JP7074731B2 - 蓄電デバイスの検査方法及び蓄電デバイスの製造方法 - Google Patents

蓄電デバイスの検査方法及び蓄電デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、蓄電デバイスの検査方法、製造方法に係り、詳細には、短時間で自己放電を検出できる蓄電デバイスの検査方法、製造方法に関する。
従来より二次電池などの蓄電デバイスにおいては、内部短絡があると自己放電を大きくなるため、蓄電デバイスの製造や再使用においては、蓄電デバイスの内部短絡検査が必要となっている。検査の手法として電圧降下量の検査もあるが、これに替えて、接触抵抗などの変動の影響を受けにくく、より精度の高い自己放電電流の測定を採用し、測定電流が安定した時の電流値に応じて良品、不良品の判別を行う方法が提案された。
特許文献1に開示された蓄電池の自己放電電流特性を求めるシステムは、電圧源、第1の電圧測定回路及び第2の電圧測定回路、電流測定回路、並びにプロセッサを備える。第1の電圧測定回路は、蓄電池の一対の端子の両端の開回路電圧を測定する。電圧源は、システムに結合され測定された蓄電池の開回路電圧と完全に一致させたポテンショスタット電圧を提供する。電圧源と蓄電池とを接続して、ポテンショスタット電圧を蓄電池に印加すると、初期的に回路全体の電圧差は0Vとなる。プロセッサは、蓄電池の自己放電による電圧低下を、電流測定回路を用いることによって検出する試験手順を実行し、蓄電池の自己放電漏れ電流特性を求める。
特許文献2に開示された発明は、図3に示すような充電済みの蓄電デバイスに外部電源を接続して回路を形成するとともに、接続直後には電流が流れないように外部電源の電圧を調整する。その後、図4に示すような蓄電デバイスの電圧低下により回路に流れる電流の収束後の電流値を取得する電流測定工程と、収束後の電流値に基づく良否決定工程とを行う。
これらの発明によれば、電圧ではなく電流を検出することで自己放電をより精度高く検出することができる。
特開2018-96960号公報 特開2019-16558号公報
しかしながら、これらの発明は、前提として電池の温度が十分に安定していなければ正しく自己放電電流を検出することができないとされていた。そのため、自己放電電流値測定の前に高温エージング工程があるような場合には、測定のために冷却して電池の外部温度が室温になってから、さらに内部温度が室温になって電圧が安定するまで待ってから測定を開始しなければならなかった。
もしも電池の外部表面温度が室温となっても、電池内部の温度が室温まで下がっていないと電池内の温度が不均一になる場合がある。そうすると図4のように電流値が徐々に一定値に近づく挙動を示さない。このため、十分な時間を掛けて内部温度が安定するまで待ち検査を行っていたため、良品、不良品の判別に時間がかかるという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、蓄電デバイスの自己放電を短時間に検出し、短時間で良品、不良品の判別をすることができる蓄電デバイスの検査方法、この検査方法を用いた蓄電デバイスの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の蓄電デバイスの検査方法では、充電済みの蓄電デバイスに電圧調整が可能な外部電源を接続して回路を形成するとともに、この回路に電流が流れないように外部電源の電圧を調整し、その後に回路に流れる電流値を取得する電流測定装置を用いて、蓄電デバイスの良否を判定する蓄電デバイスの検査方法であって、複数の蓄電デバイスに対して、同じ条件で温度変化を与える温度変化工程と、複数の蓄電デバイスの温度が同じ条件で変化しているときに、電流測定装置で、それぞれの蓄電デバイスから取得した複数の電流値を比較することで、蓄電デバイスの良否を判定する良否判定工程を備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、良否判定工程は、測定した電流値の増減が反転したピークポイント、若しくはボトムポイントの電流値により判定する。
温度変化工程は、蓄電デバイスの温度を低下させる工程であることも好ましく、製造後に行われる高温エージング終了後の冷却工程である場合にも好適に適用できる。
また、蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池に好適に適用できる。
なお、温度変化工程は、新規製造の場合に限定されず、使用済みの蓄電デバイスを加熱して温度を上昇させたのちの冷却工程にも好適に適用できる。
また、ニッケル水素二次電池の冷却工程においても好適に適用できる。
そして、蓄電デバイスの製造方法に、蓄電デバイスの検査方法を含むことで、効率よく高い品質の蓄電デバイスを製造することができる。
本発明によれば、蓄電デバイスの自己放電を短時間に検出し、短時間で良品、不良品の判別をすることができる。
実施形態における検査対象たる二次電池の外観を示す斜視図。 実施形態における検査対象たる二次電池の内部構造を示す斜視図。 実施形態における二次電池と、その検査装置とにより構成された回路を示す模式図。 従来技術において自己放電が相違するときの2つの二次電池の電圧及び電流の経時変化を示すグラフ。 実施形態の検査における自己放電が相違するときの2つの二次電池の電圧及び電流の経時変化を示すグラフ。 実施形態の蓄電デバイスの製造方法を示すフローチャート。 実施形態の蓄電デバイスの検査方法を示すフローチャート。
図1~図7を参照して、本発明の蓄電デバイスの一実施形態について説明する。以下では、蓄電デバイスをリチウムイオン二次電池である二次電池11に具体化した例について説明する。
<実施形態の概略>
従来技術で述べた通り、従来は二次電池11の内部温度が安定したときにしか二次電池11の良否を電流値で判断することができなかった。このため、検査には多大な時間を必要としていた。本発明者は、このような技術常識に反し、温度が変化している状態でも、二次電池の良否の判断できることを見出した。例えば、高温エージングで、複数の二次電池11が同じ条件で加熱され、同じ条件で冷却されている場合には、電流値の変化において特徴的なピーク値が検出でき、このピーク電流を比較することで、容易に二次電池11の良否が判断できる。さらに、このピーク値を集計し基準値を設けることで、単一の二次電池11であっても良否を判断できることである。このため、二次電池11の良否判断に費やす時間が著しく短くなり、作業効率が顕著に向上することである。
<二次電池の構成>
図1は、二次電池11の外観を示す斜視図である。この二次電池11は、量産される車載用のリチウムイオン二次電池である。図1に示すように、二次電池11は開口部を有するケース12と、ケース12の開口部を封止する蓋部13とを備える。ケース12及び蓋部13が電池ケースを構成する。ケース12及び蓋部13は、金属材料から形成されている。蓋部13には、正極端子16を含む正極集電部15と、負極端子18を含む負極集電部17とが設けられている。ケース12には、直方体状の極板群14及び電解液が収納されている。蓋部13には、電池ケースの内圧に応じて電池ケース内の気体を放出する放出部19と、電解液を注入する注入孔20とが設けられている。二次電池11は、電池ケースに極板群14と電解液を内蔵してなるものである。
図2に示すように、極板群14は、正極板14aと負極板14bとを、これらを隔離するセパレータ14cを介して積層したものである。また、図1に示すように正極板14aの正極タブ16aと接続された正極端子16と、負極板14bの負極タブ18aと接続された負極端子18とが、蓋部13に設けられて、外部と接続可能になっている。電解液は、リチウム含有電解質を含む非水系電解液であって、非水溶媒に支持塩が含有された組成物である。
二次電池11は、このような構成のため、製造時若しくは使用時において微小な金属片が混入すると、ポリオレフィンなどの樹脂シートであるセパレータ14cに穿孔を生じ、正極板14aと負極板14bとの間に電解液を介さないで短絡するマイクロショート(微小短絡)を生じる場合がある。このようなマイクロショートを生じると、電解液を介さないで直接電流が流れ、自己放電が大きくなる場合がある。このような自己放電を生じると、蓄電できる電気容量が低下したり、セルバランスが崩れたりして好ましくないため、製品から除外する必要が生じる。
<電流測定装置の構成>
図3は、二次電池11及び検査装置1を接続した回路3の構成の模式図である。二次電池11の検査は、検査対象とする二次電池11に、検査装置1を接続して回路3を構成した状態で実施される。まず、このような検査装置1による二次電池11の検査方法の基本原理を説明する。
<回路3の構成>
図3において二次電池11は、起電要素Eと、内部抵抗Rsと、短絡抵抗Rpとにより構成されるモデルとして表されている。内部抵抗Rsは、起電要素Eに直列に配置された形となっている。短絡抵抗Rpは、極板群14中に侵入していることがある微小金属異物によるマイクロショートに起因する導電経路をモデル化したものであり、起電要素Eに並列に配置された形となっている。
また、検査装置1は、直流電源4と、電流計5と、電圧計6と、プローブ7、8とを有している。直流電源4に対して、電流計5は直列に配置され、電圧計6は並列に配置されている。直流電源4の出力電圧VSは可変である。直流電源4は、二次電池11に正極端子16に正の、負極端子18に負の出力電圧VSを印加可能に接続されている。このため、直流電源4により二次電池11の電池電圧VBと等しい出力電圧VSを印加すれば、電圧は均衡し、回路3に流れる電流はゼロになる。電流計5は、回路3に流れる電流を計測するものである。電圧計6は、プローブ7、8間の電圧を計測するものである。図1では、計測装置のプローブ7、8を二次電池11の正極端子16、負極端子18に結合させて回路3を構成させている。
さらに回路3には、寄生抵抗Rxが存在する。寄生抵抗Rxには、検査装置1の各部の導線抵抗の他に、プローブ7、8と正極端子16、負極端子18との間の接触抵抗が含まれる。この接触抵抗は、状況で変化するため、寄生抵抗Rxの正確な予測が困難となっている。このため、電圧による二次電池11の正確な良否判定を困難にしている。
本実施形態の検査装置1による検査方法では、二次電池11の自己放電量の多寡を検査する。基本的に自己放電量が多ければ不良と、少なければ良好と判断する。そのためまず、複数の二次電池11を回路3につなぐ前に充電する。そして充電後の二次電池11をそれぞれ回路3につなぎ、その状態で検査装置1により二次電池11の自己放電量を算出する。そしてその算出結果に基づいて二次電池11の良否を判定する。
従来の検査方法では、回路3につなぐ充電後の二次電池11は、充電後に通常行われる高温エージングが終了して電池電圧が安定化した後の常温下で行うとするのが常識であった。しかしながら、本実施形態では常温になるのを待たず、検査を行う点に特徴がある。
<検査の基本原理>
まず、本実施形態の基本原理を理解するため、従来のように二次電池11の内部温度が室温で安定しているとの前提での従来の検査方法の原理を図4を参照して説明する。図4は、従来技術の常温下での検査における電圧と電流の時系列の変化を示す。図4では、横軸を時間とし、縦軸を電圧(左側)および電流(右側)としている。
検査に当たっては、充電後の二次電池11を回路3につないだら、まずは検査装置1の出力電圧VSを調節して、電流計5の読み値がゼロとなるようにする。このときの出力電圧VSは、二次電池11の電池電圧VBの初期値である初期電池電圧VB1と一致している。
この状態では、出力電圧VSが初期電池電圧VB1に一致しているとともに、出力電圧VSと二次電池11の電池電圧VBとが均衡している。このため両電圧が打ち消し合い、回路3の回路電流IBはゼロとなる。そしてそのまま、検査装置1の出力電圧VSを、初期電池電圧VB1で一定に維持したまま放置する。
横軸の時間について、図4に示すグラフの左端に示す時刻T1が、初期電池電圧VB1に等しい出力電圧VSの印加を開始したタイミングである。時刻T1の後、二次電池11の自己放電により、電池電圧VBは初期電池電圧VB1から徐々に低下していく。そのため、出力電圧VSと電池電圧VBとの均衡が崩れて、回路3に回路電流IBが流れることとなる。回路電流IBは、ゼロから徐々に上昇して行く。回路電流IBは、電流計5により直接に測定される。そして、時刻T1より後の時刻T2に至ると、電池電圧VBの低下も回路電流IBの上昇も飽和して、以後、電池電圧VB、回路電流IBとも一定(VB2、IBs)となる。
図4に示す通り、不良品の二次電池11では良品の二次電池11と比較して、回路電流IBの上昇、電池電圧VBの低下とも急峻である。そして、不良品の二次電池11の場合の収束後の回路電流IBs´は、良品の二次電池11の場合の収束後の回路電流IBsより大きい。また、不良品の二次電池11の収束後の電池電圧VB2´は、良品の二次電池11の収束後の電池電圧VB2より低い。
時刻T1後の回路3の状況が図4のようになる理由を説明する。まず、電池電圧VBが低下する理由は前述の通り二次電池11の自己放電である。自己放電により、二次電池11の起電要素Eには自己放電電流IDが流れていることになる。自己放電電流IDは、二次電池11の自己放電量が多ければ大きく、自己放電量が少なければ小さい。短絡抵抗Rpの値が小さい二次電池11では、自己放電電流IDが大きい傾向がある。
一方、時刻T1の後に電池電圧VBの低下により流れる回路電流IBは、二次電池11を充電する向きの電流である。つまり回路電流IBは、二次電池11の自己放電を抑制する方向に作用し、二次電池11の内部では自己放電電流IDと逆向きである。そして、回路電流IBが上昇して自己放電電流IDと同じ大きさになると、実質的に、自己放電が停止する。これが時刻T2である。よってそれ以後は、電池電圧VBも回路電流IBも一定(VB2、IBs)となるのである。なお、回路電流IBが収束したか否かについては、既知の手法で判定すればよい。例えば、回路電流IBの値を適当な頻度でサンプリングして、値の変化があらかじめ定めた基準より小さくなったときに収束したと判定すればよい。
ここで前述のように回路電流IBは、電流計5の読み値として直接に把握することができる。そこで、収束後の回路電流IBsに対して基準値IKを設定しておくことで、二次電池11の良否判定ができることになる。収束後の回路電流IBsが基準値IKより大きかった場合にはその二次電池11は自己放電量の多い不良品であり、回路電流IBsが基準値IKより小さかった場合にはその二次電池11は自己放電量の少ない良品である、ということである。
このような判定方法での要処理時間(時刻T1→時刻T2)は、背景技術欄で述べた手法での放置時間より短い。また、電流測定であるため判定精度が高い。
なお、図4における収束後の電池電圧VB2による良否判定は、図4においては明確に判断できるが、前述のとおり、端子の接触抵抗などの影響で必ずしも電圧計6の読み値として正確に現れるものではないため、そのような誤差が生じ得ない本実施形態の検査方法の方が原理的に正確である。
以上が、検査装置1による二次電池11の検査方法の基本原理である。
(作用)
<本実施形態の検査方法>
次に、このような基本原理を踏まえて、本実施形態の作用である検査方法を説明する。本実施形態は、上記基本原理で述べた前提として二次電池11の内部温度が室温で安定した状態である検査とは異なり、二次電池11の内部温度が高温エージングが完了した状態で、外部温度がまた室温より高い、あるいは外部温度は室温となっているが内部温度は室温より高く冷却が進行している状態を前提とする。
従来は、このような状態では、アウレニウスの法則により温度が10°C上がると自己放電電流が倍になるため、当業者において正確な自己放電電流は測定できないものというのが技術常識であった(特許文献1、2等参照)。
しかしながら、本発明者は、二次電池11の内部温度が室温より高く、かつ内部温度が低下するように変化している状態でも、そして、その内部温度が不明である場合でも、二次電池11の良品、不良品を判別できるため、従来より短時間に検査を完了することができることを見出した。以下、本実施形態の検査方法について説明する。
<前提条件>
検査の前提としては、二次電池11及び検査装置1を用いた回路3は共通である。ここでは、検査対象となる二次電池11は、同時に検査する同じ構成のものが複数必要である。少なくとも2つ、可能であれば比較対象が多い方が好ましい。但し、一般にマイクロショートでセルバランスに問題が生じるような不良品の発生率は、ppmオーダーと言われていることから、産業的には、数個あれば1次検査としては十分な精度が期待できる。
<温度変化工程>
温度変化工程とは、複数の二次電池11が同一の温度条件で同一の内部温度を示すようにする工程である。温度は、高温エージングが終了した時点若しくはその後の冷却時間が、所定の温度で長時間維持された後であるので、複数の二次電池11の内部温度が一定に保たれるので、好ましい。但し、複数の二次電池11が同一の温度条件で同一の内部温度を示す限り、高温エージングに限定されるものではなく、充電や放電などの目的での加熱や保温するような場合でもよく、さらに検査自体を目的として加熱、保温、冷却するようにしてもよい。
<良否判定工程>
本実施形態では、高温エージングが終了した時点で、検査対象とする二次電池11において、それぞれ図3に示す回路3を構成する。そして、それぞれの直流電源4を同時に調整して、出力電圧VSを電池電圧VBに合わせて、電流計5で回路3に流れる電流をゼロとする。
このようにして電流を監視すると、図5に示すような電流の変化が検出できる。
図4に示す従来の検査の電流の変化は、検査を開始してから、電流計5の回路電流IBがゼロからリニアに上昇し、時刻T2で収束し、収束後の回路電流IBsが一定となる。
本実施形態では、図5に示す従来例のように、時刻T1から、図4に示す場合より、さらに急峻に上昇し、時間の経過とともに傾きは緩やかになる。これは、アウレニウスの法則により高温時には反応が激しいため急峻に上昇するが、時間の経過とともに二次電池11の内部温度が低下し、反応が穏やかになるためと考えられる。
また、図5に示す従来例のように回路電流IBが収束することがなく、時刻T3で極大値を超えた後は、時間の経過とともに回路電流IBは低下していく。これも時間の経過とともに二次電池11の内部温度が低下して反応が緩やかになるためであると思われる。
さらに、本実施形態の検査方法では、時刻T3で極大値(本実施形態では「ピーク電流IBp」という。)を示した後は、回路電流IBは、減少に転じるが、減少率が時間とともに小さくなる。つまり、オーバーシュートのようになって、ピーク電流IBpが明確になる。
このように、本実施形態の検査方法では、回路電流IBは、明確なピーク電流IBpを示すため、時刻T3における回路電流IBの最大到達電流値が一意的に特定できる。
このため、不良品の時刻T3´の回路電流IB´のピーク電流IBp´は、良品の時刻T3の回路電流IBのピーク電流IBpよりも大きな電流として検知される。このように、温度が変化している状態でも同様な温度条件の複数の二次電池11を比較することで、比較する時刻T3が異なっても、それぞれのピーク電流IBpを比較することで良否が判定できる。
<二次電池の製造方法>
図6は、二次電池11の製造方法を示すフローチャートである。以下、図6を参照して二次電池の製造方法について説明する。
二次電池の製造方法は、積層工程(ステップS1)と、端子溶接工程と(ステップS2)と、フィルム挿入工程(ステップS3)と、セル挿入工程(ステップS4)とを備える。また、二次電池の製造方法は、封缶工程(ステップS5)と、セル拘束工程(ステップS6)と、セル加熱工程(ステップS7)と、封止工程(ステップS8)とを備える。
積層工程(ステップS1)は、正極板14aと負極板14bとをセパレータ14cを介して積層させる工程である。図2に示すように、正極板14aは、正極板14aの正極合材層の全体が、負極板14bの負極合材層にセパレータ14cを挟んで対向するように、セパレータ14cを介して積層される。
端子溶接工程(ステップS2)は、正極タブ16a(図2参照)を正極集電部15(図1参照)の下部に溶接するとともに、負極タブ18a(図2参照)を負極集電部17(図1参照)に溶接する。極板群14は、複数の正極タブ16aが束状に集められて正極集電部15の下部に溶接される。また、複数の負極タブ18aが束状に集められて負極集電部17の下部に溶接される。
フィルム挿入工程(ステップS3)は、極板群14の挿入に先立って、ケース12と極板群14との間の絶縁を確保する絶縁用のフィルム(不図示)をケース12の内側に挿入する。
セル挿入工程(ステップS4)は、ケース12との間にフィルムを介在させつつ、ケース12の内部にセルとしての極板群14を挿入する。
封缶工程(ステップS5)は、ケース12に蓋部13を溶接してケース12を封缶する。ケース12に極板群14を挿入することで、極板群14に連結されている蓋部13がケース12の開口部に配置されるため、蓋部13の外周をケース12の開口部に溶接できる。このとき、注入孔20は開封されたままである。
セル拘束工程(ステップS6)は、積層方向に圧縮する力をケース12の外方から極板群14に加える。このようにして複数の二次電池11を一体として、同一の温度環境とする。
セル加熱工程(ステップS7)は、極板群14の加熱温度を105℃とすることで、正極合材層や負極合材層を乾燥させる。乾燥した電極合材層は、電解液が浸透しやすくなる。
封止工程(ステップS8)は、注入孔20からケース12の内部に所定量の電解液を注入した後、注入孔20を封止することで、極板群14と電解液とをケース12内に密閉収納する。
以上で、二次電池11の構造自体の製造が完成する。
<活性化及び高温エージング>
出荷に先立ち、充電による二次電池11としての活性化、負極のSEI(Solid Electrolyte Interface)を形成したり、セル内の微小金属片を高温にすることでショートさせて消滅させたりすることなどを目的とした高温エージングなどの事後処理を行う。図7は、二次電池11の事後処理の流れを示すフローチャートである。以下、図7を参照して説明する。
まず、対象とされる二次電池11の充電を行う(S11)。この充電は、二次電池11を電池として活性化するものであり、それぞれの二次電池11の電池電圧VBが狙いの値となるように行えばよい。但し、それぞれの二次電池11を均一のSOCとするのが好ましいため、フル充電が望ましい。
次に、結束部材による結束および検査棚への積載を行う(S12)。これにより、比較するそれぞれの二次電池が同一の温度条件となるようにする。
その後、高温エージングを行う(S13)。
ここでいう「高温」とは、室温より高いという意味で、二次電池11内部の電気化学反応が活性化すればよく温度は限定されるものではない。また、エージングの時間や温度は、目的によっても異なる。本実施形態においては、それぞれの二次電池11の内部温度が均一になる程度には温度が管理される必要がある。本実施形態では、初期充電したのち35°C以上で少なくとも6時間、好ましくは40時間以上保持する。所定時間が経過したら、保温を終了し、冷却をする。冷却は、そのまま室温に放置する外、常温また冷却した空気を送風したり、その方法は問わないが、複数の二次電池11が均一に冷却されることが条件である。
高温エージング(S13)が終了したら、図3に示す回路3を構成する(S14)。それぞれの二次電池11を同時に測定するため、それぞれの二次電池11にそれぞれ検査装置1を装着する。検査装置1を装着して回路3を構成したら、直流電源4の電圧を調整して回路電流IBをゼロにする。
次に、回路電流IBの測定を行い、各二次電池11のピーク電流IBpを取得する(S15)。
それぞれの二次電池11から取得したピーク電流IBpを比較して、異常値を発見する。この異常値は、過去生産した二次電池11の基礎資料がない場合は、平均値から突出したピーク電流IBpの二次電池11を自己放電が大きい不良品と判断する。不良品として判断されたものは、出荷から排除する(S16)。
(効果)以下本実施形態の検査方法の効果を列記する。
(1)二次電池11の自己放電を短時間に検出し、短時間で良品、不良品の判別をすることができる。
(2)回路電流IBにより自己放電を検出するため、回路の接触抵抗の変動などの影響が小さくなり、正確な判定ができる。
(3)室温よりも高い温度で測定すれば内部の電気化学反応が激しくなり、アウレニウスの法則により温度が10°C上がると自己放電電流が倍になるため、自己放電の多寡を比較しやすい。
(4)同様に、室温よりも高い温度で測定すれば内部の電気化学反応が激しくなり、時刻T2よりも早い時刻T3において判定が可能となる。
(5)高温エージングが終了した時点では、長時間同じ条件で複数の二次電池11が加熱されているので、その内部温度も均一化している。そのため、高温エージングを利用すれば、特に別途加熱工程が必要となることもなく、それぞれの二次電池を同一条件で比較できる。
(6)高温エージング終了後は、同じ条件で冷却をすれば、それぞれの二次電池11は、同じ温度条件で内部温度が低下する。このため、測定における温度条件が均一化するため、正確な判定ができる。
(7)冷却は、同じ温度条件でありさえすればよいので、高温エージングにおいて厳密な温度管理をする必要もなく、内部温度の絶対値も温度が限定されない。そのため、高温エージングの終了直後に限定されず、高温エージングが終了してから一定時間経過後、あるいは、高温エージングの終了を待たず計測を開始してもよいので、いつでも良否判定ができる。
(8)そのため、複雑な温度管理も不要で、そのまま放置した自然冷却でもよいので、特段の設備も不要である。
<実施例1>
第1の実施形態において、複数の二次電池11の温度条件を一定にすることで、マイクロショートが多いものは自己放電によりより大きな電流が流れることから、複数の二次電池11からピーク電流IBpを比較して、他の二次電池11のピーク電流IBpより大きなピーク電流IBp´を検出したものを不良品であると判断した。
このような検査において、データが蓄積すれば、温度変化工程の条件を設定することで、単一の二次電池11についても良否判定をすることができる。
例えば、定められた条件の高温エージングが終了後、定められた条件で冷却すれば、二次電池11の内部温度が均一の温度となる。そこで、過去のデータを収集することで基準値を設定し、検査結果を比較することで、単数の二次電池11であっても、逐次良否の判定が可能となる。判定においては、正規分布に基づいた偏差値により良否を判定することもできる。もちろん、実施形態の検査におけるピーク電流IBpを事後の異なる検査により、判定基準を校正することが望ましいことは言うまでもない。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、蓄電デバイスとして、リチウムイオン二次電池の製造工程における検査として行った。本発明の蓄電デバイスは、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池にも適用でき、製造時ではなく中古のバッテリーの再使用のおける検査にも適用できる。
ニッケル水素二次電池の場合は、マイクロショートの消滅のための高温エージングも適用できるが、ニッケル水素二次電池ではメモリー効果を解消するために放電処理という特有の処理を行う。車両の電池交換や、中古車から回収された二次電池11は、一旦十分に放電がなされる。この場合もアウレニウスの法則により、温度条件を高くすることで、放電時間を短縮することができる。この放電処理において温度管理を行い、二次電池11の内部温度が設定した温度になるようにする。二次電池11の内部温度が所定温度になったら、必要があれば再充電し、所定のSOCで、本発明の検査を行う。
検査自体は、第1の実施形態と同様の手順で行う。
<第3の実施形態>
第1の実施形態及び第2の実施形態では、一定の高温にして、その後一定の冷却を行う局面で、本発明の検査を行う。
しかしながら、本発明の本質は、温度条件が同一である限り、温度自体が変化していても電流値を比較することで、自己放電の多寡を比較することで蓄電デバイスの良否が判定できるという知見である。
そこで、高温の二次電池11を冷却する態様でなく、一定の低温の複数の二次電池11を同一条件で加熱している局面において、本発明を適用することができる。但し、図5に示す回路電流IBのグラフの軌跡とは異なった軌跡を示し、計測開始時刻T1において、均衡していた電圧は、二次電池11が加熱されていくとアウレニウスの法則により起電力が大きくなり、直流電源4の電圧を超えて均衡が崩れ、回路電流IBは、図3に示す向きと反対の方向に流れるため、グラフ上では下降した軌跡を示す。そして、加熱が進むと二次電池11の放電が進み、起電力が低下して電圧が低下する。そうすると、回路の電圧のバランスが逆転して、直流電源4から二次電池11を充電する方向に回路電流IBが流れる。やがて、飽和すると収束に向かう。
この場合において、自己放電が大きい不良品の二次電池11では、自己放電の小さな良品の二次電池11と比較して短絡抵抗Rpが小さいため、大きな回路電流が流れ、グラフではより大きな下降線となる。
このため、図5に示すグラフにおいては、第1の実施形態とは、異なり、一旦下降したあと反転して上昇し、ピークではなくボトムを形成する。この場合、ボトムにおける回路電流IBをボトム電流IBbとすると、不良品の二次電池11のボトム電流IBbは、良品の二次電池11のボトム電流IBbよりマイナスが大きな電流となり、図示はしないが図5に示すグラフではより下方でボトムが形成される。
よって、加熱途上の二次電池11において、このボトムを形成するボトム電流IBbを比較することで、自己放電の大きさ、つまり二次電池11の良否の判定ができる。
<変形例>
本発明は、上記実施形態には限定されず、下記のように実施することもできる。
○蓄電デバイスは、リチウムイオン二次電池からなる二次電池11に、限定されず、ニッケル水素二次電池などにも適用できる。また、自己放電が問題となる電池二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタなどのキャパシタなども含まれる。
○実施形態の温度変化工程を高温エージングを例に説明したが、例えば、使用済みのニッケル水素二次電池などでは、メモリー効果の除去のための放電及び充電をする場合において、反応の促進のために加熱するような工程を利用してもよい。さらに、この検査のために加熱冷却することで作業効率を高めるような実施もできる。
○実施形態の温度変化工程は、高温エージングにより高温に維持された後で、冷却するような工程を例示したが、必ずしも高温から低温に変化することを要件とするものではない。本発明の本質は、室温で安定した状態でなく、温度が変化している場合においても、自己放電を検出できる点にある。例えば、一定の低温時に加熱する工程でも、検査することができる。
○検査における二次電池11のSOC(State of Charge)は限定されないが、自己放電を生じさせるには望ましくは60%~100%である。さらに望ましくは、100%である。
○「高温」とは、温度は特定されないが、より高温の方がマイクロショートも活発になり自己放電が大きくなるため、好ましくは35℃~85℃(より好ましくは40℃~80℃、更に好ましくは50℃~70℃)である。逆にあまり高温であれば、電池性能が低下したりSEIが劣化するため避けることが望まれる。
○「エージング」の時間は、望まれる効果と許される時間コストに加え、内部温度が均一化することが重要で、その構造にもよるが少なくとも6時間以上(より好ましくは30~50時間、更に好ましくは40~50時間)程度とすることが好ましい。
1…検査装置、3…回路、4…直流電源(外部電源)、5…直流計(電流測定装置)、6…電流計、11…二次電池、12…ケース、13…蓋部、14…極板群、14a…正極板、11b…負極板、14c…セパレータ、16…正極端子、18…負極端子、19…放出部、20…注入孔、VS…出力電圧、VB…電池電圧、ID…自己放電電流、E…起電要素、Rp…短絡抵抗、Rs…内部抵抗、IB…回路電流、IBs…収束電流、IBp…ピーク電流、T1…(計測開始)時刻、T2…(収束)時刻、T3…(ピーク)時刻

Claims (7)

  1. 充電済みの蓄電デバイスに電圧調整が可能な外部電源を接続して回路を形成するとともに、当該回路に電流が流れないように前記外部電源の電圧を調整し、その後に前記回路に流れる電流値を取得する電流測定装置を用いて、前記蓄電デバイスの良否を判定する蓄電デバイスの検査方法であって、
    複数の蓄電デバイスに対して、同じ条件で温度変化を与える温度変化工程と、
    前記複数の蓄電デバイスの温度が同じ条件で変化しているときに、前記電流測定装置で、それぞれの蓄電デバイスから取得した複数の電流値を比較することで、当該蓄電デバイスの良否を判定する良否判定工程を備え、
    前記良否判定工程は、測定した電流値の増減が反転したポイントの電流値により判定することを特徴とする蓄電デバイスの検査方法。
  2. 前記温度変化工程は、前記蓄電デバイスの温度を低下させる工程であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイスの検査方法。
  3. 前記温度変化工程は、製造後に行われる高温エージング終了後の冷却工程であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電デバイスの検査方法。
  4. 前記蓄電デバイスは、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの検査方法。
  5. 前記温度変化工程は、使用済みの蓄電デバイスを加熱して温度を上昇させたのちの冷却工程であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイスの検査方法。
  6. 前記蓄電デバイスは、ニッケル水素二次電池であることを特徴とする請求項5に記載の蓄電デバイスの検査方法。
  7. 請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの検査方法を含んだことを特徴とする蓄電デバイスの製造方法。
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