JP2003042433A - 液体供給装置およびこれを備えた液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体供給装置およびこれを備えた液体燃料燃焼装置

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JP2003042433A
JP2003042433A JP2001231625A JP2001231625A JP2003042433A JP 2003042433 A JP2003042433 A JP 2003042433A JP 2001231625 A JP2001231625 A JP 2001231625A JP 2001231625 A JP2001231625 A JP 2001231625A JP 2003042433 A JP2003042433 A JP 2003042433A
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liquid supply
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liquid storage
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Hikoya Ishii
彦弥 石井
Mamoru Morikawa
守 守川
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器本体が転倒した場合に液体貯留装置が機
器本体から飛び出すことを防止するための係止機構を備
えた上で、容易に液体貯留装置の着脱が行える液体供給
装置およびこの液体供給装置を備えた液体燃料燃焼装置
を提供する。 【解決手段】 液体供給装置は、燃料タンク200と収
納スペース130とを備え、燃料タンク200はこの収
納スペース130に自在に着脱される。燃料タンク20
0はその上部に燃料タンク200の着脱のための把手部
250を備え、収納スペース130の壁面と、この壁面
に対向する把手部250には、それぞれ係止機構140
および259が設けられており、把手部250の動きに
連動してこの係止機構140および259の係止および
係止の解除が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ファンヒータ
や石油ストーブに代表される液体燃料燃焼装置に関す
る。さらにこの液体燃料燃焼装置などに搭載される液体
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水や灯油などの液体を媒介と
して利用する装置が広く知られている。たとえば、石油
ファンヒータなどの液体燃料燃焼装置や、加湿器、空気
清浄器、冷風機などが挙げられる。これらの装置は、液
体を機器本体の機能部へと供給する液体供給装置を具備
している。本発明における「液体供給装置」の概念に
は、機器本体側に配設された液体被供給部と、この液体
被供給部の定められた取付け位置に対して着脱自在に取
付けられる液体貯留装置とを含んでいる。すなわち、液
体を媒介として利用する装置における液体を貯留し機器
本体へ供給する付属体と、液体の供給を受ける機器本体
の一部を含む概念である。以下、これら液体を媒介とし
て利用する装置の従来例として、石油ファンヒータを例
示して説明する。
【0003】上述の通り、石油ファンヒータは2つの箇
体からなる。第1の箇体である機器本体は機能部である
気化器や燃焼器を内蔵し、さらに所定の位置に液体被供
給部を備えている。この液体被供給部は、第2の箇体で
あり液体貯留装置である燃料タンクの収納スペースを有
し、さらに収納スペースの上部に開閉自在の蓋体を備え
ている。一方、燃料タンクは、燃料を貯留するためのタ
ンク部と、その底面に内部に貯留した燃料を液体被供給
部へと供給するための燃料供給部を備えており、この燃
料供給部はタンク部に燃料を補給するための燃料補給部
を兼ね備えている。この燃料タンクが上述の液体被供給
部の収納スペースに装着されることで、タンク部から機
器本体の機能部へと燃料が供給される。
【0004】しかし、上述の従来の石油ファンヒータで
は、燃料補給部がタンク部の底面に取付けられているた
め、燃料補給時に燃料タンクを上下反転させる必要があ
った。また、燃料タンクの着脱の際に機器本体の液体被
供給部上面に取付けられた蓋体を開閉する必要があるた
め、作業が煩雑になっていた。このため高齢者や婦女子
にあっては、この燃料補給作業が非常に億劫で困難なも
のとなっていた。
【0005】そこで、タンク部底面に取付けられていた
燃料供給部および燃料補給部をタンク部の上部に取付け
た構造の石油ファンヒータが提案されている。図11
は、この種の石油ファンヒータの構造を説明するための
外観図である。以下、図を参照してこの石油ファンヒー
タの構造について説明する。
【0006】石油ファンヒータの機器本体100は、内
部に燃料被供給部(図示せず)を備えており、この燃料
被供給部は燃料タンク200の収納スペース130を備
えている。機器本体100の上板110は、収納スペー
ス130にあたる部分に開口120を備えており、この
開口120を介して燃料タンク200が機器本体100
の燃料被供給部へと着脱される。
【0007】一方、燃料タンク200には、燃料を貯留
するためのタンク部230や、燃料を機器本体100の
燃料被供給部に供給するための燃料供給部210、燃料
を補給するための燃料補給部220などが設けられてい
る。この燃料供給部210および燃料補給部220は、
タンク部230の上部に取付けられている。さらに、タ
ンク部230の上面には、このタンク部230と一体に
形成された蓋体240が取付けられており、この蓋体2
40は、燃料タンク200を機器本体100の燃料被供
給部に装着した状態において、機器本体100の上板1
10に設けられた開口部120を塞ぐと同時に、その表
面が同一面を構成するようになっている。
【0008】本構造とすることで、燃料補給時に上述の
燃料タンクを反転させる作業が不要となるため、作業の
簡略化および容易化が図られる。また、蓋体をタンク部
と一体に形成することで、燃料タンクを着脱するために
蓋体を開け閉めする作業も不要となるため、さらなる作
業の容易化が図られる。これにより、高齢者や婦女子で
あっても簡単に燃料補給作業が行えるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
石油ファンヒータでは、燃料タンクが機器本体に装着さ
れた状態で万が一にも機器本体が転倒した場合に、燃料
タンクが機器本体から飛び出し、燃料が漏れ出すことで
床面を汚すことが考えられる。さらには、石油ファンヒ
ータの使用中に転倒があった場合には、漏れ出した燃料
に引火することで火災が起こる危険性もある。
【0010】これは、上述したタンク部の底面に燃料供
給部兼補給部が取付けられている石油ファンヒータであ
っても、タンク部上部に燃料供給部および燃料補給部が
取付けられている石油ファンヒータであっても、どちら
でも起こり得る。さらには、タンク部に蓋体が一体化さ
れた石油ファンヒータであっても、一体化されていない
石油ファンヒータであっても起こり得る。タンク部と蓋
体が一体化されていない石油ファンヒータにあっては、
機器本体の上面に取付けられた開閉式の蓋体が備えられ
ていることが多いが、この開閉式の蓋体は使用者が容易
に開け閉めできる程度の係止力しか備えていない場合が
多く、機器本体の転倒の際に燃料タンクの飛び出しを防
止する程の係止力を備えたものは見当たらない。したが
って、これら石油ファンヒータにあっては、燃料タンク
の装着時に機器本体の液体被供給部と燃料タンクとが何
らかの係止機構によって固定されていることが好まし
い。
【0011】しかし、この係止機構を備えた場合には、
燃料タンクの着脱の際に使用者によって係止機構の係止
動作および係止の解除動作を行なう必要がでてくるた
め、煩わしさが残る。特に、燃料補給作業の簡略化およ
び容易化を意図して提案された、タンク部上部に燃料供
給部および燃料補給部を備え、蓋体とタンク部とが一体
的に形成された石油ファンヒータにあっては、そのメリ
ットも半減してしまう。
【0012】そこで本発明は、機器本体が転倒した場合
に液体貯留装置が機器本体の液体被供給部から飛び出す
ことを防止するための係止機構を備えた上で、容易に液
体貯留装置の着脱が行える液体供給装置を提供すること
を目的とし、さらにこの液体供給装置を備えた液体燃料
燃焼装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液体供給装置
は、液体を貯留する液体貯留装置と、液体貯留装置から
液体の供給を受ける液体被供給部とを備えており、液体
貯留装置と液体被供給部とが互いに係止される係止機構
を備え、係止機構は、液体貯留装置側に設けられた液体
貯留装置側係止部と、液体被供給部側に設けられた液体
被供給部側係止部とを備え、液体貯留装置は、液体被供
給部の定められた取付け位置に対して着脱自在に取付け
られ、この着脱のための把手部を具備し、把手部は、液
体貯留装置が液体被供給部に装着された状態において位
置する第1の位置と、液体貯留装置の液体被供給部への
着脱を行なうための第2の位置とを取り、液体被供給部
側係止部と液体貯留装置側係止部のうち、少なくとも一
方が把手部の動きに連動して、把手部が第1の位置にあ
る場合には係止機構が互いに係止される第1の状態を取
り、第2の位置にある場合には互いに係止されない第2
の状態を取る。
【0014】本構成とすることで、把手部の動きに連動
して係止機構の係止および係止の解除が行なわれるた
め、液体貯留装置への液体の補給作業の簡略化および容
易化が図られるとともに、液体貯留装置の液体被供給部
への装着時において、機器本体が転倒しても液体貯留装
置が外部へ飛び出すことが防止される。
【0015】上記本発明の液体供給装置は、たとえば、
液体貯留装置は、その上面に一体に形成された蓋体を備
え、蓋体に把手部が配設されていることが望ましい。
【0016】本構成のように、本発明は液体貯留装置の
上面に一体に形成された蓋体を有した液体供給装置にも
適用可能である。これにより、蓋体の開閉動作を行なう
ことなく液体貯留装置の着脱が行なえるため、液体貯留
装置への液体の補給作業がさらに容易になる。
【0017】上記本発明の液体供給装置は、たとえば、
把手部が回動自在に取付けられていることが望ましい。
【0018】本構成のように、把手部が回動自在に取付
けられることで、液体補給作業が容易に行なえ、さらに
は係止機構が把手部に連動するように設計することが容
易になる。
【0019】本発明の液体燃料燃焼装置は、上述の液体
供給装置のいずれかを備えている。
【0020】上記構成の液体供給装置を備えた液体燃料
燃焼装置とすることで、機器本体が過って転倒した場合
にも液体貯留装置と液体被供給部とが互いに係止されて
いることで機器本体から液体貯留装置が飛び出すことが
防止され、燃料の飛散および火災が未然に防止されると
ともに、係止機構の係止動作および係止の解除動作を別
途行なうことなく燃料補給が行なえるようになるため、
燃料補給作業の簡略化および容易化が図られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、本発明に基づく液体供給装置を備えた石油ファンヒ
ータを例示して説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における液体供給装置の液体貯留装置側係止部近
傍の概略斜視図であり、図2は、図1中のA−A′面に
おける液体供給装置の概略断面図である。なお、係止機
構が設けられている部分を除く液体供給装置の構造は上
述した従来の石油ファンヒータの液体供給装置の構造と
同様であるため、その説明は省略する。
【0023】(液体供給装置の構成)本実施の形態で
は、液体貯留装置であるタンク部200の上面にコの字
型の把手部250が設けられており、回動自在(図中矢
印B方向)に取付けられている。この把手部250は、
その回動軸線256上に円形の貫通穴251を備え、こ
の貫通穴251に回動動作を行なうための軸となる円筒
形状の回動軸部252が挿入されて固定されている。こ
れにより、回動軸部252の中心軸は、把手部250の
回動軸線256と一致している。この回動軸部252
は、コの字型の把手部250の内側に向かって突出する
ように取付けられており、タンク部200に設けられた
受け部(図示せず)に挿入されており、この受け部内を
回動軸部252が摺動することで把手部250が自在に
回動する。また、この回動軸部252の表面には、斜め
に延びた溝部253が設けられている。
【0024】回動軸部252の内部空間には、円柱形状
の液体貯留装置側係止部である回転体254が嵌め込ま
れており、この回転体254の表面に設けられた突起部
255が前述の溝部253に係合している。
【0025】(係止機構の動作)図1および図2を参照
して、係止機構の動作について説明する。図1(a)お
よび図2(a)に示したように、燃料タンク200の着
脱を行なう状態である把手部250が引き上げられた位
置(第1の位置)にある場合には、この回転体254
は、回動軸部252の内部空間に納まっており、把手部
250から機器本体100の液体被供給部側に向かって
突出していないため、液体被供給部側に設けられた液体
被供給部側係止部131との係止が解除されている(第
1の状態)。
【0026】一方、図1(b)および図2(b)に示し
たように、タンク部200が液体被供給部側の収納スペ
ース130に装着され、把手部250が倒された位置
(第2の位置)にある場合には、上述の回転体254
は、その突起部255が回動軸部252の表面に形成さ
れた溝部253に係合しているため、回動軸部252内
をスライドすることで把手部250から液体被供給部側
に向かって突出している。この回転体254と対向する
液体被供給部の収納スペース130側面には、凹部が形
成されることで液体被供給部側係止部131が設けられ
ている。これにより、この回転体254が液体被供給部
側係止部131に係止されることで、燃料タンク200
が機器本体100に係止される(第2の状態)。
【0027】(効果)本構成の係止機構を備えること
で、燃料タンクに設けられた把手部の動きに連動して係
止機構の係止および係止の解除が行なわれる。具体的に
は、前述の通り、燃料タンクを着脱するために把手部を
引き上げた状態では燃料タンクと機器本体の液体被供給
部との係止が解除され、把手部が倒された状態ではこれ
らの係止が行なわれる。これにより、万が一にも機器本
体が倒れた場合にも燃料タンクが飛び出すことが防止さ
れ、燃料の飛散およびこの飛散した燃料への引火が未然
に防止される。また、燃料補給作業時においても把手を
上げ下げするだけで、燃料タンクと液体被供給部の係止
および係止の解除が行なわれるため、別途に係止機構の
係止動作または係止の解除動作を行なう必要がなく、作
業が簡略化される。
【0028】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2における液体貯留装置の概略側面図であり、図4
は、図3中C−C′面における液体供給装置の概略断面
図である。なお、上述の実施の形態1と同じ部分につい
ては図中同じ番号を付し、その説明は省略する。
【0029】(液体供給装置の構成および係止機構の動
作)図3に示したように、本実施の形態では、燃料タン
ク200の上面にタンク部230と一体に形成された蓋
体240を備えている。この蓋体240はその上面にコ
の字型の把手部250を備えており、把手部250は回
動軸257により回動自在に取付けられている。上記実
施の形態1とは異なり、本実施の形態では液体貯留装置
側係止部が蓋体240に設けられており、その機構も異
なる。
【0030】図3および図4に示したように、液体貯留
装置側係止部は、付勢バネ262,264によって付勢
されて蓋体240に取付けられた2つの駆動ピン26
1,263からなる。この2つの駆動ピンは、蓋体24
0の上面に設けられた開口に挿入されて取付けられた把
手部側駆動ピン261と、蓋体240の側面に設けられ
た開口に挿入されて取付けられた液体被供給部側駆動ピ
ン263であり、それぞれの一端は斜面形状となってお
り、この斜面どうしが蓋体240の内部において互いに
当接するように2つの駆動ピン261,263が略直角
に配置されている。
【0031】把手部側駆動ピン261は、把手部250
が引き起こされた状態では付勢バネ262によって付勢
されることでその一部が蓋体240上面に突出してお
り、把手部250が倒された状態では把手部250に押
圧されることで、蓋体240の内側に向かって移動する
(図中矢印D方向)。液体被供給部側駆動ピン263
は、把手部250が引き起こされた状態では付勢バネ2
64に付勢されることで蓋体240内に収納されてお
り、把手部250が倒された状態では前述の把手部側駆
動ピン261の移動により液体被供給部側に向かって移
動し(図中矢印E方向)、蓋体240の側面から突出す
る。これにより、液体被供給部の収納スペース130側
面に設けられた液体被供給部側係止部131に液体被供
給部側駆動ピン263が係止されることで、燃料タンク
200と液体被供給部とが係止される。
【0032】(効果)本構成の係止機構を備えること
で、上述の実施の形態1同様、燃料タンクに設けられた
把手部の動きに連動して係止機構の係止および係止の解
除が行なわれる。これにより、万が一にも機器本体が倒
れた場合にも燃料タンクが飛び出すことが防止され、燃
料補給作業時においても把手を上げ下げするだけで済
み、作業が簡略化される。
【0033】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3における液体貯留装置の概略側面図であり、図6
は、図5中F−F′面における液体供給装置の概略断面
図である。なお、上述の実施の形態2と同じ部分につい
ては図中同じ番号を付し、その説明は省略する。
【0034】(液体供給装置の構成および係止機構の動
作)図5に示したように、本実施の形態では上述の実施
の形態2に記載した係止機構と同様の係止機構を備えて
いる。ただし、本実施の形態では、この係止機構の取付
け位置が上述の実施の形態2と異なり、把手部250の
回動軸257の直下となっている。さらに把手部250
の端部の形状は、回動動作の限界を規定するためのスト
ッパ258を備えた曲面形状となっている。
【0035】図5および図6に示したように、本実施の
形態においても把手部250を倒すことにより、把手部
側駆動ピン261が図中矢印G方向に移動し、これに伴
って液体被供給部側駆動ピン263が図中矢印H方向に
移動することで、燃料タンク200と液体被供給部との
係止が図られる。このように、液体被供給部側駆動ピン
263が把手部側駆動ピン261を介して把手部250
の動きと連動することにより、係止機構の係止および係
止の解除が行なわれる。
【0036】(効果)本構成の係止機構を備えること
で、上述の実施の形態2と同様の効果が得られる。さら
には、上述の実施の形態2に比べ、把手側駆動ピンが把
手部に隠れる構造となるため、外観上の美観を損ねるこ
とがなくなる。
【0037】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4における係止機構の近傍の概略斜視図である。ま
た、図8は、この係止機構の係止動作を説明するための
動作図であり、図9および図10は、この係止機構の係
止解除動作を説明するための動作図である。本実施の形
態では上記実施の形態1〜3とは異なり、液体貯留装置
側係止部が把手部と連動するのではなく、液体被供給部
側係止部が把手部と連動する場合の一具体例である。な
お、本実施の形態では、上述の実施の形態と同じ部分に
は図中同じ番号を付し、その説明は省略する。
【0038】(液体供給装置の構成)図7に示したよう
に、把手部250の所定位置には液体被供給部側に向か
って液体貯留装置側係止部である係止ピン259が突出
している。また、液体被供給部の収納スペース130の
側面には、この係止ピン259と係止する液体被供給部
側係止部である可動板140が取付けピン148によっ
て取付けられている。この取付けピン148には可動板
140を付勢する付勢バネ147が外挿されており、こ
の付勢バネ147の一端は可動板140の側面に取付け
られており、多端は液体被供給部の収納スペース130
の側面に設けられたピン132に固定されている。可動
板140は、この付勢バネ147によってその動きが一
部拘束されているが、後述する係止動作および係止の解
除動作に必要な分だけ移動可能となっている。
【0039】図8に示したように、可動板140は金属
などの板をプレス加工することにより成形されるもの
で、その形状は上部が曲部141を有しており、その直
下に舌片142および湾曲舌片144を有し、これらの
間に切り欠き部143を備えている。湾曲舌片144
は、液体被供給部側に向かってその下方が徐々に湾曲し
ている。また、可動板140の下部には上述の取付けピ
ン148が差し込まれるための穴146が形成されてお
り、さらに可動板140の片側側辺は略直角に折り曲げ
られることで折り曲げ部145を形成しており、この折
り曲げ部145に前述の付勢バネ147の一端が取付け
られるようになっている。
【0040】(係止動作)図8を参照して、係止機構の
係止動作について説明する。使用者によって把手部25
0が引き起こされた状態から倒す方向に移動された場
合、把手部250に設けられた係止ピン259が、まず
可動板140の曲部141に当接する(図8(a))。
このとき、把手部250は完全に倒された状態にはなっ
ておらず、若干把手部250が引き起こされた状態とな
るように可動板140の取付け位置が調整されている。
次に、使用者が、把手部250が完全に倒された状態と
なるように、把手部250を下向きに押さえ付ける。こ
れにより、係止ピン259も下向き(図中矢印I方向)
に移動しようとし、可動板140の曲部141を押さえ
付ける。これにより、可動板140は取付けピン148
を軸に回転(図中矢印J方向)することで係止ピン25
9が舌片142を乗り越え(図8(b))、可動板14
0が元の位置に戻る(図中矢印L方向)と同時に、係止
ピン259が切り欠き部143へと移動(図中矢印K方
向)する(図8(c))。このとき、把手部250は完
全に倒された状態となり、この係止ピン259と可動板
140の切り欠き部143によって、燃料タンク200
と液体被供給部とが係止された状態となる。
【0041】(係止の解除動作)次に、図9および図1
0を参照して、係止機構の係止の解除動作について説明
する。なお、図9は可動板140を液体被供給部側から
見た場合を示しており、図10は可動板を側方から見た
場合を示している。まず、係止状態にある場合を図9
(a)および図10(a)に示す。この状態から把手部
250を引き起こす場合には、使用者によって一旦把手
部250が下向きに押さえ付けられる。これにより、係
止ピン259は下方(図中矢印M方向)へと移動する。
このとき可動板140は付勢バネ132により図中左側
に向かって付勢されているため、湾曲舌片144が係止
ピン259を乗り越え、図9(b)および図10(b)
の状態となる。さらに把手部250が上方に引き起こさ
れる方向に付勢されていることで係止ピン259は湾曲
舌片144に当接したまま上方(図中矢印N方向)へと
移動する(図9(c)および図10(c))。このと
き、可動板140は、係止ピン259によって液体被供
給部側へと傾斜する(図中矢印P方向)。さらには係止
ピン259は可動板140を乗り越え(図中矢印O方
向)、同時に可動板の傾斜も元へと戻り(図中矢印Q方
向)、図9(d)および図10(d)に示したように、
再び可動板140の曲部141に当接した位置へと戻る
ことで係止が解除される。この後、使用者によって把手
が引き起こされる。
【0042】(効果)本構成の係止機構を備えること
で、上述の実施の形態1〜3と同様の効果が得られる。
さらには、上述の実施の形態1〜3に比べ、把手部が引
き起こされた状態と倒された状態に加えて、若干引き起
こされた状態を取ることにより把手部が掴み易くなるた
め、操作性が向上する。
【0043】(他の応用実施例)上述の各実施の形態で
は、把手部が回動自在に取付けられた場合を例に挙げ、
係止機構が把手部に連動する具体例を例示しているが、
本発明の範囲としては、たとえば把手部が回動自在に取
付けられておらず蓋体上面から引出す構造のものや、蓋
体上面で水平方向に回転するものなど、どのような構成
のものであっても含まれる。すなわち把手部が、液体貯
留装置が液体被供給部に装着された状態にある場合の第
1の位置と、液体貯留装置を着脱する場合の第2の位置
とを少なくとも取る構成であって、係止機構がこの把手
部の位置に連動して係止および係止の解除を行なうもの
であれば、どのようなものであって本発明の範囲に含ま
れるものである。
【0044】また、本発明では、燃料補給時の動作の簡
略化および容易化を図るために係止機構の係止動作およ
び係止解除動作を把手部に連動させた場合を例示してい
るが、別途係止機構の動作を操作する機構を備えていて
もよい。たとえば、把手部とは別途に係止動作を制御す
るボタンを備えている場合などが考えられる。
【0045】さらには、本発明における液体供給装置
は、石油ファンヒータなどの液体燃料燃焼装置のみに利
用されるものではなく、たとえば加湿器や空気清浄器、
冷風機などに利用されるもののように、液体貯留装置内
に貯留している液体を機器本体に設けられた液体被供給
部を介して機器本体の機能部に供給するものであればど
のようなものであってもよい。
【0046】以上のように、今回開示した上記各実施の
形態はすべての点で例示であって、制限的なものではな
い。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定
され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範
囲内でのすべての変更を含むものである。
【0047】
【発明の効果】本構成の液体供給装置を備えることで、
液体貯留装置の液体被供給部への装着時において機器本
体が転倒しても、液体貯留装置が外部へ飛び出すことが
防止されると同時に、把手部の動きに連動して係止機構
の係止および係止の解除が行なわれるため、作業者が別
途係止機構の係止動作および係止の解除動作を行なう必
要がなく、作業の簡略化および容易化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における液体供給装置
の係止機構の構造を説明するための液体貯留装置側係止
部近傍の概略斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における液体供給装置
の図1中A−A′面における概略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2における液体供給装置
の係止機構の構造を説明するための液体貯留装置の概略
側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における液体供給装置
の図3中C−C′面における概略断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における液体供給装置
の係止機構の構造を説明するための液体貯留装置の概略
側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における液体供給装置
の図5中F−F′面における概略断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における液体供給装置
の係止機構の構造を説明するため液体被供給部側係止部
近傍の概略斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態4における液体供給装置
の係止機構の係止動作を説明するための動作説明図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態4における液体供給装置
の係止機構の係止解除動作を説明するための動作説明図
である。
【図10】 同じく本発明の実施の形態4における液体
供給装置の係止機構の係止解除動作を説明するための動
作説明図である。
【図11】 従来の石油ファンヒータの構造を説明する
ための外観図である。
【符号の説明】
100 機器本体、110 上板、120 開口部、1
30 収納スペース、131 液体被供給部側係止部、
132 ピン、140 可動板、141 曲部、142
舌片、143 切り欠き部、144 湾曲舌片、14
5 折り曲げ部、146 穴、147 付勢バネ、14
8 取付けピン、200 燃料タンク、210 燃料供
給部、220 燃料補給部、230 タンク部、240
蓋体、250 把手部、251 貫通穴、252 回
動軸部、253 溝部、254回転体、255 突起
部、256 回動軸線、257 回動軸、258 スト
ッパ、259 係止ピン、261 把手部側駆動ピン、
262,264 付勢バネ、263 液体被供給部側駆
動ピン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯留する液体貯留装置と、前記液
    体貯留装置から液体の供給を受ける液体被供給部とを備
    えた液体供給装置であって、 前記液体貯留装置と前記液体被供給部とが互いに係止さ
    れる係止機構を備え、 前記係止機構は、前記液体貯留装置側に設けられた液体
    貯留装置側係止部と、前記液体被供給部側に設けられた
    液体被供給部側係止部とを備え、 前記液体貯留装置は、前記液体被供給部の定められた取
    付け位置に対して着脱自在に取付けられ、この着脱のた
    めの把手部を具備し、 前記把手部は、前記液体貯留装置が前記液体被供給部に
    装着された状態において位置する第1の位置と、前記液
    体貯留装置の前記液体被供給部への着脱を行なうための
    第2の位置とを取り、 前記液体被供給部側係止部と前記液体貯留装置側係止部
    のうち、少なくとも一方が前記把手部の動きに連動し
    て、前記把手部が前記第1の位置にある場合には前記係
    止機構が互いに係止される第1の状態を取り、前記第2
    の位置にある場合には互いに係止されない第2の状態を
    取る、液体供給装置。
  2. 【請求項2】 前記液体貯留装置は、その上面に一体に
    形成された蓋体を備え、前記蓋体に前記把手部が配設さ
    れている、請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記把手部が回動自在に取付けられてい
    る、請求項1または2に記載の液体供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の液体
    供給装置を備える、液体燃料燃焼装置。
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