JP4227970B2 - 高温部品の冷却装置、及び、高温部品の冷却方法 - Google Patents

高温部品の冷却装置、及び、高温部品の冷却方法 Download PDF

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本発明は、鋳造直後の鋳造粗材等の高温部品を、効率よく冷却するための冷却装置、及び、冷却方法に関するものである。
アルミ等を材料とする鋳造粗材から製作される製品は、その生産能率を維持・向上させるため、鋳造直後の温度から、作業者が取り扱える程度の温度まで、できる限り急速に冷却させる必要がある。
この高温状態の鋳造粗材の冷却法においては、鋳造後に適切な長さの箱型容器の中で、鋳造粗材を順次長手方向に断続的に移送させるとともに、箱型容器内に冷却用の空気を強制的に送り込むことにより、移送の過程において鋳造粗材を冷却する構成とするものがある。
図4は、この構成例について示すものであり、鋳造粗材41は図の右上から箱型容器42の中に送入されて、図の左下から排出されるように移送される。そして、この箱型容器42には、吹込ダクト43からの圧縮空気が供給されるようになっており、この圧縮空気により鋳造粗材41は冷却される。また、冷却後の空気は排気ダクト44から工場外へ排出されるようになっている。
また、図6に示すごとく、トレイを複数段重ねてなる棚51・51・・・を多数定置し、鋳造粗材52・52・・・をトレイ上に放置し、工場内で放冷する方法も実施されている。
また、鋳造粗材等の被冷却物の冷却用の空気に関連する技術にも公知のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1では、冷却容器内に収容した被冷却物に対し、超音波加湿器を利用した噴霧機構にて水粒子を付着させ、これに乾燥冷却空気を送風して、前記水粒子を蒸発させることを繰り返すことで、蒸発潜熱により急速冷却する技術を開示している。
特開平8−285423号公報
しかし、図4のような構成の場合、箱型容器42内に鋳造粗材41を挿入する際には、箱型容器42内の熱気が直接的に外部に漏れるため、工場内雰囲気温度が徐々に上昇し、工場内の作業環境が悪化するという問題があった。また、特に、図5に示すごとく、箱型容器42とテーブル45の間に隙間46・46が形成されるような装置構成である場合には、常時、熱気が漏洩することになるため、この問題が顕著なものとなった。
また、夏場等のように、工場内の雰囲気温度が高い場合においては、箱型容器42の周囲の温度も高温となり、必然的に冷却効率が低下するものであった。
また、排気ダクト44を介して工場外へ熱気が排出されることになるため、工場外の環境の悪化という問題もあった。
また、図6に示すような棚51・51に載置して放熱をする形態では、工場内に棚を設置するためのスペースを確保する必要があり、また、棚の数が多数となる場合には、これらの棚が工場内の大きなスペースを占め作業環境を劣化するのみならず、鋳造粗材52・52から発せられる熱気が工場内雰囲気温度を上昇させて、作業環境を悪化するという問題があった。
また、特許文献1に示されるような冷却用の空気を循環させる形態の適用についても考えられるが、鋳造粗材を順次長手方向に、断続的に移送させる装置構成への適用の場合、冷却開始直後の鋳造粗材と、冷却が進行した後の鋳造粗材とでは、その温度に大幅な違いがあり、このような特有の事象を考慮した最適な設計を施す必要がある。
そこで、本発明は、鋳造粗材等の高温部品を順次長手方向に、断続的に移送させる装置構成において、工場内外の環境及び冷却効率を考慮した冷却装置、及び、冷却方法を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、高温部品を収容する冷却室と、前記冷却室内で高温部品を移送する搬送装置とを備え、高温部品を冷却用空気によって冷却する部品冷却部と、前記冷却室と上部空間で連通するとともに下部空間に水槽が構成される水槽容器と、前記上部空間内に水を噴霧する噴霧装置とを備え、前記冷却用空気を前記噴霧装置による水の噴霧により冷却する空気冷却部と、前記部品冷却部と空気冷却部との間で前記冷却用空気を循環させる冷却用空気供給装置とを具備し、前記冷却室の一側端部には、前記高温部品を送入するための送入口が構成され、前記冷却室の他側端部には、前記高温部品を送出するための送出口が構成され、前記送入口には、前記送入口の開口を閉じる開閉扉が設けられ、前記送出口には、前記送出口の開口を閉じる開閉扉が設けられ、前記冷却室には、前記冷却用空気供給装置から供給される冷却用空気を前記冷却室内へ吹込むための吹込口と、前記冷却室の前記冷却用空気を排出するための排出口とが設けられ、前記吹込口は、前記冷却室内で前記高温部品が移送される方向において下流側端部となる位置であって、前記送出口の開口を閉じる開閉扉の近傍に設けられ、前記排出口は、前記冷却室内で前記高温部品が移送される方向において上流側端部となる位置であって、前記送入口の開口を閉じる開閉扉の近傍に設けられるものである。
また、請求項2に記載のごとく、前記水槽容器内には、気液接触充填物が設置される構成とするものである。
また、請求項3に記載のごとく、前記送入口の開口を閉じる開閉扉、および前記送出口の開口を閉じる開閉扉により、前記高温部品の送入時/送出時以外においては、前記冷却室が閉じられた空間として構成されるものである。
また、請求項4に記載のごとく、前記水槽容器と前記冷却用空気供給装置との間にはデミスターが介設され、前記デミスターでは、前記冷却用空気のミスト除去が行われ、前記冷却室へ吹込まれる前記冷却用空気の湿度が100%未満に低下される構成とするものである。
また、請求項5に記載のごとく、冷却室内において高温部品を順次移送するとともに、前記高温部品の流れの下流側から上流側へ冷却用空気を送風することとする、高温部品の冷却方法であって、前記冷却室内における前記高温部品が移送される方向の下流側端部に位置する開閉扉の近傍に吹込口を設け、上流側端部に位置する開閉扉の近傍に排出口を設けて、前記冷却用空気は、前記吹込口より冷却室内に吹き込まれ、前記高温部品を冷却後に前記排出口より排出され、前記冷却室外において水噴霧により冷却された後、デミスターによって湿度を100%未満とした上で、前記冷却室内へと吹込まれて、循環利用されるものである。
以上の請求項1に記載の発明では、冷却用空気を循環させる構成とすることにより、冷却装置のユニット化、省スペース化が図られる。また、冷却用空気が外部へ排出されることがなく、工場内外の環境悪化を防止できる。
また、前記水槽容器内では、前記噴霧装置の水の噴霧によって冷却用空気が冷却されるため、冷却室内での冷却能力を向上させることができる。
また、高温部品から発せられる熱気の冷却室の外部への漏洩が抑えられ、また、冷却用空気が冷却室の外部へと排出されないため、工場内雰囲気温度を上昇させることがなく、作業環境の悪化を防ぐことができる。また、高温部品から発生する粉塵の飛散を防止することができると同時に、水の噴霧により粉塵も回収できる。
また、前記水槽容器内では、前記噴霧装置の水の噴霧によって冷却用空気が冷却されるため、冷却室内での冷却能力を向上させることができる。
また、冷却用空気を循環させる構成とすることにより、冷却装置のユニット化、省スペース化が図られる。また、冷却用空気が外部へ排出されることがなく、工場内外の環境悪化を防止できる。
また、請求項2に記載の発明では、冷却用空気の水による冷却効率が向上され、冷却室内での冷却能力を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明では、冷却室内の熱気の外部への漏洩を抑えることができ、また、特に高温となる送入口側においては、開閉扉よりも内側の熱気は、外部へ直接漏洩することがないため、外部へ漏洩する熱量を低減することができる。
また、請求項4に記載の発明では、冷却室内での水滴化を防止でき、排出機構が不要で簡易な装置構成とすることができ、また、鋳造中子がある場合にも、該鋳造中子に水が沁み込むことを防止でき、この水の沁み込みによる不良製品の発生を防止できる。
また、請求項5に記載の発明では、冷却用空気を循環させる構成とすることにより、冷却装置のユニット化、省スペース化が図られる。また、冷却用空気が外部へ排出されることがなく、工場内外の環境悪化を防止できる。
また、冷却用空気を水噴霧により冷却することにより、冷却効率を向上できる。
また、水噴霧と気液接触材(気液接触充填物)を併用した冷却とすることによれば、さらなる冷却効率の向上を図ることができる。
また、デミスターによる冷却用空気のミストが除去されることにより、冷却室内での水滴化が防止され、この水の沁み込みによる不良製品の発生を防止できる。
図1乃至図3に示すごとく、本発明に係る冷却装置1は、高温部品としての鋳造粗材4・4・・・を冷却用空気によって冷却する部品冷却部としての冷却室2aと、前記冷却用空気を水冷により冷却する空気冷却部としての水冷装置(水槽容器7、噴霧装置8等)と、前記部品冷却部と空気冷却部との間で前記冷却用空気を循環させる冷却用空気供給装置6と、を具備して構成されるものである。
また、これらの各装置は、ケース12内にパッケージングされており、ユニットとして構成される。
図1及び図2は、上記の冷却装置1の構成例について示すものであり、密閉容器2は所定の搬送距離を持った箱型(トンネル型)に構成され、内側空間が冷却室2aとして構成される。密閉容器2の一側端部は送入口21として構成され、他側端部は送出口22として構成される。前記送入口21には、例えば、熱処理後のアルミ粗材等の鋳造粗材4・4・・・が送入され、搬送装置5によって冷却室2a内を移送され、前記送出口22から送出されるようになっている。
また、前記搬送装置5は、複数の鋳造粗材4・4・・・が載置され、前記送入口21から前記送出口22へと、鋳造粗材4・4・・・を順次移送するように構成されている。
この搬送装置5については、モータ駆動の自動搬送装置として構成するほか、作業者の手動操作によって鋳造粗材4・4・・・が移動される構成とするもの等が考えられ、具体的な構成については特に限定するものではない。
また、前記送入口21には、開閉扉21a・21bが二重に設けられ、これら二重の開閉扉21a・21bによって、送入口21を介した、冷却室2aと外部の連通が遮断されるようになっている。
また、前記送出口22には、開閉扉22aが設けられ、該開閉扉22aによって、送出口22を介した、冷却室2aと外部の連通が遮断されるようになっている。
また、以上の開閉扉21a・21bについては、鋳造粗材4の送入の際のみ、開閉扉22bについては、鋳造粗材4の送出の際にのみ開かれるものとしており、これにより、冷却室2aの密閉性が確保され、外部への熱気の漏洩を防止するようにしている。
また、冷却室2aにおいて、高温状態の鋳造粗材4が送入される送入口21側の温度は、特に高温となるため、送入口21の開閉扉21a・21bは、二重構造としている。これによって、鋳造粗材4から発せられる高い温度の熱気が外部へ漏洩しないようにしている。
具体的には、鋳造粗材4の送入の際には、奥側の開閉扉21bを閉じた状態で、手前側(外部に近い側)の開閉扉21aのみが開かれ、鋳造粗材4を両開閉扉21a・21bの間に送入し、前記開閉扉21aが閉じられると、前記開閉扉21bが開かれる構成とするものである。このようにして、奥側の開閉扉21bよりも内側にある冷却室2a内の熱気は、外部へ直接漏洩することがないため、外部へ漏洩する熱量を低減できるようにしている。
また、この二重の開閉扉21a・21bの動作は、両開閉扉21a・21bをリンク機構23により連動させ、ペダル24の踏み込み操作によって実施される構成としており、これにより、作業者が開閉扉21a・21bの開閉操作を容易かつ確実に実施できるようにしている。
尚、前記各開閉扉21a・21b・22aについては、ボタン操作等に基づき、モータ駆動によって開閉動作する構成としてもよい。
また、前記密閉容器2には、冷却用空気供給装置6から供給される冷却用空気を冷却室2a内へ吹込みための吹込口2bと、冷却室2aの冷却用空気を排出するための排出口2cが設けられている。
また、前記吹込口2bは、冷却室2a内で鋳造粗材4が移送される方向において下流側となる位置であって、前記開閉扉22aの近傍における、冷却室2a内側に設けられる。
一方、前記排出口2cは、冷却室2a内で鋳造粗材4が移送される方向において上流側となる位置であって、前記の奥側の開閉扉21bの近傍における、該開閉扉21bに対して冷却室2a内側、即ち、外側の開閉扉21aとは反対側の位置に設けられる。
また、前記吹込口2bは、通風ダクト等を介して前記冷却用空気供給装置6と連通されており、該冷却用空気供給装置6より供給される冷却用空気は、該吹込口2bより冷却室2a内へと吹込まれる。
また、前記排出口2cは、通風ダクト等を介して前記水槽容器7の上部空間7aと連通されており、鋳造粗材4を冷却後の冷却用空気は、該排出口2cより上部空間7aへと排出される。
また、前記水槽容器7において、その上部空間7aには、該上部空間7a内に水を噴霧する噴霧装置8が設けられており、これにより、冷却室2aから排出された冷却用空気の温度を低下させるとともに、湿度を高くするようにしている。
この噴霧装置8は、水蒸気が噴霧されるものであればよく、複数の極小の噴口を具備する簡易な構成とする等が考えられ、具体的な構成については特に限定するものではない。
また、前記水槽容器7において、上下方向の略中央部には、気液接触充填物10が設けられており、該気液接触充填物10によって、水槽容器7内の空気と、噴霧装置8から噴霧される水の接触面積が増やされ、前記空気に対する水の吸収率(換言すれば、水に対する空気の吸収率)を向上させるようにしている。これにより、冷却用空気の水による冷却効率が向上される。
尚、該気液接触充填物10については、例えば、金属製の平板と金属製の網とを接合した気液接触板を利用した一般的な構成や、高分子材料からなる気体接触板を利用した構成が考えられ、具体的な構成については特に限定するものではない。
また、前記水槽容器7において、その下部空間7bには、液体状態の水が常時溜められるようになっており、この水は、ポンプ11によって汲み上げられて前記噴霧装置8へと供給されつつ、該噴霧装置8にて上部空間7a内で噴霧されるようになっている。このように、水槽容器7内において冷却用空気を冷却する水が循環利用されるようになっている。
また、このように、水槽容器7、噴霧装置8、ポンプ11、気液接触充填物10等から、前記冷却用空気を水冷により冷却する空気冷却部が構成されるようにしている。
尚、前記下部空間7b内の水は、外部の図示せぬ冷却装置にて冷却することとし、前記噴霧装置8から噴霧される水の温度を常時規定温度以下に設定することとしてもよい。
また、前記気液接触充填物10と前記冷却用空気供給装置6との間には、デミスター9が介設されており、前記上部空間7a内の空気はデミスター9によってミスト除去された後に、冷却用空気供給装置6へと吸引されるようになっている。そして、デミスター9によってミスト除去後の空気が冷却用空気として前記吹込口2bから冷却室2a内へと供給される。
また、前記デミスター9においては、吹込口2bから冷却室2a内へ吹込まれる冷却用空気の湿度が100%未満となるようにミスト除去が行われる。
このデミスター9によるミスト除去制御については、吹込口2b近傍に湿度センサを設け、該湿度センサの検出値が湿度100%未満となるように、制御装置にてデミスター9のミスト除去機能部を制御することで行う等が考えられ、具体的な構成については特に限定するものではない。
上記のように、デミスター9によって冷却用空気の湿度を100%未満とするのは、次の理由による。
即ち、前記吹込口2bの近くまで移送され、冷却室2aから送出される直前の鋳造粗材4は、略60度から100度未満に温度低下しており、仮に、湿度100%以上の冷却用空気が吹込まれるとすると、冷却用空気内の水分が蒸発せずに水滴化し、次第に密閉容器2内に滞留することになり、この滞留した水の排出機構が必要となって、装置が複雑化することになる。
また、鋳造粗材4の表面に付着する湿気が飽和して水滴となると、鋳造中子がある場合には、該鋳造中子に水が沁み込んで、鋳造中子が変質・劣化して、後工程の中子除去工程において、鋳造中子が部分的に鋳造粗材4内に残留してしまい、不良製品となってしまうことがある。
これらの理由から、上記のように、デミスター9によって冷却用空気の湿度を100%未満とすることで、不具合を避けることができるようになる。
そして、以上の構成では、前記冷却用空気供給装置6によって、吹込口2bから冷却室2aへと吹込まれた冷却用空気は、鋳造粗材4・4・・・を冷却後、排出口2cから上部空間7aへと排出され、該上部空間7aにおいて、噴霧装置8による水の噴霧によって冷却される。その後、デミスター9を介して冷却用空気供給装置6にて吸引された後、再び吹込口2bから吹込まれる。
このように、冷却装置1内の冷却用空気は、外部へ漏れることなく、冷却室2a、上部空間7a内を循環して利用されるため、工場内外の作業環境悪化を防止できる。
また、以上の構成において、前記ペダル24の操作に、各開閉扉21a・21b・22aの開閉動作と、搬送装置5による鋳造粗材4・4・・・の移送動作を連動させる構成としてもよい。
例えば、ペダル24を踏み込むことにより、まずは、送入口21の外側の開閉扉21aが開かれ、高温状態の鋳造粗材4が送入される。この外側の開閉扉21aが開かれた状態では、内側の開閉扉21bは閉じた状態となる。そして、前記ペダル24の踏み込みを解除すると、外側の開閉扉21aが閉じられるとともに、内側の開閉扉21bが開かれ、搬送装置5が動作して、各鋳造粗材4・4・・・を鋳造粗材4一個分の幅だけの移送させる。このとき、送出口22の開閉扉22aが開かれて、冷却された鋳造粗材4を取り出せる状態とするものである。
このように、高温状態の鋳造粗材4を送入しつつ、冷却された鋳造粗材4を送出することとすることにより、鋳造粗材4・4・・・を順次冷却することができる。また、この場合、ペダル24の操作一つで作業を行うことができるため、作業者は、容易かつ確実に作業を実施することができる。
尚、上記のようにペダル24の操作によることとする他、制御装置によって、前記開閉扉21a・21b・22aの開閉動作と、搬送装置5による鋳造粗材4・4・・・の移送動作を自動的に実施させることとしても良い。また、各装置を連動させるための詳細な構成については、周知の技術によって実施可能であり、特に限定されるものではない。
以上のように、本発明に係る冷却装置1は、高温部品を収容する冷却室2aと、前記冷却室2a内で高温部品である鋳造粗材4・4・・・を移送する搬送装置5と、前記冷却室2a内に冷却用空気を送風する冷却用空気供給装置6と、前記冷却室2aと上部空間7aで連通するとともに、下部空間7bに水が張られて水槽が構成される水槽容器7と、前記上部空間7a内に水を噴霧する噴霧装置8とを具備し、前記冷却用空気供給装置6によって、冷却用空気を、前記前記冷却室2aと前記水槽容器7間で循環させるとともに、前記噴霧装置8によって、前記水槽容器7内の冷却用空気を冷却する構成とするものである。
この構成により、高温部品から発せられる熱気の冷却室2aの外部への漏洩が抑えられ、また、冷却用空気が冷却室2aの外部へと排出されないため、工場内雰囲気温度を上昇させることがなく、作業環境の悪化を防ぐことができる。また、高温部品から発生する粉塵の飛散を防止することができる。
また、前記水槽容器7内では、前記噴霧装置8の水の噴霧によって冷却用空気が冷却されるため、冷却室2a内での冷却能力を向上させることができる。例えば、送入後30分で400度から60度以下まで高温部品を冷却することが可能となり、従来と比較して4倍もの冷却スピードを実現することが可能となるのである。また、この冷却時間の短縮により、生産能率向上を実現できることとなる。
また、このように、冷却用空気を循環させる構成とすることにより、冷却装置1のユニット化、省スペース化が図られる。また、冷却用空気が外部へ排出されることがなく、工場内外の環境悪化を防止できる。
また、前記水槽容器7内には、気液接触充填物10が設置される構成とする。
この構成により、冷却用空気の水による冷却効率が向上され、冷却室2a内での冷却能力を向上させることができる。
また、前記冷却室2aを構成する密閉容器2の一側端部には、前記高温部品である鋳造粗材4・4・・・を送入するための送入口21が構成され、前記冷却室2aを構成する密閉容器2の他側端部には、前記鋳造粗材4・4・・・を送出するための送出口22が構成され、前記送入口21には、該送入口21の開口を閉じる第一の開閉扉21aと、該第一の開閉扉21aよりも冷却室2a内側にある第二の開閉扉21bが設けられ、前記第一の開閉扉21aは、前記第二の開閉扉21bが開かれる際には閉じられる構成とし、前記送出口22には、該送出口22の開口を閉じる第三の開閉扉22aが設けられる構成とし、高温部品の送入時/送出時以外においては、冷却室2aが閉じられた空間として構成される。
この構成により、冷却室2a内の熱気の外部への漏洩を抑えることができ、また、特に高温となる送入口21側においては、奥側にある第二の開閉扉21bよりも内側の熱気は、外部へ直接漏洩することがないため、外部へ漏洩する熱量を低減することができる。
また、前記冷却室2aには、前記冷却用空気供給装置6から供給される冷却用空気を冷却室2a内へ吹込みための吹込口2bと、冷却室2aの冷却用空気を排出するための排出口2cが設けられ、前記吹込口2bは、冷却室2a内で鋳造粗材4が移送される方向において下流側となる位置であって、前記第三の開閉扉22aの近傍における、冷却室2a内側に設けられ、前記排出口2cは、冷却室2a内で鋳造粗材4が移送される方向において上流側となる位置であって、前記第二の開閉扉21bの近傍における、冷却室2a内側に設けられるとともに、前記水槽容器7と前記冷却用空気供給装置6との間にはデミスター9が介設され、前記デミスター9では、冷却用空気のミスト除去が行われ、前記冷却室2aへ吹込まれる冷却用空気の湿度が100%未満に低下される構成としている。
この構成により、冷却室2a内での水滴化を防止でき、排出機構が不要で簡易な装置構成とすることができ、また、鋳造中子がある場合にも、該鋳造中子に水が沁み込むことを防止でき、この水の沁み込みによる不良製品の発生を防止できる。
また、以上のように、冷却室2a内において高温部品である鋳造粗材4・4・・・を順次移送するとともに、該鋳造粗材4・4・・・の流れの下流側から上流側へ冷却用空気を送風することとする、高温部品の冷却方法であって、前記冷却用空気は、前記冷却室2a外において水噴霧により冷却された後、デミスター9によって湿度を100%未満とした上で、前記冷却室2a内へと吹込まれて、循環利用されることとするものである。
この冷却方法では、冷却用空気を循環させる構成とすることにより、冷却装置のユニット化、省スペース化が図られる。また、冷却用空気が外部へ排出されることがなく、工場内外の環境悪化を防止できる。
また、冷却用空気を水噴霧により冷却することにより、冷却効率を向上できる。
また、デミスター9による冷却用空気のミスト除去により、冷却室2a内での水滴化が防止され、この水の沁み込みによる不良製品の発生を防止できる。
なお、前述の実施形態においては、鋳造粗材4・4・・・の冷却室2a内での搬送装置5の駆動をモータ駆動により行う例を挙げたが、例えばシリンダ装置等、他のアクチュエータを用いた構成としてもよい。
さらに、冷却室2aの送入口21については、開閉扉21a・21bの二重扉の構成としたが、密閉容器2から外部への熱量の漏洩が許容の範囲内であれば、一方の開閉扉を設けるのみ、もしくは、扉を用いずに、開放状態としてもよい。この構成の場合では、鋳造粗材4・4・・・の送入時に若干の熱量の漏洩が生じることになるが、熱量の多少の漏洩が許容できるときには、一重扉や開放状態とする構成として、設備コスト低減を図ることも有益である。
本発明に係る冷却装置の構成例について示す側面図。 同じく斜視図。 本発明に係る冷却装置の構成を示すブロック図。 従来の冷却装置の構成例について示す斜視図。 同じく正面断面図。 棚を用いた冷却形態について示す図。
符号の説明
1 冷却装置
2 密閉容器
2a 冷却室
4 鋳造粗材
6 冷却用空気供給装置
7 水槽容器
7a 上部空間
7b 下部空間
8 噴霧装置
9 デミスター
10 気液接触充填物

Claims (5)

  1. 高温部品を収容する冷却室と、前記冷却室内で高温部品を移送する搬送装置とを備え、高温部品を冷却用空気によって冷却する部品冷却部と、
    前記冷却室と上部空間で連通するとともに下部空間に水槽が構成される水槽容器と、前記上部空間内に水を噴霧する噴霧装置とを備え、前記冷却用空気を前記噴霧装置による水の噴霧により冷却する空気冷却部と、
    前記部品冷却部と空気冷却部との間で前記冷却用空気を循環させる冷却用空気供給装置とを具備し、
    前記冷却室の一側端部には、前記高温部品を送入するための送入口が構成され、
    前記冷却室の他側端部には、前記高温部品を送出するための送出口が構成され、
    前記送入口には、前記送入口の開口を閉じる開閉扉が設けられ、
    前記送出口には、前記送出口の開口を閉じる開閉扉が設けられ、
    前記冷却室には、前記冷却用空気供給装置から供給される冷却用空気を前記冷却室内へ吹込むための吹込口と、前記冷却室の前記冷却用空気を排出するための排出口とが設けられ、
    前記吹込口は、前記冷却室内で前記高温部品が移送される方向において下流側端部となる位置であって、前記送出口の開口を閉じる開閉扉の近傍に設けられ、
    前記排出口は、前記冷却室内で前記高温部品が移送される方向において上流側端部となる位置であって、前記送入口の開口を閉じる開閉扉の近傍に設けられる、
    高温部品の冷却装置。
  2. 前記水槽容器内には、気液接触充填物が設置される構成とする、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の高温部品の冷却装置。
  3. 前記送入口の開口を閉じる開閉扉、および前記送出口の開口を閉じる開閉扉により、
    前記高温部品の送入時/送出時以外においては、前記冷却室が閉じられた空間として構成される、ことを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の高温部品の冷却装置。
  4. 前記水槽容器と前記冷却用空気供給装置との間にはデミスターが介設され、
    前記デミスターでは、前記冷却用空気のミスト除去が行われ、
    前記冷却室へ吹込まれる前記冷却用空気の湿度が100%未満に低下される構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の高温部品の冷却装置。
  5. 冷却室内において高温部品を順次移送するとともに、
    前記高温部品の流れの下流側から上流側へ冷却用空気を送風することとする、
    高温部品の冷却方法であって、
    前記冷却室内における前記高温部品が移送される方向の下流側端部に位置する開閉扉の近傍に吹込口を設け、上流側端部に位置する開閉扉の近傍に排出口を設けて、
    前記冷却用空気は、前記吹込口より冷却室内に吹き込まれ、前記高温部品を冷却後に前記排出口より排出され、前記冷却室外において水噴霧により冷却された後、
    デミスターによって湿度を100%未満とした上で、前記冷却室内へと吹込まれて、循環利用される、高温部品の冷却方法。
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