JP2003039223A - ボールエンドミル及び該ボールエンドミルを用いた加工方法 - Google Patents

ボールエンドミル及び該ボールエンドミルを用いた加工方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/20Number of cutting edges
    • B23C2210/205Number of cutting edges six

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高能率な粗切削加工を行うとともに、加工面
の面粗さを良好に保つ。 【解決手段】 工具本体11の外周に6枚の外周切刃1
5…を形成するとともに、工具本体11の先端部11A
に、外周切刃15…に連続する略円弧状の6枚のR切刃
19…を形成する。外周切刃15…が形成された部分の
工具本体11の心厚を外周切刃15の外径Dに対して、
0.7D以上に設定する。軸線Oに直交する断面におい
て、外周切刃15の径方向すくい角αを、−20゜≦α
≦0゜に設定し、かつ、R切刃の径方向すくい角βを、
α<β≦5゜に設定する。高硬度材料からなるワークに
対して、R切刃19…と外周切刃15…を同時に作用さ
せて粗切削加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、金型のよ
うな高硬度材料からなるワークを粗切削するために用い
られるボールエンドミル及び該ボールエンドミルを用い
た加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金型のような高硬度材料ででき
た複雑な加工物を製作する際、その粗切削を行うのには
エンドミルが用いられることが多く、代表的なエンドミ
ルとしては以下に示すようなものが知られている。 スクエアエンドミル 例えば、特開平6−335815号公報に開示されてい
るように、軸線回りに回転される工具本体の外周に複数
枚の外周切刃が形成されるとともに、工具本体の先端
に、この外周切刃に連続して、軸線に直交する方向に延
びる底刃が形成されているものである。すなわち、外周
切刃と底刃とが略直角に交差するものである。
【0003】 ラジアスエンドミル 例えば、特開平7−246508号公報に開示されてい
るように、軸線回りに回転される工具本体の外周に複数
枚の外周切刃が形成されるとともに、工具本体の先端
に、この外周切刃に連続して、軸線に直交する方向に延
びる底刃が形成されていて、さらに、外周切刃と底刃と
の交差部分が略円弧状をなすR切刃によって構成されて
いるものである。
【0004】 ボールエンドミル 例えば、特開平10−113808号公報に開示されて
いるように、軸線回りに回転される工具本体の外周に外
周切刃が形成されるとともに、工具本体の先端部に、こ
の外周切刃に連続して軸線回りの回転軌跡が略半球状を
呈する略円弧状のR切刃が形成されているものである。
これら〜のようなエンドミルは、工具本体がその軸
線回りに回転されつつ、軸線に直交する方向に送りが与
えられ、工具本体に形成された切刃によって、例えば金
型のような高硬度材料に対して粗切削加工を施していく
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、のようなス
クエアエンドミルにおいては、その外周切刃を主たる切
削に供することが狙われており、加工の際にワークに作
用させる外周切刃の長さを長くする、すなわち、切り込
み深さを大きく設定することができるので、これによ
り、1回の切り込みで削り取ることができるワークの量
が大きく、高能率の粗切削加工を行うことができる。し
かしながら、外周切刃と底刃とが略直角に交差している
ため、金型のような複雑な形状を粗切削するときには、
その加工面が段差の大きい階段状になって面粗さが大き
くなってしまい、粗切削加工による取れ残し量が非常に
大きく、仕上げ加工の前に中仕上げ加工を行う必要が生
じてしまっていた。
【0006】また、のようなラジアスエンドミルにお
いては、のスクエアエンドミルのように、ワークに作
用させる外周切刃の長さを長くして、高能率の粗切削加
工ができ、かつ、外周切刃と底刃との交差部分が略円弧
状のR切刃によって構成されているため、このR切刃に
よって形成される加工面の面粗さをのスクエアエンド
ミルに比べて良好に保つことができる。しかし、このR
切刃は外周切刃と底刃との交差部分のわずかな部分に形
成されているだけであるため、加工面の面粗さを十分良
好に保つことはできず、依然として、中仕上げ加工の必
要が生じたり、仕上げ加工の負荷が大きくなってしま
う。
【0007】そして、のようなボールエンドミルで
は、回転軌跡が略半球状を呈する略円弧状のR切刃を様
々な加工面にフィッティングさせることが容易であり、
この円弧状のR切刃によって、ワークを緩やかな凹曲面
状に順次削り取っていき、加工面の面粗さを良好に仕上
げることが可能となるので、一般的によく用いられてい
る。しかしながら、工具本体の外周に形成された外周切
刃を主たる切削に用いることを考慮されてはおらず、こ
の外周切刃をワークに作用させたとすれば、外周切刃に
チッピングが生じてしまうことは免れない。そのため、
必然的に、ボールエンドミルによる切り込み深さを、そ
の先端部のR切刃が形成されている部分のみがワークに
作用する程度の大きさにしなければならず、上記のスク
エアエンドミルあるいはラジアスエンドミルのように切
り込み深さを大きく設定して高能率の粗切削加工を行う
ことができなかった。以上説明したように、このような
〜のエンドミルでは、高能率加工と面粗さの向上の
両方を達成することはできず、能率あるいは面粗さのど
ちらかを犠牲にしなければならなかった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、高能率な粗切削加工ができるとともに、加工面の面
粗さを良好に保つことができるボールエンドミル及び該
ボールエンドミルを用いた加工方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決して、
このような目的を達成するために、本発明によるボール
エンドミルは、軸線回りに回転される略円柱状の工具本
体の外周に4条以上の切屑排出溝が形成されるとともに
この切屑排出溝の工具回転方向の前方側を向いてすくい
面とされる壁面の外周側稜線部に外周切刃が形成され、
前記工具本体の先端部には、前記切屑排出溝に連続する
ギャッシュと、前記外周切刃に連続する略円弧状のR切
刃とが形成されており、前記外周切刃が形成された部分
の工具本体の心厚が、該外周切刃の外径Dに対して、
0.7D以上に設定され、さらに、前記軸線に直交する
断面で、前記外周切刃の径方向すくい角αが、−20゜
≦α≦0゜に設定され、かつ、前記R切刃の径方向すく
い角βが、α<β≦5゜に設定されていることを特徴と
する。このような構成とされたボールエンドミルは、外
周切刃が形成された部分の工具本体の心厚が0.7D以
上に設定されて、工具本体の剛性を高く保つことがで
き、さらに、外周切刃の径方向すくい角αが、−20°
≦α≦0°の範囲に設定されていることによって、外周
切刃の切れ味を良好に保つとともに、外周切刃の刃先強
度の向上が可能になる。それゆえ、例えば金型などの高
硬度材料に対しても、工具本体の先端部に形成されたR
切刃だけでなく、外周切刃までもワークに作用させるこ
とが可能となり、このワークに作用させる外周切刃の長
さを長くして、切り込み深さを大きく設定できるので、
高能率な粗切削加工を行うことが可能となる。しかも、
工具本体の先端部に形成されたR切刃が略円弧状をなす
ため、このR切刃によって、ワークの加工面を緩やかな
凹曲面状に順次削り取っていくので、加工面の面粗さを
良好に保つことができる。ここで、このように外周切刃
とR切刃とを同時にワークに作用させた場合、R切刃が
略円弧状をなしているため、外周切刃によって生成され
る切屑に比べ、R切刃によって生成される切屑の厚みが
薄くなって広がってしまう(とくにR切刃に先端側に近
づくにしたがい切屑の厚みが薄くなって広がってい
く)。加えて、R切刃の先端側と基端側での切屑の流出
方向も異なることになり、R切刃と外周切刃とのそれぞ
れで生成される切屑のバランスがとれず、スムーズな切
屑の流れを作り出すことができないので、切削状態が悪
化してしまう。これに対して、本発明では、R切刃の径
方向すくい角βを外周切刃の径方向すくい角αよりも大
きくしたことにより、R切刃の切れ味を外周切刃よりも
良くすることができ、切削状態を悪化させてしまうおそ
れがない。しかも、R切刃の径方向すくい角βが5゜以
下とされているから、金型などの高硬度材料に対して粗
切削加工を行ったとしても、R切刃にチッピングが生じ
るおそれをなくすことができる。これにより、本発明の
ボールエンドミルを用いて、その切り込み深さを大きく
設定して粗切削加工を行っても不具合が生じることがな
く、金型のような高硬度材料を高能率に粗切削加工でき
るとともに、加工面の面粗さを良好に保つことができ
る。
【0010】また、前記軸線方向の先端側から見て、前
記R切刃が工具回転方向の前方側に凸となる凸曲線状に
形成されていることを特徴とする。このような構成とし
たことにより、R切刃のワークへの食い付きの際に、工
具回転方向の前方側に最も突出している曲線状の部分か
ら徐々にワークに食い付くので、切刃に衝撃的な負荷が
作用するのを防止することができて、R切刃のチッピン
グをより生じ難くすることが可能になる。
【0011】また、前記軸線に直交する断面で、前記工
具本体の先端近傍を除いて、前記ギャッシュの溝深さd
1の前記R切刃の外径dに対する割合d1/dが、前記
切屑排出溝の溝深さD1の前記外周切刃の外径Dに対す
る割合D1/Dに対して、(d1/d)>(D1/D)
とされていることを特徴とする。このような構成とした
ことにより、工具本体の先端部におけるギャッシュの溝
深さを十分に大きく確保することができるので、R切刃
にて生成される厚みが薄くなって広がった切屑について
も切屑つまりを生じ難くすることができる。
【0012】また、前記軸線に直交する断面で、前記工
具本体の先端近傍を除いて、前記ギャッシュの溝深さd
1の前記R切刃の外径dに対する割合d1/dが、前記
工具本体の先端側に向かって次第に大きくなることを特
徴とする。このような構成とすると、工具本体の先端側
に近づくにしたがいR切刃の外径が徐々に小さくなって
いったとしても、ギャッシュの溝深さを十分に大きく確
保することができ、より厚みが薄くなって広がった切屑
が生成されるR切刃の先端側において、切屑つまりを生
じさせることがない。
【0013】また、前記工具本体の先端近傍では、前記
R切刃の数が、前記外周切刃の数よりも少なくなってい
ることを特徴とする。このような構成とすると、R切刃
の外径がとくに小さくなる工具本体の先端近傍におい
て、ギャッシュの断面積を大きく確保することが可能と
なり、より切屑つまりの発生しやすい工具本体の先端近
傍における切屑排出性を損ねることがない。
【0014】また、本発明のボールエンドミルを用いた
加工方法は、前記R切刃と前記外周切刃とを同時にワー
クに作用させながら加工を行うことを特徴とする。この
ような加工方法を用いると、例えば金型などの高硬度材
料の粗切削加工を行うときに、切り込み深さを大きく設
定したとしても不具合を生じることがなく、高能率の粗
切削加工を行うことができるとともに、加工面の面粗さ
を良好に保つことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付し
た図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態によ
るボールエンドミルの側面図、図2は同ボールエンドミ
ルの先端面図、図3(a)は図1におけるI−I線断面
図、(b)はII−II線断面図、(c)はIII−I
II線断面図、(d)はIV−IV線断面図、(e)は
V−V線断面図である。
【0016】本実施形態によるボールエンドミルは、例
えば超硬合金等の硬質材料からなり、軸線O回りに回転
される略円柱状の工具本体11を有しており、この工具
本体11の先端部11Aが軸線O方向の先端側に凸とな
るように膨らむ略半球状を呈している。工具本体11の
先端部11Aを除く外周には、周方向で等間隔に、例え
ば6条の切屑排出溝12…が工具本体11の外周面に開
口して形成されており、この切屑排出溝12の工具回転
方向Tの前方側を向く壁面がすくい面13とされてい
る。そして、すくい面13の外周側稜線部、すなわち、
すくい面13と、このすくい面13に交差して工具本体
外周側を向く逃げ面14との交差稜線部に外周切刃15
が形成されていて、いわゆる6枚刃となっている。
【0017】ここで、すくい面13は、軸線Oに直交す
る断面において、図3(e)に示すように、直線または
凹曲線を描きつつ工具本体内周側に延び、切屑排出溝1
2の溝底部が最も工具本体内周側に凹んで工具本体11
の心厚円R(工具本体11の軸線Oに直交する断面に内
接して軸線Oを中心とする最大の径をもつ円)に接する
ように形成されている。そして、切屑排出溝12の壁面
は、この溝底部から工具回転方向Tの前方側に向かうに
したがい工具本体外周側に延びて、すくい面13が連な
る外周切刃15の工具回転方向Tの前方側に隣接する外
周切刃15の逃げ面14に連なっている。
【0018】また、6条の切屑排出溝12…は、一般に
工具本体11の先端側から基端側に向かうにしたがい工
具回転方向Tの後方側に向けて軸線Oを中心として螺旋
状にねじれるように形成されており、これに伴って6枚
の外周切刃15…も同様に螺旋状にねじれて形成されて
いる。
【0019】ここで、外周切刃15が形成されている部
分における工具本体11の心厚(工具本体11の軸線O
に直交する断面において、切屑排出溝12の溝底部が外
接する心厚円Rの外径)は、図3(e)に示すように、
外周切刃15の外径Dに対して、0.7D以上となるよ
うに設定されており、本実施形態においては、例えば、
0.8Dに設定されている。そして、6枚の外周切刃1
5の工具回転方向Tのすぐ前方側に位置する6条の切屑
排出溝12…の溝深さD1(外周切刃15の回転軌跡が
なす仮想の円と、心厚円Rとの径方向の距離)は、6条
の切屑排出溝12…のそれぞれにおいて同一とされ、し
かも、その切屑排出溝12が形成されている部分の工具
本体11の全長において一定とされている。
【0020】また、工具本体11の外周に形成された外
周切刃15…は、図3(e)に示すように、その径方向
すくい角α(工具本体11の軸線Oに直交する断面にお
いて、工具本体11の軸線Oと外周切刃15とを通る直
線と、外周切刃15のすくい面13とのなす角度)が、
0゜≦α≦−20゜に設定されて、わずかのネガとなっ
ている。なお、本実施形態においては、この外周切刃1
5の径方向すくい角αは、例えば−14°のネガに設定
されている。
【0021】さらに、工具本体11の略半球状を呈する
先端部11Aには、周方向で等間隔に、6条のギャッシ
ュ16…が、先端部11Aの外周面に開口して先端部1
1Aを分割するように形成されており、ギャッシュ16
の工具回転方向Tの前方側を向く壁面が先端すくい面1
7とされている。そして、先端すくい面17の外周側稜
線部、すなわち、先端すくい面17と、この先端すくい
面17に交差して工具本体外周側及び軸線O方向の先端
側を向く先端逃げ面18との交差稜線部に、軸線O回り
の回転軌跡が略半球状を呈するような略1/4円弧状の
6枚のR切刃19…が形成されている。
【0022】また、R切刃19…は、軸線O方向の先端
側から見て、図2に示すように、工具回転方向Tの前方
側に凸となるように、大きい曲率半径を有する緩やかな
凸曲線状を呈している。そして、この6条のR切刃19
…は、6条の外周切刃15…のそれぞれに連続して、R
切刃19の基端と外周切刃16の先端とがそれぞれ滑ら
かに連続するように形成されているとともに、ギャッシ
ュ16…も切屑排出溝12…のそれぞれに連続して、ギ
ャッシュ16の基端と切屑排出溝12の先端とがそれぞ
れ連通するように形成されている。
【0023】ここで、R切刃19…は、外周切刃15…
に連続するように形成されているために、その数は6枚
とされているが、図2に示すように、工具本体11の先
端近傍、すなわち、軸線O近くにおいては、この軸線O
を中心として対向に位置する一組のR切刃19,19の
みが存在しており、他の4枚のR切刃19…は、工具本
体11の先端に近づく前に切り上げられている。換言す
れば、工具本体11の先端近傍においては、R切刃19
の数が6枚から2枚となり、外周切刃15の数(6枚)
よりも少なくなっている。
【0024】このR切刃19の先端すくい面17は、図
3(a)〜(d)に示すように、軸線Oに直交する断面
において、直線または凹曲線を描きつつ工具本体内周側
に延び、ギャッシュ16の溝底部が最も工具本体内周側
に凹むように形成されている。そして、ギャッシュ16
の壁面が、この溝底部から工具回転方向Tの前方側に向
かうにしたがい工具本体外周側に延びて、先端すくい面
17が連なるR切刃19の工具回転方向Tの前方側に隣
接するR切刃19の先端逃げ面18に連なっている。
【0025】なお、上記のように、工具本体11の先端
近傍において、R切刃19の数が軸線Oを挟んで対向し
て位置する一対のR切刃19,19のみが存在し、他の
R切刃19…が工具本体11の先端近傍に近づく前に切
り上げられていることから、上記一対のR切刃19,1
9の工具回転方向Tのすぐ前方側に位置するギャッシュ
16,16が、他のギャッシュ16…と比べてその溝深
さd1が大きくなっており、工具本体11の先端近傍に
近づくに連れて(図3(d)〜図3(a)の流れのよう
に)、この一対のR切刃19,19に連なるギャッシュ
16,16の溝底部のみが工具本体11の心厚円Rに接
するようになっている。
【0026】また、工具本体11の先端部11Aに形成
されたR切刃19…は、図3(a)〜(d)に示すよう
に、その径方向すくい角β(工具本体11の軸線Oに直
交する断面において、工具本体11の軸線OとR切刃1
9とを通る直線と、R切刃19の先端すくい面17との
なす角度)が、上記外周切刃15のすくい角αに対し
て、α<β≦5゜の範囲に設定されており、本実施形態
においては、このR切刃19の径方向すくい角βが、例
えば0°に設定されている。
【0027】ここで、工具本体11の先端近傍を除い
て、R切刃19が形成されている部分の工具本体11に
おける任意の位置での軸線Oに直交する断面で、ギャッ
シュ16の溝深さd1のR切刃の外径dに対する割合d
1/dは、外周切刃15の形成されている部分の工具本
体11における任意の位置での軸線Oに直交する断面
で、切屑排出溝12の溝深さD1の外周切刃15の外径
Dに対する割合D1/Dに比べて、6条のギャッシュ1
6…のそれぞれについて、(d1/d)>(D1/D)
とされている。
【0028】さらに、このR切刃19…が形成された工
具本体11の先端部11Aにおける任意の位置での軸線
Oに直交する断面において、ギャッシュ16の溝深さd
1に対するR切刃の外径dに対する割合d1/dが、6
条のギャッシュ16…のそれぞれについて、工具本体1
1の先端側に向かうにしたがい次第に大きくなってい
る。なお、工具本体11の先端近傍では、R切刃15…
の数が、外周切刃19…の数よりも少なくなることによ
り、工具本体11の先端近傍に近づくに連れてギャッシ
ュ16の溝深さd1も異なってくるが、最も溝深さd1
の小さいもの及び最も溝深さd1の大きいものに対して
も、上記の(d1/d)>(D1/D)の関係、及びd
1/dが工具本体11の先端側に向かって次第に大きく
なるという関係が成り立っている。
【0029】このような構成とされたボールエンドミル
は、軸線O回りに回転されつつ、例えば金型のような高
硬度材料でできたワークに対して、その外周切刃15…
とR切刃19…とを同時にワークに作用させつつ、軸線
Oに直交する方向に所定の送り量が与えられて、この金
型に粗切削加工を施していく。このとき、ワークに作用
させる外周切刃15…の長さを長く、すなわち、ボール
エンドミルの切り込み深さが大きく設定され、例えば、
従来のスクエアエンドミルやラジアスエンドミルを用い
たのと同程度の切り込み深さが設定される。
【0030】上記のような本実施形態によれば、外周切
刃15…が形成された部分の工具本体11の心厚が0.
7D以上に設定されていて、工具本体11の剛性を高く
保つことができるのに加えて、外周切刃15…の径方向
すくい角αが、0°≦α≦−20°の範囲に設定されて
いるため、外周切刃15…の切れ味を良好に保つととも
に、外周切刃15…の刃先強度の向上が可能になる。そ
れゆえ、例えば金型のような高硬度材料に対しても、工
具本体11の先端部11Aに形成されたR切刃19…だ
けでなく、外周切刃15…をワークに作用させることが
可能となり、このワークに作用させる外周切刃15…の
長さを長くし、切り込み深さを大きく設定したとして
も、外周切刃15…のチッピングや工具本体11の折損
が生じることがなく、高能率な粗切削加工を行うことが
可能となる。しかも、工具本体11の先端部11Aに形
成された円弧状のR切刃19…によって、ワークの加工
面を緩やかな凹曲線状に順次削り取っていくので、スク
エアエンドミルあるいはラジアスエンドミルを用いたと
きのように段差の大きい階段状の加工面ができることが
なく、面粗さを良好に保つことも可能となる。すなわ
ち、本実施形態によるエンドミルは、従来のボールエン
ドミルを用いたときの利点と、スクエアエンドミルある
いはラジアスエンドミルを用いたときの利点を併せもつ
ことができるものである。
【0031】ここで、このように外周切刃15…とR切
刃19…とを同時にワークに作用させる場合、R切刃1
9…が略円弧状をなしているため、外周切刃15…によ
って生成される切屑に比べ、R切刃19…によって生成
される切屑の厚みが薄くなって広がってしまう。とくに
R切刃19…の先端側では、このような傾向が顕著にな
る。加えて、R切刃19…の先端側と基端側での切屑の
流出方向も異なることになるので、R切刃19…と外周
切刃15…とのそれぞれで生成される切屑のバランスを
うまくとることができず、スムーズな切屑の流れを作り
出すことができなくなり、切削状態が悪化してしまう。
【0032】これに対して、本実施形態では、R切刃1
9…の径方向すくい角βを外周切刃15…の径方向すく
い角αよりも大きく設定したことにより、R切刃19…
の切れ味を良好に保つことができるので、切削状態が悪
化してしまうおそれがない。しかも、R切刃19…の径
方向すくい角βが5゜以下とされているから、金型など
の高硬度材料に対して粗切削加工を行ったとしても、R
切刃19…にチッピングが生じるおそれをなくすことが
でききる。それゆえ、本実施形態によるボールエンドミ
ルを用いて、金型などの高硬度材料に対して、切り込み
深さを大きく設定して粗切削加工を行っても不具合が生
じることがなく、高能率の粗切削加工を行うとともに、
加工面の面粗さを良好に保つことが可能となる。
【0033】また、軸線O方向の先端側から見て、R切
刃19…が工具回転方向Tの前方側に凸となる凸曲線状
に形成されていることから、R切刃19…のワークへの
食い付き時に、工具回転方向Tの前方側に最も突出して
いる曲線状の部分から徐々にワークに食い付くので、R
切刃19…に衝撃的な負荷が作用するのを防いで、R切
刃19…にチッピングが生じるのを防止することができ
る。
【0034】また、軸線Oに直交する断面で、工具本体
11の先端近傍を除いて、ギャッシュ16の溝深さd1
のR切刃19の外径dに対する割合d1/dが、切屑排
出溝12の溝深さD1の外周切刃15の外径Dに対する
割合D1/Dに対して、(d1/d)>(D1/D)と
されていることから、ギャッシュ16の溝深さd1を工
具本体11の先端部11Aにおいて、十分に確保するこ
とができ、R切刃19…にて生成される厚みが薄くなっ
て広がった切屑をスムーズに排出させて切屑つまりの生
じるおそれを減らすことができる。
【0035】しかも、軸線Oに直交する断面で、工具本
体11の先端近傍を除いて、ギャッシュ16の溝深さd
1のR切刃19の外径dに対する割合d1/dが、工具
本体11の先端側に向かって次第に大きくなっているこ
とから、工具本体11の先端側に近づくに連れてR切刃
19の外径dが小さくなっても、ギャッシュ16の溝深
さd1を十分に確保できることとなるので、より厚みが
薄くなって広がった切屑に対しても切屑つまりを生じる
ことがなく、粗切削加工を継続させていくことができ
る。
【0036】さらに、工具本体11の先端近傍では、R
切刃19…の数が、外周切刃15…の数よりも少なくな
っているため、R切刃19…の外径Dが小さくなって、
これに伴いギャッシュ16…の溝深さd1も小さくせざ
るを得ない工具本体11の先端近傍において、ギャッシ
ュ16の断面積を十分に大きく確保することができるの
で、工具本体11の先端近傍における切屑排出性を損ね
ることがない。
【0037】なお、本実施形態においては、工具本体1
1の外周に形成された切屑排出溝12の数を6条とした
が、これに限定されることなく、4条以上であれば任意
に設定してよいし、工具本体11の先端近傍に存在する
R切刃19の数も2枚に限定されることはなく、外周切
刃15の数よりも少なくなっていれば、上述のような効
果を何の遜色もなく奏することができる。
【0038】
【実施例】〔加工試験1〕本発明の一例によるボールエ
ンドミルを実施例とし、従来のボールエンドミルを従来
例1、ラジアスエンドミルを従来例2として用いて、図
4に示すようなワークの斜線が施された部分を切削加工
し、その加工にかかった時間と、加工面Aの面粗さにつ
いて比較した。このときの諸元は以下に示す通りであ
る。 〈共通事項〉 ・ワーク SKD61(HRC52) ・切削条件 回転数:10000min-1 切削速度:314m/min 切り込み量(径方向):0.5mm その他:ダウンカット、エアブロー 〈実施例〉 ・試験工具 6枚刃ボールエンドミル、直径10mm(=D)、先端
部R5のボール形状工具本体11の心厚:8mm(=
0.8D) 外周切刃15の径方向すくい角α:−14゜ 外周切刃15のねじれ角:45゜ R切刃19の径方向すくい角β:0゜ 材質:超微粒子超硬合金+(AlTi)Nコーティング ・切削条件 送り速度:6000mm/min(0.1mm/刃) 切り込み量(軸方向):10mm 〈従来例1〉 ・試験工具 2枚刃ボールエンドミル、直径10mm、先端部R5の
ボール形状 ・切削条件 送り速度:2000mm/min(0.1mm/刃) 切り込み量(軸方向):5mm 〈従来例2〉 ・試験工具 6枚刃ラジアスエンドミル、直径10mm、コーナR付 ・切削条件 送り速度:6000mm/min(0.1mm/刃) 切り込み量(軸方向):10mm このようなエンドミル、切削条件で加工試験1を行い、
得られた結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示されるように、従来例1では、加
工面Aの面粗さが6.3μmと良好な値が得られたもの
の、外周切刃を使用することができないため、軸方向の
切り込み深さを大きく設定することができず、加工時間
が700minとなり、高能率な切削加工を行うことが
できなかった。また、従来例2では、加工時間が72m
inと大幅に短縮されたものの、加工面Aが段差の大き
い階段状となって、その面粗さは31.0μmと悪化し
てしまった。これらに対して、実施例によれば、加工時
間は72minで、かつ、加工面Aの面粗さが63.3
μmとなり、ともに良好な値が得られ、高能率加工及び
面粗さの向上を両立できた。
【0041】〔加工試験2〕本発明の一例によるボール
エンドミル(R切刃19の径方向すくい角βが本発明の
範囲に設定されている)を実施例1〜3、R切刃19の
径方向すくい角βが本発明の範囲よりも大きく設定され
たボールエンドミルを比較例として用いて、ワークを切
削加工し、そのときのR切刃19の状態と切削長さを比
較した。このときの諸元は、以下に示す通りである。 〈共通事項〉 ・試験工具 6枚刃ボールエンドミル、直径10mm(=D)、先端
部R5のボール形状工具本体11の心厚:8mm(=
0.8D) 外周切刃15の径方向すくい角α:−14゜ 外周切刃15のねじれ角:45゜ 材質:超微粒子超硬合金+(AlTi)Nコーティング ・ワーク SKD61(HRC52) ・切削条件 回転数:10000min-1 切削速度:314m/min 送り速度:6000mm/min(0.1mm/刃) 切り込み量:10mm(軸方向)×0.5mm(径方
向) その他:ダウンカット、エアブロー このようなエンドミル、切削条件で加工試験2を行い、
得られた結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示されるように、R切刃19の径方
向すくい角βが−5゜、0゜に設定された実施例1,2
では、300m切削後もR切刃19にチッピングが生じ
ず、良好な結果が得られた。また、R切刃の径方向すく
い角βが5゜とされた実施例3においても、R切刃19
にチッピングが生じずにワークを加工できた切削長さが
250mとなり、比較的良好な結果が得られた。そし
て、R切刃の径方向すくい角βが10゜と、本発明の範
囲よりも大きく設定された比較例では、R切刃の強度を
高く保つことができないので、R切刃19にチッピング
が生じずにワークを加工できた切削長さが、わずか5m
となってしまった。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外周切刃が形成された部分の工具本体の心厚が0.7D
以上に設定されるとともに、外周切刃の径方向すくい角
αが、−20°≦α≦0°の範囲に設定されていること
によって、工具本体の剛性を高く保ちつつ、外周切刃の
切れ味を確保し、さらに、外周切刃の刃先強度を向上さ
せることができるので、金型のような高硬度材料からな
るワークに作用させる外周切刃の長さを長くして、切り
込み深さを大きく設定できるので、高能率な粗切削加工
を行うことが可能となる。しかも、工具本体の先端部に
形成されたR切刃が略円弧状をなしているため、この略
円弧状のR切刃によって、ワークの加工面を緩やかな凹
曲面状に順次削り取っていくので、加工面の面粗さを良
好に保つこともでき、後の工程である仕上げ加工の負担
を減らすことができる。そして、R切刃の径方向すくい
角βが、α<β≦5゜の範囲に設定されているから、R
切刃の切れ味を外周切刃よりも良くして、R切刃と外周
切刃とのバランスをとり、切削状態を良好に保つことが
できるとともに、金型などの高硬度材料に対して粗切削
加工を行ったとしても、R切刃にチッピングが生じるお
それをなくすことができる。それゆえ、本発明のボール
エンドミルを用いて、金型のような高硬度材料に対し
て、切り込み深さを大きく設定して粗切削加工を行った
としても不具合が生じることがなく、高能率の加工がで
きるとともに、加工面の面粗さを良好に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるボールエンドミ
ルの側面図である。
【図2】 本発明の実施形態におけるボールエンドミ
ルの先端面図である。
【図3】 (a)は図1におけるI−I線断面図、
(b)はII−II線断面図、(c)はIII−III
線断面図、(d)はIV−IV線断面図、(e)はV−
V線断面図である。
【図4】 加工するワークの形状を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 工具本体 11A 先端部 12 切屑排出溝 13 すくい面 14 逃げ面 15 外周切刃 16 ギャッシュ 19 R切刃 d R切刃の外径 d1 ギャッシュの溝深さ D 外周切刃の外径 D1 切屑排出溝の溝深さ O 軸線 T 工具回転方向 α 外周切刃の径方向すくい角 β R切刃の径方向すくい角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 啓介 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179−1 エムエムシーコベルコツール株式会社内 Fターム(参考) 3C022 KK02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転される略円柱状の工具
    本体の外周に4条以上の切屑排出溝が形成されるととも
    にこの切屑排出溝の工具回転方向の前方側を向いてすく
    い面とされる壁面の外周側稜線部に外周切刃が形成さ
    れ、 前記工具本体の先端部には、前記切屑排出溝に連続する
    ギャッシュと、前記外周切刃に連続する略円弧状のR切
    刃とが形成されており、 前記外周切刃が形成された部分の工具本体の心厚が、該
    外周切刃の外径Dに対して、0.7D以上に設定され、 さらに、前記軸線に直交する断面で、前記外周切刃の径
    方向すくい角αが、−20゜≦α≦0゜に設定され、か
    つ、前記R切刃の径方向すくい角βが、α<β≦5゜に
    設定されていることを特徴とするボールエンドミル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のボールエンドミルに
    おいて、 前記軸線方向の先端側から見て、前記R切刃が工具回転
    方向の前方側に凸となる凸曲線状に形成されていること
    を特徴とするボールエンドミル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のボー
    ルエンドミルにおいて、 前記軸線に直交する断面で、前記工具本体の先端近傍を
    除いて、前記ギャッシュの溝深さd1の前記R切刃の外
    径dに対する割合d1/dが、前記切屑排出溝の溝深さ
    D1の前記外周切刃の外径Dに対する割合D1/Dに対
    して、(d1/d)>(D1/D)とされていることを
    特徴とするボールエンドミル。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のボールエンドミルにおいて、 前記軸線に直交する断面で、前記工具本体の先端近傍を
    除いて、前記ギャッシュの溝深さd1の前記R切刃の外
    径dに対する割合d1/dが、前記工具本体の先端側に
    向かって次第に大きくなることを特徴とするボールエン
    ドミル。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のボールエンドミルにおいて、 前記工具本体の先端近傍では、前記R切刃の数が、前記
    外周切刃の数よりも少なくなっていることを特徴とする
    ボールエンドミル。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のボールエンドミルを用いた加工方法であって、前記
    R切刃と前記外周切刃とを同時にワークに作用させなが
    ら加工を行うことを特徴とする加工方法。
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