JP3405912B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JP3405912B2
JP3405912B2 JP00153898A JP153898A JP3405912B2 JP 3405912 B2 JP3405912 B2 JP 3405912B2 JP 00153898 A JP00153898 A JP 00153898A JP 153898 A JP153898 A JP 153898A JP 3405912 B2 JP3405912 B2 JP 3405912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、蓋体にロック解
除操作レバーを備えた電気貯湯容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電気貯湯容器には、容器本体の上
部に蓋体が開閉可能に設けられている。そして、この蓋
体には、その閉状態において容器本体に対し、不必要に
蓋体が開放されないようにロックするロック機構が設け
られている一方、該ロック機構のロック状態を解除して
上記蓋体を開放をできるようにするロック解除機構が設
けられている。
【0003】ロック解除機構は、ロック解除操作レバー
により構成されている。そして、このロック解除操作レ
バーは、通常上記蓋体の上部に設けられ、その操作端側
には指を挿入するための指挿入凹部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成の場合、指を挿入するための指挿入凹部に指を入れ
てロック解除操作レバーを上方に回動させれば比較的簡
単に蓋体が開放されるので、便利である反面、ユーザが
不用意に又は幼児などが誤って操作する場合がある。
【0005】また、指挿入用の凹部が開放されたままで
あるから、蓋体上部に埃や虫が入りやすい欠点がある。
【0006】本願発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、上記指挿入凹部に押し下げること
ができるカバー部材を設け、必要に応じて、先ず同カバ
ー部材を押し下げた上でなければ上記ロック解除操作レ
バーのロック解除操作ができないようにすることによっ
て、不用意に又は誤って上記ロック解除操作レバーが操
作されることを防止して安全性を向上させるとともに、
見映えを良くし、さらに埃や虫の侵入を防ぐようにした
電気貯湯容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0008】(1) 請求項1の発明 すなわち、本願請求項1の発明の電気貯湯容器は、容器
本体と、この容器本体の蓋体と、この蓋体を容器本体に
対して閉状態にロックするロック機構と、このロック機
構のロック状態を解除するロック解除操作レバーと、こ
のロック解除操作レバーの操作端側に設けられた指を挿
入して解除操作するための指挿入凹部とを備え、この指
挿入凹部をカバーするカバー部材を指挿入凹部に上下動
できるようにバネを介して嵌合し、このカバー部材を上
記ロック解除操作レバーの操作端に対応する上昇位置に
上記バネにより付勢して置く一方、該上昇位置から上記
バネの付勢力に抗して下降位置に押し下げることにより
上記指挿入凹部を開口させた上で上記操作レバーを操作
するように構成し、不用意に又は誤って上記ロック解除
操作レバーを操作するようなことがないように構成され
ている。
【0009】したがって、従来の電気貯湯容器の蓋体上
部に形成されていたロック解除操作レバーの指挿入凹部
が、ロック解除操作を行なわない通常の状態では、上下
動できるようになっていて必要に応じて下降位置に押し
下げることができるカバー部材によってカバーされるよ
うになり、不用意に又は誤ってロック解除操作されるこ
とが防止されて安全性が向上するとともに、埃や虫など
の侵入もなくなる一方、同カバー部材を下降位置に押し
下げると、従来と同様にロック解除操作レバーを操作す
ることができる指を挿入するための凹部空間が形成され
るようになる。したがって、必要に応じてロック解除を
行うことができる。
【0010】(2) 請求項2の発明 次に、本願請求項2の発明の電気貯湯容器は、上記請求
項1の発明の構成におけるカバー部材が、下降位置に押
し下げられると指挿入凹部を開口した状態にロックさ
れ、かつ同ロック状態において再び下降方向に押される
とそのロック状態が解除されて上記指挿入凹部をカバー
した元の状態に復帰するようになっている。
【0011】したがって、カバー部材をバネに抗して押
し続けてその状態を維持していなくても下降位置に押し
下げさえすれば、指を挿入するための凹部空間を開口さ
せた状態をロック状態で形成できるのでロック解除操作
レバーのロック解除操作が容易になる。
【0012】(3) 請求項3の発明 次に本願請求項3の発明の電気貯湯容器は、容器本体
と、この容器本体の蓋体と、この蓋体を容器本体に対し
て閉状態にロックするロック機構と、このロック機構の
ロック状態を解除するロック解除操作レバーと、このロ
ック解除操作レバーの操作端側に設けられた指を挿入し
て解除操作するための指挿入凹部とを備え、この指挿入
凹部をカバーするカバー部材を指挿入凹部に弧回動でき
るようにバネを介して軸支し、このカバー部材を上記バ
ネにより上記ロック解除操作レバーの操作端に対応する
回動位置に付勢して置く一方、この回動位置から上記バ
ネの付勢力に抗して押し下げることにより上記指挿入凹
部を開口させた上で上記操作レバーを操作するように構
成し、不用意に又は誤って上記ロック解除操作レバーを
操作するようなことがないように構成されている。
【0013】したがって、従来の電気貯湯容器の蓋体上
部に形成されていたロック解除操作レバーの指挿入凹部
が、ロック解除操作を行なわない通常の状態では、弧回
動できるようになっていて必要に応じて押し下げること
ができるカバー部材によってカバーされるようになり、
不用意に又は誤ってロック解除操作されることが防止さ
れて安全性が向上するとともに、埃や虫などの侵入もな
くなる一方、同カバー部材を押し下げて弧回動させる
と、従来と同様にロック解除操作レバーを操作すること
ができる指を挿入するための凹部空間が形成されるよう
になる。したがって、必要に応じてロック解除を行うこ
とができる。
【0014】(4) 請求項4の発明 次に本願請求項4の発明の電気貯湯容器は、上記請求項
1,2又は3の発明の構成において、上記ロック解除操
作レバーは、回動軸部が注出口側に、他方その操作端が
蓋体の弧回動軸側にあり、上記操作端を注出口方向に回
動操作することにより、ロック機構のロック状態を解除
するようになっているので、上記のような構成を採用し
たとしても、その操作しやすが阻害されることはない。
【0015】(5) 請求項5の発明 次に本願請求項5の発明の電気貯湯容器は、上記請求項
1,2又は3の発明の構成において、上記ロック解除操
作レバーは、回動軸が蓋体の弧回動軸側に、他方その操
作端が注出口側にあり、上記操作端を上記蓋体の弧回動
軸方向に回動操作することにより、ロック機構のロック
状態を解除するようになっているので、上記のような構
成を採用したとしても、その操作しやすさが阻害される
ことはない。
【0016】(6) 請求項6の発明 さらに本願請求項6の発明の電気貯湯容器は、上記請求
項1,2,3,4又は5の発明の構成において、上記ロ
ック解除操作レバーは非操作状態では蓋体と連続した面
を形成しているとともにカバー部材も非押し下げ時には
蓋体と連続した面を形成している。
【0017】したがって、全体としても略蓋体と連続し
た凹凸の少ない面となり、蓋体上面の拭き取りが容易な
ものとなる。
【0018】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電気貯湯容器に
よると、従来の電気貯湯容器に比べて安全性が高い蓋体
のロック機構を備えた電気貯湯容器を提供することがで
きるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 図1〜図4は、本願発明の実施の形態1に係る電気貯湯
容器の蓋ユニット部の構造を示している。
【0020】この電気貯湯容器は、例えば図1および図
3に示すように、容器本体1と該容器本体1の上部に開
閉自在に枢支された蓋ユニット2とからなっている。
【0021】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
外ケース3と、貯湯部を形成する内容器4とを備えてお
り、上記外ケース3の底部は、合成樹脂製の底部材3A
により覆蓋されている。そして外ケース3の前面部に
は、図2に示すように液量計51が設けられている。
【0022】上記内容器4の底面部には、当該内容器4
内に収容された水を加熱するための湯沸しおよび保温用
の加熱手段であるヒータが付設されている(図示省
略)。
【0023】また、この内容器4の底面部側方には、湯
沸し後保温中の湯を外部へ注出するための湯注出通路の
湯吸入口部が開口せしめられている。そして、該湯注出
通路の下流側湯吐出口部は、所定の水位センサを介して
上記容器本体1前面側の本体口部10内に設けられた湯
注出口部8側の安全用開閉バルブ(転倒止水弁)9部分
に連通せしめられている。
【0024】上記本体口部10は、図示のように上口部
材10aと下口部材10bとを上下に嵌合一体化して形
成されており、それらの間の内部空間を利用して上記安
全用開閉バルブ9および湯注出口部8が注出方向に設け
られている。そして、上記上口部材10aの上面部側に
は各種の操作スイッチ類5aが、またその裏側には該操
作スイッチ類11aに対応した電装品収納ボックス5b
がそれぞれ設けられている。
【0025】そして、この電気貯湯容器おいては、上記
内容器4内に収容された水をヒータにより加熱して沸騰
させることにより湯沸しを行ない、かつ所定時間のカル
キぬきを行った後、予じめ設定された保温温度の保温状
態に保持するとともに、必要に応じて給湯ポンプを作動
させることによって、該給湯ポンプにより内容器4内の
湯が上記湯吸入口部、湯注出通路、安全用開閉バルブ9
を介して湯注出口部8から外部へ注出されるようになっ
ている。
【0026】一方、符号2は上記外ケース3の上部に設
けられた蓋ユニット(蓋体)であり、該蓋ユニット2
は、合成樹脂製の上板11と、該上板11の下部に一体
化された同じく合成樹脂製の下板12と、該下板12の
下部に一体化された金属製の内カバー13とからなり、
上記上板11の後端部11aをヒンジ部14を介して上
記本体側外ケース1の上部に取付けられた肩部材15の
後端部15aに対し、上下方向に開閉(弧回動開閉)で
きるように軸着して設けられている。なお、上記肩部材
15には、把手50が設けられている。
【0027】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側に仕切りリブ16a,16a・・を有して凹状に設
けられているとともに、さらに、前方部位置において所
定深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17の前部側に
蓋ユニット開閉機構18が設けられている。この蓋ユニ
ット開閉機構18は、先ず上記凹溝部17の前部位置上
方にあって上記上板11と連続する略同一平面状態に設
けられたロック解除操作レバー19を有し、該ロック解
除操作レバー19の前部下面側前後方向に、長さの長い
ロック部押圧片19aと長さの短かいストッパ片19b
とをそれぞれ所定の間隔を保って並設しており、それら
の間の左右両側壁部に一体形成されている支軸20,2
0を上記上板11の凹溝部17の両側壁部の穴に対し遊
嵌して回転可能に支持されている。
【0028】そして、上記ロック解除操作レバー19の
後部側(蓋ユニット2のヒンジ部14側)操作端19c
を上方に持ち上げて上記前部側注出口8方向に回動させ
ると、上記支軸20,20を支点として上記ロック部押
圧片19aの下端が後方に回転し、後述するロック機構
の作動部材21を後方側ロック解除方向に押圧して、同
ロック機構による上記蓋ユニット2のロック状態を解除
するようになっている。
【0029】また、このロック解除操作レバー19の後
方側には、後述するプッシュカバー(カバー部材)30
の設置空間が残されている。
【0030】一方、下板12は、図示のように、その前
部部分12aの上方部側凹部が、上記上板11側の上記
凹溝部17の収容空間を形成し、それによって上記蓋ユ
ニット開閉機構18を収納可能としている。そして、同
凹部上の上記ロック解除操作レバー19の下方位置には
前後方向に延びた作動部材ガイド溝23が設けられてお
り、該作動部材ガイド溝23内に上記作動部材21がコ
イルバネ24を介して当該凹部の後部側隔壁25との間
で常時前方(ロック方向)に付勢された状態で前後方向
にスライド可能に収納されている。そして、その下面側
には内カバー取付部22が下方に延設されている。
【0031】上記作動部材21は、その前端部両側に一
対の爪状のロック片21a,21aを備え、上記蓋ユニ
ット2が閉じられることにより該ロック片21a,21
aが上記前方側上口部材10aの後部壁27に形成され
ている図示しないロック片係合穴と対応した時に、コイ
ルバネ24の付勢力により前方側ロック方向に突出させ
て係合し、ロック作用を果たすようになっている。一
方、この状態から上記作動部材21が、上記のようにロ
ック解除操作レバー19の回動により上記ロック部押圧
片19bを介してコイルバネ24の付勢方向と反対側ロ
ック解除方向に押圧されると、上記ロック片21a,2
1aを後退させてロック状態を解除するようになってい
る。
【0032】一方、上記下板12の中央部から後方部部
分は、下方から上方側上記蒸気排出口16の下方部付近
まで深く膨出成形されて蒸気パイプ部42を形成し、そ
の内側に蒸気放出空間(蒸気通路)を形成している。
【0033】この蒸気放出空間部は、緩やかな傾斜面を
有した漏斗形状の仕切板43と内カバー13とによって
第1,第2の上下2室44,45に区画されているとと
もに同仕切板43中央の開口43aによって相互に連通
せしめられている。
【0034】そして、上記仕切板43中央の開口43a
下部には転倒止水弁46が設けられているとともに、該
転倒止水弁46に対応する内カバー13部分は若干下方
に膨出され、該膨出部の中央部とその外周囲には複数の
蒸気穴が形成されている。
【0035】上記転倒止水弁46は貯湯容器転倒時に
は、上記仕切板43の開口43aを塞ぎ、上記蒸気放出
口16側への湯の漏出を防止する。
【0036】また、上記蒸気放出空間部の上方側第1室
44内の蒸気放出口16の下方部には、上方から下方に
傾斜した蒸気遮蔽板47が設けられている。
【0037】なお、符号48は上記蓋ユニット2の下部
外周のポリカバーパッキンである。
【0038】ところで、上述した下板12前部12aの
上記隔壁25の後方部は、さらに所定寸法下方に凹まさ
れて、その底部中央にプッシュカバー支持筒28が立設
されている。そして、このプッシュカバー支持筒28内
中央には、さらに次に述べるプッシュカバー30側の係
合ロッド36が挿入係合される係合筒29が立設されて
いる。
【0039】一方、符号30は上記凹溝部17の操作レ
バー19後方側の指挿入空間(指挿入凹部)40を覆う
プッシュカバー(カバー部材)であり、該プッシュカバ
ー30は上記指挿入空間40内に、上記プッシュカバー
支持筒28との間に介設されたコイルバネ32を介して
上下方向に昇降できる状態で(押し下げることができる
状態で)嵌装支持されている。該プッシュカバー30
は、上記プッシュカバー支持筒28よりも大径の筒状体
となっていて、上記コイルバネ32の上方への付勢力に
抗して最下方に押し下げられた時には、例えば図3に示
すように、上記プッシュカバー支持筒28の外周面に略
完全に外嵌され、その係合ロッド36を上記係合筒29
内に挿入嵌合した状態となって最下降状態にロックさ
れ、その上方部には従来と同様のロック解除操作レバー
回動操作のための指挿入空間40を形成する。
【0040】一方、この状態から、再びプッシュカバー
30が下方に押されると、上記係合ロッド36と係合筒
29との係合が解かれて、コイルバネ32の付勢力によ
りプッシュカバー30は元の状態に戻る。
【0041】なお、符号31は上記プッシュカバー30
側裏面のリング状のコイルバネ係合リブ、33は上記プ
ッシュカバー30の下端側外周縁に設けられたストッパ
片であり、プッシュカバー30の上昇時において、上記
上板11側のストッパ部34と係合して、その上昇位置
を規制するようになっている。これにより、上記プッシ
ュカバー30は、上記ロック解除操作レバー19が操作
されない通常の状態では、図1および図2に示すよう
に、その上面が、上記ロック解除操作レバー19ととも
に蓋ユニット2の上板11の上面に沿った同一平面状態
となるように保持される。
【0042】これに対し、上記ロック解除操作レバー1
9を操作して上記蓋ユニット2のロックを解除しようと
する時は、先ず上記プッシュカバー30を下方に押圧す
ることによって、所定量又は完全に下方まで押し下げ、
それによって図3および図4のようなロック解除操作レ
バー19の操作端19cに対して係合可能な指挿入空間
40を形成し、その後、指をロック解除操作レバー19
の操作端19cにかけて後方側から前方側注出口8方向
に回動させることにより、従来同様のロック解除を行う
ことになる。
【0043】したがって、上記本実施の形態の蓋ユニッ
ト部の構成では、そのロックを解除するために、プッシ
ュカバー30の押し下げとロック解除操作レバー19の
回動との2つの連続した操作が必要となり、幼児等の操
作では簡単にロックを解除できないようになる。
【0044】一方、プッシュカバー30が押し下げられ
ていない通常の状態(非ロック解除操作状態)では、上
記指挿入空間40は、上記プッシュカバー30によって
上記上板11の上面と連続する同一平面状態にカバーさ
れるから、見映えが良くなることはもちろん、同指挿入
空間40内への埃りやゴミ、虫等の侵入もなくなる。
【0045】また、上記ロック解除操作レバー19は、
その回動支軸20,20部が前方側(注出口8側)に、
他方その操作端19cが後方側(蓋ユニット2の弧回動
軸であるヒンジ部14側)にあり、上記操作端19cを
前側注出口8方向に回動操作することにより、ロック機
構のロック状態を解除するようになっているので、上記
のような構成を採用したとしても、その操作しやすが阻
害されることはない。
【0046】さらに、上記プッシュカバー30は、一度
最下降位置に押し下げられると上記指挿入空間40を開
放した下降状態にロックされ、かつ同ロック状態におい
て再び下方に押されるとそのロック状態が解除されて上
記指挿入空間40を覆った元の状態に復帰するようにな
っており、最下降位置に押し下げてロックすると、従来
と同様の開口状態に維持しておくこともできる。したが
って、従来同様の操作の容易さも実現することができ、
幼児などのいない家庭の場合にも便利である。
【0047】(実施の形態2) 次に、図5および図6は、本願発明の実施の形態2に係
る電気貯湯容器の蓋ユニットおよびそのロック解除操作
レバー部分の構造を示している。
【0048】この実施の形態では、上記実施の形態1の
ような上下昇降タイプのプッシュカバー30に替えて弧
回動タイプの開閉カバー30Aを採用し、その後端側
(蓋ユニット2のヒンジ部14側)を上板11側に回動
軸53を介して枢着するとともに巻回バネ54の付勢力
によって常時図示のような閉位置に位置規制して置き、
蓋ユニット2のロック解除操作時に当該開閉カバー30
Aの前端側(注出口8側)を矢印のように押圧回動させ
ることにより、指挿入空間を形成してロック解除操作レ
バー19の操作端19cのロック解除方向(上方)への
回動操作を可能としたものである。なお、符号20A
は、上記ロック解除操作レバー19の回動支軸を示して
いる。
【0049】このような構成によれば、上記実施の形態
1のものよりも簡単な構成で同様の目的、作用効果を実
現することができる。
【0050】(実施の形態3) 次に、図7は、本願発明の実施の形態3に係る電気貯湯
容器の蓋ユニットのロック解除操作レバー部分の構造を
示している。
【0051】この実施の形態では、やはり上記実施の形
態1のような上下昇降タイプのプッシュカバー30に替
えて弧回動タイプの開閉カバー30Bを採用している
が、該開閉カバー30Bは、その前端57側(注出口8
側)をロック解除操作レバー19の操作端19cの下方
側に係合させており、同前端側(注出口8側)の基部を
蓋ユニット2の上板11側に回動軸55を介して枢着す
るとともに図示しない巻回バネの付勢力によって後端5
6側(蓋ユニット2のヒンジ部14側)カバー部を常時
図示のような閉位置に位置規制して置き、上記蓋ユニッ
ト2のロック解除操作時に当該開閉カバー30Bの後端
56側(蓋ユニット2のヒンジ部14側)を矢印のよう
に押圧して回動させることにより、上記ロック解除操作
レバー19の操作端19cを指の係合が行える状態まで
下方側から上方側に所定角持ち上げることにより、指挿
入空間を形成することなくロック解除操作レバー19の
ロック解除方向への回動操作を可能としたものである。
なお、符号20Aは、上記ロック解除操作レバー19の
回動支軸を示している。
【0052】このような構成によっても、やはり上記実
施の形態1のものよりも簡単な構成で同様の目的、作用
効果を実現することができる。
【0053】(実施の形態4) 次に、図8および図9は、本願発明の実施の形態4に係
る電気貯湯容器の蓋ユニットおよびそのロック解除操作
レバー部分の構造を示している。
【0054】この実施の形態では、ロック解除操作レバ
ー19を若干低く設け、上記実施の形態1のような上下
昇降タイプのプッシュカバー30に替えて当該ロック解
除操作レバー19の上部をも覆う大きめの弧回動タイプ
の開閉カバー30Cを採用し、その後端側(蓋ユニット
2のヒンジ部14側)を蓋ユニット2の上板11側に回
動軸58を介して常時図示のような閉位置に倒して置
き、上記蓋ユニット2のロック解除操作時に当該開閉カ
バー30Cの前端側(注出口8側)上部に突出させて設
けたツマミ部59を持って矢印のように前方から後方に
弧回動させることにより、指挿入空間を形成してロック
解除操作レバー19の操作端19cのロック解除方向へ
の回動操作を可能としたものである。なお、符号20
は、実施の形態1と同様のロック解除操作レバー19の
回動支軸を示している。
【0055】このような構成によっても、やはり上記実
施の形態1のものよりも簡単な構成で同様の目的、作用
効果を実現することができる。
【0056】(実施の形態5) なお、以上の各実施の形態の電気貯湯容器では、その何
れにあっても、上記ロック解除操作レバー19は、その
回動支軸(20,20A)部が注出口8側に、他方その
操作端19cが蓋ユニット2の弧回動軸であるヒンジ部
14側にあり、上記操作端19cを注出口8の方向に回
動操作することにより、ロック機構のロック状態を解除
するように構成したが、上記ロック解除操作レバー19
は、例えば図10および図11に示すように、その回動
支軸(20,20A)部が蓋ユニット2の弧回動軸であ
るヒンジ部14側に、他方その操作端19cが注出口8
側にあり、上記操作端19cを上記蓋ユニット2の弧回
動軸であるヒンジ部14方向に回動操作することによ
り、ロック機構のロック状態を解除するようにし、図6
と同様の開閉カバー30Aを注出口8側に設けるように
しても良い。そのような構成を採用した場合、親指で開
閉カバー30Aを押し下げ、その後ヒンジ部14方向に
ロック解除操作レバー19を持ち上げれば良いので操作
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る電気貯湯容器の
蓋ユニットのプッシュカバー非押圧時の構造を示す断面
図である。
【図2】同図1の状態における蓋ユニットの外観図であ
る。
【図3】同蓋ユニットのプッシュカバー押圧時の構造を
示す断面図である。
【図4】同図3の状態における蓋ユニットの外観図であ
る。
【図5】本願発明の実施の形態2に係る電気貯湯容器の
蓋ユニットの開閉カバー閉時の構造を示す斜視図であ
る。
【図6】同図5の状態における開閉カバー部の断面図で
ある。
【図7】本願発明の実施の形態3に係る電気貯湯容器の
蓋ユニットの開閉カバー部の閉時の構造を示す断面図で
ある。
【図8】本願発明の実施の形態4に係る電気貯湯容器の
蓋ユニットの開閉カバー閉時の構造を示す斜視図であ
る。
【図9】同図8の状態における開閉カバー部の断面図で
ある。
【図10】本願発明の実施の形態5に係る電気貯湯容器
の蓋ユニットの開閉カバー閉時の構造を示す斜視図であ
る。
【図11】同図10の状態における開閉カバー部の断面
図である。
【符号の説明】
2は蓋ユニット、11は上板、12は下板、13は内カ
バー、19はロック解除操作レバー、19aはロック部
押圧片、21は作動部材、21aはロック片、28はプ
ッシュカバー支持筒、30はプッシュカバー、32はコ
イルバネである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−222679(JP,A) 特開 平11−128079(JP,A) 実開 平1−150774(JP,U) 実開 平4−104028(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体の蓋体と、こ
    の蓋体を容器本体に対して閉状態にロックするロック機
    構と、このロック機構のロック状態を解除するロック解
    除操作レバーと、このロック解除操作レバーの操作端側
    に設けられた指を挿入して解除操作するための指挿入凹
    部とを備え、この指挿入凹部をカバーするカバー部材を
    指挿入凹部に上下動できるようにバネを介して嵌合し、
    このカバー部材を上記ロック解除操作レバーの操作端に
    対応する上昇位置に上記バネにより付勢して置く一方、
    該上昇位置から上記バネの付勢力に抗して下降位置に押
    し下げることにより上記指挿入凹部を開口させた上で
    記操作レバーを操作するように構成、不用意に又は誤
    って上記ロック解除操作レバーを操作するようなことが
    ないようにしたことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 カバー部材は、下降位置に押し下げられ
    ると指挿入凹部を開口した状態にロックされ、かつ同ロ
    ック状態において再び下降方向に押されるとそのロック
    状態が解除されて上記指挿入凹部をカバーした元の状態
    に復帰するようになっていることを特徴とする請求項1
    記載の電気貯湯容器。
  3. 【請求項3】 容器本体と、この容器本体の蓋体と、こ
    の蓋体を容器本体に対して閉状態にロックするロック機
    構と、このロック機構のロック状態を解除するロック解
    除操作レバーと、このロック解除操作レバーの操作端側
    に設けられた指を挿入して解除操作するための指挿入凹
    部とを備え、この指挿入凹部をカバーするカバー部材を
    指挿入凹部に弧回動できるようにバネを介して軸支し、
    このカバー部材を上記バネにより上記ロック解除操作レ
    バーの操作端に対応する回動位置に付勢して置く一方、
    この回動位置から上記バネの付勢力に抗して押し下げる
    ことにより上記指挿入凹部を開口させた上で上記操作レ
    バーを操作するように構成、不用意に又は誤って上記
    ロック解除操作レバーを操作するようなことがないよう
    にしたことを特徴とする電気貯湯容器。
  4. 【請求項4】 ロック解除操作レバーは、回動軸が注出
    口側に、他方その操作端が蓋体の弧回動軸側にあり、上
    記操作端を上記注出口方向に回動操作することにより、
    ロック機構のロック状態を解除するようになっているこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の電気貯湯容
    器。
  5. 【請求項5】 ロック解除操作レバーは、回動軸が蓋体
    の弧回動軸側に、他方その操作端が注出口側にあり、上
    記操作端を上記蓋体の弧回動軸方向に回動操作すること
    により、ロック機構のロック状態を解除するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の電気
    貯湯容器。
  6. 【請求項6】 ロック解除操作レバーは非操作状態では
    蓋体と連続した面を形成しているとともにカバー部材も
    非押し下げ時には蓋体と連続した面を形成していること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電気貯
    湯容器。
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