JP2003045227A - 導電ペースト及びそれを塗工したシート類 - Google Patents
導電ペースト及びそれを塗工したシート類Info
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Abstract
定した導電性および十分な強度および耐屈曲性を有する
導電体を形成する。 【解決手段】少なくとも、複数の放射状突起部を有する
第1導電性粒子を含有する導電ペーストを用いて、導電
体を形成する。放射状突起部の形状は、針状、棒状また
は鱗片状である。ペーストはカチオン硬化性樹脂を含有
する。
Description
び導電ペーストが塗工されたシート類に関する。
RF−ID(Radio Frequency IDe
ntification)用アンテナ、プリント回路基
板の回路および層間接続導電層、ディスプレイ装置の電
極などは、導電ペーストを硬化して得られる導電体から
作製される。また、ICチップ接続用の半田代替材など
としても、導電ペーストが使用される。
り、また加熱により硬化されるため、溶剤の揮発による
不具合が生じる場合があった。また、加熱により硬化す
るバインダー樹脂として、フェノール樹脂およびポリエ
ステル樹脂などを使用している場合、硬化には150℃
以上の加熱と数十分程度の加熱時間を必要とするため、
生産性が不足したり、基材が劣化する場合があった。
避するために、例えば、特開2000−219829号
公報および特開2000−319583号公報に記載さ
れるように、無溶剤型導電ペースト及び光硬化型導電ペ
ーストが提案された。
スト及び光硬化型導電ペーストを用いたとしても、以下
の様な不具合が発生する場合があった。
る導電体の電気抵抗率の安定性が不足し、安定した導電
性を実現できない場合があった。
る導電体の電気抵抗率が高すぎるため、導電性が不十分
な場合があった。また、導電性粒子の含有量を増加して
電気抵抗率を低減しようとすると、多量の導電性粒子を
添加する必要があるため、バインダー樹脂の含有量が不
足し、得られる導電体の強度が不足する場合があった。
合、得られる導電体は脆く、耐屈曲性が不十分な場合が
あった。
後にブリードする場合があった。
すれば導電体の柔軟性を向上できるが、導電ペーストの
粘度が増加し塗工性が不十分となる場合があった。
は、塗工性に優れ、十分で安定した導電性および十分な
強度および耐屈曲性を有する導電体を形成できる導電ペ
ースト、およびこの様な導電ペースが塗工されたシート
類を提供することを目的とする。
るという光硬化型導電ペーストの利点に注目して、入手
可能な基材を汎用的に使用でき、十分な塗工性を有し、
得られる導電体の耐屈曲性を向上できる導電ペースト、
およびこの様な導電ペースが塗工されたシート類を提供
することを目的とする。
の本発明によれば、複数の放射状突起部を有する第1導
電性粒子を含有することを特徴とする導電ペーストが提
供される。
導電性粒子、鱗片状導電性粒子および球状導電性粒子か
らなる群より選ばれる1種以上の第2導電性粒子を含有
することを特徴とする導電ペーストが提供される。
分で安定した導電性および十分な強度および耐屈曲性を
有する導電体を形成できる。
使用して光硬化型導電ペーストを作製した場合、得られ
る導電ペーストは光照射により速やかに硬化し、入手可
能な基材を汎用的に使用でき、十分な塗工性を有し、得
られる導電体は十分な耐屈曲性を有する。
塗工することにより、高性能のシート類を作製できる。
いる。
起部を有しているため、粒子間の接触点が増加すると考
えられる。また突起部が互いに嵌合すると考えられる。
このため、安定した導電性を実現できる。なお、導電性
の安定性は、第1導電性粒子に加え第2導電性粒子を併
用することにより、更に向上できる。
起部を有しているため、粒子間の接触点が増加すると考
えられる。また突起部が互いに嵌合すると考えられる。
このため、従来の導電ペーストと比較して電気抵抗率を
低減でき、十分な導電性を実現できる。
現できるため、十分量のバインダー樹脂を使用すること
ができ、得られる導電体の十分な強度および耐屈曲性を
実現できる。同時に低コスト化を図ることもできる。
互いに嵌合するため、物理的な衝撃耐性が改良され、得
られる導電体の強度および耐屈曲性が向上する。このた
め、ICフォームのアンテナの様に、基材が紙類などの
折れやすい場合でも、高性能の導電体を作製できる。
粒子に加え第2導電性粒子を併用することにより、更に
向上できる。
合、導電ペーストの塗工性が改良されているため、得ら
れる導電体の耐屈曲性を向上できると考えられる。
きるため、バインダー樹脂のモノマーが塗工後にブリー
ドすることを抑制できると考えられる。
きるため、導電ペーストにオリゴマーを添加しても、導
電ペーストの粘度増加を低減できると考えられる。
は、複数の放射状突起部を有するものであれば特に制限
されないが、導電ペーストの塗工性、得られる導電体の
導電性、導電安定性、強度、耐屈曲性などの観点から、
放射状突起部の形状として、針状、棒状または鱗片状で
あることが好ましい。
1)、棒状(図2)および鱗片状(図3)のそれぞれの
場合について、第1導電性粒子の全体形状を模式的に図
(a)に、断面の様子を模式的に図(b)に示した。な
お、第1導電性粒子の全体形状は、顕微鏡を用いて観察
することができる。
粒子の平均粒子径を、Lは放射状突起部の放射方向の平
均長を示している。第1導電性粒子の平均粒子径は、任
意の100個の第1導電性粒子を顕微鏡観察し、粒子に
外接する球の直径を計測し、これを平均して決定でき
る。また、光散乱分光法などにより決定することもでき
る。更に、放射状突起部の放射方向の平均長は、任意の
100個の第1導電性粒子を顕微鏡観察し、放射状突起
部の放射方向の長さを計測し、これを平均することによ
り決定できる。
の平均粒子径は、導電ペーストの塗工性、得られる導電
体の導電性、導電安定性、強度、耐屈曲性などの観点か
ら、1μm以上が好ましく、3μm以上がより好まし
く、一方、20μm以下が好ましく、10μm以下がよ
り好ましい。
起部の放射方向の平均長は、導電ペーストの塗工性、得
られる導電体の導電性、導電安定性、強度、耐屈曲性な
どの観点から、0.5μm以上が好ましく、1.0μm
以上がより好ましく、一方、6.0μm以下が好まし
く、5.0μm以下がより好ましい。
限されないが、第1導電性粒子は金属からなり、原料金
属粒子の表面に放射状突起部を金属成長させることによ
り作製できる。
塗工性、得られる導電体の導電性、導電安定性、強度、
耐屈曲性などの観点から、銀が最も好ましいが、所定の
電気抵抗値や半田食われ性を実現するために、銀以外の
第1導電性粒子、例えば、金、白金、パラジウム、ロジ
ウムなどからなる第1導電性粒子を併用することもでき
る。
起部を有さないものであれば特に制限されないが、導電
ペーストの塗工性、得られる導電体の導電性、導電安定
性、強度、耐屈曲性などの観点から、第2導電性粒子の
全体形状が、図4に示す様な樹枝状、図5に示すような
鱗片状または図6に示す様な球状であることが好まし
い。
鏡を用いて観察することができる。
粒子の平均粒子径を示している。第2導電性粒子の平均
粒子径は、任意の100個の第2導電性粒子を顕微鏡観
察し、粒子に外接する球の直径を計測し、これを平均す
ることにより決定できる。また、光散乱分光法などによ
り決定することもできる。
と併用される第2導電性粒子は、導電ペーストの塗工
性、得られる導電体の導電性、導電安定性、強度、耐屈
曲性などを考慮して、注意深く選択される。
子径0.05μm以上1.0μm以下、比表面積0.5
m2/g以上5.0m2/g以下、タップ密度0.3g/
cm 3以上1.0g/cm3以下の樹枝状導電性粒子が好
ましい。なお、樹枝状導電性粒子は、不定形導電性粒子
と呼ばれる場合もある。
径1.0μm以上10.0μm以下、比表面積0.5m
2/g以上5.0m2/g以下、タップ密度1.0g/c
m3以上5.0g/cm3以下の鱗片状導電性粒子が好ま
しい。なお、鱗片状導電性粒子は、フレーク状導電性粒
子と呼ばれる場合もある。
は、気体吸着法(BET法)、液相吸着法、浸漬熱法、
透過法などにより測定できる。また、タップ密度は、所
定量の第2導電性粒子の質量および見掛けの体積を測定
し、決定できる。
せて、導電ペースト中での分散性を向上させるために、
導電性粒子の製造工程中または製造後に導電性粒子の表
面を処理する場合もある。表面処理剤としては、各種界
面活性剤や有機化合物を用いることが出来る。
導電性粒子の含有量は、得られる導電ペーストの導電
性、導電安定性、取扱い性、強度などを考慮して、注意
深く決定される。
電性粒子の占める割合は、30質量%以上が好ましく、
40質量%以上がより好ましく、一方、90質量%以下
が好ましく、80質量%以下がより好ましい。
1導電性粒子および第2導電性粒子の合計が導電ペース
ト全体に対して占める割合は、30質量%以上が好まし
く、40質量%以上がより好ましく、一方、90質量%
以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。
1導電性粒子が第1導電性粒子および第2導電性粒子の
合計に占める割合は、10質量%以上が好ましく、15
質量%以上がより好ましく、一方、95質量%以下が好
ましく、90質量%以下がより好ましい。
電性粒子を併用する場合もある。この際、第1導電性粒
子の含有量とは、それぞれの第1導電性粒子の含有量の
総和を言い、第1導電性粒子の含有量の総和が上記の範
囲内であることが好ましい。
導電性粒子を併用する場合もある。この際、第2導電性
粒子の含有量とは、それぞれの第2導電性粒子の含有量
の総和を言い、第2導電性粒子の含有量の総和が上記の
範囲内であることが好ましい。
ー樹脂としては特に制限されないが、カチオン硬化性樹
脂が好ましく、開始剤が併用される。
とも何れか一方によりカチオン活性種を発生するものが
好ましく、カチオン硬化性樹脂としては発生したカチオ
ン活性種と反応する官能基を有する反応性樹脂を使用す
る。
スルホニウム塩化合物、芳香族ホスホニウム塩化合物、
芳香族ヨードニウム塩化合物、ジアゾニウム塩化合物、
および鉄アレーン錯体化合物、又はこれらの組み合わせ
によるカチオン活性種が好ましい。中でも、塩化合物に
ついては、対アニオンが、六フッ化アンチモンアニオ
ン、六フッ化リンアニオン又はテトラキス(ペンタフロ
ロフェニル)ホウ素アニオンであるものが好ましい。
ば、脂環式エポキシ化合物、オキセタン化合物、アルケ
ンオキシド化合物、グリシジルエーテル化合物、ビニル
エーテル化合物、プロベニルエーテル化合物などが好ま
しく、特には低粘度である、リモネンジオキシド、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレートが好ましく、2種以上
のカチオン硬化性樹脂を混合して用いてもよい。
としては、カチオン硬化性樹脂100質量部に対して、
開始剤を0.01質量部以上10質量部以下とすること
が好ましい。
を併用する場合もある。この際、開始剤の含有量とは、
それぞれの開始剤の含有量の総和を言い、開始剤の含有
量の総和が上記の範囲内であることが好ましい。
ドロキシ化合物、炭化水素などの水素ドナーとなる反応
助剤を添加してもよく、電磁波による反応の場合には、
フェノチアジン誘導体、キサントン誘導体、チオキサン
トン誘導体、アミノ安息香酸誘導体、アントラセン、フ
ェナントレン、ペリレンなどの多環芳香族化合物、又は
これらの組み合わせなどの光増感剤を添加してよい。こ
れらの添加量は、開始剤に対して0.01質量%以上1
00質量%以下が好ましい。
電ペーストには、必要に応じて、塗工性・屈曲性改良剤
を添加することが好ましい。
が大きく見掛け比重と平均粒径が小さい無機物、軟化点
またはガラス転移点(Tg)が低い高分子化合物などが
挙げられる。
上、見掛け比重が50g/L以下、平均1次粒径が30
nm以下のシリカが好ましく、例えば、日本アエロジル
株式会社製AEROSIL 200CF(商品名)、日
本アエロジル株式会社製AEROSIL 300CF
(商品名)などが好ましい。
1000以上50000以下の飽和ポリエステル樹脂が
好ましく、例えば、東洋紡績株式会社製バイロン500
(商品名)、東洋紡績株式会社製バイロン130(商品
名)などが好ましい。
のポリビニルエーテル樹脂が好ましく、例えば、BAS
F社製ルトナールM40(商品名)、BASF社製ルト
ナールA25(商品名)などが好ましい。
樹脂が好ましく、例えば、油化シェルエポキシ株式会社
製エピコート1010(商品名)、油化シェルエポキシ
株式会社製エピコート4010P(商品名)などが好ま
しい。なお、フェノキシ樹脂とは、ビスフェノール化合
物およびエピクロルヒドリンから誘導されるオリゴマー
又はポリマーを言う。
て、シリカは凝集力および羽毛状の構造による擬似的架
橋構造形成により、飽和ポリエステル樹脂およびポリビ
ニルエーテル樹脂は導電ペースと全体の粘度を上げ皮膜
のガラス転移点(Tg)を下げることにより、フェノキ
シ樹脂は末端架橋による実質的な高分子量化により、そ
れぞれ目的とする塗工性および屈曲性の改良に寄与して
いると考えられ、中でもシリカ及び飽和ポリエステル樹
脂が好ましい。
塗工性・屈曲性改良剤の含有量は、得られる導電ペース
トの導電性、導電安定性、取扱い性、強度などを考慮し
て、注意深く決定される。
・屈曲性改良剤の合計が導電ペーストに占める割合は、
10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ま
しく、一方、70質量%以下が好ましく、60質量%以
下がより好ましい。
工性・屈曲性改良剤の含有量の1質量倍以上が好まし
く、2質量倍以上がより好ましく、99質量倍以下が好
ましく、80質量倍以下がより好ましい。
ン硬化性樹脂を併用する場合もある。この際、カチオン
硬化性樹脂の含有量とは、それぞれのカチオン硬化性樹
脂の含有量の総和を言い、カチオン硬化性樹脂の含有量
の総和が上記の範囲内であることが好ましい。
性・屈曲性改良剤を併用する場合もある。この際、塗工
性・屈曲性改良剤の含有量とは、それぞれの塗工性・屈
曲性改良剤の含有量の総和を言い、塗工性・屈曲性改良
剤の含有量の総和が上記の範囲内であることが好まし
い。
導電ペーストの印刷特性の観点から、カチオン硬化性樹
脂、始開剤および塗工性・屈曲性改良剤の混合物の25
℃での粘度は、1mPa・s以上が好ましく、10mP
a・s以上がより好ましく、一方、5Pa・s以下が好
ましく、3Pa・s以下がより好ましい。
ー樹脂として含有する導電ペーストは、熱および電磁波
の少なくとも何れか一方により硬化することができる。
損なうことなく、良好な生産性および歩留まりを実現す
るために、加熱硬化型導電ペーストが好ましい。
可能な基材を汎用的に使用でき、十分な生産性を実現で
き、基材の劣化を抑制できるなどの観点から、マイクロ
波、紫外線、可視光、紫外線、X線などの電磁波(例え
ば、波長が10-12〜1m)により硬化できる光硬化型
導電ペーストが好ましい。
用して導電ペーストを硬化する場合もある。
て、溶剤を使用することもできるが、硬化反応の後に系
内への残存を避けるため、沸点は250℃以下が好まし
い。例えば、トルエン、シクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、n−ヘキサン、ペンタンなどの炭化水素溶
媒;イソプロピルアルコール、ブチルアルコールなどの
アルコール類;シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、イソホ
ロンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチルなどのエステル類;エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジメチ
ルプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリ
コールモノエーテル類およびそれらのアセテート化物;
さらに以上挙げた溶剤の1種または2種以上の混合系を
使用することができる。
回避するために、以上の様な溶剤を実質的に含有しない
無溶剤型導電ペーストが好ましい。無溶剤型導電ペース
トの場合、ボイドに起因する欠陥が抑制された導電体を
得ることができる。
囲で、シリカ、アルミナ、マイカなどの無機フィラー、
各種有機フィラー、炭素粉、顔料、染料、重合禁止剤、
増粘剤、チキソトロピー剤、沈殿防止剤、酸化防止剤、
分散剤、各種樹脂などの各種の添加剤を加えてもよい。
ラミン樹脂、ユリア樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミ
ド樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、イソシアネート化
合物、シアネート化合物などの熱硬化樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリア
セタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオ
キサイド、ポリスルフォン、ポリイミド、ポリエーテル
スルフォン、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリ4フッ化エチレン、シリコーン樹脂などの熱
可塑性樹脂を添加してもよく、1種または2種以上の組
み合わせも可能である。
トの35質量%以下が好ましい。
の成分の混合物をホモジナイザーなどの攪拌機で均質に
攪拌混合した後、3本ロール又はニーダーなどの混練機
でさらに均質に分散する方法が挙げられる。
よび塗布後の印刷厚みを適当なものとするために、25
℃において1Pa・s以上が好ましく、10Pa・s以
上がより好ましく、一方、1kPa・s以下が好まし
く、500Pa・s以下がより好ましい。
刷法、オフセット印刷法およびコーター法などを用い
て、入手可能な基材に汎用的に塗工することができる。
じめ、無機繊維あるいは有機繊維の織物あるいは不織
布、紙、それらと熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂と
の複合材、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリア
リレートなどのポリエステル、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリエーテルアミド、ポリイミドアミド、ポリアセ
タール、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリスルホン、アクリロニトリル―ブタジエン
―スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、シリコーンゴ
ム、天然ゴム、合成ゴムなどに代表されるプラスチック
などの公知のものを使用することができる。またこれら
の基材の表面には、塗布性や定着性を改善するために、
カップリング剤処理やプライマー処理などの化学的処理
や、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線処理、研磨
処理などの物理的処理を施してもよい。
ターンをスクリーン印刷法で形成する場合、印刷厚みは
スクリーンの材質(ポリエステル、ポリアミド、あるい
はステンレスなど)、メッシュおよび張力、ペーストの
粘度を調整することによって任意に制御できるが、10
μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましく、一
方、100μm以下が好ましく、80μm以下がより好
ましい。
を含む電磁波を用いることができ、これらの方法を混成
して行ってもよい。
でき、処理施設を小型化でき、エネルギー効率の向上を
図ることができる。
ら、赤外線、可視光、紫外光、真空紫外線、X線に至
る、波長にして10-12〜1mの範囲内で任意に用いる
ことができる。赤外から紫外光の波長範囲の一般的な光
源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、無電極放電ラ
ンプ、エキシマランプ、メタルハライドランプ、キセノ
ンランプ、各種レーザー、半導体レーザーなどを使用す
ることができるが、300〜500nmの波長域に比較
的多くエネルギー強度分布を持つ高圧水銀灯およびメタ
ルハライドランプが特に好ましい。光源ランプ強度は4
0W/cm以上が好ましく、より好ましくは80W/c
m以上である。光硬化に要する積算光量は、好ましくは
300〜500nmの波長域で100〜50000mJ
/cm2、より好ましくは500〜10000mJ/c
m2である。
境負荷が小さく、作業環境に優れる製造プロセスを構築
できる。
C製品のアンテナ形成をはじめとするRF−ID(Ra
dio Frequency IDentificat
ion)用アンテナ形成、プリント回路基板の回路形成
および層間接続導電層形成、ディスプレイ装置の電極形
成、ICチップ接続用の半田代替材などで、好適に利用
することができる。
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限される
ものではない。なお、特に明記しない限り、試薬等は市
販の高純度品を使用した。
の通りである。
901(商品名)を使用した。V901の放射状突起部
の形状は鱗片状であり、平均粒子径は6μm、放射状突
起部の放射方向の平均長は2μmであった。
−20(商品名)を使用した。シルベストE−20は全
体形状が樹枝状の銀粉であり、平均粒子径は0.5μ
m、比表面積は2.0m2/g、タップ密度は0.8g
/cm3であった。
C−20E(商品名)を使用した。シルベストTC−2
0Eは全体形状が鱗片状の銀粉であり、平均粒子径は
4.2μm、比表面積は1.5m2/g、タップ密度は
3.8g/cm3であった。
CG−7(商品名)を使用した。シルベストTCG−7
は全体形状が鱗片状の銀粉であり、平均粒子径は7.0
μm、比表面積は1.5m2/g、タップ密度は3.5
g/cm3であった。
社製リモネンジオキシド(1−メチル−4−(2−メチ
ルオキシラニル)−7−オキサビシクロ[4.1.0]
ヘプタン)である。
YRACURE UVR−6105(商品名)は、
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポ
キシシクロヘキシルカルボキシレート)である。
株式会社製アデカオプトマーSP−170(商品名)を
使用した。
て、旭電化工業株式会社製アデカオプトンCP−66
(商品名)を使用した。
て、ローディア社製RHODORSIL PHOTOI
NTIATOR 2074(商品名)を使用した。
ジル200CF(商品名)を使用した。比表面積は20
0m2/g、見掛け比重は30g/L、平均1次粒径は
12nmであった。
紡績株式会社製バイロン500(商品名)を使用した。
軟化点は実験誤差を含め−20〜10℃の範囲であり、
数平均分子量は実験誤差を含め5000〜25000の
範囲であった。
BASF社製ルトナールM40(商品名)を使用した。
ガラス転移点は−49℃であった。
エポキシ株式会社製エピコート4010P(商品名)を
使用した。軟化点は135℃であった。
び、版の抜け、細線ピッチ、再現性等の総合的な観点か
ら、非常に良好を◎、良好を○、不具合ありを△、塗工
不可を×で判定した。
の表面電気抵抗を、硬化後のパターン両端間の抵抗を測
定して求めた。
質量2kgの円柱型分銅を用いて、25℃で行った。内
折り30秒荷重、30秒放置、外折り30秒荷重および
1分放置後に電気抵抗を測定し、抵抗値の増加が5%以
下の場合を◎、5%を超え10%以下の場合を○、10
%を超え20%以下の場合を△、20%を超えるか断線
が発生した場合を×として判定した。
製した。まず、カチオン硬化性樹脂と塗工性・屈曲性改
良剤とを混合し、遮光した室温下で30分以上撹拌し、
均一化した。なお、必要であれば加熱して溶解し均一化
した。その後、室温まで冷却し、カチオン開始剤を加え
て再び撹拌および均一化し、更に導電性粒子を混合し
た。得られた混合物を撹拌機混合し、更にニーダーで高
剪断混練を行うことにより、導電ペーストを得た。
塗工性・屈曲性改良剤の混合物の25℃での粘度は2〜
3Pa・sの範囲であった。また、導電ペーストの25
℃での粘度は100〜200Pa・sの範囲であった。
80メッシュ乳剤厚15μmのスクリーン版で幅1mm
及び長さ1mのパターン基材上に、スクリーン印刷を行
った。印刷層の厚みは15μmであった。なお、印刷性
は良好であった。
タレートフィルム(PET)を使用した。紙としては、
日本製紙株式会社製NPI−55(商品名)を使用し
た。また、PETとしては、東レ株式会社製ルミラーS
(商品名)を使用した。
た。加熱硬化は、通風オーブンにて150℃で30分処
理して行い、一方、光硬化は、160W/cmのメタル
ハライドランプを、1100mW/cm2(株式会社ト
プコン製、UVR−T35により測定)の条件で、7m
/min.のコンベア式照射装置で5回照射して行っ
た。硬化は十分速く、生産性は良好であった。
などの不具合は見受けられなかった。また、基材にも、
着色、熱収縮、軟化、脆化、炭化などの劣化は見受けら
れなかった。
果を表1に示した。
および十分な強度および耐屈曲性を有することが分かっ
た。
1〜11の場合と同様にして導電ペースト12〜17を
作製し、シートを評価した。結果を表2に示す。
部を有する第1導電性粒子を含有する導電ペーストを用
いることにより、作業性良好に導電ペーストを塗工で
き、十分で安定した導電性および十分な強度および耐屈
曲性を有する導電体を形成できる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 複数の放射状突起部を有する第1導電性
粒子を含有することを特徴とする導電ペースト。 - 【請求項2】 前記第1導電性粒子が前記導電ペースト
に占める割合は、30質量%以上90質量%以下である
ことを特徴とする請求項1記載の導電ペースト。 - 【請求項3】 前記放射状突起部の形状は、針状、棒状
または鱗片状であることを特徴とする請求項1又は2記
載の導電ペースト。 - 【請求項4】 前記第1導電性粒子の平均粒子径は1μ
m以上20μm以下であり、前記放射状突起部の放射方
向の平均長は0.5μm以上6.0μm以下であること
を特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の導電ペース
ト。 - 【請求項5】 前記第1導電性粒子は金属からなり、前
記放射状突起部は原料金属粒子の表面に金属成長により
形成されることを特徴とする請求項1乃至4何れかに記
載の導電ペースト。 - 【請求項6】 前記第1導電性粒子に加え、樹枝状導電
性粒子、鱗片状導電性粒子および球状導電性粒子からな
る群より選ばれる1種以上の第2導電性粒子を含有する
ことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の導電ペ
ースト。 - 【請求項7】 前記第1導電性粒子および前記第2導電
性粒子の合計が前記導電ペーストに占める割合は30質
量%以上90質量%以下であり、前記第1導電性粒子が
前記第1導電性粒子および前記第2導電性粒子の合計に
占める割合は10質量%以上であることを特徴とする請
求項6記載の導電ペースト。 - 【請求項8】 前記第2導電性粒子は、平均粒子径0.
05μm以上1.0μm以下、比表面積0.5m2/g
以上5.0m2/g以下、タップ密度0.3g/cm3以
上1.0g/cm3以下の樹枝状導電性粒子であること
を特徴とする請求項6又は7記載の導電ペースト。 - 【請求項9】 前記第2導電性粒子は、平均粒子径1.
0μm以上10.0μm以下、比表面積0.5m2/g
以上5.0m2/g以下、タップ密度1.0g/cm3以
上5.0g/cm3以下の鱗片状導電性粒子であること
を特徴とする請求項6又は7記載の導電ペースト。 - 【請求項10】 溶剤を実質的に含有しないことを特徴
とする請求項1乃至9何れかに記載の導電ペースト。 - 【請求項11】 カチオン硬化性樹脂を含有することを
特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の導電ペース
ト。 - 【請求項12】 塗工性・屈曲性改良剤を含有すること
を特徴とする請求項1乃至11何れかに記載の導電ペー
スト。 - 【請求項13】 前記カチオン硬化性樹脂および前記塗
工性・屈曲性改良剤の合計が前記導電ペーストに占める
割合は10質量%以上70質量%以下であり、前記カチ
オン硬化性樹脂の含有量は前記塗工性・屈曲性改良剤の
含有量の1質量倍以上99質量倍以下であることを特徴
とする請求項11又は12記載の導電ペースト。 - 【請求項14】 熱および電磁波の少なくとも何れか一
方により硬化することを特徴とする請求項1乃至13何
れかに記載の導電ペースト。 - 【請求項15】 基材上に請求項1乃至14何れかに記
載の導電ペーストが塗工されていることを特徴とするシ
ート類。
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