JP7350281B2 - コンロ - Google Patents

コンロ Download PDF

Info

Publication number
JP7350281B2
JP7350281B2 JP2019007434A JP2019007434A JP7350281B2 JP 7350281 B2 JP7350281 B2 JP 7350281B2 JP 2019007434 A JP2019007434 A JP 2019007434A JP 2019007434 A JP2019007434 A JP 2019007434A JP 7350281 B2 JP7350281 B2 JP 7350281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
rack
operating
operation panel
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019007434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020118312A (ja
Inventor
耕平 小澤
浩之 鈴木
Original Assignee
株式会社パロマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パロマ filed Critical 株式会社パロマ
Priority to JP2019007434A priority Critical patent/JP7350281B2/ja
Publication of JP2020118312A publication Critical patent/JP2020118312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7350281B2 publication Critical patent/JP7350281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、コンロに関する。
従来、調理器本体に設けられた開口から突出する突出位置と、調理器本体内に収納された収納位置とに移動自在な開閉式操作盤の開閉構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。操作盤は、調理器本体内に着脱自在に設けられた収納箱に収納自在である。収納箱には、揺動軸、ねじりコイルバネ、位置規制機構、ダンパ機構が設けられる。揺動軸は、操作盤を調理器本体に対して揺動自在とする。ねじりコイルバネは、操作盤を調理器本体に対して突出位置側に付勢する。位置規制機構は、操作盤を収納位置で解除自在に固定する。ダンパ機構は、ねじりコイルバネによる操作盤への付勢力に抗して操作盤の移動速度を減速させる。収納箱の内側面には、ピニオンギアがロータリーダンパを介して回転自在に設けられる。操作盤の側面には、揺動方向に湾曲しピニオンギアと噛合する円弧状のラックギアが設けられる。ロータリーダンパ、ピニオンギア、ラックギアで、ダンパ機構が構成される。
特許5398438号公報
コンロの多機能化に伴い、例えば、操作盤の上面に設けられるボタンの個数を増加させたり、表示部を大きくしたり、複数の機能を操作盤に集約させたりすることによって、操作盤は大型化する傾向にある。操作盤を大型化した場合、操作盤の揺動に必要なストローク長が長くなるので、操作盤を収納位置に収納した状態において、ラックギアの後端部が収納箱の底板部の上面と干渉する可能性があった。
本発明の目的は、操作パネルを大型化した場合であっても、収納状態と操作状態の間を良好に移動させることができるコンロを提供することである。
請求項1のコンロは、筐体と、前記筐体の前面に固定され、操作部を有するフロントパネル部と、前記フロントパネル部の下側に設けられ、底板部及び左右一対の側板部を備え、前記操作部を内側に収納する収納部とを備え、前記操作部は、入力を受け付け可能な操作パネルを有し、前記操作部は、前記収納部下部設けられた左右方向に延びる回動軸によって回動可能に軸支され、前記回動軸を中心に回動することによって、前記操作パネルが前記収納部内に収納される収納状態と、前記操作パネルが前記収納部外に露出され、前記操作パネルにおける操作が可能な操作状態との間を移動可能に構成され、前記操作部を前記操作状態となる方向に付勢する付勢手段と、前記操作部を前記収納状態の位置で解除自在に保持する位置規制部とをさらに備えたコンロにおいて、前記一対の側板部のうち一方の側板部に設けられ、前記左右方向に延びる軸心を中心に回転可能な歯車状のピニオンギアを有し、該ピニオンギアの回転速度を制限するダンパ機構と、前記操作部における前記一方の側板部と対向配置された側面部に設けられ、前記ピニオンギアと噛合する円弧状のラック部とを備え、前記ラック部は、前記回動軸を中心とする円弧状に形成され、前記側面部から壁状に突出する基部と、前記基部の湾曲する内側面に沿って設けられ、前記ピニオンギアと噛合する円弧状の歯部とを備え、前記底板部には、前記操作部が前記収納状態に保持されたときに、前記ラック部の長さ方向の両端部のうち後端部を内側に収容するラック端収容部が設けられ、前記ラック端収容部は、前記底板部の上面において下方に凹んで形成された凹部、下面と貫通する孔部、若しくは前記底板部の縁部から切欠き状に切断された切欠き部であって、前記側面部は、前記操作部における前記一方の側板部と対向配置された壁部の側面であって、前記操作部が前記収納状態の姿勢で、前記底板部と対向する前記壁部の下端部のうち前記操作パネルから離れる側の部分に設けられ、下方に突出する突出部を備え、前記ラック部の前記後端部は、前記一方の側板部と対向配置された前記突出部の側面に設けられ、前記ラック端収容部は、前記ラック部の前記後端部と前記突出部を内側に収容することを特徴とする。
請求項1のコンロによれば、操作部が収納状態に保持されたとき、ラック部の後端部は、底板部に設けられたラック端収容部の内側に収容されるので、ラック端収容部が無い場合に比べ、ラック部の長さを長くできる。これにより、操作パネルが大型化し、操作部が収納状態と操作状態の間を移動する際のストロークが長くなった場合でも、ラック部の後端部が底板部と干渉することなく、操作部を収納部に無理なく収納できる。
また、ラック端収容部は、底板部に設けられた凹部、孔部、若しくは切欠き部であるので、底板部に干渉させずに、操作部ラック部の後端部を収容できる。
なお、本発明のコンロは、前記操作部が前記操作状態において、前記操作パネルを平面視で見たときに、前記ボタンは前記回動軸よりも前方で、且つ前記操作パネルに対して作用する押圧力のベクトルが前記回動軸よりも前側の領域に向かうようにするとよい。
コンロ1の正面図である。 右フロントパネル部11(操作部60:収納状態)の正面図である。 右フロントパネル部11(操作部60:収納状態)の背面図である。 右フロントパネル部11(操作部60:収納状態)の斜視図である。 図2に示すI-I線で切断した右フロントパネル部11の断面斜視図である。 右フロントパネル部11(操作部60:操作状態)の正面図である。 右フロントパネル部11(操作部60:操作状態)の背面図である。 右フロントパネル部11(操作部60:操作状態)の斜視図である。 図6に示すII-II線で切断した右フロントパネル部11の断面斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、コンロ1の構造を説明する。コンロ1は、ビルトインコンロである。コンロ1は、筐体2と天板3を備える。筐体2は上部が開口し、該開口部分に天板3が固定される。天板3の上面の右手前には右コンロ4、左手前には左コンロ5、中央奥側には奥コンロ6が設けられる。筐体2の前面の中央部には、グリル扉8が設けられる。グリル扉8は、手前に引き出し可能に設けられ、筐体2内に設置されるグリル庫(図示略)の前側の開口を開閉する。筐体2の前面において、グリル扉8の右側には、右フロントパネル部11が固定され、左側には、左フロントパネル部12が固定される。
右フロントパネル部11は正面視略矩形状に形成され、その前面の上半分の領域には、化粧板21が固定される。化粧板21において、略円柱状の2つの操作ボタン15、16が横並びに設けられる。操作ボタン15、16は、筐体2内に設置され、右コンロ4、グリル庫内のグリルバーナ(図示略)に夫々対応する燃料供給装置(図示略)に接続される。操作ボタン15、16は、右コンロ4、グリルバーナ(図示略)の点火、消火、及び火力調節の為に、押し込み又は回動操作される。
右フロントパネル部11の前面の下半分の領域には、操作部60が設けられる。操作部60の前面には、化粧板22が固定される。化粧板22の上部を指で後方に押し込むと、操作部60は、後述するロック機構部44(図8参照)によるロックが外れ、下部を基点に前方に回動する。その結果、操作部60の背面側に設けられた操作パネル35(図8参照)が前方に引き出される。操作パネル35は、後述する各種ボタン351、表示部352、353等を有し、各種入力を受け付ける。操作パネル35は、使用者側に向くように水平面に対して所定角度(例えば17°)で傾斜した状態で支持される。なお、操作パネル35の傾斜角度は、使用者から見え易く且つ操作し易い角度が好ましい。
左フロントパネル部12は正面視略矩形状に形成され、その前面の上半分には、化粧板23が固定される。化粧板23において、略円柱状の2つの操作ボタン17、18が横並びに設けられる。操作ボタン17、18は、奥コンロ6、左コンロ5の点火、消火、及び火力調節の為に、押し込み又は回動操作される。左フロントパネル部12の前面の下半分には、電池ボックス26が設けられる。電池ボックス26には、コンロ1の電源である乾電池(図示略)が収納される。
図2~図9を参照し、右フロントパネル部11の構造を具体的に説明する。図2~図4に示すように、右フロントパネル部11は、本体部31、収納枠32、操作部60等を備える。本体部31は、右フロントパネル部11の上側に設けられ、正面視略矩形状に形成された樹脂製板部材である。本体部31には、2つの挿通穴311、312が横並びに設けられる。これら挿通穴311、312には、操作ボタン15、16が後方から前方に向けて挿入される。本体部31の前面には、化粧板21(図1参照)が固定される。
次に、収納枠32の構造を説明する。収納枠32は、右フロントパネル部11の下側に設けられ、樹脂製で且つ正面視略矩形枠状に形成される。収納枠32は、底板部321、右板部322、左板部323、上板部324を備える。底板部321は、底面視左右方向に長い略矩形状に形成される。右板部322は、底板部321の右端部から上方に略直角に立設される。右板部322は、側面視上下方向に長い略矩形状に形成される。左板部323は、底板部321の左端部から上方に略直角に立設される。左板部323も、右板部322と同様に、側面視上下方向に長い略矩形状に形成される。上板部324は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。上板部324の右端部は、右板部322の右端部と接続する。上板部324の左端部は、左板部323の左端部と接続する。図4に示すように、本体部31は、上板部324の上面の前端側に立設される。それ故、収納枠32は、本体部31よりも後方に突出するように設けられる。
図2に示すように、底板部321の前端部の右角部には、右側支軸41が設けられ、左角部には、左側支軸42が設けられる。右側支軸41と左側支軸42は左右方向に延び、且つ同一軸線上に延びる。後述するように、右側支軸41と左側支軸42は、操作部60の下部を回動可能に軸支する。底板部321の上面の左右方向略中央部には、支持部材43(図2、図7、図9参照)が立設される。支持部材43の上部には、ロック機構部44(図7、図9参照)が支持される。ロック機構部44は、周知のプッシュロック機構を備える。操作部60の後述する突起65(図6、図7参照)をロック機構部44に押し込むと、突起65がロックされ、再度押し込むとロックが解除される。
底板部321の上面の左側には、後方に突出するように延設され、下方に向けて開口する断面略U字状のケーブル支持部45(図3、図9参照)が設けられる。ケーブル支持部45の上面における前後2か所には、フック部451、452が夫々固定される。フック部451、452には、操作部60の操作パネル35に接続されるケーブル(図示略)を固定できる。
底板部321の上面において、支持部材43の右方には、バネ固定部46(図3、図9参照)が設けられる。バネ固定部46は、底板部321の上面から上方に突出し、且つ左右方向に長い略直方体状に形成される。バネ固定部46の左面には、右方に向かって延びる固定穴(図示略)が設けられる。該固定穴には、コイル状のねじりコイルバネ37の一端部371が挿入固定される。さらに、バネ固定部46の右側であって、底板部321の後端部の右側角部には、U字溝部47(図5、図9参照)が設けられる。U字溝部47は、平面視略U字状に切り欠いて形成される。後述するように、操作部60が収納枠32の内側に収容される収納状態のとき、U字溝部47の内側に、後述するラック部66の後端部66Aが収容される。
図4に示すように、右板部322の上下方向中央部よりもやや下側で、且つ前端部寄りには、ダンパ機構50が固定される。ダンパ機構50は、例えば、周知のオイルダンパを採用するとよい。ダンパ機構50は、左右方向に延びる軸心を中心に回転可能な歯車状のピニオンギア51(図5参照)を有し、該ピニオンギア51の回転速度を制限する。ピニオンギア51は、操作部60の右壁部63に設けられた後述する円弧状のラック部66の歯部662と噛合する。上板部324の前端部の略中央部には、下方に突出する被係止部326(図2参照)が設けられる。被係止部326は、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。
次に、操作部60の構造を説明する。本実施形態では、操作パネル35が収納枠32内に収納された収納状態を基本姿勢とし、該基本姿勢の向きで構造を説明する。また、操作部60において、操作パネル35が前方に引き出され、操作可能となった状態を操作状態と呼ぶ。操作部60は、収納状態と操作状態の間を移動可能に構成される。操作部60は、左右方向に長く、内部が空洞で且つ底面側が開口する略三角柱状に形成される。操作部60は、前壁部61、後壁部62、右壁部63、左壁部64(図7、図9参照)を備える。
図2に示すように、前壁部61は略矩形状に形成され、その前面には、上述の化粧板21(図1参照)が固定される。前壁部61の上側における左右方向中央部には、正面視略矩形状の開口部611が設けられる。開口部611の下縁部には、後方に突出する突起65(図6参照)が設けられる。前壁部61の下端部の右角部には右軸支部612が設けられ、左角部には左軸支部613が設けられる。右軸支部612と左軸支部613は、側面視略C状に形成される(図5参照)。右軸支部612は、収納枠32の底板部321の右前角部に設けられた右側支軸41に回動自在に係合し、左軸支部613は、左前角部に設けられた左側支軸42に回動自在に係合する。これにより、操作部60は、右側支軸41と左側支軸42を中心に回動自在に支持される。
図4、図5に示すように、後壁部62は、前壁部61の前端部から後方に対して斜め下方に延設され、略矩形板状に形成される。後壁部62の外面(上面)には、操作パネル35が固定される。操作パネル35は、左右方向にやや長い略矩形状に形成される。操作パネル35には、12個のボタン351(図中では一つのみ符号を付けている)と、2つの表示部352、353が設けられる。操作パネル35の斜め下方に向けられた後端部には、係止壁部355が設けられる。係止壁部355は、操作パネル35の後端部から後方に対して斜め上方に突設され、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。
後壁部62の内面と前壁部61の内面に挟まれる間には、側面視略三角形状の支持板621(図7、図9参照)が設けられる。支持板621の一辺は、後壁部62の内面と接続し、他の一片は、前壁部61の内面と接続する。支持板621の残りの一辺は後方に向けて配置され、その後壁部62側の部分には、バネ固定溝622が設けられる。バネ固定溝622には、ねじりコイルバネ37の他端部372が係止される(図7参照)。これにより、操作部60は、ねじりコイルバネ37のバネ力により、収納状態から操作状態に向けて回動するように常時付勢される。
図5に示すように、右壁部63は、前壁部61の右端部と後壁部62の右端部との間を閉塞するように設けられ、右側面視略三角形状に形成される。右壁部63の右面は、前壁部61の右端部と後壁部62の右端部よりも左方に位置する。右壁部63の下端部において、後端側を除く部位には、右側面視略矩形状に切り欠いた凹部631が設けられる。凹部631の後側には、凹部631よりも下方に突出する突出部632が設けられる。
右壁部63の右面部には、ラック部66が設けられる。ラック部66は、基部661と歯部662を備える。基部661は、突出部632の下端から前壁部61側に向かって円弧状に湾曲し、前壁部61の背面に接続する。基部661は、右側支軸41を中心とする円弧状に形成される。基部661は、右壁部63の右面部から右方に壁状に突出する。歯部662は、基部661の湾曲する内側面に沿って形成される。歯部662には、収納枠32の右板部322に設けたダンパ機構50のピニオンギア51が噛合する。なお、左壁部64は、前壁部61の左端部と後壁部62の左端部との間を閉塞するように設けられ、左側面視略三角形状に形成される(図9参照)。
次に、右フロントパネル部11における操作パネル35の引き出し操作を説明する。図2、図4に示すように、操作部60が収納状態(基本姿勢)のとき、前壁部61は垂直であり、本体部31の前面と略面一である。操作部60の前壁部61の内面に設けられた突起65は、収納枠32の底板部321の支持部材43に支持されたロック機構部44に押し込まれ、ロックされている(図2参照)。これにより、右フロントパネル部11は、操作部60の収納状態を保持できる。操作パネル35は、収納枠32の内側に収納され、後方に対して斜め上方を向いた状態である(図3、図4参照)。図5に示すように、操作部60の右壁部63の下端部において、凹部631は、収納枠32の底板部321の上面の上方に配置され、突出部632は、底板部321のU字溝部47内に配置される。それ故、突出部632に形成されたラック部66の後端部66Aも、U字溝部47内に配置される。
次いで、操作パネル35を手前に引き出す為、使用者は、操作部60の化粧板22(前壁部61)の上側部分を後方に押し込む。これにより、操作部60側の突起65がロック機構部44に再度押し込まれるので、ロック機構部44によるロックが解除される。すると、図6~図8に示すように、操作部60は、ねじりコイルバネ37によるバネ力により、右側支軸41と左側支軸42を中心に前側に付勢されて回動する。このとき、操作部60と一体して、ラック部66も右側支軸41と左側支軸42を中心に前側に回動する。ラック部66の回動に併せ、ピニオンギア51が回転するが、ダンパ機構50によりその回転速度は制限される。これにより、ラック部66を介して操作部60の回動する速度も制限されるので、操作パネル35は前側に一定の速度でゆっくり安全に引き出される。
操作部60が前側にさらに回動すると、操作パネル35の後端部は上方に移動する。操作パネル35の後端部に設けられた係止壁部35Aは、収納枠32の上板部324の前端部に設けられた被係止部326に対して後方から係止する(図6参照)。これにより、操作部60の回動は停止される。そして、操作部60は、操作パネル35が前側に引き出され、所定角度で傾斜した状態でその姿勢が保持される(図8参照)。
このように、右フロントパネル部11は、操作部60が収納状態のときに、ラック部66の後端部66Aは、底板部321に設けられたU字溝部47の内側に収容されるので、U字溝部47が無いものに比べ、ラック部66の長さを長くできる。これにより、操作パネル35が大型化し、操作部60が収納状態と操作状態の間を移動する際のストロークが長くなった場合でも、ラック部66の後端部66Aが底板部321と干渉することなく、操作部60を収納枠32内に収納できる。
図8を参照し、操作状態の操作パネル35における各種ボタン351と、右側支軸41及び左側支軸42との位置関係を説明する。操作部60が操作状態のとき、操作パネル35は所定角度で傾斜した状態で支持される。上記の通り、操作パネル35には、複数のボタン351が設けられるが、それらの位置は、平面視で見たときに、何れも右側支軸41及び左側支軸42よりも前側に配置される。さらに、ボタン351が押下されたときに、操作パネル35に作用する力のベクトルが右側支軸41及び左側支軸42よりも前側の領域に向かうように、複数のボタン351が配置される。例えば、操作パネル35において、最上段に位置するボタン351が押下されたときに、その操作パネル35に作用する力のベクトルをPとした場合、ベクトルPは、右側支軸41及び左側支軸42よりも前側の領域に向けられている。これにより、使用者がボタン351を押したときに、その力で操作部60が後方に回動してしまうのを防止できる。ボタン351を押したときに、操作部60は回転せずにその位置に保持されるので、使用者は、ボタン351を安定して押すことができる。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、筐体2の前面に固定される右フロントパネル部11を備える。右フロントパネル部11は操作部60を備える。右フロントパネル部11の下側には、収納枠32が設けられる。収納枠32は、底板部321、右板部322、左板部323を備え、操作部60を内側に収納する。操作部60は、入力を受け付け可能な操作パネル35を有する。操作部60は、右フロントパネル部11の下端部において左右方向に延びる右側支軸41及び左側支軸42によって回動可能に軸支される。操作部60は、右側支軸41及び左側支軸42を中心に回動することによって、操作パネル35が収納枠32内に収納される収納状態と、操作パネル35が収納枠32外に露出され、操作パネル35における操作が可能な操作状態との間を移動可能に構成される。コンロ1は、ねじりコイルバネ37とロック機構部44をさらに備える。ねじりコイルバネ37は、操作部60を操作状態となる方向に付勢する。ロック機構部44は、操作部60を収納状態の位置で解除自在に保持する。
収納枠32の右板部322には、ダンパ機構50が設けられる。ダンパ機構50は、左右方向に延びる軸心を中心に回転可能な歯車状のピニオンギア51を有し、該ピニオンギア51の回転速度を制限する。一方、操作部60のうち、収納枠32の右板部322と対向配置された右壁部63の右面部には、円弧状のラック部66が設けられる。ラック部66の歯部662には、ピニオンギア51が噛合する。さらに、底板部321には、操作部60が収納状態に保持されたときに、ラック部66の後端部66Aを内側に収容するU字溝部47が設けられる。
これにより、操作部60が収納状態に保持されたとき、ラック部66の後端部66Aは、U字溝部47の内側に収容されるので、U字溝部47が無い場合に比べ、ラック部66の長さを長くできる。これにより、操作パネル35が大型化し、操作部60が収納状態と操作状態の間を移動する際のストロークが長くなった場合でも、ラック部66の後端部66Aが底板部321と干渉することなく、操作部60を収納枠32内に収納できる。
上記説明において、右フロントパネル部11は本発明の「フロントパネル部」の一例である。右板部322と左板部323は、本発明の「左右一対の側板部」の一例である。収納枠32は、本発明の「収納部」の一例である。右側支軸41及び左側支軸42は、本発明の「回動軸」の一例である。ねじりコイルバネ37は、本発明の「付勢手段」の一例である。突起65とロック機構部44は、本発明の「位置規制部」の一例である。U字溝部47は、本発明の「ラック端収容部」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態において、底板部321の後端部の右側角部には、「ラック端収容部」の一例として、U字溝部47が設けられるが、ラック部66の後端部66Aを収容可能であればよく、例えば、底板部321の上面において下方に凹んで形成された凹部、下面と貫通する孔部等であってもよい。また、底板部321の後端部の右側角部を切り欠いてもよい。
操作パネル35に設けられるボタン351の個数と形状、表示部352、353の数、大きさ、形状等についても、自由に変更可能である。操作パネル35上のボタン351、表示部352、353のレイアウト(配置)についても自由に変更可能であるが、上記実施形態のように、ボタン351の位置は、何れも右側支軸41及び左側支軸42よりも前側であって、ボタン351が押下されたときに作用する力のベクトルPが、右側支軸41及び左側支軸42よりも前側の領域に向かうように配置されるのが好ましい。
ダンパ機構50はオイルダンパであるが、他の種類のダンパでもよく、例えば、エアダンパでもよい。
コンロ1はビルトインコンロであるが、テーブルコンロであってもよい。グリル無しでもよい。左フロントパネル部12の下側に操作部を設け、右フロントパネル部11と同様の構造を設けてもよい。
1 コンロ
2 筐体
11 右フロントパネル部
32 収納枠
35 操作パネル
37 ねじりコイルバネ
41 右側支軸
42 左側支軸
44 ロック機構部
47 U字溝部
50 ダンパ機構
51 ピニオンギア
60 操作部
63 右壁部
66 ラック部
66A 後端部
321 底板部
322 右板部
323 左板部

Claims (1)

  1. 筐体と、前記筐体の前面に固定され、操作部を有するフロントパネル部と、前記フロントパネル部の下側に設けられ、底板部及び左右一対の側板部を備え、前記操作部を内側に収納する収納部とを備え、前記操作部は、入力を受け付け可能な操作パネルを有し、前記操作部は、前記収納部下部設けられた左右方向に延びる回動軸によって回動可能に軸支され、前記回動軸を中心に回動することによって、前記操作パネルが前記収納部内に収納される収納状態と、前記操作パネルが前記収納部外に露出され、前記操作パネルにおける操作が可能な操作状態との間を移動可能に構成され、前記操作部を前記操作状態となる方向に付勢する付勢手段と、前記操作部を前記収納状態の位置で解除自在に保持する位置規制部とをさらに備えたコンロにおいて、
    前記一対の側板部のうち一方の側板部に設けられ、前記左右方向に延びる軸心を中心に回転可能な歯車状のピニオンギアを有し、該ピニオンギアの回転速度を制限するダンパ機構と、
    前記操作部における前記一方の側板部と対向配置された側面部に設けられ、前記ピニオンギアと噛合する円弧状のラック部と
    を備え、
    前記ラック部は、
    前記回動軸を中心とする円弧状に形成され、前記側面部から壁状に突出する基部と、
    前記基部の湾曲する内側面に沿って設けられ、前記ピニオンギアと噛合する円弧状の歯部と
    を備え、
    前記底板部には、前記操作部が前記収納状態に保持されたときに、前記ラック部の長さ方向の両端部のうち後端部を内側に収容するラック端収容部が設けられ、
    前記ラック端収容部は、前記底板部の上面において下方に凹んで形成された凹部、下面と貫通する孔部、若しくは前記底板部の縁部から切欠き状に切断された切欠き部であって、
    前記側面部は、前記操作部における前記一方の側板部と対向配置された壁部の側面であって、
    前記操作部が前記収納状態の姿勢で、前記底板部と対向する前記壁部の下端部のうち前記操作パネルから離れる側の部分に設けられ、下方に突出する突出部を備え、
    前記ラック部の前記後端部は、前記一方の側板部と対向配置された前記突出部の側面に設けられ、
    前記ラック端収容部は、前記ラック部の前記後端部と前記突出部を内側に収容することを特徴とするコンロ。
JP2019007434A 2019-01-21 2019-01-21 コンロ Active JP7350281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007434A JP7350281B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 コンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007434A JP7350281B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 コンロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020118312A JP2020118312A (ja) 2020-08-06
JP7350281B2 true JP7350281B2 (ja) 2023-09-26

Family

ID=71890376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019007434A Active JP7350281B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 コンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7350281B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004263903A (ja) 2003-02-28 2004-09-24 Harman Pro:Kk 調理器具
JP2014035097A (ja) 2012-08-07 2014-02-24 Harman Co Ltd 加熱調理器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2207180B (en) * 1987-07-06 1991-09-18 Gold Star Co Door latch assembly
US5061023A (en) * 1990-07-06 1991-10-29 Northern Telecom Limited Telephone terminal bases
JP5398438B2 (ja) * 2009-09-10 2014-01-29 リンナイ株式会社 調理器用開閉式操作盤の開閉構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004263903A (ja) 2003-02-28 2004-09-24 Harman Pro:Kk 調理器具
JP2014035097A (ja) 2012-08-07 2014-02-24 Harman Co Ltd 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020118312A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6579288B1 (ja) ロック機構
JP7350281B2 (ja) コンロ
JP2009504358A (ja) 引き出し部品を備えるキャビネット
JP4297493B2 (ja) 蓋開閉機構及びその装置
JP7560113B2 (ja) コンロ
JP4115398B2 (ja) 機器の操作器
JP2012145727A (ja) 鍵盤楽器の蓋体構造
JP2011104019A (ja) 什器
JP4978972B2 (ja) 加熱調理器
JP5237005B2 (ja) 引出し装置
JP2008034108A (ja) 加熱調理器
JP5415250B2 (ja) 遠隔操作装置
JP5010546B2 (ja) 厨房装置
JP2021032493A (ja) コンロ
JP3925220B2 (ja) パネルの動作機構
JP5793026B2 (ja) 加熱調理器
JP7061363B2 (ja) コンロ
JP5062390B2 (ja) 遊技機
JP5224290B2 (ja) 扉のハンドル装置
JP4280728B2 (ja) 彫刻刀ケース
JP6832558B2 (ja) コンロ
JP6832559B2 (ja) コンロ
JP4467228B2 (ja) 収納具
JP5911617B1 (ja) スロットマシンにおけるリールユニットのロック機構
JP2021085562A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230512

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7350281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150