JP2007114991A - 複合icカードと複合icカード用icモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ATMで反復使用しても、非接触通信機能を損なうことのない複合ICカードとそれに使用する複合ICカード用ICモジュールを提供する。
【解決手段】 本複合ICカード1は、カード表面にカードの四辺に平行するように配置された矩形状の接触端子板を有する複合ICカード用ICモジュールをISO7816に規定する位置に装着したカードにおいて、ICカード基体内のアンテナコイル11の両端とICモジュール5のアンテナ接続用端子板とを接続する第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔14,15が、ICカードの長辺に平行するICモジュールの横中心線lmに対して、ICカードの横中心線から遠方側になるICモジュール装着用凹部20の第1凹部面、特にICモジュールの上縁、上縁と右辺または左辺、にのみ掘削されており、当該第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔により前記接続がされていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は複合ICカードと複合ICカード用ICモジュールに関する。
詳しくは、複合ICカードをATM(Automatic Teller Machine)に通して反復使用しても断線や接触不良により機能喪失しないようにした高耐久性ICカードとそれに使用する複合ICカード用ICモジュールに関する。具体的には、複合ICカード用ICモジュールのアンテナ接続用端子板とカード基体内のアンテナコイル端部とを、ATMの搬送ローラ通過域の外側で接続することにより、断線を防止した複合ICカードとそれに使用する複合ICカード用ICモジュールに関する。
従って、本発明の技術分野は、複合ICカードやICモジュールの製造および利用分野に関する。
接触型ICカードは、一般にはCOB(Chip On Board)、またはリール形状のフレキシブル基板を用いたCOT(Chip On Tape)の形態をとったICモジュールを搭載しており、ICモジュールの各端子と、R/W(リーダライタ)のコンタクト部とを接触させて電気的に接続して、I/Oラインを形成し、I/Oラインを通じて情報の読み出し、書き込みが行われている。
ところで、近年、接触と非接触の双方の機能を有するICカード、すなわち、複合ICカードまたはデュアルインターフェースカードと呼ばれるICカードが出現している。
このものは、カード表面に接触端子板を有するので、ATM等とコンタクト端子を介して交信する接触型ICカードと使用することができ、一方、交通機関の改札用途用等として端子板を介さずに交信する非接触型ICカードとしても機能し、双方の用途に自在に利用できるので、便利なICカードとして用途が拡大している。
この複合ICカードは、接触型インターフェースと非接触型インターフェースを備えており、接触型はICモジュールの表面接触端子板を介して交信し、非接触型はカード基体内のアンテナコイルとICモジュールの非接触インターフェース部とをアンテナ接続用端子板を介して接続することにより、電磁波に搬送された外部機器からの信号を受信し、かつICカードに必要な電力の供給を受けられるようになっている。
この複合ICカードを非接触型用途としてのみ使用する場合は、特に問題を生じることがないが、接触型としてATM等の搬送ローラ中を通過させる場合は、カード基体内のアンテナコイルとICモジュールの非接触インターフェース部との前記接続部が、搬送ローラの押圧を受けて断線したり接触不良となることがある。このことは、非接触通信機能の喪失という致命的な問題になる。
図10は、ATMの搬送ローラの通過域を示す図である。搬送ローラは、幅2mm〜5mmのテフロン(登録商標)からなるローラが、カード表面に接して走行するようにされている。もっとも、実際に移動するのはICカードであり、固定して回転する複数組みの表裏ローラ間を複合ICカード1が搬送されている。
カードの搬送方式は製造メーカによってタイプの違いがあって、搬送ローラの1本タイプ、2本タイプ、3本タイプとがある。1本タイプ(図10(A))は、カードのほぼ中心域(L1域)のみを表裏のローラがICカードを抑えて搬送する。
2本タイプ(図10(B))は、中心域L1域とL2(またはL3)域を、3本タイプ(図10(C))は、L1、L2、L3の域を搬送ローラが抑えて搬送する。いずれの場合も、中心域(L1域)のローラを有している。JISX6301規定のID−1型カードで、JISX6303規定の位置に各端子を設置した場合、ICモジュールの接触端子板2のC4とC8端子の全域(ローラ幅によっては全域でない場合もある。)とC3とC7端子の大半域を通過することになる。
このATMの中心域L1域搬送ローラの通過域は、JIS等として規定されてはいないが、数社あるメーカーのATMが、ほぼ同一の仕様にされている。ただし、ローラ幅により走行する範囲の幅域は多少変動する。
図8は、従来の複合ICカードのICモジュールの端子部やアンテナとの接続を説明する図である。図8(A)は、表面端子基板を示す図であって、C1〜C8の8個の端子を有することを示している。8個の端子は、C1がVcc(供給電圧)、C2がRST(リセット信号)、C3がCLK(クロック信号)、C5はGND(接地)、C6はVpp(可変供給電圧;プログラム供給電圧など)、C7はI/O(データ入出力)、C4とC8はRFU(予備端子)であって現在は使用していない。この端子配置は通常の接触型ICカードの場合と同一である。接触型ICカードの外部端子位置は、ISO/IEC7816−2(JISX6303)に規定されるものであり、本発明の複合ICカードも当該規定の要件を満たすものである。
複合ICカード用ICモジュールの裏面のボンディング状態は、例として、図8(B)のようになっている。C1,C2,C3,C5,C7端子背面の絶縁基板には、ワイヤボンディング基板側パッド26が形成されていて、当該パッドを介して、それぞれICチップ3側の接続端子(パッド)にボンディングワイヤ27で接続されている。C4,C8端子は予備端子なので基板側パッド26は設けられていない。C6のVppも使用しない場合が多い。図8(B)の場合、C2,C3,C4端子とC6,C7,C8端子の背面を利用してアンテナ接続用端子板24,25と導通回路が設けられ、ICチップ3の非接触インターフェース部La,Lbにワイヤボンディングされている。複合ICモジュール5jのICチップ3やボンディングワイヤ27部分は樹脂モールドされている。
図8(C)は、上記複合ICカード用ICモジュール5jをICモジュール装着用凹部20に装着した状態を示す平面図である。装着用凹部20は、ICモジュールの端子基板を載置する第1凹部21とICモジュール5jの樹脂モールド部を納める第2凹部22とから構成されている。カード基体内のアンテナコイル11の両端とICモジュールのアンテナ接続用端子板24,25との接続は、第1凹部21面にアンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削して、当該凹孔内に導電性接着剤等を充填して両者間を接着することにより行っている。
ところで、ATMの搬送ローラの通過域4は、複合ICカード1のICモジュール5をISO7816に規定する位置に装着した場合、通常、図8(C)に図示するように、上端がICモジュール端子板8の横中心線lmに1mmまでに接近し、ICカードの横中心線Lmに近い側を通過するようになっている。
図8(C)の場合、アンテナコイル導通用凹孔14,15は、ICモジュール5の横中心lm線上に形成されていて当該導通用凹孔14,15を介して、非接触インターフェースLa,Lbの接続がされている。搬送ローラの通過域は、横中心lm線の真上を通過はしないが接近しているので、非接触インターフェースLa,Lbが搬送ローラの影響を受けることが考えられる。
図9は、従来の他の例の複合ICカードのICモジュールの端子部やアンテナとの接続を説明する図である。図9(A)は、表面端子基板を示す図であって、端子配置は図8の場合と同一である。
裏面のボンディング状態は、図9(B)のようになっている。C1,C2,C3,C5,C7端子背面の絶縁基板に、ワイヤボンディング基板側パッド26が形成され、C4,C8,C6端子に基板側パッドが設けられていないのは、図8の場合と同一である。
図9(B)の場合、C6端子とC7端子の背面を利用してアンテナ接続用端子板24,25が設けられ、ICチップ3の非接触インターフェース部La,Lbにボンディングされている。複合ICモジュール5jのICチップ3やボンディングワイヤ27部分は樹脂モールドされている。
図9(C)のように、この場合、アンテナコイル導通用凹孔14は搬送ローラの通過域にかからないが、アンテナコイル導通用凹孔15は、搬送ローラの通過域にかかるため、非接触インターフェースLbは断線等の損傷を受ける危険性が大きくなる。
このような状況は、搬送ローラの通過域にアンテナコイル導通用凹孔14,15を形成する場合には必然的に生じえる問題である。
以上のように、アンテナ接続用端子板24,25(またはアンテナコイル導通用凹孔14,15)が、ATMの搬送ローラの通過域下に位置する場合は、非接触インターフェースの断線や接触不良の問題が生じ得る。そこで本発明は、アンテナコイル導通用凹孔14,15を搬送ローラ通過域外に形成して、接続不良を防止することを課題とする。
本願に直接関連する先行特許文献は検出されないが、複合ICカードに関しては、特許文献1、特許文献2等が検出される。特許文献1は、接触・非接触両用のICカードにおいて、アンテナとの接続を分岐する2個の接続端子で行うことを提案しているが、本願と目的を異にしている。特許文献2は、アンテナ接続用端子板の接続強度を高くする技術について提案するが、本願とは目的を異にしている。
特開2004−199114号公報 特開2005− 18402号公報
複合ICカードをATMに反復使用した場合であっても、ATMの搬送ローラの押圧により、カード基体内のアンテナコイル端子とICモジュールのアンテナ接続用端子板間が断線または接続不良となることのないようにした複合ICカード、およびそれに使用する複合ICカード用ICモジュールを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決する本発明の要旨は請求項1記載の発明であって、カード表面にカードの四辺に平行するように配置された矩形状の接触端子板を有する複合ICカード用ICモジュールをISO7816に規定する位置に装着した複合ICカードにおいて、ICカード基体内のアンテナコイルの両端とICモジュールのアンテナ接続用端子板とを接続する第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの長辺に平行するICモジュールの横中心線に対して、ICカードの横中心線から遠方側になるICモジュール装着用凹部の第1凹部面にのみ掘削されており、当該第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔により前記接続がされていることを特徴とする複合ICカード、にある。
請求項2記載の発明は請求項1記載の発明の実施態様であって、第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部面に掘削されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明も請求項1記載の発明の実施態様であって、第1のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部面に掘削され、第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICモジュールの左右のいずれかの辺に対応する第1凹部面に掘削されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明も請求項1記載の発明の実施態様であって、前記第1のアンテナコイル導通用凹孔がICモジュールの右辺に対応する第1凹部面に掘削され、第2のアンテナコイル導通用凹孔がICモジュールの左辺に対応する第1凹部面に掘削され、かつ双方の導通用凹孔の中心がICモジュールの横中心線から1mmを超えて、離れていることを特徴とする。
請求項5、請求項6、請求項7記載の発明は、上記複合ICカードに使用する複合ICカード用ICモジュールを発明とするものであって、ICモジュールの2箇所のアンテナ接続用端子板を複合ICカードの導通用凹孔に近い部分の端子辺側に形成したことを特徴とするものである。
本発明の複合ICカードでは、ICモジュールのアンテナ接続用端子板とカード基体内のアンテナとの接続が、ATM搬送ローラの通過域外で行われているので、当該接続域がローラの押圧を受けず、ローラ圧による断線や接触不良が生じることが少なくなる。
本発明の複合ICカード用ICモジュールでは、アンテナ接続用端子板が、ICモジュールの中心線に対して、ICカードの上縁側に形成されているので、本発明の複合ICカードに好適に使用できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の複合ICカードの第1形態の説明図、図2は、同第2形態の説明図、図3は、同第3形態の説明図、図4は、複合ICカードの断面図、図5は、本発明の複合ICカード用ICモジュールの第1形態の説明図、図6は、同第2形態の説明図、図7は、同第3形態の説明図、である。
請求項1記載の発明は、以下に説明する3種の実施形態の複合ICカードを包括的に表現した内容になっている。要するに、ICカード基体内のアンテナコイルの両端とICモジュールのアンテナ接続用端子板とを接続する第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔は、ATMのカード中心域を通る搬送ローラの通過域(L1域)から離れた位置にあることが好ましいことから、ICカードの長辺に平行するICモジュールの横中心線に対して、ICカードの横中心線から遠方側に限って、上記第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔を掘削して設ける趣旨である。
この実施形態は、以下の3種の実施形態に区分されるので、順次説明する。
図1は、本発明の複合ICカードの第1形態の説明図であって、図1(A)は、複合ICカード1の平面図、図1(B)は、複合ICカード用ICモジュール(以下、単に「ICモジュール」とも記載する。)5のICモジュール装着用凹部を示す平面図、である。
図1(A)のように、複合ICカード1は、札入れサイズのカード基体10内に、巻き線状のアンテナコイル11を有していて、アンテナコイル11の両端部は、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板(不図示)に接続するようにされている。
アンテナコイル11は、エッチングした金属箔または細径の被覆銅線等からなり、ICカード基体の外周域を2回ないし数回巻き回して、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板に接続している。図1の複合ICカード1では、ICモジュール5の上辺8uにアンテナ接続用端子板が形成されているので、当該位置の下側にアンテナコイル11の両端端子が位置するようにして接続する。
図1(B)のように、ICモジュール5の装着部のカード基体10には、ICモジュール装着用凹部20が掘削されている。ICモジュール装着用凹部20は、ICモジュール5の端子基板を嵌め込みする大きさの第1凹部21と、樹脂モールド部を納める大きさと深さの第2凹部22とから構成されている。複合ICカード1では、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板とカード基体内のアンテナコイル11の両端を接続する2箇所のアンテナコイル導通用凹孔14,15を、この第1凹部21面に形成する必要があるが、第1形態では、当該2箇所の導通用凹孔14,15が、ICカードの横中心線Lmから最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部21面に掘削されている特徴がある。
ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺とは、具体的には、矩形状の端子基板を有するICモジュール5のICカードの上縁uに平行する端子基板辺8uであり、当該辺が位置することになる第1凹部面に導通用凹孔を掘削することを意味する。
図1(B)では、2箇所のアンテナコイル導通用凹孔14,15が、端子基板辺8uに対応する第1凹部21面に掘削されていることが示されている。ATMの搬送ローラの通過域4の上端は、ICモジュール5の横中心線lmから約1mm離れた位置となるので、この状態であれば、アンテナコイル11の接続部が搬送ローラの影響を受けることはない。なお、図1は請求項1および請求項2記載の複合ICカードに該当するものである。
図2は、本発明の複合ICカードの第2形態の説明図であって、図2(A)と(B)の内容は、図1と同様である。図2(A)のように、複合ICカード1は、札入れサイズのカード基体10内に、巻き線状のアンテナコイル11を有し、アンテナコイル11の両端部は、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板に接続するようにされている。
図2(A)の場合、アンテナ接続用端子板の一方は、図上、ICモジュール5の右側辺8rに接続しているが、左側であってもよいものである。むしろ左側の方が、ICカードを短辺に平行に曲げた際に受ける応力が少なくなるので、右側よりは左側が好ましいことになる。
図2(B)のように、第1のアンテナコイル導通用凹孔14は、ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺、すなわち、ICモジュール5のICカードの上縁uに平行する端子板上側辺8uが位置することになる第1凹部面に掘削され、第2のアンテナコイル導通用凹孔15が右側の辺、好ましくは右側の辺8rであって、C5とC6端子の間に対応する第1凹部面に掘削されている特徴がある。この場合も、ATMの搬送ローラの通過域4は、ICモジュール5の横中心線lmから約1mm離れた位置となるので、導通用凹孔14,15の位置であれば、その孔の中心はさらに離れた位置になり、アンテナコイルの接続部が搬送ローラの影響を受けることはない。
なお、図2では、第2のアンテナコイル導通用凹孔15がICモジュール5の右側の辺8rに対応する第1凹部21面に掘削されているが、左側の辺、好ましくは左側の辺8lであって、C1とC2端子の間、であってもよいものである。
図2は、請求項1および請求項3記載の複合ICカードに該当するものである。
図3は、本発明の複合ICカードの第3形態の説明図であって、図3(A)と(B)の内容は、図1と同様である。図3(A)のように、複合ICカード1は、札入れサイズのカード基体10内に、巻き線状のアンテナコイル11を有し、アンテナコイル11の両端部は、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板に接続するようにされている。
図3(A)の場合、アンテナ接続用端子板は、図上、ICモジュール5の左右の両側の辺に位置し、ICモジュール5の横中心線lmから1mmを超えて、好ましくは2mm以上離れた位置にアンテナ接続用端子板24,25の中心位置が位置するようにされている。前記のように、搬送ローラの通過域4の押圧を避けるためである。
図3(B)のように、第1のアンテナコイル導通用凹孔14と第2のアンテナコイル導通用凹孔15は、ICモジュール5の左側の辺8lと右側の辺8rが位置する第1凹部21面に掘削されている特徴がある。その位置は、前記のうようにICモジュール5の横中心線lmから1mmを超えて、好ましくは2mm以上離れた位置、より具体的には左側では、C1端子とC2端子の間、右側ではC5端子とC6端子の間、に掘削するのが好ましい。この場合も、ATMの搬送ローラの通過域4は、ICモジュール5の横中心線lmから約1mmを超えて離れた位置となるので、導通用凹孔14,15の位置であれば、その孔の中心はさらに離れた位置になり、アンテナコイルの接続部が搬送ローラの影響を受けることはない。図3は、請求項1および請求項4記載の複合ICカードに該当するものである。
図4は、複合ICカードの断面図であって、図3(B)のA−A線断面に該当する。
カード基体10のICモジュール5の装着位置には、ICモジュール装着用凹部20が掘削されている。ICモジュール装着用凹部は、前記のようにICモジュール5の端子基板8を嵌め込みして載置する第1凹部21とICモジュール5の樹脂モールド部17を納める深さと大きさの第2凹部22とから構成されている。
カード基体10内のアンテナコイル11の両端であるアンテナコイル端子111,112とICモジュール5のアンテナ接続用端子板24,25との接続は、第1凹部21面にアンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削し、アンテナコイル端子111,112の金属を露出させ、当該凹孔14,15内に導電性接着剤等を充填して両者間を接着することにより行っている。
複合ICカード1のカード基体10は、各種の構成方法があるが、中心層となる白色コアシート101,102を積層し、その両面に透明なオーバーシート103,104を積層し密着一体にした形態のものが多い。アンテナコイル11とアンテナコイル端子111,112はカード基体の積層、圧着前の段階でコアシート101または102に形成しておく。図4の場合は、細線の銅線によりアンテナコイル11を形成し、アンテナコイル端子111,112部分は、銅線を密に折り畳んだ状態になっていることを示している。
次に、本発明の複合ICカード用ICモジュールについて説明する。
図5は、本発明の複合ICカード用ICモジュールの第1形態の説明図である。
第1形態のICモジュール5は、ICモジュール5の背面にICチップ3を装着し、ICチップ3の非接触インターフェースLa,Lbに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板24,25が、ICモジュール5のC1とC5端子側に、共に形成されている特徴がある(請求項5)。ICチップ3と各ワイヤボンディング基板側パッド26間がボンディングワイヤ27により接続されているが、C4とC8はRFU(Reserved for Future Use)なので接続していない。C6のVppも使用しない場合が多い。図示していないがワイヤボンディング部を含むICチップ3の全体はモールド樹脂により封止され前記の樹脂モールド部17を形成している。
このICモジュール5をICモジュール装着用凹部20に装着した場合は、アンテナコイル11の両端とICモジュール5のアンテナ接続用端子板24,25を接続する第1のアンテナコイル導通用凹孔14と第2のアンテナコイル導通用凹孔15を、ICカードの長辺に平行するICモジュールの横中心線lmに対して、ICカードの横中心線Lmから最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部面21に掘削し、当該導通用凹孔内に導電性接着剤を充填して、アンテナ接続用端子板24,25とアンテナコイル端子111,112とを接続することになる。なお、ICカードの横中心線Lmから最遠方側になるICモジュール辺とは、まわりくどい表現であるが、前記のようにC1端子とC5端子側の辺8uという意味である。
図6は、本発明の複合ICカード用ICモジュールの第2形態の説明図である。
第2形態のICモジュール5は、ICモジュール5の背面にICチップ3を装着し、ICチップ3の非接触インターフェースLa,Lbに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板24,25のうち、1のアンテナ接続用端子板24がICモジュール5のC1端子とC5端子側(辺8u)に形成され、他の1のアンテナ接続用端子板25がICモジュール5のC5端子とC6端子側(辺8r)またはC1端子とC2端子側(辺8l)に形成されている特徴がある(請求項6)。その他の構成は、図1の場合と同様である。
図示していないがワイヤボンディング部を含むICチップ3の全体は同様に封止されて樹脂モールド部17を形成している。
このICモジュール5をICモジュール装着用凹部20に装着した場合は、アンテナコイル11を接続する第1のアンテナコイル導通用凹孔14を、ICカードの横中心線Lmから最遠方側になるICモジュール辺(辺8u)に対応する第1凹部21面に掘削し、第2のアンテナコイル導通用凹孔15を、ICモジュール5の左右いずれかの辺に対応する第1凹部21面に掘削し、当該それぞれの導通用凹孔内に導電性接着剤を充填して、アンテナ接続用端子板とアンテナのコイル端子111,112とを接続することになる。
第2のアンテナコイル導通用凹孔はICモジュールの左右いずれかの辺に掘削すれば良いが、図6の場合は、ICモジュールを装着した場合の右側の辺(辺8rであってC5とC6端子間部)に掘削することになる。
図7は、本発明の複合ICカード用ICモジュールの第3形態の説明図である。
第3形態のICモジュール5は、ICモジュール5の背面にICチップ3を装着し、ICチップ3の非接触インターフェースLa,Lbに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板24,25のうち、1のアンテナ接続用端子板24がICモジュールのC1とC2端子側(辺8l)に形成され、他の1のアンテナ接続用端子板25がICモジュールのC5とC6端子側(辺8r)に形成されている特徴がある(請求項7)。その他の構成は、図1の場合と同様である。図示していないがワイヤボンディング部を含むICチップ3の全体は同様に封止されて樹脂モールド部を形成しているのも同様である。
このICモジュール5をICモジュール装着用凹部20に装着した場合は、アンテナコイル11を接続する第1のアンテナコイル導通用凹孔14をICモジュールの左の辺に、第2のアンテナコイル導通用凹孔15を、ICモジュールの右の辺に、対応する第1凹部21面に掘削し、当該それぞれの導通用凹孔内に導電性接着剤を充填して、アンテナ接続用端子板24,25とアンテナのコイル端子111,112とを接続することになる。
このような複合ICカードの製造は、当該複合ICカード用のICモジュールを使用することと、アンテナコイルの設計、アンテナコイル導通用凹孔14,15の掘削位置以外は、通常の複合ICカードと同様にして製造することができる。
まず、アンテナコイル11とアンテナコイル端子111,112を形成したアンテナシート(コアシート101)を準備した後、コアシート102とオーバーシート103,104を積層して熱圧をかけて融着し一体にする。カード基材が塩化ビニールと違って熱融着性でない材料の場合は、接着剤や接着シートを併用してもよい。シートの材質としては、塩化ビニルやポリエチレンテレフタレート(PET)、PET−G、ポリカーボネート、ABS、等が使用される。この工程までは多面付けの大判工程で行い、ICモジュールの装着は、個々のカードサイズに打ち抜いた後に行うことが多い。以下、具体的な実施例に基づいて説明する。
<ICモジュールの製造>
複合ICカード用ICモジュール5の端子基板8として、厚み110μmのガラスエポキシ材料に厚み35μmの表面側銅箔と厚み35μmの背面側銅箔を積層した基板を使用した。なお、ガラスエポキシ材料には、ワイヤボンディング基板側パッド26とするための穿孔を予め必要個数形成したものを使用した。この端子基板8に対して、表面側端子群(C1〜C8)と背面側アンテナ接続用端子板24,25、その他必要な回路をフォトエッチング工程で形成した。アンテナ接続用端子板24,25は、図6の位置に配置するようにした。端子基板8全体の大きさは、13.0mm×11.8mmとし、アンテナ接続用端子板24,25のサイズは、1.2mm×1.2mmになるようにした。
レジスト剥離後、残存する銅箔層を電極として、表面側端子群と背面側のアンテナ接続用端子板24,25等に対して下地ニッケルめっき2μm、及び金めっき0.2μm処理を行った。
複合ICカード用ICチップ3をエポキシ系ダイ接着剤により端子基板8にダイボンディングし、ICチップ3の各端子(パッド)と端子基板側各パッド(穴部)26間及びアンテナ接続用端子板24,25間のワイヤボンディングを行った。最後に、ICチップ3、ボンディングワイヤ27部分を封止して樹脂モールド部17とし、複合ICカード用ICモジュール5を完成した。その後、接着シート(バイヤスドルフ社製「TESA8410」)を、アンテナ接続用端子板を除くICモジュールの底面にラミネートした。
<アンテナシートの準備>
アンテナシートとなるコアシート101として、厚み360μmの白色硬質塩化ビニールシートを用いた。このコアシート101に、径110μmの被覆銅線を被覆樹脂を溶融しながらコアシート101に固定する方法で、アンテナコイル11を形成した。アンテナコイル11の両端部は、被覆銅線を平面状に密に折り畳んだ形状にして、アンテナコイル端子111,112とした。アンテナコイル端子111,112は、ICモジュール装着用凹部20を掘削した場合の第1凹部21の下面であって、アンテナ接続用端子板24,25が位置する部分に配置してアンテナシートを完成した(図2参照)。
<カード基体の準備>
このアンテナシートに対して、厚み360μmの白色硬質塩化ビニールからなるコアシート102をアンテナコイル11が内面になるように密着し、その両側に厚み50μmの透明塩化ビニールシートをオーバーシート103,104として積層し、熱圧をかけて一体のカード基体10にした。プレス後は、多少圧縮されるので、カード基体10の全体厚みは、800μm〜810μm程度となった。
この状態で、アンテナコイル11の銅線は、カード基体10の表面から、345μmから455μm程度の深さに位置することになる。
<ICモジュールの装着>
ICモジュール装着用凹部20の第1凹部21が、大きさ13.1mm×11.9mm、深さ210μmとなるように掘削し、その中心部分に第2凹部22を、大きさ8.7mm×8.4mmで、樹脂モールド部17が納まる深さに掘削した。次いで、第1凹部21面のアンテナコイル端子111,112位置に、アンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削してアンテナコイル端子111,112の金属銅線が露出するようにした。アンテナコイル導通用凹孔14,15は、直径1.6mmの円形状になるように掘削した。
導電性接着剤として、導電性ペースト(パナソニックファクトリーソリューションズ製「LAC300D」)を使用し、アンテナコイル導通用凹孔14,15内に全面に塗布してから、先に準備した接着シートをラミネート済みのICモジュール5を、ICモジュール装着用凹部20に熱圧をかけて固定した。
以上の実施例1の複合ICカードを10枚試作した。
<ICモジュールの製造>
アンテナ接続用端子板24,25の位置が、図5のように、端子板24と端子板25がC1端子とC5端子側になるように配置した以外は、実施例1と同一の条件で、複合ICカード用ICモジュール5を完成した。
<アンテナシートの準備>
アンテナコイル端子111,112の位置を、当該ICモジュール装着用凹部20の第1凹部21の下面であって、アンテナ接続用端子板24,25が位置する部分に配置した以外は、実施例1と同一の条件でアンテナシートを完成した(図1参照)。
<カード基体の準備>
カード基体10は、上記アンテナシートを使用して実施例1と同一の条件で積層し、熱圧をかけて製造した。
<ICモジュールの装着>
ICモジュール装着用凹部20を実施例1と同一の条件で掘削した後、第1凹部21面のアンテナコイル端子111,112位置に、アンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削してアンテナコイル端子111,112の金属銅線が露出するようにした。アンテナコイル導通用凹孔14,15は、直径約1.6mmの円形状になるように掘削した。
実施例1と同一の導電性接着剤を、アンテナコイル導通用凹孔14,15内に塗布してから、先に準備した接着シートラミネート済みのICモジュール5を、ICモジュール装着用凹部20に熱圧をかけて固定した。
以上の実施例2の複合ICカードを10枚試作した。
<ICモジュールの製造>
アンテナ接続用端子板24,25の位置が、図7のように、端子板24がC1端子とC2端子の間、端子板25がC5端子とC6端子の間、になるように配置した以外は、実施例1と同一の条件で、複合ICカード用ICモジュール5を完成した。
<アンテナシートの準備>
アンテナコイル端子111,112の位置を、当該ICモジュール装着用凹部20の第1凹部21の下面であって、アンテナ接続用端子板24,25が位置する部分に配置した以外は、実施例1と同一の条件でアンテナシートを完成した(図3参照)。
<カード基体の準備>
カード基体10は、上記アンテナシートを使用して実施例1と同一の条件で積層し、熱圧をかけて製造した。
<ICモジュールの装着>
ICモジュール装着用凹部20を実施例1と同一の条件で掘削した後、第1凹部21面のアンテナコイル端子111,112位置に、アンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削してアンテナコイル端子111,112の金属銅線が露出するようにした。アンテナコイル導通用凹孔14,15は、直径1.6mmの円形状になるように掘削した。
実施例1と同一の導電性接着剤を、アンテナコイル導通用凹孔14,15内に塗布してから、先に準備した接着シートラミネート済みのICモジュール5を、ICモジュール装着用凹部20に熱圧をかけて固定した。
以上の実施例3の複合ICカードを10枚試作した。
(比較例)
<ICモジュールの製造>
アンテナ接続用端子板24,25の位置が、図9(B)の位置になるように配置した以外は、実施例1と同一の条件で、比較例用の複合ICカード用ICモジュール5jを完成した。
<アンテナシートの準備>
アンテナコイル端子111,112の位置を、当該ICモジュール装着用凹部20の第1凹部21の下面であって、アンテナ接続用端子板24,25が位置する部分に配置した以外は、実施例1と同一の条件でアンテナシートを完成した。
<カード基体の準備>
カード基体10は、上記アンテナシートを使用して実施例1と同一の条件で積層し、熱圧をかけて製造した。
<ICモジュールの装着>
ICモジュール装着用凹部20を実施例1と同一の条件で掘削した後、第1凹部21面のアンテナコイル端子111,112位置(図9(C)参照)に、アンテナコイル導通用凹孔14,15を掘削してアンテナコイル端子111,112の金属銅線が露出するようにした。アンテナコイル導通用凹孔14,15は、直径1.6mmの円形状になるように掘削した。実施例1と同一の導電性接着剤を、アンテナコイル導通用凹孔14,15内に塗布してから、先に準備し接着シートラミネート済みの比較例用のICモジュール5jを、ICモジュール装着用凹部20に熱圧をかけて固定した。
以上の比較例の複合ICカードを10枚試作した。
実施例1、実施例2、実施例3、および比較例の複合ICカード各10枚につき、ATM挿抜試験(ATM機に複合ICカードを挿入して抜き出す試験の繰り返し)を行ったところ、いずれも1000回の試験で、実施例1、実施例2、実施例3の複合ICカード1は、アンテナコイル接続部の断線または接触不良に起因する非接触通信不能を生じるカードを検出できなかった。一方、比較例の複合ICカード10枚では、750回の試験で1件、1000回の試験でさらに1件の非接触通信不能を検出した。
なお、試験に使用したATM装置は、一般的な銀行ATM機複数社のローラ配列、ローラ形状及び圧力を分析して、これに近似する条件を再現するように製作した試験機であり、その基本構成はISO10373−3:2001(E)AnnexAに記載されるとおりのものである。
本発明の複合ICカードの第1形態の説明図である。 同複合ICカードの第2形態の説明図である。 同複合ICカードの第3形態の説明図である。 複合ICカードの断面図である。 本発明の複合ICカード用ICモジュールの第1形態の説明図である。 同複合ICカード用ICモジュールの第2形態の説明図である。 同複合ICカード用ICモジュールの第3形態の説明図である。 従来の複合ICカードのICモジュールの端子部やアンテナとの接続を説明する図である。 従来の他の例の複合ICカードのICモジュールの端子部やアンテナとの接続を説明する図である。 ATMの搬送ローラの通過域を示す図である。
符号の説明
1 複合ICカード
2 接触端子板
3 ICチップ
4 搬送ローラの通過域
5 複合ICカード用ICモジュール、ICモジュール
8 端子基板
10 カード基体
11 アンテナコイル
111,112 アンテナコイル端子
14,15 アンテナコイル導通用凹孔
17 樹脂モールド部
19a,19b 断続部
20 ICモジュール装着用凹部
21 第1凹部
22 第2凹部
24,25 アンテナ接続用端子板
26 ワイヤボンディング基板側パッド
27 ボンディングワイヤ

Claims (7)

  1. カード表面にカードの四辺に平行するように配置された矩形状の接触端子板を有する複合ICカード用ICモジュールをISO7816に規定する位置に装着した複合ICカードにおいて、ICカード基体内のアンテナコイルの両端とICモジュールのアンテナ接続用端子板とを接続する第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの長辺に平行するICモジュールの横中心線に対して、ICカードの横中心線から遠方側になるICモジュール装着用凹部の第1凹部面にのみ掘削されており、当該第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔により前記接続がされていることを特徴とする複合ICカード。
  2. 前記第1と第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部面に掘削されていることを特徴とする請求項1記載の複合ICカード。
  3. 前記第1のアンテナコイル導通用凹孔が、ICカードの横中心線から最遠方側になるICモジュール辺に対応する第1凹部面に掘削され、第2のアンテナコイル導通用凹孔が、ICモジュールの左右のいずれかの辺に対応する第1凹部面に掘削されていることを特徴とする請求項1記載の複合ICカード。
  4. 前記第1のアンテナコイル導通用凹孔がICモジュールの右辺に対応する第1凹部面に掘削され、第2のアンテナコイル導通用凹孔がICモジュールの左辺に対応する第1凹部面に掘削され、かつ双方の導通用凹孔の中心がICモジュールの横中心線から1mmを超えて、離れていることを特徴とする請求項1記載の複合ICカード。
  5. 請求項2記載の複合ICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの非接触インターフェースに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板が、ICモジュールのC1とC5端子側に形成されていることを特徴とする複合ICカード用ICモジュール。
  6. 請求項3記載の複合ICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの非接触インターフェースに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板のうち、1のアンテナ接続用端子板がICモジュールのC1とC5端子側に形成され、他の1のアンテナ接続用端子板がICモジュールのC1とC2端子側またはC5とC6端子側に形成されていることを特徴とする複合ICカード用ICモジュール。
  7. 請求項4記載の複合ICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの非接触インターフェースに接続する2箇所のアンテナ接続用端子板のうち、1のアンテナ接続用端子板がICモジュールのC1とC2端子側に形成され、他の1のアンテナ接続用端子板がICモジュールのC5とC6端子側に形成されていることを特徴とする複合ICカード用ICモジュール。
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