JP4833456B2 - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイスの製造方法に係り、更に詳しくはAl(アルミニウム)、Ga(ガリウム)、In(インジウム)等のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体を用いた半導体デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造プロセスにおいて、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ;有機金属化学気相成長)装置を用いて半導体層を結晶成長させる際にその下地表面に対して行うスライト・エッチング処理、いわゆる表面処理は、その半導体層の良否を左右し、延いてはデバイスの特性や信頼性に大きな影響を与える点から、非常に重要な技術である。
【0003】
特に、Alを含むIII-V族化合物半導体層が下地表面に露出している場合、大気や酸化雰囲気による表面酸化によって容易にAlの自然酸化膜(AlOX膜)が形成されることになり、このようにAlOX膜が形成された表面上に半導体層を結晶成長させても、その結晶性が著しく低下する。しかも、このAlOX膜は、半導体結晶成長前に通常行われる高温でのサーマルクリーニングによっても充分に除去することは困難であり、却って高温処理によるデバイス特性の劣化を招くことにもなる。
【0004】
このような問題を回避するための表面処理方法として、半導体結晶成長を行うMOCVD装置の同一リアクタ内において、その結晶成長直前に例えばHClやCBr4等のハロゲン系エッチングガスを用いて下地表面のスライト・エッチングを行う、いわゆるin−situ(その場での)エッチング法がある。
以下、III-V族化合物半導体層に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長について、図10の工程断面図及び図11のシーケンス図を用いて説明する。
【0005】
いま、例えばInP基板上にIII−V族3元化合物半導体であるAlInAs層が形成されているサンプルに対して、そのAlInAs層上にInP層の結晶成長を行うものとする。ここで、結晶成長前のサンプルが大気中に晒された状態に置かれていたとすると、通常の場合、図10(a)に示されるように、InP基板51上に形成されているAlInAs層52表面には、その表面酸化によって形成されたAlの自然酸化膜であるAlOX膜53が生成した状態となる。
【0006】
このようなサンプルを例えばMOCVD装置のリアクタ内にセットし、図11に示されるように、例えばAsH3(アルシン)等のV族原料ガスを供給しつつ、その雰囲気下において加熱し600〜700℃程度の高温にまで昇温させる(昇温プロセス)。
次いで、同一のリアクタ内に例えばハロゲン系のエッチングガスを導入する。そして、図10(b)に示されるように、このエッチングガスを用いてAlInAs層52表面をスライト・エッチングすると共に、その表面に生成しているAlOX膜53を除去する表面処理を行う(エッチング処理プロセス)。
【0007】
次いで、エッチングガスの供給を停止した後、同一のリアクタ内において、連続的に結晶成長を行う。具体的には、例えばTMIn(TriMethylIndium:トリメチルインジウム)等のIII族原料ガスを供給すると共に、AsH3の供給をPH3の供給に切り替え、TMInとPH3との熱分解反応により、図10(c)に示されるように、AlInAs層52上にInP層54を形成する(結晶成長プロセス)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のIII-V族3元化合物半導体に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長においては、AlInAs層52表面をエッチングする際に、AlOX膜53は除去されるものの、図10(b)に示されるように、AlInAs層52表面が凹凸状にひどく荒れた状態になってしまう。これは、次のようなことに起因するものと考えられる。
【0009】
即ち、III−V族3元化合物半導体であるAlInAs層52は、2種類のIII−V族2元化合物半導体であるAlAsとInAsとの混晶であり、これらAlAsとInAsのハロゲン系のエッチングガスに対するエッチングレートは互いに異なる。一般に、InAsのエッチングがAlAsのエッチングよりも速く進行する。このため、AlInAs層52表面をエッチングする際に、InAsは表面から深い領域までエッチング除去されるが、AlAsは表面付近の浅い領域のみエッチング除去される現象が生じる。
【0010】
特に、Al−Oの結合が強固でエッチングされ難い性質を持つAlOX膜53がAlInAs層52表面に形成されていて、そのAlOX膜53を除去するためにエッチング時間を充分に長くする必要がある場合には、上記の現象は更に顕著になり、InAsとAlAsとのエッチング除去される程度の差は非常に大きなものとなる。このため、エッチング後のAlInAs層52表面のモフォロジーは凹凸状のひどく荒れた状態となる。また、このAlInAs層52のエッチング表面においては、Alの量が相対的に少なくなり、Inの量が相対的に多くなる結果、格子不整合量も非常に大きなものとなる。
【0011】
従って、図10(c)に示されるように、こうした表面状態のAlInAs層52上に結晶成長させたInP層54は良好な品質が得られず、そのInP層54表面も下地のAlInAs層52表面のモフォロジーを反映して凹凸状の荒れが生じたものとなる。その結果、このようなプロセスを用いて半導体デバイスを作成した場合、その特性や信頼性が損なわれる恐れが生じるという問題があった。
【0012】
本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、異なる種類のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体の2元化合物の混晶からなる半導体層の表面又は異なる種類のIII族元素を含む2元化合物又はその混晶からなる複数の半導体層のなす表面にエッチング処理を施す際に、そのエッチング処理後の表面モフォロジーを良好なものとすることが可能な半導体デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の本発明に係る半導体デバイスの製造方法によって達成される。
即ち、本発明に係る半導体デバイスの製造方法は、異なる種類のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体の2元化合物の混晶からなる半導体層の表面にエッチング処理を施す際に、使用するエッチャントに対してエッチングレートが相対的に高い方の2元化合物を構成するIII族元素の原料ガスを、エッチャントと一緒に供給することを特徴とする。
【0014】
また、異なる種類のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体の2元化合物又はその混晶からなる複数の半導体層のなす表面にエッチング処理を施す際に、使用するエッチャントに対してエッチングレートが相対的に高い方の2元化合物を構成するIII族元素の原料ガスを、エッチャントと一緒に供給することを特徴とする。
【0015】
なお、本発明に係る半導体デバイスの製造方法において、III族元素の原料ガスの供給量は、異なる種類のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体の2元化合物の、エッチャントに対するエッチングレートの差に対応していることが好適である。
また、エッチング処理を結晶成長装置内において行った後、そのままその結晶成長装置内において、エッチング処理を施した表面上に所定の半導体層を成長させることが望ましい。更に、その際に使用する結晶成長装置としては、有機金属化学気相成長装置を用いることが好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(b)はそれぞれ本実施形態に係る半導体デバイスの製造プロセス、即ち2種類のIII族元素A、Bを含むIII-V族3元化合物半導体層であるABX層の表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図、図2は図1(a)〜(b)に示すプロセスを説明するためのシーケンス図、図3は図2に示すエッチング処理プロセスにおける各III-V族化合物半導体AX、BXのエッチングレートの差を示すグラフである。
【0017】
先ず、図1(a)に示されるように、半導体基板11上に、2種類のIII族元素A、BとV族元素XとからなるIII -V族3元化合物半導体層であるABX層12を結晶成長する。このABX層12は、2種類のIII族元素A、Bをそれぞれに含むIII−V族2元化合物半導体であるAXとBXとの混晶である。
なお、この結晶成長の後、例えば何らかの加工処理等を行う際にABX層12表面を大気中に晒すと、ABX層12表面には表面酸化によって形成される自然酸化膜13が生成する。特に、これら2種類のIII族元素A、Bの何れか一方が酸化され易いAlの場合には、その酸化膜であるAlOX膜が自然酸化膜13として容易に生成する。
【0018】
次いで、このABX層12が形成された半導体基板11を例えばMOCVD装置のリアクタ内にセットし、図2に示されるように、Xを含有するV族原料ガスを供給しつつ、その雰囲気下において加熱し所定の高温度にまで昇温させる。なお、ここでXを含有するV族原料ガスを供給し、この雰囲気状態を次のエッチング処理プロセス時にも維持するのは、高温状態においてABX層12からXが脱離することを防止するためである(昇温プロセス)。
【0019】
次いで、図2に示されるように、同一のリアクタ内に所定のエッチングガスを導入する。そして、図1(b)に示されるように、このエッチングガスを用いてABX層12表面をスライト・エッチングすると共に、その表面に生成している自然酸化膜13を除去する表面処理を施す。但し、このとき、エッチングガスの導入と同時に、2種類のIII族元素A、Bのうち、このエッチングガスに対して相対的にエッチングされ易い方の2元化合物を構成するIII族元素を含有するIII族原料ガスを導入する。
【0020】
即ち、図3に示されるように、エッチングガスの供給量e(mol/min)における2元化合物AX、BXのエッチングレートをそれぞれa(nm/min)、b(nm/min)とするとき、a<bが成立する場合には、BXを構成するBを含有するIII族原料ガスを供給する。また、このBを含有するIII族原料ガスの供給量は、2元化合物AX、BXのエッチングレートの差c=(b−a)に対応する量に設定する。
【0021】
このようにABX層12表面にエッチング処理を施す際に、所定のエッチングガスに対してエッチングレートが相対的に高いBXを構成するBを含有するIII族原料ガスを供給して、AXとBXのエッチングレートが実効的に等しくなるようにする。このため、両者のエッチングレートの差に起因するエッチング表面の荒れや格子不整合が抑制されて、良好なモフォロジーをもつABX層12表面が得られる(エッチング処理プロセス)。
【0022】
次いで、図2に示されるように、エッチングガスの供給を停止した後、同一のリアクタ内において連続的にCY層の結晶成長を行う。具体的には、Xを含有するV族原料ガスの供給をV族元素Yを含有するV族原料ガスの供給に切り替ると共に、Bを含有するIII族原料ガスの供給をIII族元素Cを含有するIII族原料ガスの供給に切り替える。こうして図1(c)に示されるように、Cを含有するIII族原料ガスとYを含有するV族原料ガスとの熱分解反応により、露出したABX層12上にIII-V族2元化合物半導体CY層14を形成する(結晶成長プロセス)。
【0023】
このとき、下地をなすABX層12の良好なモフォロジーをもつエッチング表面が再成長界面となるため、この再成長界面上に形成されるCY層14の品質は充分に良好なものとなると共に、その表面も従来のような凹凸などの荒れのない平滑な面となり、良好なモフォロジーを得ることが可能になる。従って、このようなプロセス技術を用いて作製する半導体デバイスの特性や信頼性を向上することができる。
【0024】
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態に係る半導体デバイスの製造プロセス、即ち2種類のIII族元素A、Bをそれぞれに含む複数のIII-V族2元化合物半導体層であるAX層及びBXのなす表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。なお、上記第1の実施形態の図2及び図3は本実施形態の説明においてもそのまま流用する。
【0025】
先ず、図4(a)に示されるように、半導体基板21上に、III族元素AとV族元素XとからなるIII -V族2元化合物半導体層であるAX層22、及びIII族元素BとV族元素XとからなるIII -V族2元化合物半導体層であるBX層23を順に結晶成長する。続いて、上層のBX層23上に、所定の形状にパターニングしたマスク材24を形成した後、このマスク材24を用いたウエットエッチングによりBX層23及びAX層22を半導体基板21表面が露出するまで選択エッチングして、BX層23及びAX層22が積層されたメサ形状を形成する。
【0026】
なお、このエッチングの終了後、そのエッチング面を大気中に晒すと、半導体基板21、AX層22、及びBX層23の露出した表面には表面酸化によって形成される自然酸化膜25が生成する。
次いで、このBX層23及びAX層22からなるメサ形状の積層体が形成された半導体基板21を例えばMOCVD装置のリアクタ内にセットし、上記第1の実施形態の場合と同様に、Xを含有するV族原料ガスを供給しつつ加熱し、所定の高温度にまで昇温させる(昇温プロセス)。
【0027】
続いて、図2に示されるように、同一のリアクタ内に所定のエッチングガスを導入し、図4(b)に示されるように、AX層22及びBX層23の側壁面並びに半導体基板21表面をスライト・エッチングすると共に、その表面に生成している自然酸化膜13を除去する表面処理を施すが、このときも、上記第1の実施形態の場合と同様にして、エッチングガスの導入と同時に、2種類のIII族元素A、Bのうち、このエッチングガスに対して相対的にエッチングされ易い方の2元化合物を構成するIII族元素を含有するIII族原料ガスを導入する。
【0028】
こうして、AX層22とBX層23のエッチングレートが実効的に等しくなるようにし、従来のような両者の側壁面に対する横方向のエッチングレートの差に起因する両者の側壁部の境界における段差の発生を抑制する(エッチング処理プロセス)。
次いで、上記第1の実施形態の場合と同様、エッチングガスの供給を停止した後、Xを含有するV族原料ガスの供給をV族元素Yを含有するV族原料ガスの供給に切り替ると共に、Bを含有するIII族原料ガスの供給をIII族元素Cを含有するIII族原料ガスの供給に切り替える。こうして図4(c)に示されるように、Cを含有するIII族原料ガスとYを含有するV族原料ガスとの熱分解反応により、露出したAX層22及びBX層23の側壁面並びに半導体基板21表面を被覆するIII-V族2元化合物半導体CY層26を形成する(結晶成長プロセス)。
【0029】
このとき、下地をなすBX層24及びAX層22の側壁面が両者の境界における段差の形成を抑制した再成長界面となるため、この上に形成されたCY層26の品質は従来のような両者の境界に形成される段差に起因する結晶欠陥等のない良好なものにすることが可能になる。従って、このようなプロセス技術を用いて作製する半導体デバイスの特性を向上することができる。
【0030】
なお、上記第1及び第2の実施形態の結晶成長プロセスにおいてCY層14、26を形成する代わりに、III-V族2元化合物半導体BY層を形成する場合には、Xを含有するV族原料ガスの供給をYを含有するV族原料ガスの供給に切り替るだけで、Bを含有するIII族原料ガスの供給は切り替えることなくそのまま継続すればよい。また、III-V族2元化合物半導体CX層を形成する場合には、Xを含有するV族原料ガスの供給はそのまま継続して、Bを含有するIII族原料ガスの供給をCを含有するIII族原料ガスの供給に切り替えるだけで。また、BX層を形成する場合には、Xを含有するV族原料ガスの供給もBを含有するIII族原料ガスの供給も共にそのまま継続すればよい。
【0031】
【実施例】
(第1の実施例)
本実施例は、上記第1の実施形態に対応するものである。
先ず、図5(a)に示されるように、InP基板31上に、2種類のIII族元素Al、Inをそれぞれに含むIII−V族2元化合物半導体であるAlAsとInAsとの混晶であるIII -V族3元化合物半導体AlInAs層32を厚さ100nmに結晶成長した後、大気中に放置した。このため、AlInAs層32表面には、表面酸化によって自然酸化膜のAlOX膜33が形成された。
【0032】
次いで、このAlInAs層32が形成されたInP基板31をMOCVD装置のリアクタ内にセットし、V族原料ガスであるAsH3を供給しつつ、その雰囲気下において加熱し600℃まで昇温させた。
次いで、同一のリアクタ内に、ハロゲン系のエッチングガスとしてのCBr4を導入すると同時に、このCBr4に対して相対的にエッチングされ易い方の2元化合物InAsを構成するInを含有するIII族原料ガスとしてTMInを導入した。こうして、図5(b)に示されるように、AlInAs層32表面をスライト・エッチングすると共に、その表面に生成している自然酸化膜13を除去する表面処理を施した。なお、このときのAsH3圧下におけるCBr4の供給量は、0.4μmol/minに設定した。また、AlInAs層32表面のエッチング除去された部分を符号34で表す。
【0033】
次いで、AlInAs層32のエッチング表面のモフォロジーを評価するために、図5(c)に示されるように、エッチング処理終了後、連続して同一のリアクタ内において、AlInAs層32のエッチング表面を再成長界面とし、その上にGaInAsP系のMQW(多重量子井戸)層35、及び厚さ300nmのInP層36を順に結晶成長させて、発光デバイス用の積層構造を作製した。
【0034】
これは、この積層構造のMQWのPL(Photoluminescence)光強度や半値幅の測定がAlInAs層32のエッチング表面のモフォロジーを評価する手段になり得るためである。即ち、積層構造のGaInAsP系のMQW層35から発光される例えば波長1550nmのPL光がその下地をなすAlInAs層32の表面モフォロジーによる影響を受け、その平滑性や荒れの程度によってPL光強度や半値幅が大幅に変化することを利用して、そのPL光強度や半値幅の測定結果からAlInAs層32のエッチング表面のモフォロジーを評価することができる。
【0035】
先ず、MQWのPL光強度とエッチング時におけるTMInの供給量との関係から、PL光強度のTMIn供給量依存性を調べた。その結果、図6のグラフに示されるように、エッチング時間を5minに設定し、TMInの供給量を0〜1.2μmol/minの範囲で変化させたところ、TMInの供給量が0.6μmol/minのときにPL光強度が最大となった。
【0036】
このことから、AlInAs層32表面のエッチングの際、供給量0.6μmol/minのTMInから供給されるInの量が、エッチングによって表面から脱離するInAsとAlAsとの差、即ち相対的に大きなInAsの脱離量から相対的に小さなAlAsの脱離量を引いた値と略一致するためであると推測される。なお、V族元素のAsは雰囲気ガスAsH3から充分な量が供給されている。
【0037】
また、比較のために、InP基板上に厚さ100nmのAlInAs層を結晶成長した後、大気中に曝露することなく連続して、このAlInAs層32表面上にGaInAsP系のMQW層及びInP層を結晶成長させて同一の積層構造を作製し、そのPL光強度を測定した。この場合、AlInAs層表面はAlOX等の酸化膜が形成されていない理想的な状態と考えられる。そして、本実施例のTMInの供給量が0.6μmol/minの場合のPL光強度をこの比較例の場合のPL光強度と比較したところ、全く遜色のないものであった。
【0038】
従って、本実施例のエッチング処理の際に、TMInを供給し、その供給量を0.6μmol/minとすることにより、そのエッチング表面(再成長界面)を略理想的なモフォロジーとすることが可能となり、その上に成長させたMQW層35の結晶性等の品質の向上や光学的特性の向上を確認することができた。
続いて、MQWのPL光強度のエッチング時間依存性を調べた。その結果、図7のグラフに示されるように、TMInの供給量を0.6μmol/minに設定し、エッチング時間を0〜22minの範囲で変化させところ、エッチング時間が3〜15minの範囲において高い光強度レベルを維持し、5minに達するとPL光強度は最大強度レベルになり、15min以上になるとPL光強度は明らかに低減する傾向を示した。
【0039】
このように、エッチング時間については、3〜15minといったある程度の時間エッチングすれば、AlInAs層32のエッチング表面は非常に良好なモフォロジーとなり、その上に成長させたMQW層35の結晶性等の品質の向上やその光学的特性の向上を確認することができた。
更に、AlInAs層32のエッチング表面における各種の不純物濃度について、SIMSを用いて測定した。その結果、酸素については、弐桁以上の低減が見られた。また、炭素については、エッチングガスCBr4からの汚染を危惧したが、CBr4の供給量に対する依存性は全く見られず、問題ないことが判明した。また、他の不純物、例えばシリコン等についても、全く問題ないことが判明した。
【0040】
(第2の実施例)
本実施例は、上記第2の実施形態に対応するものである。
先ず、図8(a)に示されるように、III族元素Gaを含むIII -V族化合物半導体基板であるn−GaAs基板41上に、2種類のIII族元素Al、Gaをそれぞれに含むIII -V族の3元又は2元化合物半導体層である厚さ1500nmのn−AlGaAs(Al=0.5)層及び厚さ30nmのn−AlGaAs(Al=0.3)層を順に積層したn−AlGaAs層42、厚さ5nmのGaAs井戸層と厚さ10nmのAlGaAs障壁層とを交互に積層した井戸数5のGaAs/AlGaAs系のMQW層43、厚さ30nmのp−AlGaAs(Al=0.3)層及び厚さ1500nmのp−AlGaAs(Al=0.5)層を順に積層したp−AlGaAs層44、並びに厚さ300nmのp−GaAs層45を順に結晶成長した。
【0041】
続いて、このp−GaAs層45上にSiN膜46を堆積した後、このSiN膜46を幅5μmのストライプ状にパターニングした。そして、このストライプ状のSiN膜46をマスクとし、硫酸系エッチャントを用いたウエットエッチングにより、積層されたp−GaAs層45、p−AlGaAs層44、MQW層43、及びn−AlGaAs層42をn−GaAs基板41表面に達するまで選択的にエッチングして、図面の奥行き方向に延在するリッジ構造47を形成した。なお、このウエットエッチング後に、露出するエッチング面を大気に曝露した際の表面酸化によって形成される自然酸化膜は、その図示を省略する。
【0042】
次いで、このリッジ構造47が形成されたn−GaAs基板41をMOCVD装置のリアクタ内にセットし、V族原料ガスであるAsH3を供給しつつ、その雰囲気下において加熱し650℃まで昇温させた。
次いで、同一のリアクタ内に、ハロゲン系のエッチングガスとしてのCBr4を導入すると同時に、このCBr4に対して相対的にエッチングされ易い方の2元化合物GaAsを構成するGaを含有するIII族原料ガスとしてTMGa(TriMethyl Gallium:トリメチルガリウム)を導入した。こうして、図8(b)に示されるように、リッジ構造47の側壁表面をスライト・エッチングすると共に、その表面に生成している酸化膜を除去する表面処理を施した。なお、このときのAsH3圧下におけるCBr4の供給量は、0.4μmol/minに設定し、エッチング時間は5minとした。また、リッジ構造47の側壁表面及びn−GaAs基板41表面のエッチング除去された部分を符号48で表す。
【0043】
このエッチング処理プロセスにおいて、一般にはGaAsのエッチングレートがAlAsのエッチングレートよりも高いものの、ここでは雰囲気ガスとしてのAsH3から充分な量のAsが供給されると共に、GaAsとAlAsとのエッチングレートの差に対応する量のGaを含有するTMGaが供給されることから、GaAsとAlAsのエッチングレートは実効的に等しくなっている。このため、リッジ構造47の積層された化合物半導体層の各境界に形成される段差を極めて微小なものに抑制することができる。
【0044】
このことは、リッジ構造47の側壁表面の状態を従来のプロセスの場合を示す図9と比較するとより明確になる。即ち、図9においては、TMGaが供給されないため、GaAsのエッチングレートがAlAsのエッチングレートよりも高いことをそのまま反映して、リッジ構造47におけるp−GaAs層45、MQW層43及びn−GaAs基板41の側壁表面に対するサイドエッチングの進行がp−AlGaAs層44及びn−AlGaAs層42の側壁表面に対するそれよりも速くなり、前者の側壁表面に大きな窪みが形成される。従って、リッジ構造47の積層された化合物半導体層の各境界に大きな段差が形成されることになる。なお、図9における符号48aは、リッジ構造47の側壁表面及びn−GaAs基板41表面のエッチング除去された部分を表す。
【0045】
勿論、理論的にはリッジ構造47の側壁表面における微小な段差をも完全になくし、積層された化合物半導体層の各境界が完全に面一状態となるようにすることが可能であるが、実際の製造プロセスにおいては、CBr4の供給量を高精度に制御して、段差が完全になくなった理想的な表面状態を実現することは容易ではない。そして、段差を完全になくさなくとも、本実施例のようにきわめて微小なものに抑制することによっても、後述する従来のような大きな段差に起因する結晶欠陥等の発生を充分に抑制することは可能である。
【0046】
次いで、図8(c)に示されるように、同一のリアクタ内において、SiN膜46をマスクとする選択的な結晶成長を行い、リッジ構造47を挟む両側にp−AlGaAs層49a及びn−AlGaAs層49bを順に積層して、pnキャリアブロック層49を埋め込み形成する。
このとき、下地をなすリッジ構造47の側壁表面の積層された化合物半導体層の各境界における段差は極めて微小なものに抑制されているため、このような下地表面を再成長界面として結晶成長したpnキャリアブロック層49の品質は、従来のような大きな段差に起因する結晶欠陥等のない良好なものとすることが可能になる。
【0047】
その後、SiN膜46を除去し、更にリッジ構造47のp−GaAs層45上面にp側電極(図示せず)を形成し、n−GaAs基板41裏面にn側電極(図示せず)を形成して、発光デバイスを作製した。
そして、こうして作製した発光デバイスについて動作試験を行い、その信頼性を調べたところ、上記図9に示されるような従来の方法を用いて作製したものよりも優れた信頼性が得られることを確認することができた。
【0048】
なお、上記第1及び第2の実施例におけるTMIn及びTMGaの供給量及びエッチング時間についての最適値は、例えばMOCVD装置のリアクタの室内形状、エッチングガスの種類、エッチング温度、TMIn及びTMGa以外の各種ガスの供給量などの様々な要件や条件によって変化するものである。そのため、具体的に最適条件を求めるためには、それぞれの場合における各種条件を考慮することが必要である。但し、その場合であっても、基本的な考え方は全く同じである。
【0049】
また、上記第1の実施例においては、異なる種類のIII族元素を含むIII -V族3元化合物半導体層であるAlInAs層32の表面にエッチング処理を施す場合について説明したが、例えばAlGaAs層や、GaInAs層や、AlInP層などのように、異なる種類のIII族元素として、Al及びInの代わりに、Al及びGaや、Ga及びInを含み、V族元素としてAsの代わりにPを含んでいるIII -V族3元化合物半導体層の表面にエッチング処理を施す場合にも、更には、例えばGaInAsP層などのように、V族元素を1種類ではなく2種類含んでいるIII -V族4元化合物半導体層の表面にエッチング処理を施す場合にも、本発明を適用することができる。
【0050】
また、例えばAlGaInAs層などのように、III族元素を2種類ではなく3種類含んでいるIII -V族4元化合物半導体層の表面にエッチング処理を施す場合であっても同様である。この場合には、CBr4などのハロゲン系のエッチングガスを含めて多くのエッチングガスによる2元化合物のエッチングレートを求めると、InAs、GaAs、AlAsの順にエッチングレートが高い。このため、InAsとAlAsとのエッチングレートの差に対応する量のInを含有するIII族元素原料ガス(例えばTMIn)及びGaAsとAlAsとのエッチングレートの差に対応する量のGaを含有するIII族元素原料ガス(例えばTMGa)をそのエッチング処理プロセスにおいて供給すればよい。
【0051】
更に、上記第2の実施例においては、異なる種類のIII族元素をそれぞれに含む複数のIII -V族化合物半導体層であるn−AlGaAs層42、GaAs/AlGaAs系のMQW層43、p−AlGaAs層44、及びp−GaAs層45がp−GaAs層45上に順に積層されてなるリッジ構造47の側壁表面にエッチング処理を施す場合について説明したが、このようにGaAs層とAlGaAs層とのなす表面にエッチング処理を施す場合に限定されず、上記第1の実施例の変形例において例示したような各種類のIII族元素とV族元素とが種々に組み合わされた複数の2元又は3元以上のIII−V族化合物半導体層のなす表面にエッチング処理を施す場合にも、本発明を適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係る半導体デバイスの製造方法によれば、次のような効果を奏することができる。
即ち、本発明に係る半導体デバイスの製造方法によれば、異なる種類のIII族元素を含む2元化合物の混晶からなる半導体層の表面にエッチング処理を施す際に、異なる種類のIII族元素を含む2元化合物のエッチングレートを実効的に等しくすることが可能になるため、エッチング表面の荒れや格子不整合を抑制して、良好なモフォロジーをもつ半導体層表面を得ることが可能になる。
【0053】
また、本発明に係る半導体デバイスの製造方法によれば、異なる種類のIII族元素を含む2元化合物又はその混晶からなる複数の半導体層のなす表面にエッチング処理を施す際に、異なる種類のIII族元素を含む2元化合物のエッチングレートを実効的に等しくすることが可能になるため、複数の半導体層の境界に形成される段差を極めて微小なものに抑制した半導体層表面を得ることが可能になる。
【0054】
また、本発明に係る半導体デバイスの製造方法によれば、上記発明におけるエッチング処理後、そのまま同一の結晶成長装置内において、エッチング処理を施した表面上に所定の半導体層を成長させるため、この半導体層の品質を結晶欠陥等のない良好なものにすると共に、その表面も凹凸などの荒れのない平滑な面となる良好なモフォロジーを得ることが可能になる。
【0055】
従って、このような本発明に係る半導体デバイスの製造方法を用いて作製する半導体デバイスの特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体デバイスの製造プロセス、即ち2種類のIII族元素を含むIII-V族3元化合物半導体層の表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図2】図1に示すプロセスを説明するためのシーケンス図である。
【図3】図2に示すエッチング処理プロセスにおける各III-V族化合物半導体AX、BXのエッチングレートの差を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体デバイスの製造プロセス、即ち2種類のIII族元素をそれぞれに含む複数のIII-V族2元化合物半導体層のなす表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図5】第1の実施例に係る2種類のIII族元素を含むIII-V族化合物半導体層の表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図6】MQWのPL光強度とエッチング時のTMInの供給量との関係を示すグラフである。
【図7】MQWのPL光強度とエッチング時間との関係を示すグラフである。
【図8】第2の実施例に係る2種類のIII族元素をそれぞれに含む複数のIII-V族化合物半導体層のなす表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図9】第2の実施例との比較のために従来のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図10】従来の2種類のIII族元素A、Bを含むIII-V族化合物半導体層であるABX層の表面に対するin−situエッチングによる表面処理及びその後の結晶成長のプロセスを説明するための概略工程断面図である。
【図11】図10に示すプロセスを説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
11 半導体基板
12 ABX層
13 自然酸化膜
14 CY層
21 半導体基板
22 AX層
23 BX層
24 マスク材
25 自然酸化膜
26 CY層
31 InP基板
32 AlInAs層
33 AlOX
34 AlInAs層表面のエッチング除去された部分
35 GaInAsP系のMQW層
36 InP層
41 n−GaAs基板
42 n−AlGaAs層
43 GaAs/AlGaAs系のMQW層
44 p−AlGaAs層
45 p−GaAs層
46 SiN膜
47 リッジ構造
48、48a リッジ構造の側壁表面及びn−GaAs基板表面のエッチング除去された部分
49a p−AlGaAs層
49b n−AlGaAs層
49 pnキャリアブロック層
51 InP基板
52 AlInAs層
53 AlOX
54 InP層

Claims (6)

  1. 異なる種類のIII族元素を含む複数のIII-V族2元化合物半導体の混晶からなる半導体層の表面にエッチング処理を施すエッチング処理工程を含む半導体デバイスの製造方法において、
    前記複数のIII-V族2元化合物半導体は、使用するエッチャントに対してそれぞれのエッチングレートが異なり、
    前記エッチング処理工程は、前記複数のIII-V族2元化合物半導体の各原料ガスの中から、前記複数のIII-V族2元化合物半導体の内前記エッチャントに対してエッチングレートが相対的に高い方のIII-V族2元化合物半導体を構成するIII族元素の原料ガスのみを、前記エッチャントと一緒に供給する工程を含むことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  2. 異なる種類のIII族元素を含む複数のIII-V族2元化合物半導体又はそれらの異なる混晶からなる互いに異なる複数の半導体層の側壁面にエッチング処理を施すエッチング処理工程を含む半導体デバイスの製造方法において、
    前記複数のIII-V族2元化合物半導体は、使用するエッチャントに対してそれぞれのエッチングレートが異なり、
    前記エッチング処理工程は、前記複数のIII-V族2元化合物半導体の各原料ガスの中から、前記複数のIII-V族2元化合物半導体の内前記エッチャントに対してエッチングレートが相対的に高い方のIII-V族2元化合物半導体を構成するIII族元素の原料ガスのみを、前記エッチャントと一緒に供給する工程を含むことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  3. 前記エッチング処理工程は、前記III族元素の原料ガスの供給量を、前記異なる種類のIII族元素を含む前記複数のIII-V族2元化合物半導体間の、前記エッチャントに対する前記エッチングレートの差に対応する量に設定する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  4. 前記エッチング処理を結晶成長装置内において行った後、そのまま前記結晶成長装置内において、前記エッチング処理を施した前記半導体層の前記表面上に所定の異なる半導体層を成長させることを特徴とする請求項1又は3に記載の半導体デバイスの製造方法。
  5. 前記エッチング処理を結晶成長装置内において行った後、そのまま前記結晶成長装置内において、前記エッチング処理を施した前記半導体層の前記側壁面上に所定の異なる半導体層を成長させることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体デバイスの製造方法。
  6. 前記結晶成長装置として、有機金属化学気相成長装置を用いることを特徴とする請求項4又は5記載の半導体デバイスの製造方法。
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