JP2003039465A - ゴムコーティング方法及びその装置 - Google Patents

ゴムコーティング方法及びその装置

Info

Publication number
JP2003039465A
JP2003039465A JP2001232195A JP2001232195A JP2003039465A JP 2003039465 A JP2003039465 A JP 2003039465A JP 2001232195 A JP2001232195 A JP 2001232195A JP 2001232195 A JP2001232195 A JP 2001232195A JP 2003039465 A JP2003039465 A JP 2003039465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comb
comb teeth
warp
warp yarns
rubber coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001232195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4727858B2 (ja
Inventor
Toru Fukumoto
徹 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2001232195A priority Critical patent/JP4727858B2/ja
Publication of JP2003039465A publication Critical patent/JP2003039465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4727858B2 publication Critical patent/JP4727858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキスタイル部材の縦糸の分布を確実に、
しかも、精密にコントロールして、完成品の品質を一定
かつ向上させるゴムコーティング方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】帯状のテキスタイル部材4を長手方向に走
行させ、櫛状整列部材1の櫛歯2…の間にテキスタイル
部材4の各縦糸5を通過させ、櫛歯2…によってテキス
タイル部材4の横糸6を切断しつつ縦糸5を引き揃え
て、走行中の縦糸5の両面にゴムシート8,8をカレン
ダーロール11で挟圧して被せるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横糸・縦糸からな
るテキスタイル部材にゴムシートをコーティングするゴ
ムコーティング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横糸と縦糸とからなるテキスタイ
ル部材にゴムシートを被せる方法は、横糸を切断せず
に、また、縦糸の間隔を特に制御しないで、テキスタイ
ル部材(簾状原反)を長手方向に走行させながら行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は、縦糸の
分布が幅方向に不均一の状態のままでゴムコーティング
が行われていた。また、横糸の拘束力により、縦糸が同
一面上に配置されず、ゴムシートを被せて完成品とした
帯状ゴム部材の表面に対して縦糸が上下に蛇行して畳表
状となるという欠点がある。そして、ゴムシートの表面
と縦糸との間(厚さ)が薄い部分が発生し、作成された
帯状ゴム部材の耐久性が低下してしまうという欠点があ
る。さらに、作成された帯状ゴム部材の部位によって
は、横糸の拘束力が強く、ゴムシート表面に縦糸が露出
したり、ゴムシートにクラックが生じたりする欠点があ
る。従って、横糸42と縦糸41とからなるテキスタイル部
材43を長手方向に走行させながら、図6に示すように、
ガイド部材45の等間隔離して設けられた多数の円弧溝46
にその縦糸41を接触させることにより、位置保持して整
列させ、横糸42をそのままの状態として(切断すること
なく)、その後、整列された縦糸41のテキスタイル部材
43の両面に、ゴムシートをカレンダーロールで挟圧して
被せることによって、帯状ゴム部材を作製する方法が、
提案されている。しかし、この方法は、横糸42の縦糸41
を繋ぎ止める力の影響により、縦糸41が円弧溝46から飛
び出して縦糸41の間隔(エンズ分布)が乱れ、精密な制
御ができず、不良品が多く発生するという欠点がある。
また、この方法では、図7に示すように、横糸42の拘束
力により、縦糸41が同一面上に配置されず、完成した帯
状ゴム部材47の表面に対して縦糸41が上下に蛇行すると
いう欠点は解決できない。
【0004】なお、従来、多数の縦糸のみ(シングルコ
ード)から成る帯部材の両面に、ゴムシートをカレンダ
ーロールで挟圧して被せて、帯状ゴム部材を形成する方
法も提案されている。しかし、この方法では、シングル
コードがテキスタイル部材に比べコスト高であり、経済
性に劣るという欠点がある。即ち、1本1本コードを所
定間隔に並べるよう取り扱わなければならないため、大
きく高価なコードスタンドが必要で、コード間隔を変更
する作業等において、その作業性はテキスタイル部材に
比べ大きく劣るという欠点がある。
【0005】そこで本発明は、テキスタイル部材の縦糸
の分布を確実に、しかも、精密にコントロールして、完
成品の品質を一定かつ向上させるゴムコーティング方法
及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るゴムコーティング方法は、多数本の
縦糸と該縦糸を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸とから
成るテキスタイル部材を長手方向に走行させ、櫛状整列
部材の櫛歯の間に上記各縦糸を通過させ、該櫛歯によっ
て該横糸を切断しつつ該縦糸を引き揃えて、走行中の該
縦糸の両面にゴムシートをカレンダーロールで挟圧して
被せる方法である。
【0007】また、上記縦糸が上記櫛歯の間を通過中
に、上記櫛状整列部材を上記櫛歯の長さ方向に往復移動
させて、該櫛歯に堆積する横糸屑を除去する方法であ
る。
【0008】上述の目的を達成するために、本発明に係
るゴムコーティング装置は、多数本の縦糸と該縦糸を略
一定間隔に保つように繋ぐ横糸とから成るテキスタイル
部材を長手方向に走行させ該横糸を接触させることで切
断しつつ該縦糸を引き揃える所定ピッチの櫛歯を有する
櫛状整列部材と、該櫛状整列部材の下流側で整列された
上記縦糸の両面にゴムシートを被せるゴムコーティング
手段と、を具備するものである。
【0009】また、上記櫛状整列部材を上記櫛歯の長さ
方向に往復運動させる駆動機構と、該櫛歯に切断されて
堆積する横糸屑を除去する糸屑除去手段と、を有するも
のである。また、上記糸屑除去手段が、回転ブラシと、
エアブロー又は/及びバキュームから成るものである。
また、上記櫛状整列部材の上記櫛歯の基端部取付枠を着
脱可能としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基づ
き、本発明を詳説する。
【0011】図1は、本発明に係るゴムコーティング装
置を示し、この装置としては、例えば、ゴム製のタイヤ
を製造する部材加工工程に設けるカレンダー装置等であ
る。このゴムコーティング装置では、上流側から矢印A
方向に、連続帯状のテキスタイル部材4(簾状原反)が
送られ(長手方向走行)、このテキスタイル部材4の両
面にゴムコーティング手段9によって、加硫前のゴムシ
ート8,8を被せて(トッピング)、帯状ゴム部材15
(トップ反)を形成するものである。図1においては、
ゴムコーティング手段9としてカレンダーロール11を用
いている。
【0012】テキスタイル部材4は、略一定間隔に配設
された多数本の連続繊維状の縦糸5…と、この縦糸5…
を、縦糸5の長手方向に直角方向に繋ぐ多数本の横糸6
…とから成る簾状の帯材料部材である。図3の斜視図に
示すように、横糸6…は、縦糸5の長手方向に所定間隔
をもって、縦糸5…の上下を交互に蛇行して、縦糸5…
を互いに繋ぎ止めるものである。この縦糸5…と横糸6
…との接触部は、部材の帯形状を適度に保つよう接着さ
れたものとしてもよい。
【0013】テキスタイル部材4は、縦糸5…と横糸6
…とからなる帯状部材であるが、従来のコード(糸)は
図示省略するが、多数の縦糸のみからなる帯状部材とし
ていた。これは、1本1本単独の縦糸を所定間隔に並べ
るよう取り扱わなければならないため、ゴムコーティン
グする際、大きく高価なコードスタンドが必要で、コー
ド間隔を変更する作業等において、その作業性はテキス
タイル部材と比べ大きく劣るものである。つまり、テキ
スタイル部材4は、特に本発明のように自動の製造ライ
ンに載せて、連続して成形するには好都合の部材であ
る。
【0014】本発明に係るゴムコーティング装置は、図
1と図2に示すように、テキスタイル部材4の走行方向
上流側から、所定ピッチPで配設された櫛歯2を有する
櫛状整列部材1と、(後述する)この櫛状整列部材1に
よって整列されたテキスタイル部材4の縦糸5…の両面
にゴムシート8,8を被せるゴムコーティング手段9
と、を具備している。
【0015】図1と図2に示すように、櫛状整列部材1
は、テキスタイル部材4の幅方向を長辺枠1a,1bと
し、長辺枠に垂直な方向で、この長辺枠1a,1bの両
端部に短辺枠1c,1dが連結する矩形状を有してい
る。そして、対向する長辺枠1a,1b(基端部取付枠
3,3)に櫛歯2…が多数本懸け渡して配置されてい
る。
【0016】櫛歯2は、薄い長方形断面(略線状断面)
を有する帯板状であり、その断面形状は一定である。ま
た、隣り合う櫛歯2,2のピッチPは一定であり、その
ピッチPはテキスタイル部材4を構成する縦糸5の直径
より僅かに大きい程度の所定寸法としている。櫛歯2の
角部は、櫛歯2,2間を通過する縦糸5を傷付けないよ
う微小面取り加工したものとしてもよい。
【0017】また、図示省略するが、他の実施の形態の
櫛状整列部材として、長辺枠1本とその両端部に短辺枠
2本、又は、長辺枠1本のみのものとしてもよい。この
場合、櫛歯と1本の長辺枠とは、櫛歯が、がたついた
り、ピッチが変わらないよう強固に連結させる。
【0018】また、櫛状整列部材1の取付枠のうち、多
数の櫛歯2…の基端部を固定する基端部取付枠3、即ち
長辺枠1a(又は1b)を着脱可能(取り外し可能)と
している。これにより、後述するが櫛歯2,2の間に縦
糸5をセットすることが容易となる。
【0019】図1と図3に示すように、櫛状整列部材1
はテキスタイル部材4の走行方向(矢印A)に直角、か
つ、長辺枠1a,1bをテキスタイル部材4の幅方向に
平行となるよう配置されている。そして、櫛状整列部材
1は、ゴムコーティング手段9(カレンダーロール11)
の固定柱本体部(図示省略)に、櫛状整列部材1を櫛歯
2の長さ方向に往復運動させる駆動機構7を介して、取
り外し可能に配置されている。即ち、櫛歯2のピッチP
を変更するため、別の櫛状整列部材の取外・取付が可
能、容易である。
【0020】この駆動機構7は、図4に示すように、櫛
状整列部材1を櫛歯2の長さ方向に往復運動させる。櫛
状整列部材1は、側面視において、テキスタイル部材4
の走行方向(矢印A)に直角に配置されているため、こ
の往復運動方向は、テキスタイル部材4の走行方向(矢
印A)に直角方向へ連続、又は、間欠的にスライド運動
する。また、櫛状整列部材1とテキスタイル部材4と
は、上述の直交させる場合のみならず、傾斜させてもよ
いものであり、設備の構成部品に対して配置が自由であ
り、かつ、後述する櫛状整列部材1の複合機能を失うこ
とはない。
【0021】この駆動機構7の構成は、櫛状整列部材1
に昇降取付部材を連結し、例えば、昇降式の流体シリン
ダーのロッド側に昇降取付部材を連結したり、回転駆動
するネジ杆と、それを螺進するナット部材を昇降取付部
材に接続し昇降移動させる形式や、櫛状整列部材1の短
辺枠1c(1d)にラックを設け、これに嵌合するピニ
オンを駆動させてスライド移動させてもよい。従って、
この駆動機構7により、櫛状整列部材1は滑らかに往復
運動が可能で、その往復運転速度や運転タイミング等の
運転制御も簡単に行うことができる。
【0022】次に、ゴムーシート8,8を縦糸5に貼り
付けるカレンダーロール11について、具体的に説明す
る。図1に示すように、カレンダーロール11は、テキス
タイル部材4の幅方向に平行な回転軸26,27を有する一
対の平行な上成形ロール21,22と、縦糸5を挟んで反対
側に、上成形ロール21,22に平行な回転軸28,29を有す
る一対の下成形ロール23,24と、を備えている。
【0023】所定隙間を有して回転する上成形ロール2
1,22間に供給された未加硫ゴムRは、上成形ロール2
1,22間を通過して、この所定隙間と略同厚のゴムシー
ト8に成形される。そして、この隙間と略同じ所定間隔
を有して回転する下成形ロール23,24間に供給された未
加硫ゴムRは、下成形ロール23,24間を通過して、この
所定隙間と略同厚のゴムシート8に成形される。
【0024】そして、これらゴムシート8,8は、上成
形ロール21及び下成形ロール23の外周に貼り付きなが
ら、上・下成形ロール21,23間に供給される。このゴム
シート8,8が上・下成形ロール21,23間を通過する
際、これらゴムシート8,8間に整列(規制)された多
数の縦糸5…(帯部材17)が櫛状整列部材1から供給さ
れ、この帯部材17の両面側にゴムシート8,8が挟圧さ
れて貼り付けられゴムコーティングが行われる。
【0025】次に、このゴムコーティング装置を使用し
て、テキスタイル部材4にゴムシート8,8を貼り付け
る(コーティングする)方法について具体的に説明す
る。図1と図3に示すように、テキスタイル部材4を縦
糸5の延在方向(矢印Aの長手方向)に走行させる。こ
のとき、縦糸5は所定張力を有して、弛まないよう進行
している。
【0026】そして、縦糸5…と横糸6…とからなるテ
キスタイル部材4の各縦糸5を、櫛状整列部材1の櫛歯
2…の間に通過させる。このとき、櫛歯2…のピッチP
は、縦糸5の直径より僅かに大きく設定されているた
め、櫛歯2と隣の櫛歯2との間には、1本の縦糸5のみ
が通過することとなる。
【0027】縦糸5が櫛状整列部材1を通過する際(通
過中に)、縦糸5を繋ぎ止めている横糸6が櫛歯2の上
流端部に当接し、櫛歯2がこの横糸6を切断(分断)し
て縦糸5から横糸6を分離することとなる。また、櫛状
整列部材1が上記の駆動機構7により、縦糸5…の通過
中に往復運動するため、切断された横糸6を縦糸5から
分離しやすくしている。切断分離された横糸6は、横糸
屑16となって、櫛歯2の上流端側の縦糸5…の両面側に
残る。
【0028】そして、横糸6が取り除かれた縦糸5…
は、所定ピッチPに設定配置された櫛歯2…により、櫛
状整列部材1を通過後、引き揃えられて(同一平面の帯
状を保って)下流側へ進行していく。即ち、テキスタイ
ル部材4が櫛状整列部材1を介して走行すると、櫛歯2
の所定ピッチPと同一の間隔に整列された縦糸5…の帯
部材17となる。この帯部材17の縦糸5…は、同一面状
に、かつ、一定間隔に整列配置されたものである。櫛歯
2は、切断刃及びストレーナーとしての機能と、縦糸5
のディスタンスピースとしての機能と、を備える複合機
能を有している。
【0029】この整列された縦糸5…は、下流側のカレ
ンダーロール11(ゴムコーティング手段9)に送られ
て、ゴムシート8,8を両面側からの挟圧によって被せ
られ、ゴムシート8,8が接着(圧着)される。そし
て、図5に示すような縦糸5…が等間隔で同一面上に並
んで、かつ、縦糸5…から帯部材17の表面までのゴムシ
ート8,8の厚さが均一である帯状ゴム部材15を形成す
ることができる。
【0030】次に、表1及び表2に、本発明のコーティ
ング装置によって成形される帯状ゴム部材15の、縦糸5
…の分布(エンズ分布)、及び、帯状ゴム部材15の厚さ
T(トップ反ゲージ)(図5参照)の測定結果について
示す。表1は、帯状ゴム部材15の幅方向5cm(欠陥が
発生しやすい幅方向両端部をサンプル)の縦糸5…の本
数を示す。また、50本/5cmを設計値としている。こ
れによると、図6に示す従来の装置と比べて、縦糸5…
の分布の乱れ(糸飛び)を防ぐことができ、かつ、帯状
ゴム部材15の厚さを薄くする事が可能となることがわか
る。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】また、縦糸5が上記櫛歯2…の間を通過中
に、櫛状整列部材1を櫛歯2の長さ方向に駆動機構7に
より往復移動させて、次々と、縦糸5…を走行させて横
糸6を間欠的に(横糸6のピッチ)で切断していくた
め、図4に示すように、櫛歯2…の上流側表面部に、横
糸屑16…が集まって堆積していく。
【0034】従って、テキスタイル部材4を走行させな
がら櫛歯2に切断されて堆積する横糸屑16を除去する糸
屑除去手段10を備えている。この糸屑除去手段10は、回
転ブラシ12と、エアブロー13又は/及びバキューム14を
備える装置であって、櫛歯2に付着する横糸屑16を、掻
き出し、吹き飛ばし、吸入するものである。なお、糸屑
除去手段10として、回転ブラシ12、エアブロー13、バキ
ューム14の内の一つをもって構成してもよい。
【0035】これら糸屑除去手段10は、テキスタイル部
材4(帯部材17)を挟んで両側で、櫛歯2に対面するよ
う配置され、上記駆動機構7により櫛状整列部材1が往
復移動するとき、櫛歯2…の全長に渡って糸屑除去手段
10が、対応可能となるよう配置されている。特に、回転
ブラシ12,12とエアブロー13,13は、横糸屑16が飛び散
って、縦糸5に再度付着しないよう、縦糸5から離れた
位置(長辺枠1a,1b近傍である櫛歯2の両端側)に
設けるのが好ましい。さらに、これら糸屑除去手段10
は、櫛状整列部材1の長手方向に配置されるため、櫛状
整列部材1の全面に渡って、横糸屑16を除去可能とな
る。
【0036】さらに、図2に示すように、櫛状整列部材
1の取付枠のうち、多数の櫛歯2の基端部を固定する基
端部取付枠3、即ち長辺枠1aを接合面Dから着脱可能
としている。従って、縦糸5…のピッチの異なる帯状ゴ
ム部材15を作成するための縦糸5…の切り替え時におい
て、櫛歯2…の間に縦糸5…をセットする作業が容易で
あり作業能率が向上する。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような効
果を奏する。
【0038】(請求項1,3によれば)多数の縦糸5…
の配置を精密に制御する事が可能であり縦糸5…の分布
の乱れを防ぐことが可能である。ゴムコーティング後に
得られる縦糸5は上下蛇行せずに真直(ストレート)状
であり、表面からの厚さを一定にし、かつ減少させるこ
とができ、帯状ゴム部材15の品質を一定かつ向上させる
ことが可能である。また、高速でコーティング作業を行
うことが可能となる。
【0039】(請求項2,4によれば)櫛歯2に絡まる
横糸屑16を櫛歯2から除去しながらゴムコーティングす
ることができ、横糸屑16を一緒にコーティングすること
がないため、品質の良い帯状ゴム部材15を形成すること
が可能である。
【0040】(請求項5によれば)簡単な設備かつ低コ
ストで、横糸屑16を櫛状整列部材1から確実に除去可能
である。
【0041】(請求項6によれば)縦糸5…を櫛歯2…
間にセットすることが容易であり、縦糸5…のピッチを
変更する際、その取替え作業の作業能率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムコーティング装置の実施の一形態
を示す側部断面図である。
【図2】櫛状整列部材の正面図である。
【図3】櫛状整列部材の簡略斜視説明図である。
【図4】櫛状整列部材の側部断面図である。
【図5】ゴムコーティング後の帯状ゴム部材の断面図で
ある。
【図6】従来のテキスタイル部材をガイドするガイド部
材の断面図である。
【図7】従来の帯状ゴム部材の断面図である。
【符号の説明】
1 櫛状整列部材 2 櫛歯 3 基端部取付枠 4 テキスタイル部材 5 縦糸 6 横糸 7 駆動機構 8 ゴムシート 9 ゴムコーティング手段 10 糸屑除去手段 11 カレンダーロール 12 回転ブラシ 13 エアブロー 14 バキューム 16 横糸屑 P ピッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の縦糸5…と該縦糸5…を略一定
    間隔に保つように繋ぐ横糸6とから成るテキスタイル部
    材4を長手方向に走行させ、櫛状整列部材1の櫛歯2…
    の間に上記各縦糸5を通過させ、該櫛歯2…によって該
    横糸6を切断しつつ該縦糸5を引き揃えて、走行中の該
    縦糸5の両面にゴムシート8,8をカレンダーロール11
    で挟圧して被せることを特徴とするゴムコーティング方
    法。
  2. 【請求項2】 上記縦糸5が上記櫛歯2…の間を通過中
    に、上記櫛状整列部材1を上記櫛歯2の長さ方向に往復
    移動させて、該櫛歯2に堆積する横糸屑16を除去する請
    求項1記載のゴムコーティング方法。
  3. 【請求項3】 多数本の縦糸5…と該縦糸5…を略一定
    間隔に保つように繋ぐ横糸6とから成るテキスタイル部
    材4を長手方向に走行させ該横糸6を接触させることで
    切断しつつ該縦糸5を引き揃える所定ピッチPの櫛歯2
    を有する櫛状整列部材1と、該櫛状整列部材1の下流側
    で整列された上記縦糸5…の両面にゴムシート8,8を
    被せるゴムコーティング手段9と、を具備するゴムコー
    ティング装置。
  4. 【請求項4】 上記櫛状整列部材1を上記櫛歯2の長さ
    方向に往復運動させる駆動機構7と、該櫛歯2に切断さ
    れて堆積する横糸屑16を除去する糸屑除去手段10と、を
    有する請求項3記載のゴムコーティング装置。
  5. 【請求項5】 上記糸屑除去手段10が、回転ブラシ12
    と、エアブロー13又は/及びバキューム14から成る請求
    項4記載のゴムコーティング装置。
  6. 【請求項6】 上記櫛状整列部材1の上記櫛歯2の基端
    部取付枠3を着脱可能とした請求項3,4又は5記載の
    ゴムコーティング装置。
JP2001232195A 2001-07-31 2001-07-31 ゴムコーティング方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4727858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232195A JP4727858B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 ゴムコーティング方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232195A JP4727858B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 ゴムコーティング方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003039465A true JP2003039465A (ja) 2003-02-13
JP4727858B2 JP4727858B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=19064151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001232195A Expired - Fee Related JP4727858B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 ゴムコーティング方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4727858B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1450077A2 (en) 2003-02-18 2004-08-25 Nissan Motor Company, Limited Range selection control device of automatic transmission
JP2008126578A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Bridgestone Corp 帯状補強部材の製造ライン、及び帯状補強部材の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58124628A (ja) * 1982-01-22 1983-07-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴムコ−テイング装置
JPS6215912A (ja) * 1985-07-15 1987-01-24 Hitachi Ltd 信号処理装置
JPH01295836A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ用キャッププライの成形方法並びに該方法に用いるキャッププライ用原反のスリット装置およびキャッププライの成形装置
JPH05269890A (ja) * 1992-03-24 1993-10-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd テキスタイルコードの横糸処理装置
JPH10195727A (ja) * 1996-12-10 1998-07-28 Kolon Ind Inc エアバッグ製造用非コーティング織地

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58124628A (ja) * 1982-01-22 1983-07-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴムコ−テイング装置
JPS6215912A (ja) * 1985-07-15 1987-01-24 Hitachi Ltd 信号処理装置
JPH01295836A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ用キャッププライの成形方法並びに該方法に用いるキャッププライ用原反のスリット装置およびキャッププライの成形装置
JPH05269890A (ja) * 1992-03-24 1993-10-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd テキスタイルコードの横糸処理装置
JPH10195727A (ja) * 1996-12-10 1998-07-28 Kolon Ind Inc エアバッグ製造用非コーティング織地

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1450077A2 (en) 2003-02-18 2004-08-25 Nissan Motor Company, Limited Range selection control device of automatic transmission
JP2008126578A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Bridgestone Corp 帯状補強部材の製造ライン、及び帯状補強部材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4727858B2 (ja) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128455B1 (ja) チョップド繊維束の製造装置およびその製造方法
EP1342555A1 (en) Multi-aplication head for fibre strips
US8128777B2 (en) Method and apparatus of removing weft of cord fabric for topping sheet
CN107879176B (zh) 一种用于自动裁布机的纠偏纵切系统
JPWO2017110912A1 (ja) 繊維強化樹脂材料成形体、繊維強化樹脂材料成形体の製造方法及び繊維強化樹脂材料の製造方法
US7318253B2 (en) Card top assembly for a carding machine
JP2003039465A (ja) ゴムコーティング方法及びその装置
US4507164A (en) Method and apparatus for making a filamentary web
FI88782C (fi) Anordning att placera traodet i ett plastfolie
CN107571320B (zh) 一种用于自动裁布机的可脱布式针板组件
CA2418180C (en) Apparatus for refurbishing belts
DE19700770C1 (de) Vorrichtung zum Reinigen eines endlosen textilen Transportbandes
DE102014015768A1 (de) Tor-Spanneirichtung, Garnspulvorrichtung und Spannverfahren.
JP5073952B2 (ja) 生地片拡開装置
CN113894080B (zh) 一种清洁擦拭机构
CN108004626B (zh) 一种清理梳棉机纤网罗拉上缠绕纤网的装置
DE3538928A1 (de) Foerderband zum foerdern eines tabakstranges
CN103878969A (zh) 带式循环滤网过滤器
JP2018020416A (ja) 未加硫ゴムの切断方法
CN110607616B (zh) 刺绣设备夹布装置和夹布方法
CN212414516U (zh) 一种饼干生产输送用脱模装置
JPH0839762A (ja) 自動スクリーン捺染機
DE3235710C2 (de) Vorrichtung zum kontinuierlichen Vulkanisieren von strang- oder bahnförmigen Kautschukartikeln
JP2000289081A (ja) シート成形用口金装置
KR200460643Y1 (ko) 섬유 코드를 가지는 카카스 플라이 반제품의 변부 제거 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110414

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees