JP4727858B2 - ゴムコーティング方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横糸・縦糸からなるテキスタイル部材にゴムシートをコーティングするゴムコーティング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、横糸と縦糸とからなるテキスタイル部材にゴムシートを被せる方法は、横糸を切断せずに、また、縦糸の間隔を特に制御しないで、テキスタイル部材(簾状原反)を長手方向に走行させながら行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法は、縦糸の分布が幅方向に不均一の状態のままでゴムコーティングが行われていた。また、横糸の拘束力により、縦糸が同一面上に配置されず、ゴムシートを被せて完成品とした帯状ゴム部材の表面に対して縦糸が上下に蛇行して畳表状となるという欠点がある。そして、ゴムシートの表面と縦糸との間(厚さ)が薄い部分が発生し、作成された帯状ゴム部材の耐久性が低下してしまうという欠点がある。さらに、作成された帯状ゴム部材の部位によっては、横糸の拘束力が強く、ゴムシート表面に縦糸が露出したり、ゴムシートにクラックが生じたりする欠点がある。
従って、横糸42と縦糸41とからなるテキスタイル部材43を長手方向に走行させながら、図6に示すように、ガイド部材45の等間隔離して設けられた多数の円弧溝46にその縦糸41を接触させることにより、位置保持して整列させ、横糸42をそのままの状態として(切断することなく)、その後、整列された縦糸41のテキスタイル部材43の両面に、ゴムシートをカレンダーロールで挟圧して被せることによって、帯状ゴム部材を作製する方法が、提案されている。しかし、この方法は、横糸42の縦糸41を繋ぎ止める力の影響により、縦糸41が円弧溝46から飛び出して縦糸41の間隔(エンズ分布)が乱れ、精密な制御ができず、不良品が多く発生するという欠点がある。
また、この方法では、図7に示すように、横糸42の拘束力により、縦糸41が同一面上に配置されず、完成した帯状ゴム部材47の表面に対して縦糸41が上下に蛇行するという欠点は解決できない。
【0004】
なお、従来、多数の縦糸のみ(シングルコード)から成る帯部材の両面に、ゴムシートをカレンダーロールで挟圧して被せて、帯状ゴム部材を形成する方法も提案されている。
しかし、この方法では、シングルコードがテキスタイル部材に比べコスト高であり、経済性に劣るという欠点がある。即ち、1本1本コードを所定間隔に並べるよう取り扱わなければならないため、大きく高価なコードスタンドが必要で、コード間隔を変更する作業等において、その作業性はテキスタイル部材に比べ大きく劣るという欠点がある。
【0005】
そこで本発明は、テキスタイル部材の縦糸の分布を確実に、しかも、精密にコントロールして、完成品の品質を一定かつ向上させるゴムコーティング方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るゴムコーティング方法は、多数本の縦糸と該縦糸を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸とから成るテキスタイル部材を長手方向に走行させ、櫛状整列部材の櫛歯の間に上記各縦糸を通過させ、該櫛歯によって該横糸を切断しつつ該縦糸を引き揃えて、上記縦糸が上記櫛歯の間を通過中に、上記櫛状整列部材を上記櫛歯の長さ方向に往復移動させて、該櫛歯に堆積する横糸屑を除去し、走行中の該縦糸の両面にゴムシートをカレンダーロールで挟圧して被せる方法である。
【0007】
上述の目的を達成するために、本発明に係るゴムコーティング装置は、多数本の縦糸と該縦糸を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸とから成るテキスタイル部材を長手方向に走行させ該横糸を接触させることで切断しつつ該縦糸を引き揃える所定ピッチの櫛歯を有する櫛状整列部材と、上記櫛状整列部材を上記櫛歯の長さ方向に往復運動させる駆動機構と、該櫛歯に切断されて堆積する横糸屑を除去する糸屑除去手段と、該櫛状整列部材の下流側で整列された上記縦糸の両面にゴムシートを被せるゴムコーティング手段と、を具備するものである。
【0008】
また、多数本の縦糸と該縦糸を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸とから成るテキスタイル部材を長手方向に走行させ該横糸を接触させることで切断しつつ該縦糸を引き揃える所定ピッチの櫛歯を有する櫛状整列部材と、上記櫛状整列部材を上記櫛歯の長さ方向に往復運動させる駆動機構と、該櫛歯に切断されて堆積する横糸屑を除去する糸屑除去手段と、該櫛状整列部材の下流側で整列された上記縦糸の両面にゴムシートを被せるゴムコーティング手段と、を具備し、上記糸屑除去手段が、回転ブラシと、エアブロー又は/及びバキュームから成るものである。
【0009】
また、上記櫛状整列部材の上記櫛歯の基端部取付枠を着脱可能としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0011】
図1は、本発明に係るゴムコーティング装置を示し、この装置としては、例えば、ゴム製のタイヤを製造する部材加工工程に設けるカレンダー装置等である。このゴムコーティング装置では、上流側から矢印A方向に、連続帯状のテキスタイル部材4(簾状原反)が送られ(長手方向走行)、このテキスタイル部材4の両面にゴムコーティング手段9によって、加硫前のゴムシート8,8を被せて(トッピング)、帯状ゴム部材15(トップ反)を形成するものである。図1においては、ゴムコーティング手段9としてカレンダーロール11を用いている。
【0012】
テキスタイル部材4は、略一定間隔に配設された多数本の連続繊維状の縦糸5…と、この縦糸5…を、縦糸5の長手方向に直角方向に繋ぐ多数本の横糸6…とから成る簾状の帯材料部材である。図3の斜視図に示すように、横糸6…は、縦糸5の長手方向に所定間隔をもって、縦糸5…の上下を交互に蛇行して、縦糸5…を互いに繋ぎ止めるものである。この縦糸5…と横糸6…との接触部は、部材の帯形状を適度に保つよう接着されたものとしてもよい。
【0013】
テキスタイル部材4は、縦糸5…と横糸6…とからなる帯状部材であるが、従来のコード(糸)は図示省略するが、多数の縦糸のみからなる帯状部材としていた。これは、1本1本単独の縦糸を所定間隔に並べるよう取り扱わなければならないため、ゴムコーティングする際、大きく高価なコードスタンドが必要で、コード間隔を変更する作業等において、その作業性はテキスタイル部材と比べ大きく劣るものである。つまり、テキスタイル部材4は、特に本発明のように自動の製造ラインに載せて、連続して成形するには好都合の部材である。
【0014】
本発明に係るゴムコーティング装置は、図1と図2に示すように、テキスタイル部材4の走行方向上流側から、所定ピッチPで配設された櫛歯2を有する櫛状整列部材1と、(後述する)この櫛状整列部材1によって整列されたテキスタイル部材4の縦糸5…の両面にゴムシート8,8を被せるゴムコーティング手段9と、を具備している。
【0015】
図1と図2に示すように、櫛状整列部材1は、テキスタイル部材4の幅方向を長辺枠1a,1bとし、長辺枠に垂直な方向で、この長辺枠1a,1bの両端部に短辺枠1c,1dが連結する矩形状を有している。そして、対向する長辺枠1a,1b(基端部取付枠3,3)に櫛歯2…が多数本懸け渡して配置されている。
【0016】
櫛歯2は、薄い長方形断面(略線状断面)を有する帯板状であり、その断面形状は一定である。また、隣り合う櫛歯2,2のピッチPは一定であり、そのピッチPはテキスタイル部材4を構成する縦糸5の直径より僅かに大きい程度の所定寸法としている。櫛歯2の角部は、櫛歯2,2間を通過する縦糸5を傷付けないよう微小面取り加工したものとしてもよい。
【0017】
また、図示省略するが、他の実施の形態の櫛状整列部材として、長辺枠1本とその両端部に短辺枠2本、又は、長辺枠1本のみのものとしてもよい。この場合、櫛歯と1本の長辺枠とは、櫛歯が、がたついたり、ピッチが変わらないよう強固に連結させる。
【0018】
また、櫛状整列部材1の取付枠のうち、多数の櫛歯2…の基端部を固定する基端部取付枠3、即ち長辺枠1a(又は1b)を着脱可能(取り外し可能)としている。これにより、後述するが櫛歯2,2の間に縦糸5をセットすることが容易となる。
【0019】
図1と図3に示すように、櫛状整列部材1はテキスタイル部材4の走行方向(矢印A)に直角、かつ、長辺枠1a,1bをテキスタイル部材4の幅方向に平行となるよう配置されている。そして、櫛状整列部材1は、ゴムコーティング手段9(カレンダーロール11)の固定柱本体部(図示省略)に、櫛状整列部材1を櫛歯2の長さ方向に往復運動させる駆動機構7を介して、取り外し可能に配置されている。即ち、櫛歯2のピッチPを変更するため、別の櫛状整列部材の取外・取付が可能、容易である。
【0020】
この駆動機構7は、図4に示すように、櫛状整列部材1を櫛歯2の長さ方向に往復運動させる。櫛状整列部材1は、側面視において、テキスタイル部材4の走行方向(矢印A)に直角に配置されているため、この往復運動方向は、テキスタイル部材4の走行方向(矢印A)に直角方向へ連続、又は、間欠的にスライド運動する。また、櫛状整列部材1とテキスタイル部材4とは、上述の直交させる場合のみならず、傾斜させてもよいものであり、設備の構成部品に対して配置が自由であり、かつ、後述する櫛状整列部材1の複合機能を失うことはない。
【0021】
この駆動機構7の構成は、櫛状整列部材1に昇降取付部材を連結し、例えば、昇降式の流体シリンダーのロッド側に昇降取付部材を連結したり、回転駆動するネジ杆と、それを螺進するナット部材を昇降取付部材に接続し昇降移動させる形式や、櫛状整列部材1の短辺枠1c(1d)にラックを設け、これに嵌合するピニオンを駆動させてスライド移動させてもよい。従って、この駆動機構7により、櫛状整列部材1は滑らかに往復運動が可能で、その往復運転速度や運転タイミング等の運転制御も簡単に行うことができる。
【0022】
次に、ゴムーシート8,8を縦糸5に貼り付けるカレンダーロール11について、具体的に説明する。図1に示すように、カレンダーロール11は、テキスタイル部材4の幅方向に平行な回転軸26,27を有する一対の平行な上成形ロール21,22と、縦糸5を挟んで反対側に、上成形ロール21,22に平行な回転軸28,29を有する一対の下成形ロール23,24と、を備えている。
【0023】
所定隙間を有して回転する上成形ロール21,22間に供給された未加硫ゴムRは、上成形ロール21,22間を通過して、この所定隙間と略同厚のゴムシート8に成形される。そして、この隙間と略同じ所定間隔を有して回転する下成形ロール23,24間に供給された未加硫ゴムRは、下成形ロール23,24間を通過して、この所定隙間と略同厚のゴムシート8に成形される。
【0024】
そして、これらゴムシート8,8は、上成形ロール21及び下成形ロール23の外周に貼り付きながら、上・下成形ロール21,23間に供給される。このゴムシート8,8が上・下成形ロール21,23間を通過する際、これらゴムシート8,8間に整列(規制)された多数の縦糸5…(帯部材17)が櫛状整列部材1から供給され、この帯部材17の両面側にゴムシート8,8が挟圧されて貼り付けられゴムコーティングが行われる。
【0025】
次に、このゴムコーティング装置を使用して、テキスタイル部材4にゴムシート8,8を貼り付ける(コーティングする)方法について具体的に説明する。図1と図3に示すように、テキスタイル部材4を縦糸5の延在方向(矢印Aの長手方向)に走行させる。このとき、縦糸5は所定張力を有して、弛まないよう進行している。
【0026】
そして、縦糸5…と横糸6…とからなるテキスタイル部材4の各縦糸5を、櫛状整列部材1の櫛歯2…の間に通過させる。このとき、櫛歯2…のピッチPは、縦糸5の直径より僅かに大きく設定されているため、櫛歯2と隣の櫛歯2との間には、1本の縦糸5のみが通過することとなる。
【0027】
縦糸5が櫛状整列部材1を通過する際(通過中に)、縦糸5を繋ぎ止めている横糸6が櫛歯2の上流端部に当接し、櫛歯2がこの横糸6を切断(分断)して縦糸5から横糸6を分離することとなる。また、櫛状整列部材1が上記の駆動機構7により、縦糸5…の通過中に往復運動するため、切断された横糸6を縦糸5から分離しやすくしている。切断分離された横糸6は、横糸屑16となって、櫛歯2の上流端側の縦糸5…の両面側に残る。
【0028】
そして、横糸6が取り除かれた縦糸5…は、所定ピッチPに設定配置された櫛歯2…により、櫛状整列部材1を通過後、引き揃えられて(同一平面の帯状を保って)下流側へ進行していく。即ち、テキスタイル部材4が櫛状整列部材1を介して走行すると、櫛歯2の所定ピッチPと同一の間隔に整列された縦糸5…の帯部材17となる。この帯部材17の縦糸5…は、同一面状に、かつ、一定間隔に整列配置されたものである。
櫛歯2は、切断刃及びストレーナーとしての機能と、縦糸5のディスタンスピースとしての機能と、を備える複合機能を有している。
【0029】
この整列された縦糸5…は、下流側のカレンダーロール11(ゴムコーティング手段9)に送られて、ゴムシート8,8を両面側からの挟圧によって被せられ、ゴムシート8,8が接着(圧着)される。そして、図5に示すような縦糸5…が等間隔で同一面上に並んで、かつ、縦糸5…から帯部材17の表面までのゴムシート8,8の厚さが均一である帯状ゴム部材15を形成することができる。
【0030】
次に、表1及び表2に、本発明のコーティング装置によって成形される帯状ゴム部材15の、縦糸5…の分布(エンズ分布)、及び、帯状ゴム部材15の厚さT(トップ反ゲージ)(図5参照)の測定結果について示す。
表1は、帯状ゴム部材15の幅方向5cm(欠陥が発生しやすい幅方向両端部をサンプル)の縦糸5…の本数を示す。また、50本/5cmを設計値としている。
これによると、図6に示す従来の装置と比べて、縦糸5…の分布の乱れ(糸飛び)を防ぐことができ、かつ、帯状ゴム部材15の厚さを薄くする事が可能となることがわかる。
【0031】
【表1】
Figure 0004727858
【0032】
【表2】
Figure 0004727858
【0033】
また、縦糸5が上記櫛歯2…の間を通過中に、櫛状整列部材1を櫛歯2の長さ方向に駆動機構7により往復移動させて、次々と、縦糸5…を走行させて横糸6を間欠的に(横糸6のピッチ)で切断していくため、図4に示すように、櫛歯2…の上流側表面部に、横糸屑16…が集まって堆積していく。
【0034】
従って、テキスタイル部材4を走行させながら櫛歯2に切断されて堆積する横糸屑16を除去する糸屑除去手段10を備えている。この糸屑除去手段10は、回転ブラシ12と、エアブロー13又は/及びバキューム14を備える装置であって、櫛歯2に付着する横糸屑16を、掻き出し、吹き飛ばし、吸入するものである
【0035】
これら糸屑除去手段10は、テキスタイル部材4(帯部材17)を挟んで両側で、櫛歯2に対面するよう配置され、上記駆動機構7により櫛状整列部材1が往復移動するとき、櫛歯2…の全長に渡って糸屑除去手段10が、対応可能となるよう配置されている。特に、回転ブラシ12,12とエアブロー13,13は、横糸屑16が飛び散って、縦糸5に再度付着しないよう、縦糸5から離れた位置(長辺枠1a,1b近傍である櫛歯2の両端側)に設けるのが好ましい。
さらに、これら糸屑除去手段10は、櫛状整列部材1の長手方向に配置されるため、櫛状整列部材1の全面に渡って、横糸屑16を除去可能となる。
【0036】
さらに、図2に示すように、櫛状整列部材1の取付枠のうち、多数の櫛歯2の基端部を固定する基端部取付枠3、即ち長辺枠1aを接合面Dから着脱可能としている。従って、縦糸5…のピッチの異なる帯状ゴム部材15を作成するための縦糸5…の切り替え時において、櫛歯2…の間に縦糸5…をセットする作業が容易であり作業能率が向上する。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0038】
(請求項1,によれば)多数の縦糸5…の配置を精密に制御する事が可能であり縦糸5…の分布の乱れを防ぐことが可能である。ゴムコーティング後に得られる縦糸5は上下蛇行せずに真直(ストレート)状であり、表面からの厚さを一定にし、かつ減少させることができ、帯状ゴム部材15の品質を一定かつ向上させることが可能である。また、高速でコーティング作業を行うことが可能となる。
【0039】
(請求項1,2によれば)櫛歯2に絡まる横糸屑16を櫛歯2から除去しながらゴムコーティングすることができ、横糸屑16を一緒にコーティングすることがないため、品質の良い帯状ゴム部材15を形成することが可能である。
【0040】
(請求項によれば)簡単な設備かつ低コストで、横糸屑16を櫛状整列部材1から確実に除去可能である。
【0041】
(請求項によれば)縦糸5…を櫛歯2…間にセットすることが容易であり、縦糸5…のピッチを変更する際、その取替え作業の作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴムコーティング装置の実施の一形態を示す側部断面図である。
【図2】 櫛状整列部材の正面図である。
【図3】 櫛状整列部材の簡略斜視説明図である。
【図4】 櫛状整列部材の側部断面図である。
【図5】 ゴムコーティング後の帯状ゴム部材の断面図である。
【図6】 従来のテキスタイル部材をガイドするガイド部材の断面図である。
【図7】 従来の帯状ゴム部材の断面図である。
【符号の説明】
1 櫛状整列部材
2 櫛歯
3 基端部取付枠
4 テキスタイル部材
5 縦糸
6 横糸
7 駆動機構
8 ゴムシート
9 ゴムコーティング手段
10 糸屑除去手段
11 カレンダーロール
12 回転ブラシ
13 エアブロー
14 バキューム
16 横糸屑
P ピッチ

Claims (4)

  1. 多数本の縦糸5…と該縦糸5…を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸6とから成るテキスタイル部材4を長手方向に走行させ、櫛状整列部材1の櫛歯2…の間に上記各縦糸5を通過させ、該櫛歯2…によって該横糸6を切断しつつ該縦糸5を引き揃えて、上記縦糸5が上記櫛歯2…の間を通過中に、上記櫛状整列部材1を上記櫛歯2の長さ方向に往復移動させて、該櫛歯2に堆積する横糸屑16を除去し、走行中の該縦糸5の両面にゴムシート8,8をカレンダーロール11で挟圧して被せることを特徴とするゴムコーティング方法。
  2. 多数本の縦糸5…と該縦糸5…を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸6とから成るテキスタイル部材4を長手方向に走行させ該横糸6を接触させることで切断しつつ該縦糸5を引き揃える所定ピッチPの櫛歯2を有する櫛状整列部材1と、上記櫛状整列部材1を上記櫛歯2の長さ方向に往復運動させる駆動機構7と、該櫛歯2に切断されて堆積する横糸屑16を除去する糸屑除去手段10と、該櫛状整列部材1の下流側で整列された上記縦糸5…の両面にゴムシート8,8を被せるゴムコーティング手段9と、を具備することを特徴とするゴムコーティング装置
  3. 多数本の縦糸5…と該縦糸5…を略一定間隔に保つように繋ぐ横糸6とから成るテキスタイル部材4を長手方向に走行させ該横糸6を接触させることで切断しつつ該縦糸5を引き揃える所定ピッチPの櫛歯2を有する櫛状整列部材1と、上記櫛状整列部材1を上記櫛歯2の長さ方向に往復運動させる駆動機構7と、該櫛歯2に切断されて堆積する横糸屑16を除去する糸屑除去手段10と、該櫛状整列部材1の下流側で整列された上記縦糸5…の両面にゴムシート8,8を被せるゴムコーティング手段9と、を具備し、
    上記糸屑除去手段10が、回転ブラシ12と、エアブロー13又は/及びバキューム14から成ることを特徴とするゴムコーティング装置。
  4. 上記櫛状整列部材1の上記櫛歯2の基端部取付枠3を着脱可能とした請求項2又は3記載のゴムコーティング装置。
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