JP2003047309A - 移植機の植付及び施肥クラッチ構造 - Google Patents

移植機の植付及び施肥クラッチ構造

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JP2003047309A
JP2003047309A JP2001241142A JP2001241142A JP2003047309A JP 2003047309 A JP2003047309 A JP 2003047309A JP 2001241142 A JP2001241142 A JP 2001241142A JP 2001241142 A JP2001241142 A JP 2001241142A JP 2003047309 A JP2003047309 A JP 2003047309A
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planting
fertilizer
transmission
operating rod
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Itaru Hatayama
畑山  至
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥クラッチと植付クラッチとを操作レバー
で、同時入り切りできる省スペースの移植機の植付及び
施肥クラッチ構造を提供する。 【解決手段】 クラッチ操作レバー7Lの操作により、
トランスミッション1Mの植付クラッチと該植付クラッ
チと別個に配設された施肥伝動ケース60の施肥クラッ
チとを連携し、植付クラッチと施肥クラッチとを同時入
り切り作動させる移植装置の、施肥伝動ケース60とト
ランスミッション1Mを支持フレーム11の前後方向に
離間して配置し、植付クラッチの作動杆65aと施肥ク
ラッチの作動杆66aを、支持フレーム11の中途部に
挿入軸支した連結軸70の両端のリンク杆71,72と
連結し、一方の作動杆66aを操作レバー7Lと連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は施肥と同時に苗の植
付けを行なう移植機の植付及び施肥クラッチ構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗の植付けと同時に施肥を行なう
移植機としての乗用田植機は、特開平11−19662
9号公報に示されるように、1つの植付レバーを操作す
ることにより植付クラッチと施肥クラッチとを同時入り
切り操作するように連携作動して植付同時施肥作業を行
なわせることが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の植付と同時に施
肥する乗用田植機においては、機体フレームの前後方向
に延設した支持フレームの前部の下側に施肥伝動ケース
を、更に後部の上側にトランスミッションをそれぞれ配
置し、このトランスミッションより施肥伝動ケースをチ
ェン駆動すると共に、トランスミッション側に設けた植
付クラッチの作動杆と施肥クラッチの作動杆との間を直
接に連結杆で連結し、この植付クラッチの作動杆を操作
レバーで操作するようにしている。
【0004】この装置の場合、連結杆を支持フレームを
斜めに横切らせ、更に上下にわたって延長しているの
で、この連結杆は支持フレームの下方に大きく張り出し
た構造とならざるを得なかった。その結果、装置全体が
大型化すると共に構造が複雑となり、コスト高になる等
の問題がある。また、長い連結杆を使用しなければなら
ないので、操作を円滑することが出来ないという問題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移植機の植
付及び施肥クラッチ構造は、クラッチ操作レバー7Lの
操作により、トランスミッション1Mの植付クラッチ
と、該植付クラッチとは別個に配設された施肥伝動ケー
ス60の施肥クラッチとを連携し、植付クラッチと施肥
クラッチとを同時入り切り作動させる移植機において、
前記施肥伝動ケース60とトランスミッション1Mを機
体フレーム10を形成する前後方向に延設した支持フレ
ーム11の左右にそれぞれ配設し、且つ前後方向に離間
して設けるとともに、施肥クラッチの作動杆65aと植
付クラッチの作動杆66aを、支持フレーム11の中途
部に挿入軸支した連結軸70の両端のリンク杆71,7
2とそれぞれ連結し、一方の作動杆66aを操作レバー
7Lと連結したことを特徴としている。
【0006】また、施肥クラッチの作動杆65aと植付
クラッチの作動杆66aを、側面視において支持フレー
ム11の近傍に設けるとともに、リンク杆71,72を
連結軸70の両端で上下逆向きに対設して、作動杆65
aとリンク杆71及び作動杆66aとリンク杆72をそ
れぞれ連結杆73,75で連結したことを特徴としてい
る。
【0007】本発明は、施肥クラッチの作動杆65aと
植付クラッチの作動杆66aの中間位置に、支持フレー
ム11を横切って連結軸70を設け、これを中継点とし
てこの連結軸70の一方にリンク杆71を、他方に前記
リンク杆71とは逆向きのリンク杆72を設ける。そし
てこれらのリンク杆71、72と作動杆65a、66a
との間をそれぞれ連結杆73,75で連結することによ
って、支持フレーム11の両面に連結杆73,75を沿
わせることができたもので、コンパクトで堅牢な装置と
することができ、その装置によって施肥クラッチと植付
クラッチを同時に、確実に作動させることができるので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0009】1は本発明に係る施肥装置2を走行機体1
0Aに備えた作業機であり、図示例では施肥と同時に苗
の植付けを行なう乗用型施肥同時移植機を示している。
【0010】図1、図2において作業機1は、前輪1a
及び後輪1bを有する走行機体10の前部にエンジン1
cを搭載し、その後部に運転席1eを設け、走行機体1
0Aの後部に昇降リンク機構を介して苗載台3aに載置
した苗を掻取って圃場の地面に植付ける植付爪3b等を
有する植付装置3を備えている。
【0011】そして図2及び図3に示すように施肥装置
2の肥料タンク4を前輪1aの上方前部で左右両側に配
設し、これらの肥料タンク4内に収容しているペースト
状の肥料を肥料ポンプ装置5から繰出し、肥料管5pを
介してその終端に設けたノズル管5kによって植付苗の
側方の地中に吐出・施肥するように構成している。
【0012】このような構成の施肥機1は、エンジン1
cの動力を機体フレーム10の腹部に設置したトランス
ミッション1M(図4〜図6)から、従来の装置と同様
に走行駆動及び植付駆動を行ない、そして繰出伝動構造
6及び肥料の繰出変速操作構造並びに本発明に係る植付
及び施肥クラッチ構造のクラッチ操作レバー7L(図
1、12)を操作してトランスミッション1Mのレバー
77を操作して植付PTO軸78より、肥料ポンプ装置
5を変速伝動可能に駆動すると共に、圃場又は苗の状況
或いは走行速度に対応させた適正量の施肥を植付装置3
による苗の植付けと同時に的確に行なうように構成して
いる。尚、図12においてクラッチ操作レバー7Lの位
置aは、昇降リンク機構の上昇位置を、位置bは固定位
置を、位置cは植付機構の切り位置を、更に位置dは植
付け位置を示している。
【0013】次に、施肥装置2の各部の構成について説
明する。
【0014】先ず、肥料タンク4は図1,3に示すよう
に機体フレーム10の前部両側に立設した取付枠4aに
前後方向に沿って支持し、その上壁の中央部に蓋4cを
開閉可能に有する肥料供給口4dを開口させている。ま
た肥料タンク4の下方は下向きに集束する漏斗状に形成
した底壁の開口端に肥料ポンプ装置5のポンプケース5
0を着脱可能に固定している。
【0015】肥料ポンプ装置5は、図3及び図6に示す
繰出伝動構造6から入力される繰出伝動部5aと繰出部
5bとポンプ部5cで構成され(図3)、左右の繰出伝
動部5a内に内装したポンプ駆動分配軸から繰出部5b
とポンプ部5c内に各対となるように内装した肥料繰出
体と肥料圧送ポンプをそれぞれ駆動して、肥料タンク4
内の肥料を各植付条毎に設置している肥料管5pを介し
てノズル部5kから吐出して施肥するようにしている。
【0016】前記繰出伝動構造6は、図3、4、6で示
す構成によってトランスミッション1M内の走行伝動系
の出力軸1Sの軸端に設けたスプロケットと、施肥伝動
ケース60の入力軸61の軸端に設けたスプロケットの
間にチェン62を巻きかけて伝動させる。そして上記施
肥伝動ケース60内の変速伝動機構を図13及び図14
で示す繰出変速操作構造6aの操作によって、伝動下手
側の左右に突出させた変速出力軸63,63を変速回転
させ、この変速出力軸63,63(図6)と連結させた
前記肥料ポンプ装置5のポンプ入力軸64,64(図
2、3)を駆動するように構成している。
【0017】尚、前記ポンプ入力軸64又は変速出力軸
63は、クラッチ操作レバー7Lの入り操作時(ON)
に、その回転状態を肥料タンク4と走行機体10Aの間
隙から視認できるようにしている。
【0018】また、上記チェン62は、図9〜図11で
示すようなチェン張機構62aによって適正な張力で張
設するとともに、その組付けを後付け作業によっても簡
単に行なうことができるようにしている。
【0019】このチェン張機構62aは、機体フレーム
11に対して長孔状の張設孔67aを(図9)介して着
脱と張り位置調節可能に取付ける取付杆67を略逆へ字
状に形成し、その中途部と上部に支杆68と68aを突
設し、この支杆68にはガイドスプロケット69aとテ
ンションローラ69bを支持するテンションアーム69
を回動可能に枢支し、このテンションアーム69の他端
を機体フレーム10側からテンションスプリング69c
によってチェンを張るように付勢支持している。また、
支杆68aはチェン62の上辺部の中途を支えて案内す
る上部ローラ68bを枢支している。
【0020】従って、このチェン張機構62aによれ
ば、出力軸1Sと入力軸61との間に巻掛けた状態のチ
ェン62に対して、上部ローラ68bやテンションロー
ラ69b等を予め部品組みした取付杆67を簡単に組付
けることができる。そして取付杆67を張設孔67aを
利用して前後方向に調節してチェン62の緩みに対応し
たチェン張りを適正に行なうことができるように構成し
ている。
【0021】そして施肥伝動ケース60は、図3〜図5
で示すように動力を入り切りさせる作動杆65a付きの
ポンプクラッチ軸65を備えている。そしてトランスミ
ッション1Mは、その植付伝動系の動力を入り切りさせ
る作動杆66a付きの植付クラッチ軸66を備えており
前記両軸65、66は共に後述する移植装置3の植付及
び施肥クラッチ構造によって操縦部1eの一側に、前後
に傾動操作可能に支持された1本のクラッチ操作レバー
7Lと連結させることによって、植付クラッチと施肥ク
ラッチとを同時入り切り操作可能に設けている。
【0022】即ち、上記植付及び施肥クラッチ構造は、
図4及び図6に示すように、植付クラッチと施肥クラッ
チの「連携機構7」により施肥伝動ケース60とトラン
スミッション1Mとの間を連携作動するようにしてい
る。
【0023】この連携機構7は、複数のフレーム部材で
方形状に枠組みした機体フレーム10のうち、右方の内
側で前後方向に延設している支持フレーム11の前記施
肥伝動ケース60とトランスミッション1Mとの間の中
間部位に、この支持フレーム11を左右方向に貫通する
軸支孔12(図7)を形成し、この軸支孔12内にメタ
ル13を介して軸支した連結軸70の両端に、図5に示
すような構成でリンク杆71,72を左右に上向きと下
向き状態で設けている。
【0024】そして、上記上向きのリンク杆71は、前
記施肥伝動ケース60側のポンプクラッチ軸65の作動
杆65aと連結杆73で着脱及び長さ調節可能に連結し
ている。また下向きのリンク杆72は、前記トランスミ
ッション1M側の植付クラッチ軸66の作動杆66aと
連結杆75で上記機構と同様に連結し、この作動杆66
aの他端は操作杆76(図4、5)を介して前記操作レ
バー7Lと連結させている。(施肥クラッチと植付クラ
ッチとの連携作動について)以上のように連携機構7を
構成した植付及び施肥クラッチ構造は、図4で示す動力
伝達状態から操作レバー7Lの切り操作により、植付ク
ラッチの作動杆66aと操作杆76によって矢印方向に
引き作動されると、この作動杆66aと一体な植付クラ
ッチ軸66を回動させて植付クラッチを切り、また作動
杆66aは連結杆75,リンク杆72を矢印方向に押動
して連結軸70を回動させ、この連結軸70の他端に固
定されているリンク杆71と連結杆73を介して施肥伝
動ケース60側の作動杆65aを、前記連結杆75の作
動方向と逆向きに連携させて引き作動して、この作動杆
65aの一端に固定されているポンプクラッチ軸65を
回動して施肥クラッチを切ることができる。
【0025】従って、一方の作動杆66aを操作レバー
7Lと連結した連携機構7は、支持フレーム11に貫通
させた軸支孔12(図7)に、支持フレーム11の巾を
利用して連結軸70を簡潔な軸支構造によって支持する
ことによって、安定よく支持することができる。
【0026】また、図6に示すように前記支持フレーム
11を挟んで左右に配設した施肥伝動ケース60とトラ
ンスミッション1Mに設けた各作動杆65a,66a
と、上記連結軸70の両端に設けたリンク杆71,72
を連結する連結杆73,75等は、平面視において支持
フレーム11を中心としてこれに近接した「略Z字状」
のリンクを形成しており、従ってこの連携機構7を支持
フレーム11の上方あるいは下方に大きく迂回しては配
設した従来の装置に比較して、支持フレーム11の表面
にまとまりよく近接させることができるので省スペース
に設置することができる。
【0027】そして、施肥クラッチの作動杆65aと植
付クラッチの作動杆66aを側面視において支持フレー
ム11の近傍に設けるとともに、リンク杆71,72を
連結軸70の両端で上下逆向きに対設し、作動杆65a
とリンク杆71、作動杆65aとリンク杆72とをそれ
ぞれ連結杆73,75で連結している。
【0028】従って上記連結杆73,75は側面視にお
いても「略Z字状」の配置を形成し、しかもこれは支持
フレーム11に近接させ、操作レバー7Lの操作に伴う
作動杆66aの作動により前記のように作動杆65aを
適確に作動させることができ、それぞれ操作方向が異な
る植付クラッチと施肥クラッチにおいても円滑に入り切
り連動させることができる。
【0029】また、上記連携機構7は、リンク杆71、
72を例えば下向きの同方向に設けることも簡単に変更
することができるから、例えば、施肥伝動ケース60の
施肥クラッチの入り切り作動方向が逆である場合でも、
簡単且つコンパクトに構成することができる。 (施肥機の各部の構成について)次に図13〜図25を
参照して施肥機1の各所の要部構成について説明する。
【0030】先ず、図13、図15で示すように、施肥
伝動ケース60(図3、4)に設置している繰出伝動構
造6は、肥料ポンプ装置5の回転を変速レバー6bと副
変速レバー6cを前後方向に組合せて操作することによ
り多段に変速して施肥量の調節を適確に行なうことがで
きるようにしている。
【0031】即ち、主変速レバー6bと副変速レバー6
cは前後の取付枠4aを連結する連結枠4bをレバーガ
イドに利用して変速装置に位置決め操作するように構成
している。この例の主変速レバー6bは4段の変速域を
有し、且つ副変速レバー6cは上記各変速域を3段階に
副変速を行なうことができるようにしている。
【0032】また、両変速レバー6b、6cの各変速域
の位置決め固定手段は、各固定位置に対応させて連結枠
4b上に複数のナット4cを固定し、図15に示す位置
決め具4eに開口した長孔4fに取付ネジ4Nを通して
前記ナット4cに螺合して位置決め具4eを着脱可能に
固定している。尚、この位置決め具4eは主変速レバー
6b及び副変速レバー6cの杆長方向に沿って開口した
長孔状の係止孔4f内に係脱可能に挿入させる係止片4
gを突出形成している。
【0033】この構成により図12で示すように、係止
片4gを図13に示したレバー6b、6cに設けた係止
孔4f内に挿入した状態で取付ネジ4Nを締着して主変
速レバー6bと副変速レバー6cを安定よく位置決めし
て固定することができる。
【0034】次に、図16で示す肥料タンク4について
説明する。
【0035】この肥料タンク4は同図(B)で示すよう
に、タンク4の下方部位を長くしながら漏斗状に絞って
集束された形状にするとともに内部の肥料(ペースト状
肥料)の収容量が外部から視認できる透明あるいは半透
明なプラスチック材で成形することにより、肥料の減り
具合と残量を目視にて簡単に確認できるようにしてい
る。
【0036】また、肥料タンク4の底部に前記肥料ポン
プ装置5を図17で示すように固定するに当り、両者間
で締着するパッキン状のシール部材40は、図19及び
図18で示すようにポンプケース50の開口部と同形状
に形成した耐腐蝕性を有するステンレス板を基板41を
プレス加工して形成するとともに、この基板41の表裏
面に軟質ゴム又はプラスチック材からなる被膜42を積
層している。
【0037】上記構成によるシール部材40は、基板4
1が剛性を有し被膜42が軟性を有しているので肥料タ
ンク4とポンプケース50との間の気密を確実に保持
し、組付け性も向上させることができる。
【0038】尚、肥料タンク4に設置されるドレンパイ
プ43をバンド部材を介して姿勢保持させるクランプ4
4は、図20で示すように機体フレーム10の前側下部
に存在する任意な構成部材45の内側に設置することに
より、このクランプ44を機外に露出させることなく内
方に保護することができるようにしている。
【0039】また、肥料タンク4に設ける蓋4cは、肥
料供給口4dに対して1条分のネジを形成して螺合閉鎖
する形式のものと、2条分のネジを形成して螺合閉鎖す
るものとを用意してある場合は、両者の色を異ならせて
製作しておくと両者の識別を混同することなく組付け等
を簡単にすることができる。
【0040】次にトランスミッション1M(図4)から
植付装置3に伝動する伝動軸30の構成について図18
〜22を参照して説明する。
【0041】この伝動軸30はその入力側をトランスミ
ッション1Mの出力軸31と筒状のジイント32で略遊
嵌状に連結しているとともに、他端の出力側には植付装
置3側から前側に向けて延設している植付入力軸のユニ
バーサルジョイント軸34をワンタッチ状に連結する接
手カプラ35を取付け、その前側を機体フレーム10に
メタル部36によって回転可能に軸支している。
【0042】そして、図22で示すようにジョイント3
2はその両端部に略90度程度位相を異ならせて穿設し
たピン孔37内に止めピン38を押込んで、前記入力軸
31と伝動軸30とをピン連結し、この伝動軸30側が
簡易構造の自在接手で僅かな自由度を有するように連結
している。従って、長い伝動軸30の軸組みを製作誤差
等を有しているような場合でも、簡単に連結することが
できるとともに円滑な回転伝動を行なうことができる。
【0043】また、上記伝動軸30に任意な作業部を駆
動するための動力取出し用のスプロケット39を設ける
場合煮は、図23で示すように伝動軸30の出力側に上
記スプロケット39を嵌挿係止させ、これに前記接手カ
プラ35の固定カプラ部35bで軸止めすると、この接
手カプラ35の取付けと共にスプロケット39の抜け止
めを確実にしながら組付けを簡単に行なうことができ
る。
【0044】また、図24、図25で示すように植付装
置3は苗載台3aから植付爪3bの植付軌跡に沿って掻
取った苗を植付け案内するシュータ3cを設け、またノ
ズル部5kは上記シュータ3cの外側に位置させるよう
に取付枠3dの側端に取付けて、両者の干渉を防止して
土中施肥を良好に行なうようにしている。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移植機の
植付及び施肥クラッチ構造によれば、クラッチ操作レバ
ー7Lの操作により、トランスミッション1Mの植付ク
ラッチと該植付クラッチと別個に配設された施肥伝動ケ
ース60の施肥クラッチとを連携し、植付クラッチと施
肥クラッチとを同時入り切り作動させる移植において、
前記施肥伝動ケース60とトランスミッション1Mを機
体フレーム10を形成する前後方向に延設した支持フレ
ーム11の左右にそれぞれ配設し、且つ前後方向に離間
して設けるとともに、植付クラッチの作動杆65aと施
肥クラッチの作動杆66aを、支持フレーム11の中途
部に挿入軸支した連結軸70の両端に設けたリンク杆7
1,72とそれぞれ連結し、一方の作動杆66aを操作
レバー30と連結したことに特徴がある。
【0046】従って、支持フレーム11の前後で離間
し、且つこの支持フレーム11の左右面側に設置されて
いるコンパクトで簡潔な装置で、施肥クラッチと植付ク
ラッチを同時入り切り操作することができる。
【0047】また、施肥クラッチの作動杆65aと植付
けクラッチの作動杆66aを側面視において支持フレー
ム11の近傍に設けるとともに、リンク杆71,72を
連結軸70の両端で上下逆向きに対設して、作動杆65
aとリンク杆71及び作動杆65aとリンク杆72をそ
れぞれ連結杆73,75で連結している。
【0048】従って、連結軸70の両端に設けたリンク
杆71、72を介して連結杆73、75を支持フレーム
11に沿ってまとまりよく近接設置し、操作方向の異な
る施肥クラッチと植付クラッチを正確に、しかも同時入
り切り操作の連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植付及び施肥クラッチ構造を備え
た移植機の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】肥料ポンプ装置とこれの駆動系統を示す平面図
である。
【図4】植付及び施肥クラッチ構造の間の繰出伝動構造
と連携機構の構成を示す側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】植付及び施肥クラッチ構造の間の連携機構の構
成を示す側面図である。
【図7】植付及び施肥クラッチの連携機構の分解斜視図
である。
【図8】機体フレームの斜視図である。
【図9】繰出伝動構造の側面図である。
【図10】チェン張機構の要部の分解斜視図である。
【図11】クラッチ操作レバーとトランスミッションと
の連携機構を示す側面図である。
【図12】繰出変速操作構造の正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】位置決め具の平面図である。
【図15】(A)は肥料タンクの別実施形態を示す斜視
図、(B)は(A)の肥料タンクの断面図である。
【図16】肥料ポンプ装置と肥料タンクの取付構成を示
す側面図である。
【図17】シール部材の平面図である。
【図18】図17のシール部材の断面図である。
【図19】ドレンパイプのクランプの構造を示す側面図
である。
【図20】伝動軸の連結構造を示す平面図である。
【図21】伝動軸のジョイント構成を示す平面図であ
る。
【図22】伝動軸の接手カプラの構成を示す断面図であ
る。
【図23】植付爪及びノズル部を示す斜視図である。
【図24】ノズル部の平面図である。
【符号の説明】
1 移植機(施肥機) 1M トランスミッシ
ョ 2 施肥装置 3 植付装置 5 肥料ポンプ装置 6 繰出伝動構造 7 連携機構 7L クラッチ操作レ
バー 10 機体フレーム 11 支持フレーム 60 施肥伝動ケース 65a 作動杆 66a 作動杆 70 連結軸 71,72 リンク杆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ操作レバー7Lの操作により、
    トランスミッション1Mの植付クラッチと、該植付クラ
    ッチとは別個に配設された施肥伝動ケース60の施肥ク
    ラッチとを連携し、植付クラッチと施肥クラッチとを同
    時入り切り作動させる移植機において、 前記施肥伝動ケース60とトランスミッション1Mを機
    体フレーム10を形成する前後方向に延設した支持フレ
    ーム11の左右にそれぞれ配設し、且つ前後方向に離間
    して設けるとともに、施肥クラッチの作動杆65aと植
    付クラッチの作動杆66aを、支持フレーム11の中途
    部に挿入軸支した連結軸70の両端のリンク杆71,7
    2とそれぞれ連結し、一方の作動杆66aを操作レバー
    7Lと連結してなる移植機の植付及び施肥クラッチ構
    造。
  2. 【請求項2】 植付クラッチの作動杆66aと施肥クラ
    ッチの作動杆65aを側面視において支持フレーム11
    の近傍に設けるとともに、リンク杆71,72を連結軸
    70の両端で上下逆向きに対設して、作動杆65aとリ
    ンク杆71及び作動杆65aとリンク杆72をそれぞれ
    連結杆73,75で連結してなる請求項1記載の移植機
    の植付及び施肥クラッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020103212A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社クボタ 水田作業機

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