JP2000289081A - シート成形用口金装置 - Google Patents
シート成形用口金装置Info
- Publication number
- JP2000289081A JP2000289081A JP11099778A JP9977899A JP2000289081A JP 2000289081 A JP2000289081 A JP 2000289081A JP 11099778 A JP11099778 A JP 11099778A JP 9977899 A JP9977899 A JP 9977899A JP 2000289081 A JP2000289081 A JP 2000289081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- tip
- slider
- rail
- scraper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/27—Cleaning; Purging; Avoiding contamination
Abstract
(57)【要約】
【課題】シート成形の継続中においても、溶融樹脂の押
し出しスリットの周辺に付着する異物の清掃が可能であ
るシート成形用口金装置を提供する。 【解決手段】シート成形用口金装置の溶融樹脂をシート
状に押し出すスリットの長手方向の両側に、アーム状に
延びて臨み、この両側に沿って走行可能なスクレーパー
が設けられたシート成形用口金装置。
し出しスリットの周辺に付着する異物の清掃が可能であ
るシート成形用口金装置を提供する。 【解決手段】シート成形用口金装置の溶融樹脂をシート
状に押し出すスリットの長手方向の両側に、アーム状に
延びて臨み、この両側に沿って走行可能なスクレーパー
が設けられたシート成形用口金装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックシー
ト（フィルム）を製造するための、先端部に溶融樹脂を
シート状に押し出すスリットを有するシート成形用口金
装置に関する。さらに詳しくは、該スリットの長手方向
の両側端に隣接する前記先端部に付着する異物を、シー
ト成形中でも、除去することが可能なシート成形用口金
装置に関する。
ト（フィルム）を製造するための、先端部に溶融樹脂を
シート状に押し出すスリットを有するシート成形用口金
装置に関する。さらに詳しくは、該スリットの長手方向
の両側端に隣接する前記先端部に付着する異物を、シー
ト成形中でも、除去することが可能なシート成形用口金
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラスチックシート（フィルム）成形
は、押出機において、プラスチック原料や添加剤が溶融
混練され、この押出機の先端に取り付けられ先端部に押
し出しスリットを有する口金装置のこのスリットから、
溶融混練物が押し出されることにより行われる。
は、押出機において、プラスチック原料や添加剤が溶融
混練され、この押出機の先端に取り付けられ先端部に押
し出しスリットを有する口金装置のこのスリットから、
溶融混練物が押し出されることにより行われる。
【０００３】このシート成形過程において、口金装置の
先端部のスリットの周辺部（リップ部）に、主にポリマ
ー中に含まれる未反応物からなる異物が、時間と共に付
着し成長する。この付着する異物を口金装置から除去
し、口金装置を清掃することが行われており、この清掃
は、次のようにして行われていた。
先端部のスリットの周辺部（リップ部）に、主にポリマ
ー中に含まれる未反応物からなる異物が、時間と共に付
着し成長する。この付着する異物を口金装置から除去
し、口金装置を清掃することが行われており、この清掃
は、次のようにして行われていた。
【０００４】すなわち、周期的に押出機が停止せしめら
れ、口金装置のスリットに接近して設けられているスリ
ットから押し出されたシートを引き取りつつ所望のシー
ト形状に成形する成形ロール装置が移動せしめられ、そ
こに出来る隙間に人が入り、人手により、リップ部に付
着した異物が、リップ部に傷をつけたり、精度よくセッ
トされているリップ部の寸法精度を狂わせないように細
心の注意が払われながら、柔軟なヘラ（例えば、銅製の
ヘラ）が用いられて、削り取られ、リップ部の再生が行
われていた。
れ、口金装置のスリットに接近して設けられているスリ
ットから押し出されたシートを引き取りつつ所望のシー
ト形状に成形する成形ロール装置が移動せしめられ、そ
こに出来る隙間に人が入り、人手により、リップ部に付
着した異物が、リップ部に傷をつけたり、精度よくセッ
トされているリップ部の寸法精度を狂わせないように細
心の注意が払われながら、柔軟なヘラ（例えば、銅製の
ヘラ）が用いられて、削り取られ、リップ部の再生が行
われていた。
【０００５】しかし、この従来の手法では、シートの押
し出しを中断せざるを得ず、その結果、長尺の連続した
シートの生産に支障をきたすと共に、押し出しの定常状
態から停止に至る間、ならびに、押し出しの再開から定
常状態に至る間に発生する製品とならないシートの量も
決して少なくなく、生産性の点からも問題があった。
し出しを中断せざるを得ず、その結果、長尺の連続した
シートの生産に支障をきたすと共に、押し出しの定常状
態から停止に至る間、ならびに、押し出しの再開から定
常状態に至る間に発生する製品とならないシートの量も
決して少なくなく、生産性の点からも問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この従来の
問題を解決し、押出機を停止させることなく、シートの
生産を継続している状態においても、リップ部の清掃が
可能なシート成形用口金装置を提供することを目的とす
る
問題を解決し、押出機を停止させることなく、シートの
生産を継続している状態においても、リップ部の清掃が
可能なシート成形用口金装置を提供することを目的とす
る
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の構成は、次の通りである。
の本発明の構成は、次の通りである。
【０００８】先端部に溶融樹脂をシート状に押し出すス
リットを有するシート成形用口金装置において、前記ス
リットの一方の側の前記先端部を第１の先端部、また、
他方の側の前記先端部を第２の先端部とし、該第１の先
端部において、前記スリットから離間した位置に、前記
スリツトの長手方向に沿って、第１のレールが設けら
れ、該第１のレールに、その上を走行する第１のスライ
ダーが設けられ、該第１のスライダーに、一端がそこに
止着され、そこからアーム状に延びその先端が前記第１
の先端部上において前記スリットの一方の側端部近傍に
位置する第１のスクレーパーが設けられ、かつ、前記第
２の先端部において、前記スリットから離間した位置
に、前記スリツトの長手方向に沿って、第２のレールが
設けられ、該第２のレールに、その上を走行する第２の
スライダーが設けられ、該第２のスライダーに、一端が
そこに止着され、そこからアーム状に延びその先端が前
記第２の先端部上において前記スリットの他方の側端部
近傍に位置する第２のスクレーパーが設けられいること
を特徴とするシート成形用口金装置。
リットを有するシート成形用口金装置において、前記ス
リットの一方の側の前記先端部を第１の先端部、また、
他方の側の前記先端部を第２の先端部とし、該第１の先
端部において、前記スリットから離間した位置に、前記
スリツトの長手方向に沿って、第１のレールが設けら
れ、該第１のレールに、その上を走行する第１のスライ
ダーが設けられ、該第１のスライダーに、一端がそこに
止着され、そこからアーム状に延びその先端が前記第１
の先端部上において前記スリットの一方の側端部近傍に
位置する第１のスクレーパーが設けられ、かつ、前記第
２の先端部において、前記スリットから離間した位置
に、前記スリツトの長手方向に沿って、第２のレールが
設けられ、該第２のレールに、その上を走行する第２の
スライダーが設けられ、該第２のスライダーに、一端が
そこに止着され、そこからアーム状に延びその先端が前
記第２の先端部上において前記スリットの他方の側端部
近傍に位置する第２のスクレーパーが設けられいること
を特徴とするシート成形用口金装置。
【０００９】この本発明において、第１および第２のス
クレーパーの少なくとも先端部分が、アルミニューム、
銅あるいはプラスチックから選ばれた材料にて成形され
ていることが、スリットの両側端あるいはこれら両側端
に沿った両先端部を損傷することがないので、好まし
い。
クレーパーの少なくとも先端部分が、アルミニューム、
銅あるいはプラスチックから選ばれた材料にて成形され
ていることが、スリットの両側端あるいはこれら両側端
に沿った両先端部を損傷することがないので、好まし
い。
【００１０】また、この本発明において、第１の先端部
と第１のレールとの間、および、第２の先端部と第２の
レールとの間に、断熱材が介在していることが好まし
い。両スクレーパーによる異物の清掃動作には、かなり
の精度が要求される。しかし、両先端部は、製品の生産
中かなりの高温になり、これに起因して、両先端部に取
り付けられている両レールの熱変形が生じる場合があ
る。この熱変形が、断熱材の介在により、実質的に防止
されるからである。
と第１のレールとの間、および、第２の先端部と第２の
レールとの間に、断熱材が介在していることが好まし
い。両スクレーパーによる異物の清掃動作には、かなり
の精度が要求される。しかし、両先端部は、製品の生産
中かなりの高温になり、これに起因して、両先端部に取
り付けられている両レールの熱変形が生じる場合があ
る。この熱変形が、断熱材の介在により、実質的に防止
されるからである。
【００１１】
【作用】本発明によれば、リップ部に付着する異物が、
両レール上を走行する両スライダーにそれぞれ設けられ
たアーム状の両スクレーパーにより、清掃される。本発
明において、一方のスクレーパーは、スリットから成形
ロール装置に至るシートの走行路の上面側から清掃位置
に臨み、他方のスクレーパーは、該シートの走行路の下
面側から清掃位置に臨む構造となっているため、シート
が生産されている間においても、両先端部に付着した異
物が、適時、清掃される。
両レール上を走行する両スライダーにそれぞれ設けられ
たアーム状の両スクレーパーにより、清掃される。本発
明において、一方のスクレーパーは、スリットから成形
ロール装置に至るシートの走行路の上面側から清掃位置
に臨み、他方のスクレーパーは、該シートの走行路の下
面側から清掃位置に臨む構造となっているため、シート
が生産されている間においても、両先端部に付着した異
物が、適時、清掃される。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態の一例を説明する。
の実施の形態の一例を説明する。
【００１３】図１は、本発明に係るシート成形用口金装
置の側面図、図２は、図１に示した口金装置における一
方の清掃装置部分の側面図、図３は、図２に示した清掃
装置の正面図である。
置の側面図、図２は、図１に示した口金装置における一
方の清掃装置部分の側面図、図３は、図２に示した清掃
装置の正面図である。
【００１４】図１乃至３において、口金装置１は、第１
の先端部２ａと第２の先端部２ｂとからなる先端部３を
有し、第１の先端部２ａと第２の先端部２ｂとの間に
は、溶融樹脂をシート状に押し出すスリット４を有す
る。このスリット４には、図１において点線で示される
溶融樹脂が送給されるポリマー流路５が連なり、ポリマ
ー流路５は、溶融樹脂の押出機（図示せず）に連なって
いる。
の先端部２ａと第２の先端部２ｂとからなる先端部３を
有し、第１の先端部２ａと第２の先端部２ｂとの間に
は、溶融樹脂をシート状に押し出すスリット４を有す
る。このスリット４には、図１において点線で示される
溶融樹脂が送給されるポリマー流路５が連なり、ポリマ
ー流路５は、溶融樹脂の押出機（図示せず）に連なって
いる。
【００１５】口金装置１のスリット４から押し出された
シートは、スリット４の前方（図１における左方）にお
いて、スリット４に対し間隔をおいて、その近傍に設け
られたニップロールを主体にしたシート成形ロール装置
（図示せず）により、実質的に水平方向に引き取られ
る。このシート成形ロール装置は、口金装置１の補修作
業やスリット４およびその近傍の清掃作業等を人が行う
際に、口金装置１に対して離接自在に移動可能に設置さ
れている。
シートは、スリット４の前方（図１における左方）にお
いて、スリット４に対し間隔をおいて、その近傍に設け
られたニップロールを主体にしたシート成形ロール装置
（図示せず）により、実質的に水平方向に引き取られ
る。このシート成形ロール装置は、口金装置１の補修作
業やスリット４およびその近傍の清掃作業等を人が行う
際に、口金装置１に対して離接自在に移動可能に設置さ
れている。
【００１６】これらの押出機、口金装置１ならびにシー
ト成形ロール装置からなるシート成形装置は、良く知ら
れたものである。本発明に係るシート成形用口金装置
は、次の点を特徴とする。
ト成形ロール装置からなるシート成形装置は、良く知ら
れたものである。本発明に係るシート成形用口金装置
は、次の点を特徴とする。
【００１７】すなわち、口金装置１の第１の先端部２ａ
において、スリット４から離間した位置に、スリツト４
の長手方向に沿って、リニアーレールからなる第１のレ
ール６ａが設けられ、この第１のレール６ａに、その上
を走行する第１のスライダー７ａが設けられ、この第１
のスライダー７ａに、一端が止着され、そこからアーム
状に延びその先端が第１の先端部２ａ上においてスリッ
ト４の一方の側端に沿って位置する第１のスクレーパー
８ａが設けられ、かつ、第２の先端部２ｂにおいて、ス
リット４から離間した位置に、スリツト４の長手方向に
沿って、リニアーレールからなる第２のレール６ｂが設
けられ、この第２のレール６ｂに、その上を走行する第
２のスライダー７ｂが設けられ、この第２のスライダー
７ｂに、一端が止着され、そこからアーム状に延びその
先端が第２の先端部２ｂ上においてスリット４の他方の
側端に沿って位置する第２のスクレーパー８ｂが設けら
れいる点である。
において、スリット４から離間した位置に、スリツト４
の長手方向に沿って、リニアーレールからなる第１のレ
ール６ａが設けられ、この第１のレール６ａに、その上
を走行する第１のスライダー７ａが設けられ、この第１
のスライダー７ａに、一端が止着され、そこからアーム
状に延びその先端が第１の先端部２ａ上においてスリッ
ト４の一方の側端に沿って位置する第１のスクレーパー
８ａが設けられ、かつ、第２の先端部２ｂにおいて、ス
リット４から離間した位置に、スリツト４の長手方向に
沿って、リニアーレールからなる第２のレール６ｂが設
けられ、この第２のレール６ｂに、その上を走行する第
２のスライダー７ｂが設けられ、この第２のスライダー
７ｂに、一端が止着され、そこからアーム状に延びその
先端が第２の先端部２ｂ上においてスリット４の他方の
側端に沿って位置する第２のスクレーパー８ｂが設けら
れいる点である。
【００１８】なお、第１および第２のスクレーパー８
ａ、８ｂは、一旦、第１および第２の取付プレート９
ａ、９ｂに取り付けられた上で、これら取付プレート９
ａ、９ｂが、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂに
それぞれ取り付けられる構造としても良い。
ａ、８ｂは、一旦、第１および第２の取付プレート９
ａ、９ｂに取り付けられた上で、これら取付プレート９
ａ、９ｂが、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂに
それぞれ取り付けられる構造としても良い。
【００１９】第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂ
の先端は、第１および第２のレール６ａ、６ｂ上を走行
する第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの走行によ
り、スリット４の長手方向の両端縁方向と実質的に一致
して、移動せしめられる。この両端縁方向と第１および
第２のスクレーパー８ａ、８ｂの先端の移動方向との平
行度が、０．５ｍｍ以下になるように、第１および第２
のレール６ａ、６ｂ、ならびに、第１および第２のスラ
イダー７ａ、７ｂが、装備されているのが好ましい。
の先端は、第１および第２のレール６ａ、６ｂ上を走行
する第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの走行によ
り、スリット４の長手方向の両端縁方向と実質的に一致
して、移動せしめられる。この両端縁方向と第１および
第２のスクレーパー８ａ、８ｂの先端の移動方向との平
行度が、０．５ｍｍ以下になるように、第１および第２
のレール６ａ、６ｂ、ならびに、第１および第２のスラ
イダー７ａ、７ｂが、装備されているのが好ましい。
【００２０】そのために、第１および第２のレール６
ａ、６ｂは、断熱材（図示せず）を介して、第１および
第２の先端部２ａ、２ｂにそれぞれ取り付けられるのが
好ましい。第１および第２の先端部２ａ、２ｂは、かな
り温度が高くなり、それがため、場合によっては、第１
および第２のレール６ａ、６ｂに、熱変形が生じ、前記
平行度を維持出来なくなるからである。
ａ、６ｂは、断熱材（図示せず）を介して、第１および
第２の先端部２ａ、２ｂにそれぞれ取り付けられるのが
好ましい。第１および第２の先端部２ａ、２ｂは、かな
り温度が高くなり、それがため、場合によっては、第１
および第２のレール６ａ、６ｂに、熱変形が生じ、前記
平行度を維持出来なくなるからである。
【００２１】第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂ
の先端１０ａ、１０ｂ（図示せず）は、鋭角のエッジと
されているのが好ましい。第１および第２の先端部２
ａ、２ｂに付着した異物の掻き取り効率がより良くなる
からである。
の先端１０ａ、１０ｂ（図示せず）は、鋭角のエッジと
されているのが好ましい。第１および第２の先端部２
ａ、２ｂに付着した異物の掻き取り効率がより良くなる
からである。
【００２２】第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂ
の、特に、その先端部の材質は、第１および第２の先端
部（リップ部）２ａ、２ｂの材質よりも柔らかいものが
良く、例えば、アルミニューム、銅、あるいは、プラス
チックが好ましい。リップ部の損傷を極力防止するため
である。
の、特に、その先端部の材質は、第１および第２の先端
部（リップ部）２ａ、２ｂの材質よりも柔らかいものが
良く、例えば、アルミニューム、銅、あるいは、プラス
チックが好ましい。リップ部の損傷を極力防止するため
である。
【００２３】第１および第２のスライダー７ａ、７ｂを
第１および第２のレール６ａ、６ｂ上で走行せしめるに
は、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの走行方向
の両端にワイヤーロープの一端をそれぞれ取り付け、他
端を巻き取り、引き出しの駆動源に係合させることによ
っても良く、あるいは、これらのワイヤーロープを人手
により操作することによっても良く、また、第１および
第２のスライダー７ａ、７ｂ自体に走行駆動源を装備さ
せることによっても良い。
第１および第２のレール６ａ、６ｂ上で走行せしめるに
は、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの走行方向
の両端にワイヤーロープの一端をそれぞれ取り付け、他
端を巻き取り、引き出しの駆動源に係合させることによ
っても良く、あるいは、これらのワイヤーロープを人手
により操作することによっても良く、また、第１および
第２のスライダー７ａ、７ｂ自体に走行駆動源を装備さ
せることによっても良い。
【００２４】なお、第１のレール６ａ、第１のスライダ
ー７ａ、および、第１のスクレーパー８ａと第２のレー
ル６ｂ、第２のスライダー７ｂ、および、第２のスクレ
ーパー８ｂとは、上下勝手違いで同じ構造を有してい
る。
ー７ａ、および、第１のスクレーパー８ａと第２のレー
ル６ｂ、第２のスライダー７ｂ、および、第２のスクレ
ーパー８ｂとは、上下勝手違いで同じ構造を有してい
る。
【００２５】
【実施例】図１乃至３に示した装置１が用いられ、シー
ト押し出し幅が９６０ｍｍのポリエチレンシートが製造
された。
ト押し出し幅が９６０ｍｍのポリエチレンシートが製造
された。
【００２６】第１および第２のレール６ａ、６ｂは、長
さが１０６０ｍｍ、幅が９ｍｍとされた。この長さは、
スリット４の長手方向の長さより長いが、これにより、
第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂが使用されて
いないとき、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂが
待機する場所が確保されている。
さが１０６０ｍｍ、幅が９ｍｍとされた。この長さは、
スリット４の長手方向の長さより長いが、これにより、
第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂが使用されて
いないとき、第１および第２のスライダー７ａ、７ｂが
待機する場所が確保されている。
【００２７】第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの
上面の走行方向の長さは、３０ｍｍ、幅は、２０ｍｍと
された。
上面の走行方向の長さは、３０ｍｍ、幅は、２０ｍｍと
された。
【００２８】第１および第２のレール６ａ、６ｂと第１
および第２の先端部２ａ、２ｂとの間には、厚さ１ｍｍ
の断熱材シートがそれぞれ介在せしめられた。
および第２の先端部２ａ、２ｂとの間には、厚さ１ｍｍ
の断熱材シートがそれぞれ介在せしめられた。
【００２９】第１および第２のスクレーパー８ａ、８ｂ
は、先端１０ａ、１０ｂ（図示せず）が鋭角のエッジと
され、走行方向の幅が、５ｍｍのアルミニューム製の板
状体とされた。第１および第２の取付プレート９ａ、９
ｂの第１および第２のスライダー７ａ、７ｂへの止着
は、取付プレート９ａ、９ｂに設けた第１および第２の
スクレーパー８ａ、８ｂの先端の位置を調節可能とする
長穴に、止着ボルトにて、第１および第２のスクレーパ
ー８ａ、８ｂの先端の位置が調節されながら、行われ
た。
は、先端１０ａ、１０ｂ（図示せず）が鋭角のエッジと
され、走行方向の幅が、５ｍｍのアルミニューム製の板
状体とされた。第１および第２の取付プレート９ａ、９
ｂの第１および第２のスライダー７ａ、７ｂへの止着
は、取付プレート９ａ、９ｂに設けた第１および第２の
スクレーパー８ａ、８ｂの先端の位置を調節可能とする
長穴に、止着ボルトにて、第１および第２のスクレーパ
ー８ａ、８ｂの先端の位置が調節されながら、行われ
た。
【００３０】第１および第２のスライダー７ａ、７ｂの
走行は、それらに取り付けられたワイヤーロープを人手
により操作することにより行われた。
走行は、それらに取り付けられたワイヤーロープを人手
により操作することにより行われた。
【００３１】一定時間のシートの製造が継続した後、シ
ートの製造がさらに継続している最中に、ワイヤーロー
プが操作され、第１および第２のスクレーパー８ａ、８
ｂの移動により、スリット４の周辺に付着した異物の清
掃がなされた。清掃が期待通りなされると共に、この清
掃が、シートの生産が中断されることなくその連続性が
維持されたまま、遂行されることが確認された。
ートの製造がさらに継続している最中に、ワイヤーロー
プが操作され、第１および第２のスクレーパー８ａ、８
ｂの移動により、スリット４の周辺に付着した異物の清
掃がなされた。清掃が期待通りなされると共に、この清
掃が、シートの生産が中断されることなくその連続性が
維持されたまま、遂行されることが確認された。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、シート成形用口金装置
の溶融樹脂をシート（フィルム）状に押し出すスリット
の長手方向の両側に、アーム状に延びて臨み、この両側
に沿って移動するスクレーパーが設けられているため、
従来不可能であったシート（フィルム）の生産継続中の
スリット周辺に付着する異物の掃除が可能となる。
の溶融樹脂をシート（フィルム）状に押し出すスリット
の長手方向の両側に、アーム状に延びて臨み、この両側
に沿って移動するスクレーパーが設けられているため、
従来不可能であったシート（フィルム）の生産継続中の
スリット周辺に付着する異物の掃除が可能となる。
【図１】本発明に係るシート成形用口金装置の側面図で
ある。
ある。
【図２】図１に示した口金装置における一方の清掃装置
部分の側面図である。
部分の側面図である。
【図３】図２に示した清掃装置の正面図である。
１ ：口金装置 ２ａ：第１の先端部 ２ｂ：第２の先端部 ３ ：先端部 ４ ：スリット ５ ：ポリマー流路 ６ａ：第１のレール ６ｂ：第２のレール ７ａ：第１のスライダー ７ｂ：第２のスライダー ８ａ：第１のスクレーパー ８ｂ：第２のスクレーパー ９ａ：第１の取付プレート ９ｂ：第２の取付プレート １０ａ：第１のスクレーパー８ａの先端
Claims (3)
- 【請求項１】先端部に溶融樹脂をシート状に押し出すス
リットを有するシート成形用口金装置において、前記ス
リットの一方の側の前記先端部を第１の先端部、また、
他方の側の前記先端部を第２の先端部とし、該第１の先
端部において、前記スリットから離間した位置に、前記
スリツトの長手方向に沿って、第１のレールが設けら
れ、該第１のレールに、その上を走行する第１のスライ
ダーが設けられ、該第１のスライダーに、一端がそこに
止着され、そこからアーム状に延びその先端が前記第１
の先端部上において前記スリットの一方の側端部近傍に
位置する第１のスクレーパーが設けられ、かつ、前記第
２の先端部において、前記スリットから離間した位置
に、前記スリツトの長手方向に沿って、第２のレールが
設けられ、該第２のレールに、その上を走行する第２の
スライダーが設けられ、該第２のスライダーに、一端が
そこに止着され、そこからアーム状に延びその先端が前
記第２の先端部上において前記スリットの他方の側端部
近傍に位置する第２のスクレーパーが設けられいること
を特徴とするシート成形用口金装置。 - 【請求項２】前記第１および第２のスクレーパーの少な
くとも先端部分が、アルミニューム、銅あるいはプラス
チックから選ばれた材料にて成形されている請求項１に
記載のシート成形用口金装置。 - 【請求項３】前記第１の先端部と前記第１のレールとの
間、および、前記第２の先端部と前記第２のレールとの
間に、断熱材が介在している請求項１あるいは２に記載
のシート成形用口金装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11099778A JP2000289081A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | シート成形用口金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11099778A JP2000289081A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | シート成形用口金装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289081A true JP2000289081A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14256418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11099778A Pending JP2000289081A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | シート成形用口金装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289081A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1400336A3 (en) * | 2002-09-23 | 2005-06-29 | Extrusion Dies, Inc. LLC | Scraping assembly for an extrusion die and method of cleaning an extrusion die |
| JP2014520005A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-08-21 | マウザー−ヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 押出ヘッドをクリーニングする方法及び装置 |
| US9004903B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-04-14 | Nordson Corporation | Deckle technology |
| JP2020146896A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 東洋製罐株式会社 | Ｔダイス清掃装置およびｔダイスの清掃方法 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11099778A patent/JP2000289081A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1400336A3 (en) * | 2002-09-23 | 2005-06-29 | Extrusion Dies, Inc. LLC | Scraping assembly for an extrusion die and method of cleaning an extrusion die |
| US7074030B2 (en) | 2002-09-23 | 2006-07-11 | Extrusion Dies Industries, Llc. | Scraping assembly for an extrusion die and method of use therefor |
| US9004903B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-04-14 | Nordson Corporation | Deckle technology |
| JP2014520005A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-08-21 | マウザー−ヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 押出ヘッドをクリーニングする方法及び装置 |
| JP2020146896A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 東洋製罐株式会社 | Ｔダイス清掃装置およびｔダイスの清掃方法 |
| JP7217884B2 (ja) | 2019-03-13 | 2023-02-06 | 東洋製罐株式会社 | Ｔダイス清掃装置およびｔダイスの清掃方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101180172A (zh) | 制备树脂片的方法 | |
| KR850001068A (ko) | 스트립으로 밴드를 제조하는 장치 및 방법 | |
| JP2000289081A (ja) | シート成形用口金装置 | |
| EP0484721B1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Extrusion von Hohlkammerplatten aus thermoplastischem Kunststoff | |
| JP2007216505A (ja) | 樹脂シートの製造方法及び装置 | |
| EP1386709A1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Aufnehmen eines Plastifikates | |
| JP7217884B2 (ja) | Ｔダイス清掃装置およびｔダイスの清掃方法 | |
| JP4495188B2 (ja) | ダイリップの清浄装置及びダイリップの清浄方法 | |
| JP4579764B2 (ja) | フィルム成形装置及びフィルムの製造方法 | |
| JPH0234449A (ja) | ウェザーストリップ、及びその成形方法 | |
| JP2003019741A (ja) | ポリアミドフィルムの製造方法 | |
| JPH0588167B2 (ja) | ||
| JP2001079624A (ja) | プレス機械 | |
| CN220499381U (zh) | 一种物料模切输送装置 | |
| CN216782589U (zh) | 一种塑料片材挤出成型生产线 | |
| KR100420469B1 (ko) | 압출성형기의 성형품 자동절단장치 | |
| JP3258931B2 (ja) | Ｔダイによるフィルム製造装置およびその方法 | |
| JP3890562B2 (ja) | 転写成形方法及び装置 | |
| CN210190599U (zh) | 一种3d打印设备 | |
| JPH042793Y2 (ja) | ||
| TWM610960U (zh) | 可避免膜面損傷的延流機 | |
| KR200231294Y1 (ko) | 압출성형기의 성형품 자동절단장치 | |
| JP3702042B2 (ja) | 押出成形用ダイ | |
| JP2023140433A (ja) | 樹脂シートの押出成形装置の立上げ方法 | |
| JP2007230163A (ja) | 縦延伸機 |