JP2003033920A - 金型用スプレー装置 - Google Patents

金型用スプレー装置

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JP2003033920A
JP2003033920A JP2001223519A JP2001223519A JP2003033920A JP 2003033920 A JP2003033920 A JP 2003033920A JP 2001223519 A JP2001223519 A JP 2001223519A JP 2001223519 A JP2001223519 A JP 2001223519A JP 2003033920 A JP2003033920 A JP 2003033920A
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JP
Japan
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mold
cavity surface
cover
cooling water
spray
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Application number
JP2001223519A
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English (en)
Inventor
Kumar Bosh Suwapon
スワポン.クマル.ボシュ
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Ahresty Corp
Original Assignee
Ahresty Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水や離型剤の飛沫が金型やマシンの周
辺に飛散するのを簡単な構成でもって防止することが出
来ると共に、冷却水や離型剤及びエアーを必要以上に噴
射(スプレー)するのを防いで、冷却水や離型剤及びエ
アーの無駄使いを抑制し、且つ余剰の冷却水や離型剤を
簡便に回収することができる金型用スプレー装置を提供
すること。 【解決手段】 金型Bのキャビティ面B’を覆う略箱形
状をした覆い1にスプレーノズル2を取付けてなり、覆
い1で金型のキャビティ面B’を覆った状態でスプレー
ノズル2から金型のキャビティ面にスプレーするように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト鋳造や
樹脂成形等において金型のキャビティ面に、冷却水や離
型剤及びエアー等をスプレーするための金型用スプレー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常ダイカスト鋳造や樹脂成形等では、
金型を型開きしてキャビティから製品を取り出した後
に、エアーブローして金型キャビティに残っているバリ
を吹き飛ばし、次に金型キャビティ面に離型剤を塗布
し、更にエアーブローして金型キャビティ面に塗布した
離型剤を乾燥させるスプレー工程がある。しかし、スプ
レー工程において、金型キャビティ面に離型剤を適量且
つ適確に塗布し適確にエアーブロー(離型剤の乾燥)を
しないと金型の焼付きや製品の湯流れ不良を引き起こす
ので、実際には、離型剤を多めにスプレーしエアーブロ
ーを長めに行なう傾向にあり、離型剤を無駄使いし鋳造
時間を長引かせているのが現状である。他方、このスプ
レー工程では、冷却水や離型剤及びエアーが金型キャビ
ティ面にかなりの高圧で吹き付けられるため、冷却水や
離型剤の飛沫が金型やマシンの周辺に飛散し、現場の作
業環境を悪化させる不具合があった。
【0003】尚、過熱した金型キャビティ面を冷却する
ことを目的として金型キャビティ面に冷却水をスプレー
することがあるが(金型の外部冷却)、離型剤(特に水
溶性の離型剤)をスプレーすることにより過熱した金型
キャビティ面を冷却することができるので、冷却水を使
用せずに離型剤を冷却水の代用とし金型の外部冷却に用
いる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、金型キャビテ
ィ面に冷却水や離型剤及びエアーをスプレーする際に冷
却水や離型剤の飛沫が金型やマシンの周辺に飛散するの
を簡単な構成でもって防止することが出来ると共に、冷
却水や離型剤及びエアーを必要以上に噴射(スプレー)
するのを防いで、冷却水や離型剤及びエアーの無駄使い
を抑制することが可能であり、しかも、余剰の冷却水や
離型剤を簡便に回収することができる金型用スプレー装
置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の金型用スプレー装置は、金型のキャビティ面を覆
う略箱形状をした覆いにスプレーノズルを取付けてな
り、上記覆いで金型のキャビティ面を覆った状態で上記
スプレーノズルから金型のキャビティ面にスプレーする
ようにしたことを特徴としたものである。この際、前記
覆いに、当該覆いの内部と連通する排液用ドレインパイ
プ及び/又は排気用パイプを接続せしめることが望まし
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではなく、いろいろなバリ
エーションが考えられる。
【0007】本発明に係る金型用スプレー装置Aは、金
型Bのキャビティ面B’を覆うための略箱形状に形成さ
れた覆い1と、金型Bのキャビティ面B’に冷却水や離
型剤及びエアーをスプレーするためのスプレーノズル2
とで基本的に構成される。
【0008】覆い1は、金属材や耐熱性プラスチック
(FRPやFRMを含む)或いは木材等のある程度剛性
を備えた材料を用いて、金型Bのキャビティ面B’全体
をその正面側から覆い隠すことができる大きさ形状に形
成される。すなわち、覆い1は、スプレーノズル2を動
かない(動揺しない)ように取付け支持しえる剛性を備
え、金型Bのキャビティ面B’全体をできるだけキャビ
ティ面B’の外周形状に合わせて覆い隠すことができる
大きさ形状をした適当な深さを有し一方が開放された略
箱形状に形成される。
【0009】また、覆い1は、その外縁正面1aが全周
にわたって、型開きした直後の比較的高温の型合わせ面
B”に当接(好ましくは密着)するので、少なくともそ
の外縁正面1aは金型の高温に耐えうる材料で形成され
る。
【0010】スプレーノズル2は、従来のスプレー装置
に使用されていたものと同様なものを使用することがで
き、略箱形状に形成された覆い1に、金型Bのキャビテ
ィ面B’の形状ないしは大きさに応じて1個ないし複数
個を動かない(動揺しない)ように取付け、そのスプレ
ー口2aをそれぞれ金型Bのキャビティ面B’に向けて
配設する。尚、図示実施例では、複数個のスプレーノズ
ル2を覆い1の正面側1bだけに並べて配設してある
が、1個ないし複数個のスプレーノズル2を覆い1の側
面部分1cに配設しても良い。更に、複数個のスプレー
ノズル2を覆い1に設置する場合、各スプレーノズル2
をそれぞれ独立してそのスプレー方向を自由に調整する
ことが出来るように取付けることが好ましい。
【0011】また、覆い1には、当該覆い1の内部と連
通する排液用ドレインパイプ3及び排気用パイプ4を接
続せしめる。排液用ドレインパイプ3は、スプレーノズ
ル2から金型Bのキャビティ面B’に向けて噴射(スプ
レー)された余剰の冷却水や離型剤を、略箱形状をした
覆い1の外に排出するためのものであり、その一端開口
3aを覆い1の内部と連通するように接続せしめ、他端
開口を排液タンク5に連通接続させる。
【0012】また、排気用パイプ4は、スプレーノズル
2から金型Bのキャビティ面B’に向けて噴射(スプレ
ー)された冷却水や離型剤の蒸気種及び余剰のエアーを
略箱形状をした覆い1の外に排出させるためのものであ
り、その一端開口4aを覆い1の内部と連通するように
接続せしめ、他端開口を排液タンク5に連通接続させ
る。そして、排液タンク5内に導かれたエアーはエアベ
ント5aから直接または適宜処理された後、大気中に放
出される。
【0013】而して、本スプレー装置Aを使用する場合
には、金型Bを型開きしてキャビティB’から製品を取
り出した後に、金型(固定型と可動型)の間に本スプレ
ー装置Aを進入させて、略箱形状に形成された覆い1
(の外縁正面1a)を金型Bのキャビティ面B’に押し
付け、覆い1でもって金型Bのキャビティ面B’全体を
閉塞状に覆い隠すようにする。尚、図示例では、固定型
と可動型の一方の金型に対して使用している状態を現わ
しているが、図示したスプレー装置Aを固定型と可動型
の間に左右対称的に配設することにより本スプレー装置
Aは固定型と可動型の両方の金型のキャビティ面を同時
にスプレーしえるものであることは理解されるべきであ
る。この場合、固定型と可動型の間に左右対称的に配設
せしめた2つのスプレー装置Aを互いに独立させても良
いし、連結させても良い。
【0014】そうして、その状態、すなわち略箱形状を
した覆い1でもって金型Bのキャビティ面B’全体を閉
塞状に覆い隠した状態でもって、スプレーノズル2から
金型キャビティ面B’に向けてエアーを噴射(スプレ
ー)してエアーブローを行ない、金型キャビティ面B’
に残っているバリを吹き飛ばし、次に、スプレーノズル
2から金型キャビティ面B’に向けて離型剤を噴射(ス
プレー)して金型キャビティ面B’に離型剤を塗布せし
め、然る後に、再びスプレーノズル2から金型キャビテ
ィ面B’に向けてエアーを噴射(スプレー)してエアー
ブローを行ない、金型キャビティ面B’に塗布した離型
剤を乾燥させる。この間、スプレーノズル2から噴射
(スプレー)された余剰の冷却水や離型剤は一旦覆い1
の内部に受け留められて排液用ドレインパイプ3の一端
開口3aから覆い1の外に排出され、排液用ドレインパ
イプ3を通して排液タンク5内に導かれ、また、スプレ
ーノズル2から噴射(スプレー)されたエアーは、排気
用パイプ4の一端開口4aから覆い1の外に排出され、
排気用パイプ4を通して排液タンク5内に導かれる。そ
して、高温の金型キャビティ面B’に触れて蒸気化した
冷却水や離型剤は排液タンク5内で冷やされて液化し、
エアーだけが排液タンク5のエアベント5aから直接ま
たは適宜処理された後に、大気中に放出される。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る金型用スプレー
装置によれば、金型のキャビティ面を覆う略箱形状をし
た覆いにスプレーノズルを取付けてなり、上記覆いで金
型のキャビティ面を覆った状態で上記スプレーノズルか
ら金型のキャビティ面にスプレーするようにしたので、
金型キャビティ面に冷却水や離型剤及びエアーをスプレ
ーする際に簡単な構成でもって、冷却水や離型剤の飛沫
が金型やマシンの周辺に飛散するのを確実に防止するこ
とが出来る。従って、金型及びマシン周辺等の現場の作
業環境を悪化させる恐れがなくなる。しかも、金型キャ
ビティ面の近くにあって覆い内の限られた空間内で冷却
水や離型剤及びエアーを噴射(スプレー)するようにし
たので、冷却水や離型剤及びエアーを金型キャビティ面
に確実にスプレーすることが出来ると共に、必要以上に
噴射(スプレー)するのを防いで、冷却水や離型剤及び
エアーの無駄使いを抑制することが可能となる。
【0016】また、本発明の請求項2に係る金型用スプ
レー装置によれば、略箱形状をした覆いに、当該覆いの
内部と連通する排液用ドレインパイプ及び/又は排気用
パイプを接続してなるので、余剰の冷却水や離型剤を簡
便に回収することが出来ると共に、高温の金型キャビテ
ィ面に触れて蒸気化した冷却水や離型剤をも回収するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例を示す模式図。
【符号の説明】
A:本スプレー装置 B:金型 B’:キャビティ面 B”:型合わせ
面 1:覆い 1a:外縁正面 1b:覆いの正面側 1c:覆いの側
面部分 2:スプレーノズル 2a:スプレー口 3:排液用ドレインパイプ 3a:一端開口 4:排気用パイプ 4a:一端開口 5:排液タンク 5a:エアーベン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティ面を覆う略箱形状をし
    た覆いにスプレーノズルを取付けてなり、上記覆いで金
    型のキャビティ面を覆った状態で上記スプレーノズルか
    ら金型のキャビティ面にスプレーするようにしたことを
    特徴とする金型用スプレー装置。
  2. 【請求項2】 前記覆いに、当該覆いの内部と連通する
    排液用ドレインパイプ及び/又は排気用パイプを接続し
    てなる請求項1記載の金型用スプレー装置。
JP2001223519A 2001-07-24 2001-07-24 金型用スプレー装置 Pending JP2003033920A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106376225A (zh) * 2016-11-25 2017-02-01 中国科学技术大学 应用于超算中心的即插式喷雾冷却装置
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CN114749596A (zh) * 2021-01-08 2022-07-15 丰田自动车株式会社 模具的冷却方法及冷却装置

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