JP2000052127A - エンドミル - Google Patents

エンドミル

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JP2000052127A
JP2000052127A JP10372007A JP37200798A JP2000052127A JP 2000052127 A JP2000052127 A JP 2000052127A JP 10372007 A JP10372007 A JP 10372007A JP 37200798 A JP37200798 A JP 37200798A JP 2000052127 A JP2000052127 A JP 2000052127A
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JP
Japan
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blade
cutting
cutting edge
end mill
edge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10372007A
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English (en)
Inventor
Shigeyasu Yoshitoshi
成恭 吉年
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Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000052127A publication Critical patent/JP2000052127A/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/04Angles
    • B23C2210/0407Cutting angles
    • B23C2210/0421Cutting angles negative

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切り屑排除が問題となりやすい多刃強ねじれ
のエンドミルにおいて、切り屑排出を円滑にし、切削振
動等を防止して、切削性を高め、溝切削等の重切削に適
し、かつ工具寿命が長く仕上げ切削にも適用可能な優れ
たエンドミルを提供することを目的とする。 【構成】 外周にねじれた切れ刃を有するエンドミルに
おいて、外周切れ刃に直角方向断面の刃溝面形状が、す
くい面から刃底を経て隣接する切れ刃の三番面に至る形
状曲線上の任意の3点により定義される円の中心が全て
該形状曲線の外側にある連続した凹曲線をなす刃溝から
なるエンドミル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、工作機械で用いる主
として鋼材あるいは金属材料切削用のエンドミルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】荒加工に用いるエンドミルは、切削作用
によって生じる多量の切り屑をスムーズに排出できる切
り屑スペースと、切込み量に比例して大きくなる切削カ
に耐える工具強度を併存している必要があり、一般に刃
数の少ない2枚刃エンドミルが用いられる。また仕上げ
用としては切りくず処理に関するよりも切れ味の維持が
問題であるため4枚刃エンドミルや多刃エンドミルが用
いられるのである。一方、エンドミルは総じて細長形状
であり、工具強度的に弱いものであって、特に荒加工へ
の適用が問題となりがちであるが、これの改善には多く
の工夫がある。例として、特開平7−178612号公
報。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】一般にエンドミルの
刃形は、すくい面、刃底、背面、逃げ面を含むランド幅
の各要素で構成されるが、このうち背面はランド幅を補
強する目的から凸円弧状のふくらみをもつようになされ
る。これは刃溝を狭くし、刃底の丸みが小さくなって切
りくずが無理矢理曲げられ、むだな切削抵抗を発生させ
る原因となっていた。特に、荒加工の例として溝切削の
時には、自ら作った両側面が壁となり一層切りくず排出
性が刃形に左右される。溝切削のように大量の切りくず
が生じ、その切り屑排出に制約があるようなときには、
従来の刃溝形状では切りくずづまりを生じて工具寿命が
短かいという問題があった。これと類似のことはステン
レス鋼のような粘い被削材でも生じる。ステンレス鋼で
は切りくずカ−ル半径が炭素鋼などと比べて大きくなる
ためである。上記のように、荒加工用には刃数の少ない
2枚刃エンドミルが用いられる理由の一つであるが、本
来、荒、仕上げ共用が望ましいことは言うまでもない。
【0004】これに対し従来品は、3刃以上のねじれた
切れ刃を有するエンドミルで刃溝を浅く、すくい面をレ
−キ状にするとともに軸直角断面視において刃底から隣
接する切れ刃の三番面までをほぼ直線状に結んで、切り
くずの排出方向に障害のない形状とし、小さなすくい角
で切りくずを円滑に排出し、溝切削にも対応できるよう
にしたものである。しかし、刃底から隣接する切れ刃の
三番面までを直線状に結ぶことに固執すると刃底が浅く
なって、切りくずのカ−ルを妨げるという弊害が認めら
れた。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
なされたものであり、切り屑排除が問題となりやすい多
刃強ねじれのエンドミルにおいて、切り屑排出を円滑に
し、切削振動等を防止して、切削性を高め、溝切削等の
重切削に適し、かつ工具寿命が長く仕上げ切削にも適用
可能な優れたエンドミルを提供するものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は以上の問題を解
決するために、外周にねじれた切れ刃を有するエンドミ
ルにおいて、外周切れ刃に直角方向断面の刃溝面形状
が、すくい面から刃底を経て隣接する切れ刃の三番面に
至る形状曲線上の任意の3点により定義される円の中心
が全て該形状曲線の外側にある連続した凹曲線をなすこ
とを特徴とするエンドミルであり、また、外周にねじれ
た切れ刃を有するエンドミルにおいて、外周切れ刃と直
角方向に投影した刃溝の断面形状が、すくい面から刃底
を経て隣接する切れ刃の三番面に至るまで、任意の位置
における接線が断面形状内を通過する自由な曲率をもつ
略U字型をなすことを特徴とするエンドミルであり、よ
り詳細には、該ねじれた外周切れ刃が3刃以上で、該ね
じれ角が30度〜50度、心厚が刃径の60%〜75
%、該円弧刃のすくい面は外周切れ刃端から底刃端に至
るまで切れ刃に沿って連続した凸面とし、該底刃のすか
し角を0.5度〜15度としたことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】外周切れ刃に直角方向断面の刃溝面形状に着目
したのは、切り屑は刃直角方向に切り取られ流出するの
で、切削性を改善する目的では、ねじれ角を大きくこと
が望ましい。また、ねじれ角を大きくすると切れ刃の間
隔が狭くなり、切り屑処理に支障がある。凸円弧状のふ
くらみを除くことによって刃溝を広くし、大きな刃底丸
みを設けて切り屑を誘導し、切り屑処理を円滑にするこ
とができる。汎用エンドミルにおいて、30度ねじれが
標準的に用いられる。切削性を高める目的で強ねじれが
採用されるが、本発明によれば、強ねじれでも30度ね
じれと同等の刃溝を確保できる。刃溝の大きさは、刃数
と心厚によっても制限を受ける。ねじれがゆるくても刃
数が多い場合は切り屑流出方向の切れ刃間隔が狭くな
る。従って、30度ねじれであっても本発明は意義があ
る。
【0008】すくい角は、切れ味と切れ刃強度に関係す
る。すくい角を略0度としたから、背面凸部がなくて
も、切れ刃強度は保証される。更に、刃溝は任意の位置
における接線が断面形状内を通過する曲率自由の凹状と
したから切れ刃の直下のすくい面がフック状となって切
れ刃近傍の刃物角を大きくして補強効果を得ることがで
きる。刃溝は凹曲面であって、心厚の規定に従えば小さ
な曲率の曲面であるから切り屑は刃溝に滞留することな
くすくい面に沿って速やかに排除される。そのため切削
振動を助長することがない。発生する切削熱もまた切り
屑とともに排除されるから熱損傷が緩和される。尚、す
くい角は略0度とするものの、−5度〜+5度程度の範
囲であれば良い。
【0009】ラジアス刃部分のすくい面は、外周すくい
面と底刃すくい面とからなり、双方が交差する部分に山
状の突起ができる。ねじれが強いほど、突起がけわしく
なり、局部的に切削抵抗が大きくなって、損傷を生じや
すい。ラジアス刃部分のすくい面を独立した凸状すくい
面として、局部的な抵抗を分散均一にして、損傷を緩和
する。ラジアス刃部分のすくい角が正角に大きくなるこ
とはなく、食い付き時の強度を維持することができる。
底刃のすかし角は、底刃と切削面とが広い範囲で接触し
ないよう設け、通常は0.5度〜3度、円弧刃はスケア
刃に比べると円弧長さだけ切れ刃接触長さが長いから
すかし角を大きくしてバランスさせておく。特に傾斜切
削において、接触を減じ、切り屑排除を助ける作用があ
る。
【0010】底刃すくい角を0度または正角として、外
周切れ刃のすくい面とは独立して設けたからねじれ角や
心厚の影響を受けることなく底刃の切削性を確保でき
る。該底刃の一部が外周切れ刃の先端にフラット刃を形
成するようにしたから強ねじれ刃の弱点である切れ刃先
端のシャープエッジ部を強化し切れ刃摩耗をフラット刃
の長さに分散して、局部摩耗を避ける。フラット刃の長
さは条件で変化するものの、この部分に生じるクレータ
摩耗の影響を受けないよう0.2〜0.5mm程度の数
値をとればよい。
【0011】以上の作用によって、溝切削において切り
屑排出性が改善され、3刃以上であっても深溝切削が可
能となった。特に切り屑が変形しにくいステンレス鋼の
切削が容易で、工具寿命が長い。耐熱鋼などの難削材に
も適用できる。また、切り屑が切削作用を阻害すること
がないから、切削振動が少ない。その結果面粗さがよ
く、たおれが少ない高精度な仕上げが可能となり、長い
立て壁等の切削でも奇麗に削れる。更に、外周切れ刃の
先端を補強したから、切り屑が溜りやすい溝切削やポケ
ット加工に適し、切れ刃先端を酷使するコーナ加工や輪
郭加工においても工具寿命が長くなる。すなわち粗切
削、仕上げ切削に共用できる。コーナーR刃では、3次
元切削において切り屑排除が容易で、重切削が可能とな
る。
【0012】外周切れ刃のランド幅(逃げ面、二番面
等)が刃径の10%〜20%とする。凸状の背面が存在
しないから、通常より大くして、刃と刃溝をバランスさ
せる。一般のエンドミルのランド幅は軸直角断面で刃径
の約10%である。凸状背面があると、ランド幅を一定
値に揃えるため、ヒ−ル段差を要するが、凹曲面のみの
ため、ヒ−ル段差がなくてもランド幅は揃う。
【0013】本発明を適用することにより、すくい面か
ら刃底を経て隣接する切れ刃の三番面に至る凸円弧状の
ふくらみをもつ背面が存在しなくなるため、切削性を改
善する目的でねじれ角を大きくとることができ、これに
よって刃直角断面における切れ刃の間隔が狭くなるも、
切りくずは刃直角方向に切り取られ流出するのであるか
ら、この間隔が狭くなっても、前記凸円弧状のふくらみ
を除くことによって刃溝を広くし、かつ切りくずを誘導
するように大きな刃底丸みを設けて切りくず処理を円滑
にすることができる。本発明のU字型の丸みは、刃数と
心厚で制限を受ける。刃数が多い場合ほど丸みの半径が
小さくなる。既述のようにねじれ角が大きくて、切りく
ず流出方向の切れ刃間隔が狭い場合、また、心厚が大き
く、刃数が多い場合など、一般のエンドミルにおいて十
分な刃溝の確保がむつかしい場合であっても本発明の効
果は顕著である。
【0014】次に外周切れ刃の先端を円弧刃で底刃と結
ぶとともに、該円弧刃のすくい面は外周切れ刃端から底
刃端に至るまで切れ刃に沿って連続した凸面とし、該底
刃のすかし角を0.5度〜15度とすることにより、ラ
ジアス刃部分のすくい面は、外周刃のすくい面と底刃の
すくい面とで構成されるため、両すくい面の交差部が山
状に角張るように現れる。本発明のごとく、ねじれ角が
大きいエンドミルの場合は山状の突起が大きくなるた
め、局部的な切削力を受けて切れ刃損傷が発生しやす
い。これを防止するため、連続した凸面とするのであ
る。なお底刃のすかし角は0.5度〜15度と大きくし
て、底刃における円滑な切りくず処理を行う。以上の作
用によって、まず、溝切削において切りくず排出性が改
善され、3刃以上の切れ刃であっても深い溝切削まで可
能となる。特に切りくずが変形しにくいステンレス鋼の
切削が容易となり、工具寿命が長い。耐熱鋼などの難削
材にも適用できる。また、切りくずが切削作用を阻害す
ることがないから、切削振動が少ない。その結果面粗さ
がよく、たおれが少ない高精度な仕上げが可能となる。
切削形状に関しては、切りくずがたまりやすいポケット
加工が容易となり工具寿命が長くなる。
【0015】次にすくい面は切れ刃におけるすくい角が
略0度とし、かつ少なくとも切れ刃から刃径の5%以上
内部においては回転中心から離れる放射方向を向く凹曲
面としたから、すくい角が正角による切れ刃強度の低下
を防ぐとともに、曲面状のすくい面が切れ刃近傍の刃物
角を大きくして補強効果を得ることができる。また、す
くい角が大きな負角とはならないので切削性の劣化がな
く、生成する切り屑は刃溝に滞留することなくすくい面
に沿って速やかに排除される。そのため切削振動を助長
することがない。発生する切削熱もまた切り屑とともに
排除されるから温度上昇に原因する切れ刃の熱損傷が緩
和される。なお、すくい角は略0度とするものの、−5
度〜+5度の範囲であれば良く、該角度が小さいときは
刃径の5%に満たない部分においてすくい面は放射方向
を向く曲面となる。
【0016】また、該エンドミルの底刃のすくい角は軸
方向に0度あるいは0度以上の正角として、外周切れ刃
のすくい面とは独立して設けてあるから、ねじれ角や心
厚の影響を受けることなく底刃の切削性を確保すること
ができ、一方、該底刃の一部が外周切れ刃の先端に微小
な長さのフラット刃を形成するようにしたことによっ
て、強ねじれ刃の弱点である切れ刃先端のシャープエッ
ジ部を強化するとともに切れ刃摩耗を分散して禍福を転
ずることができるのである。ここで、フラット刃の長さ
はエンドミル直径や使用条件で変化するものの、この部
分に生じるクレータ摩耗の影響を受けないよう0.2〜
0.5mm程度の数値をとればよい。
【0017】また、本発明は、外周切れ刃のランド幅が
刃直角方向断面視において刃径の10%〜20%の値と
する。まず、ランド幅は図2のランド5の幅である。切
れ刃から逃げ面とこれに連続する二番面、二番面を構成
し、加工物との間のクリアランスを保つものである。本
発明においては、凸円弧状のふくらみを有する背面が存
在しないから、一般のエンドミルに比べて大きな値とす
ることにより、刃と刃溝をバランスさせるものである。
従来品を含め、一般のエンドミルでは軸直角断面におい
て刃径の約10%の値のランド幅を有している。
【0018】以上の作用によって、まず、溝切削におい
て切り屑排出性が改善され、3刃以上の切れ刃であって
も深い溝切削まで可能となる。特に切り屑が変形しにく
いステンレス鋼の切削が容易となり、工具寿命が長い。
耐熱鋼などの難削材にも適用できる。また、切り屑が切
削作用を阻害することがないから、切削振動が少ない。
その結果面粗さがよく、たおれが少ない高精度な仕上げ
が可能となる。また外周切れ刃の先端を補強したから、
切り屑が溜りやすい溝切削やボケット加工はもとより、
切れ刃先端を酷使するコーナ加工や輪郭加工においても
工具寿命が長くなる。すなわち粗切削、仕上げ切削に共
用できるエンドミルを得るのである。また、本発明は、
外周切れ刃のランド幅が刃直角方向断面視において刃径
の10%〜20%の値とする。まず、ランド幅は図2の
ランド6の幅である。これは逃げ面とこれに連続する二
番面、三番面等で構成され、加工物との間のクリアラン
スを保つものである。本発明においては、凸円弧状のふ
くらみを有する背面が存在しないから、一般のエンドミ
ルに比べて大きな値とすることにより、刃と刃溝をバラ
ンスさせるものである。従来品を含め、一般のエンドミ
ルでは軸直角断面において刃径の約10%の値のランド
幅を有している。以下、実施例に基づいて詳細に説明す
る。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例であって、ねじれ角
43度、4枚刃のエンドミルである。このエンドミルの
切れ刃直角断面の形状は図2に示すように、すくい面、
刃底、背面から隣接する切れ刃の三番面までU字型に滑
らかに研削したものである。すなわち、図3の従来品に
見られるような背面の凸状の隆起はない。エンドミル材
質には超微粒子超硬合金を用い、完成後(Ti、Al)
Nコ−ティングを施した。これを従来刃形の4枚刃エン
ドミルと比較切削を行った。従来品は図3のような背面
の凸状の隆起をもつ以外は、同サイズ、同ねじれ角の超
硬コ−ティング4枚刃エンドミルを用い、発明品と同様
の(TiAl)Nコ−ティングを施した。切り込み量を
幅、深さとも8mmの溝切削とし、送り速度を変数とし
て切削を行なった。加工物は冷間ダイス鋼SKD61
(硬さHB200)であって切削条件は回転数3200
rpm、切削速度80m/minとし、長さ250mm
を切削毎に順次送り速度を高めて切削状況を観測した。
従来品は送り速度600mm/minのとき切れ刃へ切
屑づまりを生じて刃部が赤熱化し、送り速度800mm
/minのとき折損した。本発明品は送り速度600、
800、1000、1200、1400mm/minと
切削に耐え、1600mm/minのとき底刃先端に欠
けを発生した。送り速度600mm/minまでの切削
負荷が両者で大きく相違しなかったから、上記の性能差
は切屑排除能力の相違によるものと判断され、すなわち
U字型の滑らかな刃形が奏功したものに他ならない。
【0020】ここでは切屑排除にやや便宜がある側面切
削に適用した。切り込みは幅2mm、深さ15mmの側
面切削で構造用炭素鋼S50C(硬さ180HB)を切
削した。切削条件は回転数3100rpm、切削速度1
00m/min、送り速度580mm/min一定と
し、切削長さを比較した。比較品は切削長さ1mで底刃
先端に大きな欠けが発生してもはや切削を継続すること
ができなかった。しかし本発明品は10m切削して外周
刃にチッピングが発生したものの、底刃には損傷が認め
られなかった。いうまでもなくエンドミル切削において
はエンドミル底刃の先端から切削が開始されるのであ
り、この部分には各方向からの負荷が1点に集中して作
用する。比較品をはじめ通常のエンドミルはとりわけこ
の部分がシャープになりやすいから、局部損傷の原因と
なる。このように強ねじれ刃においてすくい面に設けた
フラット刃が切れ刃先端の補強におよぼす効果は歴然で
あって、(U字型刃溝との相乗効果を得て一層)工具寿
命に与える影響は大きなものがある。
【0021】次に、エンドミルの各構成要素に基づいて
説明する。図4の様な先端部のすくい角略0度、ランド
幅1mm、刃溝深さ約1.3mmにした刃径8mm、4
枚刃のエンドミルである。すなわちランド幅は刃径比1
2%、心厚は同68%である。刃直角断面形状は図2に
示すように、すくい面、刃底、背面から隣接する切れ刃
の三番面までU字型に設けてある。すくい面は曲面で構
成されているから、これが回転中心側を向くことがな
く、大きな刃物角を得ている。外周切れ刃の先端は図5
に示すように底刃の一部が微小な長さのフラット刃を形
成するようにしてある。底刃すくい面の軸すくい角は5
度であるから、フラット刃と外周刃とは屈曲して接する
ことになる。また、材質は超微粒子超硬合金を用い、T
iAlNコ−ティングを施した。比較のため、図3に示
すように背面に円弧状のふくらみがある刃径8mm、ね
じれ角30度、すくい角10度で刃溝深さ1.8mm、
ランド幅1mmの超硬4枚刃エンドミルを用いた。本発
明例と同様のTiAlNコ−ティングを施した。切削試
験は、切り込み量の幅、深さとも8mmの溝切削とし、
送り速度を変数として切削を行なった。加工物は冷間ダ
イス鋼SKD61(硬さHB200)であって切削条件
は回転数3200rpm、切削速度80m/minと
し、長さ250mmを切削毎に順次送り速度を高めて切
削状況を観測した。従来品は、送り速度600mm/m
inのとき切れ刃へ切り屑づまりを生じて刃部が赤熱化
し、送り速度800mm/minのとき折損した。本発
明品は、送り速度600、800、1000、120
0、1400mm/minと振動が少なくよく切削に耐
え、1600mm/minのとき底刃先端に欠けを発生
した。送り速度1400mm/minにおける切り屑排
出量は約90cc/minであって、これは同寸法のコ
−ティングエンドミルにおいて商用に推奨される値の1
0倍を越えるものである。送り速度600mm/min
までの切削負荷が両者で大きく相違しなかったから、上
記の性能差は切り屑排除の適否によるものと判断され、
すなわちアンダーカット部をもたないU字型の滑らかな
刃形が奏功したものに他ならない。これが切れ刃先端が
強化されたことによって高送りにも耐え、また先端部の
強化により特筆に値する顕著な効果を得たのである。
【0022】更に、フラット刃の作用を確認するため、
上記と同刃形で刃径10mmのエンドミルを用いた。刃
溝深さ約1.6mm、ランド幅は1.2mmである。材
質は上記と同様超微粒子超硬合金を用い、TiAlNコ
−ティングを施した。従来品も上記と同様、同サイズ、
同刃形でTiAlNコ−ティングを施した超硬4枚刃エ
ンドミルである。切削試験は、切り込み量幅2mm、深
さ15mmの側面切削で構造用炭素鋼S50C(硬さH
B180)を切削した。切削条件は回転数3100rp
m、切削速度100m/min、送り速度580mm/
min一定とし、切れ刃に損傷を生じるまでの切削長さ
を比較した。従来品は、切削長さ1mで外周切れ刃先端
に大きな欠けが発生して切削を中止せざるを得なかっ
た。本発明品は、10m切削して外周切れ刃にチッピン
グが発生したものの、フラット刃を設けた切れ刃先端部
分には目立った損傷が認められなかった。いうまでもな
くエンドミル切削においては外周切れ刃の先端部分から
切削が開始されるのであり、この部分には各方向からの
負荷が1点に集中して作用する。従来品はもとより本発
明品のように強ねじれのエンドミルはとりわけこの部分
がシャープになりやすいから切れ刃強度を低下して、局
部損傷の原因となる。しかし、本発明においてフラット
刃を設けたから食い付き時における負荷をフラット長さ
全体で支持することができ、切れ刃先端の補強してチッ
ピングを防止し、摩耗を分散する効果は顕著である。こ
の部分の損傷を軽減したことによって、切り屑をスムー
ズに排除して切れ刃摩耗を抑制するU字型刃溝の効果が
有効に作用し、両者の相乗効果を得て一層長い工具寿命
を得るのである。
【0023】次に同寸法のエンドミルによる他の比較例
として、図5に示す様なキャビティの彫り込み作業で試
験を行った。加工物はS50C材(硬さHRC13)、
これに直径200mm、深さ20mmのキャビティを彫
り込むものである。回転数2100rpm、切削速度6
6m/min、送り速度750mm/min、切り込み
は深さ20mm、幅1mmで内壁のスパイラル切削を行
なった。最終的には直径200mmのキャビティが得ら
れるものの、切削開始時は小さなドリル穴から始まるた
め曲率の大きい小径円内の切削となって、切り屑排除が
むつかしく、ノズルから切削液を噴出させて排出を補助
するもなお極めて作業性が悪い。また切れ刃は切削作用
のみでなく硬化した切り屑を噛み込み再度切削すること
があって損傷を早めることがある。本発明品はこの作業
において、切り屑の噛み込みはあるものの確実に排除さ
れて切れ刃に欠けの発生がなく、安定した作業を遂行で
きた。また、加工面の面粗さが比較品に比べて良好であ
った。キャビティ加工では長時間切削後の最終加工面が
加工仕上げ面として残るから、この評価は格別の価値が
ある。チッピング等の突発的な損傷が避けられない比較
品に対して、本発明品は安定した成果が得られ、信頼性
が高いという特徴を有するのである。また、加工面の面
粗さが良好であった。キャビティ加工では長時間切削後
の最終加工面が加工仕上げ面として残るから、この評価
は格別の価値がある。
【0024】なお、ねじれ刃エンドミルにおける切削作
用は切れ刃直角方向に切り屑が排出されるから刃直角断
面における刃形解析が求められ、ねじれ角が大きいほど
軸直角断面との乖離が大きくなる。本発明は刃溝間隔が
せまくなる強ねじれ刃において軸直角断面で見られると
同等大の刃溝を得るものである。刃溝形状に限らず、す
くい角、逃げ角においても同様の乖離は生じるが、外周
切れ刃のすくい角に関しては略0度としたから、刃直角
方向、軸直角方向は問わないでよい。フラット刃を設け
るとき、すくい角が正角であると図6に示すように底刃
すくい面が狭くなるが、略0度とすることによって底刃
すくい面を広くし、十分な補強効果を得るのである。
【0025】次に、本発明例の他の実施例として図7に
示すような、ねじれ角43度、すくい角0度、刃溝深さ
約1.6mmにした刃径10mm、4枚刃のコーナーR
型のエンドミルで試験した。本発明例の刃直角断面形状
は図2に示すように、すくい面、刃底、背面から隣接す
る切れ刃の三番面までをU字型に滑らかに設けてある。
外周切れ刃の先端は図8に示すように半径2mmの円弧
刃で底刃と結んであり、該円弧刃のすくい面は外周すく
い面と底刃すくい面とが滑らかに連続するよう凸面に研
削した。底刃のすかし角は7度である。また、材質は超
微粒子超硬合金を用い、TiAlNコ−ティングを施し
た。比較のため、すくい角10度、刃溝深さは2mm
で、刃径10mmの超硬4枚刃エンドミルを用いた。本
発明例と同様のTiAlNコ−ティングを施した。図3
に示すように背面に凸円弧状のふくらみがある。外周切
れ刃の先端には半径2mmの円弧刃を設けたが、すくい
面を凸面には研削していない。
【0026】切削試験は、切り込み幅、深さとも10m
mの溝切削で、工具突出し量40mmで、送り速度を変
数として、被削材をS50C、SUS304の2つで行
った。被削材S50Cでは、切削速度50m/min、
乾式切削で行い、被削材SUS304では、切削速度2
0m/min、油性切削油を用いて行った。その結果、
送り速度を変数として最低値から順次増加させていった
ところ、S50Cの場合は、本発明品は送り速度50
0、750、1250mm/minまで切削して、なお
振動が少なく切削を継続できる状態であった。先端部に
おいてチッピング等の異常損傷は認められなかった。送
り速度1500で折損した。従来例は送り速度750m
m/minまで上げた時点で機械振動が激しく折損に至
った。従来品には、背面に切りくず擦過傷が大きく、切
り屑ずまりから折損に至っていた。従って、切りくず排
除の適否がこの限界の差となった。本発明品は送り速度
を上げても切りくずは刃溝に堆積することなく、排出で
きることが確認された。
【0027】次に、SUS304切削では、同様に送り
速度を変数として最低値から順次増加させていったとこ
ろ、本発明品は送り速度100、150、200mm/
minまで切削して、なお振動が少なく切削を継続でき
る状態であった。送り速度250で折損した。従来例は
送り速度50mm/minで切削試験を始めたが、機械
振動が激しく折損に至った。切り屑ずまりから折損に至
っていた。SUS304切削では、切りくずが嵩高にな
りやすいため、切り屑排出性の一層明らかとなる。
【0028】更に上記エンドミルを用いてなパイプ状ハ
ブの端面にキーを削り出す成形加工に供した。加工物は
合金鋼SCr415材で、切削条件は切り込みが深さ1
2mm、幅最大4mmであって、荒加工では回転数12
00rpm、送り速度250m/minとし、仕上げ加
工では回転数950rpm、送り速度180m/min
とした。薄肉パイプの加工のためバリの発生が工具寿命
を決定するが、本発明品では2300箇の加工が可能で
あった。従来品は1000箇の加工で除去することので
きない硬いバリが発生したのに対して、本発明品におい
てはバリは発生するものの軽微であり、上記加工後にお
いてもまだ容易に除去することができる程度のものであ
った。本来、同一切削条件であると刃数の少ない本発明
品は刃当りの切り込み量が多くなって切れ刃に負荷がか
かり、バリが発生しやすい状況になるが、この作業では
切り込み幅が4mmと大きいから切屑処理には有利であ
って、かつ刃溝および円弧刃の形状に改良が加えられて
いるから、比較品に対して数倍以上という顕著な効果が
得られた。
【0029】次に、金型の3次元仕上げ加工に供した。
加工物は硬さHRC40のプリハードン金型用鋼であっ
て、ボールエンドミルで前加工された傾斜面を走査送り
により往復切削するものである。切り込みは深さ1mm
以下、ピック送り2mmであって、切削条件は回転数8
000rpm、切削速度320m/min、送り速度8
00mm/min一定とし、水溶性油剤を用いて切削し
た。16mを切削して作業を終ったが、切り込み深さが
一定しない加工にもかかわらず底刃のエッジには摩耗が
認められず、加工精度が極めて良好であった。この作業
は従来から30゜ねじれの4刃、超硬コーティングエン
ドミルが用いられていた。これはすくい角が10°、刃
溝深さ1.6mmで外周刃は底刃側先端にまで達してい
て、底刃は外周刃より中心側に位置しているから、切れ
刃先端はシャープなエッジとなって、切り込みが小さい
場合でも加工物への食い込みが容易という特徴があっ
た。本発明品は刃先部分でフラット刃としてあるから食
い込み時の負荷を分散して損耗を遅らせる働きがある。
フラット刃以外では40゜以上のねじれ角としてあるか
ら、送りの方向に関係なく上方へ速やかに切屑を排出す
ることができ切削部位へ切屑を噛み込むことがない。結
果として精度のよい加工を実現できるのである。
【0030】次に、金型入れ子の幅の広い側面切削に適
用した。加工物は硬さHRC33のプリハードン金型用
鋼、高さ約20mmの入れ子の周囲を切り込み幅0.5
mmで切削した。切削条件は回転数1200rpm、切
削速度38m/min、送り速度200mm/minで
ある。エンドミル切れ刃の長さは22mmであるが、加
工物の関係で切れ刃のオ−バ−ハングを45mmとして
切削した。本発明品は切削中にチッピングの発生がな
く、したがってビビリや機械振動など加工精度を損なう
現象は生じなかった。8時間連続切削して何等問題がな
く、優れた結果を示した。従来品は切削途中にチッピン
グが発生し、ビビリが大きくなったため、製品を完成さ
せることができなかった。いうまでもなくエンドミル切
削においてはエンドミル底刃の先端から切削が開始され
るのであり、この部分には各方向からの負荷が1点に集
中して作用する。エンドミルは一般にこの部分がシャー
プになりやすく、局部損傷の原因となる。本発明になる
エンドミルは刃先にフラット刃を設けてあるから刃先の
負荷が分散して局部損傷を緩和する。また、ねじれ角が
大きくしてあるから側面切削の場合は複数の切れ刃が同
時に切削面を創成するように働き、細密で平坦な平面を
得ることができるのである。ねじれ角が大きいと幾何学
的に刃溝は小さくなるが、U字型刃溝としてあるから、
ねじれ角がゆるい場合と同等の切屑スペースを確保する
ことができ、一層切削性を高めることができるのであ
る。
【0031】また、刃径より大きい直径の円筒穴をヘリ
カル切削によって加工した。加工物は構造用炭素鋼S5
0C焼鈍材である。切削にはマシニングセンタを使用し
てク−ラントに外部からの高圧エアを用いた。加工穴は
直径12〜14mm、深さ20mmである。ヘリカル切
削は穴あけ加工に次ぐ閉鎖領域の加工であるからこの作
業には通常2刃のエンドミルが用いられる。ここでは比
較品として同サイズで、ねじれ角30゜、2刃の本体軸
心にエアホ−ルを備えたヘリカル切削専用の超硬エンド
ミルを供した。切削条件は工具回転数6000rpm、
送り速度は公転方向にエンドミル中心で1200mm/
min、1公転毎の軸方向進み量を0.5〜2.0mm
に変化させて切削に所要の電流値を測定したところ、本
発明品が所要電流値が20%以上低いことが確認され
た。また加工穴側面の切削仕上げ面は10μmRy以下
の良質な面が得られた。従来のヘリカル切削専用エンド
ミルでは切削能率を高めることはできても、切れ刃剛性
の関係があって面粗度を良くすることは容易でない。本
発明品が4刃のため1刃当りの負荷が軽減され、切り屑
が細かくなって外部からのエア供給で十分排除がなされ
たこと、また凸状の円弧刃と大きなすかし角が切り屑を
巻き込むことなく排出させる作用を現したことによるも
のである。本発明品はヘリカル切削専用に供するもので
はなく、側面、深溝等にも適用できるものであるから、
これを勘案すれば適用範囲の域において従来にない優れ
た特徴を有するものであることがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、多刃強ねじれのエンド
ミルにおいて、切れ刃形状を改善した結果、切りくず排
出を円滑にし、切削振動等を防止して切削性を高めるこ
とが可能となり、溝切削等の重切削に適し、かつ工具寿
命が長く仕上げ切削にも使用できる優れたエンドミルが
得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の正面図を示す。
【図2】図2は、図1の刃直角断面を示す。
【図3】図3は、図1の要部拡大図を示す。
【図4】図4は、本発明例の他の実施例の正面図を示
す。
【図5】図5は、図4の要部拡大図を示す。
【図6】図6は、加工の形態を説明する。
【図7】図7は、本発明例の他の実施例の正面図を示
す。
【図8】図8は、図4の要部拡大図を示す。
【図9】図9は、本発明例の他の実施例の正面図を示
す。
【符号の説明】
1 本体 2 外周切れ刃 3 底刃 4 円弧刃 5 刃溝 6 ランド幅 7 円弧刃のすくい面 8 ねじれ角 9 中底勾配

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にねじれた切れ刃を有するエンドミ
    ルにおいて、外周切れ刃に直角方向断面の刃溝面形状
    が、すくい面から刃底を経て隣接する切れ刃の三番面に
    至る形状曲線上の任意の3点により定義される円の中心
    が全て該形状曲線の外側にある連続した凹曲線をなすこ
    とを特徴とするエンドミル。
  2. 【請求項2】 外周にねじれた切れ刃を有するエンドミ
    ルにおいて、外周切れ刃と直角方向に投影した刃溝の断
    面形状が、すくい面から刃底を経て隣接する切れ刃の三
    番面に至るまで、任意の位置における接線が断面形状内
    を通過する自由な曲率をもつ略U字型をなすことを特徴
    とするエンドミル。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載のエンドミルにおい
    て、該ねじれた外周切れ刃が3刃以上で、該ねじれ角が
    30度〜50度、心厚が刃径の60%〜75%、該円弧
    刃のすくい面は外周切れ刃端から底刃端に至るまで切れ
    刃に沿って連続した凸面とし、該底刃のすかし角を0.
    5度〜15度としたことを特徴とするエンドミル。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至2記載のエンドミルにおい
    て、該すくい面は切れ刃におけるすくい角が略0度、少
    なくとも切れ刃から刃径の5%以上内部においては回転
    中心から放射方向を向く曲面とするとともに、該エンド
    ミルの底刃のすくい角は軸方向に0度あるいは0度以上
    の正角であって、該底刃の一部が外周切れ刃の先端に微
    小な長さのフラット刃を形成するようにしたことを特徴
    とするエンドミル。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のエンドミルにおい
    て、外周切れ刃のランド幅が刃直角方向断面視において
    刃径の10%〜20%の値であることを特徴とするエン
    ドミル。
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