JP2003036845A - 電極用炭素材料の製造方法 - Google Patents
電極用炭素材料の製造方法Info
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Abstract
な炭素材料の製造法を提供する。 【解決手段】 150℃における粘度が100cp以上
であって、かつ900℃で炭化させた場合の炭素化する
成分と揮発する成分との重量比率が1:2〜1:4であ
る有機化合物と、黒鉛性炭素質物とを混合し、得られた
混合物を加熱して有機化合物を炭化させる。
Description
表面に有機化合物の炭化物が付着している、電極用炭素
材料の製造方法に関するものである。本発明方法により
得られる炭素材料は、非水電解液二次電池の負極活物質
として用いるのに有用である。
て、非水電解液、特に非水溶媒にリチウム化合物を溶解
させた非水電解液を用いた二次電池が実用化されてい
る。この二次電池の陰極活物質としては、リチウム金属
をはじめ種々のものが検討されているが、黒鉛が最も有
望なものの一つと考えられている。しかし、黒鉛そのも
のは、プロピレンカーボネート系電解液と組合せて用い
ると、電解液を分解するという問題がある。またエチレ
ンカーボネート系電解液と組合せて用いると、充放電の
サイクル特性がよくないという問題がある。これらの問
題を解決する方法として、黒鉛そのものの代りに、黒鉛
の表面に有機化合物の炭化物を付着させた、多相構造を
有する炭素質物を用いることも検討されている。これは
プロピレンカーボネート系電解液は分解するが、高容量
でかつ不可逆容量が小さいという黒鉛の特性と、容量は
小さくかつ不可逆容量も大きいが、電解液を分解しない
という有機物の炭化物の特性とを組合せ、互にその短所
を補って長所を生かそうとする考えに基づくものであ
る。例えば特開平4−370662号公報には、黒鉛性
の高い炭素質物からなる核と、その表面を被覆する黒鉛
性の低い炭素質物からなる表層を有する炭素材料を、陰
極活物質として用いることが記載されている。特開平9
−213328号公報には、黒鉛性炭素質物の表面に有
機物の炭化物を薄く付着させたものを、陰極活物質とし
て用いることが記載されている。
する炭素材料は、陰極活物質として優れた性能を有して
いるが、更に容量及び充放電効率に優れており、かつ電
解液に対する安定性の高い炭素材料が求められている。
本発明はこのような電極用炭素材料の製造方法を提供し
ようとするものである。
℃における粘度が100cp以上であって、かつ900
℃で炭化させた場合の炭素化する成分と揮発する成分と
の重量比が1:2〜1:4である液状の有機化合物と黒
鉛性炭素質物とを混合し、得られた混合物を加熱して有
機化合物を炭化させることにより、黒鉛性炭素質物の表
面に有機化合物の炭化物が付着している高性能の電極用
炭素材料を製造することができる。
用いる黒鉛性炭素質物としては、黒鉛化の進んだものを
用いるのが好ましい。通常は(002)面の面間隔d
002 が0.345nm以下、好ましくは0.340nm
以下で、C軸方向の結晶子の大きさLcが15nm以
上、好ましくは50nm以上のものを用いる。なかでも
C軸方向の結晶子の大きさLcが200nm以上のもの
を用いるのが好ましい。黒鉛性炭素質物の形状は粒子
状、繊維状など任意であるが、通常は粒子状のものを用
いる。粒子の大きさは体積平均粒径で30μm以下、特
に28μm以下であるのが好ましい。しかしあまりに小
粒径であると、有機化合物と均一に混合するのが困難と
なる。また比表面積が大きくなるので、その表面を被覆
するための有機化合物由来の炭化物の比率が大きくな
り、好ましくない。通常は体積平均粒径が5μm以上の
黒鉛性炭素質物を用いるのが好ましい。これらの条件を
満足するものであれば任意の方法により得られた黒鉛性
炭素質物を用いることができる。例えば次のようなもの
が用いられる。
溶融性有機化合物や熱硬化性樹脂などを、非酸化性雰囲
気下で1500〜3000℃、好ましくは2000〜3
000℃に加熱して、炭化及び黒鉛化したのち、所望の
粒径に粉砕する。 ・カーボンブラック、コークス等の既製の炭素質物を加
熱処理して、所望の程度にまで黒鉛化を進める。 ・人造黒鉛、天然黒鉛、気相成長黒鉛ウイスカー、黒鉛
化炭素繊維などを、所望の粒径に粉砕する。
(ここで液状とは、黒鉛性炭素質物との混合時に液状を
呈すればよく、常温において液状である必要は無い。)
としては、150℃における粘度が100cp以上であ
って、かつ900℃で炭化させた場合の炭素化する成分
と揮発する成分との重量比が1:2〜1:4であるもの
を用いる。従来、黒鉛性炭素質物との混合に用いる有機
化合物としては、軟質ないし硬質の種々のコールタール
ピッチや石炭液化油などの炭素系重質油、原油の常圧又
は減圧蒸留残渣油などの石油系重質油、ナフサ分解によ
るエチレン製造の副生物であるエチレンヘビーエンドな
どの分解系重質油など種々のものが提案されている。本
発明者らは黒鉛性炭素質物との混合に用いる有機化合物
について、その特性と最終的に得られる電極用炭素材料
の特性との関係について検討した結果、150℃におけ
る粘度が100cp以上のものが好ましく、200cp
以上、特に500cp以上であれば更に好ましいことを
見出した。すなわち高粘度の有機化合物が、最終的に特
性の優れた電極用炭素材料を与える。しかし、あまりに
高粘度であると、黒鉛性炭素質物の表面を均一に被覆す
るように混合するのが困難となるので、通常は150℃
における粘度が10000cp以下のものを用いるのが
好ましく、8000cp以下、特に5000cp以下で
あれば更に好ましい。150℃における粘度と並んで有
機化合物の有すべき第2の特性は、900℃で炭化させ
た場合の炭素化する成分(=残炭分)と揮発する成分
(=揮発分)との重量比が1:2〜1:4、特に1:
2.5〜1:3.5であることである。この比率が大き
い(=揮発分の多い)有機化合物を黒鉛性炭素質物との
混合に用いると、最終的に得られる電極用炭素材料の比
表面積が大きくなり好ましくない。比表面積が大きくな
る原因は、混合物を炭化する工程で有機化合物から多量
のガスが発生するので、有機化合物から生成する炭化物
の表面が荒れることによるものと考えられる。逆に残炭
分に対する揮発分の比率の小さ過ぎる有機化合物は、黒
鉛性炭素質物の表面が残炭分で均一に被覆されるように
混合を行うのが困難である。本発明で用いる上記の特性
を有する有機化合物は、従来から黒鉛性炭素質物と混合
して電極用炭素材料の製造に用い得ることが知られてい
る、前述したような石炭系重質油、石油系重質油、熱分
解系重質油などを加熱して、含有されている揮発分を除
去することにより調製することができる。揮発分の除去
は、例えば5〜50mmHgの圧力下に、200〜30
0℃に加熱することにより行ない得る。
素材料が、有機化合物由来の炭化物を1〜25重量%含
有するように用いるのが好ましい。なかでも有機化合物
由来の炭化物の含有率が2〜20重量%、特に3〜10
重量%となるように混合比率を決定するのが好ましい。
なお、最終的に得られる電極用炭素材料の有機化合物由
来の炭化物の含有率は、用いる黒鉛性炭素質物の量と、
有機化合物の量及びそのJIS K 2270のミクロ
法により測定される残炭率により、下記式で算出するこ
とができる。
%)=(有機化合物の重量×残炭率×100)/(黒鉛
性炭素質物の重量+有機化合物の重量×残炭率) 有機化合物由来の炭化物の含有率が小さ過ぎることは、
マクロ的には黒鉛性炭素質物の表面が、炭化物により十
分に被覆されていないことを示している。このような炭
素材料は黒鉛性炭素質物が部分的に露出していて、これ
と接触する電解液の安定性を損う可能性が大きい。ま
た、黒鉛性炭素質物は電解液に対する濡れ性が劣るの
で、充放電に際し炭素材料の表面が均一に利用されない
可能性も大きい。
さいことは、有機化合物との混合に際し、黒鉛性炭素質
物の細孔に有機化合物が十分に充填されなかったことを
示している。このような混合物は、細孔内にガスが残留
しているので、後続する熱処理過程でこのガスが噴出
し、構造破壊を起こし易い。また有機物が充填されずに
残存した細孔の存在は、導電性の悪化や金属イオンの移
動の妨げとなる可能性がある。逆に有機化合物由来の炭
化物の含有率が大き過ぎると、放電容量及び充放電効率
が共に低下する。従って有機化合物由来の炭化物の含有
率は、細孔を含めて黒鉛性炭素質物の表面を十分に被覆
し得る限度で、小さい方が好ましい。
法により行うことができる。混合温度は通常は常温〜1
50℃である。しかし本発明では高粘度の有機化合物を
用いるので、粘度を低下させて混合を促進するため、5
0〜150℃、特に100〜130℃の加温状態で混合
するのが好ましい。混合は通常は常圧下で行うが、所望
ならば、減圧下又は加圧下に行うこともできる。混合は
回分方式及び連続方式のいずれで行うこともできる。ま
た、いずれの場合でも、粗混合に適した装置及び精密混
合に適した装置を組合せて用いることにより、混合効率
を向上させることができる。回分方式の混合装置として
は、2本の枠型が自転しつつ公転する構造の混合機、高
速高剪断ミキサーであるディゾルバーや高粘度用のバタ
フライミキサーの様な、一枚のブレートがタンク内で撹
拌・分散を行う構造の装置、半円筒状混合槽の側面に沿
ってシグマ型などの撹拌翼が回転する構造を有する、い
わゆるニーダー形式の装置、撹拌翼を3軸にしたトリミ
ックスタイプの装置、容器内に回転ディスクと分散媒体
を有するいわゆるビーズミル型式の装置などが用いられ
る。またシャフトによって回転されるパドルが内装され
た容器を有し、容器内壁面はパドルの回転の最外線に実
質的に沿って、好ましくは長い双胴型に形成され、パド
ルは互いに対向する側面を摺動可能に咬合するようにシ
ャフトの軸方向に多数対配列された構造の装置(例えば
栗本鉄工所製のKRCリアクタ、SCプロセッサ、東芝
機械セルマック社製のTEM、日本製鋼所製のTEX−
Kなど)、更には内部一本のシャフトとシャフトに固定
された複数のすき状又は鋸歯状のパドルが位相を変えて
複数配置された容器を有し、その内壁面はパドルの回転
の最外線に実質的に沿って、好ましくは円筒型に形成さ
れた構造の(外熱式)装置(例えばレーディゲ社製のレ
ディゲミキサー、大平洋機工社製のフローシェアーミキ
サー、月島機械社製のDTドライヤーなど)を用いるこ
ともできる。連続方式で混合を行うには、パイプライン
ミキサーや連続式ビーズミルなどを用いればよい。
は、次いで非酸化性雰囲気下、好ましくは窒素、アルゴ
ン、二酸化炭素などの流通下に加熱して、有機化合物を
炭化させる。加熱温度は混合物の調製に用いた有機化合
物により異なるが、通常は500℃以上である。800
℃以上、特に900℃以上に加熱して十分に炭化させる
のが好ましい。加熱温度の上限は有機化合物の炭化物
が、混合物中の黒鉛性炭素質物の結晶構造と同等の結晶
構造に達しない温度であり、通常は高くても2500℃
である。加熱温度の上限は一般的には2000℃、特に
1500℃に止めるのが好ましい。
物の表面に有機化合物由来の炭化物が付着している多相
構造を有する炭素材料は、次いで粉砕・分級などの処理
を施して電極用炭素材料とする。その形状は任意である
が、通常は体積平均粒径が2〜50μmの粒状とする。
体積平均粒径が5〜35μm、特に8〜30μmとなる
ように粉砕・分級するのが好ましい。
積が小さく、かつタッピング密度の高いものが好ましい
とされているが、本発明によればこの要求を満足するも
のを容易に製造することができる。例えばBET法によ
る比表面積が0.3〜5m2/g、更にはより好ましい
と考えられる0.7〜2.1m2 /gの多相構造の電極
用炭素材料も、本発明によれば容易に製造することがで
きる。また、タッピング密度は0.5〜1.3、特に
0.8〜1.3という高密度のものを容易に製造するこ
とができる。
ウム二次電池の陰極活物質として好適であり、この電極
用炭素材料を活物質とする陰極を、金属カルコゲナイド
を活物質とする陽極、及びカーボネート系溶媒を主体と
する非水電解液と組合せて構成した非水電解液二次電池
は、容量が大きく、初期サイクルに認められる不可逆容
量が小さく、急速充放電容量が大きい。またサイクル特
性が優れ、高温下での電池の保存性も高い。さらに低温
における放電特性にも優れている。この非水電解液二次
電池について詳しく説明すると、正極活物質としては、
リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケル複合酸
化物、リチウムマンガン複合酸化物などのリチウム遷移
金属複合酸化物が好んで用いられるが、二酸化マンガン
などの遷移金属酸化物や更にはフッ化黒鉛などのリチウ
ムを吸蔵・放出可能なものを用いることもできる。正極
集電体としては電解液中での陽極酸化により表面に不働
態皮膜を形成する金属や合金、例えばアルミニウム、チ
タン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタルや
これらの合金に用いるのが好ましい。特に好ましいのは
アルミニウム及びその合金である。負極集電体としては
通常は銅が用いられる。非水電解液の溶媒としては、エ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレ
ンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状カーボ
ネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルエチルカーボネート等の鎖状カーボネート、
γ−ブチロラクトンなどのラクトン、1,2−ジメトキ
シエタン等の鎖状エーテル、クラウンエーテル、テトラ
ヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,2
−ジメチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン
等の環状エーテルなどが用いられる。なかでも環状カー
ボネートと鎖状カーボネートとを併用するのが好まし
い。
ては、LiClO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiC
F3 SO3 、LiN(CF3 SO2 )2 、LiN(C2
F5SO2 )2 、LiN(CF3 SO2 )(C4 F9 S
O2 )、LiC(CF3 SO 3 )3 などを用いるのが好
ましい。陽極と陰極とを離隔するセパレータとしては、
イオン透過性が高く、電気抵抗が低く、かつ電解液に対
して安定で保液性に優れているものを用いるのが好まし
い。通常はポリオレフィン、例えばポリエチレンやポリ
プロピレンの多孔性シートや不織布を用いる。
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、電極用炭素材料の体積基準平均粒
径、BET法による比表面積、及びタッピング密度は下
記により測定した。また混合に用いた有機化合物は下記
により調製した。
布計(堀場製作所製、LA−920)を用いて、体積基
準の平均粒径(メジアン径)を測定した。試料として
は、電極用炭素材料約10mgを、ポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノラウレートの0.1体積%水溶
液150mlに加えて分散させたものを用いた。
NI 2360を用いて測定した。測定は予備乾燥とし
て350℃に加熱して15分間窒素ガスを流通させたの
ち、窒素ガス吸着によるBET 1点法により行った。 タッピング密度;セイシン企業社製タップデンサーKY
T−3000を用い、目開き300μmの篩を通過した
ものについて測定した。20cm3 のタップセルに材料
を装入してセルを満杯に充填したのち、ストローク長1
0mmのタッピングを1000回行い、その密度を測定
した。
器に石油系タール(残炭分と揮発分との重量比1:4.
6、50℃における粘度50cp)2000gを装入
し、真空下に約3℃/分の昇温速度で200℃まで昇温
した。この温度で残炭分と揮発分との重量比が所望の値
となるまで保持したのち冷却した。150℃における粘
度は1000〜2000cpであった。これを粒度が約
1mm以下となるまで粉砕して用いた。
に加熱し、これに人造黒鉛粉末(平均体積粒径25μ
m)600gと、上記で調製した有機化合物を加え30
分間撹拌した。有機化合物は、最終的に得られる電極用
炭素材料が、黒鉛100重量部に対し、有機化合物由来
の炭化物が5重量部となるように用いた。
に装入し、窒素ガス雰囲気下で4時間30分かけて13
00℃まで昇温し、この温度で2時間保持したのち冷却
した。得られた炭素材料の物性を表−1に示す。 比較例1 内容積2リットルのニーダー形式の混合装置に、人造黒
鉛粉末(粉末体積粒径25μm)600gと石油系ター
ル(残炭分と揮発分との重量比率1:6.1、50℃に
おける粘度50cp)200gを加えて、室温で30分
間撹拌した。
に装入し、窒素ガス雰囲気下で4時間30分かけて13
00℃まで昇温し、この温度で2時間保持したのち冷却
した。得られた炭素材料の物性を表−1に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 黒鉛性炭素質物と液状有機化合物とを混
合し、得られた混合物を加熱して有機化合物を炭化さ
せ、黒鉛性炭素質物の表面に有機化合物の炭化物が付着
している電極用炭素材料を製造する方法において、有機
化合物として、150℃における粘度が100cp以上
であって、かつ900℃で炭化させた場合の炭素化する
成分と揮発する成分との重量比率が1:2〜1:4であ
るものを用いることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 有機化合物として、150℃における粘
度が500〜5000cpのものを用いることを特徴と
する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 有機化合物の炭化物の含有率が1〜25
重量%となるように、黒鉛性炭素質物と液状有機化合物
とを混合することを特徴とする請求項1又は2に記載の
方法。 - 【請求項4】 電極用炭素材料が、BET法による比表
面積が0.7〜2.1m2 /gであることを特徴とする
請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221376A JP2003036845A (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 電極用炭素材料の製造方法 |
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JP2003036845A5 JP2003036845A5 (ja) | 2008-09-04 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1111919A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-19 | Hitachi Chem Co Ltd | 複合炭素粒子の製造法、該製造法で得られた複合炭素粒子、複合炭素粒子を用いた炭素ペースト、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
JPH11199211A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-27 | Hitachi Chem Co Ltd | 黒鉛粒子、その製造法、リチウム二次電池及びその負極 |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221376A patent/JP2003036845A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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A521 | Request for written amendment filed |
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A02 | Decision of refusal |
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