JP2003044816A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JP2003044816A
JP2003044816A JP2001231667A JP2001231667A JP2003044816A JP 2003044816 A JP2003044816 A JP 2003044816A JP 2001231667 A JP2001231667 A JP 2001231667A JP 2001231667 A JP2001231667 A JP 2001231667A JP 2003044816 A JP2003044816 A JP 2003044816A
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JP2001231667A
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Hajime Okubo
一 大久保
Kazuyuki Kinoshita
和之 木下
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース基材が曲がる方向に外力が加わった場
合にICモジュールの破損を防止するとともにベース基
材からのICモジュールの剥離を抑制する。 【解決手段】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cモジュール10が搭載されるベース基材20におい
て、ICモジュール10を取り囲むようにベース基材2
0の表面から裏面まで貫通する切り込み27を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の書き込み及
び読み出しが可能なICチップが搭載されたICカード
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。
【0003】このような情報管理や決済等に用いられる
カードは、ICチップが搭載されたICカードや、磁気
により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の
装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】さらに、ICカードにおいては、情報の書
き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることによ
り行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだ
けで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非
接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気
カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込
み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に
使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿
っている。
【0005】さらに、近年では、上述したような接触型
ICカードと非接触型ICカードとを組み合わせた複合
ICカードも普及しており、接触状態にて情報の書き込
み及び読み出しを行うICチップと非接触状態にて情報
の書き込み及び読み出しを行うICチップとがそれぞれ
搭載されたハイブリッド型ICカードや、接触状態及び
非接触状態のいずれの場合においても情報の書き込み及
び読み出しが可能な1つのICチップが搭載されたコン
ビネーション型ICカードが用いられている。
【0006】図11は、一般的な接触型ICカードの一
例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、(b)
は断面図である。
【0007】本従来例は図11に示すように、複数の層
からなるベース基材120に、情報の書き込み及び読み
出しが可能なICモジュール110が埋め込まれるよう
に搭載されて構成されており、ICモジュール110は
接着剤125によってベース基材120に固着されてい
る。また、ICモジュール110には、外部に設けら
れ、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うた
めの情報書込/読出装置(不図示)と電気的に接するた
めの接点111が設けられており、この接点111が情
報書込/読出装置に接することにより、ICモジュール
110の凸部に内蔵されたICチップ(不図示)に対す
る情報の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0008】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール110の接点111が、接
触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情
報書込/読出装置に電気的に接触すると、接点111を
介して、ICモジュール110内のICチップに情報が
書き込まれたり、ICモジュール110内のICチップ
に書き込まれた情報が接点111を介して読み出された
りする。
【0009】図12は、一般的なコンビネーション型I
Cカードの一例を示す図であり、(a)はその構造を示
す図、(b)は断面図である。
【0010】図12に示すように本従来例においては、
複数の層からなるベース基材220に、その表面に、外
部に設けられ、接触状態にて情報の書き込み及び読み出
しを行うための情報書込/読出装置(不図示)と電気的
に接するための接点211を有してなるICモジュール
210が埋め込まれた状態で接着剤225によってベー
ス基材220に固着されており、さらに、接合部材24
0を介してICモジュール210と電気的に接続され、
外部に設けられ、非接触状態にて情報の書き込み及び読
み出しを行うための情報書込/読出装置(不図示)から
の電磁誘導によりICモジュール210に電流を供給
し、それにより、ICモジュール210の凸部に内蔵さ
れたICチップ(不図示)に対する情報の書き込み及び
読み出しを行うためのアンテナ230がベース基材22
0を構成する複数の層に挟まれている。
【0011】上記のように構成されたコンビネーション
型ICカードにおいては、ICモジュール210の接点
211が、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを
行うための情報書込/読出装置に電気的に接触すると、
接点211を介してICモジュール210内のICチッ
プに情報が書き込まれたり、ICモジュール210内の
ICチップに書き込まれた情報が接点211を介して読
み出されたりする。
【0012】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しを行うための情報書込/読出装置に近接する
と、該情報書込/読出装置からの電磁誘導によってアン
テナ230に電流が流れ、この電流が接合部材240及
び接点212を介してICモジュール210に供給さ
れ、それにより、ICモジュール210内のICチップ
に対する情報の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなICカ
ードにおいては、ベース基材が曲がる方向に外力が加わ
った場合、ICモジュールが固着された部分においても
曲がろうとする力が働き、ICモジュールが破損してし
まったり、ベース基材が曲ってICモジュールがベース
基材から剥がれてしまったりする等の問題点がある。特
に、接着剤を塗布可能な領域の面積が小さな場合は、小
さな外力が加わっただけでも、ICモジュールがベース
基材から剥がれてしまう虞れがある。
【0014】また、コンビネーション型ICカードにお
いては、ICモジュールと接合部材、あるいはアンテナ
と接合部材とが互いに剥がれてしまい、ICモジュール
とアンテナとが電気的に絶縁されてしまうという問題点
がある。
【0015】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、ベース基材
が曲がる方向に外力が加わった場合にICモジュールの
破損を防止するとともにベース基材からのICモジュー
ルの剥離を抑制することができるICカードを提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能なIC
モジュールがベース基材に搭載されてなるICカードに
おいて、前記ベース基材は、前記ICモジュールを取り
囲むように当該ベース基材の表面から裏面まで貫通する
切り込みを有することを特徴とする。
【0017】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールがベース基材に搭載されてなるICカ
ードにおいて、前記ベース基材は、前記ICモジュール
を取り囲むように当該ベース基材の一方の面から所定の
深さを有して形成された溝を有することを特徴とする。
【0018】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールがベース基材に搭載されてなるICカ
ードにおいて、前記ベース基材は、当該ベース基材の表
面から裏面まで貫通し、前記ICモジュールを取り囲む
ように連なって形成された複数の穴を有することを特徴
とする。
【0019】また、前記ICモジュールは、外部に設け
られた情報書込/読出手段に接することにより当該IC
モジュールに対する情報の書き込み及び読み出しを行う
ための接点を有することを特徴とする。
【0020】また、前記ICモジュールに接続され、外
部に設けられた情報書込/読出手段からの電磁誘導によ
り前記ICモジュールに電流を供給することにより前記
ICモジュールに対する情報の書き込み及び読み出しを
行うためのアンテナが前記ベース基材に形成されている
ことを特徴とする。
【0021】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモ
ジュールが搭載されるベース基材において、ICモジュ
ールを取り囲むようにベース基材の表面から裏面まで貫
通する切り込みが設けられている。
【0022】ここで、ICカードに対してベース基材が
曲がる方向に外力が加わった場合、切り込みが変形する
ことによりその応力の多くが切り込みにて吸収されるた
め、ベース基材のうち、切り込みが形成されている部分
が他の部分に比べて大きく曲がるように作用する。その
ため、ICモジュールが搭載されている領域において
は、外力による応力があまりかからないことになり、大
きく曲がることがなくなり、ICモジュールの破損が防
止されるとともにベース基材からのICモジュールの剥
離が抑制される。
【0023】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールが搭載されるベース基材において、I
Cモジュールを取り囲むようにベース基材の一方の面か
ら所定の深さの溝が形成されている場合においても、I
Cカードに対してベース基材が曲がる方向に外力が加わ
った場合、溝が変形することによりその応力の多くが溝
にて吸収されるため、ベース基材のうち、溝が形成され
ている部分が他の部分に比べて大きく曲がるように作用
する。そのため、ICモジュールが搭載されている領域
においては、外力による応力があまりかからないことに
なり、大きく曲がることがなくなり、ICモジュールの
破損が防止されるとともにベース基材からのICモジュ
ールの剥離が抑制される。
【0024】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールが搭載されるベース基材において、ベ
ース基材の表面から裏面まで貫通し、ICモジュールを
取り囲むように連なる複数の穴が形成されている場合に
おいても、ICカードに対してベース基材が曲がる方向
に外力が加わった場合、穴が変形することによりその応
力の多くが穴にて吸収されるため、ベース基材のうち、
穴が形成されている部分が他の部分に比べて大きく曲が
るように作用する。そのため、ICモジュールが搭載さ
れている領域においては、外力による応力があまりかか
らないことになり、大きく曲がることがなくなり、IC
モジュールの破損が防止されるとともにベース基材から
のICモジュールの剥離が抑制される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施の形態)図1は、本発明のI
Cカードの第1の実施の形態となる接触型ICカードの
一例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、
(b)は断面図である。
【0027】本形態は図1に示すように、表面層21、
中間層22,23及び裏面層24が積層されてなるベー
ス基材20に、情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cモジュール10が埋め込まれるように搭載されて構成
されており、ICモジュール10はベース基材20に形
成された穴26に埋め込まれた状態で接着剤25によっ
てベース基材20に固着されている。また、ICモジュ
ール10の表面には、外部に設けられ、接触状態にて情
報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込/読出
装置(不図示)と電気的に接するための接点11が設け
られており、この接点11が情報書込/読出装置に接す
ることにより、ICモジュール10の凸部に内蔵された
ICチップ(不図示)に対する情報の書き込みあるいは
読み出しが行われる。また、表面層21、中間層22,
23及び裏面層24においては、ベース基材20に形成
された穴26を囲むように表面層21から裏面層24ま
で貫通する切り込み27が形成されている。なお、この
切り込み27は、穴26の周囲を全てつなぐようには形
成されておらず、穴26の周囲の一部には切り込み27
が形成されていない部分が存在している。
【0028】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール10の接点11が、接触状
態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書
込/読出装置に電気的に接触すると、接点11を介し
て、ICモジュール10内のICチップに情報が書き込
まれたり、ICモジュール10内のICチップに書き込
まれた情報が接点11を介して読み出されたりする。
【0029】以下に、上記のように構成された接触型I
Cカードの製造方法について説明する。
【0030】まず、ベース基材20を構成する表面層2
1、中間層22,23及び裏面層24を順次積層する。
【0031】次に、表面層21及び中間層22,23に
対して、ICモジュール10を埋め込むための穴26を
表面層21側から形成する。この穴26は、ICモジュ
ール10の形状に基づいて、表面層21のみが掘削され
て形成される領域と、表面層21及び中間層22,23
が掘削されて形成される領域とが存在する。
【0032】次に、ベース基材20に形成された穴26
を囲むように表面層21から裏面層24まで貫通する切
り込み27を形成する。なおこの際、穴26の周囲を全
てつなぐように切り込み27を形成するのではなく、穴
26の周囲の一部においては切り込み27を形成しな
い。
【0033】その後、穴26にICモジュール10を埋
め込み、ICモジュール10を接着剤25によってベー
ス基材20に固着させる。
【0034】以下に、上述したような接触型ICカード
に対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった
場合における作用について説明する。
【0035】図2は、図1に示した接触型ICカードに
対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった場
合における作用を説明するための図である。
【0036】図2に示すように、図1に示した接触型I
Cカードに対してベース基材20が曲がる方向に外力が
加わった場合、切り込み27が変形し、それにより、そ
の応力の多くが切り込み27にて吸収されるため、ベー
ス基材20のうち、切り込み27が形成されている部分
が他の部分に比べて大きく曲がるように作用する。
【0037】そのため、ICモジュール10が搭載され
ている領域においては、外力による応力があまりかから
ないことになり、大きく曲がることがなくなる。
【0038】これにより、ベース基材20が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール10の破損が
防止されるとともに、ベース基材20からのICモジュ
ール10の剥離が抑制される。
【0039】(第2の実施の形態)図3は、本発明のI
Cカードの第2の実施の形態となる接触型ICカードの
他の例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、
(b)は断面図である。
【0040】本形態は図3に示すように、表面層21、
中間層22,23及び裏面層24が積層されてなるベー
ス基材20に、情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cモジュール10が埋め込まれるように搭載されて構成
されており、ICモジュール10はベース基材20に形
成された穴26に埋め込まれた状態で接着剤25によっ
てベース基材20に固着されている。また、ICモジュ
ール10の表面には、外部に設けられ、接触状態にて情
報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込/読出
装置(不図示)と電気的に接するための接点11が設け
られており、この接点11が情報書込/読出装置に接す
ることにより、ICモジュール10の凸部に内蔵された
ICチップ(不図示)に対する情報の書き込みあるいは
読み出しが行われる。また、中間層22,23及び裏面
層24においては、ベース基材20に形成された穴26
を囲むように裏面層24から中間層22までの深さを有
する溝28が形成されている。なお、この溝28は、穴
26の周囲を全てつなぐようには形成されておらず、穴
26の周囲の一部には溝28が形成されていない部分が
存在している。
【0041】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール10の接点11が、接触状
態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書
込/読出装置に電気的に接触すると、接点11を介し
て、ICモジュール10内のICチップに情報が書き込
まれたり、ICモジュール10内のICチップに書き込
まれた情報が接点11を介して読み出されたりする。
【0042】以下に、上記のように構成された接触型I
Cカードの製造方法について説明する。
【0043】まず、ベース基材20を構成する表面層2
1、中間層22,23及び裏面層24を順次積層する。
【0044】次に、表面層21及び中間層22,23に
対して、ICモジュール10を埋め込むための穴26を
表面層21側から形成する。この穴26は、ICモジュ
ール10の形状に基づいて、表面層21のみが掘削され
て形成される領域と、表面層21及び中間層22,23
が掘削されて形成される領域とが存在する。
【0045】次に、ベース基材20に形成された穴26
を囲むように裏面層24から中間層22までの深さを有
する溝28を裏面層24側から形成する。なおこの際、
穴26の周囲を全てつなぐように溝28を形成するので
はなく、穴26の周囲の一部においては溝28を形成し
ない。
【0046】その後、穴26にICモジュール10を埋
め込み、ICモジュール10を接着剤25によってベー
ス基材20に固着させる。
【0047】以下に、上述したような接触型ICカード
に対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった
場合における作用について説明する。
【0048】図4は、図3に示した接触型ICカードに
対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった場
合における作用を説明するための図であり、(a)はI
Cモジュール10が埋め込まれている面が反るように外
力が加わった状態を示す図、(b)はICモジュール1
0が埋め込まれている面とは反対側の面が反るように外
力が加わった状態を示す図である。
【0049】図4(a)に示すように、図3に示した接
触型ICカードに対してICモジュール10が埋め込ま
れた面が反る方向にベース基材20に外力が加わった場
合は、その外力によって溝28が狭まるように作用し、
それにより、溝28が形成されている部分が他の部分に
比べて大きく曲がる。
【0050】また、図4(b)に示すように、図3に示
した接触型ICカードに対してICモジュール10が埋
め込まれた面とは反対側の面が反る方向にベース基材2
0に外力が加わった場合は、その外力によって溝28が
広がるように作用し、それにより、溝28が形成されて
いる部分が他の部分に比べて大きく曲がる。
【0051】このように、図3に示した接触型ICカー
ドに対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わっ
た場合、溝28が変形し、それにより、その応力の多く
が溝28にて吸収されるため、ベース基材20のうち、
溝28が形成されている部分が他の部分に比べて大きく
曲がることになる。
【0052】そのため、ICモジュール10が搭載され
ている領域においては、外力による応力があまりかから
ないことになり、大きく曲がることがなくなる。
【0053】これにより、ベース基材20が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール10の破損が
防止されるとともに、ベース基材20からのICモジュ
ール10の剥離が抑制される。
【0054】なお、本形態においては、溝28を、ベー
ス基材20を構成する裏面層24側から形成したが、ベ
ース基材20の表面層21側から形成することも考えら
れ、それにより、ベース基材20の溝28が形成されて
いない面のデザイン性を損ねてしまうことを回避でき
る。
【0055】(第3の実施の形態)図5は、本発明のI
Cカードの第3の実施の形態となるコンビネーション型
ICカードの一例を示す図であり、(a)はその構造を
示す図、(b)は断面図である。
【0056】図5に示すように本形態においては、表面
層71、中間層72,73及び裏面層74が積層されて
なるベース基材70に、その表面に、外部に設けられ、
接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための
情報書込/読出装置(不図示)と電気的に接するための
接点61を有してなるICモジュール60が埋め込まれ
た状態で接着剤75によってベース基材70に固着され
ており、さらに、接合部材90を介してICモジュール
60と電気的に接続され、外部に設けられ、非接触状態
にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込
/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュ
ール60に電流を供給し、それにより、ICモジュール
60の凸部に内蔵されたICチップ(不図示)に対する
情報の書き込み及び読み出しを行うためのアンテナ80
が中間層72と中間層73とに挟まれるように中間層7
2の裏面にエッチング等によって形成されている。ま
た、表面層71及び中間層72,73においては、IC
モジュール60が埋め込まれるための穴76が形成され
ており、さらに、表面層71、中間層72,73及び裏
面層74においては、ベース基材70に形成された穴7
6を囲むように表面層71から裏面層74まで貫通する
切り込み77が形成されている。なお、この切り込み7
7は、穴76の周囲を全てつなぐようには形成されてお
らず、穴76の周囲の一部には切り込み77が形成され
ていない部分が存在している。
【0057】上記のように構成されたコンビネーション
型ICカードにおいては、ICモジュール60の接点6
1が、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う
ための情報書込/読出装置に電気的に接触すると、接点
61を介して、ICモジュール60内のICチップに情
報が書き込まれたり、ICモジュール60内のICチッ
プに書き込まれた情報が接点61を介して読み出された
りする。
【0058】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しを行うための情報書込/読出装置に近接する
と、該情報書込/読出装置からの電磁誘導によってアン
テナ80に電流が流れ、この電流が接合部材90及び接
点62を介してICモジュール60に供給され、それに
より、ICモジュール60内のICチップに対する情報
の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0059】以下に、上記のように構成されたコンビネ
ーション型ICカードの製造方法について説明する。
【0060】まず、ベース基材20を構成する表面層7
1、中間層72,73及び裏面層74を順次積層する。
なお、中間層72においては、エッチング等によってそ
の裏面にアンテナ80が形成されている。
【0061】次に、表面層71及び中間層72,73に
対して、ICモジュール60を埋め込むための穴76を
表面層71側から形成するとともに、中間層72に対し
て接合部材90を埋め込むための穴79を形成する。な
お、ICモジュール60を埋め込むための穴76は、I
Cモジュール60の形状に基づいて、表面層71のみが
掘削されて形成される領域と、表面層71及び中間層7
2,73が掘削されて形成される領域とが存在する。
【0062】次に、ベース基材70に形成された穴76
を囲むように表面層71から裏面層74まで貫通する切
り込み77を形成する。なおこの際、穴76の周囲を全
てつなぐように切り込み77を形成するのではなく、穴
76の周囲の一部においては切り込み77を形成しな
い。
【0063】次に、中間層72に形成された穴79に接
合部材90を埋め込む。この接合部材90は金属等の導
電性材料からなるものであって、中間層72の裏面にお
いてアンテナ80と接するように中間層72に埋め込ま
れる。
【0064】その後、穴76にICモジュール60を埋
め込み、ICモジュール60を接着剤75によってベー
ス基材70に固着させる。この際、ICモジュール60
の接点62と接合部材90とが互いに接するようにな
り、これにより、ICモジュール60が、接点62及び
接合部材90を介してアンテナ80と電気的に接続され
ることになる。
【0065】以下に、上述したようなコンビネーション
型ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外
力が加わった場合における作用について説明する。
【0066】図6は、図5に示したコンビネーション型
ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外力
が加わった場合における作用を説明するための図であ
る。
【0067】図6に示すように、図5に示したコンビネ
ーション型ICカードに対してベース基材70が曲がる
方向に外力が加わった場合、切り込み77が変形し、そ
れにより、その応力の多くが切り込み77にて吸収され
るため、ベース基材70のうち、切り込み77が形成さ
れている部分が他の部分に比べて大きく曲がるように作
用する。
【0068】そのため、ICモジュール60が搭載され
ている領域においては、外力による応力があまりかから
ないことになり、大きく曲がることがなくなる。
【0069】これにより、ベース基材70が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール60の破損が
防止されるとともに、ベース基材70からのICモジュ
ール60の剥離が抑制される。
【0070】(第4の実施の形態)図7は、本発明のI
Cカードの第4の実施の形態となるコンビネーション型
ICカードの他の一例を示す図であり、(a)はその構
造を示す図、(b)は断面図である。
【0071】図7に示すように本形態においては、表面
層71、中間層72,73及び裏面層74が積層されて
なるベース基材70に、その表面に、外部に設けられ、
接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための
情報書込/読出装置(不図示)と電気的に接するための
接点61を有してなるICモジュール60が埋め込まれ
た状態で接着剤75によってベース基材70に固着され
ており、さらに、接合部材90を介してICモジュール
60と電気的に接続され、外部に設けられ、非接触状態
にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込
/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュ
ール60に電流を供給し、それにより、ICモジュール
60の凸部に内蔵されたICチップ(不図示)に対する
情報の書き込み及び読み出しを行うためのアンテナ80
が中間層72と中間層73とに挟まれるように中間層7
2の裏面にエッチング等によって形成されている。ま
た、表面層71及び中間層72,73においては、IC
モジュール60が埋め込まれるための穴76が形成され
ており、さらに、中間層72,73及び裏面層74にお
いては、ベース基材70に形成された穴76を囲むよう
に裏面層74から中間層72までの深さを有する溝78
が形成されている。なお、この溝78は、穴76の周囲
を全てつなぐようには形成されておらず、穴76の周囲
の一部には溝78が形成されていない部分が存在してい
る。
【0072】上記のように構成されたコンビネーション
型ICカードにおいては、ICモジュール60の接点6
1が、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う
ための情報書込/読出装置に電気的に接触すると、接点
61を介して、ICモジュール60内のICチップに情
報が書き込まれたり、ICモジュール60内のICチッ
プに書き込まれた情報が接点61を介して読み出された
りする。
【0073】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しを行うための情報書込/読出装置に近接する
と、該情報書込/読出装置からの電磁誘導によってアン
テナ80に電流が流れ、この電流が接合部材90及び接
点62を介してICモジュール60に供給され、それに
より、ICモジュール60内のICチップに対する情報
の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0074】以下に、上記のように構成されたコンビネ
ーション型ICカードの製造方法について説明する。
【0075】まず、ベース基材20を構成する表面層7
1、中間層72,73及び裏面層74を順次積層する。
なお、中間層72においては、エッチング等によってそ
の裏面にアンテナ80が形成されている。
【0076】次に、表面層71及び中間層72,73に
対して、ICモジュール60を埋め込むための穴76を
表面層71側から形成するとともに、中間層72に対し
て接合部材90を埋め込むための穴79を形成する。な
お、ICモジュール60を埋め込むための穴76は、I
Cモジュール60の形状に基づいて、表面層71のみが
掘削されて形成される領域と、表面層71及び中間層7
2,73が掘削されて形成される領域とが存在する。
【0077】次に、ベース基材70に形成された穴76
を囲むように裏面層74から中間層72までの深さを有
する溝78を裏面層74側から形成する。なおこの際、
穴76の周囲を全てつなぐように溝78を形成するので
はなく、穴76の周囲の一部においては溝78を形成し
ない。
【0078】次に、中間層72に形成された穴79に接
合部材90を埋め込む。この接合部材90は金属等の導
電性材料からなるものであって、中間層72の裏面にお
いてアンテナ80と接するように中間層72に埋め込ま
れる。
【0079】その後、穴76にICモジュール60を埋
め込み、ICモジュール60を接着剤75によってベー
ス基材70に固着させる。この際、ICモジュール60
の接点62と接合部材90とが互いに接するようにな
り、これにより、ICモジュール60が、接点62及び
接合部材90を介してアンテナ80と電気的に接続され
ることになる。
【0080】以下に、上述したようなコンビネーション
型ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外
力が加わった場合における作用について説明する。
【0081】図8は、図7に示したコンビネーション型
ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外力
が加わった場合における作用を説明するための図であ
り、(a)はICモジュール60が埋め込まれている面
が反るように外力が加わった状態を示す図、(b)はI
Cモジュール60が埋め込まれている面とは反対側の面
が反るように外力が加わった状態を示す図である。
【0082】図8(a)に示すように、図7に示した接
触型ICカードに対してICモジュール60が埋め込ま
れた面が反る方向にベース基材70に外力が加わった場
合は、その外力によって溝78が狭まるように作用し、
それにより、溝78が形成されている部分が他の部分に
比べて大きく曲がる。
【0083】また、図8(b)に示すように、図7に示
した接触型ICカードに対してICモジュール60が埋
め込まれた面とは反対側の面が反る方向にベース基材7
0に外力が加わった場合は、その外力によって溝78が
広がるように作用し、それにより、溝78が形成されて
いる部分が他の部分に比べて大きく曲がる。
【0084】このように、図7に示した接触型ICカー
ドに対してベース基材70が曲がる方向に外力が加わっ
た場合、溝78が変形し、それにより、その応力の多く
が溝78にて吸収されるため、ベース基材70のうち、
溝78が形成されている部分が他の部分に比べて大きく
曲がることになる。
【0085】そのため、ICモジュール60が搭載され
ている領域においては、外力による応力があまりかから
ないことになり、大きく曲がることがなくなる。
【0086】これにより、ベース基材70が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール60の破損が
防止されるとともに、ベース基材70からのICモジュ
ール60の剥離が抑制される。
【0087】なお、本形態においては、溝78を、ベー
ス基材70を構成する裏面層74側から形成したが、ベ
ース基材70の表面層71側から形成することも考えら
れ、それにより、ベース基材70の溝78が形成されて
いない面のデザイン性を損ねてしまうことを回避でき
る。
【0088】また、上述した第3及び第4の実施の形態
においては、接触型ICカードと非接触型ICカードと
を組み合わせた複合ICカードのうち、接触状態及び非
接触状態のいずれの場合においても情報の書き込み及び
読み出しが可能な1つのICモジュールが搭載されたコ
ンビネーション型ICカードを例に挙げて説明したが、
接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うICモ
ジュールと非接触状態にて情報の書き込み及び読み出し
を行うICモジュールとがそれぞれ搭載されたハイブリ
ッド型ICカードにおいても本発明を適用することがで
きる。
【0089】(第5の実施の形態)図9は、本発明のI
Cカードの第5の実施の形態となる接触型ICカードの
他の例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、
(b)は断面図である。
【0090】本形態は図9に示すように、表面層21、
中間層22,23及び裏面層24が積層されてなるベー
ス基材20に、情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cモジュール10が埋め込まれるように搭載されて構成
されており、ICモジュール10はベース基材20に形
成された穴26に埋め込まれた状態で接着剤25によっ
てベース基材20に固着されている。また、ICモジュ
ール10の表面には、外部に設けられ、接触状態にて情
報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込/読出
装置(不図示)と電気的に接するための接点11が設け
られており、この接点11が情報書込/読出装置に接す
ることにより、ICモジュール10の凸部に内蔵された
ICチップ(不図示)に対する情報の書き込みあるいは
読み出しが行われる。また、表面層21、中間層22,
23及び裏面層24においては、ベース基材20に形成
された穴26の周囲に表面層21から裏面層24まで貫
通する複数の穴29が穴26を囲むように連なって形成
されている。
【0091】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール10の接点11が、接触状
態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書
込/読出装置に電気的に接触すると、接点11を介し
て、ICモジュール10内のICチップに情報が書き込
まれたり、ICモジュール10内のICチップに書き込
まれた情報が接点11を介して読み出されたりする。
【0092】以下に、上記のように構成された接触型I
Cカードの製造方法について説明する。
【0093】まず、ベース基材20を構成する表面層2
1、中間層22,23及び裏面層24を順次積層する。
【0094】次に、表面層21及び中間層22,23に
対して、ICモジュール10を埋め込むための穴26を
表面層21側から形成する。この穴26は、ICモジュ
ール10の形状に基づいて、表面層21のみが掘削され
て形成される領域と、表面層21及び中間層22,23
が掘削されて形成される領域とが存在する。
【0095】次に、ベース基材20に形成された穴26
の周囲に、穴26を囲むように表面層21から裏面層2
4まで貫通する複数の穴29を形成する。
【0096】その後、穴26にICモジュール10を埋
め込み、ICモジュール10を接着剤25によってベー
ス基材20に固着させる。
【0097】以下に、上述したような接触型ICカード
に対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった
場合における作用について説明する。
【0098】図10は、図9に示した接触型ICカード
に対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった
場合における作用を説明するための図である。
【0099】図10に示すように、図9に示した接触型
ICカードに対してベース基材20が曲がる方向に外力
が加わった場合、穴29が変形し、それにより、その応
力の多くが複数の穴29にて吸収されるため、ベース基
材20のうち、複数の穴29が形成されている部分が他
の部分に比べて大きく曲がるように作用する。
【0100】そのため、ICモジュール10が搭載され
ている領域においては、外力による応力があまりかから
ないことになり、大きく曲がることがなくなる。
【0101】これにより、ベース基材20が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール10の破損が
防止されるとともに、ベース基材20からのICモジュ
ール10の剥離が抑制される。
【0102】なお、本形態においては、接触型ICカー
ドにおいてICモジュール10の周囲に複数の穴29が
形成されたものについて説明したが、第3及び第4の実
施の形態に示したコンビネーション型ICカードにおい
てICモジュールの周囲に複数の穴を形成することも可
能である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが
搭載されるベース基材において、ICモジュールを取り
囲むようにベース基材の表面から裏面まで貫通する切り
込みが設けられているため、ICカードに対してベース
基材が曲がる方向に外力が加わった場合、ベース基材の
うち、切り込みが形成されている部分が他の部分に比べ
て大きく曲がるように作用することになり、それによ
り、ICモジュールが搭載されている領域が大きく曲が
ることがなくなり、ICカードに対してベース基材が曲
がる方向に外力が加わった場合においてICモジュール
の破損を防止することができるとともにベース基材から
のICモジュールの剥離を抑制することができる。
【0104】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールが搭載されるベース基材において、I
Cモジュールを取り囲むようにベース基材の一方の面か
ら所定の深さの溝が形成されているものにおいても、I
Cカードに対してベース基材が曲がる方向に外力が加わ
った場合、ベース基材のうち、溝が形成されている部分
が他の部分に比べて大きく曲がるように作用することに
なり、それにより、ICモジュールが搭載されている領
域が大きく曲がることがなくなり、ICカードに対して
ベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合において
ICモジュールの破損を防止することができるとともに
ベース基材からのICモジュールの剥離を抑制すること
ができる。
【0105】また、情報の書き込み及び読み出しが可能
なICモジュールが搭載されるベース基材において、ベ
ース基材の表面から裏面まで貫通し、ICモジュールを
取り囲むように連なる複数の穴が形成されているものに
おいても、ICカードに対してベース基材が曲がる方向
に外力が加わった場合、ベース基材のうち、穴が形成さ
れている部分が他の部分に比べて大きく曲がるように作
用することになり、それにより、ICモジュールが搭載
されている領域が大きく曲がることがなくなり、ICモ
ジュールの破損を防止することができるとともにベース
基材からのICモジュールの剥離を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの第1の実施の形態となる
接触型ICカードの一例を示す図であり、(a)はその
構造を示す図、(b)は断面図である。
【図2】図1に示した接触型ICカードに対してベース
基材が曲がる方向に外力が加わった場合における作用を
説明するための図である。
【図3】本発明のICカードの第2の実施の形態となる
接触型ICカードの他の例を示す図であり、(a)はそ
の構造を示す図、(b)は断面図である。
【図4】図3に示した接触型ICカードに対してベース
基材が曲がる方向に外力が加わった場合における作用を
説明するための図であり、(a)はICモジュールが埋
め込まれている面が反るように外力が加わった状態を示
す図、(b)はICモジュールが埋め込まれている面と
は反対側の面が反るように外力が加わった状態を示す図
である。
【図5】本発明のICカードの第3の実施の形態となる
コンビネーション型ICカードの一例を示す図であり、
(a)はその構造を示す図、(b)は断面図である。
【図6】図5に示したコンビネーション型ICカードに
対してベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合に
おける作用を説明するための図である。
【図7】本発明のICカードの第4の実施の形態となる
コンビネーション型ICカードの他の一例を示す図であ
り、(a)はその構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
【図8】図7に示したコンビネーション型ICカードに
対してベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合に
おける作用を説明するための図であり、(a)はICモ
ジュールが埋め込まれている面が反るように外力が加わ
った状態を示す図、(b)はICモジュールが埋め込ま
れている面とは反対側の面が反るように外力が加わった
状態を示す図である。
【図9】本発明のICカードの第5の実施の形態となる
接触型ICカードの他の例を示す図であり、(a)はそ
の構造を示す図、(b)は断面図である。
【図10】図9に示した接触型ICカードに対してベー
ス基材が曲がる方向に外力が加わった場合における作用
を説明するための図である。
【図11】一般的な接触型ICカードの一例を示す図で
あり、(a)はその構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
【図12】一般的なコンビネーション型ICカードの一
例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、(b)
は断面図である。
【符号の説明】
10,60 ICモジュール 11,61,62 接点 20,70 ベース基材 21,71 表面層 22,23,72,73 中間層 24,74 裏面層 25,75 接着剤 26,29,76,79 穴 27,77 切り込み 28,78 溝 80 アンテナ 90 接合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA07 MB03 MB09 NA03 NA08 NB01 NB17 NB23 NB26 PA03 PA18 PA33 PA34 RA03 RA06 RA16 5B035 AA08 BA02 BA04 BA05 BB09 CA03 CA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
    Cモジュールがベース基材に搭載されてなるICカード
    において、 前記ベース基材は、前記ICモジュールを取り囲むよう
    に当該ベース基材の表面から裏面まで貫通する切り込み
    を有することを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
    Cモジュールがベース基材に搭載されてなるICカード
    において、 前記ベース基材は、前記ICモジュールを取り囲むよう
    に当該ベース基材の一方の面から所定の深さを有して形
    成された溝を有することを特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
    Cモジュールがベース基材に搭載されてなるICカード
    において、 前記ベース基材は、当該ベース基材の表面から裏面まで
    貫通し、前記ICモジュールを取り囲むように連なって
    形成された複数の穴を有することを特徴とするICカー
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    ICカードにおいて、 前記ICモジュールは、外部に設けられた情報書込/読
    出手段に接することにより当該ICモジュールに対する
    情報の書き込み及び読み出しを行うための接点を有する
    ことを特徴とするICカード。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のICカードにおいて、 前記ICモジュールに接続され、外部に設けられた情報
    書込/読出手段からの電磁誘導により前記ICモジュー
    ルに電流を供給することにより前記ICモジュールに対
    する情報の書き込み及び読み出しを行うためのアンテナ
    が前記ベース基材に形成されていることを特徴とするI
    Cカード。
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