JP2003045500A - 電池の検査方法および検査装置 - Google Patents

電池の検査方法および検査装置

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JP2003045500A JP2001225930A JP2001225930A JP2003045500A JP 2003045500 A JP2003045500 A JP 2003045500A JP 2001225930 A JP2001225930 A JP 2001225930A JP 2001225930 A JP2001225930 A JP 2001225930A JP 2003045500 A JP2003045500 A JP 2003045500A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極と負極とをセパレータにより隔離した構
造を有する二次電池における電極間の短絡の有無を検出
する検査方法およびその検査装置において、長期的に信
頼性が高い電池を提供するために、電極間の微小短絡の
有無を高い信頼性で、しかも短時間で検出できる検査方
法および短絡検査装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、正極と負極とこの両者を隔離
するように配したセパレータと電解液からなる電池の短
絡の有無の検査方法であって、前記電解液を固体状態と
し、前記正極と前記負極の間で交流インピーダンスを測
定し、その抵抗値によって短絡の有無を判定することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル−カドミ
ウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池やリチウムイオン二
次電池のような正極と負極とをセパレータにより隔離し
た構造を有する二次電池における電極間の短絡の有無を
検出する検査方法およびその検査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル
−水素蓄電池やリチウムイオン二次電池に代表される密
閉型電池は、通信機器やOA機器といったポータブル機
器用電源等に幅広く用いられている。
【0003】また、ニッケル−水素蓄電池やリチウムイ
オン二次電池については、環境問題、エネルギー問題等
の観点から電気自動車用、ハイブリッド電気自動車用あ
るいは夜間電力貯蔵用の大型電池の開発が盛んに行わ
れ、より高容量、高エネルギー密度、高出力密度で、し
かも経済性に優れ、長期間の放置でも容量低下や内部抵
抗の上昇が少ない二次電池の実現への要望が強まってい
る。
【0004】これらの密閉型電池は、例えば図1に示す
ように正極1と負極3をセパレータ5により隔離し、こ
れらを渦巻き状に捲回して電極群を構成し、この電極群
を金属製のケース8に挿入後、ケース8内に電解液を注
入し、封口板10でケース8の上部を密閉することによ
って構成される。
【0005】もしくは、正極と負極を隔離するようにセ
パレータを配して積層した電極群をケースに挿入後、ケ
ース内に電解液を注入し、封口板でケースの上部を密閉
することによって構成される。
【0006】なお、セパレータは大きさの限られた電池
ケース内部に正極や負極の活物質をできるだけ多く詰め
込んだ方が電池の高容量化、高エネルギー密度化の観点
から好ましいため、薄いセパレータが望ましく、通常数
十μm〜数百μm程度の厚みであるナイロン、ポリプロ
ピレン製の不織布やポリエチレン、ポリプロピレン製の
多孔膜が用いられている。
【0007】このように正極、負極の電極間は非常に薄
いセパレータによって隔離されているため、電極群を作
成する際に、電極の切断面のバリや活物質の脱落物など
がセパレータを突き破って電極間を微小短絡させること
がある。また、活物質材料の製造工程中に金属不純物や
電池製造設備の金属摩耗クズなどが正極に混入した場合
には、充電時に正極の電位によってそれらが電気化学的
に溶解され、電解液中を拡散して負極に到達し、負極の
電位でデンドライド析出して、電極間を微小短絡させる
ことがある。
【0008】正極、負極が微小短絡した電池は、充電後
しばらく放置すると放電容量が大きく低下してしまい、
実使用に耐えられなくなるため、検査によってこのよう
な電池を選別して排出する必要がある。また、ニッケル
−水素蓄電池やリチウムイオン二次電池は、通常、数セ
ル〜数十セル、多い場合には数百セルを直列に接続した
組電池で使用されることが多く、その組電池中に1セル
でも微小短絡した電池が含まれていた場合には、放置に
よって1セルだけ放電容量が下がったり、電圧が下がっ
たりするため、使用中に1セルだけ過放電や逆充電の状
態になることがあり、電池の安全性という点からも好ま
しくない。
【0009】従来、このような微小短絡電池の排出方法
としては、正極、負極、セパレータで構成した電極群を
電池ケース内部に挿入後、電解液を注入する前に、正
極、負極間に数十〜数百V程度の直流電圧を印加し、こ
の際のリーク電流(絶縁抵抗)を読みとることにより検
査を行っている。すなわち、電極間に微小短絡を生じて
いない電池では、正極、負極間は、セパレータにより絶
縁性が保たれているため、リーク電流は流れず大きな抵
抗値を示すが、何らかの異常により電極間に導通が生じ
た電極群はリーク電流が流れ、小さな抵抗値を示すた
め、微小短絡していない電池と微小短絡した電池の判別
ができ、その結果微小短絡した電池のみを排出すること
ができる。
【0010】しかしながら、上記の検出方法において
は、直流電圧を印加した際の電極間のリーク電流値が、
セパレータや電極の使用時の状態(製造ロット単位など
によって吸水量や乾燥状態等が変動する)による影響を
受けて変化するため一定ではなく、また電極間の微小短
絡も様々な状態のものが存在するため、正確に微小短絡
した電池だけを補促することが難しく、誤排出(微小短
絡していない電池を微小短絡しているとして排出する、
あるいは微小短絡している電池を微小短絡していないと
判断する)することがあり、検査精度が低下する問題を
抱えていた。
【0011】そこで、特開平11−297367号公報
には、電池構成時の電解液注入より前の段階で、正極と
負極とこの両者を隔離するように配したセパレータから
なる電極群の短絡状態の検査方法であって、電極群の正
負両電極間に交流信号を印可して両電極間の交流インピ
ーダンスまたはアドミタンスと、位相角との値を測定
し、これらの測定値を用いて電極群の短絡状態を判定す
る検査方法が記載されている。
【0012】また、特開平11−345632号公報に
は、正極および負極の間にセパレータを配置した構造の
電極群を備えた二次電池の検査方法において、電極群の
静電容量を測定して良否の判定を行うことを特徴とする
検査方法が記載されている。
【0013】さらに、特開2000−30763号公報
では、正極および負極とそれらをイオン的に結合する電
解質とを備えた二次電池の電極間の短絡を検査する方法
であって、初回充電前の二次電池の電極間に交流信号を
印加してそのインピーダンスを測定することにより短絡
の有無を検査することを特徴とする検査方法が記載され
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検査方法では電解液を注入する前であるために、極板に
混入した異物が電解液に溶解、析出して微小短絡を引き
起こしたり、注入後であっても充電をする前であるため
に、極板、特にニッケル−水素蓄電池やリチウムイオン
二次電池の正極中に混入した金属が、充電後に正極電位
で電気化学的に溶解され電解液中を拡散し、負極上で析
出するような微小短絡の検査とはいえず、微小短絡した
電池は、充電後の長期の放置によって放電容量が低下し
たり、電池の電圧が下がるという課題を有することとな
る。
【0015】また、電池の充放電を行った後に、長い放
置期間を経て、電池の開回路電圧によって短絡の有無を
判定する方法があるが、放置期間が長すぎるために、た
くさんの在庫を抱えることになったり、短絡していない
電池の電圧バラツキが大きくなることによって、検査精
度が低下してしまうという問題を抱えている。
【0016】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、長期的に信頼性が高い電池を提供するために、電
極間の微小短絡の有無を高い信頼性で、しかも短時間で
検出できる検査方法および短絡検査装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、正極と負極とこの両者を隔離するように配し
たセパレータと電解液からなる電池の検査方法であっ
て、前記電解液を固体状態とし、前記正極と前記負極の
間で交流インピーダンスを測定し、その抵抗値によって
短絡の有無を判定する電池の検査方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、正極と負極とこの両者を隔離するように配したセパ
レータと電解液からなる電池の検査方法であって、前記
電解液を固体状態とし、前記正極と前記負極の間で交流
インピーダンスを測定し、その抵抗値によって短絡の有
無を判定する電池の検査方法である。
【0019】請求項2に記載の発明は、正極と負極とこ
の両者を隔離するように配したセパレータと電解液から
なる電池の検査方法であって、前記電解液を固体状態と
し、前記正極と前記負極の間で交流インピーダンスを測
定し、複素数平面上の実数軸に対する位相角によって短
絡の有無を判定する電池の検査方法である。
【0020】請求項3に記載の発明は、正極と負極とこ
の両者を隔離するように配したセパレータと電解液から
なる電池の検査方法であって、前記電解液を固体状態と
し、前記正極と前記負極の間で交流インピーダンスを測
定し、1つの抵抗(R21)と1つのコンデンサー(C
22)を並列にし、さらに1つの抵抗(R23)を直列
にした回路により、複素数平面上で近似計算させたとき
の前記抵抗(R21)の値によって短絡の有無を判定す
る電池の検査方法である。
【0021】ここで交流インピーダンスZとは、周波数
fの交流信号を正極および負極の両電極間に印加した場
合に測定される位相成分を含んだ抵抗値であって、複素
数表示した測定電圧Vと測定電流Iから、Z=V/Iで
求められる値を意味する。複素数Zは、その実部Z′と
虚部Z″により、Z=Z′+iZ″と表される。iは−
1の平方根である。複素数平面は、x−y平面上のx軸
に複素数の実部Z′、y軸に複素数の虚部Z″をとって
表され、測定されたインピーダンス値Z=Z′+iZ″
は、座標(x,y)=(Z′,Z″)に表すことができ
る。Z′およびZ″は、電池の特性に関連した値であ
り、電池の状態の評価に利用することができる。また、
複数の周波数に対して測定された(Z′,Z″)の点が
描く軌跡は、適当な解析および近似計算により、静電容
量や抵抗値を導出することができる。
【0022】通常、電池の等価回路は、図2に示すよう
な抵抗RとコンデンサーCの並列回路と抵抗Rとの直列
回路によって示すことができる(Rtp,Rtnはそれ
ぞれ正極、負極活物質と電解液との界面の電荷移動反応
抵抗、Ctp,Ctnはそれぞれ正極、負極の静電容
量、Rsolは溶液抵抗、Rb1,Rb2はそれぞれ正
極、負極側での集電板、封口板、ケースなどの抵抗を表
す)。
【0023】この図2のような等価回路で示される電池
を冷却して電解液を固体状態にさせた場合には、電解液
中のイオンの移動、拡散が起こらず、正極、負極活物質
と電解液との界面の電荷移動反応抵抗や電気二重層容量
を無視でき、図3のように近似的に簡潔な回路として考
えることができる(R21は主に正極と負極の間に介在
するセパレータによる電気抵抗、C22は電池構造上の
コンデンサー成分、R23は封口板、集電板、ケースお
よびインピーダンスを測定する際の配線部の電気抵抗な
どをまとめた電気抵抗)。
【0024】ここで、電気抵抗R21は微小短絡の影響
を大きく受ける成分であり、C22は両電極間のコンデ
ンサー成分により発生する静電容量であるため、両極板
の対向面積や極板間距離といった電極群の構成状態によ
る影響を大きく受ける成分である。微小短絡した電池
が、充電後の長期の放置によって放電容量が低下した
り、電池の電圧が下がるときには、セパレータ自体の電
気抵抗よりも、正極と負極を短絡させている析出金属な
どの異物の抵抗が、例えば2桁以上低くなっているた
め、セパレータによる電気抵抗は無視でき、R21の抵
抗値は概ね異物の抵抗であるといえる。そのため、R2
1の抵抗値によって短絡の有無を判定することができ
る。
【0025】電池の種類、両極板の対向面積あるいは極
板間距離といった電極群の構成状態によって、このR2
1の判定基準は変化するが、1MΩ以下では長期の放置
によって放電容量が低下したり、電池の電圧が下がる度
合いが大きすぎて、実使用に耐えられなくなるため、1
MΩ以上であることが好ましく、さらには100MΩ以
上であることが好ましい。
【0026】また、位相角は印加した交流信号の交流電
圧と交流電流との位相の差を表し、図3のような回路に
おいて、交流インピーダンスZの値に対し、電気抵抗R
21とコンデンサー成分C22がどれだけ影響している
かを示す指標であり、0°から−90°の値を示す。測
定対象が純粋なコンデンサーと見なせる場合には、位相
角は−90°を示し、抵抗成分の影響が大きくなるにつ
れて(電気抵抗R21が小さくなるにつれて)、位相角
の値は0°側に近づき、低周波数領域では円弧を描く傾
向にある。
【0027】したがって、この位相角はセパレータの絶
縁性の指標となり、複素数平面上の実数軸に対する位相
角が−80°から−90°の範囲内に位置すれば、長期
の放置による放電容量や電池の電圧の低下が起こりにく
いため好ましく、さらには−89°から−90°の範囲
内に位置することが好ましい。
【0028】請求項4に記載の発明は、交流インピーダ
ンスの測定周波数領域を0.1Hzから10kHzの範
囲内としたものであり、10kHzよりも高い周波数を
用いた場合は、配線部や電池の構造上から生じるインダ
クタンス成分の影響が大きくなり、0.1Hz以下では
コンデンサー成分に起因するリアクタンス成分の影響が
大きくなったり、測定時間が長くなるため、この周波数
領域範囲内で測定されることが好ましい。
【0029】通常、交流インピーダンスの測定は、周波
数が大きい側から徐々に低い周波数へと下げながら測定
するが、検査時間を短縮させるために、1Hzの1点だ
けを測定した位相角を用いて検査を行っても特に検査精
度が低下するものではない。
【0030】請求項5に記載の発明は、少なくとも1回
は充電を行った二次電池の短絡の有無の検査方法であ
る。極板、特にニッケル−水素蓄電池やリチウムイオン
二次電池の正極中に混入した金属異物がセパレータを突
き破らずに構成されたときに、充電後に正極電位で電気
化学的に溶解され、電解液中を拡散し、負極上で析出す
るような微小短絡は従来の検査方法では排出することが
できないために、少なくとも1回は充電を行い、正極電
位を高くした後であることが好ましい。
【0031】請求項6に記載の発明は、充電状態である
二次電池の短絡の有無の検査方法である。ニッケル−水
素蓄電池の正極活物質である水酸化ニッケルは充電時に
体積変化を起こして膨潤することが知られており、その
際に正極板厚みが大きくなり、不織布セパレータの厚み
を圧縮させる。つまり、構成時よりも正負極間の極板間
距離が縮まるため、少なくとも1回は充電を行った後の
方が、セパレータの絶縁性が損なわれている場合に検出
が容易になる。また、リチウムイオン二次電池の負極に
用いられるようなリチウムを可逆的に吸蔵、放出できる
グラファイトでも、結晶構造へのリチウムの挿入、脱離
によって結晶構造が膨張、収縮することがあるため、構
成後の正負極間の極間距離よりも充電状態で検査する方
が、セパレータの絶縁性が損なわれている場合に検出が
しやすい。
【0032】請求項7に記載の発明は、リチウム含有遷
移金属酸化物を主体とする正極とリチウムを吸蔵・放出
可能な炭素、無機化合物から選ばれる少なくとも一種類
以上を活物質とした負極とセパレータと非水電解質とを
備えた非水電解質二次電池の短絡の有無の検査方法であ
って、少なくとも1回は3.7V以上まで充電した電池
の検査方法である。例えば、正極に異物が混入し、充電
により正極電位で溶解され、負極電位で析出して正負極
間で短絡していた電池は、長期間の放置による開回路電
圧の挙動を測定しなければならなかったが、3.7V以
上まで充電することにより、通常の設備などによく用い
られ、混入する可能性のある銅、鉄などの金属が正極電
位で溶解され、負極電位で析出するために、検査時間を
大幅に短縮することができる。
【0033】請求項8に記載の発明は、電池に電解液を
注入した後、あるいは電池を充放電した後の段階で、正
極と負極とこの両者を隔離するように配したセパレータ
と電解液からなる電池の短絡の有無を判定する電池の検
査装置であって、前記装置が、電池を冷却するための冷
却装置と、正極と負極のそれぞれと電気的に接続する接
触端子と、前記接触端子を介して両電極間に交流信号を
印加した際の交流インピーダンスを測定する測定装置と
を備えていることを特徴とし、前記測定装置による抵抗
値によって短絡の有無を判定するものである。
【0034】
【実施例】以下、本発明の詳細な説明を行う。
【0035】図4は、被測定電池31と、その短絡状態
を検査する本発明の実施例における電池の短絡検査装置
50を示す模式図である。図4中の32aと32bは被
測定電池の正極と電気的に接続する一対の接続端子、3
3aと33bは被測定電池の負極と電気的に接続する一
対の接続端子であり、それぞれリード線34、35、3
6、37を介して交流インピーダンス、位相角の測定装
置38(以下測定装置と称す)に接続されている。39
は、交流インピーダンスのデータを抵抗とコンデンサー
を組み合わせた回路で複素数平面上で近似計算する計算
装置である。
【0036】測定装置38と計算装置39は、インピー
ダンスアナライザーと称される既知の測定装置を使用す
ることができ、例えば、ソーラトロン製のモデル「SI
1260/SI1286」が挙げられる。測定装置38
は、電流検出端子LCUR、電圧検出端子LPOT、H
POT、駆動信号出力端子HCURを有し、それぞれリ
ード線34、35、36、37に接続されている。この
測定装置により、接触端子間に0.1Hzから10kH
zの範囲内の周波数の交流信号を印加して4端子測定法
によって、電池のRとCを検出し、交流インピーダンス
や位相角、回路の近似計算値を求める。
【0037】また40は、電池を冷却するための冷却装
置であり、本実施例においては冷却装置40は電池と液
体窒素を入れるための容器である。
【0038】なお電池の電解液を固体状態にする際に
は、電解液が固体状態になるための充分な冷却時間を経
るか、充放電後で数Vの開回路電圧を維持している電池
の開回路電圧がほぼ0Vであることを確認してから、測
定を開始する。
【0039】上記の検査装置で測定を行う電池として、
電池容量2500mAh、高さ61mm、径32mmの
円筒型リチウムイオン二次電池を用いた。その構成は、
正極活物質としてLiNi0.72Co0.20Al0.082
末、導電剤としてアセチレンブラック、結着剤としてポ
リフッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに分
散、混練したペーストをアルミニウム箔芯材に塗工し、
乾燥・圧延を行ったものを正極とし、負極活物質として
呉羽化学社製カーボトロンP、結着剤としてポリフッ化
ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに分散、混練
したペーストを銅箔芯材に塗工し、乾燥・圧延を行った
ものを負極とした。
【0040】また正極と負極とを隔離するためのセパレ
ータとしては、三井化学社製多孔膜セパレータのハイレ
ット3251を用い、正極1と負極3とをセパレータ5
を介して捲回し、電極群を作製した。この電極群の上下
それぞれポリエチレン製の絶縁板6、7を配してステン
レス製ケース8に挿入し、正極リード2を封口板10
に、負極リード4をケース8の底部にそれぞれ溶接した
後、電解液を注入し、ガスケット9を介して電池を封口
した。11は電池の正極端子であり、負極端子はケース
8が兼ねている。
【0041】電解液は、プロピレンカーボネートとジメ
チルカーボネートとエチルメチルカーボネートとジエチ
ルカーボネートとを体積比で4:2:2:2に混合した
溶媒に、溶質として6フッ化燐酸リチウムを1.2mo
l/dm3の濃度に溶解したものを用いた。
【0042】この電池を25℃における充放電電流を5
00mA(0.2CmA相当)、充電終止電圧を4.2
V、放電終止電圧を2.0Vとし、充放電を10回繰り
返した後、11回目の充電を行い、5時間静置した。こ
の電池を電池Aとした。
【0043】次に、厚さ14μmで0.1mm角に切断
した銅箔片を1個正極表面に入れ、その他は電池Aの電
池と同じ作り方で内部短絡模擬電池を電池B、さらに厚
さ14μmで0.2mm角に切断した銅箔片を1個正極
表面に入れた内部短絡模擬電池を電池Cとした。これら
電池A、電池B、電池Cは極板とセパレータを構成した
後、電解液を注入する前に250Vの直流印加電圧でリ
ークチェックを行い、セパレータの絶縁性が保たれてい
ることを確認した。
【0044】これら電池A、電池B、電池Cを測定治具
にセットし、接触端子32a、32bを被測定電池の正
極端子11に、接触端子33a、33bを被測定電池の
負極端子を兼ねたケース8にそれぞれ接触させて測定回
路を形成する。そして、容器40に液体窒素を注入し、
被測定電池の開回路電圧を測定し、0Vになるまで数分
間放置した。0Vになった後、測定装置のHCURとL
CUR間に交流信号を印加した際の電極間の交流インピ
ーダンスと位相角の値を測定装置38によって測定す
る。この測定に使用した周波数領域は5kHzから開始
し、1Hzまで周波数を下げて、20点の測定を行っ
た。また、測定に使用される交流信号の振幅電圧として
は数mV〜数Vの範囲内で測定できるが、3Vで測定し
た。さらに図3で示される回路で複素数平面上で近似計
算を行い、R21の値を求めた。
【0045】図5に電池A、電池B、電池Cの交流イン
ピーダンスの複素数平面プロットを示し、図6に周波数
と位相角の関係を示す。電池A、電池B、電池CのR2
1の値は、それぞれ200MΩ、200kΩ、7kΩで
あった。
【0046】また、25℃での充電状態の放置における
開回路電圧の推移を図7に示す。
【0047】図5および図6から、電池B、電池Cは電
池Aと比較して交流インピーダンスの抵抗成分である実
部Z′が大きく、低周波数領域では位相角が徐々に小さ
くなっていることが分かる。電池Aの位相角は、5kH
zから1Hzの測定中、−89.3°から−89.7°
の範囲内であった。また、図7から分かるように、25
℃での充電状態の放置については、電池Aと電池Bを1
0mV程度の開回路電圧の差によって、良品と不良品の
判定を行うとすると、約600時間(約25日)の期間
が必要になる。
【0048】このように、交流インピーダンス、位相角
もしくはR21の値が、あらかじめ規定した範囲外であ
る電池は不良品であると見なし、工程から排出する。一
方、交流インピーダンス、位相角もしくはR21の値
が、共に規定した範囲内にある電池は、良品と見なし、
次工程に送る。交流インピーダンス、位相角もしくはR
21の値は電池の種類やサイズなどによって異なるた
め、検査の基準としての設定値は、測定を行う電池の測
定値から求めた統計的計算値3σ(σは標準偏差を示
す)値等を利用したり、パックなどでの実使用上、不具
合が出ない値を利用する。
【0049】以上のように、本発明による測定方法並び
に検査装置は、電池の交流インピーダンス、位相角、R
21の値から微小短絡に関わる電池の異常を詳細に検出
することができるため、検査精度が大幅に向上し、かつ
短時間で検査することができる。
【0050】上記実施例では検査を行う電池として、極
板とセパレータを捲回した円筒型リチウムイオン二次電
池を用いたが、円筒型に限定されるものではなく、角型
についても、積層型についても同様に測定可能であり、
さらにニッケル−カドミウム蓄電池やニッケル−水素蓄
電池などの同様の構造を持つ電池についても適用が可能
である。
【0051】また電解液を固体状態とするには、凝固点
以下の温度で固体状態とすることが好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明による検査方法お
よび検査装置によれば、正極と負極とをセパレータによ
り隔離した構造を有する電池の電極間の短絡検査におい
て、電極間に交流信号を印加した際の両電極間の交流イ
ンピーダンスと、位相角と、R21との値を求め、これ
らの値を用いて電極間の短絡を判定することにより、微
小短絡に起因した電池の異常を詳細に検出することがで
きるため、短絡不良の検査精度が大きく向上し、かつ短
時間で検査することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒型電池の断面図
【図2】通常の電池の等価回路図
【図3】電解液を固体状態にさせたときの電池の等価回
路図
【図4】被測定電池および短絡検査装置を示す模式図
【図5】電池A、電池B、電池Cの交流インピーダンス
の複素数平面プロットを示す図
【図6】電池A、電池B、電池Cの測定周波数と位相角
の関係を示す図
【図7】電池A、電池B、電池Cの25℃での充電状態
の放置による開回路電圧の推移を示す図
【符号の説明】
1 正極 2 正極リード板 3 負極 4 負極リード板 5 セパレータ 6 上部絶縁板 7 下部絶縁板 8 ケース 9 ガスケット 10 封口板 11 正極端子 31 被測定電池 32 接触端子 33 接触端子 34 リード線 35 リード線 36 リード線 37 リード線 38 測定装置 39 計算装置 40 冷却装置 50 短絡検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝田 理 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ14 AK03 AL01 AL06 AM03 AM05 AM07 BJ02 BJ14 CJ02 CJ13 CJ16 CJ28 CJ30 DJ04 DJ05 HJ16 HJ18 5H030 AA09 BB02 BB14 BB18 FF41 FF68

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と負極とこの両者を隔離するように
    配したセパレータと電解液からなる電池の検査方法であ
    って、前記電解液を固体状態とし、前記正極と前記負極
    の間で交流インピーダンスを測定し、その抵抗値によっ
    て短絡の有無を判定することを特徴とする電池の検査方
    法。
  2. 【請求項2】 正極と負極とこの両者を隔離するように
    配したセパレータと電解液からなる電池の検査方法であ
    って、前記電解液を固体状態とし、前記正極と前記負極
    の間で交流インピーダンスを測定し、複素数平面上の実
    数軸に対する位相角によって短絡の有無を判定すること
    を特徴とする電池の検査方法。
  3. 【請求項3】 正極と負極とこの両者を隔離するように
    配したセパレータと電解液からなる電池の検査方法であ
    って、前記電解液を固体状態とし、前記正極と前記負極
    の間で交流インピーダンスを測定し、1つの抵抗(R2
    1)と1つのコンデンサー(C22)を並列にし、さら
    に1つの抵抗(R23)を直列にした回路により複素数
    平面上で近似計算させたときの前記抵抗(R21)の値
    によって短絡の有無を判定することを特徴とする電池の
    検査方法。
  4. 【請求項4】 交流インピーダンスの測定周波数領域が
    0.1Hz〜10kHzの範囲内であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電池の検査方法。
  5. 【請求項5】 二次電池の検査方法であって、少なくと
    も1回は充電を行っていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の電池の検査方法。
  6. 【請求項6】 二次電池の検査方法であって、電池が充
    電状態であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の電池の検査方法。
  7. 【請求項7】 リチウム含有遷移金属酸化物を主体とす
    る正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な炭素および無機
    化合物から選ばれる少なくとも一種類以上を活物質とし
    た負極と、セパレータと、非水電解質とを備えた非水電
    解質二次電池の検査方法であって、少なくとも1回は
    3.7V以上まで充電したことを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の電池の検査方法。
  8. 【請求項8】 電池に電解液を注入した後、あるいは電
    池を充放電した後の段階で、正極と負極とこの両者を隔
    離するように配したセパレータと電解液からなる電池の
    短絡の有無を判定する検査装置であって、前記検査装置
    が、電池を冷却するための冷却装置と、正極と負極のそ
    れぞれと電気的に接続する接触端子と、前記接触端子を
    介して両電極間に交流信号を印加した際の交流インピー
    ダンスを測定する測定装置とを備えていることを特徴と
    する電池の短絡検査装置。
  9. 【請求項9】 電池に電解液を注入した後、あるいは電
    池を充放電した後の段階で、正極と負極とこの両者を隔
    離するように配したセパレータと電解液からなる電池の
    短絡の有無を判定する検査装置であって、前記検査装置
    が、電池を冷却するための冷却装置と、正極と負極のそ
    れぞれと電気的に接続する接触端子と、前記接触端子を
    介して両電極間に交流信号を印加した際の交流インピー
    ダンスと位相角を測定する測定装置とを備えていること
    を特徴とする電池の短絡検査装置。
  10. 【請求項10】 電池に電解液を注入した後、あるいは
    電池を充放電した後の段階で、正極と負極とこの両者を
    隔離するように配したセパレータと電解液からなる電池
    の短絡の有無を判定する検査装置であって、前記検査装
    置が、電池を冷却するための冷却装置と、正極と負極の
    それぞれと電気的に接続する接触端子と、前記接触端子
    を介して両電極間に交流信号を印加した際の交流インピ
    ーダンスを測定する測定装置と、前記交流インピーダン
    スを抵抗およびコンデンサーを組み合わせた回路を用い
    て抵抗値およびコンデンサー容量を近似計算する計算装
    置とを備えていることを特徴とする電池の短絡検査装
    置。
  11. 【請求項11】 前記交流インピーダンスの測定周波数
    領域が0.1Hz〜10kHzの範囲内であることを特
    徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の電池の短絡
    検査装置。
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