JP2003039952A - サイドバイザー取付装置 - Google Patents

サイドバイザー取付装置

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JP2003039952A
JP2003039952A JP2001229328A JP2001229328A JP2003039952A JP 2003039952 A JP2003039952 A JP 2003039952A JP 2001229328 A JP2001229328 A JP 2001229328A JP 2001229328 A JP2001229328 A JP 2001229328A JP 2003039952 A JP2003039952 A JP 2003039952A
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retainer
side visor
frame
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JP2001229328A
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Hideki Kanie
秀樹 蟹江
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/20Accessories, e.g. wind deflectors, blinds
    • B60J1/2002Wind deflectors specially adapted for preventing soiling, e.g. for side windows

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の簡単な構成と作業の容易さの利点を保
ちつつ、サイドバイザーのフレームへの取付角度の変化
に対応できる、取付装置を提供する。 【解決手段】 サイドバイザー取付装置は、フレーム3
の取付部11に固定されるリテーナ25と、リテーナ2
5からサイドバイザー1に延びる部分にサイドバイザー
1を固定するクリップ(26及び27)とから構成さ
れ、クリップが、サイドバイザーの裏面側に設けられる
受けクリップ26と、サイドバイザーの表面側からサイ
ドバイザーを通って受けクリップに挿入して係止するピ
ンクリップとから成る。リテーナ25と受けクリップ2
6とがサイドバイザーとフレームとの傾き角度に対応し
て旋回できるように軸部(29)及び軸受(30)によ
ってヒンジ連結されており、該ヒンジ連結によって受け
クリップ26はリテーナ25から延長したサイドバイザ
ー支持部となっている。サイドバイザー1は、受けクリ
ップ26とピンクリップ(27)によって挟持される
と、リテーナ25を介してフレーム3に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサイドバイザ
ーを車体のドアフレーム等のフレームに取付けるサイド
バイザー取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在行われているサイドバイザーの取付
装置及び取付方法を、図1〜図3を用いて説明する。図
1において、サイドバイザー1は、ドアガラス2の上部
の側のドアフレーム3に、例えば2個所で固定される。
また、後部座席側のサイドバイザー1Aが後部座席側の
ドアガラス2Aの上部のフレームに取付けられる。図2
及び図3には、サイドバイザー1をフレーム3に取付け
る、従来のサイドバイザー取付装置5が示されている。
図2及び図3は、図1のA−A線に沿って断面した図で
ある。図2は、サイドバイザー1の取付けの方法を示し
ており、図3は、サイドバイザー1をフレーム3に取付
けた後の状態を示している。
【0003】図2において、フレーム3には、ドアガラ
スを受けるシールゴム6が嵌合する保持部7が形成され
ている。また、フレーム3には、サイドバイザー1の上
部が接面する接面部9が形成され、接面部9の下面側部
分は、前記保持部7の一部を形成するとともに、サイド
バイザー取付装置5のリテーナ10を取付ける取付部1
1となっている。リテーナ10は、金属の板状部材で形
成されている。サイドバイザー1をフレーム3に取付け
るには、サイドバイザー1の上部を両面接着テープ等に
よってドアフレーム3の接面部9に固定する。また、リ
テーナ10の取付部13をフレーム3の取付部11に矢
印14に示すように押込んで、リテーナ10をフレーム
3に取付ける。リテーナ10には、サイドバイザー1の
裏面側に延びる延長部15が形成されており、サイドバ
イザー1の取付穴17に合う取付穴18が形成されてい
る。更に、シールゴム6を矢印19の方向にフレーム3
の保持部7に押込んで保持する。その状態で、図3の想
像線に示すように、ピンクリップ21と受けクリップ2
2から成るクリップでリテーナ10の延長部15とサイ
ドバイザー1を挟持することによって、リテーナ10の
延長部15にサイドバイザー1が固定される。受けクリ
ップ22は、サイドバイザー1の取付穴17及びリテー
ナ10の取付穴18を貫通する筒状部を有し、ピンクリ
ップ21を受けクリップ22の筒状部に挿入すると、受
けクリップ22の係止爪にピンクリップ21の係合部が
係止して、リテーナ10とサイドバイザー1を挟持して
サイドバイザー1をリテーナ10に固定する。リテーナ
10はフレーム3に固定されているので、サイドバイザ
ー1は、リテーナ10を介してフレーム3に固定され
る。かかるクリップは、実開平4−124511号公報
に記載されている。このようにして、サイドバイザー1
をリテーナ10に固定することによって、接着テープに
よって仮留めされていたサイドバイザー1は、フレーム
3に本留め固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のサイド
バイザー取付装置は、フレームの取付部に固定されるリ
テーナと、フレームに取付けられたリテーナからサイド
バイザーに延びる部分に該サイドバイザーを固定するク
リップとから構成され、クリップが、サイドバイザーの
裏面側に設けられる受けクリップと、サイドバイザーの
表面側からサイドバイザーを通って前記受けクリップに
挿入して係止するピンクリップとから成るので、構成が
簡単であり、上記したようにサイドバイザーの取付けも
簡単であるという利点がある。しかしながら、サイドバ
イザーは車種によってデザインが違い、サイドバイザー
がフレームから下がる角度もそれに伴っていろいろに変
化している。そのため、現在では、リテーナを車種毎に
適応するように多数のものを揃えている。特に、似たよ
うなサイドバイザーについても、それぞれに対応してリ
テーナを揃えて管理し、適応車種を間違えないようにリ
テーナをフレームに固定せねばならない。これは、多種
類のリテーナを揃える面倒と管理の面倒とを要求するだ
けでなく、リテーナをフレームに固定する作業の時、対
応していないリテーナを取付けてしまう、誤取付けを誘
発する惧れがある。
【0005】なお、特開2000−124022号公報
には、雌部材と雄部材とから構成され、アシストグリッ
プ等の部品をルーフライニング等の第1パネルに雌部材
を用いて仮留めした後、その第1パネルを車体パネル等
の第2パネルに整合して押込んで雌部材の脚部によって
仮留めし、雌部材に雄部材を挿入することによって部品
をがたつきなく本留めするクリップが開示されている。
このクリップは、アシストグリップ等の部品をルーフラ
イニング等の第1パネル及び車体パネル等の第2パネル
に仮留めし次に本留めするものであり、簡単な構成で且
つ簡単な作業でサイドバイザーをフレームに固定するの
には適していない。
【0006】本発明の目的は、従来の簡単な構成と作業
の容易さの利点を保ちつつ、サイドバイザーのフレーム
への取付角度の変化に対応できる、サイドバイザーの取
付装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、車体側のフレームにサイドバイザーを取
付けるため、前記フレームの取付部に固定されるリテー
ナと、前記フレームに取付けられたリテーナからサイド
バイザーに延びる部分に該サイドバイザーを固定するク
リップとから構成され、前記クリップが、サイドバイザ
ーの裏面側に設けられる受けクリップと、サイドバイザ
ーの表面側からサイドバイザーを通って前記受けクリッ
プに挿入して係止するピンクリップとから成る、サイド
バイザー取付装置を提供し、この装置は、前記リテーナ
と前記受けクリップとがサイドバイザーとフレームとの
傾き角度に対応して旋回できるように軸部及び軸受によ
ってヒンジ連結されており、該ヒンジ連結によって前記
受けクリップは前記リテーナから延長したサイドバイザ
ー支持部となっており、前記サイドバイザーは、前記受
けクリップと前記ピンクリップによって挟持されると、
前記リテーナを介して前記フレームに固定されることを
特徴とする。この装置によれば、リテーナと受けクリッ
プとがサイドバイザーとフレームとの傾き角度に対応し
て旋回でき、受けクリップがリテーナから延長したサイ
ドバイザー支持部となっているので、サイドバイザーの
フレームへの取付角度が変化しても、その都度、リテー
ナに対して受けクリップを旋回するだけで、適正にサイ
ドバイザーを支持できる。従って、サイドバイザーの角
度が変化しても、同じ形状のリテーナ並びに受けクリッ
プ及びピンクリップから成る装置が使用でき、多種類の
リテーナを揃える面倒と管理の面倒から解放され、リテ
ーナをフレームに固定する作業の時、不適正なリテーナ
の誤取付けを誘発する惧れもなくなる。
【0008】上記サイドバイザー取付装置において、リ
テーナと受けクリップとピンクリップとが、それぞれ、
プラスチック材料で形成できる。この場合、リテーナと
受けクリップとを同一型内で成形することができる。ま
た、軸部と軸受とを連結した状態で一体的に成形するよ
うにしてもよい。また、上記装置において、フレームは
ドアガラスを受けるドアフレームであり、該ドアフレー
ムには、ドアガラスを受けるシールゴムが嵌合する保持
部が形成されており、リテーナは、ドアフレームの取付
部から保持部まで延長するように形成されており、該リ
テーナ延長部は、シールゴムによって保持部に押圧保持
されている。これによって、リテーナをプラスチック材
料で形成した場合のフレームへの取付強度を高く維持で
きる。また、リテーナと受けクリップを連結する軸部及
び軸受は、半径方向において隙間を有しており、リテー
ナ及び受けクリップの旋回中心とサイドバイザーの角度
変化の中心との位置が異なるのに伴うがたつきを吸収で
きるように構成されている。
【0009】更に、受けクリップには、ピンクリップの
大径の係合部を受入れる係止爪が形成されており、該係
止爪がリテーナの長手方向に沿って延びる平板形状に形
成されており、これによって、受けクリップのピンクリ
ップ受入穴とサイドバイザーの取付穴との間の、リテー
ナの長手方向の位置ずれを吸収できる。また、軸部と軸
受には、その連結が外れない程度に軸方向に移動できる
軸方向隙間が形成されており、これによって、受けクリ
ップのピンクリップ受入穴とサイドバイザーの取付穴と
の間の、前記軸方向における位置ずれを吸収できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図4〜図9は、本発明に係
るサイドバイザー取付装置を構成する、リテーナ25と
受けクリップ26とピンクリップ27の詳細を示す。本
発明において、図4〜図8に図示のように、リテーナ2
5と受けクリップ26は、軸部29及び軸受30によっ
てヒンジ連結された1つのユニットとなっている。ピン
クリップ27は、図9(A)〜(C)に示すように、受
けクリップ26に挿入することによって連結される1単
一の部品である。また、図10〜図12は、本発明に係
るサイドバイザー取付装置31(図11参照)を用いて
サイドバイザー1をフレーム3に取付ける様子を示して
いる。実施例において、リテーナ25と受けクリップ2
6とピンクリップ27とは、プラスチック材料で形成さ
れている。リテーナ及びクリップは、金属で形成されて
もよいが、プラスチックで形成されるのが好ましい。そ
れにより、リテーナ25と受けクリップ26を一体的に
成形することができ、成形及び加工が簡単になり且つ価
格を低くでき、部品管理も容易になる。
【0011】図4〜図8において、リテーナ25は、全
体として幅のある板状体として形成されており、図10
(図1でもよい)のドアフレーム等のフレーム3の取付
部11の縁部の太いビード部分33を挟持するように嵌
合する取付部34と、この取付部34から受けクリップ
26を両側から保持するように延びる一対の支持アーム
35と、取付部34から反対側に延びる延長部37とか
ら構成される。支持アーム35には軸受30(図7及び
8)が形成されており、受けクリップ26の両側から延
びる軸部29を回転可能に収容保持している。従って、
リテーナ25は受けクリップ26に旋回可能にヒンジ連
結されており、連結された受けクリップ26をリテーナ
25を延長したサイドバイザー支持部としている。ま
た、反対側のリテーナ25の延長部37は、ドアフレー
ム3のシールゴム6が嵌合する保持部まで延びており、
シールゴム6よって押圧保持できるようになっている。
これによって、リテーナ25がプラスチックで形成され
ていても、取付部11への取付強度を高く維持できる。
【0012】リテーナ25と受けクリップ26を連結す
る軸部29及び軸受30は、半径方向において隙間38
(図7参照)を有している。これによって、リテーナ2
5及び受けクリップ26の旋回中心とサイドバイザー1
のフレームに対する角度変化の中心との位置が異なるの
に伴うがたつきを防止することができる。なお、実施例
において、リテーナ25に軸受30が形成され、受けク
リップ26に軸部29が形成されてリテーナ25と受け
クリップ26を旋回可能に連結しているが、旋回可能で
あれば、リテーナに軸部が、受けクリップに軸受が形成
されてもよい。更に、軸部29と軸受30には、その連
結が外れない程度に軸方向に移動できる軸方向隙間39
(図8参照)が形成されている。これによって、穴中心
ずれ(車体の前後方向における位置ずれ)を吸収でき
る。
【0013】受けクリップ26は、サイドバイザー1の
裏面側に接面してサイドバイザー支持部となる上面を有
するブロックとして形成されている。受けクリップ26
は、その両側の軸部29によってリテーナ25に旋回可
能に連結されており、中央には、ピンクリップ27の軸
部を受入れる穴41が形成されている。穴41の内側に
は、ピンクリップ27の軸部の係止頭部に係合する一対
の係止爪42が形成されている。サイドバイザー支持部
となる上面43は、サイドバイザー1の裏面が安定して
接面できるようにやや広く形成されている。
【0014】リテーナ25と受けクリップ26は、プラ
スチック材料によって同一型内で成形することができ
る。また、リテーナ25と受けクリップ26とを軸部2
9と軸受30で薄肉連結して一体的に成形することがで
きる。その場合、成形及び加工が容易になる。また、リ
テーナ25と受けクリップ26の連結は、例えば、軸部
29と軸受30とを薄肉で連結するようにすることがで
きる。これによって、リテーナ25を受けクリップ26
に対して旋回する前は一体的に連結されているが、旋回
させると、その薄肉部分が破断して軸部と軸受によって
旋回可能に連結される関係にできる。このように、一体
的に成形することによって、リテーナと受けクリップと
が1つの部品として管理でき、また取付け作業時の取扱
いも容易になる。
【0015】図9(A)は、ピンクリップ27の平面
図、図9(B)はピンクリップ27の正面図、図9
(C)はピンクリップ27の部分底面図である。ピンク
リップ27は、プラスチック材料で成形されており、サ
イドバイザー1の表面に着座する大径のフランジ45
と、このフランジ45から垂下する軸部46とから成
る。軸部46の先端(下端)には、大径の係合部47が
形成されており、受けクリップ26の穴41に挿入する
と、係止爪42に係合してピンクリップ27を受けクリ
ップ26に係止することができる。
【0016】リテーナ25と受けクリップ26とピンク
リップ27とから成るサイドバイザー取付装置(31)
を用いて、サイドバイザー1をドアフレーム等のフレー
ム3に取付ける操作を図10〜図11を参照して説明す
る。図10において、サイドバイザー1をフレーム3に
取付けるには、サイドバイザー1の上部を両面接着テー
プ等によってドアフレーム3の接面部9に固定する。次
に、リテーナ25の取付部34をフレーム3の取付部1
1の部分33に矢印50に示すように押込んで、リテー
ナ25をフレーム3に取付ける。リテーナ25には受け
クリップ26が旋回可能に連結されているので、受けク
リップ26がそのままフレーム3に取付けられる。従っ
て、受けクリップ26は、サイドバイザー1の裏面に沿
って延びてサイドバイザー支持部となる。受けクリップ
26は、リテーナ25に対して軸部29と軸受30によ
って旋回可能に連結されているので、サイドバイザー1
の種類によって、そのフレーム3に対する傾きの角度が
違っていても、その角度の違いに合わせて旋回させれ
ば、受けクリップ26の上面はサイドバイザー1の裏面
に安定して接面する。この取付けによって、受けクリッ
プ26の穴41はサイドバイザー1の取付穴17に整列
する。なお、リテーナ25の取付部34をフレーム3の
取付部11に取付けると、リテーナ25の延長部37
は、フレーム3の保持部7の底面に着座する。
【0017】次に、矢印51に示すように、シールゴム
6をフレーム3の保持部7に押込んで保持する。この押
込みによって、リテーナ25の延長部37は、シールゴ
ム6によって保持部7に押圧保持される。これによっ
て、リテーナ25をプラスチック材料で形成した場合で
も、フレーム3への取付強度を高く維持でき、リテーナ
25の取付部34がフレーム3の取付部11から外れる
のを防止できる。次に、その状態で、図11の想像線に
示すように、ピンクリップ27を持って、サイドバイザ
ー1の取付穴17を通して受けクリップ26の一対の係
止爪42の間の穴に、ピンクリップ27の軸部46を挿
入する。これによって、ピンクリップ軸部46の係合部
47が受けクリップ26の係止爪42に係止してピンク
リップ27のフランジ45と受けクリップ26の間にサ
イドバイザー1が挟持される。前記のように、受けクリ
ップ26はリテーナ25に連結されており、リテーナ2
5はフレーム3の取付部11に固定されているので、サ
イドバイザー1は、受けクリップ26及びリテーナ25
を介してフレーム3に固定される。
【0018】図12を用いて、取付後、リテーナ25及
び受けクリップ26の旋回中心(軸部29及び軸受30
によるヒンジ中心)53とサイドバイザー1の角度変化
の中心54との位置が異なるのに伴うがたつきが出る惧
れがある点、並びに本発明の取付装置によってそのがた
つきを吸収できる点を説明する。リテーナ25及び受け
クリップ26の旋回中心53とサイドバイザ1ーの角度
変化の中心54との位置が異なるのに伴って、受けクリ
ップ26の上面がサイドバイザー1の裏面に対して、隙
間55を作る惧れがある。サイドバイザー1は、自動車
の振動に伴って受けクリップ26に対して隙間55の間
を振動する惧れがある。これに対して、前記したよう
に、リテーナ25と受けクリップ26を連結する軸部2
9及び軸受30は、半径方向において隙間38(図7参
照)を有している。従って、受けクリップ26は、隙間
38の距離サイドバイザー1の裏面に移動でき、図12
の隙間55を無くすることができる。これによって、リ
テーナ及び受けクリップの旋回中心とサイドバイザーの
角度変化の中心との位置が異なるのに伴うがたつきを吸
収できる。
【0019】図13〜図15は、受けクリップの変形例
を示している。リテーナ25及び軸受30及び軸部29
等は、前記したものと同じである。ここに示す受けクリ
ップ57において、一対の係止爪58が、リテーナ25
の長手方向に沿って延びる一対の平板形状に形成されて
いる。これによって、受けクリップ57のピンクリップ
27の受入穴59とサイドバイザー1の取付穴との間
の、リテーナの長手方向の位置ずれ(すなわち、サイド
バイザー1を横切る方向)を吸収できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、リテーナと受けクリッ
プとがサイドバイザーとフレームとの傾き角度に対応し
て旋回でき、受けクリップがリテーナから延長したサイ
ドバイザー支持部となっているので、サイドバイザーの
フレームへの取付角度が変化しても、その都度、リテー
ナに対して受けクリップを旋回するだけで、適正にサイ
ドバイザーを支持できる。従って、サイドバイザーの角
度が変化しても、同じ形状のリテーナ並びに受けクリッ
プ及びピンクリップから成る装置が使用でき、多種類の
リテーナを揃える面倒と管理の面倒から解放され、リテ
ーナをフレームに固定する作業の時、不適正なリテーナ
の誤取付けを誘発する惧れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フレームにサイドバイザーを取付けた様子を
示す自動車の部分斜視図である。
【図2】 従来のサイドバイザー取付装置によってサイ
ドバイザーを取付ける前の様子を示す図1のA−A線断
面図である。
【図3】 従来のサイドバイザー取付装置によってサイ
ドバイザーを取付けた後の様子を示す図1のA−A線断
面図である。
【図4】 本発明に係るサイドバイザー取付装置のリテ
ーナ及び受けクリップの平面図である。
【図5】 図4のリテーナ及び受けクリップの正面図で
ある。
【図6】 図4のリテーナ及び受けクリップのB−B線
断面図である。
【図7】 図4のリテーナ及び受けクリップのC−C線
断面図である。
【図8】 図4のリテーナ及び受けクリップのD−D線
断面図である。
【図9】 本発明に係るサイドバイザー取付装置のピン
クリップを示しており、(A)はピンクリップ平面図、
(B)はピンクリップ正面図、(C)はピンクリップの
部分底面図である。
【図10】 本発明に係るサイドバイザー取付装置を用
いてサイドバイザーを取付ける前の様子を示す、図1の
A−A線断面図である。
【図11】 本発明に係るサイドバイザー取付装置によ
ってサイドバイザーを取付けた後の様子を示す、図1の
A−A線断面図である。
【図12】 リテーナ及び受けクリップの旋回中心とサ
イドバイザーの角度変化の中心との位置が異なるのに伴
うがたつきが出る点、並びに本発明の取付装置によって
そのがたつきを吸収できる点を説明する図である。
【図13】 受けクリップの変形例及びそれに連結した
リテーナを示す平面図である。
【図14】 図13の受けクリップ及びリテーナのE−
E線断面図である。
【図15】 図13の受けクリップ及びリテーナのF−
F線断面図である。
【符号の説明】
1 サイドバイザー 2 ドアガラス 3 (ドア)フレーム 5 従来のサイドバイザー取付装置 6 シールゴム 7 フレームの保持部 9 フレームのサイドバイザー接面部 10 従来のリテーナ 11 フレームの取付部 13 従来のリテーナの取付部 17 サイドバイザーの取付穴 18 従来のリテーナの取付穴 21 従来のピンクリップ 22 従来の受けクリップ 25 本発明に係るリテーナ 26 本発明に係る受けクリップ 27 本発明に係るピンクリップ 29 軸部 30 軸受 31 本発明に係るサイドバイザー取付装置 33 フレームの取付部部分 34 リテーナの取付部 35 リテーナの支持アーム 37 リテーナの延長部 38 軸部及び軸受間の半径方向隙間 39 軸部及び軸受間の軸方向隙間 41 受けクリップの穴 42 係止爪 43 受けクリップの上面 45 フランジ 46 軸部 47 係合部 53 ヒンジ中心 54 サイドバイザーの角度変化中心 55 隙間 57 受けクリップ 58 係止爪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側のフレームにサイドバイザーを取
    付けるため、前記フレームの取付部に固定されるリテー
    ナと、前記フレームに取付けられたリテーナからサイド
    バイザーに延びる部分に該サイドバイザーを固定するク
    リップとから構成され、前記クリップが、サイドバイザ
    ーの裏面側に設けられる受けクリップと、サイドバイザ
    ーの表面側からサイドバイザーを通って前記受けクリッ
    プに挿入して係止するピンクリップとから成る、サイド
    バイザー取付装置において、 前記リテーナと前記受けクリップとがサイドバイザーと
    フレームとの傾き角度に対応して旋回できるように軸部
    及び軸受によってヒンジ連結されており、該ヒンジ連結
    によって前記受けクリップは前記リテーナから延長した
    サイドバイザー支持部となっており、前記サイドバイザ
    ーは、前記受けクリップと前記ピンクリップによって挟
    持されると、前記リテーナを介して前記フレームに固定
    されることを特徴とするサイドバイザー取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、リテー
    ナと受けクリップとピンクリップとが、それぞれ、プラ
    スチック材料で形成されていることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、リテー
    ナと受けクリップとは一体的に成形されていることを特
    徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の装置において、
    前記フレームはドアガラスを受けるドアフレームであ
    り、該ドアフレームには、ドアガラスを受けるシールゴ
    ムが嵌合する保持部が形成されており、前記リテーナ
    は、ドアフレームの前記取付部から前記保持部まで延長
    するように形成されており、該リテーナ延長部は、前記
    シールゴムによって前記保持部に押圧保持されているこ
    とを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の装
    置において、前記リテーナと前記受けクリップを連結す
    る軸部及び軸受は、半径方向において隙間を有してお
    り、リテーナ及び受けクリップの旋回中心とサイドバイ
    ザーの角度変化の中心との位置が異なるのに伴うがたつ
    きを防止することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の装
    置において、前記受けクリップには、前記ピンクリップ
    の大径の係合部を受入れる係止爪が形成されており、該
    係止爪がリテーナの長手方向に沿って延びる平板形状に
    形成されていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の装
    置において、前記軸部と前記軸受には、その連結が外れ
    ない程度に軸方向に移動できる軸方向隙間が形成されて
    いることを特徴とする装置。
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