JP2003046185A - 半導体デバイスの作製方法 - Google Patents

半導体デバイスの作製方法

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JP2003046185A JP2001233120A JP2001233120A JP2003046185A JP 2003046185 A JP2003046185 A JP 2003046185A JP 2001233120 A JP2001233120 A JP 2001233120A JP 2001233120 A JP2001233120 A JP 2001233120A JP 2003046185 A JP2003046185 A JP 2003046185A
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Norihiro Iwai
則広 岩井
Tomoshi Arakawa
智志 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスの作製に当たり、選択成長法
によりエピタキシャル成長層を成長させる選択成長工程
を実施する際に、選択成長工程に続く後の工程に支障を
来さないようにした、半導体デバイスの作製方法を提供
する。 【解決手段】 本方法は、マスク20から露出したエピ
タキシャル成長領域10bに化合物半導体層を選択成長
させた後、マスク上に堆積した多結晶粒28を酸化し
て、酸化多結晶粒30に転化させ、次いで、エッチング
処理を施して、酸化多結晶及びマスクを非成長領域10
aから除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択成長法により
エピタキシャル成長層を成長させる選択成長工程を有す
る半導体デバイスの作製方法に関し、更に詳細には、選
択成長工程の実施に際し、選択成長工程に続く後の工程
に支障を来さないようにした、半導体デバイスの作製方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同じ基板上にモノリシックに設けられ
た、相互に異なる機能を有する複数個の光素子からなる
半導体デバイス、例えば半導体レーザ素子と光変調器と
を集積させたモノリシック半導体デバイスの作製に際し
ては、いわゆる選択成長法が多用されている。選択成長
法とは、基本的には、エピタキシャル成長層を形成する
領域、つまり所望のエピタキシャル成長領域を露出さ
せ、エピタキシャル成長させない領域(非成長領域)を
覆う、誘電体膜等からなるマスクを基板上に形成し、次
いでMOCVD法等によってエピタキシャル成長領域上
にエピタキシャル成長層、例えば化合物半導体層を成膜
する方法である。
【0003】ここで、図2を参照し、GaInAsP/
InP系材料からなる半導体レーザ素子と、半導体レー
ザ素子に隣接して設けられた、AlGaInAs/In
P系材料からなる光変調器とをモノリシックに集積させ
た半導体デバイスの作製を例にして、基本的な選択成長
法を説明する。図2(a)から(d)は、それぞれ、選
択成長法の工程毎の層構造の断面を示す導波路と平行方
向の断面図である。先ず、図2(a)に示すように、半
導体レーザ素子形成領域10aと光変調器形成領域10
bとに区画されている半導体デバイスの形成領域10の
n−InP基板12上に、MOCVD法により、n−I
nPクラッド層14、GaInAsP(歪)量子井戸層
を有するGRIN−SCH−MQW活性層16、及びp
−InPクラッド層18を、順次、積層して、半導体レ
ーザ素子を構成する積層構造を形成する。
【0004】次に、図2(b)に示すように、半導体デ
バイスの形成領域10に形成された積層構造のうち、光
変調器形成領域10bを露出させ、半導体レーザ素子形
成領域10aの積層構造を覆うマスク20を例えばSi
x膜で形成する。続いて、マスク20をエッチングマ
スクとして使用し、ドライエッチング法により、光変調
器形成領域10bのp−InPクラッド層18、GRI
N−SCH−MQW活性層16、及びn−InPクラッ
ド層14の上部をエッチングして、図2(c)に示すよ
うに、光変調器形成領域10bのn−InPクラッド層
14を露出させる。
【0005】次いで、図2(d)に示すように、マスク
20を選択成長用マスクとし、露出したn−InPクラ
ッド層14上に、再度、MOCVD法によって、n−I
nPクラッド層22、半導体レーザ素子形成領域10a
の活性層とは異なるAlGaInAs(歪)量子井戸層
を有するSCH−MQW吸収層24、及びp−InPク
ラッド層26を、順次、積層して、光変調器を構成する
積層構造を形成する。更に、マスクを除去した後、例え
ば、BH型の埋め込み工程等を経て最終的な構造が完成
する。
【0006】上述のように、選択成長法は、機能が相互
に異なる複数個の光素子を一つの基板上にモノリシック
に集積して半導体デバイスを作製する際に適用できる好
適な方法である。また、選択成長法は、BH型半導体レ
ーザ素子等の作製では、電流ブロッキング層等を選択的
に埋め込み成長させる際に好適に適用され、更には、マ
スクに挟まれたストライプ状パターン領域にストライプ
状エピタキシャル成長層を選択的に形成する選択領域成
長法としても多用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Alを含ま
ない化合物半導体層、例えばInP基板上ではInP、
GaInAsP、GaInAs、GaAs基板上ではG
aAs、InGaP等の化合物半導体層を選択成長法に
よりエピタキシャル成長させる際には、選択成長法を適
用して、比較的、問題なくエピタキシャル成長させるこ
とができる。即ち、Alを含まない材料の選択的なエピ
タキシャル成長では、マスク上での材料のマイグレーシ
ョンが大きいので、マスクから露出した領域で円滑に選
択成長が進行する。例えば上述の例では、n−InPク
ラッド層22及びp−InPクラッド層26の選択成長
では、問題なく良好なエピタキシャル成長層を成長させ
ることができる。
【0008】しかし、InP基板上のAlGaInA
s、AlInAs、GaAs基板上のAlGaAs、A
lAs、AlGaInP、AlInP等のAlを含む化
合物半導体層を選択成長法によって選択成長させる場合
には、Alが非常に活性の高い材料であるため、Alが
マスク上に堆積すると、マスクを構成する物質と反応し
て堆積する。その結果、Alを含む化合物半導体の多結
晶粒(ポリ)Nが、図3に示すように、マスクM上に生
成するという問題がある。例えば、上述の例では、Al
GaInAs層を有するSCH−MQW吸収層24をエ
ピタキシャル成長させる際に同様の多結晶粒がマスク上
に成長する。そして、選択成長工程の後、マスクMを除
去する際にも、多結晶粒Nが存在しないマスク部分を除
去できるものの、マスクM上の多結晶粒Nは、そのま
ま、残留し、多結晶粒Nとその下のマスク部分を除去す
ることができない。
【0009】そのため、マスクMを除去した後、基板全
面に、再度、MOCVD法によりエピタキシャル成長さ
せて化合物半導体層を形成する際、多結晶粒Nが、マス
ク部分と共に、エピタキシャル成長させた化合物半導体
層内に残り、混在することになる。これでは、膜質の良
い、均質な化合物半導体層を形成することができないの
で、素子特性の良好な半導体デバイスを作製することが
難しくなる。
【0010】または、多結晶生成の問題は、Alを含ま
ない化合物半導体層の選択的なエピタキシャル成長であ
っても、マスクで覆った非成長領域が広い、つまり大き
なマスクを使って狭い領域、例えばストライプ状パター
ンにエピタキシャル成長層を選択成長させる際には、マ
スク上に多結晶粒(ポリ)が生成したり、或いは多結晶
層(ポリ)がマスク上に広く生成したりするという問題
がある。
【0011】そこで、、本発明の目的は、半導体デバイ
スの作製に当たり、選択成長法によりエピタキシャル成
長層を成長させる選択成長工程を実施する際に、選択成
長工程に続く後の工程に支障を来さないようにした、半
導体デバイスの作製方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、先ず、マス
ク上に多結晶粒、或いは多結晶層を生成させないように
することを研究したが、化合物半導体を生成させる原料
ガスとマスクを構成する物質との反応を抑制することは
極めて難しいことが判った。そこで、本発明者は、マス
ク上に生成した多結晶粒、或いは多結晶層を容易に除去
できる方法を研究し、その過程で、多結晶粒、或いは多
結晶層を酸化し、次いで酸化した多結晶粒、或いは多結
晶層をバッファードフッ酸(希釈フッ酸)等で除去する
ことを着想し、実験の末に、本発明を発明するに到っ
た。
【0013】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、本発明に係る半導体デバイスの作製方法(以
下、第1の発明と言う)は、選択成長法によりエピタキ
シャル成長層を成長させる選択成長工程を有する、半導
体デバイスの作製方法において、選択成長工程が、エピ
タキシャル成長領域を露出させ、非成長領域を覆うマス
クを基板上に形成するマスク形成工程と、マスクから露
出したエピタキシャル成長領域に化合物半導体層を選択
成長させる成長工程と、マスク上に堆積した多結晶粒及
び/又は多結晶層を酸化して、酸化多結晶粒及び/又は
酸化多結晶層に転化させる酸化工程と、エッチング処理
を施して、酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶層並びに
マスクを非成長領域から除去する除去工程とを有するこ
とを特徴としている。
【0014】第1の発明方法は、特に化合物半導体層が
Alを含む化合物半導体層、例えばAlGaInAs、
AlInAs、AlGaAs、AlAs、AlGaIn
P、AlInP等であるときに、好適に適用できる。こ
れは、Alを含む化合物半導体層の多結晶粒及び/又は
多結晶層が酸化し易いからでである。これは、次の第2
の発明方法でも同様である。尚、多結晶粒及び/又は多
結晶層とは、粒状のポリからなる多結晶粒のみ、又は層
状のポリからなる多結晶層のみだけでなく、多結晶粒と
多結晶層とがマスク上に共存していることを含む意味で
ある。
【0015】また、本発明に係る半導体デバイスの別の
作製方法(以下、第2の発明と言う)は、相互に異なる
機能の半導体素子をモノリシックに一つの基板上に備え
る半導体デバイスの作製方法であって、第1の半導体素
子の形成領域と第1の半導体素子と機能の異なる第2の
半導体素子の形成領域とを隣接して有する基板上に、第
1の半導体素子を構成する第1の積層構造を形成する第
1の積層工程と、第1の半導体素子形成領域の第1の積
層構造上にマスクを形成し、マスクから露出した第2の
半導体素子形成領域の第1の積層構造をエッチングし
て、所定の化合物半導体層、又は基板を露出させるエッ
チング工程と、エッチング工程で形成したマスクを使っ
て、マスクから露出した所定の化合物半導体層、又は基
板上に、第2の半導体素子を構成する第2の積層構造を
選択成長法により成長させる第2の積層工程と、マスク
上に堆積した多結晶粒及び/又は多結晶層を酸化して、
酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶層に転化させる酸化
工程と、エッチング処理を施して、酸化多結晶粒及び/
又は酸化多結晶層並びにマスクを非成長領域から除去す
る除去工程とを有することを特徴としている。
【0016】本発明方法は、相互に異なる機能の半導体
素子、例えば半導体レーザ素子と光変調器とをモノリシ
ックに一つの基板上に備える半導体デバイスを作製する
際に適用される。また、第2の積層工程で形成する第2
の積層構造がAlを含む化合物半導体層を含んでいると
きに、好適に適用できる。
【0017】酸化工程では、酸化方法には制約はなく、
例えば多結晶粒が小さかったり、多結晶層が薄かったり
したときには、酸素プラズマ処理を施しても良い。好適
には、水蒸気雰囲気中で350℃以上500℃以下の温
度で熱処理を施して、多結晶粒及び/又は多結晶層を酸
化する、いわゆるウェット酸化と呼ばれている酸化方法
を適用する。具体的な熱処理温度は、マスク上の多結晶
粒及び/又は多結晶層の状態、大きさ、膜厚等に応じ
て、実験的に決める必要がある。尚、多結晶粒及び/又
は多結晶層の状態、大きさ、膜厚等は、成長工程で選択
成長させた化合物半導体層の材料、膜厚等によって決ま
る。
【0018】本発明方法の除去工程で、エッチング方法
には制約はないものの、好適には、バッファードフッ酸
を使ったウエットエッチング法により酸化多結晶粒及び
/又は酸化多結晶層並びにマスクをエッチングして、酸
化多結晶粒及び/又は酸化多結晶層をマスクと共に除去
する。また、除去工程で、GaInAsP、GaInA
s、InP、GaAs、InGaP等のAlを含まない
化合物半導体層は、バッファードフッ酸によってエッチ
ングされないので、仮にバッファードフッ酸によってエ
ッチングされるAl含有層が積層構造内にあっても、A
lを含まない層がAl含有層上に積層されている限り、
Al含有層がエッチングされることはない。尚、Al含
有層をカバーするAlを含まない層は、Al含有層の自
然酸化を防ぐ手段としても必要であって、通常、Al含
有層上に必ず設けてあるので、除去工程でAl含有層が
バッファードフッ酸によってエッチングされるのを防ぐ
ために、特にAlを含まないカバー層をAl含有層上に
設ける必要はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例 本実施形態例は、第1及び第2の発明方法に係る半導体
デバイスの作製方法の実施形態の一例であって、図1
(a)から(c)は、本実施形態例の方法に従って、半
導体デバイスを作製する際の工程毎の導波路と平行方向
の基板断面図である。従来と同様にして、半導体デバイ
スの形成領域10のn−InP基板12上に、MOCV
D法により、n−InPクラッド層14、GaInAs
P(歪)量子井戸層を有するGRIN−SCH−MQW
活性層16、及びp−InPクラッド層18を、順次、
積層して、半導体レーザ素子を構成する積層構造を形成
する。
【0020】次に、光変調器形成領域10bの積層構造
を露出させ、半導体レーザ素子形成領域10aの積層構
造を覆うマスク20を形成し、光変調器形成領域10b
のp−InPクラッド層18、GRIN−SCH−MQ
W活性層16、及びn−InPクラッド層14の上部を
エッチングして、光変調器形成領域10bのn−InP
クラッド層14を露出させる。次いで、マスク20を選
択成長用マスクとし、露出したn−InPクラッド層1
4上に、再度、MOCVD法によって、n−InPクラ
ッド層22、AlGaInAs(歪)量子井戸層を有す
るSCH−MQW吸収層24、及びp−InPクラッド
層26を、順次、積層して、図1(a)に示すように、
光変調器を構成する積層構造を形成する。この時点で、
図1(a)に示すように、マスク20上に多結晶粒28
が生成する。
【0021】次いで、酸化工程に移行し、図1(a)に
示す積層構造を水蒸気雰囲気中にて、350℃以上50
0℃以下の範囲の温度で熱処理を施すことにより、図1
(b)に示すように、マスク20上に堆積した多結晶粒
28を酸化して、酸化多結晶粒30に転化させる。多結
晶粒28は、主として、Alを含む半導体材料で形成さ
れていることから、酸化多結晶粒30の主成分は、酸化
アルミニウムである。尚、酸化工程では、、マスク20
上に堆積した、選択成長用の原料ガス中のGa、In、
As、P等は、同じく、酸化される。但し、AsやP
は、酸化処理中に他の物質に転化して気化してしまうこ
ともある。尚、熱処理温度や熱処理時間は、選択成長さ
せた化合物半導体層の組成や膜厚により決まるマスク2
0上の多結晶粒28の状態に応じて、実験、実績データ
等により設定する。
【0022】次に、除去工程に移行し、バッファードフ
ッ酸(希釈フッ酸)により、図1(c)に示すように、
マスク20上の酸化多結晶粒30及びマスク20を同時
に除去する。酸化多結晶粒30を構成する酸化アルミニ
ウムに加えて、酸化多結晶粒30中のIn、Ga、A
s、P等の酸化物は、バッファードフッ酸により容易に
エッチングされるので、図1(c)に示すように、マス
ク20と共に完全に積層構造上から除去される。
【0023】また、吸収層24のAlGaInAs層
は、バッファードフッ酸によりエッチングされ易いもの
の、AlGaInAs層は、p−InPクラッド層26
により覆われているいるので、エッチングされるような
ことは生じない。尚、マスク20上に堆積した多結晶粒
が、小さく、少ないときには、酸素プラズマ処理を行っ
て、酸化多結晶粒に転化することも可能である。この場
合も、酸化多結晶粒をバッファードフッ酸処理により除
去することができる。
【0024】これにより、Alを含む半導体層、例えば
吸収層24のAlGaInAs層を選択成長させた場合
でも、マスク20上に堆積した多結晶粒28を容易に除
去できるので、その後の工程を何ら問題なく進行させる
ことができる。即ち、本実施形態例の方法を適用するこ
とにより、異物を含まない良質の化合物半導体層を備え
た高機能な集積半導体デバイスを実現することができ
る。
【0025】本実施形態例では、モノリシックな半導体
デバイスの作製を例にして、半導体デバイスの作製方法
を説明したが、本発明方法はこれに限る必要はなく、こ
れ以外の構造や用途でも、選択成長用のマスクを用い、
化合物半導体層、特にAlを含む半導体層を選択成長す
る場合には、全て好適に適用することができる。例え
ば、BH型半導体レーザ素子を作製する際に必要となる
電流ブロッキング層の選択埋め込み成長や、或いは、マ
スクに挟まれたストライプ状パターン領域に選択的にス
トライプ状エピタキシャル成長層を成長させる選択領域
成長等に適用しても、本実施形態例と同様な効果が得ら
れる。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法によれば、マスク上に堆積
した多結晶粒及び/又は多結晶層を酸化して、酸化多結
晶粒及び/又は酸化多結晶層に転化させ、次いでエッチ
ング処理を施して、酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶
層並びにマスクを非成長領域から除去することにより、
選択成長工程に続く後の工程に支障を来さないようにし
て、選択成長工程を実施することができる。本発明方法
を適用することにより、素子特性の良好なモノリシック
集積光デバイスを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(c)は、実施形態例の方法に
従って、半導体デバイスを作製する際の工程毎の基板断
面図である。
【図2】図2(a)から(d)は、それぞれ、選択成長
法の工程毎の層構造の断面を示す断面図である。
【図3】多結晶粒の生成状態を示す層構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体デバイスの形成領域 10a 半導体レーザ素子形成領域 10b 光変調器形成領域 12 n−InP基板 14 n−InPクラッド層 16 GaInAsP(歪)量子井戸層を有するGRI
N−SCH−MQW活性層 18 p−InPクラッド層 20 マスク 22 n−InPクラッド層 24 AlGaInAs(歪)量子井戸層を有するSC
H−MQW吸収層 26 p−InPクラッド層 28 多結晶粒 30 酸化多結晶粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H079 AA02 AA13 BA01 DA16 EA07 JA07 KA18 4K030 AA11 BA08 BA11 BA25 BA51 BB02 CA04 DA08 FA10 LA14 5F045 AA04 AA20 AB09 AB12 AB17 AB18 AF04 CA12 DA55 DB03 HA14 HA16 5F073 AA46 AA74 AB21 CA12 DA05 DA21 DA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択成長法によりエピタキシャル成長層
    を成長させる選択成長工程を有する、半導体デバイスの
    作製方法において、選択成長工程が、 エピタキシャル成長領域を露出させ、非成長領域を覆う
    マスクを基板上に形成するマスク形成工程と、 マスクから露出したエピタキシャル成長領域に化合物半
    導体層を選択成長させる成長工程と、 マスク上に堆積した多結晶粒及び/又は多結晶層を酸化
    して、酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶層に転化させ
    る酸化工程と、 エッチング処理を施して、酸化多結晶粒及び/又は酸化
    多結晶層並びにマスクを非成長領域から除去する除去工
    程とを有することを特徴とする半導体デバイスの作製方
    法。
  2. 【請求項2】 化合物半導体層がAlを含む化合物半導
    体層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体デ
    バイスの作製方法。
  3. 【請求項3】 相互に異なる機能の半導体素子をモノリ
    シックに一つの基板上に備える半導体デバイスの作製方
    法であって、 第1の半導体素子の形成領域と第1の半導体素子と機能
    の異なる第2の半導体素子の形成領域とを隣接して有す
    る基板上に、第1の半導体素子を構成する第1の積層構
    造を形成する第1の積層工程と、 第1の半導体素子形成領域の第1の積層構造上にマスク
    を形成し、マスクから露出した第2の半導体素子形成領
    域の第1の積層構造をエッチングして、所定の化合物半
    導体層、又は基板を露出させるエッチング工程と、 エッチング工程で形成したマスクを使って、マスクから
    露出した所定の化合物半導体層、又は基板上に、第2の
    半導体素子を構成する第2の積層構造を選択成長法によ
    り成長させる第2の積層工程と、 マスク上に堆積した多結晶粒及び/又は多結晶層を酸化
    して、酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶層に転化させ
    る酸化工程と、 エッチング処理を施して、酸化多結晶粒及び/又は酸化
    多結晶層並びにマスクを非成長領域から除去する除去工
    程とを有することを特徴とする半導体デバイスの作製方
    法。
  4. 【請求項4】 第2の積層工程では、Alを含む化合物
    半導体層を有する第2の積層構造を成長させることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体デバイスの作製方法。
  5. 【請求項5】 酸化工程では、水蒸気雰囲気中で温度3
    50℃以上500℃以下の温度で熱処理を施して、多結
    晶粒及び/又は多結晶層を酸化することを特徴とする請
    求項1から4のうちのいずれか1項に記載の半導体デバ
    イスの作製方法。
  6. 【請求項6】 除去工程では、フッ酸を使ったウエット
    エッチング法により酸化多結晶粒及び/又は酸化多結晶
    層並びにマスクをエッチングして除去することを特徴と
    する請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の半導
    体デバイスの作製方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007073582A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Toshiba Corp 光半導体素子の製造方法

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JP2007073582A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Toshiba Corp 光半導体素子の製造方法

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