0g 臭化カリウム 2.5g 1.4g チオシアン酸カリウム 1.2g 1.2g ヨウ化カリウム 2.0mg − ジエチレングリコール 15 g 15 g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 9.65 9.70 pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0149】 〔反転液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸 ・5ナトリウム塩 9.0 g 9.0g 塩化第1スズ・2水塩 1.5 g 1.5g p−アミノフェノール 0.001 g 0.001g 水酸化ナトリウム 8 g 8 g プロピオン酸 15ミリリットル 15ミリリットル 水を加えて 1リットル 1リットル pH 6.00 6.00 pHは酢酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0150】 〔発色現像液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸 ・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 6.5g 7.0g リン酸3ナトリウム・12水塩 36 g 36 g 臭化カリウム 1.0g − ヨウ化カリウム 30mg − 水酸化ナトリウム 3.0g 3.0g シトラジン酸 0.5g 0.6g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル) −3−メチル−4−アミノアニリン・3/2硫酸 ・1水塩 9.0g 11.0g 3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール 1.0g 1.0 g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 11.90 12.10 pHは硫酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0151】 〔前漂白〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 8.0g 8.0g 亜硫酸ナトリウム 6.0g 8.0g 1−チオグリセロール 0.4g 0.5g ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム付加物 25g 30 g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 6.30 6.10 pHは酢酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0152】 〔漂白液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 2.0g 4.0g エチレンジアミン4酢酸・Fe(III) ・アンモニウム・2水塩 120g 240g 臭化カリウム 100g 200g 硝酸アンモニウム 10 g 20 g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 5.70 5.50 pHは硝酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0153】 〔定着液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 チオ硫酸アンモニウム(75%) 90.0ml 90.0ml 亜硫酸ナトリウム 5.0g 5.8g 重亜硫酸ナトリウム 4.0g 4.5g エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 1.0g 1.0g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 6.60 6.30 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0154】 〔安定液〕 〔タンク液〕 〔補充液〕 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.02g 0.03g ポリオキシエチレン−トリデカンエーテル (平均重合度10) 0.3 g 0.3 g 水を加えて 1リットル 1リットル pH 7.0 7.0
【0155】前記グレー露光した試料101で、黒白現
像液が1ラウンド(補充量が処理槽の貯留液量に達する
ときの処理量を1ラウンドと呼ぶ)になるまでランニン
グを実施した後、以下に示す方法によって各評価を行っ
た(実験201)。このとき、1日8時間現像機を運転
し、0.2ラウンド/日の割合で5日間処理を行なっ
た。
【0156】(3) 評価 残色量ΔDG ランニングを終了後、未露光の試料101を処理した。
処理後、試料の半分を35℃の流水で約1時間再水洗
し、各々について透過吸収スペクトルを日立製作所
(株)製U−3500型分光光度計を用いて測定した。
再水洗をしていない試料の540nmにおける吸光度
(DG)及び再水洗した試料の540nmにおける吸光
度(DG0)を求め、残留増感色素起因のステイン(残色
量ΔDG)を以下のようにして求め評価した。 ΔDG = DG − DG0 次に、実施例1で作成した定着用添加剤を、定着補充液
を調液するときに5ml/L添加し、実験201とまっ
たく同様にしてランニングを実施し、その後残色量を評
価した。
【0157】 定着濃縮液への溶解性 定着補充液を調液するとき、補充液の10倍濃縮キット
液100mlに実施例1の定着用添加剤を5ml添加し
溶解性について、以下の3段階に分類し評価した。 ○:添加後すぐに溶解し、5℃条件下で3日後でも変化
が見られない。 △:添加後一端は溶解するが、5℃条件下で3日後沈殿
が見られる。 ×:添加後すぐに沈殿が発生し溶解しない。 得られた結果を表2に示す。
【0158】
【表5】
【0159】この結果から、本発明の添加剤を用いたと
きのみ残色量が著しく低減されかつ、定着濃縮液への溶
解性も優れることが分かる。
【0160】実施例3 (1)カラーネガフィルム用感光材料の作成 特開平11−202459号の実施例−1に記載の試料
101と全く同様にしてカラーネガフィルムの試料30
1を作成した。得られた試料について、下記に示す処理
を実施した。
【0161】(2)現像処理 処理時間、処理温度を変えられるように富士写真フィル
ム(株)製ミニラボフイルムプロセッサー FP363
SCを改造した実験処理装置を用いて下記処理工程にて
使用した発色現像補充液が発色現像タンク容量と同じに
なるまで連続処理(ランニングテスト)を行った(実験
301)。
【0162】 処理工程 温度 時間 補充量 タンク容量 発色現像 41.0℃ 2分00秒 15mL 10.3L 漂白 41.0℃ 20秒 5mL 3.6L 定着(1) 41.0℃ 20秒 − 3.6L 定着(2) 41.0℃ 20秒 7.5mL 3.6L 安定(1) 41.0℃ 13秒 − 1.9L 安定(2) 41.0℃ 13秒 − 1.9L 安定(3) 41.0℃ 14秒 25mL 1.9L 乾燥 60℃ 30秒 *補充量は感光材料35mm幅1.1m当たり(24Ex.1本相当) 安定液は(3)→(2)→(1)への向流方式であり、
定着液も(2)から(1)へ向流配管で接続されてい
る。また、安定液(2)のタンク液を定着液(2)へ補
充量相当15mLを流入している。更に、発色現像補充
液はヒドロキシルアミン硫酸塩とそれ以外の組成を別々
に、それぞれ補充量相当3mLと12mLに分割して合
計15mLとして補充している。なお、現像液の漂白工
程への持ち込み量、漂白液の定着工程への持ち込み量及
び定着液の水洗工程への持ち込み量は何れも感光材料3
5mm幅1.1m当たり2.0mLであった。また、クロ
スオーバーの時間は何れも6秒であり、この時間は前工
程の処理時間に包含される。
【0163】 [発色現像液] [タンク液] [補充液] 水 800mL 800mL ジエチレントリアミン5酢酸 2.0g 2.0g 4,5−ジヒドロキシベンゼン −1,3−ジスルホン酸ナトリウム 0.4g 0.4g ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナート エチル)ヒドロキシルアミン 10.0g 12.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 6.2g 臭化カリウム 1.4g なし ジエチレングリコール 10.0g 10.0g エチレン尿素 3.5g 3.5g 4−アミノ−3−メチル−[N−エチル−N −(β−ヒドロキシエチル)]アニリン 硫酸塩 5.7g 15.0g 炭酸カリウム 39.0g 39.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.0g 4.0g 水を加えて全量 1000mL 1000ml pH(25℃、硫酸とKOHで調整) 10.10 10.60
【0164】 [漂白液] [タンク液] [補充液] 水 800mL 800mL 1、3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄 アンモニウム塩一水塩 150g 200g 臭化アンモニウム 50.0g 70.0g コハク酸 40.0g 55.0g イミダゾール 40.0g 55.0g マレイン酸 10.0g 15.0g 水を加えて全量 1000mL 1000mL pH(25℃、アンモニア水と硝酸で調整) 4.40 4.00
【0165】 [定着液] [タンク液] [補充液] チオ硫酸アンモニウム(750g/L) 280mL 840mL 重亜硫酸アンモニウム水溶液(72%) 20.0g 80.0g イミダゾール 12.0g 36.0g 1−メルカプト−2−(N、N−ジメチルアミノ エチル)テトラゾール 0.6g 1.8g エチレンジアミン4酢酸 3.0g 9.0g 水を加えて全量 1000mL 1000mL pH(25℃、アンモニア水と硝酸で調整)7.00 7.10
【0166】 [安定液] [タンク液、補充液共通] 水 800mL p−トルエンスルフィン酸ナトリウム 0.03g p−ノニルフェニルポリグリシドール (グリシドール平均重合度10) 0.40g エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム塩 0.05g 1、2、4−トリアゾール 1.3g 1、4−ビス(1、2、4−トリアゾール−1− イルメチル)ピペラジン 0.75g 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.10g 水を加えて全量 1000mL pH(25℃、アンモニア水と硝酸で調整) 7.00
【0167】(3)評価 残色量ΔDG ランニングを終了後、未露光の試料301を処理した。
処理後、試料の半分を35℃の流水で約1時間再水洗
し、各々について透過吸収スペクトルを日立製作所
(株)製U−3500型分光光度計を用いて測定した。
再水洗をしていない試料の540nmにおける吸光度
(DG)及び再水洗した試料の540nmにおける吸光
度(DG0)を求め、残留増感色素起因のステイン(残色
量ΔDG)を以下のようにして求め評価した。 ΔDG = DG − DG0 次に、実施例1で作成した定着用添加剤を、定着補充液
を調液するときに添加し、実験301とまったく同様に
してランニングを実施し、その後残色量を評価した。
【0168】 定着補充液への溶解性 定着補充液に実施例1の定着用添加剤を添加し溶解性を
確認した。以下の3段階に分類し評価した。 ○:添加後すぐに溶解し、5℃条件下で3日後でも変化
が見られない。 △:添加後一端は溶解するが、5℃条件下で3日後沈殿
が見られる。 ×:添加後すぐに沈殿が発生し溶解しない。 得られた結果を表3に示す。
【0169】
【表6】
【0170】この結果から、カラーリバーサル処理と同
様、本発明の添加剤を用いたときのみ残色量が著しく低
減されかつ、定着濃縮液への溶解性も優れることが分か
る。
【0171】
【発明の効果】本発明によって、処理後の感光材料中の
残留増感色素に起因するステインを著しく低減すること
ができ、且つ定着濃縮液への添加剤の溶解度を高めるこ
とができ、長期間保存しても安定で沈殿物あるいは析出
が生じなく、また、カビやバクテリアなどが繁殖しない
定着濃縮液を提供できる利点がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)一般式(I)〜(V)で示される
    化合物の少なくとも一種を含有し、且つ、(ロ)少なく
    とも2個のアミノ基もしくはヒドロキシル基を有するグ
    リコールまたはアミン化合物及び下記一般式(A)で表さ
    れる尿素系化合物から選ばれる少なくとも1種を含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真処理の定着用添加
    剤組成物。 一般式(I) 【化1】 (式中、L1、L2はそれぞれ独立に置換または無置換
    の、アリール基、ヘテロ環基またはアルキル基を表し、
    少なくとも一方はアリール基またはヘテロ環基である。
    1は無置換アミノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原
    子、スルホ基、置換または無置換の、アルキルアミノ
    基、またはアルコキシ基を表す。ただし2つのトリアジ
    ン環の間に共役結合はない。) 一般式(II) 【化2】 (式中、L3とL4はそれぞれ独立に置換または無置換
    の、アリール基、ヘテロ環基またはアルキル基を表し、
    少なくとも一方はアリール基またはヘテロ環基である。
    3は水素原子、置換または無置換のアルキル基を表
    す。Y3は無置換アミノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン
    原子、スルホ基、置換または無置換の、アルキルアミノ
    基またはアルコキシ基を表す。ただし2つのトリアジン
    環の間に共役結合はない。) 一般式(III) 【化3】 (式中L5、L6は、それぞれ独立に置換または無置換
    の、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ
    基、ジアルキルアミノ基、アリール基もしくはヘテロ環
    基で置換されたアミノ基、5もしくは6員の芳香族もし
    くは非芳香族の含窒素ヘテロ環化合物から窒素原子に結
    合した1個の水素原子を取り除いた1価の基;或いはヒ
    ドロキシル基、無置換アミノ基、ハロゲン原子、または
    スルホ基を表す。Yは置換または無置換の、フェニレン
    基またはナフチレン基を表す。Mは水素原子、アルカリ
    金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはピリジニ
    ウムを表わす。) 一般式(IV) 【化4】 (式中L7、L8は、それぞれ独立に置換または無置換
    の、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ
    基、ジアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロ環
    基で置換されたアミノ基、5もしくは6員の芳香族もし
    くは非芳香族の含窒素ヘテロ環化合物から窒素原子に結
    合した1個の水素原子を取り除いた1価の基;或いはヒ
    ドロキシル基、無置換アミノ基、ハロゲン原子、または
    スルホ基を表す。Mは水素原子、アルカリ金属、アルカ
    リ土類金属、アンモニウムまたはピリジニウムを表わ
    す。) 一般式(V) 【化5】 (式中、R11、R12、R13、R14、R21、R22、R23
    びR24はそれぞれ独立に水素原子、置換又は無置換のア
    ルキル基、アリール基またはヘテロ環基を表し、L11
    ヘテロ環基を表し、X11及びY11はそれぞれ独立にNR
    3、O、Sを表し、R3は水素原子、C1−C6アルキル基
    を表す。R11とR12、及び/又は、R1 3とR14、及び/
    又は、R21とR22、及び/又は、R23とR24は、互いに
    結合して環を形成してもよい。但し、分子内に−SO3
    M、−CO2M、又は−OHで表される基を少なくとも
    1つ含有し、ここでMは水素原子、アルカリ金属、アル
    カリ土類金属、アンモニウム又はピリジニウムを表す。
    又、R11、R12、R13及びR14の少なくとも1つと、R
    21、R22、R23及びR24の少なくとも1つとが互いに結
    合して環を形成することはない。更に、上記の式の分子
    内には、アゾ基を含有しない。) 一般式(A) 【化6】 (式中、R51 、R52 、R53 及びR54 は、それぞれ水
    素原子又は炭素数1〜3の脂肪族炭化水素基を表し、こ
    れらの基は、互いに連結して環を形成してもよい)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定着用添加剤組成物と
    定着剤を含有する定着剤濃縮組成物の2パートからなる
    キット。
  3. 【請求項3】 該定着剤濃縮組成物の定着剤の60モル
    %以上がチオ硫酸アンモニウムであることを特徴とする
    請求項2に記載のキット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の定着用添加剤組成物を
    定着液に添加して用いることを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007018152A1 (ja) 2005-08-05 2007-02-15 The University Of Tokushima IgA抗体の選択的産生からIgA及びIgG両抗体産生への切換えを可能にする抗原薬物ビークルとこれを用いる経鼻・粘膜ワクチン
JP4883297B2 (ja) * 2004-08-31 2012-02-22 日産化学工業株式会社 アリールスルホン酸化合物及び電子受容性物質としての利用

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