JP2003044813A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JP2003044813A
JP2003044813A JP2001231604A JP2001231604A JP2003044813A JP 2003044813 A JP2003044813 A JP 2003044813A JP 2001231604 A JP2001231604 A JP 2001231604A JP 2001231604 A JP2001231604 A JP 2001231604A JP 2003044813 A JP2003044813 A JP 2003044813A
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Hajime Okubo
一 大久保
Kazuyuki Kinoshita
和之 木下
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Toppan Edge Inc
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース基材が曲がる方向に外力が加わった場
合にICモジュールの破損を防止するとともにベース基
材からのICモジュールの剥離を抑制する。 【解決手段】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cモジュール10が搭載されるベース基材20を構成す
る中間層22,23のうち、ICモジュール10を取り
囲むような溝形状を他の領域を構成する材質よりも柔ら
かい材質となる軟質材22b,23bによって構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の書き込み及
び読み出しが可能なICチップが搭載されたICカード
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。
【0003】このような情報管理や決済等に用いられる
カードは、ICチップが搭載されたICカードや、磁気
により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の
装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】さらに、ICカードにおいては、情報の書
き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることによ
り行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだ
けで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非
接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気
カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込
み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に
使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿
っている。
【0005】さらに、近年では、上述したような接触型
ICカードと非接触型ICカードとを組み合わせた複合
ICカードも普及しており、接触状態にて情報の書き込
み及び読み出しを行うICチップと非接触状態にて情報
の書き込み及び読み出しを行うICチップとがそれぞれ
搭載されたハイブリッド型ICカードや、接触状態及び
非接触状態のいずれの場合においても情報の書き込み及
び読み出しが可能な1つのICチップが搭載されたコン
ビネーション型ICカードが用いられている。
【0006】図5は、一般的な接触型ICカードの一例
を示す図であり、(a)はその構造を示す図、(b)は
断面図である。
【0007】本従来例は図5に示すように、複数の層か
らなるベース基材120に、情報の書き込み及び読み出
しが可能なICモジュール110が埋め込まれるように
搭載されて構成されており、ICモジュール110は接
着剤125によってベース基材120に固着されてい
る。また、ICモジュール110の表面には、外部に設
けられ、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行
うための情報書込/読出装置(不図示)と電気的に接す
るための接点111が設けられており、この接点111
が情報書込/読出装置に接することにより、ICモジュ
ール110の凸部に内蔵されたICチップ(不図示)に
対する情報の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0008】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール110の接点111が、接
触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情
報書込/読出装置に電気的に接触すると、接点111を
介して、ICモジュール110内のICチップに情報が
書き込まれたり、ICモジュール110内のICチップ
に書き込まれた情報が接点111を介して読み出された
りする。
【0009】図6は、一般的なコンビネーション型IC
カードの一例を示す図であり、(a)はその構造を示す
図、(b)は断面図である。
【0010】図6に示すように本従来例においては、複
数の層からなるベース基材220に、その表面に、外部
に設けられ、接触状態にて情報の書き込み及び読み出し
を行うための情報書込/読出装置(不図示)と電気的に
接するための接点211を有してなるICモジュール2
10が埋め込まれた状態で接着剤225によってベース
基材220に固着されており、さらに、接合部材240
を介してICモジュール210と電気的に接続され、外
部に設けられ、非接触状態にて情報の書き込み及び読み
出しを行うための情報書込/読出装置(不図示)からの
電磁誘導によりICモジュール210に電流を供給し、
それにより、ICモジュール210の凸部に内蔵された
ICチップ(不図示)に対する情報の書き込み及び読み
出しを行うためのアンテナ230がベース基材220を
構成する複数の層に挟まれている。
【0011】上記のように構成されたコンビネーション
型ICカードにおいては、ICモジュール210の接点
211が、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを
行うための情報書込/読出装置に電気的に接触すると、
接点211を介してICモジュール210内のICチッ
プに情報が書き込まれたり、ICモジュール210内の
ICチップに書き込まれた情報が接点211を介して読
み出されたりする。
【0012】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しを行うための情報書込/読出装置に近接する
と、該情報書込/読出装置からの電磁誘導によってアン
テナ230に電流が流れ、この電流が接合部材240及
び接点212を介してICモジュール210に供給さ
れ、それにより、ICモジュール210内のICチップ
に対する情報の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなICカ
ードにおいては、ベース基材が曲がる方向に外力が加わ
った場合、ICモジュールが固着された部分においても
曲がろうとする力が働き、ICモジュールが破損してし
まったり、ベース基材が曲ってICモジュールがベース
基材から剥がれてしまったりする等の問題点がある。特
に、接着剤を塗布可能な領域の面積が小さな場合は、小
さな外力が加わっただけでも、ICモジュールがベース
基材から剥がれてしまう虞れがある。
【0014】また、コンビネーション型ICカードにお
いては、ICモジュールと接合部材、あるいはアンテナ
と接合部材とが互いに剥がれてしまい、ICモジュール
とアンテナとが電気的に絶縁されてしまうという問題点
がある。
【0015】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、ベース基材
が曲がる方向に外力が加わった場合にICモジュールの
破損を防止するとともにベース基材からのICモジュー
ルの剥離を抑制することができるICカードを提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能なIC
モジュールがベース基材に搭載されてなるICカードに
おいて、前記ベース基材は、前記ICモジュールを取り
囲むような溝形状が他の領域を構成する材質よりも柔ら
かい材質によって構成されていることを特徴とする。
【0017】また、前記ベース基材は複数の層からな
り、前記複数の層のうち表面に露出しない層のみが、前
記ICモジュールを取り囲むような溝形状が他の領域を
構成する材質よりも柔らかい材質によって構成されてい
ることを特徴とする。
【0018】また、前記ICモジュールは、外部に設け
られた情報書込/読出手段に接することにより当該IC
モジュールに対する情報の書き込み及び読み出しを行う
ための接点を有することを特徴とする。
【0019】また、前記ICモジュールに接続され、外
部に設けられた情報書込/読出手段からの電磁誘導によ
り前記ICモジュールに電流を供給することにより前記
ICモジュールに対する情報の書き込み及び読み出しを
行うためのアンテナが前記複数の層に挟まれるように形
成されていることを特徴とする。
【0020】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモ
ジュールが搭載されるベース基材のうち、ICモジュー
ルを取り囲むような溝形状が他の領域を構成する材質よ
りも柔らかい材質によって構成されている。
【0021】ここで、ICカードに対してベース基材が
曲がる方向に外力が加わった場合、他の領域を構成する
材質よりも柔らかい材質によって構成されている部分が
他の領域よりも柔らく曲がりやすいため、ICカードに
対してベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合に
おいても、ICモジュールを取り囲むような溝形状のみ
が曲がり、ICモジュールが搭載されている領域はほと
んど曲がらないことになる。
【0022】これにより、ベース基材が曲がる方向に外
力が加わった場合に、ICモジュールの破損が防止され
るとともに、ベース基材からのICモジュールの剥離が
抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は、本発明のI
Cカードの第1の実施の形態となる接触型ICカードの
一例を示す図であり、(a)はその構造を示す図、
(b)は断面図、(c)は積層状態を示す図である。
【0025】本形態は図1に示すように、表面層21、
中間層22,23及び裏面層24からなるベース基材2
0に、情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュ
ール10が埋め込まれるように搭載されて構成されてお
り、ICモジュール10は接着剤25によってベース基
材20に固着されている。また、ICモジュール10の
表面には、外部に設けられ、接触状態にて情報の書き込
み及び読み出しを行うための情報書込/読出装置(不図
示)と電気的に接するための接点11が設けられてお
り、この接点11が情報書込/読出装置に接することに
より、ICモジュール10の凸部に内蔵されたICチッ
プ(不図示)に対する情報の書き込みあるいは読み出し
が行われる。また、表面層21及び中間層22,23に
おいては、ICモジュール10が埋め込まれるための穴
26a,26b,26cがそれぞれ形成されており、さ
らに、中間層22,23においては、穴26b,26c
の周囲の、ICモジュール10が搭載された表面層21
が積層された場合にICモジュール10を取り囲むよう
な溝形状が、他の領域を構成する材質よりも柔らかい材
質となる軟質材22b,23bによって構成されてい
る。
【0026】上記のように構成された接触型ICカード
においては、ICモジュール10の接点11が、接触状
態にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書
込/読出装置に電気的に接触すると、接点11を介し
て、ICモジュール10内のICチップに情報が書き込
まれたり、ICモジュール10内のICチップに書き込
まれた情報が接点11を介して読み出されたりする。
【0027】以下に、上記のように構成された接触型I
Cカードの製造方法について説明する。
【0028】まず、所定の硬度を有する硬質材22a,
23aからなる中間層22,23に対して、中間層2
2,23が、ICモジュール10が搭載された表面層2
1が積層された場合に、ICモジュール10を取り囲む
ような領域に所定の幅を有する溝をそれぞれ形成する。
【0029】次に、中間層22,23に形成された溝
に、硬質材22a,23aよりも柔らかい材質となる樹
脂等からなる軟質材22b,23bをはめ込む。なお、
軟質材22b,23bにおいては、中間層22,23に
形成された溝形状に成形されたものをはめ込むことによ
って中間層22,23に組み込むことに限らず、中間層
22,23に形成された溝に軟質材22b,23bを流
し込むことによって中間層22,23に組み込むことも
考えられる。
【0030】次に、表面層21、中間層22,23及び
裏面層24を順次積層する。
【0031】次に、表面層21及び中間層22,23に
対して、ICモジュール10を埋め込むための穴26
a,26b,26cを表面層21側から形成する。
【0032】その後、穴26a,26b,26cにIC
モジュール10を埋め込み、ICモジュール10を接着
剤25によってベース基材20に固着させる。
【0033】以下に、上述したような接触型ICカード
に対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった
場合における作用について説明する。
【0034】図2は、図1に示した接触型ICカードに
対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わった場
合における作用を説明するための図である。
【0035】図2に示すように、図1に示した接触型I
Cカードに対してベース基材20が曲がる方向に外力が
加わった場合、中間層22,23をそれぞれ構成する硬
質材22a,23a及び軟質材22b、23bのうち、
軟質材22b、23bによって構成されている領域が硬
質材22a,23aによって構成されている領域よりも
柔らく曲がりやすいため、軟質材22b、23bによっ
て構成されている領域のみが曲がり、硬質材22a,2
3aによって構成されている領域はほとんど曲がらな
い。
【0036】ここで、ICモジュール10が搭載されて
いる領域においては、中間層22,23が硬質材22
a,23aによって構成されているため、接触型ICカ
ードに対してベース基材20が曲がる方向に外力が加わ
った場合においても、ICモジュール10が搭載されて
いる領域はほとんど曲がらないことになる。
【0037】これにより、ベース基材20が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール10の破損が
防止されるとともに、ベース基材20からのICモジュ
ール10の剥離が抑制される。
【0038】(第2の実施の形態)図3は、本発明のI
Cカードの第2の実施の形態となるコンビネーション型
ICカードの一例を示す図であり、(a)はその構造を
示す図、(b)は断面図、(c)は積層状態を示す図で
ある。
【0039】図3に示すように本形態においては、表面
層71、中間層72,73及び裏面層74からなるベー
ス基材70に、その表面に、外部に設けられ、接触状態
にて情報の書き込み及び読み出しを行うための情報書込
/読出装置(不図示)と電気的に接するための接点61
を有してなるICモジュール60が埋め込まれた状態で
接着剤75によってベース基材70に固着されており、
さらに、接合部材90を介してICモジュール60と電
気的に接続され、外部に設けられ、非接触状態にて情報
の書き込み及び読み出しを行うための情報書込/読出装
置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール60
に電流を供給し、それにより、ICモジュール60の凸
部に内蔵されたICチップ(不図示)に対する情報の書
き込み及び読み出しを行うためのアンテナ80が中間層
72と中間層73とに挟まれるように中間層72の裏面
にエッチング等によって形成されている。また、表面層
71及び中間層72,73においては、ICモジュール
60が埋め込まれるための穴76a,76b,76cが
それぞれ形成されており、さらに、中間層72,73に
おいては、穴76b,76cの周囲の、ICモジュール
60が搭載された表面層71が積層された場合にICモ
ジュール60を取り囲むような溝形状が、他の領域を構
成する材質よりも柔らかい材質となる軟質材72b,7
3bによって構成されている。また、中間層72におい
ては、ICモジュール60が搭載された場合にICモジ
ュール60の接点62と裏面に形成されたアンテナ80
とを電気的に接続するための接合部材90が埋め込まれ
ている。
【0040】上記のように構成されたコンビネーション
型ICカードにおいては、ICモジュール60の接点6
1が、接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う
ための情報書込/読出装置に電気的に接触すると、接点
61を介して、ICモジュール60内のICチップに情
報が書き込まれたり、ICモジュール60内のICチッ
プに書き込まれた情報が接点61を介して読み出された
りする。
【0041】また、非接触状態にて情報の書き込み及び
読み出しを行うための情報書込/読出装置に近接する
と、該情報書込/読出装置からの電磁誘導によってアン
テナ80に電流が流れ、この電流が接合部材90及び接
点62を介してICモジュール60に供給され、それに
より、ICモジュール60内のICチップに対する情報
の書き込みあるいは読み出しが行われる。
【0042】以下に、上記のように構成されたコンビネ
ーション型ICカードの製造方法について説明する。
【0043】まず、所定の硬度を有する硬質材72a,
73aからなる中間層72,73に対して、中間層7
2,73が、ICモジュール60が搭載された表面層7
1が積層された場合に、ICモジュール60を取り囲む
ような領域に所定の幅を有する溝をそれぞれ形成する。
【0044】次に、中間層72,73に形成された溝
に、硬質材72a,73aよりも柔らかい材質となる樹
脂等からなる軟質材72b,73bをはめ込む。なお、
軟質材72b,73bにおいては、中間層72,73に
形成された溝形状に成形されたものをはめ込むことによ
って中間層72,73に組み込むことに限らず、中間層
72,73に形成された溝に軟質材72b,73bを流
し込むことによって中間層72,73に組み込むことも
考えられる。
【0045】次に、中間層72の裏面にエッチング等に
よってアンテナ80を形成する。
【0046】次に、表面層71、中間層72,73及び
裏面層74を順次積層する。
【0047】次に、表面層71及び中間層72,73に
対して、ICモジュール60を埋め込むための穴76
a,76b,76cを表面層71側から形成するととも
に、中間層72に対して接合部材90を埋め込むための
穴76dを形成する。
【0048】次に、中間層72に形成された穴76dに
接合部材90を埋め込む。この接合部材90は金属等の
導電性材料からなるものであって、中間層72の裏面に
おいてアンテナ80と接するように中間層72に埋め込
まれる。
【0049】その後、穴76a,76b,76cにIC
モジュール60を埋め込み、ICモジュール60を接着
剤75によってベース基材70に固着させる。この際、
ICモジュール60の接点62と接合部材90とが互い
に接するようになり、これにより、ICモジュール60
が、接点62及び接合部材90を介してアンテナ80と
電気的に接続されることになる。
【0050】以下に、上述したようなコンビネーション
型ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外
力が加わった場合における作用について説明する。
【0051】図4は、図3に示したコンビネーション型
ICカードに対してベース基材70が曲がる方向に外力
が加わった場合における作用を説明するための図であ
る。
【0052】図4に示すように、図3に示したコンビネ
ーション型ICカードに対してベース基材70が曲がる
方向に外力が加わった場合、中間層72,73をそれぞ
れ構成する硬質材72a,73a及び軟質材72b、7
3bのうち、軟質材72b、73bによって構成されて
いる領域が硬質材72a,73aによって構成されてい
る領域よりも柔らく曲がりやすいため、軟質材72b,
73bによって構成されている領域のみが曲がり、硬質
材72a,73aによって構成されている領域はほとん
ど曲がらない。
【0053】ここで、ICモジュール60が搭載されて
いる領域においては、中間層72,73が硬質材72
a,73aによって構成されているため、コンビネーシ
ョン型ICカードに対してベース基材70が曲がる方向
に外力が加わった場合においても、ICモジュール60
が搭載されている領域はほとんど曲がらないことにな
る。
【0054】これにより、ベース基材70が曲がる方向
に外力が加わった場合に、ICモジュール60の破損が
防止されるとともに、ベース基材70からのICモジュ
ール60の剥離が抑制される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが
搭載されるベース基材のうち、ICモジュールを取り囲
むような溝形状が他の領域を構成する材質よりも柔らか
い材質によって構成されているため、ICカードに対し
てベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合におい
ても、ICモジュールを取り囲むような溝形状のみが曲
がり、ICモジュールが搭載されている領域はほとんど
曲がらないことになり、ICモジュールの破損を防止す
ることができるとともに、ベース基材からのICモジュ
ールの剥離を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの第1の実施の形態となる
接触型ICカードの一例を示す図であり、(a)はその
構造を示す図、(b)は断面図、(c)は積層状態を示
す図である。
【図2】図1に示した接触型ICカードに対してベース
基材が曲がる方向に外力が加わった場合における作用を
説明するための図である。
【図3】本発明のICカードの第2の実施の形態となる
コンビネーション型ICカードの一例を示す図であり、
(a)はその構造を示す図、(b)は断面図、(c)は
積層状態を示す図である。
【図4】図3に示したコンビネーション型ICカードに
対してベース基材が曲がる方向に外力が加わった場合に
おける作用を説明するための図である。
【図5】一般的な接触型ICカードの一例を示す図であ
り、(a)はその構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
【図6】一般的なコンビネーション型ICカードの一例
を示す図であり、(a)はその構造を示す図、(b)は
断面図である。
【符号の説明】
10,60 ICモジュール 11,61,62 接点 20,70 ベース基材 21,71 表面層 22,23,72,73 中間層 22a,23a,72a,73a 硬質材 22b,23b,72b,73b 軟質材 24,74 裏面層 25,75 接着剤 26a,26b,26c,76a,76b,76c,7
6d 穴 80 アンテナ 90 接合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA09 MA10 NA02 NA09 PA03 PA06 PA08 PA32 PA33 5B035 AA07 BA03 BA05 BB09 CA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
    Cモジュールがベース基材に搭載されてなるICカード
    において、 前記ベース基材は、前記ICモジュールを取り囲むよう
    な溝形状が他の領域を構成する材質よりも柔らかい材質
    によって構成されていることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカードにおいて、 前記ベース基材は複数の層からなり、 前記複数の層のうち表面に露出しない層のみが、前記I
    Cモジュールを取り囲むような溝形状が他の領域を構成
    する材質よりも柔らかい材質によって構成されているこ
    とを特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のICカードにおいて、 前記ICモジュールは、外部に設けられた情報書込/読
    出手段に接することにより当該ICモジュールに対する
    情報の書き込み及び読み出しを行うための接点を有する
    ことを特徴とするICカード。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のICカードにおいて、 前記ICモジュールに接続され、外部に設けられた情報
    書込/読出手段からの電磁誘導により前記ICモジュー
    ルに電流を供給することにより前記ICモジュールに対
    する情報の書き込み及び読み出しを行うためのアンテナ
    が前記複数の層に挟まれるように形成されていることを
    特徴とするICカード。
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