JP2003047373A - スピニングリールのリール本体 - Google Patents

スピニングリールのリール本体

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JP2003047373A JP2001234496A JP2001234496A JP2003047373A JP 2003047373 A JP2003047373 A JP 2003047373A JP 2001234496 A JP2001234496 A JP 2001234496A JP 2001234496 A JP2001234496 A JP 2001234496A JP 2003047373 A JP2003047373 A JP 2003047373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割された2つのフランジ部を有するスピニ
ングリールのリール本体において、部材の配置の制限を
緩和して小型化を図れるようにする。 【解決手段】 スピニングリールのリール本体2は、リ
ールボディ2aと、蓋部材2dと、第1及び第2フラン
ジ部2e,2fと、部材支持孔2gとを備えている。リ
ールボディは、側部に形成された開口2c、内部に形成
された機構収納空間26、及びロータの後部に形成され
た凹陥部内に配置されるように前部に形成され、ロータ
の回転軸を支持する回転支持部2hとを有している。蓋
部材は、開口を覆うようにリールボディの側部に着脱自
在に装着されている。第1及び第2フランジ部は、凹陥
部を塞ぐようにリールボディ及び蓋部材にそれぞれ一体
形成されたものである。部材支持孔2gは、第2フラン
ジ部2fに設けられ、逆転防止機構50の切換レバー5
3を支持するためのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体、特
に、ロータの回転により釣り糸を巻き取るスピニングリ
ールのリール本体に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールは、一般に、内部に機
構収納空間を有するリール本体と、リール本体の前部に
配置されリール本体に回転自在に支持されたロータと、
ロータの前方に配置されリール本体に進退自在に支持さ
れた糸巻用のスプールとを備えている。リール本体に
は、ハンドルが装着されており、機構収納空間内には、
ハンドルの回転をロータに伝達するための回転伝達機構
やハンドルの回転に連動してスプールを進退させるオシ
レーティング機構やロータの逆転を禁止する逆転防止機
構の操作部(ストッパ軸)などの各種の機構が収納され
ている。
【0003】リール本体は、側部に開口を有する機構収
納空間が内部に形成されたリールボディと、リールボデ
ィの開口を覆うようにリールボディに着脱自在に装着さ
れた蓋部材とを有している。リールボディの前部はロー
タの後部に形成された凹陥部内に配置されており、この
前部には、ロータの回転軸を支持する回転支持部が形成
されている。
【0004】また、リール本体の前部には、釣り糸や砂
などの異物が凹陥部に入るのを防止するために、凹陥部
を塞ぐようにフランジ部が設けられている。フランジ部
は、回転支持部の後部で凹陥部の後端面と略同一面に形
成されている。リールボディ及び蓋部材にそれぞれ一体
形成された第1及び第2フランジ部でこのフランジ部を
構成したリール本体が、実公平4−43016号公報に
開示されている。前記公報に開示された第1及び第2フ
ランジ部は、リールボディと蓋部材とにそれぞれ凹陥部
をカバーするようにそれぞれ一体形成されている。この
ようにフランジ部を2つに分割することで、蓋部材の強
度を高く維持することができ、ハンドル軸の両端をリー
ルボディと蓋部材とで支持した場合に、蓋部材の変形に
よる駆動部分の摩耗を防止でき、耐久性を向上させるこ
とができる。また、フランジ部を分割することにより、
回転伝達機構を構成するフェースギアを可及的に機構収
納空間の前方に配置でき、リール本体の小型化を図るこ
ともできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のリール本体
には、たとえば逆転防止機構の操作部材や操作部材によ
り動作する動作部材などを支持する機構支持部が設けら
れている。このような機構支持部は、リール本体の中心
部にはロータの回転支持部が配置されているため、中心
部から外れたフランジ部に配置されている。実際に機構
を支持するには高い強度が必要なため、機構支持部は、
従来、蓋部材に比べて強度が高いリールボディ側のフラ
ンジ部に設けられている。しかし、このように機構支持
部をリールボディ側に設けると、部材の配置が制限され
る。このため、リールボディ側に支持のための空間が必
要になり、リール本体の小型化を図りにくくなる。
【0006】本発明の課題は、分割された2つのフラン
ジ部を有するスピニングリールのリール本体において、
部材の配置の制限を緩和して小型化を図れるようにする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのリール本体は、ロータの回転により釣り糸を巻
き取るスピニングリールのリール本体であって、リール
ボディと、蓋部材と、第1及び第2フランジ部と、操作
部材支持部とを備えている。リールボディは、側部に形
成された開口、内部に形成された機構収納空間、及びロ
ータの後部に形成された凹陥部内に配置されるように前
部に形成され、ロータの回転軸を支持する回転支持部と
を有している。蓋部材は、開口を覆うようにリールボデ
ィの側部に着脱自在に装着された部材である。第1及び
第2フランジ部は、凹陥部を塞ぐように凹陥部の後端面
と略同一面にリールボディ及び蓋部材にそれぞれ一体形
成されたものである。操作部材支持部は、第2フランジ
部に設けられ、ロータの回転を規制する規制手段の操作
部材を支持するためのものである。
【0008】このスピニングリールのリール本体では、
分割された第1及び第2フランジ部うち、従来、機構を
支持するのに使用されていなかった第2フランジ部に規
制手段の操作部材を支持する操作部材支持部が設けられ
ている。このため、リールボディ側で全ての機構を支持
する必要がなくなり、部材の配置の制限を緩和でき、リ
ール本体の小型化を図れるようになる。
【0009】発明2に係るスピニングリールのリール本
体は、発明1に記載のリール本体において、リールボデ
ィと蓋部材とは、ロータを回転させるためのハンドルの
回転軸を支持する1対の支持部をそれぞれ有している。
この場合には、蓋部材に第2フランジ部が一体形成され
ているので、蓋部材の強度を高く維持でき、ハンドル軸
を蓋部材で支持しても、蓋部材の変形による駆動部分の
摩耗を防止でき、耐久性を向上させることができる。
【0010】発明3に係るスピニングリールのリール本
体は、発明1又は2に記載の本体において、規制手段
は、ロータの糸繰り出し方向の回転を許可する逆転許可
状態と禁止する逆転禁止状態とに切換可能な逆転防止機
構であり、部材支持部は、逆転防止機構を逆転禁止状態
と逆転許可状態とに切換操作する構成操作部材としての
切換レバーを揺動自在に支持する。この場合には、逆転
防止機構の操作部材の配置の制限を緩和できる。
【0011】発明4に係るスピニングリールのリール本
体は、発明1又は2に記載の本体において、規制手段
は、ロータの糸繰り出し方向の回転を所定制動状態と制
動解除状態とに切換可能なロータ制動機構であり、操作
部材支持部は、ロータ制動機構を所定制動状態と制動解
除状態とに切換操作する操作部材としての切換レバーを
揺動自在に支持する。この場合には、ロータ制動機構の
操作部材の配置の制限を緩和できる。
【0012】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1及び図2におい
て、本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは
ハンドル組立体1と、ハンドル組立体1を回転自在に支
持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備
えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在
に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻
き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配
置されている。
【0013】ハンドル組立体1は、マスターギア軸10
の左右のいずれからも装着可能であり、マスターギア軸
10に挿入されて回転不能に係止される。〔リール本体
の構成〕リール本体2は、リール本体2の主部を構成し
側部に開口2cを有するリールボディ2aと、リールボ
ディ2aから斜め上前方に一体で延びるT字状の竿取付
脚2bとを有している。
【0014】リールボディ2aは、図2に示すように、
内部に開口2cに連なる機構収納空間26を有してお
り、その空間内には、ロータ3をハンドル組立体1の回
転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール
4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオ
シレーティング機構6とが設けられている。リールボデ
ィ2aの開口2cは、図3に示すように、蓋部材2dに
より塞がれている。蓋部材2dは、開口2cの周囲でリ
ールボディ2aにネジ止めされている。
【0015】リールボディ2aの前部には、図3に示す
ように、第1フランジ部2eと第1フランジ部2eから
突出する回転支持部2hとが形成されている。第1フラ
ンジ部2eは、弦と円弧とからなる部分が欠落したよう
な略円形状であり、開口2cの前端に形成されている。
第1フランジ部2eには、欠落部分の弦と円弧とからな
る外形形状で形成された第2フランジ部2fが接触して
配置されている。第2フランジ部2fは、蓋部材2dの
前部に蓋部材2dと一体形成されている。第2フランジ
部2fの前面は、回転支持部2hの後面に接触してい
る。第2フランジ部2fは、機構収納空間26に装着さ
れた各機構の部品装着を容易にするとともにマスターギ
ア11(後述)を可及的に前方に配置するために設けら
れている。また、第2フランジ部2fは、蓋部材2dの
強度を高く維持するために形成されている。第2フラン
ジ部2fには、後述する逆転防止機構50(規制手段の
一例)の切換レバー53(構成部材の一例)を支持する
ための部材支持孔2gが形成されている。
【0016】回転支持部2hは、両フランジ部2e,2
fより小径の円形の外形を有している。回転支持部2h
は、第1フランジ部2eから前方に突出しており、中心
に後述するピニオンギア12を回転自在に支持する軸受
14aが配置されている。図2に示すように、リールボ
ディ2aの右側面には、筒状のボス部17aが形成され
ている。ボス部17aは、マスターギア軸10の右端を
支持する軸受16aを収納するためにリールボディ2a
の内方に突出して形成されている。蓋部材2dのボス部
17aに対向する位置には、ボス部17bが形成されて
いる。ボス部17bはマスターギア軸10の左端を支持
する軸受16bを収納するためにリールボディ2aの内
外方に突出して形成されている。ハンドル組立体1が装
着された側と逆側のボス部(図2ではボス部17b)
は、円形のカバー部材により閉塞されている。
【0017】〔ロータ駆動機構の構成〕ロータ駆動機構
5は、ハンドル組立体1が回転不能に装着されたマスタ
ーギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオ
ンギア12とを有している。マスターギア11は、マス
ターギア軸(ハンドル軸)10と一体形成されている。
マスターギア軸10の両端は、軸受16a,16bを介
してリールボディ2a及び蓋部材2dに回転自在に支持
されている。
【0018】ピニオンギア12は、図1に示すように、
筒状の部材であり前後方向に沿って配置されリールボデ
ィ2aに回転自在に装着されている。ピニオンギア12
の前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、この
貫通部分でナット33によりロータ3と固定されてい
る。ピニオンギア12は、軸方向の中間部と後端部とで
それぞれ軸受14a,14b(図3)を介してリールボ
ディ2aに回転自在に支持されている。このピニオンギ
ア12の内部をスプール軸15が貫通している。ピニオ
ンギア12は、マスターギア11に噛み合っており、ハ
ンドル組立体1の回転に連動して回転する。
【0019】〔ロータの構成〕ロータ3は、図1に示す
ように、ピニオンギア12に固定された円筒部30と、
円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1及び
第2ロータアーム31,32と、釣り糸をスプール4に
案内するための釣り糸案内機構としてのベールアーム4
0とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,
32とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形
されている。円筒部30の先端中心部分が前述のように
ナット33によりピニオンギア12の先端部に回転不能
に固定されている。
【0020】円筒部30の前部には前壁41が形成され
ており、前壁41の中心部には、ボス部42が形成され
ている。このボス部42の中心部にはピニオンギア12
に回転不能に係止される貫通孔が形成されており、この
貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸
15が貫通している。円筒部30の後部は凹陥部30a
となっており、この凹陥部30a内にリールボディ2a
の回転支持部2hが配置されている。凹陥部30aは、
図2に示すように、両フランジ部2e,2fと僅かな隙
間をあけて円形に形成されている。
【0021】〔逆転防止機構の構成〕ボス部42に隣接
して円筒部30の内部には、爪式のワンウェイクラッチ
で構成された逆転防止機構50が配置されている。逆転
防止機構50は、ロータ3の糸繰り出し方向の回転(逆
転)を禁止するためのものである。逆転防止機構50
は、図3及び図4に示すように、ラチェットホイール5
1と、ラチェットホイール51に係止する逆転禁止位置
とラチェットホイール51から離反する逆転許可位置と
に揺動自在なラチェット爪52と、ラチェット爪52を
逆転禁止位置と逆転許可位置とに切り換え操作するため
の切換レバー53とを有している。
【0022】ラチェットホイール51は、外周部に鋸歯
状のラチェット歯51aが周方向に間隔を隔てて形成さ
れた部材であり、ピニオンギア12に回転不能に装着さ
れている。ラチェットホイール51の中心には、ピニオ
ンギア12に形成された面取り部12bに係止される小
判孔51bが形成されている。ラチェット爪52は、リ
ールボディ2aの前部の第1フランジ部2eに立設され
た揺動軸56に揺動自在に装着され、揺動軸56から両
側に延びる板状部材である。揺動軸56は、ピニオンギ
ア12と平行に配置されている。ラチェット爪52は、
先端にラチェットホイール51のラチェット歯51aに
当接する爪部52aを有している。また、先端と逆側に
延びる基端に切換レバー53に係合する係止部52bを
有している。また、中間部にラチェット爪52を逆転禁
止位置側に付勢するコイルばね54の一端が係止されて
いる。コイルばね54の他端は第1フランジ部2eに係
止されている。
【0023】切換レバー53は、蓋部材2dの第2フラ
ンジ部2fの部材支持孔2gに装着された軸受ブッシュ
57を介して第2フランジ部2fに逆転禁止位置(図4
実線)と逆転許可位置(図4二点鎖線)とに揺動自在に
装着されている。切換レバー53は、ピニオンギア12
と平行な軸回りに揺動し、捩じりコイルばねからなるト
グルばね55により、逆転禁止位置と逆転許可位置との
両方に付勢されている。切換レバー53は、軸受ブッシ
ュ57に装着された揺動軸58と、揺動軸の基端にねじ
により回転不能に装着されたレバー部材59と、揺動軸
58の先端に回転不能に装着されたカム部材60とを有
している。揺動軸58は、先端にカム部材60を回転不
能に係止するための平行な面取り部58aを有してい
る。レバー部材59は、第2フランジ部2fの後面下部
に配置されている。カム部材60は、ラチェット爪52
の係止部52bに向かって径方向に延びるカム突起60
aを有している。このカム突起60aを揺動させること
により、ラチェット爪52が逆転許可位置と逆転禁止位
置とに揺動する。
【0024】〔その他の構成〕オシレーティング機構6
は、減速ギア方式のものであり、マスターギア軸10に
一体形成された駆動ギア10a(図2)に噛み合う回転
部材20と回転部材に連動して前後移動するスライダ2
1とを有している。スライダ21は、スプール軸15の
後端に回転不能かつ前後移動不能に装着されている。
【0025】スプール4は、図2に示すように、ロータ
3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との
間に配置されており、スプール軸15の先端部にスプー
ル4の中心部がドラグ機構(図示せず)を介して連結さ
れている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻
き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成され
たスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定され
たフランジ板4cとを有している。糸巻き胴部4aは、
円筒状の部材であり、外周面はスプール軸15と平行な
周面で構成されている 〔リールの操作及び動作〕このスピニングリールでは、
キャスティング時等の糸繰り出し時にはベールアーム4
0を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸は仕掛けの自
重によりスプール4の先端側から順に繰り出される。
【0026】糸巻取時には、ベールアーム40を糸巻取
姿勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向
に回転させると、図示しないベール反転機構の働きによ
り自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マ
スターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオ
ンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達され
た回転力は、その前部からロータ3に伝達されるととも
に駆動ギア10aに噛み合う回転部材20によりオシレ
ーティング機構6に伝達される。この結果、ロータ3が
糸巻取方向に回転するとともにスプール4が前後に往復
移動する。
【0027】また、切換レバー53を逆転禁止位置に操
作すると、コイルばね54により付勢されたラチェット
爪52が逆転禁止位置に配置され、ラチェットホイール
51に当接する。この結果、ラチェットホイール51を
介してロータ3の逆転が禁止される。また、切換レバー
53を逆転許可位置に操作すると、ラチェット爪52が
逆転禁止位置に配置され、ラチェットホイール51から
離反する。この結果、ロータ3の逆転が許可されロータ
3は両方向に回転可能になる。
【0028】このように、切換レバー53を蓋部材2d
に支持するように構成したので、リールボディ2a側で
全ての機構を支持する必要がなくなり、部材の配置の制
限を緩和でき、リール本体2の小型化を図れるようにな
る。 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、フロントドラグ型のスピニ
ングリールを例に説明したが、リアドラグ型のスピニン
グリールやドラグを有さないスピニングリールやレバー
ドラグ型のスピニングリール等の全てのスピニングリー
ルのリール本体にも本発明は適用できる。
【0029】(b) 前記実施形態では、規制手段とし
て逆転防止機構を例示し、その構成部材として切換レバ
ーを例示したが、規制手段は、ロータの糸繰り出し方向
の回転を制動する逆転制動機構であってもよく、その構
成部材は逆転制動機構を所定制動状態と制動解除状態と
に切り換える切換レバーであってもよい。 (c)前記実施形態では、規制手段の構成部材として切
換レバーを蓋部材側に設けたが、逆にラチェット爪など
の部材を蓋部材側に装着する構成部材としてもよい。ま
た、両者を構成部材として蓋部材に設けてもよい。
【0030】(d)前記実施形態では、逆転防止機構と
して爪式のものを例示したが、ローラクラッチを用いた
逆転防止機構にも本発明を適用できる。 (e)前記実施形態では、竿取付脚2bとリールボディ
2aとを一体的に形成したリール本体を例示したが、竿
取付脚2bと蓋部材2dとを一体的に形成したリール本
体にも本発明を適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、機構を支持するのに使
用されていなかった第2フランジ部に規制手段の操作部
材を支持する操作部材支持部が設けられている。このた
め、リールボディ側で全ての機構を支持する必要がなく
なり、部材の配置の制限を緩和でき、リール本体の小型
化を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの左側面断面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】リール本体の分解斜視図。
【図4】逆転防止機構の正面図。
【符号の説明】
1 ハンドル組立体 2 リール本体 2a リールボディ 2c 開口 2d 蓋部材 2e 第1フランジ部 2f 第2フランジ部 2g 部材支持孔 2h 回転支持部 3 ロータ 10 マスターギア軸 12 ピニオンギア 14a,16a,16b 軸受 26 機構収納空間 30a 凹陥部 50 逆転防止機構 53 切換レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータの回転により釣り糸を巻き取るスピ
    ニングリールのリール本体であって、 側部に形成された開口、内部に形成された機構収納空
    間、及び前記ロータの後部に形成された凹陥部内に配置
    されるように前部に形成され、前記ロータの回転軸を支
    持する回転支持部を有するリールボディと、 前記開口を覆うように前記リールボディの側部に着脱自
    在に装着された蓋部材と、 前記凹陥部を塞ぐように前記凹陥部の後端面と略同一面
    に前記リールボディ並びに前記蓋部材にそれぞれ一体形
    成された第1及び第2フランジ部と、 前記第2フランジ部に設けられ、前記ロータの回転を規
    制する規制手段の構成部材を支持するための部材支持部
    と、を備えたスピニングリールのリール本体。
  2. 【請求項2】前記リールボディと前記蓋部材とは、前記
    ロータを回転させるためのハンドルの回転軸を支持する
    1対の支持部をそれぞれ有している、請求項1に記載の
    スピニングリールのリール本体。
  3. 【請求項3】前記規制手段は、前記ロータの糸繰り出し
    方向の回転を許可する逆転許可状態と禁止する逆転禁止
    状態とに切換可能な逆転防止機構であり、 前記部材支持部は、前記逆転防止機構を前記逆転禁止状
    態と前記逆転許可状態とに切換操作する前記構成操作部
    材としての切換レバーを揺動自在に支持する、請求項1
    又は2に記載のスピニングリールのリール本体。
  4. 【請求項4】前記規制手段は、前記ロータの糸繰り出し
    方向の回転を所定制動状態と制動解除状態とに切換可能
    なロータ制動機構であり、 前記操作部材支持部は、前記ロータ制動機構を前記所定
    制動状態と前記制動解除状態とに切換操作する前記操作
    部材としての切換レバーを揺動自在に支持する、請求項
    1又は2に記載のスピニングリールのリール本体。
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JP2001103879A (ja) * 1999-10-13 2001-04-17 Shimano Inc スピニングリールのリール本体

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